JPH05155668A - セラミックスと金属との結合体 - Google Patents

セラミックスと金属との結合体

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JPH05155668A
JPH05155668A JP3324775A JP32477591A JPH05155668A JP H05155668 A JPH05155668 A JP H05155668A JP 3324775 A JP3324775 A JP 3324775A JP 32477591 A JP32477591 A JP 32477591A JP H05155668 A JPH05155668 A JP H05155668A
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ceramic
thermal expansion
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Masaya Ito
正也 伊藤
Seiji Mori
聖二 森
Takaya Yoshikawa
孝哉 吉川
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NGK Spark Plug Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温においても十分な結合代を確保するとと
もに、結合力が低下しないセラミックスと金属との結合
体を提供すること。 【構成】 セラミックス部材5と中間部材6とは、中間
層7を介して加熱接合を行なうことによって一体化され
ており、一方、金属部材2と中間部材6とは、中間部材
6が金属部材2の貫通孔4内に圧入嵌合されることによ
って一体化されている。つまり、小さな熱膨張係数を有
するセラミックス部材5と大きな熱膨張係数を有する金
属部材2と、両部材2,5の中間の熱膨張係数を有する
中間部材6を介して結合されて、結合体1が構成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ターボチャージャロー
タ,ガスタービンロータ,セラミックス発熱体,セラミ
ックスセンサ等、高温で使用される部品に適用できるセ
ラミックスと金属との結合体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、セラミックスは、耐熱性,熱衝
撃強度,高温時の機械的強度,耐摩耗性,或は高絶縁性
などの優れた特性を有することから、近年種々の分野に
利用されつつある。ところがセラミックスは余り単独で
用いられることはなく、通常、機械部品などにおいて、
他の材料の例えば金属とともに用いられ、その機能を発
揮する様にされている。
【0003】そこで、従来より、セラミックスと金属と
を如何にして接合すれば、強度の高い接合体を得ること
ができるかという研究が進められている。これは、セラ
ミックスの熱膨張係数と金属の熱膨張係数との違いによ
り、単なるロー付けによって接合した場合には、熱歪に
よる残留応力等によって、セラミックスの接合部分の接
合力が低下するためである。
【0004】特に、熱膨張係数が小さな(例えば窒化ケ
イ素の様な)セラミックスと各種の合金鋼等の金属との
接合体を、高温にて使用する場合には、この接合力の低
下の問題は大きくなるため、下記の様な対策が立てられ
ている。 セラミックス製の軸部を、低熱膨張係数の金属部材に
圧入して結合する技術が提案されている(特開昭62−
191478号公報参照)。
【0005】セラミックス製の軸部を、金属部材に設
けた凹部に挿入して結合するとともに、両部材の隙間を
銀ローにて接合する技術が提案されている(特開平2−
149477号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
,の技術では、金属部材の材料として、いずれもF
e−Ni−Co系の合金に、Ti,Nb,Al等の析出
