JPH0516589B2 - - Google Patents
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- JPH0516589B2 JPH0516589B2 JP58245337A JP24533783A JPH0516589B2 JP H0516589 B2 JPH0516589 B2 JP H0516589B2 JP 58245337 A JP58245337 A JP 58245337A JP 24533783 A JP24533783 A JP 24533783A JP H0516589 B2 JPH0516589 B2 JP H0516589B2
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/50—Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
- G03G15/5025—Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the original characteristics, e.g. contrast, density
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- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
Description
〔技術分野〕
本発明はフイルム原稿の濃度を測定して適正濃
度の画像を形成する像形成装置に関するものであ
る。 〔従来技術〕 従来、フイルム原稿等を複写する場合には、そ
の画像濃度の最大値および最小値、すなわち原稿
の背景部および画線部の双方の濃度を検出し、そ
の検出値に応じて原稿の露光量あるいは現像バイ
アス等を調整することにより複写画像の濃度制御
が行われている。 このような濃度制御を行う複写濃度制御装置に
おいて、例えばフイルム原稿の露光調整を行う場
合、原稿からの透過光を光電変換する受光素子の
出力Sを対数変換して得られる輝度Bに対して、
適正露光量Eを次のように設定している。すなわ
ち、原稿の背景部および画線部の透過光を受光し
た受光素子の出力Smin,Smaxをそれぞれ対数
変換して得られる輝度をBmin,Bmaxとすれば、
原稿がネガ像の場合における適正露光量Enは、 En=α1Bmin+β1(Bmax−Bmin)+γ1 (イ) α1,β1,γ1は定数 α1<0,β1<0 となる。同様に、原稿がボジ像の場合における適
正露光量EPは、 EP=α2Bmax+β2(Bmax−bmin)+γ2 (ロ) α2、β2、γ2は定数 α2>0,β2>0 として設定している。 しかし、適正露光量算出式が上記(イ),(ロ)式のよ
うに線形のままでは、露光調整可能な濃度範囲で
適正露光量を設定しても、感光体の感光特性や帯
電器の出力特性、あるいは現像バイアスの特性等
によつては、(イ),(ロ)式により算出された露光量と
実際の適正な露光量との間で、濃度の濃い方ある
いは薄い方で開きが生じ、自動調整可能な濃度範
囲が実用上狭くなつてしまうことがあつた。特
に、コントラストにより決定される上記(イ),(ロ)式
の第2項の補正項は、プロセス状態によつて適当
でない場合があり、コントラストの高い時と低い
時とで補正量を非線形的に変えた方が良い場合が
あり、この様な時には対処できない等の欠点があ
つた。 そこで、上記(イ),(ロ)式の第1項および第2項を
f(x),g(y)の関数項とし、適正露光量Eを決定す
る計算式を非線形方程式に変えることが考えられ
る。すなわち、原稿がネガ像の場合には、 Eo=f(Bmin)+g(Bmax−Bmin)+K1 (ハ) (K1は定数) とし、原稿がボジ像の場合には、 EP=f(Bmax)+g(Bmax−Bmin)+K2 (ニ) として、適正露光量Eo,Epを求める。これによ
り、画像形成プロセス上可能な濃度範囲、コント
ラスト範囲で、自動露光調整を正しく行うことが
可能になる。 しかしながら、原稿の測定範囲が画像領域全体
に渡つていれば上記(ハ),(ニ)式によつて正しい露光
