JPH05161918A - 鋼帯コイルのマ−キング方法 - Google Patents
鋼帯コイルのマ−キング方法Info
- Publication number
- JPH05161918A JPH05161918A JP3350785A JP35078591A JPH05161918A JP H05161918 A JPH05161918 A JP H05161918A JP 3350785 A JP3350785 A JP 3350785A JP 35078591 A JP35078591 A JP 35078591A JP H05161918 A JPH05161918 A JP H05161918A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- band
- coil
- marking
- steel strip
- width
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 鋼帯コイルにコイル情報をマ−キングする
際、鋼帯コイルの表面に直接マ−キングせずに結束バン
ドにマ−キングする。 【効果】 通板時の転写による鋼帯コイルの品質の低下
および鋼帯コイルの歩留り低下を防止する。
際、鋼帯コイルの表面に直接マ−キングせずに結束バン
ドにマ−キングする。 【効果】 通板時の転写による鋼帯コイルの品質の低下
および鋼帯コイルの歩留り低下を防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼帯コイル(以下コイ
ルと略す)の巻き緩みを防止する結束バンド(以下バン
ドと略す)にコイル番号、コイル認識符号、記号等のコ
イル情報をマ−キングする方法に関する。
ルと略す)の巻き緩みを防止する結束バンド(以下バン
ドと略す)にコイル番号、コイル認識符号、記号等のコ
イル情報をマ−キングする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷間圧延後のコイル番号等のマ−
キング文字は、バンド掛け位置を避けて自動または手動
でコイルに直接マ−キングされ、マ−キング文字もその
後のコイルハンドリング時に目視確認できる程度の大き
さを有している。この方法は、コイル端部の歩留りの問
題やマ−キング文字の圧延ロ−ルおよび通板ロ−ルへの
転写による品質上の問題が発生しないライン設備の場合
に一般的に行われている。なお、バンド掛け位置を避け
る方法としては、バンド掛け時点では、あらかじめ決め
られているコイル情報(主に外径、板厚、鋼種等)から
決まるバンド掛け本数に対応したバンド掛け位置を知る
ことによってバンド掛け位置を避けている。通常、コイ
ルのバンド掛け本数は1〜3本程度である。そして、1
本の場合はコイル幅の中央に、2本の場合はコイル幅の
中央左右均等に離れた位置に1本づつ掛け、さらに3本
の場合は1本掛けの場合と2本掛けの場合を併用した方
法となる。なお、バンド材としては通常、幅30mm×
厚さ3mmの鋼帯が使用される。
キング文字は、バンド掛け位置を避けて自動または手動
でコイルに直接マ−キングされ、マ−キング文字もその
後のコイルハンドリング時に目視確認できる程度の大き
さを有している。この方法は、コイル端部の歩留りの問
題やマ−キング文字の圧延ロ−ルおよび通板ロ−ルへの
転写による品質上の問題が発生しないライン設備の場合
に一般的に行われている。なお、バンド掛け位置を避け
る方法としては、バンド掛け時点では、あらかじめ決め
られているコイル情報(主に外径、板厚、鋼種等)から
決まるバンド掛け本数に対応したバンド掛け位置を知る
ことによってバンド掛け位置を避けている。通常、コイ
ルのバンド掛け本数は1〜3本程度である。そして、1
本の場合はコイル幅の中央に、2本の場合はコイル幅の
中央左右均等に離れた位置に1本づつ掛け、さらに3本
の場合は1本掛けの場合と2本掛けの場合を併用した方
法となる。なお、バンド材としては通常、幅30mm×
厚さ3mmの鋼帯が使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のマ−キ
ング方法、すなわちコイル表面に直接コイル番号等のコ
イル情報を記入するマ−キング方法では、たとえばステ
ンレス鋼帯コイルのように非常に高価なコイルの場合、
次ラインでのコイル通板時に通板ロ−ルにマ−キング文
字が転写し、鋼帯に対する厳しい品質要求を満足するこ
とができない。逆にマ−キング文字の通板ロ−ルへの転
写を恐れ、マ−キング部分の鋼帯をカットすると歩留り
の低下を招く。本発明は、以上のような品質の低下およ
び歩留りの低下を避けることのできるコイルのマ−キン
グ方法を提供することを目的とするものである。
ング方法、すなわちコイル表面に直接コイル番号等のコ
イル情報を記入するマ−キング方法では、たとえばステ
ンレス鋼帯コイルのように非常に高価なコイルの場合、
次ラインでのコイル通板時に通板ロ−ルにマ−キング文
字が転写し、鋼帯に対する厳しい品質要求を満足するこ
とができない。逆にマ−キング文字の通板ロ−ルへの転
写を恐れ、マ−キング部分の鋼帯をカットすると歩留り
の低下を招く。本発明は、以上のような品質の低下およ
び歩留りの低下を避けることのできるコイルのマ−キン
グ方法を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の諸問題
を解決するために、直接コイル表面にマ−キングするの
ではなく、バンドにマ−キングすることによって問題を