硬化元素を添加したインコロイ903等の低熱膨張の合
金が用いられるが、この様な合金を使用しただけでは、
必ずしも好適ではなかった。
【0007】つまり、この金属部材の材料であるインコ
ロイ903の熱膨張係数は、例えば30〜400℃では
2.1(x10-6/℃)であるが、セラミックス製の軸部の
材料である窒化ケイ素の熱膨張係数は、8.2(x10-6/
℃)であるので、両者の熱膨張係数にはまだかなりの差
がある。
【0008】その結果、このの結合体を高温状態で
使用すると、金属部材がセラミックス部材より大きく膨
張して、十分な径方向の嵌合代(結合代)を確保するこ
とができないことがあり、よって、結合体の結合強度が
低下したり、場合によっては、嵌め込んであったセラミ
ックス製の軸部が金属部材から抜け落ちたりするという
問題があった。
【0009】本発明は、前記課題を解決するためになさ
れ、高温においても十分な結合代を確保するとともに、
結合力が低下しないセラミックスと金属との結合体を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、セラミックス部材と金属部材とが中間部材
を介して接合された結合体において、前記中間部材が前
記セラミックス部材と金属部材との中間の熱膨張係数を
有するとともに、該中間部材が前記セラミックス部材と
化学的に接合され、しかも該中間部材が前記金属部材と
機械的に結合されたことを特徴とするセラミックスと金
属との結合体を要旨とする。
【0011】ここで、前記セラミックス部材と中間部材
との化学的接合手段としては、ロー付け,拡散接合,酸
化物による接合,摩擦圧接,ホットプレス,ホットアイ
ソスタティックプレス等を採用でき、特に、Ag−Cu
−Ti系,Cu−Ni−Ti系,Cu−Ti系等の活性
金属を含むロー付方法、Al23,TiO2,SiO2
等のセラミック材料の混合物を用いた加熱接合法、Fe
−Ni−Cr系,Ni−Cr−Si系,Ni−Cr系,
Nb等の金属或は合金を介在させたホットプレス法等が
好適である。
【0012】一方、前記金属部材と中間部材との機械的
結合の手段としては、圧入,焼きばめ等の嵌合による方
法に加え、ネジ止め,ボルト締め等を採用できる。ま
た、前記セラミックス部材の材料としては、高温で使用
されるすべての材料が含まれ、窒化ケイ素,サイアロ
ン,炭化ケイ素,アルミナ,ボロンナイトライド,窒化
ケイ素,炭化ケイ素複合材料等を用いることができる。
【0013】一方、金属部材の材料としては、炭素鋼,
合金鋼,耐熱鋼,ステンレス鋼,インコロイ903等の
低熱膨脹材料,耐熱合金,Ni合金,Cu合金等すべて
の構造用材料が適用できるが、中間部材と熱膨脹係数が
近い方が出来上った結合体の結合強度等の特性が優れる
ので望ましい。
【0014】また、中間部材の材料としては、前記セラ
ミックス材料と金属材料の中から選ばれた任意の組合せ
のもののうち、それらの中間の熱膨脹係数を有すればよ
く、例えばW合金,超硬,Si34−TiN複合材,イ
ンコロイ903など、セラミック又は金属の種類は問わ
ない。
【0015】ここで、下記表1に、セラミックス部材,
中間部材,金属部材の熱膨張係数を示し、また表2にそ
れらの好適な組み合せを示す。尚、これらの材料は、熱
膨張係数の組み合せによって、セラミックス部材,中間
部材又は金属部材として機能するので、一概にどの材料
がどの役割をするのかは言えない。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】尚、中間部材と金属部材とは、機械的に結
合されるため、中間部材の材料は熱膨脹係数がほとんど
同一であれば金属の方が好ましい。これは組み付けの際
に、金属であれば部材の表面に多少の凹凸があってもよ
く、組み付けの自由度が増すからである。
【0019】また、中間部材とセラミックス部材との熱
膨脹係数の差は、好ましくは4×10-6/℃以下、更に
好ましくは3×10-6/℃以下であることがよい。更
に、中間部材とセラミックス部材との接合方法は前述し
