JPH05161663A - 口腔洗浄装置 - Google Patents

口腔洗浄装置

Info

Publication number
JPH05161663A
JPH05161663A JP32752991A JP32752991A JPH05161663A JP H05161663 A JPH05161663 A JP H05161663A JP 32752991 A JP32752991 A JP 32752991A JP 32752991 A JP32752991 A JP 32752991A JP H05161663 A JPH05161663 A JP H05161663A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
head
cleaning
drive shaft
washing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32752991A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromitsu Fukui
啓允 福井
Yasuo Sugihara
靖夫 杉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP32752991A priority Critical patent/JPH05161663A/ja
Publication of JPH05161663A publication Critical patent/JPH05161663A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、製造者においては各種のタイ
プの口腔洗浄装置を安価に供給できると共に、電動歯ブ
ラシと併用する場合に使用者において口腔洗浄のための
設備に要する費用を低減できる口腔洗浄装置を得ること
にある。 【構成】把持ケース12に、この把持ケース12の一端
部から突出される駆動軸13を設けるとともに、この駆
動軸13をその軸方向に往復動させる駆動機構14が内
蔵された装置本体11と、前記駆動軸13に嵌合する嵌
合穴53を有して前記駆動軸13に着脱可能に連結され
る軸連結部54を備え、かつ、予め用意された複数種の
中から任意に選択されて前記装置本体11に着脱可能に
取付けられる洗浄ヘッド31〜35とを具備し、前記装
置本体11を共通部品としてこれに必要な洗浄ヘッドを
アタッチメントとして組合わせ可能としたことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は歯科疾患の予防と健康維
持に使用される口腔洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】口腔洗浄装置として従来は、電動歯ブラ
シの他に、適当圧力の水流を例えば毎分1200回断続して
歯部に吹付けて、その水圧で歯部の洗浄と歯ぐきのマッ
サージを行うことができる、いわゆるウォーターピック
と通称される口腔洗浄装置が知られている。
【0003】そして、前記後者の口腔洗浄装置の一例が
図13に示されており、同図中1は底面に図示しない吸
盤が設けられた本体で、この内部には水を断続的に吐出
す電動式のポンプ機構が内蔵されている。本体1の一側
面に突出された吐出し部2には、ヘッド支え板3が連結
されているとともに、送水チューブ4が接続されてい
る。チューブ4の先端は洗浄ヘッド5に接続されてい
る。この洗浄ヘッド5は前記ヘッド支え板3に着脱自在
に支持される把持部5aにノズル5bを取付けて形成さ
れている。また、本体1の他側面にはノズル5bから噴
出される水流の圧力を変化させる水圧調整ダイヤル6が
設けられているとともに、本体1の上面にはタンク7が
着脱可能に取付けられている。
【0004】このような構成の口腔洗浄装置において、
本体1に設けられたスイッチ1aを投入してポンプ機構
を動作させると、このポンプ機構内にタンク7から供給
された水が、水圧調整ダイヤル6に設定された水圧で送
水チューブ4を通って洗浄ヘッド5に供給される。その
ため、ノズル5bから水流が断続的に噴出され、この水
流を歯部に吹付けることによって口腔を洗浄できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図13に示さ
れた口腔洗浄装置は、本体がタンクを支持している関係
で大形であり、洗面台上に置いて使用される専用機であ
るから、洗面台に余裕がない場所への設置には不向きで
