JPH0516153Y2 - - Google Patents

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JPH0516153Y2
JPH0516153Y2 JP8165188U JP8165188U JPH0516153Y2 JP H0516153 Y2 JPH0516153 Y2 JP H0516153Y2 JP 8165188 U JP8165188 U JP 8165188U JP 8165188 U JP8165188 U JP 8165188U JP H0516153 Y2 JPH0516153 Y2 JP H0516153Y2
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nozzle
tank
opening
lid
bag
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はタンク下部ノズルのごみ等の侵入防止
構造にかかり、特にタンク底部に設けられた下部
ノズルの開口部を、蓋体と袋体とによつてシール
することにより、タンク内のごみ等がノズル内に
侵入するのを防止する構造に関するものである。
[従来の技術] 一般に、タンクの底部には、流体等を供給ある
いは排出するためのノズルが設けられている。こ
の種のタンクの建設の最終工程時あるいはタンク
の操業中の開放点検時やこれに伴う補修時には、
これらの作業は作業者が上記タンク内に入ること
により行われていた。
従来、これらの作業手段においては、作業中に
発生する例えば溶接スラグとかグラインダ屑など
のごみがタンクの底部に落下して溜つたり、ある
いは作業者が不注意に作業工具をタンク底部に落
下させるようなことがあり、これらがタンク底部
に設けられた下部ノズル2内に侵入することがあ
つた。第2図に示すように、タンク1の底部に設
けられているノズル2が曲管である場合には、ノ
ズル2内に侵入したごみ4等がその曲折部分に蓄
積されるようなことが発生していた。これを防ぐ
ために、タンク1のノズル2の開口部3に、例え
ばシート5などを被せて養生し、作業を行つてい
た。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上述したようなノズル2の開口
部3にシート5などを被せるごみ侵入防止手段で
は、これが完全でなく、ごみや落下物、水滴等が
タンク1の底部の下部ノズル2内に侵入してしま
うようなことが、しばしば発生していた。このよ
うな場合、ノズル2内に侵入し蓄積されたごみ4
等を取出すため多大の手間がかかるという問題点
があつた。さらに、ノズル2が第2図に示したよ
うな曲管ではなく、タンク底部から垂下されてい
るような直管の場合には、これらのごみを取出す
ためノズルを取外さなければならぬようなことも
あつた。
特に、食品などが貯留される高い清浄度の要求
されるタンク1においては、ステンレス鋼等で製
作するため、そのタンク内を酸洗いする必要があ
り、この作業における残液がノズル2に流入し、
このノズル2内に残留してしまうような場合があ
り、これの清掃、排出のために多くの手数がかか
るという問題点があつた。
また、タンク1に貯留される貯留物が例えば宇
宙機器用の燃料などの場合においても、タンク1
に高い清浄度が要求されるので、ノズル2へのご
みの侵入には細心の留意が必要であるという問題
点があつた。
本考案はこれらの問題点を一挙に解決すべくな
されたものであつて、その目的とするところはタ
ンク下部ノズル開口部を蓋体と袋体とによつて閉
鎖することにより、タンク内のごみ等をノズルに
侵入させることがないタンク下部ノズルの侵入防
止構造を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本考案は、タンクの
底部に設けられたノズルのタンク内開口部を覆う
ように蓋体を設けると共に、上記ノズル内にその
開口部をシールするための伸縮自在な袋体を設け
て構成される。
[作用] タンク底部に設けられたノズルのタンク内開口
部を蓋体で覆うことにより、タンクの建設時ある
いは開放点検、補修時において、作業ごみや落下
された工具等のノズル内への侵入を防止する。さ
らに、ノズル内に伸縮自在な袋体を設けることに
より、その膨張力で開口部をシールして、洗浄液
の残渣や塵埃等をノズルに流入させることがな
く、高い清浄度の要求に対応する。したがつて、
上記作業にともなうノズル内の清掃作業が必要な
くなり、手数がはぶけ、タンク内の清浄度のみな
らずノズルの清浄度をも高まるものである。
[実施例] 本考案の好適な一実施例を第1図に基づいて説
明する。
本実施例にかかるごみ侵入防止構造は、タンク
1の底部に設けられた下部ノズル2の開口部3を
覆うように形成された蓋体8と、上記ノズル2内
に設けられ、その開口部3をシールするための伸
縮自在な袋体7とによつて構成される。
このタンク1は流体や粉体などを貯留するため
のものであつて、球形または円筒形に形成され
る。タンク1の底部にはこのタンク1に貯留され
る流体や粉体などを供給、排出するための下部ノ
ズル2が設けられる。
タンク1とノズル2とは、例えば溶接などで接
続され、その接続部には円形の開口部3が形成さ
れる。この開口部3には着脱自在に蓋体8が設け
られる。この蓋体8は開口部3の口径より大き
