JPH05155562A - エレベータの動体抽出装置 - Google Patents
エレベータの動体抽出装置Info
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- JPH05155562A JPH05155562A JP32419391A JP32419391A JPH05155562A JP H05155562 A JPH05155562 A JP H05155562A JP 32419391 A JP32419391 A JP 32419391A JP 32419391 A JP32419391 A JP 32419391A JP H05155562 A JPH05155562 A JP H05155562A
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- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 エレベータ内の動体抽出時は照明を行い、動
体がなくなった時は照明を消してエネルギーの節約を行
い、かつ照明の変動によって動体が誤って検出されない
ようにする。 【構成】 エレベータの箱20と、箱20の呼び出し手
段19を持ち、画像入力手段1からの信号は現画像メモ
リ部3及び背景画像メモリ部4を介して差分2値化手段
5によって差分2値化演算される。また差分2値化手段
5は調光手段17及び呼び出し手段19を介して照明手
段18を制御するとともに、画素状態検出手段9に接続
され、差分2値化手段5と画素状態検出手段9からの出
力信号により背景書換手段4を介して背景を書換える。
体がなくなった時は照明を消してエネルギーの節約を行
い、かつ照明の変動によって動体が誤って検出されない
ようにする。 【構成】 エレベータの箱20と、箱20の呼び出し手
段19を持ち、画像入力手段1からの信号は現画像メモ
リ部3及び背景画像メモリ部4を介して差分2値化手段
5によって差分2値化演算される。また差分2値化手段
5は調光手段17及び呼び出し手段19を介して照明手
段18を制御するとともに、画素状態検出手段9に接続
され、差分2値化手段5と画素状態検出手段9からの出
力信号により背景書換手段4を介して背景を書換える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像から箱内の動体を検
出し、画像の特徴から動体を抽出するエレベータの動体
抽出装置に関するものである。
出し、画像の特徴から動体を抽出するエレベータの動体
抽出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の動体抽出装置における画
像により動体を検出する手段には、図7に示すように、
背景画面Aと現画面Bの差分画面Cを取り、動いた部分
のみを抽出する手段があった。
像により動体を検出する手段には、図7に示すように、
背景画面Aと現画面Bの差分画面Cを取り、動いた部分
のみを抽出する手段があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成においては、背景画面を現画面から取り除くた
め、動体の形状を取り出すことができるという長所があ
る反面、動体が存在していなくても画像入力装置の近傍
の照度が変化したらその照度変化を動体として誤って認
識してしまうという課題があった。従ってエレベータで
はそのような誤動作を避けようとすると照明によって一
定の照度を確保しておかなければならず、人がいなくて
も部屋の中に明りがつけっぱなしになり、エネルギーが
無駄使いされていた。
の構成においては、背景画面を現画面から取り除くた
め、動体の形状を取り出すことができるという長所があ
る反面、動体が存在していなくても画像入力装置の近傍
の照度が変化したらその照度変化を動体として誤って認
識してしまうという課題があった。従ってエレベータで
はそのような誤動作を避けようとすると照明によって一
定の照度を確保しておかなければならず、人がいなくて
も部屋の中に明りがつけっぱなしになり、エネルギーが
無駄使いされていた。
【0004】本発明は上記課題を解決し、動体のいない
背景を確実に取り込み、その後に動体のみを識別できる
ようし、動体がいなくなった時、照明手段を制御し照度
変化によって動体の誤検知が起きないよう照明手段を制
御して消灯および点灯することを目的としている。