調整が行えるが、部分的にしか測光していない場
合には画線部が測光領域内に存在するとは限ら
ず、特に各公報の図面等のように画像領域内に殆
ど画線部が存在しない原稿では測光領域内に画線
部が存在する確率が低く、適正露光量を決定する
(ハ),(ニ)式の第2項は原稿の背景部と画線部の輝度
差(コントラスト)関数項であるため、測光範囲
内に画線部が存在する場合と存在しない場合とで
算出された露光量が相異し、性格な露光量を得る
ことができないという欠点があつた。すなわち、
原稿の画像濃度を検出する際、その検出対象範囲
に画線部が存在する場合と存在しない場合とで露
光量が相異し、正確に複写濃度を調整することが
できないという欠点があつた。これは、他の調整
手段を用いて複写濃度を調整する場合でも同じこ
とである。 〔目的〕 本発明は、上記の欠点を除去するためになされ
たもので、フイルム原稿を部分的に走査して濃度
を検出する場合に、走査領域内に画線部が含まれ
なかつたとしても、できるかぎり適正濃度の画像
を形成することができる像形成装置を提供するこ
とを目的とするものである。 即ち、本発明は、フイルム原稿を露光する露光
手段と、上記露光手段により露光されるフイルム
原稿を部分的に走査して濃度を検出するための検
出手段と、フイルム原稿の背景部の濃度と画線部
の濃度を検出すべく、上記検出手段の出力の最大
値及び最小値を保持する保持手段と、記録材にフ
イルム原稿の画像を形成する像形成手段と、上記
保持手段により保持された最大値と最小値の差が
所定量よりも大きい場合、フイルム原稿の背景部
の濃度に対応している保持された最小値または最
大値を入力パラメータとした第1の関数により求
められるデータとフイルム原稿の背景部と画線部
の濃度のコントラストに対応している保持された
最大値と最小値との差を入力パラメータとした第
2の関数により求められるデータとに基づいて上
記像形成手段を制御することにより上記像形成手
段により形成される画像の濃度を調整し、上記保
持手段により保持された最大値と最小値の差が所
定量よりも小さい場合、フイルム原稿の背景部の
濃度に対応している保持された最小値又は最大値
を入力パラメータとした、上記第1の関数の入出
力特性よりも入力の変化に対する出力の変化が小
さい入出力特性を有する第3の関数により求めら
れるデータに基づいて上記像形成手段を制御する
ことにより上記像形成手段により形成される画像
の濃度を調整する制御手段と、を有する像形成装
置を提供するものである。 〔実施例〕 以下、この発明の一実施例を図面につい説明す
る。 第1図は、本発明を適用した電子写真複写機の
基本構成を示す図である。マイクロフイルム原稿
1は照明用ランプ2、球面反射鏡3および集光レ
ンズ4からなる照明装置により照明され、原稿1
の画像光は投影レンズ5を通り、平面ミラー6,
7で反射され、スリツト板8のスリツト9を通つ
て感光ドラム10に投影される。ミラー6,7は
直角に交差する関係で支持体11に固定支持され
ており、支持体11はミラー6,7と一体に矢印
で示したA方向に移動する。ミラー6,7は通常
ホームポジシヨンにあり、複写をするときに往動
し、往動時に原稿1の画像が感光ドラム10に露
光され、画像の露光が終了すると復動し、ホーム
ポジシヨンに復帰する。感光ドラム10は矢印で
示したB方向に一定速度で回転し、ミラー6,7
は感光ドラム10の回転に同期して感光ドラム1
0の周速の1/2の速度で移動する。感光ドラム1
0の直前に上記スリツト9をもつスリツト板8が
配置されている。 以上の構成により、原稿1の像はスリツト状に
分割されてスリツト9を介して感光ドラム10の
周面上に結像し、矢印A,Bで示す走査により順
次原稿1の全面の像が感光ドラム10の周面に感
光する。その際、スリツト板8のスリツト9の付
近に受光素子12が配置されており、ミラー6,
7によつて反射される投影像の一部を受光するよ
うになつている。受光素子12は原稿1の透過光
を検知して原稿1の画像濃度を検出するもので、
感光ドラム10への像露光に先立つて露光量を検
出する。この受光素子12による画像濃度の検出
は正規の露光工程前にミラー6,7で予備走査し
て原稿1を走査し、この予備走査中の受光素子1
