JPH05160661A - 粒子線照射による水晶振動子の周波数トリミング法 - Google Patents
粒子線照射による水晶振動子の周波数トリミング法Info
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- JPH05160661A JPH05160661A JP3319161A JP31916191A JPH05160661A JP H05160661 A JPH05160661 A JP H05160661A JP 3319161 A JP3319161 A JP 3319161A JP 31916191 A JP31916191 A JP 31916191A JP H05160661 A JPH05160661 A JP H05160661A
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- JP
- Japan
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- frequency
- crystal oscillator
- particle beam
- irradiation
- packed
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Abstract
(57)【要約】
【目的】水晶振動子又はパックされた水晶発振子の製造
技術、特に水晶振動子又はパックされた水晶発振子の固
有周波数を最終的に希望の周波数に合わせる粒子線照射
による水晶振動子の周波数トリミング法を提供するもの
である。 【構成】水晶振動子又はパックされた水晶発振子に粒子
線としての核分裂片を照射すると、水晶振動子又はパッ
クされた水晶発振子の振動周波数は照射時間ない比例し
て低くなる事が分かってきた。この現象を利用すると、
研磨し過ぎて振動周波数が高くなり過ぎた水晶振動子又
はパックされた水晶発振子の周波数を希望する周波数に
一致させる事が出来る。しかも、機械的或いは薬品によ
る研磨を必要としないので容易に自動化が出来、仕上の
トリミングに要する時間を大幅に短縮出来る。これらの
特徴は産業上の大きな利点である。
技術、特に水晶振動子又はパックされた水晶発振子の固
有周波数を最終的に希望の周波数に合わせる粒子線照射
による水晶振動子の周波数トリミング法を提供するもの
である。 【構成】水晶振動子又はパックされた水晶発振子に粒子
線としての核分裂片を照射すると、水晶振動子又はパッ
クされた水晶発振子の振動周波数は照射時間ない比例し
て低くなる事が分かってきた。この現象を利用すると、
研磨し過ぎて振動周波数が高くなり過ぎた水晶振動子又
はパックされた水晶発振子の周波数を希望する周波数に
一致させる事が出来る。しかも、機械的或いは薬品によ
る研磨を必要としないので容易に自動化が出来、仕上の
トリミングに要する時間を大幅に短縮出来る。これらの
特徴は産業上の大きな利点である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水晶振動子又はパック
された水晶発振子の製造技術、特に水晶振動子又はパッ
クされた水晶発振子の固有周波数を最終的に希望の周波
数に合わせる粒子線照射による水晶振動子の周波数トリ
ミング法に係るものである。
された水晶発振子の製造技術、特に水晶振動子又はパッ
クされた水晶発振子の固有周波数を最終的に希望の周波
数に合わせる粒子線照射による水晶振動子の周波数トリ
ミング法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】水晶振動子又はパックされた水晶発振子
はある特定の周波数で安定に振動する素子である。従来
技術では、希望する水晶振動子又はパックされた水晶発
振子の振動周波数を希望する値に持って行くために水晶
振動子又はパックされた水晶発振子を機械的又は薬品を
用いて研磨して少しずつ厚さを薄くして行き、測定と研
磨を繰り返しながら周波数トリミングを行う必要があっ
た。しかし、研磨し過ぎて振動周波数が希望する周波数
より高くなってしまうと、その素子は利用できなくなっ
てしまう問題点があった。
はある特定の周波数で安定に振動する素子である。従来
技術では、希望する水晶振動子又はパックされた水晶発
振子の振動周波数を希望する値に持って行くために水晶
振動子又はパックされた水晶発振子を機械的又は薬品を
用いて研磨して少しずつ厚さを薄くして行き、測定と研
磨を繰り返しながら周波数トリミングを行う必要があっ
