JPH05163678A - 繊維用仕上げ処理剤組成物 - Google Patents

繊維用仕上げ処理剤組成物

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JPH05163678A
JPH05163678A JP3351341A JP35134191A JPH05163678A JP H05163678 A JPH05163678 A JP H05163678A JP 3351341 A JP3351341 A JP 3351341A JP 35134191 A JP35134191 A JP 35134191A JP H05163678 A JPH05163678 A JP H05163678A
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JP
Japan
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fiber
finishing
fibers
resin
fluororesin
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JP3351341A
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English (en)
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Noriaki Oba
範秋 大庭
Takehito Tabata
勇仁 田端
Takayasu Miura
孝恭 三浦
Takeyuki Nagatomi
建幸 長富
Takatoshi Nishihama
敬敏 西濱
Satoru Hashimoto
悟 橋本
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NIHON SURFACTANT KOGYO KK
NIPPON SAAFUAKUTANTO KOGYO KK
Original Assignee
NIHON SURFACTANT KOGYO KK
NIPPON SAAFUAKUTANTO KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】四フッ化ポリエチレン4重量部とパーフルオロ
ポリエーテル5重量部を100℃、3時間混合し、ソル
ビタンモノステアレート10重量部を添加し100℃で
更に2時間攪拌混合して繊維用仕上げ処理剤組成物を得
た。この組成物に精製水を加え卓上ホモミキサーで80
00rpm、5分間処理して繊維用仕上げ処理剤エマル
ションを得た。 【効果】このエマルションは、各種繊維に対して、平滑
性、柔軟性、弾性/反発性、可縫性、柔軟効果の耐久性
を付与することができ、また、被染物については濃色化
することができる。さらに、撥水撥油加工剤、漂白剤、
染料、フィックス剤と併用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天然繊維、再生繊維、
合成/半合成繊維の単独又はそれらの混合物からなる原
糸(フィラメント又はスパン糸)織物、編み物(ニッ
ト)又はこれらにより構成された衣料品等の繊維に付い
て、良好な柔軟性、平滑性、吸湿/吸汗性、圧縮回復
性、濃色効果等を付与する為の新規な組成の繊維用仕上
げ処理剤組成物、エマルション及び仕上げ処理方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、繊維に各種性能を付与する為に以
下の如き種々の仕上げ剤組成物が提案されてきた。
【0003】多価アルコール脂肪酸エステルを主要成
分とする仕上げ剤組成物。
【0004】カチオン界面活性剤を主要成分とする仕
上げ剤組成物。
【0005】ポリシロキサン誘導体を主要成分とする
仕上げ剤組成物。
【0006】ポリフルオロアルキル基含有化合物を主
要成分とする仕上げ剤組成物。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の仕上げ剤組成物
には、夫々次のような欠点があった。
【0008】多価アルコール脂肪酸エステルを主要成
分とする仕上げ剤組成物。 例えば、牛脂脂肪酸グリセリンエステル、牛脂脂肪酸ペ
ンタエリスリットエステル、牛脂脂肪酸ソルビタンエス
テル等の多価アルコール脂肪酸エステル類を、主要成分
とする仕上げ剤組成物は、柔軟性に付いてはある程度効
果的であるが、この柔軟効果は耐久性に乏しい。また、
平滑性にも乏しく、その為、紡糸/紡績時の油剤あるい
は高速ミシンによる縫製時に使用する可縫性向上剤等、
平滑性を要求される用途には使用出来ない。
【0009】カチオン界面活性剤を主要成分とする仕
上げ剤組成物。 カチオン界面活性剤には、モノステアリルトリメチルア
ンモニウムクロライド、ジステアリルジメチルアンモニ
ウムクロライド等の第4級アンモニウム塩があり、ま
