JPH05157397A - 極低温冷凍装置 - Google Patents

極低温冷凍装置

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JPH05157397A
JPH05157397A JP32414591A JP32414591A JPH05157397A JP H05157397 A JPH05157397 A JP H05157397A JP 32414591 A JP32414591 A JP 32414591A JP 32414591 A JP32414591 A JP 32414591A JP H05157397 A JPH05157397 A JP H05157397A
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JP
Japan
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refrigerant
adsorbent
refrigeration cycle
expansion valve
cooler
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Application number
JP32414591A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Kawai
正夫 川合
Yoshiyasu Kiyoutani
好泰 京谷
Hideki Ariga
秀喜 有賀
Toshihiro Shiimado
利博 椎窓
Yoshihisa Ito
義久 伊藤
Koji Hori
孝二 堀
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EKUOSU RES KK
Original Assignee
EKUOSU RES KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】装置を大型化することなく、温度制御を精度良
く行うことができ、しかも高効率で運転することができ
るようにする。 【構成】吸着物質に第1の冷媒を交互に吸着及び放出さ
せて作動する第1冷凍サイクル11と、吸着物質に第2
の冷媒を交互に吸着及び放出させて作動する第2冷凍サ
イクル12とを有していて、第1冷凍サイクル11のヒ
ータ15を間歇的に作動させるとともに、第2冷凍サイ
クル12のペルチェ素子35を交互に間歇的に作動させ
る。液化された第2の冷媒を利用し、上記第1冷凍サイ
クル11の冷却器16で上記吸着物質を冷却する。第3
熱交換器47は、液化ガス供給手段に接続され、液化ガ
スの蒸発潜熱を利用して第2の冷媒を冷却する。第3熱
交換器47において、第2の冷媒の冷却が促進され、ジ
ュール・トムソン効果を十分に機能させることが可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、極低温冷凍装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、超電導装置においては、超電導マ
グネット部分を極低温に冷却する必要があり、超電導マ
グネット部分を、例えば密封された液体ヘリウム槽内に
設け、該液体ヘリウム槽内に収容された液体ヘリウムに
よって約4.2°Kに冷却している。そして、更に上記
液体ヘリウム槽を断熱ケースによって包囲し、該断熱ケ
ース内を真空に維持して断熱ケースの外側の大気中の熱
が進入しないようにしている。
【0003】この場合、上記超電導マグネットには、断
熱ケースを介して大気中の熱が輻射熱となって進入する
ため、その分上記液体ヘリウムが気化してしまう。その
ため、ヘリウムガスを回収して再び液体ヘリウムにする
ために極低温冷凍装置が使用される。上記極低温冷凍装
置は、吸着剤、向流型熱交換器及びJ−T膨張弁から成
る同一の冷凍サイクルを複数段直列に接続して極低温状
態を形成するようにしている。
【0004】この場合、冷凍サイクルにおいては、吸着
剤の冷却と加熱を交互に行い、吸着剤から放出された冷
媒をJ−T膨張弁に送って膨張させ、この時のジュール
・トムソン効果を利用して冷媒の温度を降下させるよう
になっている。そして、前段の冷凍サイクルの冷媒を利
用して、次段の冷凍サイクルの吸着剤を冷却することに
よって極低温状態が形成されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の極低温冷凍装置においては、複数段の同一の冷凍サ
イクルにおいて吸着剤をすべて同じように使用している
ため、装置が大型化してしまう。すなわち、吸着剤とし
