JPH05154155A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH05154155A
JPH05154155A JP31882191A JP31882191A JPH05154155A JP H05154155 A JPH05154155 A JP H05154155A JP 31882191 A JP31882191 A JP 31882191A JP 31882191 A JP31882191 A JP 31882191A JP H05154155 A JPH05154155 A JP H05154155A
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JP
Japan
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bone
image
area
cavity
processing unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP31882191A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Ueda
均 上田
Kentarou Furuhata
賢太郎 古旗
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Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP31882191A priority Critical patent/JPH05154155A/ja
Publication of JPH05154155A publication Critical patent/JPH05154155A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、骨の硬度を判断し得る情報を術者に
提示でき、それによって術者は取付け部分を正確に定め
ることができる画像処理装置を提供することを目的とす
る。 【構成】本発明に係る画像処理装置は、骨部を識別可能
な画像情報から前記骨部を表す骨部画像を得る骨領域抽
出部25 と、前記骨部の内部に存する空洞部を表す空洞
部画像を得る骨内部穴抽出部24 と、それら得られた前
記骨部画像からその骨部の領域を算出し、前記空洞部画
像からその空洞部の領域を算出し、その骨部領域に対す
るその空洞部領域の比率を得る体積比計算部252を具備
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータトモグラ
フィ装置により得られた画像情報を用いて、骨の硬度に
関する情報を得る画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、実際に手術を行う際、事前に術手
順をシュミレートすることがよく行われている。このシ
ュミレートは、コンピュータトモグラフィ装置により得
られた手術対象領域の3次元画像を用いる。すなわち、
この3次元画像に対して、術手順と同様に、切断、移動
等の施す。この事前のシュミレートによって、実際の手
術において安全性、信頼性が向上することとなった。
【0003】ここで、前記手術の際、骨を固定する目的
で、骨の一部(取付け部分)に止め金を取付ける場合が
ある。この場合、臨床医は止め金の取付けに耐えられる
だけの硬度を有している取付け部分を定める必要があ
る。現在は、その取付け部分を臨床医が過去の経験に基
づいて判断していた。そこで、臨床医が過去の経験によ
ることなく、取付け部分の硬度を判断し、該取付け部分
を正確に定めることができる装置の出現が待望されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、骨の硬度を判断し得る情報を提示でき、取付け部分
を正確に定めることができる画像処理装置を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る画像処理
装置は、骨部を識別可能な画像情報から前記骨部を表す
骨部画像と、前記骨部の内部に存する空洞部を表す空洞
部画像を得る手段と、前記手段で得た前記骨部画像から
その骨部の領域を算出し、前記空洞部画像からその空洞
部の領域を算出し、その骨部領域に対するその空洞部領
域の比率を得る手段を具備することを特徴とする。
【0006】また、請求項2に係る画像処理装置は、骨
部を識別可能な画像情報から前記骨部を表す骨部画像
と、前記骨部の内部に存する空洞部を表す空洞部画像を
得る手段と、前記手段で得た前記骨部画像と前記空洞部
画像とを合成して表示する手段を具備することを特徴と
する。
【0007】
【作用】請求項1に係る画像処理装置によれば、X線コ
ンピュータトモグラフィ装置等によって得られる骨部を
識別可能な画像情報から前記骨部を表す骨部画像と、前
記骨部の内部に存する空洞部を表す空洞部画像を得、そ
の得られた前記骨部画像からその骨部の領域および前記
空洞部画像からその空洞部の領域を算出し、その骨部領
域に対するその空洞部領域の比率を得ることができ、そ
の結果、術者は該骨の硬度をその比率から数量的に把握
することができる。