ある。そこで、製造者においては、洗面台の大きさなど
種々の条件に適合する各種タイプの口腔洗浄装置を提供
することが考えられる。しかし、そのようにすると、各
種タイプの口腔洗浄装置を個々に設計し、製造する必要
があるから、コスト高になるという問題がある。
【0006】また、図13に示された口腔洗浄装置の使
用の際電動歯ブラシを併用すれば、より効果的に口腔洗
浄ができることは知られているが、そのために使用者
は、電動歯ブラシも用意しなければならない。したがっ
て、使用者にとっては口腔洗浄のための設備に要する費
用がかさむことになり、また、製造者においても図13
に示された口腔洗浄装置とは全く別に設計し製造される
電動歯ブラシを提供しなくてはならなず、このこともコ
スト高を招く原因の一つになるという問題がある。
【0007】本発明の目的は、製造者においては各種の
タイプの口腔洗浄装置を安価に供給できるとともに、電
動歯ブラシと併用する場合に使用者において口腔洗浄の
ための設備に要する費用を低減できる腔洗浄装置を得る
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の口腔洗浄装置は、把持ケースに、この把持
ケースの一端部から突出される駆動軸を設けるととも
に、この駆動軸をその軸方向に往復動させる駆動機構が
内蔵された装置本体と、前記駆動軸に嵌合する嵌合穴を
有して前記駆動軸に着脱可能に連結される軸連結部を備
え、かつ、予め用意された複数種の中から任意に選択さ
れて前記装置本体に着脱可能に取付けられる洗浄ヘッド
とを具備したものである。
【0009】
【作用】上記構成において、装置本体はその把持ケース
を握って取扱うことができ、その駆動機構を動作させる
ことにより、把持ケースの一端部から突出された駆動軸
はその軸方向に往復動する。そして、洗浄ヘッドとして
は、歯ブラシの他にポンプ動作を営む各種タイプの洗浄
ヘッドが製造者において用意されるが、いずれの洗浄ヘ
ッドも装置本体に着脱でき、かつ、その装着状態におい
て軸連結部はその嵌合穴を前記駆動軸に嵌合して連結さ
れるから、駆動軸の往復動に伴い軸連結部を一緒に動か
すことができる。
【0010】このように本発明においては、各種洗浄ヘ
ッドの軸連結部が共通構造であるから、装置本体を共通
部品としてこれに必要な洗浄ヘッドをアタッチメントと
して組合わせることができる。その組合わせにより、各
種洗浄ヘッドの中から選択された洗浄ヘッドが例えば歯
ブラシの場合には、この装置を電動歯ブラシとして使用
でき、また、選択された洗浄ヘッドがポンプ動作を営む
ポンプ機構を有した構成である場合には、水流を断続し
て歯部に吹付ける口腔洗浄装置として使用できる。
【0011】
【実施例】以下、図1〜図12を参照して本発明の一実
施例を説明する。図1,図4,図8,図9,図11,お
よび図12中11は装置本体である。この本体11は、
把持ケース12に駆動軸13を設けるとともに、この軸
13を駆動する駆動機構14、およびこの機構14の電
源としての電池15を把持ケース12に夫々内蔵して形
成されている。
【0012】把持ケース12は、合成樹脂製であって、
手でしっかりと握れる太さを有して軸方向に長く形成さ
れた円筒状をなしており、その下端開口(なお、図1,
図4,図8,図9において)は着脱可能に螺合された蓋
16で閉じられている。電池15には乾電池または蓄電
池が用いられ、この実施例は蓋16の着脱に伴って出し
入れされる乾電池を用いた場合を示している。なお、同
各図において符号17は電池押しばねを示している。
【0013】把持ケース12の上端部(なお、図1,図
4,図8,図9において)にはスリーブ状のメタル軸受
18が取付けられ、この軸受18を貫通して前記駆動軸
13がその軸方向に移動自在に支持されている。なお、
符号12aは把持ケース12に一体成形された円筒状の
軸受サポートである。駆動軸13はステンレス等の金属
製であって、その一端部は把持ケース12外に突出さ
れ、把持ケース12内に位置された他端部には、図6お
よび図7に示されるように軸直角方向に延びる横長なカ
ム溝19が設けられている。
【0014】把持ケース12外に突出された駆動軸13
の一端部には、図2および図3(A)に示されるように
掛合溝20が周方向全体にわたって設けられている。さ
らに、駆動軸13の一端部における掛合溝20よりも先
端側部分には互いに平行な平面21が夫々形成されてい
る。
【0015】駆動機構14は図1等に示されるように前
記電池15の電力が印加されることにより動作されるモ
