JPH05161761A - テレビゲーム機用アダプター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 テレビゲーム機で、指先以外でコントローラ
ーを動作させることができるアダプターを提供する。 【構成】外部圧力を受ける受圧部と受圧部の圧力変化に
より特定位置の形状が変化する加圧部を有し、前記加圧
部を担持したアダプターをテレビゲーム用コントローラ
ーに装着し、外部圧力の変化によって前記テレビゲーム
用コントローラーに入力することを特徴とするテレビゲ
ーム機用アダプター

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、テレビ画面上で各種ゲ
ームソフト等を行うテレビゲーム機のアダプターに関す
るものであり、さらに詳しくはテレビゲーム機のコント
ローラーに装着することにより指先以外の身体部分を使
用して入力できるようにしたテレビゲーム機用アダプタ
ーに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のテレビゲーム機は、付属するコン
トローラーの数個の押しボタンスイッチを指先で押下し
て入力するものであった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来のテレビゲーム機
では、上述のように押しボタンを指先で押下するもので
あるため、身体的な動作はほとんどなく、楽しみ方には
限界があった。また、長時間使用していると、指先が痛
くなるという問題もあった。さらに、身体的障害者等の
手の不自由な人はゲームを楽しむことが不可能であっ
た。このような問題を解決する方法としては、指先以外
の手足等で押しボタンを押下するコントローラーを製作
することが考えられるが、特別な形状のコントローラー
を付属するテレビゲーム機を新たに製作するために高価
なものになるという問題があった。

【０００４】

【問題を解決するための手段】問題を解決するために講
じた技術的手段は、外部圧力を受ける受圧部と受圧部の
圧力変化により特定位置の形状が変化する加圧部を有
し、前記加圧部をテレビゲーム機コントローラーに装着
し、外部圧力の変化によって前記テレビゲーム機コント
ローラーのスイッチを押すようにすることを特徴とする
テレビゲーム用アダプターを使用することである。外部
圧力で受圧部の特定部分のの形状変化をさせる方法とし
ては、受圧部に押しボタンスイッチを取り付けて、これ
のＯＮ−ＯＦＦにより加圧部に取り付けた電磁ソレノイ
ドへの電圧印加を制御して電磁ソレノイドを動作させて
コントローラーのスイッチを押す。または、受圧部と加
圧部を弾性体で作りチューブで気密的に接続し、受圧部
を押すと圧力が高くなり加圧部が膨らんでコントローラ
ーのスイッチを押す等種々の方法で行うことができる。

【０００５】

【作用】受圧部を手で押す、叩く、殴る、または足で踏
む、蹴る等の動作により加圧部の特定位置の形状が変化
するようにする。この加圧部がコントローラーの押しボ
タンの位置に合致する位置に配置したアダプターをコン
トローラーに装着し、前記のような動作によりコントロ
ーラーの押しボタンが押下される。

【０００６】

【実施例】以下に、本発明の第１の実施例に係わるテレ
ビゲーム機のアダプター装置を図１、図２、図３を参照
して説明する。

【０００７】図１は、本発明の受圧部の斜視図、図２は
本発明の加圧部の斜視図、図３は本発明を装着するテレ
ビゲーム機コントローラーの正面図である。

【０００８】図１において、１下台には、１−１、１−
２、１−３、１−４の４個の受圧部が、２上台には２−
１、２−２の２個の受圧部が配置してある。１−１〜１
−４の受圧部は足で踏むものであり、２−１〜２−２の
受圧部は手で押す、殴るものである。これらの受圧部の
圧力は３チューブを通して４アダプターの加圧部に伝え
られる。

【０００９】このアダプターは、任天堂株式会社のテレ
ビゲーム機ファミリーコンピュータのＩＩコントローラ
ーに対応するものであり、図３がＩＩコントローラーの
概略の正 ２−２が８Ｂボタンに対応する。

【００１０】図２が４アダプターの加圧部部分の図であ
る。この図において、４アダプターには、５−１、５−
２、５−３、５−４、６−１、６−２の加圧部が配置さ
れている。５−１〜５−４は図１の１−１〜１−４の受
圧部に、６−１〜６−２は図１の２−１〜２−２の受圧
部に対応するものであり、受圧部に圧力が印加されると
突出する。４アダプターは、図示しない固定具により図
３のＩＩコントローラーに装着される。図１の１−１〜
１−４の受圧部にそれぞれ圧力を印加すると図２ ４を押すこととなる。同様にして、図１の２−１の受圧
部を押すと図２の６−１の加圧部が突出して、図３の７
Ａボタンが押され、図１の２−２の受圧部を押すと、図
２の６−２の加圧部が突出して、図３の８Ｂボタンが押
されることとなる。上記のようにして、指先と同様にし
てコントローラーに入力される。次に、本発明の第２の
実施例を図４、図５を参照して説明する。

