JPH0515544Y2 - - Google Patents

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JPH0515544Y2
JPH0515544Y2 JP13136486U JP13136486U JPH0515544Y2 JP H0515544 Y2 JPH0515544 Y2 JP H0515544Y2 JP 13136486 U JP13136486 U JP 13136486U JP 13136486 U JP13136486 U JP 13136486U JP H0515544 Y2 JPH0515544 Y2 JP H0515544Y2
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drive belt
camshaft
engine
crankshaft
shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はエンジン補機の駆動装置に係り、特
にエンジン補機への駆動力伝達を確実になし性能
確保を図り得て構造の簡素化を果たし得るエンジ
ン補機の駆動装置に関する。
〔従来の技術〕
例えば第3図に示す如く、V型エンジン2にあ
つては、クランク軸4により被動される動弁機構
6およびウオータポンプ8、ジエネレータ10、
コンプレツサ12等のエンジン補機を有してい
る。前記クランク軸4に軸着したカム軸駆動プー
リ14pと動弁機構6のカム軸16に軸着したカ
ム軸プーリ16pとには、歯付きベルト等のカム
軸駆動ベルト18を捲掛けて動弁機構6を駆動し
ている。また、補機として装備された前記ウオー
タポンプ8やジエネレータ10、コンプレツサ1
2のポンプ軸20やジエネレータ軸22、コンプ
レツサ軸24にはそれぞれポンププーリ20p、
ジエネレータプーリ22p、コンプレツサプーリ
24pを軸着し、前記クランク軸4に軸着した補
機駆動プーリ26pとこれら各プーリ20p,2
2p,24pとにはVリブドベルト等の補機駆動
ベルト28を捲掛けて各補機8,10,12を駆
動している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、これらクランク軸4とカム軸16お
よびクランク軸4とポンプ軸20やジエネレータ
軸22、コンプレツサ軸24とは、それぞれカム
軸駆動ベルト18および補機駆動ベルト28の同
一面18a,28a側により捲掛けられている。
これらカム軸駆動ベルト18および補機駆動ベル
ト28による駆動力伝達を確実にするため、各ベ
ルト18,28の残余面18b,28b側の適宜
位置にはそれぞれテンシヨナ30,32を押圧し
て設けている。
しかしながら、カム軸16は歯付きベルト等の
カム軸駆動ベルト18により捲掛けられているの
で所定の回転比で正確に駆動力を伝達し得るが、
ポンプ軸20やジエネレータ軸22、コンプレツ
サ軸24はVリブドベルト等の補機駆動ベルト2
8により捲掛けられているので充分に駆動力の伝
達がされ難い問題がある。しかも、補機駆動ベル
ト28が緩んだ場合は、補機の運転を充分に行う
ことができず、その性能が損なわれた。さらに、
補機駆動ベルト28の捲掛け中心角を充分に確保
するために、テンシヨナ32を設けなければなら
ず、部品点数の増加により構造の複雑化を招く不
都合があつた。
また、V型エンジンのバンク角部位に中間軸と
して機能するポンプ軸を設け、一のカム軸はこの
ポンプ軸を介してクランク軸とカム軸駆動ベルト
により捲掛けて設け、他のカム軸はポンプ軸との
み別途のカム軸駆動ベルトにより捲掛けて設けた
ものがある(実公昭60−1201号公報)。しかし、
この公報に開示のものは、補機駆動ベルトとは別
途にカム軸駆動ベルトを2本設けなければならな
いため、部品点数の増加により構造の複雑化を招
く不都合があつた。
〔考案の目的〕
そこでこの考案の目的は、エンジン補機への駆
動力伝達を確実になし性能確保を図り得て構造の
簡素化を果たし得るエンジン補機の駆動装置を実
現するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するためにこの考案は、エンジ
ンのクランク軸と動弁機構のカム軸および前記ク
ランク軸とエンジン補機の各被動軸とにそれぞれ
