JPH0515769Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、身体や衣服などに取付けるイヤリン
グ、ペンダント、ブローチ等のアクセサリーに関
するものである。

〔従来の技術〕

従来のアクセサリーを第５図を参照して説明す
る。この図示の例はイヤリングについて説明す
る。

図において、１は取付部で、この取付部１は耳
たぶを挟み込むＵ字形金具１０と、そのＵ字形金
具１０の一端に固定した短かいねじ孔管１１と、
そのねじ孔管１１に螺合したねじ杆１２と、その
ねじ杆１２の両端に固定した撮み部１３および押
え部１４と、前記Ｕ字形金具１０の他端に固定し
た取付リング１５とからなる。

２は装飾部で、この装飾部２は一面（表面）に
装飾を施した宝石や貴金属などの装飾体２０と、
その装飾体２０の上端に固定した取付リング２１
とからなる。かかる装飾部の取付リング２１を前
記取付部１の取付リング１５に取付けて、装飾部
２を取付部１に装着する。

かくして、耳たぶにＵ字形金具１０を外嵌し、
ねじ杆１２をねじ込んでＵ字形金具１０の他端と
ねじ杆１２の押え部１４とで耳たぶを挟み込むこ
とにより、イヤリングを耳に取付けることができ
る。

〔考案が解決しようとする課題〕

ところが、上述のアクセサリー（イヤリング）
は、取付部１に装飾部２をただ単に装着したもの
であるから、装飾部２の装飾面が一面だけであ
り、変化がなく直に飽きが来るなどの問題があ
る。

本考案の目的は、装飾部に変化を持たせ、直に
飽きが来ないアクセサリーを提供することにあ
る。

〔課題を解決するための手段〕

本考案は、上述の目的を達成するために、取付
部に設けた取付孔と、装飾部に取付け、前記取付
孔中に挿入した取付杆と、その取付杆に設けた係
合部と、前記取付孔の縁に取付杆を中心として放
射状に設けた係合溝と、前記取付孔中に収納し、
前記取付杆の係合部を前記取付孔の縁の係合溝に
常時係合させる弾性部材とを備えたことを特徴と
する。

〔実施例〕

以下、本考案に係るアクセサリーの一実施例を
第１図乃至第４図を参照して説明する。

この実施例におけるアクセサリーはイヤリング
について説明する。図中、第５図と同符号は同一
のものを示す。

図において、１６は取付部１のＵ字形金具の他
端に固定した取付体で、この取付体１６に取付孔
１７を下端面から垂直に設ける。この取付体１６
の下端面に取付孔１７の縁に後述する取付杆３５
を中心として放射状に、例えば一直線方向に係合
溝１８を設ける。

３は装飾部で、この装飾部３は表裏両面３３お
よび３４に装飾を施した円板形状の宝石や貴金属
などの装飾体３０と、その装飾体３０の外周面に
外嵌固定したリング３１と、そのリング３１に固
定した小取付リング３２とからなる。３５は取付
杆で、この取付杆３５の一端（上端）に押え部３
６を設け、かつこの取付杆３５の他端（下端）に
係合部兼取付リング３７を設ける。この取付杆３
５の一端部を前記取付部１の取付孔１７中に挿入
する。

４は弾性部材としての圧縮スプリングで、この
スプリング４を前記取付孔１７中の前記取付杆３
５の押え部３６と取付孔１７の縁との間に収納
し、取付杆３５の係合部３７を取付体１６の係合
溝１８に常時係合させる。

この実施例における本考案のアクセサリーは、
以上の如き構成よりなるから、例えば第１図に示
すように装飾体３０の一方の面３３が表面に位置
する状態において、装飾部３を手で撮んでスプリ
ング４のばね力に抗して矢印方向に引き出し、装
飾部３側の係合部３７を取付部１側の係合溝１８
から外す。次に、装飾部３を180°回転させて、装
飾部３から手を離す。すると、装飾部３はスプリ
ング４のばね復帰力により引き戻され、装飾部３
側の係合部３７が取付部１側の係合溝１８に係合
し、この結果装飾体３０の他方の面３４が表面に
位置することとなる。また、上述の操作を行つて
装飾部３を180°回転すれば、装飾体３０の装飾面
が他方の面３４から一方の面３３へと切り替える
ことができる。

このように、簡単な操作で装飾部３の装飾面３
３又は３４を切り替えることができ、装飾部３に
変化を持たせることができ、飽きが直ぐには来な
い。

なお、上述の実施例においては、イヤリングに
ついて説明したが、ブローチやペンダントなどの
他のアクセサリーにも本考案を用いることができ
る。

また、上述の実施例においては、係合溝１８を
一直線方向に設け、装飾部３を180°回転させて装
飾体３０の表裏両面３３および３４、すなわち２
面を装飾面としたものであるが、係合溝１８を取
付杆３５を中心としてＹ形や＋形などに放射状に
設け、装飾部３を120°や90°など回転させて装飾
体３０の装飾面を３面や４面などに切り替えるよ
うにしても良い。

〔考案の効果〕

以上から明らかなように、本考案のアクセサリ
ーは、取付部に取付孔を設け、装飾部に取付杆を
取付け、その取付杆を取付孔に挿入し、その取付
孔の縁に係合溝を取付杆を中心として放射状に設
け、一方取付杆に係合部を設け、その取付孔に弾
性部材を収納して取付部の係合溝に装飾部の係合
部を常時係合させるものであるから、装飾部を弾
性部材の弾性力に抗して引き出して装飾部側の係
合部を取付部側の係合溝より外し、その装飾部を
回転させて装飾面を切り替え、前記弾性部材の弾
性復帰力により、再び装飾部側の係合部を取付部
側の係合溝に係合させる。この結果、装飾部の装
飾面を簡単に切り替えることができ、装飾部に変
化を持たせることができ、飽きが直ぐには来な
い。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本考案に係るアクセサリー
の一実施例を示し、第１図は装飾体の一方の面を
表面に位置させた状態の断面図、第２図は装飾体
を回転させている状態の断面図、第３図は装飾体
の他方の面を表面に位置させた状態の断面図、第
４図は第２図における−線断面図である。第
５図は従来のアクセサリーを示した側面図であ
る。 １……取付部、１７……取付孔、１８……係合
溝、３……装飾部、３５……取付杆、３７……係
合部、４……スプリング（弾性部材）。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 身体や衣服等に取付ける取付部と、その取付部
   に装着した装飾部とからなるアクセサリーにおい
   て、前記取付部に設けた取付孔と、前記装飾部に
   取付け、前記取付孔中に挿入した取付杆と、その
   取付杆に設けた係合部と、前記取付孔の縁に取付
   杆を中心として放射状に設けた係合溝と、前記取
   付孔中に収納し、前記取付杆の係合部を前記取付
   孔の縁の係合溝に常時係合させる弾性部材とを備
   えたことを特徴とするアクセサリー。