【００１１】図４は本発明の他の実施例の平面図であ
り、図５はその側面図である。図４において、１０ハン
ドルには１１−１、１１−２の受圧部が、１２サドルの
下には１３−１、１３−３の受圧部が、１４本体の側面
には１３−２、１３−４の受圧部が配置されている。１
４本体からは加圧部を有する図２と同様な４アダプター
が接続してある。１１−１、１１−２の受圧部は手で強
く握ることにより圧力を受け、４アダプターの６−１、
６−２の加圧部が突出する。図５において、１２サドル
は軸１５を中心にして前後に回動する。１２サドルに腰
掛けて体重を前後に移動することにより、１３−１、１
３−３の受圧部が押され、４アダプターの５−１、５−
３の加圧部が突出し、図３のコントローラーの９−１、
９−３が押される。１４本体の側面の１３−２、１３−
４の受圧部には足を乗せて踏むことにより、４アダプタ
ーの５−２、５−４の加圧部が突出し、図３のコントロ
ーラーの９−２、９−４が押されることになる。次に、
本発明の第３の実施例を図６を参照して説明する。

【００１２】第１の実施例においては、受圧部に１回加
圧を受ける毎に１回加圧部がテレビゲーム機のコントロ
ーラーのボタンを押す。しかしながら、本実施例では受
圧部に予め設定された回数加圧がなされる毎に１回加圧
部が形状を変化させテレビゲーム機コントローラーのボ
タンを押す。図６は本実施例における電気回路のブロッ
ク図である。本実施例においては、受圧部と加圧部の形
状は実施例１と同様なものを使用したので外形に関する
図は省略する。図６において、受圧部に圧力を印加する
毎にパルス回路よりパルス電圧が発生する。このパルス
電圧の発生回数をカウンター回路が計数し予め設定され
た回数に達した時に、加圧部に信号が送られて加圧部が
動作し、テレビゲーム機のコントローラーのボタンを押
す。このようにすることにより、時間当たりに受圧部を
叩く回数を競うゲーム等に適用することができる。次
に、本発明の第４の実施例を図７を参照して説明する。

【００１３】本実施例は、受圧部の圧力強度に対応して
加圧部の形状が変化する回数を変えるものである。図７
は本実施例における電気回路のブロック図の１例であ
る。本実施例においては、受圧部と加圧部の形状は実施
例１と同様なものを使用したので外形に関する図は省略
する。図７において受圧部に印加した圧力により圧電変
換回路で圧力に比例した電圧のパルスが発生する。この
パルス電圧はＡ／Ｄ変換回路により、電圧に比例した回
数の信号パルスとなりカウンター回路へ送られる。カウ
ンター回路ではこの信号パルスを計数し予め設定された
回数に達した時に、加圧部に信号が送られて加圧部が動
作し、テレビゲーム機のコントローラーのボタンを押
す。このようにすることにより、力の強さを競うゲーム
等に適用することができる。本実施例で述べたような圧
力に比例したパルス信号を発生させるには、例えば受圧
部にセンサーとして圧電素子、歪ゲージを用いる等の方
法により容易に達成することができる。

【００１４】

【発明の効果】本案は以上説明したように、受圧部に手
または足を使用して圧力を印加することにより、テレビ
ゲーム機のコントローラーに装着したアダブターの加圧
部が突出し、指先でのコントローラーのボタンを押した
時と同様にしてテレビゲームを行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例に係わる受圧部の斜視図

【図２】本発明の第１の実施例に係わる加圧部の斜視図

【図３】テレビゲーム機コントローラーの正面図

【図４】本発明の第２の実施例に係わる平面図

【図５】本発明の第２の実施例に係わる側面図

【図６】本発明の第３の実施例に係わるブロック図

【図７】本発明の第４の実施例に係わるブロック図

【符号の説明】

１−１、１−２、１−３、１−４、２−１、２−２・・
・ 受圧部、５−１、５−２、５−３、５−４、６−
１、６−２・・・加圧部、４・・・ アダプター

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】外部圧力を受ける受圧部と受圧部の圧力変
   化により特定位置の形状が変化する加圧部を有し、前記
   加圧部をテレビゲーム機コントローラーに装着し、外部
   圧力の変化によって前記テレビゲーム機コントローラー
   に入力することを特徴とするテレビゲーム機用アダプタ
   ー