JPH0515823Y2 - - Google Patents

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JPH0515823Y2
JPH0515823Y2 JP9557889U JP9557889U JPH0515823Y2 JP H0515823 Y2 JPH0515823 Y2 JP H0515823Y2 JP 9557889 U JP9557889 U JP 9557889U JP 9557889 U JP9557889 U JP 9557889U JP H0515823 Y2 JPH0515823 Y2 JP H0515823Y2
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towel
tear line
tear
towels
line
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、主として飲食店や旅館やホテルなど
のような公共的施設に用意されるタオルに関し、
特に、タオルが未使用のものであるか否かを容易
に判別できるタオルに関する。
〔従来の技術」 「経済的で衛生的」、この言葉は、経済界では
最も頻繁に用いられる用語である。特に、飲食業
界では甚だしく、それは、経済的な実用度を考慮
する際に、衛生に対する要求にも応じなければな
らないことを意味している。
社会の繁栄、工業の進歩、化学技術の発達に伴
い、人々の生活水準や質も向上してきた。それは
広告媒体からも見て取れるように、種々の業者が
提示するレジヤー活動は多岐にわたつており、例
えば、海外旅行、国内旅行、スポーツジム、エア
ロビクス教室、果てはサウナ、マツサージ、ビデ
オ付き美容室または理容室に至るまで、全てがそ
ろつている感さえある。その上、街を歩けば、十
歩々くごとに飲食物を取り扱う店にぶつかり、百
歩ごとに飲食店に出会う状況であり、飲食業界の
盛況を思い知らされるのが実状である。
人々がこれらの施設等を利用するとき、「経済
性」については考慮するにしても、人によつてそ
の程度が異なる。その反面、「衛生」に対しては
全て一定レベル以上のものを要求している。その
ため、「衛生」を考慮することは、「経済性」より
もより重要であるともいえる。例えば、もし、あ
るサービス業者の提供する施設の衛生条件が悪け
れば、たとえそのサービス内容が優れ、しかも価
格が安価であつたとしても、利用者にとつて、身
体への悪影響に対する恐れによつて、そこを敬遠
するに十分な理由となり得る。
利用者にとつて、「衛生」に対する要求という
ものは、総じて、細菌の感染の可能性をなくすこ
とである。この要求に対し、近年、紙製食器、紙
製コツプ、紙ナプキン、濡れおしぼり、割り箸等
のような、使い捨て式のものが広く利用されるよ
うになつた。業者にとつて、このような物品を使
用することは、必然的に支出コストの上昇を招く
ものであり、この「衛生」に対する要求を満たす
ためには、大量生産、大量使用によつて単位当り
コストの低減を計るか、コスト上昇分を利用者に
転化するしか方法はないのが実状である。
しかしながら、B型肝炎のような細菌の感染を
減少するさせるためには、一度使用されたものを
回収して消毒し、再使用することでは、回収処理
時の不徹底な殺菌消毒により、感染を防止できな
い恐れがある。そのため、「使い捨て」の考えを
強化することにより、細菌の感染に対する恐れを
確実に防止しようとしている。このような「使い
捨て」の理念は、飲食業界のみならず、例えば、
医療機関における使い捨て式注射器の使用や、缶
詰類の缶切り等の不要な開缶手段の開発等にも共
通したものである。
このような「使い捨て」の使用概念に的を絞る
と、逆に、重要な物品が見落とされている。すな
わち、「タオル」それ自体である。
タオルの使用範囲は極めて広く、その上、紙お
しぼりなどの類似品をもつて代用することのでき
ない必要性や習慣性を有している。例えば、旅
館、ホテル等のタオル、理容院のタオル、レスト
ランのおしぼり等、さらには、サウナやマツサー
ジ業に至つては当然必須のものであり、そこにお
けるタオルの使用量も多い。このようなタオル
は、誰もが使用するものであり、しかも身体の各
部分へ直接接触させて使用されるものであること
から、最も細菌の感染が発生し易いものである。
それゆえ、回収後の消毒は完全に徹底して行うこ
とが必要であり、その手順を経て初めて再使用は
可能である。
しかし、目下のところ、業者にとつて、細菌感
染に対する各種の回収処理を完全に行うことは不
可能であり、不完全な処理で、使用者に細菌を感
