JPH05167891A - 2次元ノイズシェーピングフイルタ回路 - Google Patents

2次元ノイズシェーピングフイルタ回路

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Publication number
JPH05167891A
JPH05167891A JP3352872A JP35287291A JPH05167891A JP H05167891 A JPH05167891 A JP H05167891A JP 3352872 A JP3352872 A JP 3352872A JP 35287291 A JP35287291 A JP 35287291A JP H05167891 A JPH05167891 A JP H05167891A
Authority
JP
Japan
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adder
signal
output signal
coefficient
circuit
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Pending
Application number
JP3352872A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Hashimoto
慶隆 橋本
Atsushi Kikuchi
敦 菊池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
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Priority to US07/986,258 priority patent/US5388081A/en
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Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/21Circuitry for suppressing or minimising disturbance, e.g. moiré or halo

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は前ライン、次ライン等をも含めた2
次元でノイズシェーピング処理を行ない、これによって
量子化処理によって生じるホワイトノイズを四角いブリ
ルアンゾーンの隅に持っていき、画面中心となる空間周
波数の低い部分のノイズレベルを下げる。 【構成】 加算器1によって入力信号と、帰還信号とを
加算し、量子化器2によって前記加算器1の出力信号を
量子化するとともに、加算器3によって前記量子化器2
の出力信号と、前記加算器1の出力信号との差を求め、
伝達関数ユニット4によって前記加算器3の出力信号に
対し2次元で所定の伝達関数を与えて帰還信号を生成
し、これを前記加算器1に供給して前記量子化器2の出
力信号をノイズシェーピングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオ信号のノイズシェ
ーピングを行なう2次元ノイズシェーピングフィルタ回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】処理対象となる信号中のノイズをシェー
ピングするノイズシェーピングフィルタ回路として、従
来、図19に示す回路が知られている。
【0003】この図に示すノイズシェーピングフィルタ
回路は加算器101と、量子化器102と、加算器10
3と、伝達関数ユニット104とを備えており、処理対
象となる信号を取り込んでこれを量子化するとともに、
この量子化処理によって発生する量子化歪みを伝達関数
ユニット104を介してを入力側に帰還し、前記量子化
歪みを小さくしながら、量子化処理によって得られた信
号を出力する。
【0004】加算器101は処理対象となる信号と、伝
達関数ユニット104から帰還される信号とを加算して
この加算動作によって得られた信号を量子化器102
と、加算器103とに供給する。