同一面側により捲掛けられる第1および第2の無
端回転運動伝達具を有し、前記エンジン補機の各
被動軸の少なくとも一には前記第1および第2の
無端回転運動伝達具のそれぞれ残余面側を捲掛け
て設けたことを特徴とする。
〔作用〕
この考案の構成によれば、エンジン補機の各被
動軸の少なくとも一には動弁機構を駆動する第1
の無端回転運動伝達具の残余面側およびエンジン
補機を駆動する第2の無端回転運動伝達具の残余
面側を捲掛けているので、駆動力の伝達が確実で
あり、たとえ一方の無端回転運動伝達具が緩んで
も他方により補機を運転することができる。さら
に、第1および第2の無端回転運動伝達具のそれ
ぞれ残余面側を捲掛けて設けたことにより、クラ
ンク軸に対する無端回転運動伝達具の捲掛け中心
角を充分に確保することができるので、より駆動
力の伝達を確実にすることができる。
〔実施例〕
以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細に
説明する。
第1,2図は、この考案の一実施例を示すもの
である。図において、第3図に示す従来例と同一
機能を果す箇所には同一符号を付して説明する。
第1,2図において、2はV型エンジンであり、
クランク軸4により被動される動弁機構6および
ウオータポンプ8、ジエネレータ10、コンプレ
ツサ12さらにはパワーステアリング用のポンプ
34等のエンジン補機を有している。前記クラン
ク軸4に軸着したカム軸駆動プーリ14pと動弁
機構6のカム軸16に軸着したカム軸プーリ16
pとには、歯付きベルト等のカム軸駆動ベルト1
8の同一面18a側を捲掛けて動弁機構6を駆動
している。また、補機として装備されたもののう
ち、前記ジエネレータ10やコンプレツサ12、
パワーステアリング用のポンプ34には、ジエネ
レータ軸22やコンプレツサ軸24、ポンプ軸3
6にそれぞれジエネレータプーリ22pやコンプ
レツサプーリ24p、ポンププーリ36pを軸着
し、前記クランク軸4に軸着した補機駆動プーリ
26pとこれら各22p,24p,36pとには
Vリブドベルト等の補機駆動ベルト28の同一面
28a側を捲掛けて各補機10,12,34を駆
動している。
そして、前記補機として装備されたもののうち
のウオータポンプ8はV型エンジン2のバンク角
部位に設け、このウオータポンプ8のポンプ軸2
0には、第2図に示す如く、それぞれカム軸駆動
ベルト用プーリ38pおよび補機駆動ベルト用プ
ーリ40pを軸着する。これらカム軸駆動ベルト
用プーリ38pおよび補機駆動ベルト用プーリ4
0pには、前記カム軸駆動ベルト18および補機
駆動ベルト28のそれぞれ残余面18b,28b
側を捲掛けて設ける。このとき、カム軸駆動ベル
ト18および補機駆動ベルト28は、第1図に示
す如く、それぞれの残余面18b,28b側をポ
ンプ軸20中心に対して略対称位置になるように
カム軸駆動ベルト用プーリ38pおよび補機駆動
ベルト用プーリ40pに捲掛けて設ける。なお、
ウオータポンプ8のカム軸駆動ベルト用プーリ3
8pおよび補機駆動ベルト用プーリ40pは、ク
ランク軸4のカム軸駆動プーリ14pおよび補機
駆動プーリ26pと同一プーリ比になるべく設定
する。
次に作用について説明する。
V型エンジン2の駆動時には、クランク軸4に
よつてカム軸駆動ベルト18および補機駆動ベル
ト28の同一面18a,28a側により動弁機構
6および各補機10,12,36を駆動してい
る。そして、補機のうちのウオータポンプ8は、
前記カム軸駆動ベルト18および補機駆動ベルト
28のそれぞれ残余面18b,28b側によりカ
ム軸駆動ベルト用プーリ38pおよび補機駆動ベ
ルト用プーリ40pを介して駆動される。従つ
て、ウオータポンプ8はカム軸駆動ベルト18お
よび補機駆動ベルト28とによつて駆動されるこ
とにより、駆動力の伝達が確実であるのでポンプ
軸20に冷却用フアンを直結しても充分な駆動力
が得られ、ベルトのスリツプも少くできるので、
ベルト耐久性を向上し得る。また、たとえ一方の
例えばカム軸駆動ベルト18が緩んでも他方の補
機駆動ベルト28によりウオータポンプ8を運転
することができるので冷却水不足を来すこともな
く、その性能を確保することができる。さらに、
カム軸駆動ベルト18および補機駆動ベルト28
のそれぞれ残余面18b,28b側を捲掛けて設
けたことにより、テンシヨナ32等を付加するこ