背景を確実に取り込み、その後に動体のみを識別できる
ようし、動体がいなくなった時、照明手段を制御し照度
変化によって動体の誤検知が起きないよう照明手段を制
御して消灯および点灯することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】そして、上記目的を達成
するために、本発明のエレベータの動体抽出装置は昇降
する箱の呼び出し手段と、照明手段と、画像入力手段
と、画像入力手段より得られた信号から背景となる画像
及び現在の画像をそれぞれ記憶する背景画像メモリ部及
び現画像メモリ部と、背景画像メモリ部と現画像メモリ
部との差分演算を行い所定の閾値で2値化する差分2値
化手段と、差分2値化手段の出力画像から画素状態変化
を検出する画素状態検出手段と、差分2値化手段の出力
画像の閾値以下部分及び画素状態検出手段により一定時
間変化のないことが検出された部分に対応する現画像部
分を背景画像に書き換える背景書換手段と、呼び出し手
段と差分2値化手段より得られた信号から照明手段を制
御する調光手段を設けたものである。
するために、本発明のエレベータの動体抽出装置は昇降
する箱の呼び出し手段と、照明手段と、画像入力手段
と、画像入力手段より得られた信号から背景となる画像
及び現在の画像をそれぞれ記憶する背景画像メモリ部及
び現画像メモリ部と、背景画像メモリ部と現画像メモリ
部との差分演算を行い所定の閾値で2値化する差分2値
化手段と、差分2値化手段の出力画像から画素状態変化
を検出する画素状態検出手段と、差分2値化手段の出力
画像の閾値以下部分及び画素状態検出手段により一定時
間変化のないことが検出された部分に対応する現画像部
分を背景画像に書き換える背景書換手段と、呼び出し手
段と差分2値化手段より得られた信号から照明手段を制
御する調光手段を設けたものである。
【0006】
【作用】本発明のエレベータの動体抽出装置は上記構成
によって、画像入力手段より得られた信号から初期状態
や連続運転時のスタート時点等では背景抽出手段に動体
の存在しない背景を抽出し、その後、確定した背景によ
って動体抽出のモードに入り、現時点の画像から設定さ
れた背景を除去して動体抽出するように制御手段により
制御する。そして動体がいなくなったら照明手段を制御
して徐々に閾値の範囲内で減光して行き、次に呼び出し
手段からの信号によって動体抽出を始めるときにはそれ
に先だって、同じく照明手段を制御して徐々に閾値の範
囲内で増光して所定の照度にまで照度を上げていくよう
にする。
によって、画像入力手段より得られた信号から初期状態
や連続運転時のスタート時点等では背景抽出手段に動体
の存在しない背景を抽出し、その後、確定した背景によ
って動体抽出のモードに入り、現時点の画像から設定さ
れた背景を除去して動体抽出するように制御手段により
制御する。そして動体がいなくなったら照明手段を制御
して徐々に閾値の範囲内で減光して行き、次に呼び出し
手段からの信号によって動体抽出を始めるときにはそれ
に先だって、同じく照明手段を制御して徐々に閾値の範
囲内で増光して所定の照度にまで照度を上げていくよう
にする。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0008】図1において、1は画像入力手段、2は画
像入力手段1で撮像された画像の背景画像を記憶する背
景画像メモリ部、3は画像入力手段1で撮像された画像
の現在の画像を記憶する現画像メモリ部、4は背景書換
信号を受け取って現画像メモリ部3から背景画像メモリ
部2へ対応する画素データを転送する背景書換手段であ
り、5は背景画像メモリ部2の画像と現画像メモリ部3
の画像との差分演算を差分手段6で行い、閾値設定手段
7により設定された所定の閾値で2値化する2値化手段
8及び2値化した出力信号が閾値以下の時、背景書換手
段4へ背景書換信号を出力する信号出力部A13よりな
る差分2値化手段、9は差分2値化手段5で抽出された
2値化画像から画素状態を検出して背景書換手段4へ背
景書換信号を出力する画素状態検出手段であり、各画素
の安定度を数える画素状態カウンタ10の集合である画
素状態カウンタ群11、画素状態カウンタ10が画素が
安定であると判断する数値を設定するカウント数設定部
14と画素が安定であると判定された時、背景書換手段
4へ背景書換信号を出力する信号出力部B15、画素状
態カウンタ10を監視するカウンタ監視部12からなる