て例えば活性炭を使用した場合、温度が低くなるほど吸
着量が多くなり、その分冷却能力が高くなるが、逆に温
度が高くなると吸着量が少なくなり、冷却能力が低下す
る。
【0006】複数段の冷凍サイクルのうち、最終段に近
くなればなるほど使用する吸着剤を小さくすることがで
きるが、初段に近くなればなるほど使用する吸着剤が大
きくなる。したがって、特に初段側の冷凍サイクルが相
当大型化、重量化してしまう。このため、上記極低温冷
凍装置を車両に搭載することは全く不可能となる。本発
明は、上記従来の極低温冷凍装置の問題点を解決して、
装置を大型化、重量化することなく、温度制御を精度良
く行うことができ、しかも高効率で運転することができ
る極低温冷凍装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の極
低温冷凍装置においては、吸着物質に第1の冷媒を交互
に吸着及び放出させることによって作動する第1冷凍サ
イクルと、吸着物質に第2の冷媒を交互に吸着及び放出
させることによって作動する第2冷凍サイクルと、上記
第1冷凍サイクル及び第2冷凍サイクルを制御するため
の制御装置を有していて、第1冷凍サイクル及び第2冷
凍サイクルによって2段の冷凍サイクルが構成される。
【0008】上記第1冷凍サイクルは、上記吸着物質
と、該吸着物質を加熱する第1の加熱手段と、上記吸着
物質を冷却する第2の冷却手段と、第1の冷媒を送るた
めの冷媒配管と、該冷媒配管に配設されるジュール・ト
ムソン膨張弁と、該ジュール・トムソン膨張弁の下流側
に配設されて被冷却物を冷却する負荷冷却器と、上記ジ
ュール・トムソン膨張弁の上流側の第1の冷媒と上記負
荷冷却器の下流側の第1の冷媒間で熱交換を行うための
少なくとも一つの熱交換器とを備えている。
【0009】また、上記第2冷凍サイクルは、上記吸着
物質と、該吸着物質を加熱する第2の加熱手段と、上記
吸着物質を冷却する第2の冷却手段と、第2の冷媒を送
るための冷媒配管と、該冷媒配管に配設されるジュール
・トムソン膨張弁と、該ジュール・トムソン膨張弁の下
流側に配設されて上記第1の冷却手段を構成する冷却器
と、上記ジュール・トムソン膨張弁の上流側に配設され
第2の冷媒を冷却する液化ガス式冷却器と、上記ジュー
ル・トムソン膨張弁の上流側の第2の冷媒と上記冷却器
の下流側の第2の冷媒間で熱交換を行うための少なくと
も一つの熱交換器とを備えている。
【0010】そして、上記制御装置は、上記第1の加熱
手段を間歇的に作動させる手段と、上記第2の加熱手段
及び第2の冷却手段を交互に間歇的に作動させる手段を
有する。上記液化ガス式冷却器は、液化ガス供給手段に
接続され、液化ガスの蒸発潜熱を利用して上記第2の冷
媒を冷却する。
【0011】上記第2冷凍サイクルのうち、吸着物質、
第2の加熱手段及び第2の冷却手段から成る吸着装置を
除く他の構成要素と、上記第1冷凍サイクルの各構成要
素と、上記液化ガス供給手段は断熱ケースに収容され、
上記吸着装置は断熱ケース内より温度の高い雰囲気内に
配設される。
【0012】
【作用及び発明の効果】本発明によれば、上記のように
吸着物質に第1の冷媒を交互に吸着及び放出させること
によって作動する第1冷凍サイクルと、吸着物質に第2
の冷媒を交互に吸着及び放出させることによって作動す
る第2冷凍サイクルと、上記第1冷凍サイクル及び第2
冷凍サイクルを制御するための制御装置を有していて、
第1冷凍サイクル及び第2冷凍サイクルによって2段の
冷凍サイクルが構成される。
【0013】上記第1冷凍サイクルは、吸着物質と、該
吸着物質を加熱する第1の加熱手段と、上記吸着物質を
冷却する第1の冷却手段と、第1の冷媒を送るための冷
媒配管と、該冷媒配管に配設されるジュール・トムソン
膨張弁と、該ジュール・トムソン膨張弁の下流側に配設
されて被冷却物を冷却する負荷冷却器と、上記ジュール
・トムソン膨張弁の上流側の第1の冷媒と上記負荷冷却
器の下流側の第1の冷媒間で熱交換を行うための少なく
とも一つの熱交換器とを備えている。そして、上記制御
装置は、上記第1の加熱手段を間歇的に作動させる。
【0014】したがって、該第1の加熱手段を作動させ
て吸着物質を加熱すると、第1の冷媒が吸着物質から放
出され、上記熱交換器で冷却された後、高圧状態でジュ
ール・トムソン膨張弁に送られ、該ジュール・トムソン
膨張弁から吐出される。この時、第1の冷媒の一部が液
化されるので、液化された第1の冷媒の蒸発潜熱を利用
し、上記負荷冷却器において被冷却物を極低温状態に冷
却することができる。該被冷却物を冷却した後の第1の
冷媒は、上記第1の加熱手段を停止させて吸着物質を冷
却した時に吸着される。
【0015】また、上記第2冷凍サイクルは、吸着物質