【0005】量子化器102は前記加算器101から出
力される信号を取り込んでこれを予め設定されているビ
ット数で量子化し、この量子化動作によって得られた信
号を出力信号として出力するとともに、この出力信号を
前記加算器103に供給する。
【0006】加算器103は前記加算器101から出力
される信号に対し、前記量子化器102から出力される
出力信号を減算処理して前記量子化器102の量子化処
理によって生じた量子化誤差信号を抽出しこれを伝達関
数ユニット104に供給する。
【0007】伝達関数ユニット104は前記加算器10
3から出力される量子化誤差信号を予め設定されている
フィルタリング特性でフィルタリングしてこのフィルタ
リング処理によって得られた信号を帰還信号として前記
加算器101に供給する。
【0008】そして、処理対象となる信号が入力される
毎に、この信号を取り込んでこれを量子化するととも
に、この量子化処理によって発生する量子化歪みを伝達
関数ユニット104を介してを入力側に帰還し、これに
よって前記量子化歪みを小さくしながら、量子化処理に
よって次式に示す特性を持つ出力信号を生成してこれを
出力する。
【0009】
【数1】
【0010】この(1)式から明らかなように、図19
に示すノイズシェーピングフィルタ回路は次式に示す伝
達関数P(Z)を持つ。
【0011】
【数2】
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、ビデ
オ信号に対してノイズシェーピング処理を行ないたいと
いう強い要望があるが、従来から知られているノイズシ
ェーピングフィルタ回路では、前記(2)式から明らか
なように、1次元のフィルタ処理しか行なうことができ
ないので、ビデオ信号に対し図19に示すノイズシェー
ピングフィルタ回路でノイズシェーピング処理を行なっ
ても、1ライン内でしかノイズシェーピング処理を行な
うことができず、前ライン、次ライン等をも含めたノイ
ズシェーピング処理を行なうことができないという問題
があった。
【0013】本発明は上記の事情に鑑み、前ライン、次
ライン等をも含めた2次元でノイズシェーピング処理を
行なうことができ、これによって量子化処理によって生
じるホワイトノイズを四角いブリルアンゾーンの隅に持
っていき、画面中心となる空間周波数の低い部分のノイ
ズレベルを下げることができる2次元ノイズシェーピン
グフィルタ回路を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明による2次元ノイズシェーピングフィルタ回
路は、処理対象となる入力信号に対して2次元でノイズ
シェーピング処理を行なう2次元ノイズシェーピングフ
ィルタ回路であって、前記入力信号と、帰還信号とを加
算する第1加算器と、この第1加算器の出力信号を量子
化する量子化器と、この量子化器の出力信号と、前記第
1加算器の出力信号とを加算する第2加算器と、この第
2加算器の出力信号に対し2次元で所定の伝達関数を与
えて帰還信号を生成し、これを前記第1加算器に供給す
る伝達関数ユニットとを備えたことを特徴としている。
【0015】
【作用】上記の構成において、第1加算器によって入力
信号と、帰還信号とが加算され、量子化器によって前記
第1加算器の出力信号が量子化されるとともに、第2加
算器によって前記量子化器の出力信号と、前記第1加算
器の出力信号とが加算され、伝達関数ユニットによって
前記第2加算器の出力信号に対し2次元で所定の伝達関
数が与えられて帰還信号が生成され、これが前記第1加
算器に供給されて前記量子化器の出力信号がノイズシェ
ーピングされる。
【0016】
【実施例】図1は本発明による2次元ノイズシェーピン
グフィルタ回路の一実施例を示すブロック図である。
【0017】この図に示す2次元ノイズシェーピングフ
ィルタ回路は加算器1と、量子化器2と、加算器3と、
伝達関数ユニット4とを備えており、処理対象となる信
号を取り込んでこれを量子化するとともに、この量子化
処理によって発生する量子化歪みを2次元の伝達関数ユ
ニット4を介してを入力側に帰還し、前記量子化歪みを
小さくしながら、量子化処理によって得られた信号を出
力する。
