JPH0516811A - 物体検出システム - Google Patents

物体検出システム

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JPH0516811A
JPH0516811A JP3166618A JP16661891A JPH0516811A JP H0516811 A JPH0516811 A JP H0516811A JP 3166618 A JP3166618 A JP 3166618A JP 16661891 A JP16661891 A JP 16661891A JP H0516811 A JPH0516811 A JP H0516811A
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JP
Japan
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correlation
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Application number
JP3166618A
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English (en)
Inventor
Eiji Osaki
英二 大崎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH0516811A publication Critical patent/JPH0516811A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 天候に左右されず適確に物体を検出できる
物体検出システムを提供することを目的とする。 【構成】 本発明の物体検出システムは、位置合わせ
処理部106で背景画像の位置合わせを行い、相関処理
部107で位置合わせ後の物体画像のずれを一次元フー
リエ変換のような相関処理によって検出する。ここで得
られた相関値は相関値判定部108において予め設定さ
れた相関値と比較され、空間内に物体が存在するか否か
の判定がなされる。相関値判定部108で空間内に物体
が存在すると判定された場合は警報信号出力部110を
直ちに駆動し警報信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば鉄道の踏切道上に
侵入した障害物を自動的に検出する物体検出システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道の踏切上で、エンジンストップ等に
より立往生した自動車や誤って落とされた積荷などの障
害物を自動的に検出し、踏切に接近する列車に警報を発
する装置として従来から赤外線ビームを用いたものが知
られている。図9はその例で、線路を挟んで送光器・受
光器を対向配置し、送光器から発せられる赤外線ビーム
を障害物が遮断することによって障害物を検出し、警報
を出力するようにしている。
【0003】図9の装置では検出方法が簡便である反
面、降雪時は赤外線が透過せず障害物の検出が困難にな
るという欠点があった。また、送・受光器を地上数10
センチの高さに設置しなければならないため、大雪の降
る地方では送・受光器が雪に埋もれてしまい検出不能と
なる。さらに、送・受光器の配置箇所によっては赤外線
の透過しない部分(いわゆる死角)が存在するため正確
な障害物の検出が難しかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の赤
外線を用いた障害物検出は、天候によって検出が困難に
なるほか死角が存在することから正確な検出が難しいと
いう欠点があった。
【0005】本発明は上記欠点を考慮してなされたもの
で、天候に左右されずに正確な検出が可能で、死角も存
在しない良好な物体検出システムを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、所定の空間内に侵入した物体を検出する物
体検出システムにおいて、前記空間を撮像する第1およ
び第2の撮像手段と、前記第1および第2の撮像手段で
得られた画像どうしを比較して画面中の背景画像の位置
を補正する背景画像補正手段と、背景画像を補正した
後、両画像の所定エリアを抽出してエリア上の画素ごと
の濃度を検出し、両画像の画素位置ごとの濃度を比較し
て相関値を得る相関処理手段と、この相関処理手段で得
られた相関値と予め設定された所定の相関値とを比較し
前記空間内の物体の有無を判別する判別手段と、 前記
判別手段で前記所定の空間内に物体が存在していると判
別されたとき警報信号を出力する警報信号出力手段とを