と、該吸着物質を加熱する第2の加熱手段と、吸着物質
を冷却する第2の冷却手段と、第2の冷媒を送るための
冷媒配管と、該冷媒配管に配設されるジュール・トムソ
ン膨張弁と、該ジュール・トムソン膨張弁の下流側に配
設されて上記吸着物質の冷却手段を構成する冷却器と、
上記ジュール・トムソン膨張弁の上流側に配設され第2
の冷媒を冷却する液化ガス式冷却器と、上記ジュール・
トムソン膨張弁の上流側の第2の冷媒と上記冷却器の下
流側の第2の冷媒間で熱交換を行うための少なくとも一
つの熱交換器とを備えている。そして、上記制御装置
は、上記第2の加熱手段及び第2の冷却手段を交互に間
歇的に作動させる。
【0016】したがって、上記第2の加熱手段を作動さ
せて吸着物質を加熱すると、第2の冷媒が吸着物質から
放出され、上記液化ガス式冷却器及び熱交換器で冷却さ
れた後、高圧状態でジュール・トムソン膨張弁に送ら
れ、該ジュール・トムソン膨張弁から吐出される。この
時、第2の冷媒の一部が液化されるので、液化された第
2の冷媒を利用し、上記第1の冷却手段である冷却器で
上記吸着物質を冷却することができる。該吸着物質を冷
却した後の第2の冷媒は、第2の冷却手段を作動させる
ことによって吸着物質に吸着される。
【0017】上記液化ガス式冷却器は、液化ガス供給手
段に接続され、液化ガスの蒸発潜熱を利用して上記第2
の冷媒を冷却する。液化ガス式冷却器において、第2の
冷媒の冷却が促進され、ジュール・トムソン効果を十分
に機能させることが可能となる。したがって、第2冷凍
サイクルで吸着装置を使用してもジュール・トムソン膨
張弁から吐出された後の第2の冷媒における液化部分を
多くすることができ、装置を小型化することができる。
【0018】上記第2冷凍サイクルのうち、吸着物質、
第2の加熱手段及び第2の冷却手段から成る吸着装置を
除く他の構成要素と、上記第1冷凍サイクルの各構成要
素と、上記液化ガス供給手段は断熱ケースに収容され、
上記吸着装置は断熱ケース内より温度の高い雰囲気内に
配設される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施例を
示す極低温冷凍装置の概略図である。図において、11
は熱負荷を冷却するための第1冷凍サイクル、12は該
第1冷凍サイクル11の低温源を構成する第2冷凍サイ
クルである。上記第1冷凍サイクル11及び第2冷凍サ
イクル12を2段連結することによって、約4.2°K
の極低温状態が形成される。上記第1冷凍サイクル11
は冷媒としてヘリウム(He)を使用し、吸着物質とし
て吸着剤を使用する吸着式冷凍サイクルで構成され、一
方、第2冷凍サイクル12は冷媒として水素(H2 )を
使用し、吸着物質として水素吸蔵合金を使用する化学式
冷凍サイクルで構成されるが、第1冷凍サイクル11と
同様に吸着剤を使用することもできる。
【0020】13はヘリウムガスを吸着するとともに放
出するための吸着装置である。該吸着装置13は、活性
炭やゼオライトなどの吸着剤14、該吸着剤14を加熱
するためのヒータ15、及び冷却器16から成る。上記
吸着剤14の温度をヒータ15によって強制的に上昇さ
せると、吸着されていたヘリウムが吸着剤14から放出
される。また、上記吸着剤14の温度を冷却器16によ
って強制的に低下させると、ヘリウムが吸着剤14に吸
着される。
【0021】上記吸着剤14を備えた吸着装置13は、
接続管17を介してループ状の冷媒管路18に接続され
ていて、吸着剤14を加熱することによって発生したヘ
リウムガスは上記冷媒管路18に供給され、該冷媒管路
18に配設されるJ−T膨張弁19で膨張させられ、ジ
ュール・トムソン効果によって少なくとも一部が液化さ
せられ、ミスト状の冷媒となる。そして、ミスト状の冷
媒は熱負荷となる負荷冷却器20に送られ、該負荷冷却
器20において本実施例では被冷却物をほぼ4.2°K
に冷却するとともに気化し、ヘリウムガスとなる。
【0022】続いて、上記吸着剤14を冷却することに
よって、上記冷媒管路18内のヘリウムガスを上記吸着
剤14に吸着させることができる。上記J−T膨張弁1
9においてジュール・トムソン効果によって冷媒を液化
させるためには、高圧で所定温度以下の冷媒をJ−T膨
張弁19に供給して、該J−T膨張弁19から低圧側に
吐出する必要がある。
【0023】そこで、上記冷媒管路18におけるJ−T
膨張弁19の上流側の高圧側冷媒管路18aに一方向弁
22を、J−T膨張弁19の下流側の低圧側冷媒管路1
8bに一方向弁23を配設し、冷媒を一方向に流すとと
もに高圧側冷媒管路18aにおいて高圧を形成してい
る。この場合、上記一方向弁22はヘリウムガスの圧力
が例えば14atm.の設定圧力になるまでは開放され
ない構造になっていて、上記高圧側冷媒管路18a内に
