JPH05162046A - ミストアプリケーター装置 - Google Patents
ミストアプリケーター装置Info
- Publication number
- JPH05162046A JPH05162046A JP32759991A JP32759991A JPH05162046A JP H05162046 A JPH05162046 A JP H05162046A JP 32759991 A JP32759991 A JP 32759991A JP 32759991 A JP32759991 A JP 32759991A JP H05162046 A JPH05162046 A JP H05162046A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lubricating oil
- compressed air
- piston
- needle valve
- drill
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
- Drilling And Boring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エアー動力工具で穴明け作業を行なう際，ド
リルの刃先に潤滑油が自動的に塗布されるようにするこ
と。 【構成】 工具の動力として供給される圧縮空気を利用
し，その圧力でピストン（４）を押してタンク内の潤滑
油を押出すとともに，圧縮空気の一部を混合して，ドリ
ル刃先に噴霧状に吹付け塗布する。トリガーにより工具
を回転させれば，潤滑油も自動的に噴霧される。
リルの刃先に潤滑油が自動的に塗布されるようにするこ
と。 【構成】 工具の動力として供給される圧縮空気を利用
し，その圧力でピストン（４）を押してタンク内の潤滑
油を押出すとともに，圧縮空気の一部を混合して，ドリ
ル刃先に噴霧状に吹付け塗布する。トリガーにより工具
を回転させれば，潤滑油も自動的に噴霧される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、動力工具に供給もしく
は排気される圧縮空気を利用したミストアプリケーター
装置に関するもので，潤滑油を必要とするすべてのエア
ー動力工具に適用できる。
は排気される圧縮空気を利用したミストアプリケーター
装置に関するもので，潤滑油を必要とするすべてのエア
ー動力工具に適用できる。
【０００２】
【従来の技術】一般にエアー動力工具で精密公差穴明け
作業を行なうときは，工具の刃先と被加工物との摩擦に
よる熱の発生と蓄積を防ぐ必要がある。そこで従来は，
ドリル先端部に，図５に示されるように潤滑油をスプレ
ーしたり，または直接潤滑油を塗布したりする作業を，
１回１回人手を使って行なっていた。
作業を行なうときは，工具の刃先と被加工物との摩擦に
よる熱の発生と蓄積を防ぐ必要がある。そこで従来は，
ドリル先端部に，図５に示されるように潤滑油をスプレ
ーしたり，または直接潤滑油を塗布したりする作業を，
１回１回人手を使って行なっていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来はドリルの刃先に
潤滑油を１回１回手作業で塗布していたので，連続した
穴明け作業ができず，能率が悪かった。本発明は，エア
ー動力工具に取付けられた小型軽量の装置により，自動
的にドリル刃先に適量の潤滑油を塗布できるようにする
ことを目的とする。
潤滑油を１回１回手作業で塗布していたので，連続した
穴明け作業ができず，能率が悪かった。本発明は，エア
ー動力工具に取付けられた小型軽量の装置により，自動
的にドリル刃先に適量の潤滑油を塗布できるようにする
ことを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は，前記従来の課
題を解決するために，滑動できるピストンにより潤滑油
タンクおよび圧力室に仕切られたシリンダーと，ニード
ル弁およびガイドピストンを介して上記潤滑油タンクに
連通するノーズ継手と，上記圧力室および上記ガイドピ
ストンに圧縮空気を供給する手段とを具備したことを特
徴とするミストアプリケーター装置を提案するものであ
る。
題を解決するために，滑動できるピストンにより潤滑油
タンクおよび圧力室に仕切られたシリンダーと，ニード
ル弁およびガイドピストンを介して上記潤滑油タンクに
連通するノーズ継手と，上記圧力室および上記ガイドピ
ストンに圧縮空気を供給する手段とを具備したことを特
徴とするミストアプリケーター装置を提案するものであ
る。
【０００５】
【作用】圧力室に圧縮空気を供給すると，タンク内の潤
滑油がピストンにより押出され，ニードル弁を経てガイ
ドピストンに至る。ここで潤滑油と圧縮空気が混合し，
ノーズ継手により噴霧状になって，工具刃先に塗布され
る。ここで，加工条件に応じて，最少適量のミストを刃
先に塗布するため，ニードル弁により液量を調節する。
滑油がピストンにより押出され，ニードル弁を経てガイ
ドピストンに至る。ここで潤滑油と圧縮空気が混合し，
ノーズ継手により噴霧状になって，工具刃先に塗布され
る。ここで，加工条件に応じて，最少適量のミストを刃
先に塗布するため，ニードル弁により液量を調節する。
【０００６】
【実施例】図１は本発明のミストアプリケーター装置の
一実施例を示す平面図，図２は同じく側面図である。図