【0018】加算器1は処理対象となる信号と、伝達関
数ユニット4から帰還される信号とを加算してこの加算
動作によって得られた信号を量子化器2と、加算器3と
に供給する。
【0019】量子化器2は前記加算器1から出力される
信号を取り込んでこれを予め設定されているビット数で
量子化し、この量子化動作によって得られた信号を出力
信号として出力するとともに、この出力信号を前記加算
器3に供給する。
【0020】加算器3は前記加算器1から出力される信
号に対し、前記量子化器2から出力される出力信号を減
算処理して前記量子化器2の量子化処理によって生じた
量子化誤差信号を抽出してこれを伝達関数ユニット4に
供給する。
【0021】伝達関数ユニット4は図2に示す如く垂直
方向遅延回路5と、複数の水平方向遅延回路60〜6
nと、複数の係数回路70〜7nと、水平方向加算回路80
〜8nと、垂直方向加算回路9とを備えており、前記加
算器3から出力される量子化誤差信号を予め設定されて
いる2次元のフィルタリング特性でフィルタリングして
このフィルタリング処理によって得られた信号を帰還信
号として前記加算器1に供給する。
【0022】垂直方向遅延回路5はシリアルに接続され
るn個の1ライン遅延素子100〜10n-1によって構成
されており、前記加算器3から出力される量子化誤差信
号を取り込んでこれを1段目の水平方向遅延回路60
供給するとともに、各1ライン遅延素子100〜10n-1
によって前記加算器3から出力される量子化誤差信号を
1ラインずつ順次、遅延して、各1ライン遅延素子10
0〜10n-1の出力タップに得られる量子化誤差信号を2
段目〜n+1段目の水平方向遅延回路61〜6nに供給す
る。
【0023】各水平方向遅延回路60〜6nは各々、シリ
アルに接続されるm個の1ピクセル(画素)遅延素子1
0〜11m-1によって構成されており、前記垂直方向遅
延回路5から出力される各ラインの画素信号を取り込ん
でこれを各1ピクセル遅延素子110〜11m-1によって
1ピクセル単位で順次、遅延させるとともに、遅延前の
量子化誤差信号と、各1ピクセル遅延素子110〜11
m-1の出力タップに得られた各量子化誤差信号とを1段
目〜n+1段目の係数回路70〜7nに各々供給する。
【0024】1段目の係数回路70は前記1段目の水平
方向遅延回路60から出力される各量子化誤差信号と、
予め設定されている係数a01〜a0mを掛け合わせるm個
の係数器1201〜120mを備えており、前記1段目の水
平方向遅延回路60に設けられている各1ピクセル遅延
素子110〜11m-1から出力される各量子化誤差信号に
対して予め設定されている係数a01〜a0mを各々、掛け
合わせ、この処理によって得られた量子化誤差信号を1
段目の水平方向加算回路80に供給する。
【0025】1段目の水平方向加算回路80は前記1段
目の係数回路70を構成する各係数器1201〜120m
ら出力される各量子化誤差信号を加算するm−1個の加
算器132〜13mを備えており、前記1段目の係数回路
0を構成する各係数器1201〜120mから出力される
各量子化誤差信号を加算して1つの量子化誤差信号を生
成し、これを垂直方向加算回路9に供給する。
【0026】また、2段目〜n+1段目の各係数回路7
1〜7nは各々、前記各水平方向遅延回路61〜6nから出
力される各量子化誤差信号と、予め設定されている係数
を掛け合わせるm+1個の係数器1210〜121m、…、
12n0〜12nmを備えており、前記2段目〜n+1段目
の水平方向遅延回路61〜6nから出力される各量子化誤
差信号に対して予め設定されている係数a10〜a1m
…、an0〜anmを各々、掛け合わせ、この処理によって
得られた量子化誤差信号を2段目〜n+1段目の水平方
向加算回路81〜8nに供給する。
【0027】2段目〜n+1段目の水平方向加算回路8
1〜8nは各々、前記2段目〜n+1段目の係数回路71
〜7nを構成する各係数器1210〜121m、…、12n0
〜12nmから出力される各量子化誤差信号を加算するm
個の加算器131〜13mを備えており、前記2段目〜n
+1段目の係数回路71〜7nを構成する各係数器1210
〜121m、…、12n0〜12nmから出力される各量子化