おいてヘリウムガスは14〜18atm.の圧力に維持
される。なお、上記一方向弁22によって圧力を維持さ
せなくても、活性炭量、発熱サイクルを制御することに
よって圧力を維持させることもできる。
【0024】このようにして、吸着剤14を加熱するこ
とによって発生したヘリウムガスは一方向弁22を介し
て高圧側冷媒管路18aに送られ、上記J−T膨張弁1
9から低圧側冷媒管路18bに吐出される。上述したよ
うに、ヘリウムガスはJ−T膨張弁19から吐出されて
少なくとも一部が液化させられるが、該J−T膨張弁1
9の上流側のヘリウムガスの温度が低温であればあるほ
ど吐出後の温度は低下し、液化する量が増加する。そこ
で、上記J−T膨張弁19の上流側の高圧側冷媒管路1
8aに、ヘリウムガスを冷却するための第1、第2熱交
換器25,26と該第1、第2熱交換器25,26間に
第3熱交換器27が配設される。
【0025】上記第1熱交換器25及び第2熱交換器2
6は、向流型熱交換器が採用され、上記負荷冷却器20
において被冷却物を冷却した後の低圧側冷媒管路18b
内のヘリウムガスの冷熱を利用して高圧側冷媒管路18
a内のヘリウムガスを冷却するようにしている。また、
第3熱交換器27は、第2冷凍サイクル12において冷
却器16で吸着剤14を冷却した後の水素ガスの冷熱を
利用している。
【0026】このようにして、少なくとも一部が液化さ
せられてヘリウムガスと液体ヘリウムの混合物になった
冷媒は負荷冷却器20に送られ、該負荷冷却器20で被
冷却物を冷却する。上記液体ヘリウムの沸点は約4.2
°Kであり、負荷冷却器20は約4.2°Kで被冷却物
を冷却することができる。したがって、上記負荷冷却器
20を超電導モータの液体ヘリウム槽に配設すれば、超
電導マグネットを冷却して気化したヘリウムガスを再び
液化することができる。
【0027】なお、この場合、超電導マグネットを冷却
して気化したヘリウムガスを負荷冷却器20の被冷却物
としているが、例えば負荷冷却器20を液体ヘリウム槽
で構成し、被冷却物としての超電導マグネットを直接冷
却するようにしてもよい。上述したように、吸着装置1
3には、吸着剤14を加熱するためにヒータ15が設け
られている。該ヒータ15は電源回路31に接続され、
図示しない制御装置によって制御され、間歇的に上記吸
着剤14を加熱する。また、上記吸着剤14には冷却器
16が配設されていて、該冷却器16内を流れる水素ガ
スと液化水素の混合物から成る冷媒によって上記吸着剤
14は常時22°Kに冷却されている。
【0028】次に、第2冷凍サイクル12について説明
する。33は冷却することによって水素ガスを吸蔵し、
加熱することによって水素ガスを放出するための吸蔵装
置である。該吸蔵装置33は、LaNi5 などの水素吸
蔵合金から成る吸蔵物質34、該吸蔵物質34を選択的
に加熱・冷却するためのペルチェ素子35から成る。該
ペルチェ素子35は上記電源回路31に接続されるとと
もに、図示しない制御装置によって制御され、接続され
る極性を切り替えることによって雰囲気温度に対して±
60°Cの加熱・冷却を行う。すなわち、雰囲気温度を
例えば0°Cに維持した場合、加熱時には60°Cの加
熱を、冷却時には−60°Cの冷却を行うことができ
る。
【0029】したがって、例えば上記吸蔵物質34とし
て−60°C程度の低温下で吸蔵を行うことができるも
のを使用すると、上記吸蔵装置33をほぼ0°Cの雰囲
気下に置くことができ、吸蔵装置33を極低温状態から
分離して独立した断熱構造内に収容すると、装置の熱効
率を向上させることができる。上記構成の吸蔵装置33
において、吸蔵物質34の温度をペルチェ素子35によ
って強制的に上昇させると、吸蔵されていた水素が気化
し水素ガスとなって吸蔵物質34から放出される。ま
た、上記ペルチェ素子35を切り替え、上記吸蔵物質3
4の温度をペルチェ素子35によって強制的に低下させ
ると、水素ガスが吸蔵物質34に吸蔵される。
【0030】上記吸蔵物質34を備えた吸蔵装置33は
接続管37を介してループ状の冷媒管路38に接続され
ていて、吸蔵物質34を加熱することによって発生した
水素ガスは上記冷媒管路38に供給され、該冷媒管路3
8に配設されるJ−T膨張弁39で膨張させられ、ジュ
ール・トムソン効果によって少なくとも一部が液化させ
られ、ミスト状の冷媒となる。そして、ミスト状の冷媒
は上記冷却器16に送られ、該冷却器16において上記
吸着剤14を約22°Kに冷却するとともに一部が気化
し、水素ガスとなる。上記冷却器16の下流側には第3
熱交換器27が配設されていて、吸着剤14を冷却した
後の冷媒は更に第3熱交換器27に送られ、該第3熱交
換器27においてヘリウムガスを冷却し、気化して水素