具備したことを特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成の物体検出システムは、背景画像の補
正をした後の左右の画像について相関処理を施して画像
の視差による物体画像の位置ずれを検出し空間内の物体
の有無を判定するので適確に物体を検出できる。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図1乃至図8を参照し
て説明する。
【0009】本発明は、比較的近距離にある物体を両目
で見るとき、左右の網膜に生じる像に違いができること
から立体感覚を得るという両眼立体視の考えを応用した
ものである。図2にその原理を示す。図2で21を左
目、22を右目とし、23をある高さを持つ物体とす
る。物体23を右目22で見たとき右目に写る像は、x
y平面上に投影された投影像24となり、物体23を左
目21で見たとき左目に写る像は、投影像25となる。
このように、物体に大きさ(高さ)があれば右目と左目
に視差があるため投影像の位置に違いが生じる。本発明
はこの考えを利用して2台の撮像手段で空間を撮像し、
得られた2つの画像を比較し、視差による画像の位置ず
れを検出することによって空間内の物体を検出するもの
である。本発明の実施例を図1のブロック図を用いて説
明する。
【0010】103a,103bは画像入力部で、例え
ばカメラである。これは図2の左目21,右目22に相
当し、例えば、図8に示すように、踏切全体を撮影でき
るようにある高さをもって踏切全体を見下ろす位置に設
置される。
【0011】踏切開閉信号入力部101より踏切閉鎖を
示す信号が画像入力部103a,103bに入力され、
各画像入力部103a,103bは撮像を開始する。得
られた画像は画像記憶部104に取込まれ、アナログ/
デジタル変換されることによって例えば8bit(0か
ら255階調)に量子化された後、ICメモリ等のデー
タ保持手段にこの画像が記憶される。デジタル変換され
た画像は位置合せ処理部106に入力され二つの画像の
背景画像が以下に示す方法で補正される。(以下これを
位置合わせと呼ぶ。)
【0012】画像入力部103aで得られた画像を図3
(a),画像入力部103bで得られた画像を図3
(b)とすると、背景画像の位置合せは、図3中の黒丸
で示すポイントの画素位置を比較し、一方の画像を他方
の画像に位置を合せることによって行う。ポイントの位
置は例えば踏切道Lと線路Rとの交点のように両画像に
共通な箇所に設定される。図4(a)は位置合せ後の画
像で、背景画像である踏切道Lの位置が図4(b)と同
じになるように補正されている。図4(a)中の一点鎖
線は位置合わせ前の踏切道である。図4(b)は補正さ
れていないので図3(b)と同じである。図4に示すよ
うに、空間内に大きさ(高さ)を持つ物体が存在すれ
ば、前述した視差によって物体画像に位置ずれが生じ
る。したがって、この位置ずれが検出されれば空間内に
物体が存在することになる。以下その検出方法について
説明する。
【0013】図1に戻り、位置合せ処理部106で位置
合せされた画像は相関処理部107に送られる。踏切開
閉信号入力部101からの制御信号によって視差計算エ
リア抽出部105が作動し、ここから相関処理部107
にエリア抽出信号が供給され、画像の一部が抽出され、
抽出されたエリア上の各画素に対応する濃度が検出され
る。図4の斜線部は抽出されたエリアを示す。
【0014】図5(a)のfa ,(b)のfb はそれぞ
れ、抽出された図4のエリアy1 上の画素位置と濃度の
関係を表すグラフである。濃度は例えば0〜255カウ
ントまでの値で表される。得られたfa ,fb は相関処
理部107で一次元フーリエ変換が施され両者の相関が
とられる。図6はfa ,fb を一次元フーリエ変換した
時の相関値を示す図である。相関値がピークに達したと
きの横軸の値が物体画像の位置ずれ量である。
【0015】この相関値は相関処理部107から相関値
判定部108に送られ、予め設定された相関値と比較さ
れ、この比較結果が障害物判定部109に送られる。障
害物判定部109には上述したような方法で比較された
各エリアごとの比較結果が次々と送られ、収集された比
較結果から空間内に物体があるか否かの総合的な判定が
なされる。しかしながら安全のため、一つのエリアでも
障害物があると判定された場合は、直ちに警報信号出力
部110を駆動させる信号を出力し、警報信号を出力さ
せる。同時に障害物判定部109は画像記録部104に
制御信号を送り、このときの画像を検出画像伝送部11
1に転送して、この画像を例えば線路区間内の中央監視
所へ伝送するように動作させる。以上の動作を図7のフ
ローチャートに示す。
【0016】始めにあるタイミングで撮像手段によって
