JPH05168191A - 軸受装置 - Google Patents

軸受装置

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Publication number
JPH05168191A
JPH05168191A JP33029191A JP33029191A JPH05168191A JP H05168191 A JPH05168191 A JP H05168191A JP 33029191 A JP33029191 A JP 33029191A JP 33029191 A JP33029191 A JP 33029191A JP H05168191 A JPH05168191 A JP H05168191A
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JP
Japan
Prior art keywords
bearing
shaft
bearing body
bearing holder
holder
Prior art date
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Pending
Application number
JP33029191A
Other languages
English (en)
Inventor
Michinori Hashizume
道則 橋詰
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP33029191A priority Critical patent/JPH05168191A/ja
Publication of JPH05168191A publication Critical patent/JPH05168191A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープレコーダなどに用いる回転部分におい
て、振動の発生がなく、安定した回転が得られる軸受装
置を提供することを目的とする。 【構成】 軸受本体1の上端外周角部1bに、上部軸受
保持体5のテーパ面5aを当接させ、下部軸受保持体3
のテーパ面3aを軸受本体1の下端外周角部1aに当接
させ、両軸受保持体3,5を螺合させ、軸方向に変位可
能にする。上部軸受保持体5を回転させ、ねじの作用で
下降させれば、軸受本体1の開口両端付辺は軸2とのす
きまが徐々に縮少され、極少すきままで調整することが
可能なため、軸2の傾きや振動の発生や回転むらなどを
防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軸受装置に関し、特にテ
ープレコーダなどのテープ走行系に用いるローラの軸受
やキャプスタン軸受をはじめとして、CDプレーヤ用モ
ータや、伝達歯車など回転部を有する機器全般に幅広く
利用できる軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回転体の軸と軸受とのラジアル方向のす
きまが一定以上に広がると振動が発生しやすくなると
か、軸が傾くために特性が低下するなどの不都合があっ
た。
【0003】そこで、極小のすきまが必要な場合は、た
とえば、選択嵌合と称し、量産ではばらついている軸径
とあな径をそれぞれ全数測定し、すきまを極小にする軸
と軸受を組み合わせて量産していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら選択嵌合
の場合、全数の精密測定は生産性を著しく低下させ、測
定誤差が入り込むために極小のすきまを安定して確保す
ることが不十分であった。さらに最適組み合わせを行う
結果、相互の数が一致せず、生産計画上で大幅な余裕在
庫を必要とした。また、すきまを極小にした場合の軸と
軸受との関係は、軸受の開口端近傍の内面で必ずしも接
触しなくなり、接触位置が一定しない不安定な潤滑状態
となって、回転むらの要因になった。
【0005】本発明は、以上のような諸問題の解決を図
るもので、簡単な手段によって極少のすきまに調整可能
にした軸受装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明の軸受装置は、中心軸上に形成された透孔を有す
る円筒状の軸受本体と、前記軸受本体の一端面の外周角
部に当接する同軸上のテーパ面を有する上部軸受保持体
と、前記軸受本体の外周部を同軸上で保持する下部軸受
保持体とを有し、前記上部軸受保持体と、前記下部軸受
保持体との軸方向における相対的位置関係を変位可能に
取付け、前記上部軸受保持体のテーパ面により前記軸受
本体の外周角部を押圧することにより、前記軸受本体の
開口部近傍の内面を縮少させ、嵌合する軸とのラジアル
方向のすきまを調整可能にしたものである。
【0007】また、前記上部軸受保持体にスラスト受面
を設け、嵌合する軸のスラスト軸受機能を兼備させても
よい。
【0008】さらにまた、下部軸受保持体が、軸受本体
の他端面の外周角部に当接する同軸上のテーパ面を具備
し、上部軸受保持体との軸方向における相対的位置関係
を変位して、前記上部軸受保持体のテーパ面により前記
軸受本体の外周角部を押圧する時、前記軸受本体の他端
開口部近傍の内面をも同時に縮少させ、嵌合する軸との
ラジアル方向のすきまを調整可能にしたものである。
【0009】
【作用】本発明は上記した構成によって、嵌合する軸と