た。しかし、研磨し過ぎて振動周波数が希望する周波数
より高くなってしまうと、その素子は利用できなくなっ
てしまう問題点があった。
【0003】このため、仕上の段階では慎重に時間をか
けてトリミング(仕上)を行っており、結果として高価
なものとなっている。
けてトリミング(仕上)を行っており、結果として高価
なものとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、従来技術
で研磨し過ぎて利用出来なくなってしまった水晶振動子
又はパックされた水晶発振子を利用可能とする方法を提
供するものである。
で研磨し過ぎて利用出来なくなってしまった水晶振動子
又はパックされた水晶発振子を利用可能とする方法を提
供するものである。
【0005】更には、水晶振動子又はパックされた水晶
発振子の周波数合せのトリミングに要する時間を大幅に
短縮する方法を提供するものである。
発振子の周波数合せのトリミングに要する時間を大幅に
短縮する方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
明の要旨を説明する。
【0007】粒子線を照射して水晶振動子又はパックさ
れた水晶発振子1の固有振動周波数を低くすることによ
って、固有振動周波数を調整することを特徴とする粒子
線照射による水晶振動子の周波数トリミング法に係るも
のである。
れた水晶発振子1の固有振動周波数を低くすることによ
って、固有振動周波数を調整することを特徴とする粒子
線照射による水晶振動子の周波数トリミング法に係るも
のである。
【0008】また、水晶振動子又はパックされた水晶発
振子1を振動した状態において、粒子線を照射しながら
振動周波数を測定し、希望する周波数に水晶振動子又は
パックされた水晶発振子1の振動周波数を調整すること
を特徴とする粒子線照射による水晶振動子の周波数トリ
ミング法に係るものである。
振子1を振動した状態において、粒子線を照射しながら
振動周波数を測定し、希望する周波数に水晶振動子又は
パックされた水晶発振子1の振動周波数を調整すること
を特徴とする粒子線照射による水晶振動子の周波数トリ
ミング法に係るものである。
【0009】また、請求項1の方法において、ある一定
の時間が経過した時点で、粒子線の照射を自動的に中止
する(粒子線線源2を停止又は移動する、粒子線線源2
に蓋をする、照射野から水晶振動子又はパックされた水
晶発振子1を移動する、電源駆動の粒子線線源2の動作
を中止する等の方法による。)ことを特徴とする粒子線
照射による水晶振動子の周波数トリミング法に係るもの
である。
の時間が経過した時点で、粒子線の照射を自動的に中止
する(粒子線線源2を停止又は移動する、粒子線線源2
に蓋をする、照射野から水晶振動子又はパックされた水
晶発振子1を移動する、電源駆動の粒子線線源2の動作
を中止する等の方法による。)ことを特徴とする粒子線
照射による水晶振動子の周波数トリミング法に係るもの
である。
【0010】また、請求項2の方法において、水晶振動
子又はパックされた水晶発振子1の振動周波数が希望す
る周波数に達した時点で、粒子線の照射を自動的に中止
する(粒子線線源2を移動する、粒子線線源に蓋をす
る、照射野から水晶振動子又パックされた水晶発振子1
を移動する、電源駆動の粒子線線源2の動作を中止する
等の方法による。)ことを特徴とする粒子線照射による
水晶振動子の周波数トリミング法に係るものである。
子又はパックされた水晶発振子1の振動周波数が希望す
る周波数に達した時点で、粒子線の照射を自動的に中止
する(粒子線線源2を移動する、粒子線線源に蓋をす
る、照射野から水晶振動子又パックされた水晶発振子1
を移動する、電源駆動の粒子線線源2の動作を中止する
等の方法による。)ことを特徴とする粒子線照射による
水晶振動子の周波数トリミング法に係るものである。
【0011】また、水晶振動子又はパックされた水晶発
振子1、発振回路3、必要に応じて増幅器7、必要に応
じてアンテナ5をセットし、ベルトコンベア10又はター
ンテーブル上に一個又は複数個の前記セットaを配置
し、必要に応じてアンテナ5,増幅器7を付けた周波数
カウンタ4で発振周波数を測定しつつ粒子線の照射を行
い、希望する周波数になった時点で、ベルトコンベア10
又はターンテーブルを移動して当該水晶振動子又はパッ
クされた水晶発振子1が照射野から離れるようにして水
晶振動子又はパックされた水晶発振子1の照射を行うこ
とを特徴とする粒子線照射による水晶振動子の周波数ト
リミング法に係るものである。
振子1、発振回路3、必要に応じて増幅器7、必要に応