誤差信号を加算して1つの量子化誤差信号を生成し、こ
れを垂直方向加算回路9に供給する。
【0028】垂直方向加算回路9はシリアルに接続され
るn個の加算器140〜14n-1を備えており、前記各水
平方向加算回路80〜8nから出力される各量子化誤差信
号を加算して1つ帰還信号を生成し、これを前記加算器
1に供給する。
【0029】この場合、伝達関数ユニット4を構成する
各係数回路70〜7nの各係数器1201〜120m、1210
〜121m、…、12n0〜12nmの係数をaij(但し、i
=0、1、2、…、n、かつj=0、1、2、…、m、
かつa00=0)とし、垂直方向遅延回路5を構成する各
1ライン遅延素子100〜10n-1の遅延量をZ1 -1、各
水平方向遅延回路を構成する各1ピクセル遅延素子11
0〜11m-1の遅延量をZ2 - 1とすれば、伝達関数ユニッ
ト4の伝達関数H(Z1、Z2)は次式で表わすことがで
きる。
【0030】
【数3】
【0031】そして、この(3)式を整理すれば、次式
が得られる。
【0032】
【数4】
【0033】そして、図1に示すノイズシェーピングフ
ィルタ回路では、入力信号と、出力信号との間に次式に
示す関係が成り立つことから、
【0034】
【数5】
【0035】このノイズシェーピングフィルタ回路の伝
達関数P(Z1、Z2)は、次式で表わすことができる。
【0036】
【数6】
【0037】この(6)式および前記(4)式から明ら
かなように、このノイズシェーピングフィルタ回路は2
次元のノイズシェーピング特性を持つ。
【0038】次に、図3を参照しながら、このノイズシ
ェーピングフィルタ回路で使用される各係数の値の一例
を説明する。
【0039】まず、人間の目の感度と、周波数との関係
を示す測定例、例えば文献“plus E. 1984年
11月、P90−P100”に記載されている測定例で
は、人間の目の感度と、周波数との関係を示す表の1つ
として、図3如く平均輝度と空間周波数との関係がある
ことが提示されている。
【0040】そして、明るいモニタ画面をその縦方向の
長さに対して3倍の距離から前記モニタ画面を見ると、
図4に示す如く視角が18.9度になることから、モニ
タ画面上に表示される走査線の数525を次式に示す如
く除算すると、縦方向のサンプリング周波数として2
7.8cpdが得られる。
【0041】
【数7】
【0042】ここで、このサンプリング周波数27.8
cpdと、図3に示される表から中心周波数等をサンプ
リング周波数で正規化した値として、次式に示す値を採
用しこれをフィルタの周波数特性の仕様とした。
【0043】
【数8】
【0044】さらに、空間周波数の高い方に対して目の
感度が低いことを考慮して周波数の高い部分をパラメー
タZ1、Z2に対応する角周波数ω1、ω2の次式に示す部
分にノイズを集め、
【0045】
【数9】
【0046】さらに、前記角周波数ω1、ω2の次式に示
す部分でのノイズレベルを下げるように2次元ノイズシ
ェーピングフィルタ回路の各タップ係数を設計した。
【0047】
【数10】
【0048】この結果、7×7次のFIR型2次元ノイ
ズシェーピングフィルタ回路のタップ係数例として図5
に示す表が得られた。なお、この表の左上にある“1.
00000”は前記(6)式の第1項目にある“1”に
対応するものである。
【0049】そして、この図5に示す表に基づいて伝達
関数ユニット4を構成する各係数器1201〜1206
…、1260〜1266の係数a01〜a06、…、a60〜a66
を設定し、2次元ノイズシェーピングフィルタ回路の周
波数特性を演算したとき、図6の3次元表示に示すよう
な振幅の周波数特性と、図7の等高線表示に示すような
振幅の周波数特性とが得られた。
【0050】これら図6および図7で示される振幅の周
波数特性から明らかなように、ω1=ω2=0の部分でノ
イズレベルを−9.48dBと最も低くすることができ
るとともに、ω1=ω2=πの部分でノイズレベルを2
0.51dBと高くすることができ、これによって量子
化処理によって生じるホワイトノイズを四角いブリルア
ンゾーンの隅に持っていって、画面中心となる空間周波
数の低い部分のノイズレベルを下げることができた。
【0051】また、3×3次のFIR型2次元ノイズシ