画素状態検出手段、16は背景画像メモリ部2及び現画
像メモリ部3の画素位置を示す画素アドレスカウンタ、
17は差分2値化手段5の出力により照明手段18を制
御する調光手段、19は箱20(図2,図3参照)を呼
び出す呼び出し手段である。
像入力手段1で撮像された画像の背景画像を記憶する背
景画像メモリ部、3は画像入力手段1で撮像された画像
の現在の画像を記憶する現画像メモリ部、4は背景書換
信号を受け取って現画像メモリ部3から背景画像メモリ
部2へ対応する画素データを転送する背景書換手段であ
り、5は背景画像メモリ部2の画像と現画像メモリ部3
の画像との差分演算を差分手段6で行い、閾値設定手段
7により設定された所定の閾値で2値化する2値化手段
8及び2値化した出力信号が閾値以下の時、背景書換手
段4へ背景書換信号を出力する信号出力部A13よりな
る差分2値化手段、9は差分2値化手段5で抽出された
2値化画像から画素状態を検出して背景書換手段4へ背
景書換信号を出力する画素状態検出手段であり、各画素
の安定度を数える画素状態カウンタ10の集合である画
素状態カウンタ群11、画素状態カウンタ10が画素が
安定であると判断する数値を設定するカウント数設定部
14と画素が安定であると判定された時、背景書換手段
4へ背景書換信号を出力する信号出力部B15、画素状
態カウンタ10を監視するカウンタ監視部12からなる
画素状態検出手段、16は背景画像メモリ部2及び現画
像メモリ部3の画素位置を示す画素アドレスカウンタ、
17は差分2値化手段5の出力により照明手段18を制
御する調光手段、19は箱20(図2,図3参照)を呼
び出す呼び出し手段である。
【0009】また図2,図3は本発明の一実施例である
エレベータの動体抽出装置の構成を示す模式図であり、
図2は照明が点灯中の時を、図3は照明が消点灯中の時
を示す。20はエレベータの箱、21はエレベータの箱
の扉であり、22は検出すべき動体、すなわち人間であ
り、23は各階に設置してある箱20の呼び出しボタン
である。
エレベータの動体抽出装置の構成を示す模式図であり、
図2は照明が点灯中の時を、図3は照明が消点灯中の時
を示す。20はエレベータの箱、21はエレベータの箱
の扉であり、22は検出すべき動体、すなわち人間であ
り、23は各階に設置してある箱20の呼び出しボタン
である。
【0010】次に、この一実施例の構成に於ける作用を
説明する。図4はこの動作を示すフローチャートであ
る。ステップ99において照度を一定値(説明の簡単化
のために64レベルとする。)にする。ステップ100
において画素状態検出手段9内の画素状態カウンタ群1
1の全ての画素状態カウンタ10をリセットする。ステ
ップ101において画像入力手段1より背景画像を背景
画像メモリ部2に入力する。次にステップ102におい
て画像入力手段1より現在の画像を現画像メモリ部3に
入力する。次にステップ103において全ての画素状態
カウンタ10がカウント数設定部14で設定された値以
上かどうかを判定し、以上でなければステップ104へ
行き、差分2値化手段5の差分手段6で現画像メモリ部
3と背景画像メモリ部2の間で画素間の差分演算を行
い、ステップ105において2値化手段8で閾値設定部
7の値(10レベルとする。)で2値化し、ステップ1
06において閾値設定部7の値よりも小さいかを判断
し、小さくなければステップ107でその画素の画素状
態カウンタ10をリセットしてステップ110に行く。
一方ステップ106で閾値よりも小さければステップ1
08で信号出力部A13から背景書換手段4へ現画像メ
モリ部3の画素を対応する背景画像メモリ部2の画素へ
転送することを指示する背景書換信号を経路Aを使って
出力させる。そしてステップ109でその画素の画素状
態カウンタ10を+1してステップ110へ行く。ステ
ップ110においてその画素の画素状態カウンタ10が
カウント数設定部14で設定された値以上かどうかをカ
ウンタ監視部12で判定し、以上でなければ、ステップ
112へ行く。一方設定された値以上ならばステップ1
11においてカウンタ監視部12から信号出力部B15
から背景書換手段4へ現画像メモリ部3の画素を対応す
る背景画像メモリ部2の画素へ転送することを指示する
背景書換信号を経路Bを使って出力させる。次にステッ
プ112においてステップ104からステップ112ま
での処理が全画素について終了したかを画素アドレスカ
