JPH05164257A - オリフィス - Google Patents
オリフィスInfo
- Publication number
- JPH05164257A JPH05164257A JP35180791A JP35180791A JPH05164257A JP H05164257 A JPH05164257 A JP H05164257A JP 35180791 A JP35180791 A JP 35180791A JP 35180791 A JP35180791 A JP 35180791A JP H05164257 A JPH05164257 A JP H05164257A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- orifice
- sectional area
- orifice body
- pipe
- throttle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Measuring Volume Flow (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
- Sliding Valves (AREA)
- Flow Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 絞り流路2aの断面積を任意に容易に変更す
ることができるオリフィスを得る。 【構成】 オリフィス本体2の絞り流路2aの断面積を
変更するように絞り流路2a内に進出後退可能な制限板
3を設けた。また、制限板3を設けると共に、オリフィ
ス本体2に接続する上流側及び/又は下流側の配管7の
内面に管軸方向に平行な複数枚の整流板5を設けた。
ることができるオリフィスを得る。 【構成】 オリフィス本体2の絞り流路2aの断面積を
変更するように絞り流路2a内に進出後退可能な制限板
3を設けた。また、制限板3を設けると共に、オリフィ
ス本体2に接続する上流側及び/又は下流側の配管7の
内面に管軸方向に平行な複数枚の整流板5を設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、配管系の流量計測や
流量調節などのために流路を絞るように設けるオリフィ
スに関するものである。
流量調節などのために流路を絞るように設けるオリフィ
スに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のオリフィスを示す。絞り流
路2aを有するオリフィス本体2は、配管7,7の間に
締結接続されている。この配管系を流れる流体は、絞り
流路2aを通過するとき流路が絞られて、図2に示すよ
うに、その前後で圧力差hが生じる。配管7の断面積ま
たは内径D,絞り流路2aの断面積または内径d及び圧
力差hの値から流量Qを算出することができる。
路2aを有するオリフィス本体2は、配管7,7の間に
締結接続されている。この配管系を流れる流体は、絞り
流路2aを通過するとき流路が絞られて、図2に示すよ
うに、その前後で圧力差hが生じる。配管7の断面積ま
たは内径D,絞り流路2aの断面積または内径d及び圧
力差hの値から流量Qを算出することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のオリフィスは上
記のようであるが、使用条件に合わせて、所望の程度の
流体圧力または流量を得たいというときは、絞り流路2
aの流路断面積を変える必要があり、そのためには、オ
リフィス本体2を取り換える必要がある。ところが、オ
リフィス本体2を取り換えるためには、管路の流れを止
める必要があり、取替作業も手間がかかるし、各種の穴
径を有する多数のオリフィス本体2を準備するのも不経
済であるというような課題があった。
記のようであるが、使用条件に合わせて、所望の程度の
流体圧力または流量を得たいというときは、絞り流路2
aの流路断面積を変える必要があり、そのためには、オ
リフィス本体2を取り換える必要がある。ところが、オ
リフィス本体2を取り換えるためには、管路の流れを止
める必要があり、取替作業も手間がかかるし、各種の穴
径を有する多数のオリフィス本体2を準備するのも不経
済であるというような課題があった。
【0004】この発明は上記課題を解消するためになさ
れたもので、絞り流路の断面積を任意に容易に変更する
ことができるオリフィスを得ることを目的とする。
れたもので、絞り流路の断面積を任意に容易に変更する
ことができるオリフィスを得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るオリフィ
スは、オリフィス本体の絞り流路断面積を変更するよう
に前記絞り流路内に進出後退可能な制限板を設けたもの
である。
スは、オリフィス本体の絞り流路断面積を変更するよう
に前記絞り流路内に進出後退可能な制限板を設けたもの
である。
【0006】
【作用】この発明における制限板は、オリフィス本体の
絞り流路内に進出させ後退させることにより、絞り流路
断面積を任意に制限し変更する。絞り流路断面積が変更
されると、それに従って、流体圧力及び流量が変化す
る。
絞り流路内に進出させ後退させることにより、絞り流路
断面積を任意に制限し変更する。絞り流路断面積が変更
されると、それに従って、流体圧力及び流量が変化す
る。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1において、2はオリフィス本体であり、流体
の流路を形成する配管7,7の間に締結接続されてい
る。オリフィス本体2の中心部には管軸方向に貫通する
絞り流路2aが形成されている。このオリフィス本体2
の絞り流路2aの径または断面積は、配管系の使用状態
に応じて予想所要調整範囲の最大の大きさとすることが
望ましい。このオリフィス本体2には、外周面の一箇所