ェーピングフィルタ回路に対して上述した条件を適用す
ると、Z1方向およびZ2方向に対するパラメータが3つ
しかないので、上述した条件と同じく正規化された周波
数0.14でノイズレベルが最小となり、正規化された
周波数0.48で最小のノイズレベルから6dB高いノ
イズレベルとなるようにすると、縦方向または横方向の
タップ係数として図8に示す表が得られる。
【0052】この場合、この表に基づいて縦方向または
横方向のタップ係数を設定すると、縦方向または横方向
に対して図9に示す周波数特性が得られる。
【0053】そして、このような縦方向または横方向の
周波数特性を2次元に拡張すると、図10に示す表が得
られる。
【0054】そして、この図10に示す表に基づいて図
11に示す如く伝達関数ユニット4を構成する各係数器
1201〜1222の係数a01〜a22を設定し、2次元ノイ
ズシェーピングフィルタ回路の周波数特性を演算したと
き、図12の3次元表示に示すような振幅の周波数特性
と、図13の等高線表示に示すような振幅の周波数特性
とが得られた。
【0055】これら図12および図13で示される振幅
の周波数特性から明らかなように、最低のノイズレベル
として−4.9dB、最大のノイズレベルとして7.2
dBとなる周波数特性を持つ2次元ノイズシェーピング
フィルタ回路を得ることができた。
【0056】これによって、上述した2次元ノイズシェ
ーピングフィルタ回路と同様に、前ライン、次ライン等
をも含めた2次元でノイズシェーピング処理を行なうこ
とができ、量子化処理によって生じるホワイトノイズを
四角いブリルアンゾーンの隅に持っていき、画面中心と
なる空間周波数の低い部分のノイズレベルを下げること
ができる。
【0057】また、IIR型フィルタ回路に対して上述
した考え方を適用し、Z1方向およびZ2方向に2次分の
3次にすると、パラメータの数が4つになる。そこで、
次式に示す伝達関数を持つIIR型フィルタ回路の周波
数特性を演算すると、縦方向または横方向に対して図1
4に示す周波数特性が得られる。
【0058】
【数11】
【0059】そして、縦方向の周波数特性および横方向
周波数特性が図14に示す周波数特性と同じ周波数特性
となるように3次の1次元IIR型ノイズシェーピング
フィルタ回路を2次元に拡張し、上述した条件と同じく
正規化された周波数0.14でノイズレベルが最小とな
り、正規化された周波数0.48および周波数0.03
6で最小のノイズレベルから6dB高いノイズレベルと
なるようにすると、次式に示す伝達関数が得られる。
【0060】
【数12】
【0061】そして、この伝達関数を実現することがで
きる伝達関数ユニットを持つIIR型2次元ノイズシェ
ーピングフィルタ回路として、例えば図15に示す回路
を使用する。
【0062】この場合、図15に示すIIR型2次元ノ
イズシェーピングフィルタ回路は加算器20と、量子化
器21と、加算器22と、伝達関数ユニット23とを備
えており、処理対象となる信号を取り込んでこれを量子
化するとともに、この量子化処理によって発生する量子
化歪みを2次元の伝達関数ユニット23を介してを入力
側に帰還し、前記量子化歪みを小さくしながら、量子化
処理によって得られた信号を出力する。
【0063】加算器20は処理対象となる信号と、伝達
関数ユニット23から帰還される信号とを加算してこの
加算動作によって得られた信号を量子化器21と、加算
器22とに供給する。
【0064】量子化器21は前記加算器20から出力さ
れる信号を取り込んでこれを予め設定されているビット
数で量子化し、この量子化動作によって得られた信号を
出力信号として出力するとともに、この出力信号を前記
加算器22に供給する。
【0065】加算器22は前記加算器20から出力され
る信号に対し、前記量子化器21から出力される出力信
号を減算処理して前記量子化器21の量子化処理によっ
て生じた量子化誤差信号を抽出してこれを伝達関数ユニ
ット23に供給する。
【0066】伝達関数ユニット23は3つの演算回路2
4、25、26と、1つの加算回路27とを備えてお
り、前記加算器22から出力される量子化誤差信号に対
し2次元のフィルタリング処理を行なって帰還信号を生