ータ21を備えており、その出力軸には駆動歯車22が
取付けられている。また、駆動機構14は歯車列を備え
ている。すなわち、把持ケース12の内面には歯車ベー
ス23が固定されており、このベース23には一対の歯
車軸24,25が夫々突設されている。モータ21に近
い方の歯車軸24には、フェース歯車26とこれに固定
された中間平歯車27とが回転自在に支持され、フェー
ス歯車26は駆動歯車22に噛み合わされている。他方
の歯車軸25には中間平歯車27に噛み合わされた従動
平歯車28が回転自在に支持されている。この従動平歯
車28にはその中心から偏心した位置に駆動ピン29が
突設され、このピン29は前記カム溝19に挿入されて
いる。
【0016】この駆動機構14は図示しないスイッチの
投入でモータ21を動作させることにより駆動軸13を
直線往復動させる。すなわち、モータ21の回転は、そ
の駆動歯車22とフェース歯車26との噛み合いを介し
て中間平歯車27に伝えられた後、この歯車27に噛み
合った従動平歯車28を回転させる。そのため、同時に
駆動ピン29が、従動歯車28の中心からの偏心量l
(図1および図7,図8参照)を半径とする偏心円運動
を行いながら、駆動軸13のカム溝19内を移動する。
【0017】したがって、これらカム溝19と駆動ピン
29との係合を介して、駆動軸13がその軸方向に前記
偏心量lの2倍の量L(図7参照)を変位とする直線往
復運動を行う。そして、この往復の変位量Lは歯磨をす
る場合にバス法によるブラッシングに適するように3〜
7mmに設定されている。
【0018】なお、図1,図4,図8,図9,図11,
および図12中30は駆動軸13が突出された把持ケー
ス12の端部外面に装着された防水キャップで、これは
ゴム等の柔軟性に富む材料で形成されているとともに、
次のようにして取付けられている。防水キャップ30
は、一端部に軸嵌合部30aを有するとともに、他端部
に内向きのフランジ状取付け縁部30aを有している。
この防水キャップ30は、その軸嵌合部30aを駆動軸
13に嵌合させるとともに、取付け縁部30bを把持ケ
ース12に形成された取付け溝12bに嵌め込んで係合
させることにより、駆動軸13のケース外突出部分を覆
って取付けられている。
【0019】図1および図2等に示す符号31は第1の
洗浄ヘッド、図9に示す符号32は第2の洗浄ヘッド、
図11に示す符号33は第3の洗浄ヘッド、図12に示
す符号34は第4の洗浄ヘッド、図1および図2中等に
示す符号35は第5の洗浄ヘッドである。これら洗浄ヘ
ッド31〜35は製造者において予め用意され、その中
から使用者または製造者により任意に選択されて前記構
成の装置本体11と組合わされて、図4,図8,図9,
図11,および図12のいずれかに示す口腔洗浄装置を
構成するものである。
【0020】図1および図4に示された洗浄ヘッド31
は、把持ケース12の駆動軸13が突出された端部に着
脱可能に嵌合するキャップ状のヘッド本体41に、ポン
プ機構42を内蔵するとともに、ノズル43を取付けて
形成されている。ヘッド本体41は合成樹脂の成形品で
あって、その内面には複数の位置決め用リブ44が一体
に突出され、把持ケース12への嵌め込み深さを決める
ようになっている。
【0021】ポンプ機構42は、ヘッド本体41内に一
体に成形されたシリンダー45内に、その内面を摺動す
るプランジャ46を挿入するとともに、このプランジャ
46の移動により容積を可変されるポンプ室47に連通
する吐出し口48と吸込み口49とを設け、かつ、吐出
し口47の入り口に吐出し弁50を設けるとともに、吸
込み口49の入り口に吸込み弁51を設けて形成されて
いる。
【0022】プランジャ46の外周にはシリンダー45
の摺動面との間の液密を確保するためのOリング52が
取付けられている。このプランジャ46は合成樹脂製で
あって、これには前記駆動軸13に嵌合する嵌合穴53
を有してこの駆動軸13に着脱可能に連結される軸連結
部54が設けられている。
【0023】この軸連結部54の詳細は図2および図3
(C)に示されている。すなわち、嵌合穴53を内側に
形成する円筒状壁55は、一対のスリット55cにより
円弧状をなす固定壁部55aと、円弧状をなして弾性変
形可能な可撓壁部55bとからなる。固定壁部55aの
外面側周囲には複数のリブ56が設けられ、これらと固
定壁部55aとは一体に繋がっていて、それにより固定
壁部55aは動かないように支持されている。可撓壁部
55bの外面側周囲に、この壁部55b外面との間にギ
ャップを介して対向する複数のリブ57が設けられて、