踏切全体の画像が撮像・記録され(ステップ701)、
背景画像の位置を合わせ(ステップ702)、エリア抽
出手段で抽出されたエリア毎に二つの画像について画像
位置と濃度の関係を取り、一次元フーリエ変換を施して
両画像の相関値をとる(ステップ703)。
【0017】次にステップ703で得られた相関値と予
め定めた所定値と比較され(ステップ704)、この比
較結果から抽出したエリア内には障害物があると判定さ
れ(ステップ705)、ただちに警報出力され(ステッ
プ706)、そのときの画像が中央監視所に伝送される
(ステップ707)。
【0018】上述したように、本実施例では踏切全体を
カメラによって撮像し、背景画像の位置合わせをした
後、踏切内の物体の有無を一次元フーリエ変換による相
関処理を行うことによって判別しているので、悪天候時
でも物体の検出を確実にでき、いわゆる死角が生じない
ので適確な物体検出が可能となる。また本実施例では、
踏切内に物体が存在しない背景画像と物体が存在する画
像とを比較する構成を採用していない。従って、急激な
天候の変化によって二つの画像の間に輝度差が生じて誤
認識するといった事はないので安定した検出ができる。
【0019】図1のブロック図では各エリア毎に相関値
の比較を行い、全エリアにおける判定結果を障害物判定
部109で収集し、空間内に障害物があるか否かの総合
的な判断をここで行っているが、処理の速度をあげるた
め全エリアについて処理をおこなうのではなく抽出すべ
きエリアを予め定めておき、そのエリアについてのみ処
理を行ってもよい。逆に、必要に応じてライン状になっ
ている一つのエリアをさらに細かくセル状に分割して、
各セル毎に相関処理・判別を行ってもよい。
【0020】なお撮像手段のカメラは例えば図8のよう
に設置されるが、各カメラの光軸は平行であっても所定
の角度を有していても良い。また、アナログ/デジタル
変換の量子化レベルは必ずしも8bit(0〜255階
調)である必要はない。さらに、一次元相関処理は一次
元フーリエ変換を用いず空間領域で行っても良い。ま
た、相関処理の前処理として、画像を鮮明化するフィル
タ処理や輪郭線抽出処理をおこなって2値画像とする方
法を用いることも可能である。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
天候に左右されずしかもいわゆる死角が存在しないので
正確な物体の検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明に用いる両眼立体視の原理を示す図であ
る。
【図3】画像入力部で得た画像を示す図である。
【図4】位置合せ後の画像を示す図である。
【図5】画素位置と濃度との関係を表すグラフである。
【図6】位置ずれと相関値との関係を表すグラフであ
る。
【図7】本発明のフローチャートを示す図である。
【図8】本発明の撮像手段の設置状態を示す図である。
【図9】従来の障害物検出装置を示す図である。
【符号の説明】
101…踏切開閉信号入力部、103a,103b…画
像入力部 104…画像記憶部、105…視差計算エリア抽出部 106…位置合わせ処理部、107…相関処理部、10
8…相関値判定部 109…障害物判定部、110…警報信号出力部 111…検出画像記録伝送部、L…踏切道、R…線路、
D…障害物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の空間内に侵入した物体の有無を検
    出する物体検出システムにおいて、 前記空間を撮像する第1および第2の撮像手段と、 前記第1および第2の撮像手段で得られた画像どうしを
    比較して画面中の背景画像の位置を補正する背景画像補
    正手段と、 前記背景画像を補正した後、両画像の所定エリアを抽出
    してエリア上の画素ごとの濃度を検出し、画素位置と濃
    度との関係について両画像の相関値を得る相関処理手段
    と、 前記相関処理手段で得られた相関値と予め設定した所定
    の相関値とを比較し、前記空間内の物体の有無を判別す
    る判別手段と、 前記空間内に物体が存在していると判別されたとき警報
    信号を出力する警報信号出力手段とを具備することを特
    徴とする物体検出システム。
  2. 【請求項2】 前記判別手段で前記空間内に物体が存在
    していると判別された場合、そのときの画像を記憶し、
    これを伝送する伝送手段を具備することを特徴とする請
    求項1記載の物体検出システム。
JP3166618A 1991-07-08 1991-07-08 物体検出システム Pending JPH0516811A (ja)

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