(図の上部)から絞り流路2aの底まで達する深さで、
絞り流路2aの径以上の幅の井戸状の穴である制限板昇
降穴2bがあけられている。この制限板昇降穴2b内に
は、制限板昇降穴2bに滑動自在に嵌合する制限板3が
挿入されており、制限板3の上部には回転自在に調整ね
じ4が取り付けられている。オリフィス本体2の図の上
部の制限板昇降穴2bの開口部には、調整ねじ受け8が
設けられており、調整ねじ4はこの調整ねじ受け8のね
じ穴に螺合している。調整ねじ4の頭はボルトの六角頭
状に形成されている。オリフィス本体2に接続する上流
側及び下流側の配管7,7には、それぞれ圧力検出管座
6が設けられている。
する。図1において、2はオリフィス本体であり、流体
の流路を形成する配管7,7の間に締結接続されてい
る。オリフィス本体2の中心部には管軸方向に貫通する
絞り流路2aが形成されている。このオリフィス本体2
の絞り流路2aの径または断面積は、配管系の使用状態
に応じて予想所要調整範囲の最大の大きさとすることが
望ましい。このオリフィス本体2には、外周面の一箇所
(図の上部)から絞り流路2aの底まで達する深さで、
絞り流路2aの径以上の幅の井戸状の穴である制限板昇
降穴2bがあけられている。この制限板昇降穴2b内に
は、制限板昇降穴2bに滑動自在に嵌合する制限板3が
挿入されており、制限板3の上部には回転自在に調整ね
じ4が取り付けられている。オリフィス本体2の図の上
部の制限板昇降穴2bの開口部には、調整ねじ受け8が
設けられており、調整ねじ4はこの調整ねじ受け8のね
じ穴に螺合している。調整ねじ4の頭はボルトの六角頭
状に形成されている。オリフィス本体2に接続する上流
側及び下流側の配管7,7には、それぞれ圧力検出管座
6が設けられている。
【0008】次に動作について説明する。図1に示すよ
うに、このオリフィスが装着された配管系に流体が流れ
ると、流れはオリフィス本体2の絞り流路2aにより絞
られて、オリフィス本体2の下流側の流体圧力は上流側
の圧力より低くなる。上流側及び下流側の圧力検出管座
6,6に圧力計を取り付けて、図2に示すように、この
圧力差hを測定すれば、流量Qを知ることができる。な
お、このオリフィスは規格に定められた形状と異なるの
で、予め、圧力差hと流量Qとの関係を実験により調べ
ておくものとする。
うに、このオリフィスが装着された配管系に流体が流れ
ると、流れはオリフィス本体2の絞り流路2aにより絞
られて、オリフィス本体2の下流側の流体圧力は上流側
の圧力より低くなる。上流側及び下流側の圧力検出管座
6,6に圧力計を取り付けて、図2に示すように、この
圧力差hを測定すれば、流量Qを知ることができる。な
お、このオリフィスは規格に定められた形状と異なるの
で、予め、圧力差hと流量Qとの関係を実験により調べ
ておくものとする。
【0009】配管系の新設にあたって各種条件が不明確
な場合、また、ポンプや関連配管系の負荷の使用条件が
変わる場合などに、使用条件に合わせて、あるいは、使
用条件が変わっても、このオリフィスの下流で所望の流
体圧力または所望の流量を得たいというときは、絞り流
路2aの大きさを変える必要がある。そのためには、従
来、オリフィス本体2を取り換える必要があった。とこ
ろが、このオリフィスにおいては、オリフィス本体2の
調整ねじ4を回して、図1(C)に示すように、制限板
3を降下させて絞り流路2a内に進出させることによ
り、絞り流路2aの流路断面積を制限して小さくするこ
とができる。任意に制限板3を降下させて絞り流路2a
の流路断面積を小さくしたところで、上流側及び下流側
の圧力検出管座6,6に取り付けた圧力計により流体圧
力を計測し、圧力差hから流量Qを算出する。所望の流
体圧力または所望の流量となったところで、制限板3の
位置を固定すればよい。勿論、絞り流路2aの流路断面
積を大きくするときは、調整ねじ4を逆方向に回して制
限板3を引き上げる。
な場合、また、ポンプや関連配管系の負荷の使用条件が
変わる場合などに、使用条件に合わせて、あるいは、使
用条件が変わっても、このオリフィスの下流で所望の流
体圧力または所望の流量を得たいというときは、絞り流
路2aの大きさを変える必要がある。そのためには、従
来、オリフィス本体2を取り換える必要があった。とこ
ろが、このオリフィスにおいては、オリフィス本体2の
調整ねじ4を回して、図1(C)に示すように、制限板
3を降下させて絞り流路2a内に進出させることによ
り、絞り流路2aの流路断面積を制限して小さくするこ
とができる。任意に制限板3を降下させて絞り流路2a
の流路断面積を小さくしたところで、上流側及び下流側
の圧力検出管座6,6に取り付けた圧力計により流体圧
力を計測し、圧力差hから流量Qを算出する。所望の流
体圧力または所望の流量となったところで、制限板3の
位置を固定すればよい。勿論、絞り流路2aの流路断面
積を大きくするときは、調整ねじ4を逆方向に回して制
限板3を引き上げる。
【0010】図1に示す実施例では、オリフィス本体2
に接続する下流側の配管7の内面に管の中心線方向に向
けて等間隔に8枚の整流板5が管軸方向に平行に延びる
ように設けられている。なお、図には省略したが、整流
板5は上流側の配管7にも設けることが望ましい。一般
に、測定によって得られる流量は、管路内の流れの状態
により強い影響を受けるので、オリフィスの前後の管内
の流れが均一な乱流速度分布となるように、オリフィス
の前後に相当な長さの直管を接続する必要があると規格
に定められているが、このオリフィスにおいては、整流
板5を設けることにより、異常な流れが阻止され、安定
して正確な流体圧力及び流量を得ることができる。ま
た、オリフィスの前後に接続する直管の長さを短くする
ことができる。なお、整流板5の幅及び長さは概ね図示
の程度でよいが、試行錯誤により決定することが望まし
い。
に接続する下流側の配管7の内面に管の中心線方向に向
けて等間隔に8枚の整流板5が管軸方向に平行に延びる