３は図１の III−III 縦断側面拡大図である。図４は本
実施例の装置をエアー動力工具（スペースマチックドリ
ルモーター）に装着した状態を示す斜視図である。
一実施例を示す平面図，図２は同じく側面図である。図
３は図１の III−III 縦断側面拡大図である。図４は本
実施例の装置をエアー動力工具（スペースマチックドリ
ルモーター）に装着した状態を示す斜視図である。
【０００７】初めに図４により，エアー動力工具（スペ
ースマチックドリルモーター）（２１）について簡単に
説明する。まず，トリガー（２５）を引くことにより，
コレット（２６）とテンプレートフート（２８）で穴明
け部材をクランプする。また同時に，メインシリンダー
（２７）が後退し，スピンドル（２９）に取りつけられ
たドリル（２３）により，穴明け皿取りを行なうのであ
る。
ースマチックドリルモーター）（２１）について簡単に
説明する。まず，トリガー（２５）を引くことにより，
コレット（２６）とテンプレートフート（２８）で穴明
け部材をクランプする。また同時に，メインシリンダー
（２７）が後退し，スピンドル（２９）に取りつけられ
たドリル（２３）により，穴明け皿取りを行なうのであ
る。
【０００８】次に図１ないし図３をも参照しつつ，具体
的な手順を述べる。 １） エアー動力工具（２１）にミストアプリケーター
装置（２２）を取付け固定する。 ２） ニップル（１２）を動力工具の排気口（工具によ
っては供給口）へ取付ける。 ３） ノーズ継手（８）をドリル（２３）の刃先に向け
て固定する。 ４） プラグ（７）を開き，潤滑油をタンク内に注入す
る。以上が準備作業である。
的な手順を述べる。 １） エアー動力工具（２１）にミストアプリケーター
装置（２２）を取付け固定する。 ２） ニップル（１２）を動力工具の排気口（工具によ
っては供給口）へ取付ける。 ３） ノーズ継手（８）をドリル（２３）の刃先に向け
て固定する。 ４） プラグ（７）を開き，潤滑油をタンク内に注入す
る。以上が準備作業である。
【０００９】次に，エアー動力工具（２１）のトリガー
（２５）を引くことにより，動力工具内で消費された圧
縮空気が，動力工具外へ放出される。その放出された圧
縮空気は，ニップル（１２）を通してミストアプリケー
ター装置（２２）に送られる。圧縮空気はエンドプレー
ト（２），スペーサープレート（３），シリンダー
（１）の内部に設けられた空気流通路を通り，シリンダ
ー（１）下部の圧力室へ流れる。その圧縮空気圧力によ
りピストン（４）に圧力が加わり，潤滑油はニードル弁
（５）へ送られる。ニードル弁（５）を閉じれば少量
に，開けば多くの潤滑油を流すことができ，最少適量の
調整ができる。
（２５）を引くことにより，動力工具内で消費された圧
縮空気が，動力工具外へ放出される。その放出された圧
縮空気は，ニップル（１２）を通してミストアプリケー
ター装置（２２）に送られる。圧縮空気はエンドプレー
ト（２），スペーサープレート（３），シリンダー
（１）の内部に設けられた空気流通路を通り，シリンダ
ー（１）下部の圧力室へ流れる。その圧縮空気圧力によ
りピストン（４）に圧力が加わり，潤滑油はニードル弁
（５）へ送られる。ニードル弁（５）を閉じれば少量
に，開けば多くの潤滑油を流すことができ，最少適量の
調整ができる。
【００１０】調整された潤滑油は，ガイドピストン
（６）で圧縮空気と混合され，スイング継手（１１），
チューブ（２０）を通り，ノーズ継手（８）へ送られ
る。そしてノーズ継手（８）により潤滑油を噴霧状にし
てドリル（２３）の刃先へ塗布することができる。
（６）で圧縮空気と混合され，スイング継手（１１），
チューブ（２０）を通り，ノーズ継手（８）へ送られ
る。そしてノーズ継手（８）により潤滑油を噴霧状にし
てドリル（２３）の刃先へ塗布することができる。
【００１１】上記のように本実施例においては，動力工
具（２１）の動力として供給され排気される圧縮空気を
利用し，その圧縮空気と混合された潤滑油をドリル刃先
に塗布することにより，工具刃先と被加工物の間を浸潤
して摩擦を押さえ，熱の発生と蓄積を防止することがで
きる。
具（２１）の動力として供給され排気される圧縮空気を
利用し，その圧縮空気と混合された潤滑油をドリル刃先
に塗布することにより，工具刃先と被加工物の間を浸潤
して摩擦を押さえ，熱の発生と蓄積を防止することがで
きる。
【００１２】本実施例においてはまた，エアー動力工具
（２１）のトリガー（２５）を引いている間は，ミスト
アプリケーター（２２）がどんな方向であろうとも，圧
縮空気が供給されて，圧力が加わっているから，潤滑油
は常に流れていることになる。すなわち本実施例によれ
ば，動力工具をどんな姿勢で作業しようとも，ドリル刃
先に潤滑油が塗布される。
（２１）のトリガー（２５）を引いている間は，ミスト
アプリケーター（２２）がどんな方向であろうとも，圧
縮空気が供給されて，圧力が加わっているから，潤滑油
は常に流れていることになる。すなわち本実施例によれ
ば，動力工具をどんな姿勢で作業しようとも，ドリル刃
先に潤滑油が塗布される。
【００１３】上述した実施例のミストアプリケーター装
置を動力工具に装着して，実際に難削材加工および精密
公差穴加工作業を行なったところ，ドリル先刃に良好な
噴霧状の潤滑油が塗布され，連続した穴明け作業が可能
となって，穴明け工数を大幅に削減することができた。
また同時に工具寿命も延長された。
置を動力工具に装着して，実際に難削材加工および精密