じてアンテナ5をセットし、ベルトコンベア10又はター
ンテーブル上に一個又は複数個の前記セットaを配置
し、必要に応じてアンテナ5,増幅器7を付けた周波数
カウンタ4で発振周波数を測定しつつ粒子線の照射を行
い、希望する周波数になった時点で、ベルトコンベア10
又はターンテーブルを移動して当該水晶振動子又はパッ
クされた水晶発振子1が照射野から離れるようにして水
晶振動子又はパックされた水晶発振子1の照射を行うこ
とを特徴とする粒子線照射による水晶振動子の周波数ト
リミング法に係るものである。
【0012】また、水晶振動子又はパックされた水晶発
振子1、発振回路3、周波数カウンタ4をセットし、一
個又は複数個の前記セットaを配置しベルトコンベア10
又はターンテーブル上に粒子線線源2を置き、粒子線の
照射を行い、希望する周波数になった時点でベルトコン
ベア10又はターンテーブルを移動して照射野が当該水晶
振動子又はパックされた水晶発振子1の照射を行うこと
を特徴とする粒子線照射による水晶振動子の周波数トリ
ミング法に係るものである。
振子1、発振回路3、周波数カウンタ4をセットし、一
個又は複数個の前記セットaを配置しベルトコンベア10
又はターンテーブル上に粒子線線源2を置き、粒子線の
照射を行い、希望する周波数になった時点でベルトコン
ベア10又はターンテーブルを移動して照射野が当該水晶
振動子又はパックされた水晶発振子1の照射を行うこと
を特徴とする粒子線照射による水晶振動子の周波数トリ
ミング法に係るものである。
【0013】また、請求項5・6の方法において、水晶
振動子又はパックされた水晶発振子1の照射を複数個の
セットを並設し、前のセットの照射野から離れたら次の
セットの照射野に入れるようにして連続照射を行うこと
を特徴とする粒子線照射による水晶振動子の周波数トリ
ミング法に係るものである。
振動子又はパックされた水晶発振子1の照射を複数個の
セットを並設し、前のセットの照射野から離れたら次の
セットの照射野に入れるようにして連続照射を行うこと
を特徴とする粒子線照射による水晶振動子の周波数トリ
ミング法に係るものである。
【0014】
【作用】粒子線としての核分裂片が水晶振動子に照射さ
れると何故周波数が低くなるかは次の様に考えられる。
れると何故周波数が低くなるかは次の様に考えられる。
【0015】水晶振動子は結晶であり、原子は規則正し
く整列して配列している。ここに粒子線が打ち込まれる
とこの規則的配列が一部乱され、原子相互間の距離が粒
子線照射前より長くなる。この状態を外から見れば体積
が増加したことになり、厚みが増える事になる。厚みが
増えれば固有振動数は低くなる。この自然現象を本発明
では高度に利用するものである。
く整列して配列している。ここに粒子線が打ち込まれる
とこの規則的配列が一部乱され、原子相互間の距離が粒
子線照射前より長くなる。この状態を外から見れば体積
が増加したことになり、厚みが増える事になる。厚みが
増えれば固有振動数は低くなる。この自然現象を本発明
では高度に利用するものである。
【0016】第1図の場合、粒子線線源2より放射され
た粒子線は水晶振動子又はパックされた水晶発振子1に
当たるので、水晶振動子又はパックされた水晶発振子1
の振動周波数は低下する。この場合、必要な照射時間照
射すれば、水晶振動子又はパックされた水晶発振子1の
振動周波数はほぼ希望する周波数となる。
た粒子線は水晶振動子又はパックされた水晶発振子1に
当たるので、水晶振動子又はパックされた水晶発振子1
の振動周波数は低下する。この場合、必要な照射時間照
射すれば、水晶振動子又はパックされた水晶発振子1の
振動周波数はほぼ希望する周波数となる。
【0017】第2図の場合は、発振周波数を周波数カウ
ンタ4で測定しながら照射を行っているので、照射の進
行で周波数が低下して行くことが確認できる。この場合
は、照射の進行と共に周波数が低下して行くことが確認
できるので、希望する周波数に達した時点で照射を中止
することができ、正確な周波数の調整が可能となる。第
3図の場合は、連続して水晶振動子又はパックされた水
晶発振子1のトリミングが行い得るようにベルトコンベ
ア10を用い、水晶振動子又はパックされた水晶発振子
1,発振回路3,アンテナ5をセットaとし、このセッ
トa複数個をベルトコンベア10上におき、アンテナ5と
アンテナ6が相対して置かれる状態にすれば、粒子線照
射中に非接触で発振周波数を測定出来る。照射の進行で
周波数が低下していくことが確認でき、希望する周波数
に達したらベルトコンベア10を移動させれば、照射が完