前記ギャップの範囲で可撓壁部55aの弾性変形を可能
としている。この可撓壁部55bの先端部内面には駆動
軸13の掛合溝20に係脱可能な掛合突部58が一体に
形成されている。
【0024】したがって、前記ヘッド本体41を把持ケ
ース12に被せることに伴って、駆動軸13to嵌合穴
53とが嵌合される。その際、可撓壁部55bはその径
方向外側に向けて可撓変形した後に、その掛合突部58
が駆動軸13の掛合溝20に弾性的に掛合するものであ
り、それにより駆動軸13とプランジャ46とが連結さ
れて、このプランジャ46は駆動軸13とともに直線往
復移動する。また、ヘッド本体41を把持ケース12か
ら引外すと同時に、可撓壁部55bの可撓変形を伴って
掛合突部58を掛合溝20から外すことができる。
【0025】吐出し弁50および吸込み弁51はいずれ
も合成ゴム製であって、周部から中心に向かうにしたが
って次第に高くなる断面略V字形状をなし、その中央部
には中心から放射状に複数の切り込み(図示しない)を
入れて形成されている。そして、吐出し弁50はその先
細となった先端部を吐出し口48に対向させてポンプ室
47内に設けられ、吸込み弁51はその先細となった先
端部を吸込み口49に対向させて設けられている。
【0026】ヘッド本体41に形成され吸込み弁51が
収納された弁収納室59には継手管60が取付けられて
おり、この管60には可撓性の吸水チューブ61が接続
されている。使用時において吸水チューブ61の下端は
例えば図5に示すように水などを収納したコップ等の適
当な容器65に挿入されるようになっている。
【0027】図1および図4に示されるように前記ノズ
ル43は、ヘッド本体41の先端部に設けたノズルホル
ダー62に着脱可能に挿入して取付けられている。ノズ
ルホルダー62を収納してヘッド本体41に形成された
ホルダー収納室63は前記吐出し口48に連通されてお
り、したがって、この収納室63を介してポンプ室47
とノズル43とは連通されている。なお、符号64はノ
ズルホルダー62の内周面に取付けられたOリングで、
このホルダー62とノズル43との間の液密を図ってい
る。
【0028】前記構成のポンプ機構42は既述のように
駆動軸13により動作されるものであり、駆動軸13と
ともにプランジャ46が図1において上昇する方向に往
動された時に、ポンプ室47内が高圧となって内部の液
体(水、または薬液、食塩水等)がノズル43を通って
噴射される。この場合、ポンプ室47内の液圧により、
吸込み弁51は閉じる方向に力を受けるだけでなく、プ
ランジャ46により吸込み口49が閉じられるから、ポ
ンプ室47の液体は吐出し弁49の切れ目を押し開いて
通過する。そして、プランジャ46が復動して図1に示
されるように下降した時には、ポンプ室47内の圧力が
減少するから、吐出し弁50が閉じる方向に負圧を受け
る一方で、吸込み弁50の切れ目が開かれるため、吸水
チューブ61を通して導かれる液体が、吸込み弁50お
よび吸込み口49を通ってポンプ室47内に吸込まれ
る。
【0029】すなわち、以上のようなポンプ機構42の
動作の繰り返しにより、ポンプ室47の液体が駆動軸1
3の往復回数に応じて断続的にノズル43から高圧で噴
射されるものである。
【0030】図9に示された第2の洗浄ヘッド32は、
以下の点を除いて前記第1の洗浄ヘッド31と同様の構
成であるので、同様構成部分には第1洗浄ヘッド31と
同じ符号を付して、その説明を省略する。
【0031】ヘッド本体41にそのポンプ室47と連通
する弁収納室71が設けられ、この収納室71には吐出
し弁50を収納するとともに、継手管72が取付けられ
ている。吐出し弁50はその先細となった先端部を継手
管72に対向させて設けられている。継手管72には可
撓性の送水チューブ73を介してハンドピース74が接
続されている。ハンドピース74にはノズルホルダー6
2が収納されたホルダー収納室63が設けられ、ノズル
ホルダー62にはノズル43が着脱可能に接続されてい
る。
【0032】図11に示された第3の洗浄ヘッド33
も、以下の点を除いて前記第1の洗浄ヘッド31と同様
の構成であるので、同様構成部分には第1洗浄ヘッド3
1と同じ符号を付して、その説明を省略する。
【0033】この洗浄ヘッド33の合成樹脂製ヘッド本
体75は、載置タイプであって、底壁75aを有して箱
形状に形成されており、その上壁の略中央部には有底円
筒状の嵌合凹部76が形成されている。この嵌合凹部7
6には前記装置本体11の駆動軸13が突出された端部