ウンタ16の画素アドレス値より判断し、終わっていれ
ばステップ102へ行き、終わっていなければ、ステッ
プ113で次の画素を調べるために画素アドレスカウン
タ16の画素アドレスの値を+1してステップ104へ
行く。
説明する。図4はこの動作を示すフローチャートであ
る。ステップ99において照度を一定値(説明の簡単化
のために64レベルとする。)にする。ステップ100
において画素状態検出手段9内の画素状態カウンタ群1
1の全ての画素状態カウンタ10をリセットする。ステ
ップ101において画像入力手段1より背景画像を背景
画像メモリ部2に入力する。次にステップ102におい
て画像入力手段1より現在の画像を現画像メモリ部3に
入力する。次にステップ103において全ての画素状態
カウンタ10がカウント数設定部14で設定された値以
上かどうかを判定し、以上でなければステップ104へ
行き、差分2値化手段5の差分手段6で現画像メモリ部
3と背景画像メモリ部2の間で画素間の差分演算を行
い、ステップ105において2値化手段8で閾値設定部
7の値(10レベルとする。)で2値化し、ステップ1
06において閾値設定部7の値よりも小さいかを判断
し、小さくなければステップ107でその画素の画素状
態カウンタ10をリセットしてステップ110に行く。
一方ステップ106で閾値よりも小さければステップ1
08で信号出力部A13から背景書換手段4へ現画像メ
モリ部3の画素を対応する背景画像メモリ部2の画素へ
転送することを指示する背景書換信号を経路Aを使って
出力させる。そしてステップ109でその画素の画素状
態カウンタ10を+1してステップ110へ行く。ステ
ップ110においてその画素の画素状態カウンタ10が
カウント数設定部14で設定された値以上かどうかをカ
ウンタ監視部12で判定し、以上でなければ、ステップ
112へ行く。一方設定された値以上ならばステップ1
11においてカウンタ監視部12から信号出力部B15
から背景書換手段4へ現画像メモリ部3の画素を対応す
る背景画像メモリ部2の画素へ転送することを指示する
背景書換信号を経路Bを使って出力させる。次にステッ
プ112においてステップ104からステップ112ま
での処理が全画素について終了したかを画素アドレスカ
ウンタ16の画素アドレス値より判断し、終わっていれ
ばステップ102へ行き、終わっていなければ、ステッ
プ113で次の画素を調べるために画素アドレスカウン
タ16の画素アドレスの値を+1してステップ104へ
行く。
【0011】このステップ104からステップ113ま
での処理を繰り返すことによって背景画像メモリ部3は
ステップ101で入力された、いわゆる初期背景画像が
書換られて画像中に変化する物体のない画像、即ち背景
画像が設定される。またステップ108において周囲の
照度変化が閾値以下であってもその時点での照度に対応
した背景が書き換えられている。以下、このステップ1
04からステップ113までを背景設定ルーチンと呼ぶ
ことにする。
での処理を繰り返すことによって背景画像メモリ部3は
ステップ101で入力された、いわゆる初期背景画像が
書換られて画像中に変化する物体のない画像、即ち背景
画像が設定される。またステップ108において周囲の
照度変化が閾値以下であってもその時点での照度に対応
した背景が書き換えられている。以下、このステップ1
04からステップ113までを背景設定ルーチンと呼ぶ
ことにする。
【0012】次にステップ103において全ての画素状
態カウンタ10がカウント数設定部14で設定された値
以上であった時には、ステップ114、ステップ11
5、ステップ116において、ステップ104からステ
ップ106で行なったのと同様にステップ114におい
て差分2値化手段5の差分手段6で現画像メモリ部3と
背景画像メモリ部2の間で画素間の差分演算を行い、ス
テップ115において2値化手段8で閾値設定部7の値
で2値化し、ステップ116において閾値設定部7の値
よりも小さいかを判断する。その結果小さくなければス
テップ118に行く。一方ステップ116で閾値よりも
小さければステップ117で信号出力部B15から背景
書換手段4へ現画像メモリ部3の画素を対応する背景画
像メモリ部2の画素へ転送を指示する背景書換信号を経
路Aを使って出力させ、ステップ118へ行く。次にス
テップ118においてステップ114からステップ11
8までの処理が全画素について終了したかを画素アドレ
スカウンタ16の画素アドレス値より判断して終わって