了する。そして、次の水晶振動子又はパックされた水晶
発振子1が照射されることになり、連続してトリミング
が可能となる。
ンタ4で測定しながら照射を行っているので、照射の進
行で周波数が低下して行くことが確認できる。この場合
は、照射の進行と共に周波数が低下して行くことが確認
できるので、希望する周波数に達した時点で照射を中止
することができ、正確な周波数の調整が可能となる。第
3図の場合は、連続して水晶振動子又はパックされた水
晶発振子1のトリミングが行い得るようにベルトコンベ
ア10を用い、水晶振動子又はパックされた水晶発振子
1,発振回路3,アンテナ5をセットaとし、このセッ
トa複数個をベルトコンベア10上におき、アンテナ5と
アンテナ6が相対して置かれる状態にすれば、粒子線照
射中に非接触で発振周波数を測定出来る。照射の進行で
周波数が低下していくことが確認でき、希望する周波数
に達したらベルトコンベア10を移動させれば、照射が完
了する。そして、次の水晶振動子又はパックされた水晶
発振子1が照射されることになり、連続してトリミング
が可能となる。
【0018】第4図の場合は、第3図の場合をベルトコ
ンベア上で移動する物が水晶振動子又はパックされた水
晶発振子1と粒子線線源2が逆になっただけで、必要な
時間の粒子線の照射と言う物理的作用は同じである。
ンベア上で移動する物が水晶振動子又はパックされた水
晶発振子1と粒子線線源2が逆になっただけで、必要な
時間の粒子線の照射と言う物理的作用は同じである。
【0019】粒子線線源2が弱い場合はパックされた水
晶振動子1には効果が無い場合がある。このような場合
には、パック材の一部に窓をあけ、粒子線が通過できる
ようにする。更に、水晶振動子1の表面に蒸着膜がある
場合には、その一部に窓をあけて、または蒸着膜が付着
しないようにして、粒子線が直接水晶振動子1に当たる
ようにする。
晶振動子1には効果が無い場合がある。このような場合
には、パック材の一部に窓をあけ、粒子線が通過できる
ようにする。更に、水晶振動子1の表面に蒸着膜がある
場合には、その一部に窓をあけて、または蒸着膜が付着
しないようにして、粒子線が直接水晶振動子1に当たる
ようにする。
【0020】
【実施例】第1図は本発明の最も簡単な具体例である。
水晶振動子又はパックされた水晶発振子1に粒子線線源
2を相対しておく。粒子線線源2より放射された粒子線
は水晶振動子又はパックされた水晶発振子1に当る。
水晶振動子又はパックされた水晶発振子1に粒子線線源
2を相対しておく。粒子線線源2より放射された粒子線
は水晶振動子又はパックされた水晶発振子1に当る。
【0021】第2図は第1図に発振回路3及び周波数カ
ウンタ4を加えたもので、水晶振動子又はパックされた
水晶発振子1を発振回路3を用いて発振させた状態で周
波数カウンタ4で周波数を測定しつつ、粒子線照射を行
う具体例である。
ウンタ4を加えたもので、水晶振動子又はパックされた
水晶発振子1を発振回路3を用いて発振させた状態で周
波数カウンタ4で周波数を測定しつつ、粒子線照射を行
う具体例である。
【0022】第3図は連続して複数の水晶振動子又はパ
ックされた水晶発振子1の周波数を調整する具体例で、
水晶振動子又はパックされた水晶発振子1,発振回路
3,アンテナ5をセットaとし、このセットaを複数個
ベルトコンベア10上に配置し、アンテナ6でセットaの
アンテナ5からの信号を受取り増幅器7で増幅した後、
周波数カウンタ4で周波数を測定する。粒子線線源2か
ら放射された粒子線は水晶振動子又はパックされた水晶
発振子1に当るようにしてある。発振周波数がある値に
達した時点でベルトコンベア10が移動し、次のセットa
の水晶振動子又はパックされた水晶発振子1が粒子線線
源2の照射野に来るようにする。
ックされた水晶発振子1の周波数を調整する具体例で、
水晶振動子又はパックされた水晶発振子1,発振回路
3,アンテナ5をセットaとし、このセットaを複数個
ベルトコンベア10上に配置し、アンテナ6でセットaの
アンテナ5からの信号を受取り増幅器7で増幅した後、
周波数カウンタ4で周波数を測定する。粒子線線源2か
ら放射された粒子線は水晶振動子又はパックされた水晶
発振子1に当るようにしてある。発振周波数がある値に
達した時点でベルトコンベア10が移動し、次のセットa
の水晶振動子又はパックされた水晶発振子1が粒子線線
源2の照射野に来るようにする。
【0023】発振回路3を動作させる電源は電池を用い
ても良いし、誘導回路によって外部から非接触的に供給
しても良い。或いはスリップリングによる供給も可能で