た、ステアリン酸とトリエタノールアミンの縮合生成
物、ステアリン酸とN.N’−ジエチルエチレンジアミ
ンとの縮合生成物、ステアリン酸とアミノエチルエタノ
ールアミンからなるアマイド2分子を尿素で架橋させた
もの等のアミン塩型等があげられる。これらを主要成分
とする仕上げ剤組成物は柔軟平滑性には優れているが、
吸湿/吸汗性に乏しく、また、蛍光増白剤(特にセルロ
ース繊維用)と併用した場合にこれを黄変させるという
欠点がある。
【0010】ポリシロキサン誘導体を主要成分とする
仕上げ剤組成物(シリコーン系仕上げ剤)。 例えば主要成分が、ジメチルポリシロキサンやそのエマ
ルションの場合は、耐久性のある柔軟性・平滑性を付与
するために使用され、メチル水素ポリシロキサン、両末
端水酸基封鎖ジメチルポリシロキサン及び縮合反応用触
媒からなる場合、又はビニル基含有ジオルガノポリシロ
キサン及び付加反応用触媒からなる場合は、耐久性のあ
る柔軟・平滑、圧縮回復性を付与するために使用され、
末端あるいは側鎖にアミノ基を導入したアミノ変性ポリ
シロキサン及びそのエマルションの場合は、耐久性のあ
る柔軟・平滑性の付与に使用されている。
【0011】しかしながら、これらのポリシロキサン誘
導体を主要成分とする仕上げ剤組成物は、一般に加工後
の繊維製品に対し必要以上のヌメリ感を与えすぎるの
で、好ましい柔軟性とは言えない。
【0012】尚メチル水素ポリシロキサン等の反応性シ
リコーンが主要成分の場合に付いては、加熱処理で水素
ガスが発生するなど作業保安上の問題がある。同時に仕
上げ剤処理浴が経時的に不安定であるので、液流染色機
での利用が出来ない等、設備面の制約がある。
【0013】ポリフルオロアルキル基含有化合物を主
要成分とする仕上げ剤組成物としては、(a)官能基と
して側鎖に
【0014】
【化1】
【0015】等の活性水素基をもつポリフルオロアルキ
ル基含有高分子、(b)特開昭62−205181号公
報に開示されている、C715(CH22OH,C715
(CH23OH等のフルオロアルコールとヘキサメチレ
ンジイソシアネート、トルエンジイソシアネート等のポ
リイソシアネートとの反応生成物にテレフタル酸と飽和
多塩基酸と飽和多価アルコールとをランダム共重合させ
た物、(c)フルオロアルコールとポリイソシアネート
との反応によるパーフルオロポリウレタン樹脂、(d)
「染色工業」第30巻、第9号p460〜466に記載
されているパーフルオロアルキルアクリレート又はメタ
クリレート共重合体、(e)パーフルオロアルキル基が
官能基を介して芳香環に結合した物等がある。
【0016】以上挙げたポリフルオロアルキル基含有化
合物を主要成分とする仕上げ剤組成物は、その用途が繊
維製品の撥水撥油加工、防汚加工に限られており、しか
もそれらで加工された繊維製品は柔軟性に乏しい(これ
らの仕上げ剤は繊維製品に対し柔軟性を付与する性能は
無い)。
【0017】本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解
消し、繊維製品に対して、柔軟性、平滑性、吸湿/吸汗
性、圧縮回復性、濃色効果等の性能を与えることができ
る繊維用仕上げ処理剤組成物、エマルションを提供する
こと、及び繊維製品の仕上げ処理方法を提供することに
ある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述の事情に鑑み、鋭意
研究を重ねた結果、以下に示す手段により上記目的を達
成することができた。
【0019】フッ素樹脂とフッ素オイルの混合物を含
有する繊維用仕上げ処理剤組成物。
【0020】フッ素樹脂とフッ素オイルの混合物から
成る分散相が水に分散して成る繊維用仕上げ処理剤エマ
ルション。
【0021】フッ素樹脂とフッ素オイルの混合物を繊
維に付着ないし吸着させる繊維の仕上げ処理方法。
【0022】前記エマルションは、好ましくは、分散相
の径が1000nm(より好ましくは500nm)以下
であり、また主たる分散剤として親油性界面活性剤を含
有する。
【0023】好ましいフッ素樹脂は、四フッ化エチレン
樹脂、四フッ化エチレン/パーフルオロビニルエーテル
共重合樹脂、四フッ化エチレン/六フッ化プロピレン共
重合樹脂、四フッ化エチレン/エチレン共重合樹脂、ポ
リビニリデンフルオライド樹脂、フッ化塩化エチレン樹
脂、フッ化ビニリデン/フッ化プロピレン共重合樹脂、
及びフッ化ビニル樹脂の1種以上である。
【0024】好ましいフッ素オイルは、パーフルオロポ
リエーテル、三フッ化塩化エチレン共重合体の1種以上
である。
【0025】吸尽法、パティング法、スプレー法によ
り、あるいは、染色前の精練工程における精練浴中で、
染色工程における染色浴中で、染色後の後洗浄工程にお
ける後洗浄浴中で、フィックス工程におけるフィックス
処理浴中で、フッ素樹脂とフッ素オイルの混合物をそれ
ぞれ付着ないし吸着させることは、それぞれ好ましい。
【0026】また、反応性染料により染色された繊維製