成し、これを前記加算回路20に供給する。
【0067】1段目の演算回路24は前記加算器22か
ら出力される量子化誤差信号を1画素分だけ遅延させる
1ピクセル遅延素子28と、この1ピクセル遅延素子2
8から出力される量子化誤差信号に対して予め設定され
ている係数を掛け合わせる係数器29と、この係数器2
9から出力される量子化誤差信号と帰還信号とを加算す
る加算器30と、この加算器30から出力される量子化
誤差信号を1画素分だけ遅延させる1ピクセル遅延素子
31と、この1ピクセル遅延素子31から出力される量
子化誤差信号に対して予め設定されている係数を掛け合
わせてこの演算動作によって得られた量子化誤差信号を
帰還信号として前記加算器30に供給する係数器32
と、前記1ピクセル遅延素子31から出力される量子化
誤差信号に対して予め設定されている係数を掛け合わせ
る係数器33と、この係数器33から出力される量子化
誤差信号と前記加算器30から出力される量子化誤差信
号とを加算する加算器34とを備えており、前記加算器
22から出力される量子化誤差信号を取り込んで1画素
単位でフィルタリング処理を行なって、このフィルタリ
ング処理によって得られた量子化誤差信号を前記加算回
路27に供給する。
【0068】また、2段目の演算回路25は前記加算器
22から出力される量子化誤差信号を1ライン分だけ遅
延させる1ライン遅延素子35と、この1ライン遅延素
子35から出力される量子化誤差信号に対して予め設定
されている係数を掛け合わせる係数器36と、この係数
器36から出力される量子化誤差信号と帰還信号とを加
算する加算器37と、この加算器37から出力される量
子化誤差信号を1ライン分だけ遅延させる1ライン遅延
素子38と、この1ライン遅延素子38から出力される
量子化誤差信号に対して予め設定されている係数を掛け
合わせてこの演算動作によって得られた量子化誤差信号
を帰還信号として前記加算器37に供給する係数器39
と、前記1ライン遅延素子38から出力される量子化誤
差信号に対して予め設定されている係数を掛け合わせる
係数器40と、この係数器40から出力される量子化誤
差信号と前記加算器37から出力される量子化誤差信号
とを加算する加算器41とを備えており、前記加算器2
2から出力される量子化誤差信号を取り込んでライン単
位で遅延させながら1画素ずつフィルタリング処理を行
なって、このフィルタリング処理によって得られた量子
化誤差信号を3段目の演算回路26と、前記加算回路2
7とに供給する。
【0069】3段目の演算回路26は前記2段目の演算
回路25から出力される量子化誤差信号を1画素分だけ
遅延させる1ピクセル遅延素子42と、この1ピクセル
遅延素子42から出力される量子化誤差信号に対して予
め設定されている係数を掛け合わせる係数器43と、こ
の係数器43から出力される量子化誤差信号と帰還信号
とを加算する加算器44と、この加算器44から出力さ
れる量子化誤差信号を1画素分だけ遅延させる1ピクセ
ル遅延素子45と、この1ピクセル遅延素子45から出
力される量子化誤差信号に対して予め設定されている係
数を掛け合わせてこの演算動作によって得られた量子化
誤差信号を帰還信号として前記加算器44に供給する係
数器46と、前記1ピクセル遅延素子45から出力され
る量子化誤差信号に対して予め設定されている係数を掛
け合わせる係数器47と、この係数器47から出力され
る量子化誤差信号と前記加算器44から出力される量子
化誤差信号とを加算する加算器48とを備えており、前
記2段目の演算回路25から出力される量子化誤差信号
を取り込んで1画素単位でフィルタリング処理を行なっ
て、このフィルタリング処理によって得られた量子化誤
差信号を前記加算回路27に供給する。
【0070】加算回路27はシリアルに接続される2つ
の加算器49、50を備えており、前記1段目〜3段目
の演算回路24、25、26から出力される各量子化誤
差信号を加算して1つの帰還信号を生成し、これを前記
加算器20に供給する。
【0071】そして、前記(12)式に基づいて図16
に示す如く各係数器29、32、33、36、39、4
0、43、46、47の値を設定して2次元ノイズシェ
ーピングフィルタ回路の周波数特性を演算したとき、図