あるが、既知の手段であるのでこの点の説明は省略す
る。
ても良いし、誘導回路によって外部から非接触的に供給
しても良い。或いはスリップリングによる供給も可能で
あるが、既知の手段であるのでこの点の説明は省略す
る。
【0024】第4図は、水晶振動子又はパックされた水
晶発振子1,発振回路3,周波数カウンタ4をセットa
とし、このセットaを複数個を配置し、周波数カウンタ
4で周波数を測定する。ベルトコンベア10上に粒子線線
源2を設置し、粒子線線源2から放射された粒子線は水
晶振動子又はパックされた水晶発振子1に当るようにす
る。
晶発振子1,発振回路3,周波数カウンタ4をセットa
とし、このセットaを複数個を配置し、周波数カウンタ
4で周波数を測定する。ベルトコンベア10上に粒子線線
源2を設置し、粒子線線源2から放射された粒子線は水
晶振動子又はパックされた水晶発振子1に当るようにす
る。
【0025】発振周波数がある値に達した時点でベルト
コンベアが移動し次の水晶振動子又はパックされた水晶
発振子1が粒子線線源2の前に来るようにする。
コンベアが移動し次の水晶振動子又はパックされた水晶
発振子1が粒子線線源2の前に来るようにする。
【0026】ベルトコンベアを用いる実施例ではベルト
コンベアを移動,停止する為の制御機構が必要である
が、これは既知の技術であるのでこの点の説明は省略す
る。
コンベアを移動,停止する為の制御機構が必要である
が、これは既知の技術であるのでこの点の説明は省略す
る。
【0027】
【発明の効果】従来、研磨し過ぎて使用不能となり、捨
てられていた水晶振動子又はパックされた水晶発振子が
利用可能となることは省資源の立場からは大変重要なこ
とである。
てられていた水晶振動子又はパックされた水晶発振子が
利用可能となることは省資源の立場からは大変重要なこ
とである。
【0028】水晶を回路に差込み実際の利用状態で周波
数トリミングが可能な技術は従来に無く、正確な周波数
を発振器を使う産業機器に提供出来ることになり、この
効果は図り知れないものがある。周波数トリミングを短
時間に行い得る本発明の技術は、水晶振動子又はパック
された水晶発振子製造の生産性を大幅に高めることにな
り、安価で正確な水晶振動子又はパックされた水晶発振
子が提供されることになる。
数トリミングが可能な技術は従来に無く、正確な周波数
を発振器を使う産業機器に提供出来ることになり、この
効果は図り知れないものがある。周波数トリミングを短
時間に行い得る本発明の技術は、水晶振動子又はパック
された水晶発振子製造の生産性を大幅に高めることにな
り、安価で正確な水晶振動子又はパックされた水晶発振
子が提供されることになる。
【図1】本発明の基本的な説明図である。
【図2】第1図に発振回路3及び周波数カウンタ4を加
えた説明図である。
えた説明図である。
【図3】ベルトコンベアが移動し水晶振動子又はパック
された水晶発振子1が粒子線線源2の前に来るようにな
る実施例を示す。
された水晶発振子1が粒子線線源2の前に来るようにな
る実施例を示す。
【図4】ベルトコンベアが移動し粒子線線源2が水晶振
動子又はパックされた水晶発振子1の前に来るようにな
る実施例を示す。
動子又はパックされた水晶発振子1の前に来るようにな
る実施例を示す。
1 水晶振動子又はパックされた水晶発振子 2 粒子線線源 3 発振回路 4 周波数カウンタ 5 アンテナ 7 増幅器 10 ベルトコンベア
Claims (7)
- 【請求項1】 粒子線を照射して水晶振動子又はパック
された水晶発振子の固有振動周波数を低くすることによ
って、固有振動周波数を調整することを特徴とする粒子
線照射による水晶振動子の周波数トリミング法。 - 【請求項2】 水晶振動子又はパックされた水晶発振子
を振動した状態において、粒子線を照射しながら振動周
波数を測定し、希望する周波数に水晶振動子又はパック
された水晶発振子の振動周波数を調整することを特徴と
する粒子線照射による水晶振動子の周波数トリミング
法。 - 【請求項3】 請求項1の方法において、ある一定の時
間が経過した時点で、粒子線の照射を自動的に中止する
ことを特徴とする粒子線照射による水晶振動子の周波数
トリミング法。 - 【請求項4】 請求項2の方法において、水晶振動子又
はパックされた水晶発振子の振動周波数が希望する周波
数に達した時点で、粒子線の照射を自動的に中止するこ
とを特徴とする粒子線照射による水晶振動子の周波数ト
リミング法。 - 【請求項5】 水晶振動子又はパックされた水晶発振
子、発振回路、必要に応じて増幅器、必要に応じてアン