2が受けた光量に基づいてランプ2の輝度が制御
され、それによつて感光ドラム10に対する露光
量が適正に制御され、原稿の良好なコピーが得ら
れる。 第2図は、上記電子写真複写機の制御回路構成
を示すブロツク図で、マイクロコンピユータを用
いたデイジタル信号処理により露光調整を行い、
複写濃度を制御するものである。受光素子12に
より光電変換して得られた画像濃度信号は、出力
増幅回路13で増幅された後、最大値サンプルホ
ールド回路14および最小値サンプルホールド回
路15に入力される。このサンプルホールド回路
14,15では原稿1の画像濃度の最大値および
最小値がそれぞれ検出され、その最大値輝度情報
(Bmax)、最小値輝度情報(Bmin)は、マルチ
ブレクサ内蔵型A/Dコンバータ16によつてデ
イジタル値に変換された後、I/Oポート17を
介してCPU(中央演算処理装置)18に入力され
る。 上記画像濃度信号の最大値,最小値のサンプル
ホールドは、所定のプロセスタイミングによつて
行われ、各々のサンプル信号S1,S2およびリセツ
ト信号Re1,Re2はCPU18よりI/Oボート1
7を介してサンプルホールド回路14,15へ出
力される。また、CPU18は、最大値輝度情報
(Bmax)、最小値輝度情報(Bmin)に基づいて
演算処理(後述)し、その演算結果に基づくパル
スを位相制御回路19に出力する。そして、位相
制御回路19内の双方向性トランジスタ(トライ
アツク)は入力された上記パルスによつてON−
OFFを繰り返し、照明用ランプ2の供給電力を
位相制御する。これにより、露光調整が行われ、
複写濃度が適正に制御される。 次に、前述したCPU18内部での演算処理に
ついて説明する。なお、原稿がネガ像である場合
について説明する。 CPU18に入力された最大値輝度情報
(Bmax)および最小値輝度情報(Bmin)に基づ
く適正露光量Eを、以下のようなf(x),g(y),h
(z)の関数式により算出する。 すなわち、原稿の画像濃度の最大値と最小値と
の差が所定値以上(Bmax−Bmin≧所定値の時
は、 E=f(Bmin)+g(Bmax−Bmax)+K3 (ホ) (K3は定数) 画像濃度の差が所定値以下(Bmax−Bmin<
所定値)の時は、 E=h(Bmin)+K4 (ヘ) (K4は定数) から適正露光量Eを算出する。この時の最大値,
最小値に基づく変数x、y,zの関数f(x),g
(y),h(z)は、第2図に示すROM(Read only
memory)20内にテーブルとして記憶されてお
り、f(x)およびh(z)は原稿の背景部輝度による基
準露光量(補正量)算出関数であり、g(y)は原稿
の背景部と画線部の輝度差、すなわちコントラス
トによる補正量算出関数である。また、定数K3,
K4はf(x),h(z)あるいはg(y)に包含させてK3,
K4=0とし、(ホ),(ヘ)式をf(x)とg(y)あるいはh
(z)のみの関数式で表わすことも可能である。 ここで、例えばK3,K4=0とし、標準コント
ラスト(y=3〜4)で補正関数g(y)=0となる
ようにf(x)を定義すると共に、y<2(コントラ
ストが所定値2以下の場合)でh(z)のみで露光量
を決定するようにh(z)を定義し、f(x),h(z),g
(y)の各関数を次の表1,表2,表3のように予め
テーブルとして設定しておくとする。
度の画像を形成する像形成装置に関するものであ
る。 〔従来技術〕 従来、フイルム原稿等を複写する場合には、そ
の画像濃度の最大値および最小値、すなわち原稿
の背景部および画線部の双方の濃度を検出し、そ
の検出値に応じて原稿の露光量あるいは現像バイ
アス等を調整することにより複写画像の濃度制御
が行われている。 このような濃度制御を行う複写濃度制御装置に
おいて、例えばフイルム原稿の露光調整を行う場
合、原稿からの透過光を光電変換する受光素子の
出力Sを対数変換して得られる輝度Bに対して、
適正露光量Eを次のように設定している。すなわ
ち、原稿の背景部および画線部の透過光を受光し
た受光素子の出力Smin,Smaxをそれぞれ対数
変換して得られる輝度をBmin,Bmaxとすれば、