が着脱可能に嵌合されて、この装置本体11を倒立状態
に支持するようになっている。なお、76aは前記第1
洗浄ヘッド31のリブ44と同様な機能をなす位置決め
用のリブである。嵌合凹部76の底壁には孔76bが設
けられ、この孔76bには装置本体11の駆動軸13が
通るようになっている。
【0034】このヘッド本体75にはこれとは別体に成
形されて前記駆動軸13により動作されるポンプ機構4
2が内蔵されており、そのシリンダー45には継手管6
0を支持する筒部77が一体に設けられて、その先端は
ヘッド本体75の外面に露出されている。さらに、シリ
ンダー45にはその内部のポンプ室47と連通する弁収
納室を兼ねる筒部78が設けられ、この筒部78に、吐
出し弁50が収納されるとともに、継手管79が取付け
られている。吐出し弁50はその先細となった先端部を
継手管79に対向させて設けられている。
【0035】継手管79の先端は、ヘッド本体75の外
面に露出されているとともに、可撓性の送水チューブ8
0を介してハンドピース81に接続されている。ハンド
ピース81は前記第2ヘッド本体32で使用されたもの
と同じ構成であり、これにはノズルホルダー62が収納
されたホルダー収納室63が設けられ、ノズルホルダー
62にはノズル43が着脱可能に接続されている。
【0036】図12に示された第4の洗浄ヘッド34
も、以下の点を除いて前記第1の洗浄ヘッド31と同様
の構成であるので、同様構成部分には第1洗浄ヘッド3
1と同じ符号を付して、その説明を省略する。
【0037】この洗浄ヘッド34の合成樹脂製ヘッド本
体85は、載置タイプであって、底壁85cを有して箱
形状に形成された本体主部85aと、これに隣接して一
体に設けられた容器ホルダー部85bとで形成されてい
る。本体主部85aの上壁の略中央部には有底円筒状の
嵌合凹部86が形成されている。この嵌合凹部86には
前記装置本体11の駆動軸13が突出された端部が着脱
可能に嵌合されて、この装置本体11を倒立状態に支持
するようになっている。なお、86aは前記第1洗浄ヘ
ッド31のリブ44と同様な機能をなす位置決め用のリ
ブである。嵌合凹部86の底壁には孔86bが設けら
れ、この孔86bには装置本体11の駆動軸13が通る
ようになっている。
【0038】本体主部85aにはこれとは別体に成形さ
れて前記駆動軸13により動作されるポンプ機構42が
内蔵されており、そのシリンダー45には継手管60を
支持する筒部87が一体に設けられて、その先端は本体
主部85aの外面に露出されている。さらに、シリンダ
ー45にはその内部のポンプ室47と連通する弁収納室
を兼ねる筒部88が設けられ、この筒部88に、吐出し
弁50が収納されるとともに、継手管89が取付けられ
ている。吐出し弁50はその先細となった先端部を継手
管89に対向させて設けられている。
【0039】継手管89の先端は、本体主部85aの外
面に露出されているとともに、可撓性の送水チューブ9
0を介してハンドピース91に接続されている。ハンド
ピース91は前記第2ヘッド本体32で使用されたもの
と同じ構成であり、これにはノズルホルダー62が収納
されたホルダー収納室63が設けられ、ノズルホルダー
62にはノズル43が着脱可能に接続されている。
【0040】容器ホルダー部85bは上面が開口されて
おり、この開口を通して容器92を支持するようになっ
ている。この容器92はポンプ機構45よりも高い位置
に配置されている。容器ホルダー部85bの底壁略中央
部には、容器92の出口92aが挿入される嵌合部93
が設けられており、この嵌合部93の底面には接続筒部
93aが突設されている。この接続筒部93aと前記継
手管60とは吸水チューブ94で接続されている。した
がって、容器92に収納された水等の液体は吸水チュー
ブ94を介して継手管60に導かれるようになってい
る。
【0041】また、図1および図8に示された第5の洗
浄ヘッド35は歯ブラシである。この歯ブラシは、合成
樹脂製の柄95の先端部にブラシ毛96を植毛するとと
もに、柄95の基端部に嵌合穴97を有する軸連結部9
8を設けて形成されている。軸連結部98の詳細は図2
および図3(A)に示されているが、この連結部98は
前記第1〜第4の洗浄ヘッド31〜34に設けられた軸
連結部54と同じ構成であるので、同一部分には同一符
号を付して、その説明を省略する。
【0042】前記一実施例の構成において、装置本体1
1に第1ヘッド本体31を選択して組合わせた口腔洗浄
装置は図4に示されており、ヘッド本体31は装置本体
11の一端部に被さって取付けられる。この口腔洗浄装