品を洗浄する後洗浄工程において付着ないし吸着させて
も良い。
【0027】
【好適な実施態様】
(繊維用仕上げ処理剤組成物)本発明の繊維用仕上げ処
理剤組成物は、フッ素樹脂とフッ素オイルの混合物を含
有するものである。
【0028】フッ素樹脂は、一般に、炭化水素の水素を
フッ素で置換した化学式(塩素等のハロゲン元素、酸素
等を含んでいてもよい)で示され、常温で固体の樹脂
(一般に熱可塑性樹脂)である。例えば、エチレンの水
素原子が1個以上フッ素原子と置き換えられた単量体の
重合によって合成することができる。好ましいフッ素樹
脂は、四フッ化エチレン樹脂、四フッ化エチレン−パー
フルオロアルコキシエチレン共重合樹脂、四フッ化エチ
レン−六フッ化プロピレン共重合樹脂、四フッ化エチレ
ン−六フッ化プロピレン−パーフルオロアルコキシエチ
レン共重合樹脂、四フッ化エチレン−エチレン共重合樹
脂、三フッ化塩化エチレン樹脂、三フッ化塩化エチレン
−エチレン共重合樹脂、フッ化ビニリデン樹脂、フッ化
ビニル樹脂等である。
【0029】フッ素オイルは、一般に、炭化水素の水素
をフッ素で置換した化学式(塩素等のハロゲン元素、酸
素等を含んでいてもよい)で示され、常温で液状ないし
グリース状のものである。好ましいフッ素オイルは、パ
ーフルオロポリエーテル(下記式A)又は三フッ化塩化
エチレン低重合体(下記式B)であり、それぞれ下記式
A及びBで示される。
【0030】
【化2】
【0031】(R、R′は、パーフルオロアルキル基又
はオキシパーフルオロアルキル基、p、q及びrは正の
整数であり、そのうちの2つまでは0でもよい。)
【0032】p+q+rは、常温で液状ないしグリース
状であるように定める。
【0033】 (C2ClF3n (式B)
【0034】nは、常温で液状ないしグリース状である
ように定める。
【0035】フッ素樹脂とフッ素オイルは親和性を有
し、これらの混合物は、好ましくはムラのない均一な混
合物にし、必要に応じ加熱混練りして均一性をより高め
ることができる。
【0036】フッ素樹脂とフッ素オイルの混合物は、例
えばフッ素樹脂粉体(例えば径が5μm以下のもの)と
フッ素オイルの混合により得ることができ、また、ペレ
ット状のフッ素樹脂とフッ素オイルを混練り機等を用い
て混練りして(必要に応じて加熱して)、フッ素樹脂の
一部ないし全部をフッ素オイルに相溶させて得ることが
できる。
【0037】フッ素樹脂及びフッ素オイルを混合機(好
ましくは、混合機がプラネタリー運動をし、分散攪拌効
果に加え混練効果も期待できる機種を用いる。このよう
なものとして、例えば、みづほ工業社製のVK−1−3
5タイプがあり、このタイプは混合機の攪拌バネがプラ
ネタリー運動(公転・自転)を行なうので混練効果が大
きい。)に仕込み均一混合することによって、フッ素オ
イルにフッ素樹脂が無定形状態で混合したものないし相
溶したもの又はフッ素オイル中にフッ素樹脂が分散した
ものを得ることができる。
【0038】混合温度は、25〜350℃、より好まし
くは50〜200℃、更に好ましくは100〜200℃
にし、混合時間は30分〜6時間、より好ましくは1〜
3時間にする。
【0039】フッ素樹脂/フッ素オイルの混合比は、重
量比で好ましくは99/1〜1/99(より好ましくは
90/10〜10/90)にする。
【0040】本発明の処理剤組成物は、界面活性剤を含
有できる。好ましくは親油性界面活性剤を用いることが
できる。
【0041】また、親水性界面活性剤や水溶性高分子を
用いることができる。
【0042】新油性(HLB10以下程度)界面活性剤
は常温で水に不溶もしくは難溶性のものであり、グリセ
リン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ペン
タエリスリトール脂肪酸エステル、エチレングリコール
脂肪酸エステル、ポリグリセリン、ショ糖の高次脂肪酸
エステル、ポリエチレングリコールの高級アルコール又
は高級脂肪酸の付加体(ポリエチレングリコール鎖が短
いもの)等がある。
【0043】イオン性界面活性剤は、アルキル鎖が長
く、複数同一分子内にあるもの、即ちレシチン、ジアル
キルジメチルアンモニウム塩、ジアルキルリン酸エステ
ル、ジアルキルスルフォコハク酸等を用いることができ
る。
【0044】(繊維用仕上げ処理剤エマルション)本発
明のエマルションは、フッ素樹脂とフッ素オイルの混合
物から成る分散相が水に分散して成るものである。前記
分散相としては、フッ素樹脂の粒子(好ましくは径が5
μm以下)がフッ素オイルにより被覆されたもの、フッ
素樹脂の一部が部分的に相溶したもの、フッ素樹脂がフ
ッ素オイルに完全相溶したものがある。
【0045】前記分散層は、界面活性剤、好ましくは既
述の親油性界面活性剤により水に分散させる。
【0046】本発明のエマルションは、本発明の繊維用
仕上げ処理剤組成物を水に分散させて得ることができ
る。
【0047】例えば、既述のHLB10以下の親油性界