ガスとなる。
【0031】続いて、上記ペルチェ素子35を切り替
え、吸蔵物質34を冷却することによって、上記冷媒管
路38内の水素ガスを上記吸蔵物質34に吸蔵させるこ
とができる。上記J−T膨張弁39においてジュール・
トムソン効果によって冷媒を液化させるためには、高圧
で所定温度以下の冷媒をJ−T膨張弁39に供給して、
該J−T膨張弁39から低圧側に吐出する必要がある。
【0032】そこで、上記冷媒管路38におけるJ−T
膨張弁39の上流側の高圧側冷媒管路38aに一方向弁
42を、J−T膨張弁39の下流側の低圧側冷媒管路3
8bに一方向弁43を配設し、冷媒を一方向に流すとと
もに高圧側冷媒管路38aにおいて高圧を形成してい
る。このようにして、吸蔵物質34を加熱することによ
って発生した水素ガスは一方向弁42を介して高圧側冷
媒管路38aに送られ、上記J−T膨張弁39から低圧
側冷媒管路38bに吐出される。上述したように、水素
ガスはJ−T膨張弁39から吐出されて少なくとも一部
が液化させられるが、該J−T膨張弁39の上流側の水
素ガスの温度が低温であればあるほど吐出後の温度は低
下し、液化する量が増加する。そこで、上記J−T膨張
弁39の上流側の高圧側冷媒管路38aに、水素ガスを
冷却するための第1、第2熱交換器45,46と該第
1、第2熱交換器45,46間に第3熱交換器47が配
設される。
【0033】上記第1熱交換器45及び第2熱交換器4
6は、向流型熱交換器が採用され、第1冷凍サイクル1
1の第3熱交換器27においてヘリウムガスを冷却した
後の低圧側冷媒管路38b内の水素ガスの冷熱を利用し
て高圧側冷媒管路38a内の水素ガスを約77°Kに冷
却するようにしている。また、第3熱交換器47は、液
化ガス、例えば液体窒素(N2 )を冷熱源とする液化ガ
ス式冷却器で構成される。そのため、液化ガス供給手段
が設けられ、上記第3熱交換器47は液体窒素管路51
を介して液体窒素槽52に接続されている。
【0034】液体窒素は沸点が77°Kであり、単位重
量当たりの蒸発潜熱が比較的高く、冷却効果が大きい。
したがって、わずかな量の液体窒素を上記第3熱交換器
47に供給するだけで、高圧側冷媒管路38a内の水素
ガスを十分に冷却することができる。なお、図示されて
いないが、上記液体窒素管路51には、供給される液体
窒素の量を調節するための調節弁が設けられる。上記第
3熱交換器47において水素ガスを冷却し、気化した窒
素ガスは回収されることなく放出され、その後断熱ケー
ス55内を冷却する。
【0035】上記第3熱交換器47は、液体窒素の蒸発
潜熱を利用して水素ガスを冷却するため、水素ガスの冷
却が促進され、ジュール・トムソン効果を十分に機能さ
せることが可能となる。したがって、第2冷凍サイクル
12で吸蔵装置33による冷凍サイクルを使用してもJ
−T膨張弁39から吐出された後の冷媒中の液体水素の
量が多くなり、第2冷凍サイクル12が小型化する分だ
け装置を小型化することができる。
【0036】このようにして、かなりの部分が液化させ
られ水素ガスと液体水素の混合物になった冷媒は、冷却
器16に送られるが、冷媒内の液体水素の量が多いの
で、上記冷却器16において吸着剤14を十分に冷却す
ることができる。したがって、吸着剤14の加熱時に冷
却器16への冷媒の供給を停止することなく、同時にヒ
ータ15をオンにしても、冷却器16の冷却能力を損な
うことがなく、吸着剤14の冷却を安定させることがで
きる。
【0037】さらに、上記冷却器16への冷媒の供給を
停止する必要がないので、サーマルスイッチ、電磁弁等
の制御弁が不要となる。したがって、極低温状態におい
て温度を検出する必要がなくなり制御性が向上するだけ
でなく、制御弁の一部を常温下に置く必要がないため装
置を小型化することができる。上記冷媒は冷却器16を
出た後、第1冷凍サイクル11の第3熱交換器27に送
られ、該第3熱交換器27においてヘリウムガスを冷却
する。液体水素の沸点は約22°Kであり、冷却器16
は約22°Kで吸着剤14を冷却することができ、ま
た、第3熱交換器27は約22°Kでヘリウムガスを冷
却することができる。
【0038】ところで、上記第1冷凍サイクル11にお
いては、約22°Kの冷媒を使用して負荷冷却器20に
おいて約4.2°Kの極低温状態を形成する。したがっ
て、上記第1冷凍サイクル11の各構成要素、すなわち
吸着装置13、冷媒管路18、J−T膨張弁19、負荷
冷却器20、一方向弁22,23、第1熱交換器25、
第2熱交換器26及び第3熱交換器27が常温から隔離
される。また、第2冷凍サイクル12においては、約0
°Cの雰囲気を使用して冷却器16において約22°K
の低温状態を形成する。したがって、第2冷凍サイクル
