JPH05155013A - インクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッド

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Publication number
JPH05155013A
JPH05155013A JP32027891A JP32027891A JPH05155013A JP H05155013 A JPH05155013 A JP H05155013A JP 32027891 A JP32027891 A JP 32027891A JP 32027891 A JP32027891 A JP 32027891A JP H05155013 A JPH05155013 A JP H05155013A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
pressure chamber
pressure
nozzle
jet head
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP32027891A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sasao
浩 笹生
Noboru Takada
高田  昇
Akira Nakazawa
明 中澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP32027891A priority Critical patent/JPH05155013A/ja
Publication of JPH05155013A publication Critical patent/JPH05155013A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ノズルからインク滴を噴射して記録を行うイン
クジェットヘッドに関し、インク噴射によるインクの振
動が速やかに減衰して、高い駆動周波数域までインク噴
射を安定して行うことができ、記録速度の高速化が可能
なインクジェットヘッドを提供することを目的とする。 【構成】インク滴を噴射するためのノズル1と、インク
通路2から供給されるインクを一時的に収容するように
上記ノズル1に連通して設けられた圧力室3と、上記圧
力室3内に収容されたインクを上記ノズル1から噴射さ
せるための圧力を発生する圧力発生手段4と、上記圧力
発生手段4の動きを上記圧力室3内のインクに伝達する
ように上記圧力発生手段4と上記圧力室3との間に設け
られた、振動を吸収する制振性のある部材によって形成
された振動板5とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ノズルからインク滴
を噴射して記録を行うインクジェットヘッドに関する。
【0002】インクジェットヘッドは、大きく分類する
と、連続噴射型、静電吸引型およびオンデマンド型の3
種類があるが、構造が簡単で必要なときだけインク滴を
噴射するオンデマンド型が広く一般に用いられている。
【0003】
【従来の技術】オンデマンド型のインクジェットヘッド
には、圧力室内に収容されたインクをノズルから噴射さ
せるための圧力を発生するピエゾ素子などからなる圧力
発生手段と圧力室との間に、圧力発生手段の動きを圧力
室内のインクに伝達する振動板が設けられており、従来
は、単なるステンレス鋼板などによって振動板が形成さ
れていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図5は、従来のインク
ジェットヘッドによって圧力発生手段であるピエゾ素子
を駆動した後の圧力室内のインクの振動状態を示してお
り、駆動解除後、インクの振動がおさまるまでに時間が
かかっている。
【0005】したがって、記録速度を速めるためにピエ
ゾ素子を駆動する駆動信号の周波数を増加させると、イ
ンクを噴射する際にその前の噴射時の振動がインクに残
っていて、インクの噴射状態が不安定になって乱れてし
まうため、記録速度を速くすることができなかった。
【0006】そこで本発明は、インク噴射によるインク
の振動が速やかに減衰して、高い駆動周波数域までイン
ク噴射を安定して行うことができ、記録速度の高速化が
可能なインクジェットヘッドを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のインクジェットヘッドは、実施例を説明す
るための図1に示されるように、インク滴を噴射するた
めのノズル1と、インク通路2から供給されるインクを
一時的に収容するように上記ノズル1に連通して設けら
れた圧力室3と、上記圧力室3内に収容されたインクを
上記ノズル1から噴射させるための圧力を発生する圧力
発生手段4と、上記圧力発生手段4の動きを上記圧力室
3内のインクに伝達するように上記圧力発生手段4と上
記圧力室3との間に設けられた、振動を吸収する制振性
のある部材によって形成された振動板5とを有すること
を特徴とする。
【0008】なお、上記振動板5は、粘弾性のある合成
樹脂からなる粘弾性樹脂層51をその両側から金属板5
2で挟み込んで形成することができる。
【0009】
【作用】圧力発生手段4を駆動したとき、圧力発生手段
4の動きは振動板5によって圧力室3内のインクに伝達
され、それによってインクが振動する。
【0010】しかし、振動板5は制振性のある部材によ
って形成されているので、図4に示されるように、駆動
解除後、振動は急速に減衰する。このような振動板5の