染させてしまう恐れを常に有するものである。特
に、おしぼりのように、ビニール等による包装処
理は、あたかもそれを清潔であり、使用可能なよ
うに見せて、使用者の警戒心を和らげるだけのも
のが多く、うわべに惑わされてうかつに使用する
と、被害を一層大きくしてしまうものである。
新聞雑誌等には、医学界の名士たちの警告や呼
びかけがよく掲載されている。彼等は、繰り返し
利用される公共的なタオルの使用を止めることに
より、思いがけない感染や疾病から逃れられるこ
とを人々に呼びかけている。また、ぞつとするよ
うな疾病や患者の例を逐一挙げて説明し、その原
因は公共的タオルの使用にあること、それゆえ、
外出時にはタオルを持参することが望ましいとし
ているが、これもまた不便なことである。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案の考案者は、上述の問題に検討を加え、
今日の生活環境に照らしあわせて考慮し、切り裂
き式衛生タオルを考案したものである。
感染を避けるという衛生的条件が、本考案が解
決しようとする課題の基本的理念である。経済的
な考慮を加えると、コスト上、わずかの増加は避
けられないが、この「タオル」は最初の使用であ
ることで衛生的であることを保証し、なおかつ使
用前に外見で未使用のものであることを知らせる
ことで、安心して使用できるタオルを提供しよう
とするものである。
本考案の主要目的は、タオルに予め切り裂き線
の構造を設けておき、使用後、使用者が切り裂き
線に沿つて簡単にタオルを破き、タオルの回収、
再使用を回避することのできるタオルを提供しよ
うとするものである。
本考案の別の目的は、「未使用のものかどうか
を知らせる」ことのできるタオルを提供しようと
するものである。すなわち、タオルに設けた切り
裂き線を明示することにより、使用者にそのタオ
ルが切り裂き式衛生タオルであることを知らせ、
引き裂いた痕跡の有無を確認することにより、回
収処理されたタオルではない新しいタオルである
ことを認識させるものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案による切り裂き式衛生タオルは、少なく
とも1本の切り裂き線をタオル本体に設け、該切
り裂き線の近傍に切り裂き線の位置および開始点
を示すための標示記号を付して構成されており、
前記切り裂き線は力を加えることによつてタオル
本体を引き裂けるように形成することにより、上
述した課題を解決している。
〔作用〕
本考案による切り裂き式衛生タオルは、未使用
状態にあつては、切り裂き線が連続した形のまゝ
でつながつており、使用後、使用した者が切り裂
き線に沿つてタオルを手で引き裂くことにより、
タオルとしての形を損なわせ、それにより、その
タオルが一度使用されたものであることを示し、
タオルが回収されて再使用されるのを不可能にさ
せる。
切り裂き線の近傍に配設した標示記号は、切り
裂き線の位置および開始点を明示し、タオルが引
き裂かれたか否か、すなわち未使用か否かの確認
を行うのを容易にすると共に、使用後、タオルを
引き裂くときに、その切り裂き線の位置およびそ
の開始位置を簡便に把握できるように表示してい
る。
これにより、準備されたタオルの切り裂き線の
状態、すなわち、タオルが未使用のものであるか
否かを一目で確認することができる。
〔実施例〕
本考案の実施例による切り裂き式衛生タオル
は、周知のタオルと同様な寸法形体を有するタオ
ル本体1により構成される。タオル本体1には、
少なくとも1本の点線状の穴により形成された切
り裂き線が設けられている。この切り裂き線は、
第1図に示すように、タオルの角部に円弧状に延
びる切り裂き線12、または、第2図に示すよう
に、タオル本体の中央部内方に直線状に延びる切
り裂き線11の形体で設けられる。
この切り裂き線12または11は、その両側を
手で把持して相互に反対方向へ引くことにより、
タオル本体1を引き裂くことができるように構成
されており、また、その本数および/または配設
位置は、切り裂き線に沿つてタオル本体1を引き
裂いたときに(第3図参照)、タオル本体1がタ
オルとしての形を、実用上、保持し得ないように
適当に選定される。
切り裂き線12または11の近傍には、切り裂
き線の位置を示すための標示記号13が、切り裂
き線12,11に沿つて付されている。切り裂き
線12または11の両端近傍には、切り裂き線の
開始点を示すための標示記号14がまた付されて
いる。標示記号13,14は、タオルの製造時に
捺染加工することにより容易に配設することが可
能であり、慣用の捺染加工時に同時に行うことも
可能である。
タオルを使用した後、再使用しない場合、タオ