となくクランク軸に対する補機駆動ベルト28の
捲掛け中心角を充分に確保し得るので、より駆動
力の伝達を確実になし得て構造の簡素化を果たし
得る。
また、ウオータポンプ8のポンプ軸20にカム
軸駆動ベルト18および補機駆動ベルト28のそ
れぞれ残余面18b,28b側をポンプ軸20中
心に対して略対称位置に捲掛けて設けることによ
り、ポンプ20軸の軸受け部(図示せず)に対し
てベルト張力による負荷を互いに打消し合わさせ
軸受け部の耐久性を向上することができる。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明した如くこの考案によれば、エ
ンジン補機の各被動軸の少なくとも一には動弁機
構を駆動する第1の無端回転運動伝達具の残余面
側およびエンジン補機を駆動する第2の無端回転
運動伝達具の残余面側を捲掛けて設けたことによ
り、駆動力の伝達が確実であり充分な駆動が得ら
れ、たとえ一方の無端回転運動伝達具が緩んでも
他方により補機を運転することができ、補機の性
能を確保することができる。さらに、第1および
第2の無端回転運動伝達具のそれぞれ残余面側を
捲掛けて設けたことにより、テンシヨナ等を付加
することなくクランク軸に対する無端回転運動伝
達具の捲掛け中心角を充分に確保し得るので、よ
り駆動力の伝達を確実になし得て構造の簡素化を
果たし得る。
また、例えば、補機の一であるウオータポンプ
のポンプ軸に無端回転運動伝達具たるカム軸駆動
ベルトおよび補機駆動ベルトのそれぞれ残余面側
をポンプ軸中心に対して略対称位置に捲掛けて設
けることにより、ポンプ軸の軸受け部に対してベ
ルト張力による負荷を互いに打消し合わさせて軸
受け部の耐久性を向上することができ、実用上有
利である。
【図面の簡単な説明】
第1,2図はこの考案の実施例を示し、第1図
はこの考案によるクランク軸とカム軸および補機
との駆動系統図、第2図はウオータポンプ部位の
拡大断面図である。第3図は従来例のクランク軸
とカム軸および補機との駆動系統図である。 図において、2はV型エンジン、4はクランク
軸、6は動弁機構、8はウオータポンプ、10は
ジエネレータ10、12はコンプレツサ、14p
はカム軸駆動プーリ14p,16はカム軸、18
はカム軸駆動ベルト、18aはカム軸駆動ベルト
18の同一面、18bはカム軸駆動ベルト18の
残余面、20はポンプ軸、26pは補機駆動プー
リ、28は補機駆動ベルト、28aは補機駆動ベ
ルト28の同一面、28bは補機駆動ベルト28
の残余面28b,34はパワーステアリング用の
ポンプ、38pはカム軸駆動ベルト用プーリ、4
0pは補機駆動ベルト用プーリである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 エンジンのクランク軸と動弁機構のカム軸お
    よび前記クランク軸とエンジン補機の各被動軸
    とにそれぞれ同一面側により捲掛けられる第1
    および第2の無端回転運動伝達具を有し、前記
    エンジン補機の各被動軸の少なくとも一には前
    記第1および第2の無端回転運動伝達具のそれ
    ぞれ残余面側を捲掛けて設けたことを特徴とす
    るエンジン補機の駆動装置。 2 V型エンジンのクランク軸と動弁機構のカム
    軸および前記クランク軸とエンジン補機の各被
    動軸とにそれぞれ同一面側により捲掛けられる
    カム軸駆動ベルトおよび補機駆動ベルトを有
    し、前記V型エンジンのバンク角部位に設けた
    エンジン補機のウオータポンプポンプ軸には前
    記カム軸駆動ベルトおよび前記補機駆動ベルト
    のそれぞれ残余面側を前記ポンプ軸中心に対し
    て略対称位置に捲掛けて設けてなる実用新案登
    録請求の範囲第1項記載のエンジン補機の駆動
    装置。
JP13136486U 1986-08-29 1986-08-29 Expired - Lifetime JPH0515544Y2 (ja)

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JPS6338636U JPS6338636U (ja) 1988-03-12
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