原稿がネガ像の場合における適正露光量Enは、 En=α1Bmin+β1(Bmax−Bmin)+γ1 (イ) α1,β1,γ1は定数 α1<0,β1<0 となる。同様に、原稿がボジ像の場合における適
正露光量EPは、 EP=α2Bmax+β2(Bmax−bmin)+γ2 (ロ) α2、β2、γ2は定数 α2>0,β2>0 として設定している。 しかし、適正露光量算出式が上記(イ),(ロ)式のよ
うに線形のままでは、露光調整可能な濃度範囲で
適正露光量を設定しても、感光体の感光特性や帯
電器の出力特性、あるいは現像バイアスの特性等
によつては、(イ),(ロ)式により算出された露光量と
実際の適正な露光量との間で、濃度の濃い方ある
いは薄い方で開きが生じ、自動調整可能な濃度範
囲が実用上狭くなつてしまうことがあつた。特
に、コントラストにより決定される上記(イ),(ロ)式
の第2項の補正項は、プロセス状態によつて適当
でない場合があり、コントラストの高い時と低い
時とで補正量を非線形的に変えた方が良い場合が
あり、この様な時には対処できない等の欠点があ
つた。 そこで、上記(イ),(ロ)式の第1項および第2項を
f(x),g(y)の関数項とし、適正露光量Eを決定す
る計算式を非線形方程式に変えることが考えられ
る。すなわち、原稿がネガ像の場合には、 Eo=f(Bmin)+g(Bmax−Bmin)+K1 (ハ) (K1は定数) とし、原稿がボジ像の場合には、 EP=f(Bmax)+g(Bmax−Bmin)+K2 (ニ) として、適正露光量Eo,Epを求める。これによ
り、画像形成プロセス上可能な濃度範囲、コント
ラスト範囲で、自動露光調整を正しく行うことが
可能になる。 しかしながら、原稿の測定範囲が画像領域全体
に渡つていれば上記(ハ),(ニ)式によつて正しい露光
調整が行えるが、部分的にしか測光していない場
合には画線部が測光領域内に存在するとは限ら
ず、特に各公報の図面等のように画像領域内に殆
ど画線部が存在しない原稿では測光領域内に画線
部が存在する確率が低く、適正露光量を決定する
(ハ),(ニ)式の第2項は原稿の背景部と画線部の輝度
差(コントラスト)関数項であるため、測光範囲
内に画線部が存在する場合と存在しない場合とで
算出された露光量が相異し、性格な露光量を得る
ことができないという欠点があつた。すなわち、
原稿の画像濃度を検出する際、その検出対象範囲
に画線部が存在する場合と存在しない場合とで露
光量が相異し、正確に複写濃度を調整することが
できないという欠点があつた。これは、他の調整
手段を用いて複写濃度を調整する場合でも同じこ
とである。 〔目的〕 本発明は、上記の欠点を除去するためになされ
たもので、フイルム原稿を部分的に走査して濃度
を検出する場合に、走査領域内に画線部が含まれ
なかつたとしても、できるかぎり適正濃度の画像
を形成することができる像形成装置を提供するこ
とを目的とするものである。 即ち、本発明は、フイルム原稿を露光する露光
手段と、上記露光手段により露光されるフイルム
原稿を部分的に走査して濃度を検出するための検
出手段と、フイルム原稿の背景部の濃度と画線部
の濃度を検出すべく、上記検出手段の出力の最大
値及び最小値を保持する保持手段と、記録材にフ
イルム原稿の画像を形成する像形成手段と、上記
保持手段により保持された最大値と最小値の差が
所定量よりも大きい場合、フイルム原稿の背景部
の濃度に対応している保持された最小値または最
大値を入力パラメータとした第1の関数により求
められるデータとフイルム原稿の背景部と画線部
の濃度のコントラストに対応している保持された
最大値と最小値との差を入力パラメータとした第
2の関数により求められるデータとに基づいて上
記像形成手段を制御することにより上記像形成手
段により形成される画像の濃度を調整し、上記保
持手段により保持された最大値と最小値の差が所
定量よりも小さい場合、フイルム原稿の背景部の
濃度に対応している保持された最小値又は最大値
を入力パラメータとした、上記第1の関数の入出
力特性よりも入力の変化に対する出力の変化が小
さい入出力特性を有する第3の関数により求めら
れるデータに基づいて上記像形成手段を制御する
ことにより上記像形成手段により形成される画像