置の使用状態は図5に示されており、吸水チューブ61
を水などの洗浄液体を満たしたコップ等の容器65に差
込むとともに、把持ケース12を握ってノズル43の先
端部を口腔内に挿入して、駆動機構14を動作させるこ
とにより使用される。そうすると、ポンプ機構42が既
述したポンプ動作を営んで、そのポンプ室47を経由し
て水がノズル43から断続的に歯部に向けて噴出され、
それにより、歯部の洗浄と歯ぐきのマッサージとを行う
ことができる。
【0043】装置本体11に第2ヘッド本体32を選択
して組合わせた口腔洗浄装置は図9に示されており、ヘ
ッド本体32は装置本体11の一端部に被さって取付け
られる。この口腔洗浄装置の使用状態は図10に示され
ている。すなわち、吸水チューブ61を水などの洗浄液
体を満たしたコップ等の容器65に差込んだ状態で、把
持ケース12を一方の手で握るとともに、他方の手でハ
ンドピース74を握ってノズル43の先端部を口腔内に
挿入して、駆動機構14を動作させることにより使用さ
れる。それにより、容器65から吸上げた液体をノズル
43から断続的に歯部に吹き付けて、歯部の洗浄と歯ぐ
きのマッサージとを行うことができる。また、送水チュ
ーブ73を有しているから、装置本体11が水に晒され
ることが少く、その防水構造を簡単にすることが可能で
ある。
【0044】装置本体11に第3ヘッド本体33を選択
して組合わせた口腔洗浄装置は図11に示されている。
この場合、ヘッド本体75は載置され、その嵌合凹部7
6に装置本体11が差込んで保持されるので、使用に際
して装置本体11を片手で支持する必要がない。そし
て、この使用においては、吸水チューブ61を水などの
洗浄液体を満たしたコップ等の容器65に差込んだ状態
で、ハンドピース81を握ってノズル43の先端部を口
腔内に挿入して、駆動機構14を動作させることにより
使用される。したがって、ノズル43から断続的に歯部
に向けて噴出される水により、歯部の洗浄と歯ぐきのマ
ッサージとを行うことができるとともに、その際、片手
で装置本体11を持つ必要がないので、使い勝手を向上
できる。
【0045】装置本体11に第4ヘッド本体34を選択
して組合わせた口腔洗浄装置は図12に示されている。
この場合、ヘッド本体85は載置され、その嵌合凹部8
6に装置本体11が差込んで保持されるので、使用に際
して装置本体11を片手で支持する必要がなく、使い勝
手を向上できる。そして、この使用においては、ハンド
ピース91を握ってノズル43の先端部を口腔内に挿入
して、駆動機構14を動作させることにより使用され
る。したがって、ノズル43から断続的に歯部に向けて
噴出される水により、歯部の洗浄と歯ぐきのマッサージ
とを行うことができる。なお、この使用例ではヘッド本
体85が容器ホルダー部85bを有しているから、その
載置状態の安定性を向上できるとともに、落差によりポ
ンプ室47に水を案内できるので、ポンプ室47への水
の取込みが容易である。
【0046】また、装置本体11に第5ヘッド本体35
を選択して組合わせた口腔洗浄装置は図8に示されてい
る。この場合は電動歯ブラシとして使用されるものであ
って、第5ヘッド本体35は3〜7mm往復移動されるの
で、そのブラシ毛76を歯部に軽く押し当てることによ
り、歯部をバス法によりブラッシングできる。
【0047】以上のような各使用例によれば、選択され
る第1〜第5の洗浄ヘッド31〜35に対して、その駆
動源となる装置本体11は共通して使用される。したが
って、製造者においては、各種の洗浄ヘッド31〜35
ごとに適合する装置本体11を個々に用意する必要がな
いので、各種の口腔洗浄装置を安価に製造し提供でき
る。
【0048】同様に、使用者においても例えば図4に示
す口腔洗浄装置を購入した後に、第5洗浄ヘッド35を
購入することにより、この洗浄ヘッドを図4の口腔洗浄
装置の装置本体11に付け替えて、電動歯ブラシとして
使用できる。勿論、この逆に図8に示す電動歯ブラシの
購入後に、第1〜第4の洗浄ヘッド31〜34のいずれ
かを購入することで、液体を断続的に口腔内に噴射する
タイプの口腔洗浄装置として使用できる。したがって、
口腔洗浄に要する費用を少くできる。
【0049】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、装
置本体に着脱可能に取付けられる各種洗浄ヘッドの軸連
結部が共通構造であって、装置本体を共通部品としてこ
れに必要な洗浄ヘッドをアタッチメントとして組合わせ
ることができるから、その組合わせにより、この装置を