たが、その両部材の間に、Ni,Cu,Fe等の軟質金
属の中間層、又はインコネル,Ni−Cu合金等の耐熱
軟質金属の中間層を必要に応じて介在させてもよい。
【0020】
【作用】以上の様に構成された本発明のセラミックスと
金属との結合体によれば、中間部材がセラミックス部材
と金属部材との中間の熱膨張係数を有するので、結合体
が高温の状態で使用された場合でも、熱応力が緩和さ
れ、よって高温時の結合力の低下を防止することが可能
となる。
【0021】更に、この中間部材はセラミックス部材と
化学的に接合されて強固に一体とされており、一方、中
間部材と金属部材とは嵌合等によって機械的に結合して
おり、熱によって各部材が膨張した場合でも、中間部材
と金属部材との熱膨張係数の差は僅かであるので、径方
向の十分な(例えば嵌合代等の)結合代を維持すること
ができる。つまり、高温時にも十分な結合代を確保でき
るので、セラミックスと金属とを一体化する結合力の低
下を防止することが可能となる。
【0022】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面とともに説明す
る。図1(A)は実施例1のセラミックスと金属との結
合体1の斜視図、図1(B)はその中心軸に沿った断面
図である。 (実施例1)図1に示す様に、本実施例のセラミックス
と金属との結合体1は、主として、耐熱鋼(JIS:S
UH616)からなる金属部材2と、窒化ケイ素からな
るセラミックス部材5と、インコロイ903からなる中
間部材6とから構成されており、この貫通孔4を有する
円筒状の金属部材2と、該貫通孔4の内径とほぼ同様な
外径を有する円柱状のセラミックス部材5とが、中間部
材6を介して一体に結合されている。尚、この結合体1
には、セラミックス部材3と中間部材6との間に軟質金
属からなる中間層7が設けられている。
【0023】前記セラミックス部材5と中間部材6と
は、中間層7を介して化学的に接合(加熱接合)される
ことによって一体化されており、一方、金属部材2と中
間部材6とは、中間部材6が金属部材2の貫通孔4内に
圧入嵌合されることによって機械的に一体に結合されて
いる。つまり、小さな熱膨張係数を有するセラミックス
部材5と大きな熱膨張係数を有する金属部材2とに間
に、両部材2,5の中間の熱膨張係数を有する中間部材
6が配置されていることになる。
【0024】尚、下記表3に、各部材の寸法を記すが、
このうち、金属部材2は、SUH616をJIS規格に
基づいて、焼入れ・焼戻し処理を行ったものから加工し
たものであり、一方、中間部材6は、720℃で8時間
更に620℃で8時間の時効処理を施したものである。
【0025】
【表3】
【0026】次に、この様な構造の結合体1の製造方法
について、図2及び図3に基づいて説明する。尚、各図
において説明を容易にするために縮尺は違えてある。ま
ず図2(A)に示す様に、セラミックス部材5と中間部
材6との間に中間層7を形成するが、この中間層7はセ
ラミックス部材5側から、厚さ0.003mmのTi箔7
a,厚さ0.02mmのCu箔7b,厚さ0.5mmのNi
板7c,厚さ0.02mmのCu箔7dを積層したもので
ある。
【0027】次に、セラミックス部材5と中間部材6と
の間に中間層7を配置した状態で、10-5torrの真空中
にて1200℃で1時間加熱して、セラミックス部材5
と中間部材6を接合して、接合部材10を形成した。次
いで、この接合部材10の外周面全体を、直径10mmと
なる様にダイアモンド砥石で削り、更に、図2(B)及
びその拡大図の図2(C)に示す様に、中間部材6の先
端の周囲に長さ1mmの面取り加工を施すとともに、その
面取り11の内側に4゜の緩やかなテーパ12を形成し
た。
【0028】更に、図3(A)に示す様に、筒状の金属
部材2の貫通孔4の一端にテーパ15を形成して、嵌入
口16とした。そして、図3(B)に示す様に、接合部
材10の中間部材6側を、金属部材2の嵌入口16から
貫通孔4内に、圧入スピード0.5mm/minにて約3.