解消しようとするものである。このような方法による
と、バンドは次工程で通板前に除去されるので、前述の
問題点は全て解消される。すなわち、本発明は、バンド
掛けされたコイルのマ−キング方法において、前記バン
ド位置をバンド検出器により検出し、その検出信号に基
づいてマ−キング装置をバンド部に移動させた後、コイ
ル情報を前記バンド上にマ−キングすることを特徴とす
るコイルのマ−キング方法である。
を解決するために、直接コイル表面にマ−キングするの
ではなく、バンドにマ−キングすることによって問題を
解消しようとするものである。このような方法による
と、バンドは次工程で通板前に除去されるので、前述の
問題点は全て解消される。すなわち、本発明は、バンド
掛けされたコイルのマ−キング方法において、前記バン
ド位置をバンド検出器により検出し、その検出信号に基
づいてマ−キング装置をバンド部に移動させた後、コイ
ル情報を前記バンド上にマ−キングすることを特徴とす
るコイルのマ−キング方法である。
【0005】
【作用】本発明の作用および構成を図1によって説明す
る。コイル1の表面上に掛けられたバンド2を検知する
ために次のバンド装置を使用する。すなわち、コイル表
面上の凹凸状態を検知する左および右の2個のコイル表
面状態検知センサ−付きのバンド検出器3および3′
と、バンド検出器を固定するバンド検出器固定台4(以
下固定台と略す)と、バンド検出器の移動量を検知する
バンド検出器移動量計5(以下移動量計と略す)と、こ
れら各センサ−の信号からバンドを判定するバンド検知
演算装置6とから構成される。なお、バンド検出器は、
左または右の1個で構成してもよい。バンド検出器3お
よび3′をまずバンド掛けされていないコイル端付近の
バンド探索開始点(必ずバンド掛けされることのないコ
イル端部近傍のコイル表面より数拾mmの位置をバンド
探索開始点と称する)にセットし、バンド掛けされてい
る方向に移動させる。バンドの板厚は3mmあるため、
鏡面に近い滑らかな表面をしたコイル面上にバンドがあ
ると、バンド検出器のコイル表面状態検知センサ−でそ
の凸部を検出することができる。検知した凸部信号の連
続性がバンド幅相当分だけ持続すると、バンド検知演算
装置によってそれがバンドであると判定する。また、バ
ンド検知演算装置に同時に入力されている移動量計の移
動量によってバンドの判定とバンド掛け位置が特定でき
る。
る。コイル1の表面上に掛けられたバンド2を検知する
ために次のバンド装置を使用する。すなわち、コイル表
面上の凹凸状態を検知する左および右の2個のコイル表
面状態検知センサ−付きのバンド検出器3および3′
と、バンド検出器を固定するバンド検出器固定台4(以
下固定台と略す)と、バンド検出器の移動量を検知する
バンド検出器移動量計5(以下移動量計と略す)と、こ
れら各センサ−の信号からバンドを判定するバンド検知
演算装置6とから構成される。なお、バンド検出器は、
左または右の1個で構成してもよい。バンド検出器3お
よび3′をまずバンド掛けされていないコイル端付近の
バンド探索開始点(必ずバンド掛けされることのないコ
イル端部近傍のコイル表面より数拾mmの位置をバンド
探索開始点と称する)にセットし、バンド掛けされてい
る方向に移動させる。バンドの板厚は3mmあるため、
鏡面に近い滑らかな表面をしたコイル面上にバンドがあ
ると、バンド検出器のコイル表面状態検知センサ−でそ
の凸部を検出することができる。検知した凸部信号の連
続性がバンド幅相当分だけ持続すると、バンド検知演算
装置によってそれがバンドであると判定する。また、バ
ンド検知演算装置に同時に入力されている移動量計の移
動量によってバンドの判定とバンド掛け位置が特定でき
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明にかかる実施例を図1に基づい
て説明する。図1において、バンド検出器の移動方向と
コイル軸方向とが同一方向になるような状態で、すなわ
ちバンドとバンド検出器の移動方向とは直交する状態で
コイルが図示されていないマ−キングスキッドに搬入さ
れる。バンド検出器は、コイル端部近傍のバンド探索開
始点よりバンド掛けされているコイル幅中心方向にむか
ってコイルの表面状態をセンシングしていく。本実施例
では、バンド検出器のコイル表面状態検知センサ−とし
てレ−ザ−距離計を用いているが、従来のバンドカッタ
−装置でバンド検出用センサ−として使用されている検
知棒方式に比べ、非接触方式であるために耐久性の点で
圧倒的に優れている。バンド検出器の移動量は、移動量
計によって逐次計測されており、バンド検出器信号とと
もにバンド検知演算装置に入力される。バンド検出器の
コイル表面状態検知センサ−の信号が一定のレベル信号
以上に変化したとき、その変化の持続幅を前述の移動量
計から計測することによってコイル表面状態検知センサ
−の信号が出力している一定のレベル信号がバンドか、
それ以外のものかを判定している。
て説明する。図1において、バンド検出器の移動方向と
コイル軸方向とが同一方向になるような状態で、すなわ
ちバンドとバンド検出器の移動方向とは直交する状態で
コイルが図示されていないマ−キングスキッドに搬入さ
れる。バンド検出器は、コイル端部近傍のバンド探索開
始点よりバンド掛けされているコイル幅中心方向にむか
ってコイルの表面状態をセンシングしていく。本実施例
では、バンド検出器のコイル表面状態検知センサ−とし
てレ−ザ−距離計を用いているが、従来のバンドカッタ
−装置でバンド検出用センサ−として使用されている検
知棒方式に比べ、非接触方式であるために耐久性の点で