12の吸蔵装置33以外の構成要素、すなわち冷媒管路
38、J−T膨張弁39、一方向弁42,43、第1熱
交換器45、第2熱交換器46及び第3熱交換器47が
常温から隔離される。さらに、液体窒素によって上記第
3熱交換器47を冷却するための液体窒素槽52及び液
体窒素管路51も常温から隔離される。
【0039】そのため、図1の破線で示すように断熱ケ
ース55が設けられていて、常温から上記各構成要素を
隔離するようになっている。そして、上記第3熱交換器
47において水素ガスを冷却することによって気化した
後の窒素ガスを、上記断熱ケース55内に放出して上記
窒素ガスの冷熱を利用している。この場合、上記吸蔵装
置33はペルチェ素子35を動作させるために、断熱ケ
ース55の外側に配設される。
【0040】上述したように、上記ペルチェ素子35を
動作させる場合の雰囲気温度を、この場合0°Cに維持
する必要があるため、上記吸蔵装置33を一点鎖線で示
すように副断熱ケース56で包囲し、常温から隔離して
いる。したがって、大気中には電源回路31のみが配設
されることになる。このように構成することによって、
断熱ケース55内と大気間はa点において電気配線58
を介してのみ接続され、断熱ケース55内と副断熱ケー
ス56内の間はb点において吸蔵物質34と一方向弁4
2,43を連結する接続管37を介してのみ接続され、
副断熱ケース56内と大気間はc点において電気配線6
1を介してのみ接続されることになり、断熱性が高くな
る。
【0041】上記吸蔵物質34は極低温状態で動作させ
ることができないのに対し、吸着剤14は極低温状態で
動作させることができる。したがって、第1冷凍サイク
ル11を極低温状態で動作させ、第2冷凍サイクル12
を第1冷凍サイクル11より高い温度領域で動作させ、
2段の冷凍サイクルで被冷却物を極低温状態に冷却する
ことができる。この場合、高い温度領域においては吸蔵
物質34が使用されるため、吸着剤14を低い温度領域
でのみ動作させることができる。吸着剤14は温度領域
が低いほど冷媒の吸着量が多いため、その分装置を小型
化することができる。
【0042】次に、本発明の極低温冷凍装置の第2の実
施例について説明する。図2は本発明の第2の実施例を
示す極低温冷凍装置の概略図である。図において、11
は第1冷凍サイクル、12は第2冷凍サイクル、13は
吸着装置、14は吸着剤、15はヒータ、16は冷却器
である。また、18は冷媒管路、19は該冷媒管路18
に配設されるJ−T膨張弁、20は負荷冷却器である。
25,26はヘリウムガスを冷却するための第1、第2
熱交換器、27は第3熱交換器、31は上記ヒータ15
に電流を送る電源回路である。
【0043】次に、第2冷凍サイクル12において、3
3は吸蔵装置、34は吸蔵物質、35は該吸蔵物質34
を選択的に加熱・冷却するためのペルチェ素子である。
該ペルチェ素子35は、上記電源回路31に接続され
る。また、38は高圧側冷媒管路38a及び低圧側冷媒
管路38bから成る冷媒配管、39はJ−T膨張弁、4
2は該J−T膨張弁39の上流側の高圧側冷媒管路38
aに設けられる一方向弁、43は上記J−T膨張弁39
の下流側の低圧側冷媒管路38bに設けられる一方向弁
である。45,46は第1、第2熱交換器、47は該第
1、第2熱交換器45,46間に配設される第3熱交換
器である。該第3熱交換器47は、液体窒素(N2 )の
冷熱を利用しており、液体窒素管路51を介して液体窒
素槽52に接続されている。
【0044】第2の実施例においては、上記第1冷凍サ
イクル11の各構成要素、すなわち吸着装置13、冷媒
管路18、J−T膨張弁19、負荷冷却器20、一方向
弁22,23、第1熱交換器25、第2熱交換器26及
び第3熱交換器27と、第2冷凍サイクル12の構成要
素、すなわち冷媒管路38、J−T膨張弁39、第2熱
交換器46及び第3熱交換器47と、液体窒素槽52及
び液体窒素管路51が断熱ケース63に収容されてい
て、常温から隔離される。
【0045】そして、上記吸蔵装置33はペルチェ素子
35を動作させるために、断熱ケース63の外側に配設
される。また、第1熱交換器45及び一方向弁42,4
3も断熱ケース63の外側に配設される。この場合、動
作する温度領域が比較的高い第1熱交換器45を断熱ケ
ース63の外側に配設するため、該断熱ケース63内を
一層低温に保つことができる。
【0046】そして、上記ペルチェ素子35を動作させ
る場合の雰囲気温度を0°Cに維持する必要があるた
め、上記吸蔵装置33、第1熱交換器45及び一方向弁
42,43を一点鎖線で示すように副断熱ケース64で
包囲し、常温から隔離している。したがって、大気中に
は電源回路31のみが配設されることになる。このよう
