JPH05160893A - 電話機の自動ダイヤル送出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動的にダイヤル信号が送出できる電話機自
動ダイヤル送出装置である。 【構成】 受話器を上げてダイヤル操作を行い、外線ま
たは内線にダイヤル信号を送出するようにした電話機の
自動ダイヤル送出装置において、電話機本体１０に設け
られダイヤル信号を記憶するメモリ部１９と、このメモ
リ部１９に接続され受話器１３が上げられてから所定時
間経過後に制御出力信号を送出する計時装置２１と、こ
の計時装置２１の制御出力信号により前記メモリ部１９
に記憶させたダイヤル信号を読み出し、そのダイヤル信
号を外線または内線に自動的に送出するメモリダイヤル
送出部２０とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は電話機の自動ダイヤル
送出装置に係り、特に、頻繁に発信する相手通話者にダ
イヤル信号を自動的に送出するようにした電話機の自動
ダイヤル送出装置に関する。

【０００２】

【従来の技術および発明が解決しようとする課題】通
常、電話機により相手通話者を呼び出すには、相手通話
者の電話番号をダイヤルボタンで操作しなければならな
い。相手通話者が業務上で密接な関係を有し、一日に頻
繁に電話をしなければならない者でも、このダイヤルボ
タンの操作は何回でも同じように繰り返さなければなら
ない。

【０００３】これを解決するために、ワンタッチダイヤ
ル形電話機、セーブダイヤル形電話機、短縮ダイヤル形
電話機等が開発されたが、これらの電話機においても少
なくとも数回のダイヤルボタンの操作が必要であり、煩
わしさは解消されない等の問題があった。本発明は上記
問題を解決するための電話機の自動ダイヤル送出装置を
提供する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、受話器を持ち
上げダイヤルボタンを操作し、外線または内線にダイヤ
ル信号を送出するようにした電話機の自動ダイヤル送出
装置において、電話機本体に設けられダイヤルボタン操
作により発生したダイヤル信号を記憶するメモリ部と、
このメモリ部に接続され前記受話器を上げてから所定時
間経過後に制御出力信号を送出する計時装置と、この計
時装置の制御出力信号によりメモリ部に記憶させたダイ
ヤル信号を読み出し、そのダイヤル信号を外線または内
線に自動的に送出するメモリダイヤル送出部とを備えた
ことを特徴とする電話機の自動ダイヤル送出装置を提供
する。

【０００５】

【作用】受話器を上げ所定時間内に相手通話者を呼び出
すダイヤルボタン操作が行なわれると通常の電話呼び出
し操作となり、受話器を上げ所定時間を経過すると記憶
装置に記憶されたダイヤル送信号が相手通話者に自動的
に送出される。

【０００６】

【実施例】以下、この発明の電話機の自動ダイヤル送出
装置の一実施例を図面により説明する。図２は電話機本
体１０の外観が示されている。この電話機本体１０はほ
ぼ四角形のケース１１で構成され、このケース１１に電
話線１２を介し受話器１３が続されている。このケース
１１にはダイヤル信号を送出するダイヤルボタン１４、
ダイヤル信号を記憶制御する制御ボタン１５およびダイ
ヤル信号の記憶状態を表示する表示ランプ１６等が設け
られている。

【０００７】図１には電話機本体１０の主要内部構成が
示されている。電話機本体１０には内線および外線（図
示せず）の切換え接続を行う接続器１７が設けられてい
る。この接続器１７には主制御部１８が接続され、この
主制御部１８によりＲＡＭ等のダイヤル信号を記憶・読
み出しをするメモリ部１９、ＤＡＭ等のダイヤル信号の
読み出しおよび送出を行うメモリダイヤル送出部２０等
が制御される。メモリ部１９およびメモリダイヤル送出
部２０には計時装置２１が接続され、受話器１３の上げ
操作および下げ操作により開閉されるフックスイッチ２
２のフック信号により計時が行なわれるようになってい
る。

