JPH0515798U - 配管接続具 - Google Patents

配管接続具

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JPH0515798U
JPH0515798U JP6672391U JP6672391U JPH0515798U JP H0515798 U JPH0515798 U JP H0515798U JP 6672391 U JP6672391 U JP 6672391U JP 6672391 U JP6672391 U JP 6672391U JP H0515798 U JPH0515798 U JP H0515798U
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JP
Japan
Prior art keywords
pipe
cap
fastener
impregnated
membrane
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6672391U
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English (en)
Inventor
好孝 矢田
猛司 堀内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無菌水等を供給する配管の接続具において、
配管接続に当って菌の侵入を阻止することができる配管
接続具を提供する。 【構成】 一端が配管20に接続される第1の筒体1,
8と、この第1の筒体の他端外周面に封密摺動自在に嵌
合されたキャップ3を備え、キャップの頭面開口を閉鎖
する膜部材4に、殺菌剤を塗布し又は殺菌剤が含浸され
た遮蔽部材5を被覆してなる雄型締結具;及び一端が配
管20に接続される第2の筒体11を備え、この第2の
筒体11の他端開を閉鎖する膜部材14に、殺菌剤を塗
布し又は殺菌剤が含浸された遮蔽部材15を被覆してな
る雌型締結具からなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、クリーンルーム内で培養される植物に無菌水を供給するため等に用 いられる配管内に菌の侵入することを防止するようにした配管接続具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、クリーンルーム内で培養される植物に無菌水を供給するための配管を接 続施工するにあたっては、ルーム内に浮遊している菌が配管内に侵入するのを防 止する必要がある。このため、予めオートクレーブ等で加熱殺菌を施したシリコ ンチューブ等の配管の開口をキャップによって封止しておき、配管施工に際し、 このキャップを外して殺菌処理した短管等の配管継手に差し込み固定することに よって順次接続し、次いで、外気と接触した配管の差し込み箇所を外部から電気 ヒータ等で加熱して殺菌を行なっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の無菌水を供給するための配管を接続施工する上においては、配管継 手に接続した箇所を加熱することにより殺菌処理をしなければならず、手間がか かると共に、この加熱によって殺菌が完全に行なわれたかが不明であり信頼性を 欠く等の不具合があった。
【0004】 本考案は上記事情に鑑みなされたものであって、配管接続の際、菌の侵入を阻 止することができる接続具を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の配管接続具は、一端が配管と接続される第1の筒体と、この第1の筒 体の他端外周面に封密摺動自在に嵌合されたキャップとを備え、このキャップの 頭面開口を閉鎖する膜部材に、殺菌剤を塗布し又は殺菌剤が含浸された遮蔽部材 を被覆してなる雄型締結具;及び、一端が配管と接続される第2の筒体を備え、 この第2の筒体の他端開口を閉鎖する膜部材に、殺菌剤を塗布し又は殺菌剤が含 浸された遮蔽部材を被覆してなる雌型締結具からなる。
【0006】
【作用】
本考案は前記の構成を具えているため、雄型締結具のキャップを雌型締結具の 第2の筒体に当接し、雄型締結具の第1の筒体を押し込んでキャップに対して摺 動させつつ雌型締結具の第2の筒体内に挿通させると、この第1の筒体によって 、雄型締結具の膜部材又は膜部材と遮蔽部材、及び雌型締結具の膜部材又は膜部 材と遮蔽部材が突き破られ、雄型締結具と雌型締結具とが接続されて流路が連通 される。
【0007】 これにより、配管接続前にあっては、雄型締結具及び雌型締結具の膜部材によ って配管内は外気と遮断されており、また、外気に露出している膜部材又は遮蔽 部材は配管接続後に流路内に臨むが、この膜部材に塗布され又はこの膜部材を被 覆する遮蔽部材に含浸された殺菌剤によって膜部材、又は膜部材と遮蔽部材は予 め殺菌処理されるので、配管内に菌が侵入することはない。
【0008】
【実施例】
本考案の第1の実施例を図1ないし図3によって説明する。
【0009】 図1は雄型接続具の断面図であり、内筒1の先端外周面にはO−リング2を介 してキャップ3が摺動自在に嵌合されており、このキャップ3は薄い膜4によっ てその頭面開口が閉鎖されている。膜4はアルコール等の殺菌剤を含浸したフェ ルト等のシート5によって被覆されている。また前記シート5の外面にアルミ箔 等の薄いフィルム6を粘着材7が貼着されて、シート5が外気と接触したり、殺 菌剤が蒸散するのを避けるようになっている。キャップ3の頭面と反対側の端部 には伸縮自在なベローズ部8が連結されて内筒1を囲繞しており、このベローズ 部8の後端(キャップ3に連結された側と反対側の端部)にはシリコン素材等よ りなるチューブ20が接続される。
【0010】 図2は雌型接続具の断面図であり、筒11の一端はチューブ20と接続され、 また他端は薄い膜14によってその開口が閉鎖されている。膜14はアルコール 等の殺菌剤を含浸したフェルト等のシート15によって被覆されている。また前 記シート15の外面にアルミ箔等の薄いフィルム16が粘着材17に貼着されて 、シート15が外気と接触したり、殺菌剤を蒸散するのを避けるようになってい る。前記筒11の内周面にはO−リング12が装着され、また外面にはユニオン ナット19が回転自在に嵌合されている。このユニオンナット19は、雄型締結 具のキャップ3の外面に設けられたねじ部3′に螺合できるようになっている。
【0011】 次に図3に基づいて、前記の雄型締結具及び雌型締結具を用いた配管接続の手 順を説明する。なお、予めチューブ20の両端には雄型締結具、雌型締結具を接 続してオートクレーブで加熱殺菌処理し、このようなチューブ20が多数準備さ れる。
【0012】 まず、雄型締結具と雄型締結具の双方のフィルム6,16を剥がして、図3( A)に示すように、雄型締結具のキャップ3を雄型締結具の筒11に当接してシ ート5,15同志を密着させ、シート5,15に含浸された殺菌剤によって、ク リンルーム内等を浮遊し膜4,14やシート5,15に付着した菌を死滅させる 。
【0013】 次いで図3(B)に示すように、雄型接続具のベローズ部8を緊縮し、内筒1 を押し込んでキャップ3に対して摺動させながら筒11内のO−リング12に達 するまで挿通させると、この内筒1によって雄型締結具の膜4、シート5、及び 雌型締結具の膜14、シート15が破られ、雄型締結具と雌型締結具とが接続さ れて流路が連通される。
【0014】 続いて、図3(C)に示すようにベローズ部8を伸張させ、ユニオンナット1 9をキャップ3のねじ部3′に螺着して固定する。なお、接続後はチューブ内2 0に無菌水を通流して、シート5,15に含浸等されている殺菌剤を無菌水に溶 解させて、除去する。
【0015】 かくして、接続前にあっては膜4,14によってチューブ20内は外気と遮断 されて無菌状態が保持されており、外気に露出する膜4,14はシート5に含浸 されている殺菌剤によって殺菌処理されるので、これが接続後に流路内に入り込 んでもチューブ20内に菌が侵入することはない。従って、菌の浮遊している環 境下でチューブ20の接続施工を行なってもチューブ20内を無菌状態に保持す ることができる。
【0016】 なお、前記の第1の実施例では、雄型締結具の膜4を殺菌剤を含浸したシート 5で被覆し、雌型締結具の膜14を殺菌剤を含浸したシート15で被覆している が、これらのシート5,15を省略し、膜4,14の表面にクリーム状の殺菌剤 を塗布するようにしてもよい。また、シート5,15の外面に貼着されたフィル ム6,16を省略することもできる。
【0017】 本考案の第2の実施例を、図4によって説明する。前記第1の実施例では、雄 型締結具にベローズ部8を設けて内筒1を外気から遮断しているが、本実施例で はこのベローズ部が省略されていると共に、雌型締結具は前記第1の実施例と同 様なものが用いられている。
【0018】 即ち、雄型締結具の内筒1の後端にチューブ20を接続するようにし、かつ、 雌型締結具との締結時に、内筒1の外気に露出されている部分が雌型締結具のO −リング12を超えて奥に臨まないように、O−リング12の位置又はキャップ 3と内筒1との間に介装される雄型締結具のO−リング2の位置が適宜設定され ている。なお、雄型締結具の他の部分の構成は、前記第1の実施例におけると同 様である。
【0019】 本第2の実施例においても、前記第1の実施例と同様な作用及び効果を奏する ことができる。
【0020】
【考案の効果】
本考案によれば、配管接続前にあっては雄型締結具及び雌型締結具の膜部材に よって配管内は外気と遮断されて無菌状態を保持するとともに、外気に露出して いる膜部材又は遮蔽部材は配管接続後に流路内に臨むが、膜部材に塗布され又は 膜部材を被覆する遮蔽部材に含浸された殺菌剤によってこれらが予め殺菌処理さ れるので、菌の浮遊している環境下で配管の接続施工を行なっても、配管内への 菌の侵入を阻止することができる。この結果、従来のように加熱殺菌する手間が 不要となって作業工数を低減することができると共に、配管接続作業の信頼性が 向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例の雄型締結具の断面図で
ある。
【図2】同実施例の雌型締結具の断面図である。
【図3】同実施例の接続手順を示す説明図であり、図3
(A)は接続開始時、図3(B)は雄型締結具の内筒を
雌型締結具の筒へ挿入した時、図3(C)は雌型締結具
のユニオンナットの固定時の状態をそれぞれ示す。
【図4】本考案の第2の実施例の雄型締結具の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 内筒 2 O−リング 3 キャップ 4 膜 5 シート 6 フィルム 8 ベローズ部 11 筒 12 O−リング 14 膜 15 シート 16 フィルム 19 ユニオンナット 20 チューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 堀内 猛司 愛知県名古屋市中村区岩塚町字九反所60番 地の1 中菱エンジニアリング株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が配管と接続される第1の筒体と、
    この第1の筒体の他端外周面に封密摺動自在に嵌合され
    たキャップとを備え、このキャップの頭面開口を閉鎖す
    る膜部材に、殺菌剤を塗布し又は殺菌剤が含浸された遮
    蔽部材を被覆してなる雄型締結具;及び、一端が配管と
    接続される第2の筒体を備え、この第2の筒体の他端開
    口を閉鎖する膜部材に、殺菌剤を塗布し又は殺菌剤が含
    浸された遮蔽部材を被覆してなる雌型締結具からなるこ
    とを特徴とする配管接続具。
JP6672391U 1991-08-22 1991-08-22 配管接続具 Withdrawn JPH0515798U (ja)

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JP6672391U JPH0515798U (ja) 1991-08-22 1991-08-22 配管接続具

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JP6672391U JPH0515798U (ja) 1991-08-22 1991-08-22 配管接続具

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JPH0515798U true JPH0515798U (ja) 1993-03-02

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JP6672391U Withdrawn JPH0515798U (ja) 1991-08-22 1991-08-22 配管接続具

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995017556A1 (fr) * 1993-12-20 1995-06-29 Toto Ltd. Robinet automatique
JP2010195432A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Shibuya Kogyo Co Ltd 無菌接続装置

Cited By (3)

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