に構成することによって、断熱ケース63内と大気間は
a点において電気配線58を介してのみ接続され、断熱
ケース63内と副断熱ケース64内の間はd点において
第1熱交換器45及び第3熱交換器47を連結する高圧
側冷媒管路38a及び第1熱交換器45及び第2熱交換
器46を連結する低圧側冷媒管路38bを介してのみ接
続され、副断熱ケース64内と大気間はc点において電
気配線61を介してのみ接続されることになり、断熱性
が高くなる。
【0047】次に、吸着装置13について説明する。図
3は本発明の実施例における吸着装置の概念図、図4は
本発明の実施例における吸着装置の動作を示すタイムチ
ャートである。図4の(a)は外槽温度の変化を、
(b)はヒータ電流の変化を、(c)は内槽温度の変化
を、(d)はヘリウムガスの吸着量の変化を示してい
る。
【0048】図3において、13は吸着装置、14は吸
着剤、15は該吸着剤14を加熱するためのヒータであ
る。上記吸着剤14及びヒータ15は内槽71に包囲さ
れ、該内槽71はさらに外槽72に包囲されていて、内
槽71によって吸着剤14にヘリウムガスを吸着させた
り、吸着剤14からヘリウムガスを放出させたりするた
めのヘリウム冷媒室71aが形成され、上記内槽71と
外槽72間に水素ガスと液体水素の混合物を送る水素冷
媒室72aが形成される。上記ヘリウム冷媒室71a、
水素冷媒室72a及び内槽71によって冷却器16が構
成される。したがって、上記内槽71は熱伝導性の高い
材料によって形成される。
【0049】上記水素冷媒室72a内の水素ガスと液体
水素の混合物は、内槽71を介してヘリウム冷媒室71
a内のヘリウムガス及び吸着剤14を冷却し、その時液
体水素は気化する。上記水素冷媒室72a内に熱が進入
しないように外槽72は断熱性の高い材料で形成され
る。上記水素冷媒室72aに水素ガスと液体水素の混合
物を供給し、吸着剤14を冷却して気化した後の水素ガ
スを吸蔵装置33(図1)に戻すため、上記外槽72に
低圧側冷媒管路38bが接続される。そして、外槽72
の上流側の低圧側冷媒管路38bにはJ−T膨張弁39
が配設され、下流側の低圧側冷媒管路38bには一方向
弁74が配設される。
【0050】また、上記ヘリウム冷媒室71aにおいて
発生したヘリウムガスをJ−T膨張弁19に供給するた
めに接続管17aが、負荷冷却器20で被冷却物を冷却
した後のヘリウムガスをヘリウム冷媒室71aに戻すた
めに接続管17bが設けられる。そして、接続管17a
に一方向弁76が、接続管17bに一方向弁77が配設
されている。
【0051】なお、図1及び図2においては、説明の便
宜上、吸着剤14と一方向弁22,23は1本の接続管
17によって接続されているが、実際の装置においては
図3に示すように各一方向弁76,77ごと配設した接
続管17a,17bによって接続するとよい。また、上
記吸着剤14は隣接して配設されたヒータ15によって
加熱される。そして、該ヒータ15はコネクタ78を介
して電源回路31に接続され、図示しない制御装置によ
って制御されるようになっている。
【0052】次に、図4に基づいて上記吸着装置13の
動作について説明する。なお、図4は模式的に各値を示
しており、実際の推移と異なる。第2冷凍サイクル12
(図1)のJ−T膨張弁39で形成された水素ガスと液
体水素の混合物は、定常的に低圧側冷媒管路38bを介
して上記水素冷媒室72a(図3)に供給される。そし
て、混合物のうち液体水素が吸着剤14を冷却するた
め、水素冷媒室72aの温度すなわち外槽温度T1は図
の(a)に示すように一定である。
【0053】そして、上記ヒータ15は図示しない制御
装置によって制御され、間歇的にオン・オフを繰り返
す。したがって、ヒータ電流は図の(b)に示すように
推移する。上記ヒータ15によって間歇的に加熱が行わ
れると、ヘリウム冷媒室71aの温度はヒータ15がオ
ンになっている間だけ上昇してT2になる。そして、ヒ
ータ15がオフになると、上記水素冷媒室72aの温度
すなわち外槽温度T1に下降する。したがって、ヘリウ
ム冷媒室71aの温度すなわち内槽温度は図の(c)に
示すように推移する。
【0054】そして、上記ヘリウム冷媒室71aの温度
が上昇と下降を繰り返すと、その温度に対応して吸着剤
14に対するヘリウムガスの吸着量が変化し、ヘリウム
冷媒室71aの温度が上昇するのに伴いヘリウムガスを
放出して吸着量を減少させ、ヘリウム冷媒室71aの温
度が下降するのに伴いヘリウムガスを吸着して吸着量を
増加させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す極低温冷凍装置の
概略図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す極低温冷凍装置の