の濃度を調整する制御手段と、を有する像形成装
置を提供するものである。 〔実施例〕 以下、この発明の一実施例を図面につい説明す
る。 第1図は、本発明を適用した電子写真複写機の
基本構成を示す図である。マイクロフイルム原稿
1は照明用ランプ2、球面反射鏡3および集光レ
ンズ4からなる照明装置により照明され、原稿1
の画像光は投影レンズ5を通り、平面ミラー6,
7で反射され、スリツト板8のスリツト9を通つ
て感光ドラム10に投影される。ミラー6,7は
直角に交差する関係で支持体11に固定支持され
ており、支持体11はミラー6,7と一体に矢印
で示したA方向に移動する。ミラー6,7は通常
ホームポジシヨンにあり、複写をするときに往動
し、往動時に原稿1の画像が感光ドラム10に露
光され、画像の露光が終了すると復動し、ホーム
ポジシヨンに復帰する。感光ドラム10は矢印で
示したB方向に一定速度で回転し、ミラー6,7
は感光ドラム10の回転に同期して感光ドラム1
0の周速の1/2の速度で移動する。感光ドラム1
0の直前に上記スリツト9をもつスリツト板8が
配置されている。 以上の構成により、原稿1の像はスリツト状に
分割されてスリツト9を介して感光ドラム10の
周面上に結像し、矢印A,Bで示す走査により順
次原稿1の全面の像が感光ドラム10の周面に感
光する。その際、スリツト板8のスリツト9の付
近に受光素子12が配置されており、ミラー6,
7によつて反射される投影像の一部を受光するよ
うになつている。受光素子12は原稿1の透過光
を検知して原稿1の画像濃度を検出するもので、
感光ドラム10への像露光に先立つて露光量を検
出する。この受光素子12による画像濃度の検出
は正規の露光工程前にミラー6,7で予備走査し
て原稿1を走査し、この予備走査中の受光素子1
2が受けた光量に基づいてランプ2の輝度が制御
され、それによつて感光ドラム10に対する露光
量が適正に制御され、原稿の良好なコピーが得ら
れる。 第2図は、上記電子写真複写機の制御回路構成
を示すブロツク図で、マイクロコンピユータを用
いたデイジタル信号処理により露光調整を行い、
複写濃度を制御するものである。受光素子12に
より光電変換して得られた画像濃度信号は、出力
増幅回路13で増幅された後、最大値サンプルホ
ールド回路14および最小値サンプルホールド回
路15に入力される。このサンプルホールド回路
14,15では原稿1の画像濃度の最大値および
最小値がそれぞれ検出され、その最大値輝度情報
(Bmax)、最小値輝度情報(Bmin)は、マルチ
ブレクサ内蔵型A/Dコンバータ16によつてデ
イジタル値に変換された後、I/Oポート17を
介してCPU(中央演算処理装置)18に入力され
る。 上記画像濃度信号の最大値,最小値のサンプル
ホールドは、所定のプロセスタイミングによつて
行われ、各々のサンプル信号S1,S2およびリセツ
ト信号Re1,Re2はCPU18よりI/Oボート1
7を介してサンプルホールド回路14,15へ出
力される。また、CPU18は、最大値輝度情報
(Bmax)、最小値輝度情報(Bmin)に基づいて
演算処理(後述)し、その演算結果に基づくパル
スを位相制御回路19に出力する。そして、位相
制御回路19内の双方向性トランジスタ(トライ
アツク)は入力された上記パルスによつてON−
OFFを繰り返し、照明用ランプ2の供給電力を
位相制御する。これにより、露光調整が行われ、
複写濃度が適正に制御される。 次に、前述したCPU18内部での演算処理に
ついて説明する。なお、原稿がネガ像である場合
について説明する。 CPU18に入力された最大値輝度情報
(Bmax)および最小値輝度情報(Bmin)に基づ
く適正露光量Eを、以下のようなf(x),g(y),h
(z)の関数式により算出する。 すなわち、原稿の画像濃度の最大値と最小値と
の差が所定値以上(Bmax−Bmin≧所定値の時
は、 E=f(Bmin)+g(Bmax−Bmax)+K3 (ホ) (K3は定数) 画像濃度の差が所定値以下(Bmax−Bmin<
所定値)の時は、 E=h(Bmin)+K4 (ヘ) (K4は定数) から適正露光量Eを算出する。この時の最大値,