0mm圧入して嵌合させ、図1に示す本実施例の結合体1
を完成した。
【0029】この様にして製造された本実施例の結合体
1は、中間部材6と金属部材2との熱膨張係数の差が小
さく、高温にても十分な嵌合代が確保できるので、結合
強度が高いものである。従って、従来のものより高温で
の耐久性があるという利点があり、また結合強度が大き
いので大型の複合部品を製造することが可能になる。
【0030】次に、本実施例の結合体1の効果を確認す
るために、本実施例の結合体1のうち、中間部材及び金
属部材の材質を変更して行った実験例について説明す
る。 (実験例)この実験は、本実施例の結合体1の高温での
結合強度を調べるために、高温において抜け荷重を測定
したものである。尚、(本発明の範囲で)各部材の材料
を変更した他の実施例の結合体の抜け荷重についても調
べた。
【0031】測定方法は、大気中700℃にて、図4に
示す様に、結合体1のセラミックス部材5を環状体20
の内部に配置するとともに、環状体20の上面と金属部
材2の下面を当接させ、この状態で、上方より接合部材
10を荷重速度0.5mm/minにて下方に押圧し、接合
部材10が金属部材2から抜け落ちる荷重を測定するも
のである。この測定の結果を下記表4に記す。
【0032】また、比較例として、中間部材を使用せず
に、前記実施例と同様な金属部材とセラミックス部材と
を圧入により結合して長さ25mmの結合体を製造し、こ
の結合体の抜け荷重を測定した。この測定の結果を同じ
く表4に記す。
【0033】
【表4】
【0034】この表4から明らかな様に、本発明の範囲
の結合体1は、700℃の高温において抜け荷重が24
0kgw以上と大きく、高温時の結合力が大きいので好適
であるが、比較例のものは、抜け荷重が140kgwと小
さく好ましくない。次に、本発明をセラミックスロータ
に適用した他の実施例について、図5ないし図10に基
づいて説明する。尚、第2実施例については、図5でセ
ラミックスロータの中心軸に沿った断面を示すが、第3
ないし第7実施例については、第2実施例と同様に中心
軸に対称であるので、以下図面の下半分は省略する。 (実施例2)まず、図5に示す様に、第2実施例のセラ
ミックスロータ20は、窒化ケイ素からなる翼車21と
W合金からなる中間部材22とがNi板23を介して接
合され、この接合された部材(接合部材)24の中間部
材22側が、金属部材25の凹部26に嵌合されたもの
である。尚、金属部材25の凹部26は、直接に翼車2
1に接しない様に、開口側の径が広くされて段付き部2
7とされている。
【0035】このセラミックスロータ20を製造する場
合には、まず、翼車21の中央から突出する軸部21a
と直径10mmの中間部材22との間に、Ni板23を挟
んで加熱圧接して接合部材24を形成する。一方、金属
部材25は、耐熱鋼(JIS:SUH616)に所定の
焼入れ・焼戻し処理を施して(HRc34に)硬化さ
せ、その先端に内径9.94mmの凹部26を形成する。
そして、金属部材25の凹部26に、接合部材24の中
間部材22側を圧入して嵌合し、本実施例の結合体20
を得る。
【0036】また、この結合体20を図示しないタービ
ンハウジングに組み込んで、950℃の排ガス温度に
て、回転数10万rpmで50時間の回転試験を行ったと
ころ、結合部分には、割れやズレ等の異常は認められず
好適であった。 (実施例3)図6に示す様に、実施例3のセラミックス
ロータ30は、前記実施例2と同様な形状であるが、中
間部材31の材料が異なる。つまり、中間部材31とし
てW合金より若干熱膨張係数の小さな超硬を使用してお
り、この中間部材31がNi板32を介して翼車33と
接合されるとともに、金属部材34に嵌合している。
【0037】従って、この実施例3においても、前記実
施例2と同様な効果を奏する。 (実施例4)図7に示す様に、実施例4のセラミックス
ロータ40は、前記実施例3と同様な材料を使用してお
りその形状もほぼ同様であるが、結合部分の形状が若干
異なる。つまり、段付き部41は金属部材42側に設け
られているのではなく、翼車43,Ni板44及び中間
部材45からなる接合部材46側に設けられている。
【0038】この様な構成によっても、前記各実施例と
同様な効果を奏する。 (実施例5)図8に示す様に、実施例5のセラミックス
ロータ50は、前記実施例4とほぼ同様な形状である
が、金属部材51側の構成が異なる。つまり、金属部材
51は、凹部52が形成されたインコロイ903からな
る金属先端部51aと、合金鋼(JIS:SNCM43
9)からなる金属軸部51bとの異なる金属から構成さ
れている。
【0039】この金属部材51を形成するには、まず、
摩擦圧接によって金属先端部51aと金属軸部51bと
を接合し、720℃で8時間更に620℃で8時間の時
効硬化処理を施した後に、金属軸部51を高周波焼入に
より硬化させ、最後に凹部52を加工して完成する。
【0040】この様な構成によっても、前記各実施例と