いればステップ120で照明制御を行い、ステップ11
4に行く。終わっていなければ、ステップ119で次の
画素を調べるために画素アドレスカウンタ16の画素ア
ドレスの値を+1してステップ114へ行く。このステ
ップ114に初めて入った時に行なわれるステップ11
4の差分演算においては上述した背景画像設定ルーチン
で設定された背景画像が使われ、以後のステップ114
における差分演算の背景画像はステップ117の背景書
換指示によって書換られ、動体周囲が照度変化をしたと
きも差分演算によって確実に動体抽出をするようにして
いる。
態カウンタ10がカウント数設定部14で設定された値
以上であった時には、ステップ114、ステップ11
5、ステップ116において、ステップ104からステ
ップ106で行なったのと同様にステップ114におい
て差分2値化手段5の差分手段6で現画像メモリ部3と
背景画像メモリ部2の間で画素間の差分演算を行い、ス
テップ115において2値化手段8で閾値設定部7の値
で2値化し、ステップ116において閾値設定部7の値
よりも小さいかを判断する。その結果小さくなければス
テップ118に行く。一方ステップ116で閾値よりも
小さければステップ117で信号出力部B15から背景
書換手段4へ現画像メモリ部3の画素を対応する背景画
像メモリ部2の画素へ転送を指示する背景書換信号を経
路Aを使って出力させ、ステップ118へ行く。次にス
テップ118においてステップ114からステップ11
8までの処理が全画素について終了したかを画素アドレ
スカウンタ16の画素アドレス値より判断して終わって
いればステップ120で照明制御を行い、ステップ11
4に行く。終わっていなければ、ステップ119で次の
画素を調べるために画素アドレスカウンタ16の画素ア
ドレスの値を+1してステップ114へ行く。このステ
ップ114に初めて入った時に行なわれるステップ11
4の差分演算においては上述した背景画像設定ルーチン
で設定された背景画像が使われ、以後のステップ114
における差分演算の背景画像はステップ117の背景書
換指示によって書換られ、動体周囲が照度変化をしたと
きも差分演算によって確実に動体抽出をするようにして
いる。
【0013】このステップ114からステップ119ま
での処理を繰り返すことによって現画像と確実に動体の
いない背景画像との差分により動体を求めることができ
る。またステップ117において周囲の照度変化が閾値
以下であってもその時点での照度に対応した背景が書き
換えられている。
での処理を繰り返すことによって現画像と確実に動体の
いない背景画像との差分により動体を求めることができ
る。またステップ117において周囲の照度変化が閾値
以下であってもその時点での照度に対応した背景が書き
換えられている。
【0014】図5は照度制御の方法を表す照度レベル図
である。縦軸は照明の照度レベルを表わし、横軸は時間
経過を表わす。また横軸につけられた矢印は現画像が入
力されるタイミングを表わしている。
である。縦軸は照明の照度レベルを表わし、横軸は時間
経過を表わす。また横軸につけられた矢印は現画像が入
力されるタイミングを表わしている。
【0015】(A)の点灯期間は動体がある時であり、
照明は照度レベル64レベルで一定値である。
照明は照度レベル64レベルで一定値である。
【0016】(B)の減光期間、(C)の消灯期間、
(D)の増光期間は動体がないときであり(B)の減光
期間では照度のレベルを8レベル毎にさげて行く。照度
のレベルの変化が8レベルであり、閾値の10レベル以
下であり、ステップ206で背景画素が原画素で書き換
えられて行くため、照度変化によって動体が抽出される
こともない。
(D)の増光期間は動体がないときであり(B)の減光
期間では照度のレベルを8レベル毎にさげて行く。照度
のレベルの変化が8レベルであり、閾値の10レベル以
下であり、ステップ206で背景画素が原画素で書き換
えられて行くため、照度変化によって動体が抽出される
こともない。
【0017】(C)の消灯期間は照明が消えている期間
であり、その後(D)の増光期間では照度のレベルを8
レベル毎にあげて行く。この期間では照度のレベルの変
化が8レベルであり、閾値の10レベル以下であり、ス
テップ206で背景画素が原画素で書き換えられて行く
ため、照度変化によって動体が抽出されることもない。
そして(E)の点灯期間では再び照度レベルは元の64