圧倒的に優れている。バンド検出器の移動量は、移動量
計によって逐次計測されており、バンド検出器信号とと
もにバンド検知演算装置に入力される。バンド検出器の
コイル表面状態検知センサ−の信号が一定のレベル信号
以上に変化したとき、その変化の持続幅を前述の移動量
計から計測することによってコイル表面状態検知センサ
−の信号が出力している一定のレベル信号がバンドか、
それ以外のものかを判定している。
【0007】例えば、移動量計は0.5mm/1pul
seの信号を出力しており、バンド検出器のコイル表面
状態検知センサ−の出力信号が一定レベル以上に変化し
たとき、その変化の持続幅がバンド幅に相当しているか
否かは、(0.5mm/1pulse)×(一定レベル
変化時の移動量計のpulse数)の値で判定すること
ができる。また、バンドと判定できた場合、バンド探索
開始点からバンド判定までのコイル表面状態検知センサ
−の移動量計の積算値よりバンド判定できたコイル幅方
向の位置が特定できる。本実施例では、実際のマ−キン
グは図示省略のコイル情報をマ−キングしたラベルをバ
ンドにはりつけて行っている。なお、以上ではコイル表
面状態検知センサ−付きのバンド検出器を1台使用した
実施例を説明したが、図1に示すようにバンド検出器を
左右に2台用意し、装置の信頼性を向上することも可能
である。
seの信号を出力しており、バンド検出器のコイル表面
状態検知センサ−の出力信号が一定レベル以上に変化し
たとき、その変化の持続幅がバンド幅に相当しているか
否かは、(0.5mm/1pulse)×(一定レベル
変化時の移動量計のpulse数)の値で判定すること
ができる。また、バンドと判定できた場合、バンド探索
開始点からバンド判定までのコイル表面状態検知センサ
−の移動量計の積算値よりバンド判定できたコイル幅方
向の位置が特定できる。本実施例では、実際のマ−キン
グは図示省略のコイル情報をマ−キングしたラベルをバ
ンドにはりつけて行っている。なお、以上ではコイル表
面状態検知センサ−付きのバンド検出器を1台使用した
実施例を説明したが、図1に示すようにバンド検出器を
左右に2台用意し、装置の信頼性を向上することも可能
である。
【0008】
【発明の効果】本発明の方法では、コイル表面にマ−キ
ングするのではなく、バンドにマ−キングするようにし
たのでコイル歩留りが向上した。また、同時にマ−キン
グ文字が通板ロ−ルに転写し、それによってコイルの品
質を低下させるという問題も解消した。
ングするのではなく、バンドにマ−キングするようにし
たのでコイル歩留りが向上した。また、同時にマ−キン
グ文字が通板ロ−ルに転写し、それによってコイルの品
質を低下させるという問題も解消した。
【図1】本発明に使用するマ−キング装置の概略構成図
である。
である。
1 鋼帯コイル 2 結束バンド 3 左結束バンド検出器 3′右結束バンド検出器 4 結束バンド検出器固定台 5 結束バンド検出器移動量計 6 バンド検知演算装置
Claims (1)
- 【請求項1】 結束バンド掛けされた鋼帯コイルのマ−
キング方法において、前記結束バンド位置を結束バンド
検出器により検出し、その検出信号に基づいてマ−キン
グ装置を結束バンド部に移動させた後、コイル情報を前
記結束バンド上にマ−キングすることを特徴とする鋼帯
コイルのマ−キング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3350785A JPH05161918A (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | 鋼帯コイルのマ−キング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3350785A JPH05161918A (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | 鋼帯コイルのマ−キング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05161918A true JPH05161918A (ja) | 1993-06-29 |
Family
ID=18412856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3350785A Pending JPH05161918A (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | 鋼帯コイルのマ−キング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05161918A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102078578B1 (ko) * | 2019-08-22 | 2020-02-19 | 주식회사 세마 | 강판 코일 밴드의 레이저 마킹방법 |
-
1991
- 1991-12-11 JP JP3350785A patent/JPH05161918A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102078578B1 (ko) * | 2019-08-22 | 2020-02-19 | 주식회사 세마 | 강판 코일 밴드의 레이저 마킹방법 |
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