電動歯ブラシとして、あるいは水流を断続して歯部に吹
付ける口腔洗浄装置として使用できる。したがって、装
置本体の共通化により、製造者においては種々のタイプ
の口腔洗浄装置を安価に供給できるとともに、使用者に
おいて電動歯ブラシと併用する場合にも、電動歯ブラ
シ、および水流を断続して歯部に吹付ける口腔洗浄装置
を個々に必要とすることがなく、アタッチメントとして
歯ブラシまたは洗浄ヘッドのいずれかを購入すれば良い
ので、口腔洗浄のための設備に要する費用を低減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る装置本体とこれに選択
的に着脱して使用される歯ブラシと第1の洗浄ヘッドと
を示す略断面図。
【図2】同実施例に係る駆動軸とこれに着脱される歯ブ
ラシの軸連結部と第1の洗浄ヘッドの軸連結部とを示す
断面図。
【図3】同実施例に係る駆動軸と歯ブラシの軸連結部と
第1の洗浄ヘッドの軸連結部との関係を示し、(A)は
歯ブラシの軸連結部の底面図。(B)は駆動軸の平面
図。(C)は第1の洗浄ヘッドの軸連結部の底面図。
【図4】同実施例に係る装置本体に第1の洗浄ヘッドを
取付けてなる口腔洗浄装置を示す断面図。
【図5】図4に示された口腔洗浄装置の使用方法を説明
するための図。
【図6】同実施例に係る装置本体が備える駆動機構を示
す斜視図。
【図7】図6に示された駆動機構の駆動軸の往復動の原
理を示す図。
【図8】同実施例に係る装置本体に歯ブラシを取付けて
なる電動歯ブラシを示す断面図。
【図9】同実施例に係る装置本体に第2の洗浄ヘッドを
取付けてなる口腔洗浄装置を示す断面図。
【図10】図9に示された口腔洗浄装置の使用方法を説
明するための図。
【図11】同実施例に係る装置本体に第3の洗浄ヘッド
を取付けてなる口腔洗浄装置を示す断面図。
【図12】同実施例に係る装置本体に第4の洗浄ヘッド
を取付けてなる口腔洗浄装置を示す断面図。
【図13】従来の口腔洗浄装置を示す斜視図。
【符号の説明】
11…装置本体、12…把持ケース、13…駆動軸、1
4…駆動機構、20…掛合溝、31〜35…洗浄ヘッ
ド、53…嵌合穴、54…軸連結部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 把持ケースに、この把持ケースの一端部
    から突出される駆動軸を設けるとともに、この駆動軸を
    その軸方向に往復動させる駆動機構が内蔵された装置本
    体と、 前記駆動軸に嵌合する嵌合穴を有して前記駆動軸に着脱
    可能に連結される軸連結部を備え、かつ、予め用意され
    た複数種の中から任意に選択されて前記装置本体に着脱
    可能に取付けられる洗浄ヘッドとを具備する口腔洗浄装
    置。
JP32752991A 1991-12-11 1991-12-11 口腔洗浄装置 Pending JPH05161663A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32752991A JPH05161663A (ja) 1991-12-11 1991-12-11 口腔洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32752991A JPH05161663A (ja) 1991-12-11 1991-12-11 口腔洗浄装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05161663A true JPH05161663A (ja) 1993-06-29

Family

ID=18200122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32752991A Pending JPH05161663A (ja) 1991-12-11 1991-12-11 口腔洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05161663A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011021523A1 (ja) 2009-08-17 2011-02-24 サンスター株式会社 振動数調整装置及びそれを用いた水流式口腔内洗浄装置
JP2012005880A (ja) * 2011-09-22 2012-01-12 Sunstar Inc 動力伝達用アタッチメント