のラジアル方向のすきまを極少に調整することができる
ので、振動音の発生を防いだり、軸の傾きを防ぐことが
できることとなる。
【0010】また、前記上部軸受保持体にスラスト面を
設け、嵌合する軸のスラスト軸受機能を兼備する構成の
場合は、ラジアル方向のすきまを調整するためだけに部
品を増やすことにはならず、極めて合理的で低コストの
構成によって、振動音や軸の傾きを防止できることとな
る。
【0011】また、前記下部軸受保持体に軸受本体の他
端面の外周角部に当接する同軸上のテーパ面を設けるこ
とにより、上部軸受保持体を変位押圧するとき、前記軸
受本体の他端開口部近傍の内面をも同時に縮少させ、係
合する軸とのラジアル方向のすきまを調整可能にする構
成の場合は、ラジアル方向のすきまが極少になるのは、
軸受本体の透孔の両端の開口部近傍の内面であるので、
内部に挿入される軸には、軸受本体の両端部のみが安定
的に接触し、滑らかな回転が得られる。つまり、軸受本
体の透孔の真直度や、挿入される軸の真直度などの精度
を厳しく要求しなくても、軸受本体の両端近傍の2点で
安定した接触をするために、回転むらや負荷の変動が発
生しなくなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例の軸受装置について図
面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】(実施例1)図1(a),(b)に示す実
施例1の片持軸受に採用した軸受装置は、透孔1cを有
する軸受本体1は、嵌合する軸2の回転を支持するもの
であって、青銅粉末を多孔質に成形・焼結しておいて、
中にオイルを含ませたいわゆるオイルレスメタルと呼ば
れる軸受機能を有する部材である。この軸受本体1の外
周部は下部軸受保持体3に設けた透孔にわずかなすきま
を設けて装着されており、軸受本体1の下端外周角部1
aと当接するテーパ面3aが形成されている。そして軸
2のスラスト軸受の機能を有するスラスト板4を支持し
た上部軸受保持体5には、軸受本体1の上端外周角部1
bと当接するテーパ面5aが形成されている。さらに上
部軸受保持体5にはめねじ5bが形成され、下部軸受保
持体3にはおねじ3bが形成され、螺合している。これ
らの上、下部軸受保持体5、3はいずれも軸受本体1と
比較して変形の少ない金属材料を加工して使用してい
る。軸受本体1は多孔質に成形されており、比較的容易
に変形を起こすので、上部軸受保持体5を回転させ、係
合しているねじの作用で下降させれば、軸受本体1の外
周角部1a,1bがテーパ面3a,5aにそれぞれ圧接
され、両端付近の軸受内径が縮少されることになる。こ
の時、軸受本体1は全体が緩やかな放物面を成すように
湾曲し、挿入されている軸2とのすきまは軸受本体1の
中央部ではほとんど変化せず、両端近傍が徐々に縮少さ
れるので、実際の調整方法としては、小形直流モータで
軸2を回転させてその消費電流を計測しながら、上部軸
受保持体5を回転下降させていき、電流値が上昇を始め
る位置に固定することによって、最も極少のラジアルす
きまに調整することができる。
【0014】(実施例2)実施例1では、軸受が1つで
構成される場合について説明したが、図2(a),
(b)に示す実施例2の軸受装置は軸受部材が2箇所に
別れたモータにも用いることができる。回転子11と軸
12とプーリ13は固結され、それぞれ透孔14a,1
5aを備えた固定軸受体14と多孔質の軸受本体15に
よって回転自在に支持されている。下部軸受保持体16
に軸受本体15が嵌装されるとともに、上部軸受保持体
17と螺合している。上部軸受保持体17に設けた溝1
8にドライバーを差し込んで回転させればテーパ面19
で軸受本体15の上端外周角部を押圧し、軸受本体15
の内径を縮少させることができる。軸受本体15でのベ
ルト20の側圧が少ししか加わらないために発生する振
動を防止することができる。
【0015】(実施例3)図3(a),(b)に示す実
施例3の軸受装置は、スラスト軸受を要しない場合であ
り、嵌合する軸22の回転を支持する透孔21cを有す
る軸受本体21は図1(b)で説明したと同様に軸受本
体21の下端外周角部21aと当接するテーパ面23a
が形成されている。そして上部軸受保持体25には、軸
受本体21の上端外周角部21bと当接するテーパ面2
5aが形成されている。さらに上部軸受保持体25には
めねじ25bが形成され、下部軸受保持体23にはおね
じ23bが形成され、螺合している。これらの上、下部
軸受保持体25,23はいずれも軸受本体21と比較し
て変形の少ない金属材料を加工して使用している。軸受
本体21は多孔質に成形されており、比較的容易に変形
を起こすので、上部軸受保持体25を回転させ、係合し
ているねじの作用で下降させれば、軸受本体21の外周
角部21a,21bがテーパ面23a,25aにそれぞ
れ圧接され、両端付辺の軸受内径が縮少される。図3
(a)では軸受本体21の透孔はストレートであるが、
図3(b)では、放物面を成すように湾曲し、挿入され
ている軸22との接触が極少のすきまに調整され、安定
した回転が得られる。
【0016】
【発明の効果】以上の実施例の説明により明らかなよう
に本発明の軸受装置によれば、従来のような選択嵌合に
よる量産では解決できなかった生産性の低下・測定誤差
・在庫・接触面の不安定さによる回転むらなどの諸問題
を解決している。本発明は、軸受本体の外周角部をテー
