JPH05167122A - 超電導デバイスの製造方法 - Google Patents

超電導デバイスの製造方法

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JPH05167122A
JPH05167122A JP3352178A JP35217891A JPH05167122A JP H05167122 A JPH05167122 A JP H05167122A JP 3352178 A JP3352178 A JP 3352178A JP 35217891 A JP35217891 A JP 35217891A JP H05167122 A JPH05167122 A JP H05167122A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
resist layer
oxide superconducting
superconducting film
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3352178A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Toyama
修 遠山
Yoshinori Takada
善典 高田
Hidekazu Uchida
英一 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH05167122A publication Critical patent/JPH05167122A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

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  • Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 酸化物超電導膜の水分や有機溶媒による劣化
を回避でき、超電導特性に優れる超電導デバイスを製造
できる方法を得ること。 【構成】 基板(1)にレジスト層を形成してパターン
ニングする工程、パターンニングしたレジスト層(2)
を有する基板の上に、そのレジスト層の上部も含めて酸
化物超電導膜(3)を設ける工程、基板上のレジスト層
の上に存在する酸化物超電導膜(31)をスパッタリン
グ方式で除去する工程、基板上に残存するレジスト層
(2)をアッシング除去する工程、基板上に残存する酸
化物超電導膜(32)を加熱処理して超電導特性を付与
する工程からなる超電導デバイスの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酸化物超電導膜の水分
や溶剤等による劣化を防止した超電導デバイスの製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、超電導デバイスの製造方法として
は、基板上に酸化物超電導膜を設け、その上にレジスト
層を設けてパターンニングし、酸化物超電導膜の露出部
分を酸水溶液等でエッチング除去したのち、形成された
酸化物超電導膜のパターン上に残存するレジスト層を除
去する方法が知られていた。
【0003】しかしながら、レジスト層のパターンニン
グ時に使用するアルコール等の有機溶剤、酸化物超電導
膜のエッチング時に使用する水等により酸化物超電導膜
が劣化する問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、酸化物超電
導膜の有機溶剤や水分による劣化を防止した超電導デバ
イスの製造方法の開発を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板にレジス
ト層を形成してパターンニングする工程、パターンニン
グしたレジスト層を有する基板の上に、そのレジスト層
の上部も含めて酸化物超電導膜を設ける工程、基板上の
レジスト層の上に存在する酸化物超電導膜をスパッタリ
ング方式で除去する工程、基板上に残存するレジスト層
をアッシング除去する工程、基板上に残存する酸化物超
電導膜を加熱処理して超電導特性を付与する工程からな
ることを特徴とする超電導デバイスの製造方法を提供す
るものである。
【0006】
【作用】上記の方法により、基板に設けた酸化物超電導
膜が有機溶剤や水に晒されることを回避でき、酸化物超
電導膜が有機溶剤や水分で劣化することを防止できる。
【0007】
【実施例】本発明においては、図1に例示の如く、まず
基板1にレジスト層を形成後それをパターンニングし
て、酸化物超電導膜を設けない基板部分にレジストパタ
ーン2を形成する。基板としては、MgOやSrTiO3
のセラミックなどからなる適宜なものを用いてよい。レ
ジストとしても、紫外線硬化型樹脂等の例えば半導体デ
バイスの製造に公知のものなど適宜なものを用いてよ
い。
【0008】レジスト層をパターンニングする方式は、
例えばマスク等を介してレジスト層の所定部分を硬化さ
せ、非硬化部分を酸水溶液等でエッチング除去するフォ
トリソグラフィー方式など、任意である。水やアルコー
ル、あるいは他の有機溶剤を使用する方式を採用してよ
い。これにより、種々のレジストの使用が可能となり、
その選択範囲を広くすることができる。
【0009】形成するレジスト層のパターンは、ダイオ
ードやトランジスタ、あるいはセンサーなどの目的とす
る超電導デバイスにより決定され、その超電導デバイス
において酸化物超電導膜パターンを形成しない基板部分
に設けられる。レジスト層の厚さは、目的とする酸化物
超電導膜の厚さなどに応じて適宜に決定することができ
るが、一般には0.1〜200μm程度とされる。なお
本発明においては、かかる超電導デバイスとしての素子
単位が基板上に複数形成された酸化物超電導膜パターン
を形成することもできる。
【0010】パターンニングしたレジスト層2を有する
基板1に対しては、図2に例示の如く、そのレジスト層
2の上部も含めて酸化物超電導膜3が設けられる。酸化
物超電導膜の形成は、基板1の上のレジスト層2を存続
せしめうる方式で行われる。その例としては、基板を高
温に加熱しなくてもよい、スパッタリング法、レーザー
スパッタリング法、イオンビームスパッタリング法など
があげられる。設ける酸化物超電導膜の厚さは任意であ
るが、通例500μm以下である。