面活性剤をホモミキサー等の乳化機により水に分散させ
て親油性界面活性剤分散液を得て、この分散液をホモミ
キサー等の乳化機により攪拌しながら本発明の繊維用仕
上げ処理剤組成物を添加して得ることができる。また、
本発明の繊維用仕上げ処理剤組成物が親油性界面活性剤
を予め含有する場合には、ホモミキサー等の乳化機によ
り攪拌している水への添加により得ることができる。
【0048】本発明の処理剤組成物を水に分散させる場
合、(フッ素樹脂とフッ素オイルの混合物)/親油性界
面活性剤の重量比は、好ましくは10/0.1〜10/
100にする。また、(フッ素樹脂とフッ素オイルと親
油性界面活性剤)/水の重量比は、好ましくは、1/9
9〜70/30にする。これにより、フッ素樹脂とフッ
素オイルからなる分散相は、水に安定に分散する。
【0049】なお、本発明の処理剤組成物を水に分散さ
せる場合には、各種親水性界面活性剤、水溶性高分子等
を親油性界面活性剤と共に使用することができる。
【0050】(繊維の仕上げ処理方法)本発明の繊維の
仕上げ処理方法は、フッ素樹脂とフッ素オイルの混合物
を繊維に付着ないし吸着させる方法である。
【0051】繊維とは、天然繊維、再生繊維、合成/半
合成繊維の単独又はそれらの混合物からなる原糸(フィ
ラメント又はスパン糸)織物、編み物(ニット)又はこ
れらにより構成された衣料品等をいう。
【0052】フッ素樹脂とフッ素オイルの混合物を繊維
に付着ないし吸着させるには、好ましくは、吸尽法、パ
ティング法又はスプレー法を用いる。
【0053】吸尽法とは、仕上げ剤の希薄溶液を用い
(一般には液量を繊維重量に対し、10〜50倍重量、
仕上げ剤の使用量を繊維重量に対し、1.0〜10.0
%重量)、温度及び浸せき時間、液循環回数等の条件を
設定して、仕上げ剤を繊維に選択吸着させることで吸尽
させる方法であり、一般に染色機を使用する。
【0054】パティング法とは、仕上げ剤の濃厚溶液中
に繊維を短時間浸せきし、直ちに脱水マングルで絞る事
で付着させる方法である。付着量のコントロールは、液
中の仕上げ剤濃度と脱水率で行う。
【0055】スプレー法とは、一定速度のコンベアー上
に繊維を乗せ、その上から、仕上げ剤溶液を一定量スプ
レーする事で付着させる方法である。素材により脱水マ
ングルを使えない場合に使用する。例えば、カーペッ
ト、自動車シート等である。
【0056】上記方法において、仕上げ剤としてフッ素
樹脂とフッ素オイルの混合物を含有する本発明の仕上げ
処理剤組成物又は本発明の仕上げ処理剤エマルションを
用いる。
【0057】本発明の仕上げ処理方法は、好ましくは、
既述の本発明の仕上げ処理剤組成物又は仕上げ処理剤エ
マルションを用いる方法であり、以下、より詳細に説明
する。
【0058】本発明のエマルションを天然繊維、再生繊
維、合成/半合成繊維及びこれらの混合物からなる原
綿、原毛等に処理(付着ないし吸着)する事で、これら
から原糸を紡績する際生ずる糸切れを防止する事が出来
る。具体的には、本発明のエマルションが原綿/原毛に
対し0.1〜10重量%付着する様に本発明のエマルシ
ョンを含有する処理浴に含浸又は処理液をスプレーし、
後乾燥(80〜150℃、1分〜60分の熱風乾燥)す
る事で達成される。
【0059】織物、編み物等の繊維の場合には、本発明
のエマルションを、前記繊維に対し、0.1〜50重量
%好ましくは1.0〜20重量%付着させる。この場合
の乾燥条件は80〜150℃、1〜60分の熱風乾燥が
好ましい。乾燥の後更に、80〜150℃、30秒〜1
0分の熱風による軽度の熱処理(キュアリング)を行う
と、前記性能の洗濯に対する耐久性が向上する。
【0060】本発明のエマルションを、繊維の染色前精
練において他の精練剤、浸透剤、過酸化水素等の漂白剤
及び漂白助剤、カセイソーダ等のアルカリ剤等と併用す
ることで、精練効果に悪影響を与える事が無く、繊維に
対し、好ましい柔軟性を一工程で付与することが出来
る。(付与された柔軟性は、後の染色工程を終ってもそ
こなわれることはない。)そのためには本発明のエマル
ションを、例えば一般的な前精練工程の処理浴に0.1
〜100g/l好ましくは1.0〜20g/l添加し、
通常の前精練を行う。
【0061】本発明のエマルションは、繊維の染色にお
いて、染料その他の染色助剤と併用して染色に悪影響を
与える事無く、染色と同時に繊維に対し好ましい柔軟性
を一工程で付与する事が出来る。そのためには、例えば
本発明のエマルションを一般的な染色浴に0.1〜10
0g/l、好ましくは1.0〜20g/l添加し、通常
の染色を行う。
【0062】付与された柔軟性は、特に反応性染料を使
用して染色した後の後洗浄工程(ソーピング工程)でも
そこなわれる事は無い。又、同様に染色後の後洗浄浴
(ソーピング浴)に本発明のエマルションを他のソーピ
ング剤と併用し添加し、一工程でソーピングと同時に繊
維に柔軟性を付与する事が出来る。そのためには、例え
ば本発明のエマルションを一般的なソーピング浴に0.