概略図である。
【図3】本発明の実施例における吸着装置の概念図であ
る。
【図4】本発明の実施例における吸着装置の動作を示す
タイムチャートである。
【符号の説明】
11 第1冷凍サイクル 12 第2冷凍サイクル 14 吸着剤 15 ヒータ(第1の加熱手段) 16 冷却器(第1の冷却手段) 18,38 冷媒管路 19,39 J−T膨張弁 20 負荷冷却器 25,45 第1熱交換器 26,46 第2熱交換器 27 第3熱交換器 33 吸蔵装置 34 吸蔵物質 35 ペルチェ素子(第2の加熱手段,第2の冷却手
段) 47 第3熱交換器(液化ガス式冷却器) 55,63 断熱ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 椎窓 利博 東京都千代田区外神田2丁目19番12号 株 式会社エクォス・リサーチ内 (72)発明者 伊藤 義久 東京都千代田区外神田2丁目19番12号 株 式会社エクォス・リサーチ内 (72)発明者 堀 孝二 東京都千代田区外神田2丁目19番12号 株 式会社エクォス・リサーチ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)吸着物質に第1の冷媒を交互に吸
    着及び放出させることによって作動する第1冷凍サイク
    ルと、(b)吸着物質に第2の冷媒を交互に吸着及び放
    出させることによって作動する第2冷凍サイクルと、
    (c)上記第1冷凍サイクル及び第2冷凍サイクルを制
    御するための制御装置を有し、(d)上記第1冷凍サイ
    クルは、上記吸着物質と、該吸着物質を加熱する第1の
    加熱手段と、上記吸着物質を冷却する第1の冷却手段
    と、第1の冷媒を送るための冷媒配管と、該冷媒配管に
    配設されるジュール・トムソン膨張弁と、該ジュール・
    トムソン膨張弁の下流側に配設されて被冷却物を冷却す
    る負荷冷却器と、上記ジュール・トムソン膨張弁の上流
    側の第1の冷媒と上記負荷冷却器の下流側の第1の冷媒
    間で熱交換を行うための少なくとも一つの熱交換器とを
    備え、(e)上記第2冷凍サイクルは、上記吸着物質
    と、該吸着物質を加熱する第2の加熱手段と、上記吸着
    物質を冷却する第2の冷却手段と、第2の冷媒を送るた
    めの冷媒配管と、該冷媒配管に配設されるジュール・ト
    ムソン膨張弁と、該ジュール・トムソン膨張弁の下流側
    に配設されて上記第1の冷却手段を構成する冷却器と、
    上記ジュール・トムソン膨張弁の上流側に配設され第2
    の冷媒を冷却する液化ガス式冷却器と、上記ジュール・
    トムソン膨張弁の上流側の第2の冷媒と上記冷却器の下
    流側の第2の冷媒間で熱交換を行うための少なくとも一
    つの熱交換器とを備え、(f)上記制御装置は、上記第
    1の加熱手段を間歇的に作動させる手段と、上記第2の
    加熱手段及び第2の冷却手段を交互に間歇的に作動させ
    る手段を有するとともに、(g)上記液化ガス式冷却器
    は、液化ガス供給手段に接続され、液化ガスの蒸発潜熱
    を利用して上記第2の冷媒を冷却するものであることを
    特徴とする極低温冷凍装置。
  2. 【請求項2】 上記第2冷凍サイクルのうち、吸着物
    質、第2の加熱手段及び第2の冷却手段から成る吸着装
    置を除く他の構成要素と、上記第1冷凍サイクルの各構
    成要素と、上記液化ガス供給手段を断熱ケースに収容す
    るとともに、上記吸着装置を断熱ケース内より温度の高
    い雰囲気内に配設した請求項1記載の極低温冷凍装置。
JP32414591A 1991-12-09 1991-12-09 極低温冷凍装置 Pending JPH05157397A (ja)

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US07/986,586 US5339649A (en) 1991-12-09 1992-12-07 Cryogenic refrigerator

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010265912A (ja) * 2009-05-12 2010-11-25 Toyota Motor Corp ガス供給システム
JP2022546231A (ja) * 2019-08-14 2022-11-04 バイオコンパティブルズ ユーケー リミテッド 2段階クライオクーラ

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