【0011】設ける酸化物超電導膜の種類は任意であ
る。その例としては、YBa2Cu3yやYBa2Cu4y
如きY系酸化物超電導体、Ba1-xxBiO3の如きBa系
酸化物超電導体、Nd2-xCexCuOyの如きNd系酸化物
超電導体、Bi2Sr2CaCu2y、Bi2-xPbxSr2Ca2
u3yの如きBi系酸化物超電導体、その他La系酸化物
超電導体、Tl系酸化物超電導体、Pb系酸化物超電導体
などからなるものがあげられる。また、前記のY等の成
分を他の希土類元素で置換したものや、Ba等の成分を
他のアルカリ土類金属で置換したもの、あるいはO成分
をFなどで置換したものなどもあげられる。さらに、ピ
ンニングセンターを含有させたものなどもあげられる。
【0012】基板上に設けられた酸化物超電導膜は、次
に図3に例示の如く、その一部がスパッタリング方式で
除去される。除去の目的は、レジスト層2の上に存在す
る酸化物超電導膜31を除去して、レジスト層2を露出
させることにある。従って、レジスト層2の上に存在す
る酸化物超電導膜31のみが除去されればよいが、一般
にはレジスト層2が露出するまで酸化物超電導膜3の上
層の全部を対象に除去される。前記のスパッタリング方
式には、通常の方式のもののほか、レーザー方式やイオ
ンビーム方式などの種々のものが含まれる。なお通例、
レジスト層上部での酸化物超電導膜の成長速度は遅く、
薄い膜となっている。
【0013】次いで図4に例示の如く、基板1の上に残
存するレジスト層2は、例えば酸素ガスを用いたリアク
ティブイオンエッチング方式などのO2アッシング方式
などにより除去され、基板1の上の所定部分に酸化物超
電導膜32のみが残存する状態とされる。上記した酸化
物超電導膜3の形成工程から(図2)、前記のレジスト
層2の除去工程までを(図4)同じ装置(チャンバー)
内で行うこともでき、その場合には製造効率の向上をは
かることができる。
【0014】基板1の上に残存する酸化物超電導膜32
は通例、超電導特性を示さないか、あるいは超電導特性
に乏しいので、それを加熱処理してアニール処理等を施
すことにより超電導特性が付与される。
【0015】なお基板上の酸化物超電導膜パターンが複
数の素子単位を形成する場合には、必要に応じてその素
子単位ごとに分断される。その際、基板のダイシング方
式としても水等を使用しない方式が好ましい。また素子
単位ごとに分断する場合、前記の加熱処理は、その分断
前に施してもよいし、分断後に施してもよい。
【0016】ちなみに、厚さ1mmのMgO基板上にフォ
トリソグラフィー方式で厚さ0.5μmのレジストパタ
ーンを形成後、レジストパターンを有する当該基板(室
温)の上にスパッタリング方式で厚さ約1μm(レジス
ト上:約0.5μm)のYBa2Cu3y系酸化物超電導膜
を形成した。
【0017】次に、前記基板上の酸化物超電導膜の上層
をスパッタリング方式で除去してレジスト層を露出させ
たのち、そのレジスト層を酸素ガスによるリアクティブ
イオンエッチング方式でアッシング除去し、その後、残
存する酸化物超電導膜を基板と共に850℃で5時間加
熱処理して酸素アニール処理し、超電導特性を付与して
厚さ約0.5μmの酸化物超電導膜パターンを有する超
電導デバイスを得た。
【0018】得られた超電導デバイスにおける酸化物超
電導膜(デバイス回路パターン)の臨界温度は88K
で、臨界電流密度は5×105A/cm2(77.3K)で
あった。なお、加熱処理前の酸化物超電導膜は超電導特
性を示さなかった。
【0019】一方、比較のために前記実施例に準じて、
MgO基板上に厚さ0.5μmのYBa2Cu3y系酸化物
超電導膜を形成したのち、その上に厚さ0.5μmのレ
ジスト層を設けてフォトリソグラフィー方式でパターン
化し、酸水溶液で酸化物超電導膜の露出部分をエッチン
グ除去後、酸化物超電導膜パターン上のレジスト層を溶
剤で除去し、その酸化物超電導膜パターンを酸素アニー
ル処理する従来方法で、超電導デバイスを得た。得られ
た超電導デバイスにおける酸化物超電導膜の臨界温度
は、60Kであった。
【0020】なお前記において、臨界温度は0.1A/c
m2の電流密度下、液体窒素で冷却しながら4端子法で電
気抵抗の温度変化を測定し、電圧端子間の発生電圧が0
となったときの温度である。
【0021】また臨界電流密度は、パワーリードと共に
液体窒素で冷却しながら徐々に電流値を上げて、4端子
法により電圧端子間の電圧の印加電流による変化を測定
し、X−Yレコーダにおいて1μv/cmの電圧が出現し
たときの電流値を超電導体の断面積で除した値である。
【0022】本発明による超電導デバイスの製造方法
は、例えばダイオードやトランジスタ、あるいはセンサ
ーなどの超電導を応用したデバイスを得る場合などに好
ましく用いることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば酸化物超電導膜が水分等
で劣化することを防止でき、超電導特性に優れる超電導
デバイスを効率的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レジスト層のパターンニング工程の説明図。
【図2】酸化物超電導膜付設工程の説明図。
【図3】酸化物超電導膜の除去工程の説明図。
【図4】残存レジスト層の除去工程の説明図。
【符号の説明】
1:基板 2:パターンニングされたレジスト層 3:酸化物超電導膜 31:レジスト層上の酸化物超電導膜部分 32:基板上に残存させた酸化物超電導膜部分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板にレジスト層を形成してパターンニ
    ングする工程、パターンニングしたレジスト層を有する
    基板の上に、そのレジスト層の上部も含めて酸化物超電
    導膜を設ける工程、基板上のレジスト層の上に存在する
    酸化物超電導膜をスパッタリング方式で除去する工程、
    基板上に残存するレジスト層をアッシング除去する工
    程、基板上に残存する酸化物超電導膜を加熱処理して超
    電導特性を付与する工程からなることを特徴とする超電
    導デバイスの製造方法。
JP3352178A 1991-12-12 1991-12-12 超電導デバイスの製造方法 Pending JPH05167122A (ja)

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