テナをセットし、ベルトコンベア又はターンテーブル上
に一個又は複数個の前記セットを配置し、必要に応じて
アンテナ,増幅器を付けた周波数カウンタで発振周波数
を測定しつつ粒子線の照射を行い、希望する周波数にな
った時点で、ベルトコンベア又はターンテーブルを移動
して当該水晶振動子又はパックされた水晶発振子が照射
野から離れるようにして水晶振動子又はパックされた水
晶発振子の照射を行うことを特徴とする粒子線照射によ
る水晶振動子の周波数トリミング法。 - 【請求項6】 水晶振動子又はパックされた水晶発振
子、発振回路、周波数カウンタをセットし、一個又は複
数個の前記セットを配置し,ベルトコンベア又はターン
テーブル上に粒子線線源を置き、粒子線の照射を行い、
希望する周波数になった時点でベルトコンベア又はター
ンテーブルを移動して照射野が当該水晶振動子又はパッ
クされた水晶発振子から離れるようにして水晶振動子又
はパックされた水晶発振子の照射を行うことを特徴とす
る粒子線照射による水晶振動子の周波数トリミング法。 - 【請求項7】 請求項5・6の方法において、水晶振動
子又はパックされた水晶発振子の照射を複数個のセット
を並設し、前のセットの被照射野から離れたら次のセッ
トの被照射野に入るようにして連続照射を行うことを特
徴とする粒子線照射による水晶振動子の周波数トリミン
グ法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3319161A JPH05160661A (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | 粒子線照射による水晶振動子の周波数トリミング法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3319161A JPH05160661A (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | 粒子線照射による水晶振動子の周波数トリミング法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05160661A true JPH05160661A (ja) | 1993-06-25 |
Family
ID=18107116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3319161A Pending JPH05160661A (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | 粒子線照射による水晶振動子の周波数トリミング法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05160661A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10132573A (ja) * | 1996-10-31 | 1998-05-22 | Kinseki Ltd | 屈曲振動圧電振動子及びその調整方法 |
DE102005054745A1 (de) * | 2005-11-17 | 2007-05-24 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Verfahren zur Beeinflussung der Arbeitsfrequenz eines Schwingquarzes |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54131893A (en) * | 1978-04-05 | 1979-10-13 | Japan Atomic Energy Res Inst | Method of varying frequencyytemperature characteristics of crystal vibrator |
JPH02233009A (ja) * | 1989-03-07 | 1990-09-14 | Miyota Seimitsu Kk | 音叉型圧電振動子の周波数調整方法 |
-
1991
- 1991-12-03 JP JP3319161A patent/JPH05160661A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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