同様な効果を奏するとともに、中間部材53と金属部材
51との熱膨張係数の差が小さいので、前記実施例より
一層高温での使用ができるという利点がある。 (実施例6)図9に示す様に、実施例6のセラミックス
ロータ60は、前記実施例5とほぼ同様な形状である
が、金属部材61側の構成が異なる。つまり、金属部材
61は、凹部62が形成されたインコロイ903からな
る金属先端部61aと合金鋼(JIS:SNCM43
9)からなる金属軸部61bとが、電子ビームによる溶
接によって環状に接合されている。尚、本実施例では、
金属軸部61bの中央部分61cが凹部62にまで達し
ている。
【0041】この様な構成によっても、前記実施例5と
同様な効果を奏する。 (実施例7)図10に示す様に、実施例7のセラミック
スロータ70は、前記実施例2とほぼ同様な形状である
が、接合部材71側の構成が異なる。つまり、接合部材
71は、窒化ケイ素からなる翼車72,Ni板73,S
34−30TiNからなる複合材料板74,Ni板75
及びW合金からなる中間部材76が、一体に接合されて
形成されている。
【0042】この様な構成によっても、前記実施例2と
同様な効果を奏するとともに、翼車72と中間部材73
との間に、窒化ケイ素とW合金との中間の熱膨張係数を
有する複合材料板74が使用されているので、各部材間
の熱膨張係数の差が小さく、よって、前記実施例2より
一層高温での使用ができるという利点がある。
【0043】尚、本発明は、前記各実施例に何等限定さ
れることなく、本発明の範囲内で各種の態様で実施でき
ることは勿論である。
【0044】
【発明の効果】以上詳述した様に、本発明のセラミック
スと金属との結合体は、中間部材がセラミックス部材と
金属部材との中間の熱膨張係数を有するとともに、中間
部材がセラミックス部材と化学的に接合され、しかも金
属部材と機械的に結合されているので、高温でも十分な
結合代を確保できる。よって高温においても結合強度が
低下することがなく、耐熱耐久性に優れた結合体であ
る。
【0045】従って、この結合体を採用することによっ
て結合強度が向上するので、セラミックスと金属との大
型部品の結合も十分に可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の結合体の全体及び断面を示
す説明図である。
【図2】実施例1の結合体の製造方法を説明する断面図
である。
【図3】実施例1の結合体の製造方法を説明する断面図
である。
【図4】実施例1の結合体の実験方法を説明する断面図
である。
【図5】実施例2の結合体を示す断面図である。
【図6】実施例3の結合体を示す断面図である。
【図7】実施例4の結合体を示す断面図である。
【図8】実施例5の結合体を示す断面図である。
【図9】実施例6の結合体を示す断面図である。
【図10】実施例7の結合体を示す断面図である。
【符号の説明】
1,20,30,40,50,60,70…結合体 2,25,34,42,51,61…金属部材 5…セラミックス部材 6,22,31,45,53…中間部材 21,33,43,72…翼車

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミックス部材と金属部材とが中間部
    材を介して結合された結合体において、 前記中間部材が前記セラミックス部材と金属部材との中
    間の熱膨張係数を有するとともに、該中間部材が前記セ
    ラミックス部材と化学的に接合され、しかも該中間部材
    が前記金属部材と機械的に結合されたことを特徴とする
    セラミックスと金属との結合体。
JP3324775A 1991-12-09 1991-12-09 セラミックスと金属との結合体 Pending JPH05155668A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3324775A JPH05155668A (ja) 1991-12-09 1991-12-09 セラミックスと金属との結合体
US07/987,186 US5881607A (en) 1991-12-09 1992-12-08 Ceramic-metal composite assembly
US08/192,270 US5937708A (en) 1991-12-09 1994-02-07 Ceramic-metal composite assembly

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3324775A JPH05155668A (ja) 1991-12-09 1991-12-09 セラミックスと金属との結合体

Publications (1)

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ID=18169539

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