ル本体1は、切り裂き線12,11の両側を手で
把持し、引き裂いてタオルを分断した後、廃棄さ
れる。これにより、それを回収して再使用しよう
としても、タオル本体を元の状態に復元する手数
が大変であり、経済的に採算が合わず、不衛生な
タオルの再使用を諦めさせることとなる。
第1図に示す円弧状の切り裂き線12を備えた
タオル本体1は、第4図に示すように、タオル掛
けに掛けるのに適しており、そのとき、切り裂き
線12は前面側に位置するように掛けられる。一
方、第2図に示す直線状の切り裂き線11を有す
るタオル本体1は、第5図に示すように、折り畳
んで棚等に載置するのに適しており、このとき、
タオル本体1は、棚の前面側に切り裂き線11
が、位置するように折り畳まれて載せられる。こ
れにより、タオルを重ねて置いても、各タオルの
切り裂き線11が全て前面側に位置して、タオル
の使用、未使用を容易に確認させることができ
る。
〔考案の効果〕
本考案によれば、タオル本体1の適当な位置に
少なくとも1本の切り裂き線12,11が設けら
れ、この切り裂き線が連続した状態のまゝであれ
ば、未使用状態であり、切り裂き線に沿つて引き
裂かれていれば、一度使用されたものであること
が確認でき、しかも、使用後、切り裂き線12,
11に沿つてタオル本体1を引き裂くことにより
タオルの回収、再使用を不可能にさせることがで
きるものである。
また、切り裂き線12,11の近傍に配設した
標示記号13,14により、切り裂き線の位置お
よび開始点を明示し、タオルが切り裂かれたか否
かの確認を行うのを簡便に行うことができ、しか
も、タオルを引き裂くときに、その切り裂き線の
位置および開始位置を容易に把握できるものであ
る。
更に、円弧状の切り裂き線12をタオル本体1
の角部に設けることにより、タオル掛け等に掛け
たときに、切り裂き線12を容易に確認できる位
置に配置させることができ、また、直線状の切り
裂き線11をタオル本体1の中央部に設けること
により、タオルを折り畳み、棚等に重ねて載せて
も、切り裂き線11をまた容易に確認できる位置
に配置させることができるものである。
本考案による切り裂き式衛生タオルを使用する
ことは、利用者にとつて、使用しようとするタオ
ルが衛生的なものであるか否かを容易にかつ確実
に判断できるのはもちろんのこと、業者にとつて
も、経済性と衛生とを総合的に判断しても、利用
者の信頼感や安心感を勝ち得、結果として、利用
者の増加に繋がり得るものであり、営業利益の低
下とはならないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による切り裂き式衛生
タオルを示す斜視図。第2図は本考案によるタオ
ルの別の実施形体を示す斜視図。第3図は第1図
に示すタオルを切り裂き線に沿つて引き裂いてい
る状態を示す斜視図。第4図は第1図に示すタオ
ルをタオル掛けに掛けた状態を示す斜視図。第5
図は第2図に示すタオルを折り畳んで収納した状
態を示す図。 1……タオル本体、11……(直線状の)切り
裂き線、12……(円弧状の)切り裂き線、13
……(位置の)標示記号、14……(開始点の)
標示記号。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも1本の切り裂き線をタオル本体に設
    け、該切り裂き線の近傍に切り裂き線の位置およ
    び開始点を示すための標示記号を付して構成さ
    れ、前記切り裂き線は力を加えることによつてタ
    オル本体を引き裂けるように形成されたことを特
    徴とする切り裂き式衛生タオル。
JP9557889U 1989-08-16 1989-08-16 Expired - Lifetime JPH0515823Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9557889U JPH0515823Y2 (ja) 1989-08-16 1989-08-16

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9557889U JPH0515823Y2 (ja) 1989-08-16 1989-08-16

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Publication Number Publication Date
JPH0339487U JPH0339487U (ja) 1991-04-16
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