JP2012055395A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Tokai Buhin Kogyo Co Ltd パルス洗浄器
WO2014073382A1 (ja) 2012-11-08 2014-05-15 サンスター株式会社 口腔洗浄装置
JP2022049636A (ja) * 2020-09-16 2022-03-29 深▲セン▼市耐菲爾醫療器械科技有限公司 口腔洗浄器用の水圧送装置及び口腔洗浄器

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011021523A1 (ja) 2009-08-17 2011-02-24 サンスター株式会社 振動数調整装置及びそれを用いた水流式口腔内洗浄装置
KR20120069685A (ko) 2009-08-17 2012-06-28 선스타 스위스 에스에이 진동수 조정장치 및 그것을 사용한 수류식 구강내 세정장치
CN102596096A (zh) * 2009-08-17 2012-07-18 盛势达瑞士有限公司 振动频率调整装置和使用其的水流式口腔内清洗装置
US9370408B2 (en) 2009-08-17 2016-06-21 Sunstar Suisse Sa. Vibrational frequency adjustment device and water flow type oral cavity cleaning device using same
JP2012055395A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Tokai Buhin Kogyo Co Ltd パルス洗浄器
JP2012005880A (ja) * 2011-09-22 2012-01-12 Sunstar Inc 動力伝達用アタッチメント
WO2014073382A1 (ja) 2012-11-08 2014-05-15 サンスター株式会社 口腔洗浄装置
US10314676B2 (en) 2012-11-08 2019-06-11 Sunstar Inc. Oral cleaning device
JP2022049636A (ja) * 2020-09-16 2022-03-29 深▲セン▼市耐菲爾醫療器械科技有限公司 口腔洗浄器用の水圧送装置及び口腔洗浄器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107981949B (zh) 清洁器具
CN107981950B (zh) 清洁器具
JP6703716B2 (ja) 電動歯ブラシ
EP0029636B1 (en) Method and apparatus for producing a liquid jet
KR101671273B1 (ko) 밀폐형 치아세정기구
US6210057B1 (en) Multipurpose applicator
US20170318951A1 (en) Electric toothbrush with integrated water flosser
KR20080087633A (ko) 공기분사식 휴대용 치간 칫솔
JP2002045379A (ja) 自動進退歯ブラシ
JP2004073558A (ja) 口腔洗浄具
US7114211B2 (en) Cleaning brush for sanitary appliance
JPH05161663A (ja) 口腔洗浄装置
US10973313B1 (en) Portable, self-contained, toothbrush with internal water, waste reservoir and toothpaste supply
KR101583959B1 (ko) 구강 세정 시스템
JP3875745B2 (ja) 電動歯ブラシ
CN212186339U (zh) 一种喷液马桶刷
KR20200101478A (ko) 휴대용 치아 세정 장치
CN111839776A (zh) 一种口腔清洁装置
CN215273503U (zh) 一种具有计时功能的冲洗式洁牙器
JP2020120927A (ja) 口腔洗浄器
KR200239406Y1 (ko) 가정용 구강 세정기
JPS607699Y2 (ja) 口腔洗浄器
CN215685508U (zh) 个人清洁用具组合及收纳座
CA2397704C (en) Handheld eye washing apparatus
JP3051610U (ja) 歯ブラシ