1〜100g/l、好ましくは1.0〜20g/l添加
し通常の後洗浄(ソーピング)を行う。
【0063】本発明のエマルションは、繊維の染色後の
FIX工程において、フィックス剤と同時に使用して、
フィックス効果に悪影響を与えたり、フィックス処理浴
の寿命を縮める事無く、一工程でフィックス処理と同時
に繊維に柔軟性を付与する事が出来る。そのためには、
本発明のエマルションを例えば、一般的なフィックス処
理浴に0.1〜100g/l好ましくは1.0〜20g
/l添加し、通常のフィックス処理を行う。
【0064】なお、フィックス工程とは、染色物の堅牢
度(特に湿潤堅牢度/洗濯堅牢度)を向上させる目的で
染色後に行なう工程であり、既述の吸尽法、パティング
法、スプレー法で行う。一般にはFIX剤単独による加
工であり、柔軟性を与える目的の仕上げ剤は併用しな
い。
【0065】フィックス剤としては、一般には、ポリア
ミン樹脂、ポリカチオン樹脂を用いる。ポリアミン樹脂
としては、例えば、アルキレンジアミンとエピクロルヒ
ドリンの重縮合物やアンモニアとエピクロルヒドリンの
重縮合物がある。ポリカチオン樹脂としては、例えば、
ポリビニルピリジン4級化物やジメチルジアリル第4級
アンモニウム塩の環化重合物がある。
【0066】本発明のエマルションは、繊維の仕上げ加
工において、目的に応じた他の仕上げ剤/柔軟剤と併用
して種々の目的の仕上げ加工を行う事が出来る。例えば
本発明のエマルションをポリフルオロアルキル基含有ポ
リマーの水分散液からなる撥水撥油剤に併用して使用す
ることで柔軟性のある撥水撥油加工が達成出来る。
【0067】又、メラミン樹脂、ポリウレタン樹脂、メ
チル水素ポリシロキサン等を用い繊維に対し、耐久性の
ある防シワ性、回復性、反揆弾性等を付与させる仕上げ
加工では、加工後の繊維の柔軟性がそこなわれる傾向に
ある。本発明のエマルションは、これらの樹脂仕上げ剤
と併用しても、これらの効果を損なわず好ましい柔軟性
を与えるのに特に有効である。
【0068】本発明のエマルションは、従来の柔軟剤
(例えば、多価アルコール脂肪酸エステル系、カチオン
界面活性剤系、ポリシロキサン誘導体系等。)と併用し
て柔軟仕上げを行う事が出来る。例えば、アミノ変性ポ
リシロキサン系柔軟剤と併用してそのヌメリ感を軽減
し、より好ましい風合いに変える事が出来る。
【0069】本発明のエマルションは、業務用及び家庭
用洗濯機で繊維を洗濯後、柔軟処理を行なう工程におい
て従来の柔軟仕上げ剤(ステアリルトリメチルアンモニ
ウムクロライド等のカチオン界面活性剤)に替えて、あ
るいは併用して柔軟処理を行う事が出来る。例えば、本
発明のエマルションを洗濯後すすぎ浴に0.05〜10
0g/l好ましくは0.5〜20g/lを添加して常法
に従う。本発明の仕上げ処理方法によれば、カチオン界
面活性剤系柔軟仕上げ剤を必須としないので、これを用
いることにより問題になる乳幼児に対する皮膚刺激の予
防に特に効果的である。
【0070】
【実施例】
(実施例1)本発明の処理剤エマルションの製法 表1に示す処方により本発明の繊維用仕上げ処理剤エマ
ルションを調製した。
【0071】
【表1】
【0072】(方法)フッ素樹脂とフッ素オイルを10
0℃、3時間ステンレス製攪拌機を使い混合し、更にそ
の中へ乳化剤を仕込み100℃で更に2時間攪拌混合
し、本発明の処理剤組成物を得た。
【0073】この処理剤組成物に精製水を加え、卓上ホ
モミキサーにて8000rpm5分間処理をして本発明
の仕上げ処理剤エマルション(本発明品1〜8)を得
た。
【0074】(実施例2)仕上げ処理及びその処理物の
平滑性・柔軟性・弾性/反揆性・可縫性・柔軟性の耐久
性の評価 実施例1の表1で示した本発明品1〜8及び後述する比
較品1〜5を用い、下記の方法により評価試験を行っ
た。
【0075】(1)平滑性 摩擦感テスター(カトーテック社製)を用い、各試料の
動摩擦係数(μs)及び静摩擦係数(μd)を測定し
た。評価は、比較例に対する絶対値を比較し、各々の値
が小さい程、平滑性が良好と判断した。
【0076】(2)柔軟性 柔軟仕上げ剤未処理の各試料の風合いと、本発明品で処
理をした各試料の風合い及び比較例で処理をした各試料
の風合いを5人の判定者により官能検査で判定した。