最小値に基づく変数x、y,zの関数f(x),g
(y),h(z)は、第2図に示すROM(Read only
memory)20内にテーブルとして記憶されてお
り、f(x)およびh(z)は原稿の背景部輝度による基
準露光量(補正量)算出関数であり、g(y)は原稿
の背景部と画線部の輝度差、すなわちコントラス
トによる補正量算出関数である。また、定数K3,
K4はf(x),h(z)あるいはg(y)に包含させてK3,
K4=0とし、(ホ),(ヘ)式をf(x)とg(y)あるいはh
(z)のみの関数式で表わすことも可能である。 ここで、例えばK3,K4=0とし、標準コント
ラスト(y=3〜4)で補正関数g(y)=0となる
ようにf(x)を定義すると共に、y<2(コントラ
ストが所定値2以下の場合)でh(z)のみで露光量
を決定するようにh(z)を定義し、f(x),h(z),g
(y)の各関数を次の表1,表2,表3のように予め
テーブルとして設定しておくとする。
【表】
【表】
【表】
この時、適正露光量Eは以下のように算出され
る。 例1 Bmax=4、Bmin=1のとき E=f(1)+g(4−1)=7+0=7 例2 Bmax=3、Bmin=2のとき E=f(2)=6 このようにして算出された露光量Eの値は、以
下の表4のテーブルを基にして照明ランプ2に印
加される端子電圧(交流)ゼロクロス点からのカ
ウント数に変換される。
る。 例1 Bmax=4、Bmin=1のとき E=f(1)+g(4−1)=7+0=7 例2 Bmax=3、Bmin=2のとき E=f(2)=6 このようにして算出された露光量Eの値は、以
下の表4のテーブルを基にして照明ランプ2に印
加される端子電圧(交流)ゼロクロス点からのカ
ウント数に変換される。
以上説明したように本発明によれば、フイルム
原稿を部分的に走査して濃度の最大値と最小値と
を検出し、濃度の最大値と最小値の差が所定量よ
りも大きい場合、フイルム原稿の背景部の濃度に
対応している保持された最小値または最大値を入
力パラメータとした第1の関数により求められる
データとフイルム原稿の背景部と画線部の濃度の
コントラストに対応している最大値と最小値との
差入力パラメータとした第2の関数により求めら
れるデータとに基づいて像形成手段を制御するこ
とにより画像の濃度を調整し、濃度の最大値と最
小値の差が所定量よりも小さい場合、フイルム原
稿の背景部の濃度に対応している最小値または最
大値を入力パラメータとした、上記第1の関数の
入出力特性よりも入力の変化に対する出力の変化
が小さい入出力特性を有する第3の関数により求
められるデータに基づいて像形成手段を制御する
ことにより画像の濃度を調整することにより、走
査領域内に画線部が含まれなかつたとしてもでき
るかぎり複写濃度を正確かつ容易に調整すること
ができる。即ち、一般的に濃度のコントラストの
大きいフイルム原稿を複写するときでも、容易に
適正濃度の画像を得ることができる。
原稿を部分的に走査して濃度の最大値と最小値と
を検出し、濃度の最大値と最小値の差が所定量よ
りも大きい場合、フイルム原稿の背景部の濃度に
対応している保持された最小値または最大値を入
力パラメータとした第1の関数により求められる
データとフイルム原稿の背景部と画線部の濃度の
コントラストに対応している最大値と最小値との
差入力パラメータとした第2の関数により求めら
れるデータとに基づいて像形成手段を制御するこ
とにより画像の濃度を調整し、濃度の最大値と最
小値の差が所定量よりも小さい場合、フイルム原
稿の背景部の濃度に対応している最小値または最
大値を入力パラメータとした、上記第1の関数の
入出力特性よりも入力の変化に対する出力の変化
が小さい入出力特性を有する第3の関数により求
められるデータに基づいて像形成手段を制御する
ことにより画像の濃度を調整することにより、走
査領域内に画線部が含まれなかつたとしてもでき
るかぎり複写濃度を正確かつ容易に調整すること
ができる。即ち、一般的に濃度のコントラストの
大きいフイルム原稿を複写するときでも、容易に
適正濃度の画像を得ることができる。
第1図はこの発明を適用した電子写真複写機の
基本構成を示す図、第2図はその制御回路構成を