ように設けられている。なお、図には省略したが、整流
板5は上流側の配管7にも設けることが望ましい。一般
に、測定によって得られる流量は、管路内の流れの状態
により強い影響を受けるので、オリフィスの前後の管内
の流れが均一な乱流速度分布となるように、オリフィス
の前後に相当な長さの直管を接続する必要があると規格
に定められているが、このオリフィスにおいては、整流
板5を設けることにより、異常な流れが阻止され、安定
して正確な流体圧力及び流量を得ることができる。ま
た、オリフィスの前後に接続する直管の長さを短くする
ことができる。なお、整流板5の幅及び長さは概ね図示
の程度でよいが、試行錯誤により決定することが望まし
い。
【0011】なお、調整ねじ4の頭は、図では六角頭状
にしたが、四角頭や弁の回転把手状としてもよい。ま
た、制限板3と調整ねじ4とを螺合させて、調整ねじ4
の回転にともない、制限板3が調整ねじ4に対して昇降
するようにしてもよい。
にしたが、四角頭や弁の回転把手状としてもよい。ま
た、制限板3と調整ねじ4とを螺合させて、調整ねじ4
の回転にともない、制限板3が調整ねじ4に対して昇降
するようにしてもよい。
【0012】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、制限
板を進出後退させることにより、オリフィスの絞り流路
の断面積を変更して、流体圧力または流量をいつでも任
意に簡単に所望の値に調整設定することができる。
板を進出後退させることにより、オリフィスの絞り流路
の断面積を変更して、流体圧力または流量をいつでも任
意に簡単に所望の値に調整設定することができる。
【図1】この発明の一実施例によるオリフィスを示し、
(A)は側面断面図、(B)は全開状態の横断面図、
(C)は半開状態の横断面図、(D)は接続配管の横断
面図である。
(A)は側面断面図、(B)は全開状態の横断面図、
(C)は半開状態の横断面図、(D)は接続配管の横断
面図である。
【図2】オリフィスの動作を示す模式図である。
【図3】従来のオリフィスの側面断面図である。
2:オリフィス本体、 2a:絞り流路、3:制限板、
4:調整ねじ、5:整流板、 6:圧力検出管座、
7:配管、 8:調整ねじ受け。
4:調整ねじ、5:整流板、 6:圧力検出管座、
7:配管、 8:調整ねじ受け。
Claims (2)
- 【請求項1】 オリフィス本体の絞り流路断面積を変更
するように前記絞り流路内に進出後退可能な制限板を設
けたことを特徴とするオリフィス。 - 【請求項2】 オリフィス本体の絞り流路断面積を変更
するように前記絞り流路内に進出後退可能な制限板を設
けると共に、前記オリフィス本体に接続する上流側及び
/又は下流側の配管内面に管軸方向に平行な複数枚の整
流板を設けたことを特徴とするオリフィス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35180791A JPH05164257A (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | オリフィス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35180791A JPH05164257A (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | オリフィス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05164257A true JPH05164257A (ja) | 1993-06-29 |
Family
ID=18419737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35180791A Withdrawn JPH05164257A (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | オリフィス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05164257A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008217278A (ja) * | 2007-03-02 | 2008-09-18 | Kojiro Shimamoto | 可変オリフィス装置 |
JP2015146926A (ja) * | 2014-02-06 | 2015-08-20 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡用吸引管路切換装置及び内視鏡 |
JP2021127798A (ja) * | 2020-02-13 | 2021-09-02 | 三菱パワー株式会社 | 蒸気弁駆動装置及び蒸気タービンシステム |
-
1991
- 1991-12-16 JP JP35180791A patent/JPH05164257A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008217278A (ja) * | 2007-03-02 | 2008-09-18 | Kojiro Shimamoto | 可変オリフィス装置 |
JP2015146926A (ja) * | 2014-02-06 | 2015-08-20 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡用吸引管路切換装置及び内視鏡 |
JP2021127798A (ja) * | 2020-02-13 | 2021-09-02 | 三菱パワー株式会社 | 蒸気弁駆動装置及び蒸気タービンシステム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990311 |