【0077】評価基準は次のとおりである。 ○:未処理試料よりかなり良好 △:未処理試料より良好 ×:未処理試料と同程度 ××:未処理試料より劣る
【0078】(3)弾性・反揆性 本発明品で処理をした後述の各供試試料及び比較例で処
理をした各供試試料を、各々タテ20cmヨコ20cmに裁
断し、各試料の合計重量が100gになる様に枚数を調
整し、試料とした。
【0079】この試料をガラス製の直方体形容器(タテ
25cm×ヨコ25cm×タカサ30cm)に入れ、最上部に
タテ20cm×ヨコ20cmの長方形の厚紙をのせ、更
に500gの天秤用分銅をのせ30秒間加圧した。その
後分銅を取り除き、60秒経過後、ガラス製容器の底か
ら復元した厚紙までの高さ(cm)を測定し弾性、反揆性
を評価した。評価基準を表2に示す。
【0080】
【表2】
【0081】(4)可縫製 本発明品又は比較例で処理した各供試試料を各々タテ5
0cm巾20cmに裁断(4枚)し、4枚重ねの試料とし
た。
【0082】この4枚重ねの試料をジューキミシン工業
社製本縫いミシンを使い、針番手10番及びポリエステ
ル縫い糸(番手60/3)で、5000rpmの回転速
度でタテ方向に30cm間4枚重ねで縫製した。
【0083】縫製後縫い糸をはずし、1枚毎の30cm間
に発生する針穴欠点数を確認した。この評価基準を表3
に示す。
【0084】
【表3】
【0085】(5)柔軟効果の耐久性 本発明品又は比較例で処理した各供試試料を市販の直鎖
アルキルベンゼンスルホン酸Na/高級アルコールサル
フェートNa系合成洗剤を使い、それの0.5%水溶液
中で、家庭用洗濯機により30℃×30分洗濯、更に3
0℃×10分すすぎ、遠心脱水5分、風乾し、これらの
柔軟性を前記(2)の方法で評価した。この評価基準を
表4に示す。
【0086】
【表4】
【0087】(6)供試試料 綿100%40番手、ニット生地(精練漂白済み市販
品) ウール60/2番手平織物(精練済み市販品) ウール48/2番手ニット生地(精練済み市販品) ウール36/2番手カセ糸 ポリエステルトロピカル(精練済み市販品) ポリエステル極細糸(海島型)平織物(精練済み市販
品) (7)試料の処理方法 ,,,,に付いては、次のとおりである。本
発明品1〜8及び比較例1〜5を各々20g/lの水溶
液とする(25℃±2.0℃)。その溶液中へ各試料
を10分間浸せきし、浸せき後ゴム製油圧マン
グルを用い絞り圧5.0kg/G絞り率100%で脱水
後、電気定温乾燥機を用い100〜105℃で15分間
乾燥した。その後更に電気定温乾燥機を用い150℃±
2℃、60秒熱処理をした。
【0088】に付いては、次のとおりである。本発明
品1〜8及び比較例1〜5を各々20g/lの水溶液と
する(25℃±2.0℃)。その溶液中へ試料を10
分間浸せきし、浸せき後、遠心脱水機を用い絞り率が1
00%になる様脱水した。脱水後は上記と同様に処理し
た。
【0089】(7)比較例1〜5 (比較例1)牛脂脂肪酸ペンタエリスリットエステル系
市販仕上げ剤 (有効固形分17.5%) (比較例2)酸化ポリエチレン樹脂系市販仕上げ剤 (有効固形分15.0%) (比較例3)ステアリン酸/トリエタノールアミン縮合
物系市販仕上げ剤 (有効固形分20.0%) (比較例4)ジメチルポリシロキサン系(5000センチストーク
ス)市販仕上げ剤 (有効固形分20.0%) (比較例5)アミノ変性ホ゜リシロキサン系(アミノ当量2000,1000センチス
トークス)市販仕上げ剤 (有効固形分15.0%)
【0090】(8)以上の結果を表5に示す。
【0091】
【表5】
【0092】(実施例3)撥水撥油加工剤との併用効果 表6の処方で仕上げ処理浴を調製した。
【0093】表6の処理浴(25℃±2.0℃)に、綿
100%40番手ニット生地(精練漂白済み市販品)及
びポリエステルトロピカル(精練済み市販品)を、10
分間浸せき後、ゴム製マンクルで脱水圧5kg/G、脱
水率100%で脱水し、電気定温乾燥機で100℃×1
5分乾燥後更に150℃±2℃×60秒間熱処理を行な
った。
【0094】
【表6】
【0095】(評価)撥水性は、JIS L−1092
スプレー法による撥水性No。撥油性は、AATCC
Test Method 118ハイドロカーボンレジ