17の3次元表示に示すような振幅の周波数特性と、図
18の等高線表示に示すような振幅の周波数特性とが得
られた。
【0072】これら図17および図18で示される振幅
の周波数特性から明らかなように、最低のノイズレベル
として−7.4dB、最大のノイズレベルとして7.9
dBとなる周波数特性を持つ2次元ノイズシェーピング
フィルタ回路を得ることができた。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、前
ライン、次ライン等をも含めた2次元でノイズシェーピ
ング処理を行なうことができ、これによって量子化処理
によって生じるホワイトノイズを四角いブリルアンゾー
ンの隅に持っていき、画面中心となる空間周波数の低い
部分のノイズレベルを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による2次元ノイズシェーピングフィル
タ回路の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1に示す伝達関数ユニットの詳細な回路例を
示すブロック図である。
【図3】一般的に知られている目の感度と周波数との関
係例を示す模式図である。
【図4】図1に示す伝達関数ユニットのタップ係数例を
演算するときの条件例を示す模式図である。
【図5】図1に示す伝達関数ユニットのタップ係数例を
示す模式図である。
【図6】図5に示すタップ係数を使用したときの振幅−
周波数例を示す3次元表示図である。
【図7】図5に示すタップ係数例を使用したときの振幅
−周波数例を示す等高線表示図である。
【図8】図1に示す伝達関数ユニットのタップ係数例を
演算するときに使用される1次元のタップ例を示す模式
図である。
【図9】図8に示すタップ係数を使用したときの振幅−
周波数例を示す模式図である。
【図10】図8に示すタップ係数を2次元化したときの
タップ係数例を示す模式図である。
【図11】図10に示すタップ係数を使用した2次元ノ
イズシェーピングフィルタ回路の具体的な回路構成例を
示すブロック図である。
【図12】図11に示す2次元ノイズシェーピングフィ
ルタ回路の振幅−周波数例を示す3次元表示図である。
【図13】図11に示す2次元ノイズシェーピングフィ
ルタ回路の振幅−周波数例を示す等高線表示図である。
【図14】本発明で使用されるタップ係数を求めるとき
の基になる1次元の伝達関数に対応する振幅−周波数例
を示す模式図である。
【図15】本発明による2次元ノイズシェーピングフィ
ルタ回路の他の実施例を示すブロック図である。
【図16】図15に示す2次元ノイズシェーピングフィ
ルタ回路に対し図14で示される振幅−周波数の伝達関
数を2次元化して得られるタップ係数を適用したときの
一例を示すブロック図である。
【図17】図16に示す2次元ノイズシェーピングフィ
ルタ回路の振幅−周波数例を示す3次元表示図である。
【図18】図16に示す2次元ノイズシェーピングフィ
ルタ回路の振幅−周波数例を示す等高線表示図である。
【図19】従来から知られているノイズシェーピングフ
ィルタ回路の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】 1 加算器(第1加算器) 2 量子化器 3 加算器(第2加算器) 4、23 伝達関数ユニット 5 垂直方向遅延回路 60〜6n 水平方向遅延回路 70〜7n 係数回路 80〜8n 水平方向加算回路 9 垂直方向加算回路 100〜10n-1 1ライン遅延素子(垂直方向遅延素
子) 110〜11m-1 1ピクセル遅延素子(水平方向遅延素
子) 24、26 演算回路(水平方向演算回路) 25 演算回路(垂直方向演算回路) 27 加算回路 28、42 1ピクセル遅延素子(第1水平方向遅延素
子) 29、43 係数器(第1係数素子) 30、44 加算器(第3加算器) 31、45 1ピクセル遅延素子(第2水平方向遅延素