【０００８】このような構成の電話機の作動を説明す
る。まず、頻繁に発信する相手通話者の電話番号をメモ
リ部１９に記憶させる場合について説明する。この記憶
には受話器１３を上げ、フックスイッチ２２をオフフッ
ク状態にさせる。ここで通常のダイヤルボタン操作を行
い相手通話者の電話番号をダイヤルボタン１４により発
信させる。この発信が完了したら制御ボタン１５を押圧
し主制御部１８の制御により、相手通話者の電話番号を
メモリ部１９に記憶させる。メモリ部１９が相手通話者
の電話番号を記憶すると表示ランプ１６が点灯され記憶
状態を表示する。

【０００９】複数個の通話者の電話番号を記憶するに
は、メモリ部１９と表示ランプ１６を複数個備え、これ
らのメモリ部１９と表示ランプ１６に上記手段により順
次記憶させて行けばよい。

【００１０】また、記憶を解除するには、表示ランプ１
６が点灯中に制御ボタン１５を押圧ことにより主制御部
１８を制御し、メモリ部１９の記憶をクリヤする。この
ような記憶操作により頻繁に発信を行う相手通話者の電
話番号を記憶させておくことができる。

【００１１】この状態で通常の発信を行うには受話器１
３を上げフックスイッチ２２をオフフックにする。これ
により計時装置２１の計時が開始されるが、所定時間内
例えば５秒内にダイヤルボタン１４を押圧操作すれば計
時装置２１の計時が停止されるとともにダイヤル信号が
相手通話者に送出され普通の呼び出が行われる。

【００１２】頻繁に発信する相手通話者に電話を掛ける
には、受話器１３を上げフックスイッチ２２をオフフッ
クにする。このオフフックにより計時装置２１の計時が
開始し所定時間内例えば５秒経過すると計時装置２１か
ら制御出力信号が主制御部１８、メモリ部１９およびメ
モリダイヤル送出部２０に送られる。

【００１３】メモリ部１９がこの制御出力信号を受ける
と、主制御部１８の制御によりメモリ部１９に記憶され
ているダイヤル信号を読み出し、メモリダイヤル送出部
２０に送る。この読み出されたダイヤル信号はメモリダ
イヤル送出部２０、主制御部１８、接続器１７を介して
相手通話者に送られ、使用者は何等のダイヤル操作を行
うことなく相手通話者を呼び出すことができる。そのた
め、頻繁に発信する相手通話者の通話操作が著しく軽減
される。

【００１４】

【発明の効果】本発明電話機の自動ダイヤル送出装置
は、受話器を持ち上げダイヤルボタンを操作し、外線ま
たは内線にダイヤル信号を送出するようにした電話機の
自動ダイヤル送出装置において、電話機本体に設けられ
ダイヤルボタン操作により発生したダイヤル信号を記憶
するメモリ部と、このメモリ部に接続され前記受話器を
上げてから所定時間経過後に制御出力信号を送出する計
時装置と、この計時装置の制御出力信号によりメモリ部
に記憶させたダイヤル信号を読み出し、そのダイヤル信
号を外線または内線に自動的に送出するメモリダイヤル
送出部とを備えたから、頻繁に発信する相手通話者の電
話操作が軽減できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】電話機における自動ダイヤル送出装置の主要部
を示すブロック線図。

【図２】自動ダイヤル送出装置を備えた電話機本体の外
観図。

【符号の説明】

１０ 電話機本体 １１ ケース １２ 電話線 １３ 受話器 １４ ダイヤルボタン １５ 制御ボタン １６ 表示ランプ １７ 接続器 １８ 主制御部 １９ メモリ部 ２０ メモリダイヤル送出部 ２１ 計時装置 ２２ フックスイッチ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】受話器を持ち上げダイヤルボタンを操作
   し、外線または内線にダイヤル信号を送出するようにし
   た電話機の自動ダイヤル送出装置において、電話機本体
   に設けられダイヤルボタン操作により発生したダイヤル
   信号を記憶するメモリ部と、このメモリ部に接続され前
   記受話器を上げてから所定時間経過後に制御出力信号を
   送出する計時装置と、この計時装置の制御出力信号によ
   りメモリ部に記憶させたダイヤル信号を読み出し、その
   ダイヤル信号を外線または内線に自動的に送出するメモ
   リダイヤル送出部とを備えたことを特徴とする電話機の
   自動ダイヤル送出装置。