スタンステスト法による撥油性No。柔軟性は5人の判
定者による官能検査で判断した。 ◎:撥水撥油剤単独よりもかなり良好 ○:撥水撥油剤単独よりも良好 ×:撥水撥油剤単独と同等 (結果)以上の結果を表7に示す。表7の結果より、本
発明品は、市販の撥水撥油剤に併用してその性能を低下
させることなく、柔軟性を向上させることができる。
【0096】
【表7】
【0097】(実施例4)被染物の濃色化効果 ポリエステル極細糸(海島型)平織物(分散染料によ
り黒色濃色に染色済み市販品) 綿100%30番手天竺編みニット(反応性染料によ
り黒色濃度に染色済み市販品) 上記2つの被染物を本発明品1〜8の各々20g/lの
水溶液(25±2.0℃)に10分間浸せきし、ゴム製
油圧マングルで絞り圧5.0kg/G絞り率100%で
脱水し、電気定温乾燥機で100℃15分間乾燥し、更
に150℃±2℃で60秒間熱処理をした。
【0098】同様の操作を本発明品の代わりに比較例
1,2,3の仕上げ剤を用いて行った。
【0099】処理後各々の試料に付いて、色差計(日本
電色工業製)により反射率(L)を測定した。(L値が
小さいほど濃色であると判定した。)
【0100】(結果)結果を表8に示す。
【0101】
【表8】
【0102】以上の様に本発明品で処理することで被染
物の色相が濃色になる事がわかる。
【0103】(実施例5)精練漂白時に併用して処理す
る方法 綿100%40番手ニット(未精練布、市販品)を表9
の漂白浴で漂白し、ひきつづいて水洗、遠心脱水(絞り
率100%)後、電気定温乾燥機で100℃×15分間
乾燥した。
【0104】これらの試料に付いて柔軟性を5人の判定
者による官能検査で判定した。その結果も表9に示す。
【0105】
【表9】 表9に示すように本発明品により精練漂白一浴でかなり
良好な柔軟性が得られた。また、本発明品を使用しても
漂白浴は安定であり漂白結果も良好であった。
【0106】(実施例6)染色時に併用して処理する方
法 ウール36/2番手カセ糸(市販品)を表10の染色浴
で染色し、染色後ひきつづいて水洗、遠心脱水(絞り率
100%)後、電気定温乾燥機で100℃×15分間乾
燥した。
【0107】これらの試料に付いて、柔軟性を5人の判
定者による官能検査で判定した。この結果も表10に示
す。
【0108】
【表10】
【0109】表10に示す様に本発明品により染色同浴
で好ましい柔軟性が得られた。又本発明品を併用しても
染色浴は安定であり染色結果も良好であった。
【0110】(実施例7)フィックス処理時に併用して
処理する方法 綿100%30番手天竺ニット(反応染料により黒色濃
色に染色済み市販品)を表11のフィックス処理浴で処
理後、ひきつづいて水洗し、遠心脱水(絞り率100
%)、電気定温乾燥機で100℃×15分乾燥した。
【0111】これらの試料に付いて、柔軟性及び染色堅
牢度を評価した。この結果も表11に示す。
【0112】評価は、柔軟性に付いては5人の判定者に
よる官能検査で判定した。
【0113】染色堅牢度については、下記JIS規格に
準じ行った。結果は1〜5級の等級で表わし5級が1番
良好である。
【0114】洗濯堅牢度: JISL−0844
A−3法 まさつ堅牢度: JISL−0849 乾まさつ、
湿まさつ 水に対する堅牢度: JISL−0846 A法 耐光堅牢度: JISL−0842
【0115】
【表11】 表11に示すように、本発明によりフィックス同浴で良
好な柔軟性が得られた。また、本発明品を併用してもフ
ィックス処理浴は安定であり、染色堅牢度の低下もみら
れなかった。
【発明の効果】本発明の繊維用仕上げ処理剤組成物は、
フッ素樹脂とフッ素オイルの混合物を含有するので、繊
維に対して柔軟性、平滑性、吸湿、吸汗性、圧縮回復
性、可縫性、柔軟性の耐久性を付与でき、染色物に対し
てはその色相を濃色化することができると共に、撥水撥
油加工剤、漂白剤、染料、フィックス剤、ソーピング剤
と併用することができる。
【0116】本発明の繊維用仕上げ処理剤エマルション
は、フッ素樹脂とフッ素オイルを含有する分散相が水に
分散して成るので、上記本発明の仕上げ処理剤組成物と
同様の効果を奏する。
【0117】本発明の繊維の仕上げ処理方法は、フッ素
樹脂とフッ素オイルの混合物を繊維に付着ないし吸着さ