レベルに戻り、(E)の点灯期間に戻った時には(A)
の点灯期間の背景に戻ることになる。
であり、その後(D)の増光期間では照度のレベルを8
レベル毎にあげて行く。この期間では照度のレベルの変
化が8レベルであり、閾値の10レベル以下であり、ス
テップ206で背景画素が原画素で書き換えられて行く
ため、照度変化によって動体が抽出されることもない。
そして(E)の点灯期間では再び照度レベルは元の64
レベルに戻り、(E)の点灯期間に戻った時には(A)
の点灯期間の背景に戻ることになる。
【0018】図5は図2のステップ120における照度
制御の方法を示すフローチャートである。
制御の方法を示すフローチャートである。
【0019】ステップ201において動体が抽出された
場合は照明制御は行わない。照度は64レベルのままで
ある。動体が抽出されなかったら、ステップ202にお
いて呼び出しボタン23が押されて箱20が呼ばれたか
どうか、即ち動体の抽出に入る指示があったかどうかを
判定し、指示があったと判定したら徐々に照度を上げて
行き点灯させる。(図5の(D)増光期間の制御がこれ
にあたる。)動体の抽出に入る指示がなかったら、ステ
ップ203で点灯中かどうかを判定し、点灯中でなけれ
ば、照明制御を終わり、点灯中ならば、ステップ204
で徐々に照度を下げて行き消灯させる(図5の(B)減
光期間の制御がこれにあたる)。
場合は照明制御は行わない。照度は64レベルのままで
ある。動体が抽出されなかったら、ステップ202にお
いて呼び出しボタン23が押されて箱20が呼ばれたか
どうか、即ち動体の抽出に入る指示があったかどうかを
判定し、指示があったと判定したら徐々に照度を上げて
行き点灯させる。(図5の(D)増光期間の制御がこれ
にあたる。)動体の抽出に入る指示がなかったら、ステ
ップ203で点灯中かどうかを判定し、点灯中でなけれ
ば、照明制御を終わり、点灯中ならば、ステップ204
で徐々に照度を下げて行き消灯させる(図5の(B)減
光期間の制御がこれにあたる)。
【0020】上記の照度制御を行うことにより、照度変
化で誤って動体を抽出することのない照明制御が可能と
なる。
化で誤って動体を抽出することのない照明制御が可能と
なる。
【0021】また(A)の点灯期間から(B)の減光期
間へ切り換わる時刻t1は図2のエレベータの箱20内の
人間が外へ出てから扉21が閉じられ、箱20内に人間
がいなくなったことを動体抽出によって検出された時で
ある。また(C)の消灯期間から(D)の増光期間への
切り換わり時刻t2は図3のエレベータの外の人間24が
呼び出しボタン23によって箱20を呼んだ時点であ
る。
間へ切り換わる時刻t1は図2のエレベータの箱20内の
人間が外へ出てから扉21が閉じられ、箱20内に人間
がいなくなったことを動体抽出によって検出された時で
ある。また(C)の消灯期間から(D)の増光期間への
切り換わり時刻t2は図3のエレベータの外の人間24が
呼び出しボタン23によって箱20を呼んだ時点であ
る。
【0022】また現画像が入力される間隔はテレビカメ
ラでは約1/30秒毎であり、8レベル毎に変化させて
も8/30秒しかかからないことになり、実用上は十分
早いスピードで照度制御が可能となる。また上記のよう
な照度切り換えはインバータ電源等を使えば簡単に行う
事ができる。
ラでは約1/30秒毎であり、8レベル毎に変化させて
も8/30秒しかかからないことになり、実用上は十分
早いスピードで照度制御が可能となる。また上記のよう
な照度切り換えはインバータ電源等を使えば簡単に行う
事ができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明のエレベータ
の動体抽出装置によれば次効果が得られる。
の動体抽出装置によれば次効果が得られる。
【0024】(1)動体を抽出するときのみエレベータ
の箱内の照明を行い、動体がないときには照明をしない
ようにすることにより、エネルギーが節約できる。
の箱内の照明を行い、動体がないときには照明をしない
ようにすることにより、エネルギーが節約できる。
【0025】(2)照明の変動によって誤って動体を抽
出することもなく確実な動体抽出ができる。
出することもなく確実な動体抽出ができる。
【図1】本発明の一実施例における動体抽出装置の構成
を示すブロック図
を示すブロック図
【図2】同装置の照明が点灯中の場合を示す模式図
【図3】同装置の照明が消灯中の場合を示す模式図