公差穴加工作業を行なったところ，ドリル先刃に良好な
噴霧状の潤滑油が塗布され，連続した穴明け作業が可能
となって，穴明け工数を大幅に削減することができた。
また同時に工具寿命も延長された。
【００１４】
【発明の効果】難削材加工や精密公差穴加工作業におい
て，従来は１回１回手作業でドリル刃先に潤滑油を塗布
する必要があったが，本発明によれば，ドリル先刃に良
好な噴霧状の潤滑油が自動的に塗布されるので，連続し
た穴明け作業が可能となって，穴明け工数を大幅に削減
することができる。また同時に工具寿命も延長される。
て，従来は１回１回手作業でドリル刃先に潤滑油を塗布
する必要があったが，本発明によれば，ドリル先刃に良
好な噴霧状の潤滑油が自動的に塗布されるので，連続し
た穴明け作業が可能となって，穴明け工数を大幅に削減
することができる。また同時に工具寿命も延長される。
【図１】図１は本発明のミストアプリケーター装置の一
実施例を示す平面図である。
実施例を示す平面図である。
【図２】図２は図１の側面図である。
【図３】図３は図１の III−III 縦断側面拡大図であ
る。
る。
【図４】図４は上記実施例の装置をエアー動力工具（ス
ペースマチックドリルモーター）に取付けた状態を示す
斜視図である。
ペースマチックドリルモーター）に取付けた状態を示す
斜視図である。
【図５】図５は従来の潤滑油塗布作業を示す斜視図であ
る。
る。
（１） シリンダー （２） エンドプレート （３） スペーサープレート（透明プラスチ
ック） （４） ピストン （５） ニードル弁 （６） ガイドピストン （７） プラグ （８） ノーズ継手 （９） Ｃスプリング （１０） キャップスクリュー （１１） スイング継手 （１２） ニップル （１３）〜（１９）Ｏリング （２０） チューブ （２１） エアー動力工具 （２２） ミストアプリケーター装置 （２３） ドリル （２４） スプレー式潤滑剤 （２５） トリガー （２６） コレット （２７） メインシリンダー （２８） テンプレートフート （２９） スピンドル
ック） （４） ピストン （５） ニードル弁 （６） ガイドピストン （７） プラグ （８） ノーズ継手 （９） Ｃスプリング （１０） キャップスクリュー （１１） スイング継手 （１２） ニップル （１３）〜（１９）Ｏリング （２０） チューブ （２１） エアー動力工具 （２２） ミストアプリケーター装置 （２３） ドリル （２４） スプレー式潤滑剤 （２５） トリガー （２６） コレット （２７） メインシリンダー （２８） テンプレートフート （２９） スピンドル
Claims (1)
- 【請求項１】 滑動できるピストンにより潤滑油タンク
および圧力室に仕切られたシリンダーと，ニードル弁お
よびガイドピストンを介して上記潤滑油タンクに連通す
るノーズ継手と，上記圧力室および上記ガイドピストン
に圧縮空気を供給する手段とを具備したことを特徴とす
るミストアプリケーター装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32759991A JPH05162046A (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | ミストアプリケーター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32759991A JPH05162046A (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | ミストアプリケーター装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05162046A true JPH05162046A (ja) | 1993-06-29 |
Family
ID=18200864
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32759991A Withdrawn JPH05162046A (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | ミストアプリケーター装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05162046A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004048029A1 (ja) * | 2002-11-25 | 2004-06-10 | Horkos Corp | 工作機械の多軸スピンドルヘッド |
-
1991
- 1991-12-11 JP JP32759991A patent/JPH05162046A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004048029A1 (ja) * | 2002-11-25 | 2004-06-10 | Horkos Corp | 工作機械の多軸スピンドルヘッド |
| US7214012B2 (en) | 2002-11-25 | 2007-05-08 | Horkos Corp. | Multi-shaft spindle head of machine tool |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990311 |