せるので、繊維に対して柔軟性、平滑性、吸湿、吸汗
性、圧縮回復性、可縫性、柔軟性の耐久性を付与でき
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06P 5/00 104 9160−4H 5/04 DBA Z 9160−4H 5/08 DBA Z 9160−4H (72)発明者 西濱 敬敏 栃木県宇都宮市新里町T711−24 (72)発明者 橋本 悟 埼玉県浦和市針ヶ谷4−4−13 針ヶ谷コ ーポ201

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フッ素樹脂とフッ素オイルの混合物を含有
    することを特徴とする繊維用仕上げ処理剤組成物。
  2. 【請求項2】フッ素樹脂とフッ素オイルの混合物から成
    る分散相が水に分散して成ることを特徴とする繊維用仕
    上げ処理剤エマルション。
  3. 【請求項3】親油性界面活性剤を含有することを特徴と
    する請求項2記載の繊維用仕上げ処理剤エマルション。
  4. 【請求項4】前記フッ素樹脂は、四フッ化エチレン樹
    脂、四フッ化エチレン/パーフルオロビニルエーテル共
    重合樹脂、四フッ化エチレン/六フッ化プロピレン共重
    合樹脂、四フッ化エチレン/エチレン共重合樹脂、ポリ
    ビニリデンフルオライド樹脂、フッ化塩化エチレン樹
    脂、フッ化ビニリデン/フッ化プロピレン共重合樹脂、
    及びフッ化ビニル樹脂の1種以上であることを特徴とす
    る請求項2又は3記載の繊維用仕上げ処理剤エマルショ
    ン。
  5. 【請求項5】前記フッ素オイルは、パーフルオロポリエ
    ーテル、三フッ化塩化エチレン共重合体の1種以上であ
    ることを特徴とする請求項2〜4の一に記載の繊維用仕
    上げ処理剤エマルション。
  6. 【請求項6】フッ素樹脂とフッ素オイルの混合物を繊維
    に付着ないし吸着させることを特徴とする繊維の仕上げ
    処理方法。
  7. 【請求項7】吸尽法、パティング法又はスプレー法によ
    り付着ないし吸着させることを特徴とする請求項6記載
    の繊維の仕上げ処理方法。
  8. 【請求項8】染色前の精練工程において精練浴中で付着
    ないし吸着させることを特徴とする請求項6記載の繊維
    の仕上げ処理方法。
  9. 【請求項9】染色工程において染色浴中で付着ないし吸
    着させることを特徴とする請求項6記載の繊維の仕上げ
    処理方法。
  10. 【請求項10】染色後の繊維を洗浄する後洗浄工程にお
    いて後洗浄浴中で付着ないし吸着させることを特徴とす
    る請求項6記載の繊維の仕上げ処理方法。
  11. 【請求項11】前記繊維は反応性染料により染色されて
    いることを特徴とする請求項10記載の繊維の仕上げ処
    理方法。
  12. 【請求項12】染色物の堅牢度を向上させるフィックス
    工程においてフィックス処理浴中で付着ないし吸着させ
    ることを特徴とする請求項6記載の繊維の仕上げ処理方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999049126A1 (fr) * 1998-03-26 1999-09-30 Sanyo Chemical Industries, Ltd. Agent d'ensimage pour fibres synthetiques et procede de traitement de fibres synthetiques

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999049126A1 (fr) * 1998-03-26 1999-09-30 Sanyo Chemical Industries, Ltd. Agent d'ensimage pour fibres synthetiques et procede de traitement de fibres synthetiques

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