構造として、粘弾性樹脂層51を金属板52で挟み込ん
だものにすれば、粘弾性樹脂層51にスラスト方向に発
生するずり変形によって振動が減衰される。
【0011】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図2は、
インクジェットヘッドを一部切除して示しており、振動
板5とステンレス鋼板製の基板11とに挟着接合された
ステンレス鋼板10に、インク滴を噴出するためのノズ
ル1と、ノズル1に連通する圧力室3と、インク通路2
がフォトエッチング加工によって複数組(例えば12
組)形成されている。
【0012】13は、図示されていないインクタンクに
連通するインク供給管14からインクの供給を受けるイ
ンク室であり、ここからインクがインク通路2を通っ
て、圧力室3に供給され、圧力室3内に一時的に収容さ
れる。15は、ノズル1の噴射口である。
【0013】振動板5の外面側には、電圧印加によって
変形して、圧力室3内のインクにノズル1から噴出する
ための圧力を加えるピエゾ素子4が、各圧力室3に対応
する位置に接着されている。17は、ピエゾ素子4に電
圧を印加するためのドライバである。
【0014】図1は、上述のインクジェットヘッドの断
面を示している。振動板5は、ピエゾ素子4の変形に追
随して変形し、その動きを圧力室3内のインクに伝達す
るように、ピエゾ素子4と圧力室3との間に位置してお
り、粘弾性のある合成樹脂からなる粘弾性樹脂層51を
その両側からステンレス鋼板52でサンドイッチ状に挟
み込んで形成されている。
【0015】粘弾性のある合成樹脂としては、ポリイソ
ブチレンやポリオキシメチレンなどを用いることができ
るが、その他粘弾性のあるどのような合成樹脂材を用い
てもよい。
【0016】このようにステンレス鋼板52に挟まれた
粘弾性樹脂層51は、図3に略示されるように、スラス
ト方向に容易にずり変形し、これによって振動を吸収す
る制振性を有する。
【0017】したがって、この実施例の振動板5は、ピ
エゾ素子4が駆動されるとそれに追随して変形するが、
ピエゾ素子4の駆動解除後は振動を吸収する役割りを果
たし、その結果、圧力室3内のインクの振動は、例えば
図4に示されるように、駆動解除後急速に減衰する。
【0018】
【発明の効果】本発明のインクジェットヘッドによれ
ば、圧力発生手段の駆動解除後は振動板が圧力室内のイ
ンクの振動を急速に減衰させてしまうので、高い周波数
域まで安定したインク噴射を行うことができ、その結
果、印字品質を低下させることなく記録速度を高速化す
ることができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の拡大断面図である。
【図2】実施例の部分切除斜視図である。
【図3】実施例の振動板の部分拡大断面図である。
【図4】実施例のインクの振動状態を示す線図である。
【図5】従来例のインクの振動状態を示す線図である。
【符号の説明】
1 ノズル 2 インク通路 3 圧力室 4 ピエゾ素子(圧力発生手段) 5 振動板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インク滴を噴射するためのノズル(1)
    と、 インク通路(2)から供給されるインクを一時的に収容
    するように上記ノズル(1)に連通して設けられた圧力
    室(3)と、 上記圧力室(3)内に収容されたインクを上記ノズル
    (1)から噴射させるための圧力を発生する圧力発生手
    段(4)と、 上記圧力発生手段(4)の動きを上記圧力室(3)内の
    インクに伝達するように上記圧力発生手段(4)と上記
    圧力室(3)との間に設けられた、振動を吸収する制振
    性のある部材によって形成された振動板(5)とを有す
    ることを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 【請求項2】上記振動板(5)が、粘弾性のある合成樹
    脂からなる粘弾性樹脂層(51)をその両側から金属板
    (52)で挟み込んで形成されている請求項1記載のイ
    ンクジェットヘッド。
JP32027891A 1991-12-04 1991-12-04 インクジェットヘッド Withdrawn JPH05155013A (ja)

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JP32027891A JPH05155013A (ja) 1991-12-04 1991-12-04 インクジェットヘッド

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JP32027891A JPH05155013A (ja) 1991-12-04 1991-12-04 インクジェットヘッド

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JPH05155013A true JPH05155013A (ja) 1993-06-22

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ID=18119722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32027891A Withdrawn JPH05155013A (ja) 1991-12-04 1991-12-04 インクジェットヘッド

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990311