【図4】同装置のフローチャート
【図5】同装置の照明の変化を示す照度レベル図
【図6】同装置のフローチャート
【図7】従来の動体抽出装置の動作模式図
1 画像入力手段 2 背景画像メモリ部 3 現画像メモリ部 4 背景書換手段 5 差分2値化手段 9 画素状態検出手段 17 調光手段 18 照明手段 19 呼び出し手段 20 箱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/18 K 8626−5C D 8626−5C
Claims (1)
- 【請求項1】昇降するエレベータの箱を呼び出す呼び出
し手段と、前記箱内を照明する照明手段と、画像入力手
段と、前記画像入力手段の出力信号から背景画像及び現
画像をそれぞれ記憶する背景画像メモリ部及び現画像メ
モリ部と、前記背景画像メモリ部と現画像メモリ部の間
の差分演算結果を所定の閾値で2値化する差分2値化手
段と、前記差分2値化手段からの出力画像中の各画素の
状態変化を検出する画素状態検出手段と、前記差分2値
化手段の出力画像中の所定の前記閾値以下の画素および
前記画素状態検出手段で所定の時間変化のないことを検
出した画素に対応する現画像の画素部分を背景画像メモ
リ部に書く背景書換手段と、前記呼び出し手段と前記差
分2値化手段の出力信号から前記照明手段を制御する調
光手段とを具備した動体抽出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32419391A JPH05155562A (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | エレベータの動体抽出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32419391A JPH05155562A (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | エレベータの動体抽出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05155562A true JPH05155562A (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=18163109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32419391A Pending JPH05155562A (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | エレベータの動体抽出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05155562A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016113255A (ja) * | 2014-12-15 | 2016-06-23 | 株式会社日立ビルシステム | エレベータ乗りかごの画像監視装置 |
CN107215730A (zh) * | 2017-07-06 | 2017-09-29 | 天津康途科技有限公司 | 用于流感预测的电梯系统及方法 |
CN109319639A (zh) * | 2018-11-22 | 2019-02-12 | 日立楼宇技术(广州)有限公司 | 电梯轿厢参数控制方法、装置和系统 |
-
1991
- 1991-12-09 JP JP32419391A patent/JPH05155562A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016113255A (ja) * | 2014-12-15 | 2016-06-23 | 株式会社日立ビルシステム | エレベータ乗りかごの画像監視装置 |
CN107215730A (zh) * | 2017-07-06 | 2017-09-29 | 天津康途科技有限公司 | 用于流感预测的电梯系统及方法 |
CN109319639A (zh) * | 2018-11-22 | 2019-02-12 | 日立楼宇技术(广州)有限公司 | 电梯轿厢参数控制方法、装置和系统 |
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