パ面で押付ける上部軸受保持体を回転させる動作によっ
て軸受本体の開口端部の内径を縮少させ、回転軸とのラ
ジアルすきまを極少にできるという構成であるため、部
品の精度を厳しく要求することなく、振動音の発生を防
いだり、軸の傾きを防いだりする極めて優れた望ましい
軸受装置であるといえる。
【0017】また、本発明は、スラスト軸受機能を兼備
する構成もとり得るので、スラスト軸受を必要とするモ
ータなどの場合には、特別な部品を増やすことなく、安
価に構成できるためその経済効果も大きい。
【0018】また、本発明によれば、軸受本体の開口部
近傍の内面のみを縮小させることができることから、軸
の形状誤差や軸受本体の形状誤差を大幅に許容できると
ともに、両端部のみで安定した接触の潤滑状態が得られ
る。従って回転むらや負荷の変動などのトラブルから解
放される。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の実施例1の片持軸受に採用
した軸受装置の構成を示す断面図 (b)は、同、(a)の要部を拡大して示す断面図
【図2】(a)は、同、実施例2の軸受部材が2個所に
分れた軸受装置の構成を示す断面図 (b)は、同、(a)の要部を拡大して示す断面図
【図3】(a)は、同、実施例3のスラスト軸受を要し
ない軸受装置の調整前の状態の構成を示す断面図 (b)は、同、(a)の調整後の状態の構成を示す断面
【符号の説明】
1 軸受本体 1a,1b 外周角部 1c 透孔 2 軸 3 下部軸受保持体 3a 下部軸受保持体のテーパ面 3b おねじ 4 スラスト板(スラスト受面) 5 上部軸受保持体 5a 上部軸受保持体のテーパ面 5b めねじ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心軸上に形成された透孔を有する円筒状
    の軸受本体と、前記軸受本体の一端面の外周角部に当接
    する同軸上のテーパ面を有する上部軸受保持体と、前記
    軸受本体の外周部を同軸上で保持する下部軸受保持体と
    を有し、前記上部軸受保持体と、前記下部軸受保持体と
    の軸方向における相対的位置関係を変位可能に取付け、
    前記上部軸受保持体のテーパ面により前記軸受本体の外
    周角部を押圧することにより、前記軸受本体の開口部近
    傍の内面を縮少させ、嵌合する軸とのラジアル方向のす
    きまを調整可能にした構成を具備した軸受装置。
  2. 【請求項2】上部軸受保持体がスラスト受面を具備し、
    前記スラスト受面が嵌合する軸のスラスト軸受機能を備
    えた請求項1記載の軸受装置。
  3. 【請求項3】下部軸受保持体が軸受本体の他端面の外周
    角部に当接する同軸上のテーパ面を具備し、上部軸受保
    持体との軸方向における相対的位置関係を変位して、前
    記上部軸受保持体のテーパ面により前記軸受本体の外周
    角部を押圧する時、前記軸受本体の他端開口部近傍の内
    面をも同時に縮少させ、嵌合する軸とのラジアル方向の
    すきまを調整可能にした構成を具備した請求項1記載の
    軸受装置。
JP33029191A 1991-12-13 1991-12-13 軸受装置 Pending JPH05168191A (ja)

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JP33029191A JPH05168191A (ja) 1991-12-13 1991-12-13 軸受装置

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JP33029191A JPH05168191A (ja) 1991-12-13 1991-12-13 軸受装置

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JPH05168191A true JPH05168191A (ja) 1993-07-02

Family

ID=18231013

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JP33029191A Pending JPH05168191A (ja) 1991-12-13 1991-12-13 軸受装置

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JP (1) JPH05168191A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7980775B2 (en) 2007-01-12 2011-07-19 Funai Electric Co., Ltd. Mounting structure for support shaft and image generating apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7980775B2 (en) 2007-01-12 2011-07-19 Funai Electric Co., Ltd. Mounting structure for support shaft and image generating apparatus

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