子) 32、46 係数器(第2係数素子) 33、47 係数器(第3係数素子) 34、48 加算器(第4加算器) 35 1ライン遅延素子(第1垂直方向遅延素子) 36 係数器(第4係数素子) 37 加算器(第5加算器) 38 1ライン遅延素子(第2垂直方向遅延素子) 39 係数器(第5係数素子) 40 係数器(第6係数素子) 41 加算器(第6加算器)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理対象となる入力信号に対して2次元
    でノイズシェーピング処理を行なう2次元ノイズシェー
    ピングフィルタ回路であって、 前記入力信号と、帰還信号とを加算する第1加算器と、 この第1加算器の出力信号を量子化する量子化器と、 この量子化器の出力信号と、前記第1加算器の出力信号
    とを加算する第2加算器と、 この第2加算器の出力信号に対し2次元で所定の伝達関
    数を与えて帰還信号を生成し、これを前記第1加算器に
    供給する伝達関数ユニットと、 を備えたことを特徴とする2次元ノイズシェーピングフ
    ィルタ回路。
  2. 【請求項2】 前記伝達関数ユニットは複数の垂直方向
    遅延素子を有し、これらの各垂直方向遅延素子によって
    前記第2加算器の出力を垂直方向に順次、遅延させて各
    タップに得られた信号を出力する垂直方向遅延回路と、 複数の水平方向遅延素子を有し、これらの各水平方向遅
    延素子によって前記垂直方向遅延回路の各タップから出
    力される各信号を水平方向に遅延させる複数の水平方向
    遅延回路と、 前記各水平方向遅延回路に対して配置され、前記各水平
    方向遅延回路の各タップからの出力信号に対して予め設
    定されている係数で重み付けを行なう複数の係数回路
    と、 これらの各係数回路に対して配置され、前記各係数回路
    からの出力信号を加算する複数の水平方向加算回路と、 これらの各水平加算回路からの出力信号を加算して帰還
    信号を生成してこれを前記第1加算器に供給する垂直方
    向加算回路と、 を備えた請求項1記載の2次元ノイズシェーピングフィ
    ルタ回路。
  3. 【請求項3】 前記伝達関数ユニットは水平方向演算回
    路と、垂直方向演算回路との組み合わせて形成した演算
    部と、この演算部からの出力回路を加算して帰還信号を
    生成する加算回路とによって構成され、 前記水平方向演算回路は入力された信号を遅延させる第
    1水平方向遅延素子と、この水平方向素子からの出力信
    号に対し所定の重み付けを行なう第1係数素子と、この
    第1係数素子からの出力信号と第1帰還信号とを加算す
    る第3加算器と、この第3加算器からの出力信号を遅延
    させる第2水平方向遅延素子と、この第2水平方向遅延
    素子からの出力信号に対し所定の重み付けを行ない、こ
    れを第1帰還信号として前記第3加算器に供給する第2
    係数素子と、前記第2水平方向遅延素子からの出力信号
    に対し所定の重み付けを行なう第3係数素子と、この第
    3係数素子からの出力信号と前記第3加算器からの出力
    信号とを加算する第4加算器とを備え、 前記垂直方向演算回路は入力された信号を遅延させる第
    1垂直方向遅延素子と、この垂直方向素子からの出力信
    号に対し所定の重み付けを行なう第4係数素子と、この
    第4係数素子からの出力信号と第2帰還信号とを加算す
    る第5加算器と、この第5加算器からの出力信号を遅延
    させる第2垂直方向遅延素子と、この第2垂直方向遅延
    素子からの出力信号に対し所定の重み付けを行ない、こ
    れを第2帰還信号として前記第5加算器に供給する第5
    係数素子と、前記第2垂直方向遅延素子からの出力信号
    に対し所定の重み付けを行なう第6係数素子と、この第
    6係数素子からの出力信号と前記第5加算器からの出力
    信号とを加算する第6加算器とを備え、 前記水平方向演算回路と、前記垂直方向演算回路と、前
    記加算回路とによって前記第2加算器からの出力信号に
    対し、2次元で所定の伝達関数を与えて帰還信号を生成
    し、これを前記第1加算器に供給する、 請求項1記載の2次元ノイズシェーピングフィルタ回
    路。
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