示すブロツク図、第3図は第1図および第2図に
示した照明用ランプの印加電圧波形を示す図、第
4図は露光量調整の過程を示すフローチヤートで
ある。 1……原稿、2……照明用ランプ、12……受
光素子、14……最大値サンプルホールド回路、
15……最小値サンプルホールド回路、18……
CPU、19……位相制御回路、20……ROM。
基本構成を示す図、第2図はその制御回路構成を
示すブロツク図、第3図は第1図および第2図に
示した照明用ランプの印加電圧波形を示す図、第
4図は露光量調整の過程を示すフローチヤートで
ある。 1……原稿、2……照明用ランプ、12……受
光素子、14……最大値サンプルホールド回路、
15……最小値サンプルホールド回路、18……
CPU、19……位相制御回路、20……ROM。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 フイルム原稿を露光する露光手段と、 上記露光手段により露光されるフイルム原稿を
部分的に走査して濃度を検出するための検出手段
と、 フイルム原稿の背景部の濃度と画線部の濃度を
検出すべく、上記検出手段の出力の最大値及び最
小値を保持する保持手段と、 記録材にフイルム原稿の画像を形成する像形成
手段と、 上記保持手段により保持された最大値と最小値
の差が所定量よりも大きい場合、フイルム原稿の
背景部の濃度に対応している保持された最小値ま
たは最大値を入力パラメータとした第1の関数に
より求められるデータとフイルム原稿の背景部と
画線部の濃度のコントラストに対応している保持
された最大値と最小値との差を入力パラメータと
した第2の関数により求められるデータとに基づ
いて上記像形成手段を制御することにより上記像
形成手段により形成される画像の濃度を調整し、
上記保持手段により保持された最大値と最小値の
差が所定量よりも小さい場合、フイルム原稿の背
景部の濃度に対応している保持された最小値また
は最大値を入力パラメータとした、上記第1の関
数の入出特性よりも入力の変化に対する出力の変
化が小さい入出力特性を有する第3の関数により
求められるデータに基づいて上記像形成手段を制
御することにより上記像形成手段により形成され
る画像の濃度を調整する制御手段と、 を有することを特徴とする像形装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58245337A JPS60140268A (ja) | 1983-12-28 | 1983-12-28 | 像形成装置 |
US06/623,335 US4624547A (en) | 1983-06-28 | 1984-06-22 | Image forming apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58245337A JPS60140268A (ja) | 1983-12-28 | 1983-12-28 | 像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60140268A JPS60140268A (ja) | 1985-07-25 |
JPH0516589B2 true JPH0516589B2 (ja) | 1993-03-04 |
Family
ID=17132162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58245337A Granted JPS60140268A (ja) | 1983-06-28 | 1983-12-28 | 像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60140268A (ja) |
-
1983
- 1983-12-28 JP JP58245337A patent/JPS60140268A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60140268A (ja) | 1985-07-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |