JPH05157721A - 亀裂進展速度測定装置 - Google Patents

亀裂進展速度測定装置

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JPH05157721A
JPH05157721A JP32554691A JP32554691A JPH05157721A JP H05157721 A JPH05157721 A JP H05157721A JP 32554691 A JP32554691 A JP 32554691A JP 32554691 A JP32554691 A JP 32554691A JP H05157721 A JPH05157721 A JP H05157721A
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JP
Japan
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temperature
test piece
crack
measured
omegaa
Prior art date
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Pending
Application number
JP32554691A
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English (en)
Inventor
Naoto Shigenaka
尚登 茂中
Sadaji Suzuki
貞治 鈴木
Motomasa Fuse
元正 布施
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】CT試験片中に発生した亀裂の長さ及び進展速
度を正確に測定するための装置を提供する。 【構成】CT試験片と試験片内に一定電流を付与する手
段、試験片内の電気抵抗値を測定する手段(員数2以
上)及び電気抵抗を測定するそれぞれの部分の温度を測
定するための手段。 【効果】温度変動のある環境でもCT試験片に発生した
亀裂長さを測定精度10μmで測定することができる。
これにより原子炉内でも正確な材料の評価が可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原子炉または原子炉環境
を模擬した実験装置に適用することにより、原子炉材料
ひいては原子炉の健全性評価または原子炉材料の劣化機
構の解明手段に関する。
【0002】
【従来の技術】材料中の亀裂を進展させる諸条件はCT
試験片を用いて測定することができる。従って装置構成
材料中に発生した亀裂の進展を加速あるいは抑制する諸
条件を測定する道具にCT試験片を用いることができ
る。つまり、材料の劣化が問題となりそうな施設または
装置中にCT試験片を設置し、CT試験片中に発生する
亀裂長さをその場で測定することによって、施設あるい
は装置を構成する材料中の亀裂長さを予見でき、これに
より施設あるいは装置の健全性が評価される。また、環
境と亀裂進展速度との関係から構成材料を健全に維持で
きる条件を見出すことも可能である。このような観点か
ら、CT試験片に発生した亀裂の長さを、非破壊で常時
測定できる手法が開発されてきた(特願平2−326330号
明細書)。
【0003】この亀裂進展速度の測定方法ではCT試験
片に一定電流を通電し、亀裂の進展とともに変化する電
圧値を測定することによって亀裂長さを0.1mm の精度
で評価できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一定電流I0 を通電し
て測定される電圧値Vは、電気抵抗値Ωを反映してい
る。すなわち、オームの法則より V=I0・Ω …(1) であるから、電圧値の変化は電気抵抗値の変化によるも
のであることがわかる。つまり、従来の方法とは亀裂の
進展に伴って変化する電気抵抗値の変化を測定すること
によって亀裂の長さを評価するものであった。しかし、
電気抵抗値は温度が変化しても変化する。従って、単に
電気抵抗値だけをモニタしたのでは正確な亀裂長さが求
められないため、従来法ではCT試験片の二ヵ所で電気
抵抗値(ΩA及びΩB)をモニタし、ΩAとΩBの変化
の違いから亀裂長さを評価することによって温度の影響
を除去する方法がとられてきた。
【0005】この方法により温度の影響は除去できる
が、これは試料の温度が一様で分布のない場合にのみ有
効な方法で、電気抵抗測定点の温度が異なっていればや
はり正確な温度測定は不可能である。そもそも亀裂の進
展に伴う電気抵抗値の変化量など極くわずかであるか
ら、ほんのわずかな温度分布が試料内に発生しても、亀
裂長さ評価値に与える影響は大きくなる。CT試験片の
サイズが大きくなれば、ますます、この影響は深刻にな
る。従ってより正確な亀裂長さを測定するためには、亀
裂長さ評価値に対する試料内の温度分布の影響を適切に
補正できる手段を付与することが必要である。本発明が
解決しようとする課題はこの点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題はCT試験片に
温度測定手段を取り付けることにより解決することがで
きる。
【0007】
【作用】CT試験片に取り付けた温度測定手段により、
CT試験片の温度分布を測定することができる。この温
度分布に基づいて電圧値を測定した電流のパスに沿った
電気抵抗値(ΩA,ΩB)を補正し、この補正値から亀
裂長さを評価する。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図1及び図2を用いて
説明する。まず図1においてCT試験片1には二本ずつ
七組のリード線が接続されている。まずリード線2はC
T試験片と電流源3とを結ぶリード線で、これによりC
T試験片に一定値の電流を供給する。亀裂の進展にとも
なって変化する電気抵抗値の変化は、電気抵抗計RA4
及びRB5を用いて二ヵ所で測定するが、試験片と電気
抵抗計はそれぞれリード線6及びリード線7で結ばれて
いる。電気抵抗計RA及びRBで測定される電気抵抗値
ΩA及びΩBと亀裂長さとの関係に関しては、イー・ピ
ー・アール・アイ・レポート・アール・ピー2006−
14,1987年9月(EPRI REPORTRP2006−14 S
eptember 1987)に記載されている。
【0009】本発明の特徴は上記の装置構成に温度測定
手段を設置した点である。本実施例ではリード線6の試
験片取り付け部に熱電対8及び9が取り付けられてい
る。それぞれの熱電対は温度換算計12(熱電対8の先
端)及び13(熱電対9の先端)につながっているため、
リード線6が取り付けられている部分の温度TA1(熱
電対8の取付け部)及びTA2(熱電対9の取付け部)
を同時に測定することができる。この方法では電気抵抗
値ΩAを測定した部分の温度を評価する最も簡便な方法
で、ΩA測定部の温度TAを TA=(TA1+TA2)/2 …(2) とする。但し、熱電対の取付け位置を増加したり、これ
らの測定結果に基づいてより詳細な温度分布を計算する
ことも可能で、この場合は装置構成が煩雑になるがより
正確な温度評価が可能になる。
【0010】リード線7が取り付けられている部分に関
しても同様に TB=(TB1+TB2)/2 …(3) として電気抵抗値ΩBの測定部の温度を評価することが
できる。さて、TAとTBは同時に測定できたが、TA
とTBが異なった値のときが重要である。そもそも亀裂
の長さによって変化する電気抵抗値から亀裂長さを評価
する方法であるため、ΩAとΩBの測定部分の温度が違
っていれば、温度差による影響が亀裂長さの評価値に影
響し正確な亀裂長さが評価出来ないのは当然である。そ
こでTAとTBに違いが発生した場合にはそれを補正す
ることが必要である。その補正は次式で求められる電気
抵抗値ΔΩをΩAまたはΩBに加え(または差し引い
て)ΩAとΩBが同一温度で測定した値となるようにす
る。
【0011】 ΔΩ=f(|TA−TB|) …(4) 上式でΔΩと温度差の絶対値|TA−TB|の関係は、
試料材質の違いにより異なる。文献にその関係が与えら
れている場合にはその関係を用いれば良いが、ない場合
には予め両者の関係を求めて校正曲線を作っておくこと
が必要である。図2は図1の装置構成に基づいて作った
測定値の流れを示す図である。電気抵抗値ΩA及びΩB
の測定はマイクロコンピュータ17の指示に基づいて実
施し、測定された結果もマイクロコンピュータに取り込
む。また同様にマイクロコンピュータの指示で温度測定
を実施し、温度換算計からの温度情報も取り込む。これ
らの情報はマイクロコンピュータ内で処理され、(1)
電気抵抗値ΩA及びΩBを測定した部分の温度評価、
(2)温度評価結果に基づく電気抵抗値ΩAまたはΩB
の補正、(3)補正後のΩAとΩBの相対変化から亀裂
長さを評価してその結果をCRT18に表示する。これ
らの一連の作業は繰返し実施されるので、ΩAとΩBの
相対変化とは、n回目の測定結果の(n−1)回目の測
定結果に対する変化をいう。これら一連の作業は先に記
載した通りマイクロコンピュータによって制御される。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、温度変動のある環境で
もCT試験片に発生した亀裂長さを測定精度10μmで
測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示したブロック図。
【図2】実施例中の測定値の流れを示したブロック図。
【符号の説明】
1…CT試験片、2…リード線、3…電流源、4,5…
電気抵抗計、6及び7…リード線、8〜11…熱電対、
12〜15…温度換算計、16…亀裂、17…マイクロ
コンピュータ、18…CRT。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原子炉またはそれを模擬した環境に設置し
    たCT試験片に発生する亀裂進展速度の測定装置におい
    て、前記CT試験片に一定電流を通電するための手段
    と、通電によって発生する電圧値を測定するための手段
    と、電圧測定部分の温度を測定するための手段とを取り
    付けて測定することを特徴とする亀裂進展速度測定装
    置。
JP32554691A 1991-12-10 1991-12-10 亀裂進展速度測定装置 Pending JPH05157721A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0707208A1 (fr) * 1994-10-12 1996-04-17 Societe Nationale D'etude Et De Construction De Moteurs D'aviation "Snecma" Dispositif et procédé de mesure simultanée de l'étendue et de la température d'une fissure à la surface d'un corps solide électriquement conducteur
JP2007121241A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Okayama Univ 接合強度測定方法及びこの方法を用いた接合強度測定装置並びに接合強度変動検出器
JP2008191169A (ja) * 2008-05-12 2008-08-21 Railway Technical Res Inst 亀裂監視材及び亀裂監視システム

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