く、かつその周縁部は上記開口部3の外縁部ある
いはタンク1の底部と密着するよう形成される。
この蓋体8の下面には、開口部3とその位置がず
れないように、開口部3と嵌合される嵌合部材9
が設けられる。この嵌合部材9は円筒形状のもの
でも、適宜数の棒状部材で構成されたものであつ
てもよい。また、必要により蓋体8の下面には袋
体7の取付け部10が設けられる。
上記開口部3から下方のノズル2内には袋体7
が設けられる。この袋体7は、例えばゴムなどの
伸縮自在な材料で形成されており、必要に応じて
耐食性あるいは耐火性の材料で形成する。ノズル
2内に挿入される際には、この袋体7に例えば圧
縮空気等の圧力流体が注入するため、その注入口
を上方に向けて設ける。袋体7に圧力流体が注入
され、これが膨張すると、ノズル2の内壁と圧着
されて開口部3がシールされるよう構成される。
次に本考案の作用について説明する。
本考案にかかるごみ侵入防止構造はタンク1の
建設時の仕上げ作業やタンク1内部の開放点検、
補修時に使用される。
まず、袋体7にはノズル2の内壁を押圧するに
充分な圧力流体例えば圧縮空気が注入される。そ
して、この袋体7は蓋体8の下面に設けられた取
付け部10に取付けられた後、開口部3からノズ
ル2内に挿入されるとともに、蓋体8下面の嵌合
部材9が開口部3に嵌合されることにより、ノズ
ル2内に装着される。
この袋体7のノズル2内への挿入、装着は、蓋
体8と一体的でなくとも、最初に圧力流体が注入
された袋体7がノズル2内に挿入されたのち、蓋
体4を開口部3に嵌合されてもよい。あるいは、
袋体7がノズル2内に挿入されたのち、圧力流体
を注入されるようにされてもよい。
このように、蓋体4はタンク1の底部に設けら
れたノズル2の開口部3を覆うようにとりつけら
れ、圧力流体を注入された袋体7は開口部3をシ
ールするようノズル2内に装着される。
したがつて、このような状態において、タンク
1内で仕上げ作業や点検、補修作業が行われる場
合、これら作業において、不注意によつて落下さ
せた工具類は蓋体8によつて受止められノズル2
に流入することが防止される。また、溶接スラ
グ,グラインダ屑、あるいは溶接線の磁粉探傷に
よる磁粉屑などの細かいくずは、蓋体8と、これ
の下面に設けられ開口部3と嵌合されている嵌合
部材9およびノズル2内に流体圧で装着されてい
る袋体7によつて、シールされノズル2内に流入
されることがない。また、タンク1内で部分酸洗
作業を行つた場合、この残渣液体は蓋体8と開口
部3との間を侵入しても、袋体7によつてシール
されるので、ノズル2に流入されることが防止さ
れる。
したがつて、タンク1内の作業において、ごみ
等の発生を留意することなく作業を行うことがで
きるので効率のよい作業を行なえるばかりでな
く、作業のあとにノズル2内を清掃する必要がな
い。
上記作業の終了の後、開口部3を覆つている蓋
体8の近くに蓄積されているごみが収集されなが
らタンク1外に排出される。細かいごみや酸洗い
の残液などはバキユームで吸引するなどして排出
される。この後、ごみ侵入防止構造が取外され
る。まず、開口部3と蓋体8の嵌合部材9とが外
され、蓋体8が取除かれる。そして袋体7内の圧
力流体がその上方の注入口から排出され、ノズル
2との圧着状態が開放され、ノズル2から取除か
れることによつて、取外し作業は終了される。
[考案の効果] 本考案は上述のとおりなので、タンク底部に設
けられている下部ノズルに簡単な構造の蓋体と袋
体とを取付けることにより、タンク内の作業時に
発生するごみ等をノズルに侵入させることがな
く、したがつて、タンク内の作業にともなつてノ
ズル内を清掃する必要がなく、効率のよいタンク
内作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるごみ侵入防止構造を設
けたタンクの断面図、第2図は従来のタンクの断
面中である。 図中、1はタンク、2はノズル、3は開口部、
7は袋体、8は蓋体である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タンクの底部に設けられたノズルのタンク内開
    口部を覆うように蓋体を設けると共に、上記ノズ
    ル内にその開口部をシールするための伸縮自在な
    袋体を設けたことを特徴とするタンク下部ノズル
    のごみ等の侵入防止構造。
JP8165188U 1988-06-22 1988-06-22 Expired - Lifetime JPH0516153Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8165188U JPH0516153Y2 (ja) 1988-06-22 1988-06-22

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JP8165188U JPH0516153Y2 (ja) 1988-06-22 1988-06-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0210289U JPH0210289U (ja) 1990-01-23
JPH0516153Y2 true JPH0516153Y2 (ja) 1993-04-27

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