【0008】また、請求項2に係る画像処理装置によれ
ば、X線コンピュータトモグラフィ装置等によって得ら
れる骨部を識別可能な画像情報から前記骨部を表す骨部
画像と、前記骨部の内部に存する空洞部を表す空洞部画
像を得、その得られた前記骨部画像と前記空洞部画像と
をそれぞれ濃度値を相違させて合成して表示することが
でき、その結果、術者は該骨の硬度を該画像の濃度の程
度によって視覚的に把握することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を説明す
る。
【0010】図1は本発明一実施例に係る画像処理装置
の構成について示すブロック図であり、図2は図1に示
した画像処理部の構成について示すブロック図であり、
図3は図2に示した画像処理部の各構成部の機能につい
て説明するために、各構成部で得られる画像について模
式的に示した図である。ここで、画像処理装置の構成に
関する説明に先立って、図1に示した画像処理部に供給
する画像データの特性について簡単に説明する。図1に
示した画像処理部に供給する画像データは、現に硬度を
知りたい骨部分を含む3次元関心領域に関する3次元画
像データであって、骨部分と骨以外の部分とを明確に区
分し得る特性を有するデータであればよい。ここでは、
X線コンピュータトモグラフィ装置で得られる複数のス
ライスデータ(断層像)からなる3次元画像データ(以
下「原3次元画像データ」という)であるとする。な
お、ここでは、この原3次元画像データを磁気ディスク
1から入力するが、もちろんX線コンピュータトモグラ
フィ装置からの原3次元画像データを磁気ディスク1を
介さずに直接入力することとしてもよい。
【0011】図1に示した本実施例に係る画像処理装置
の一構成部である画像処理部は、この原3次元画像デー
タを加工して骨の硬度を知り得る情報(以下「骨硬度情
報」という)を獲得する。なお、詳細は後述するが骨硬
度情報とは、骨の硬度をオペレータへ提示し得る情報の
ことであって、具体的には後述する体積比または骨の硬
度に応じて濃度値を与えた3次元骨硬度画像のことであ
る。なお、本発明は、骨の硬度が、カルシウム等からな
る骨の部分(骨領域)の体積量に対するその骨の内部に
存する空洞部(骨内部穴)の領域の体積量の比率(以下
「体積比」という)が高いほど骨の硬度は低下し、一方
を体積比が低いほど骨の硬度は高くなることに着目し
て、骨硬度情報を得るものである。
【0012】本実施例に係る画像処理装置は、図1に示
したように、磁気ディスク1から供給される原3次元画
像データから骨硬度情報を得る処理を行う画像処理部2
と、画像処理部2で得られた骨硬度情報の3次元骨硬度
画像等を記憶する画像メモリ(3次元画像メモリを含
む)3と、3次元画像メモリ3から供給される3次元骨
硬度画像や前記体積比を表示する画像表示装置4とから
なる。
【0013】次に、画像処理部2の各構成部および各部
の機能について図2および図3を用いて説明する。画像
処理部2は、磁気ディスク1から、骨領域E、該骨の内
部に存する空洞領域(骨内部穴)Sおよびその他の部分
を含む所定の画素レベル幅を有する原3次元画像データ
0 の中の一スライスデータIS1を入力する。画像処理
部2の一構成部である二値化処理部21は、そのスライ
スデータIS1に対して、骨部分と骨以外の部分とを区別
する所定の閾値により、二値化処理を行い、骨部分E
(斜線部)と骨以外の部分とからなる二値画像I1 を得
る。なお、この二値画像I1には、骨部分Eの像以外
に、骨部分Eと同様、二値像として得られる雑音部
1 ,N2 と、骨部分Eの内部に存する骨内部穴S1
2 と、背景部とを有している。この雑音部N1 ,N2
は、通常、二値画像I1 に混入してしまうものであり、
この雑音部N1 ,N2 を除去し、正確な骨硬度情報を得
るべく、以降の処理を行う。
【0014】穴埋処理部22 は、二値化処理部21 から
二値画像I1 を入力し、その二値画像I1 の骨内部穴S
1 ,S2 を埋めるべく穴埋め処理を行い、穴埋画像I2
を得る。なお、この穴埋め処理は、膨脹処理部221によ
り二値画像I1 に対し膨脹処理を所定回数、ここではn
回繰り返し行い骨内部穴S1 ,S2 を埋めた後、収縮処
理部222でその膨脹画像に対し、膨脹処理と同数回、す
なわちn回の収縮処理を繰り返し施すことにより膨脹処
理により変化した骨領域の外輪郭を二値画像I1 と同等
に修正する処理である。この処理によって、穴埋画像I
2 を得ることができる。膨脹処理部221による膨脹処理
の繰り返し回数nは、膨脹処理を1回行う毎に得られた
膨脹画像を画像表示装置4に表示して、その膨脹画像を
オペレータが観察し骨内部穴S1 ,S2 が埋まったか否
か判断し、埋まっていなければ再度膨脹処理を行うべく
指示する動作を繰り返し行うことによって決定される。
この繰り返し回数nは現のスライスデータIS1の処理の
際に決定されるものであるが、スライスデータIS1の骨
内部穴の最大の大きさと原3次元データI0 の他のスラ
イスデータの骨内部穴の最大の大きさとは通常同程度で
あることを考量し、原3次元データI0 の他のスライス
データに対する膨脹処理についてもこの繰り返し回数n
を用いて繰り返し行い、骨内部穴を埋める処理を行うこ
ととする。これによって、一のスライスデータを処理す
る毎にオペレータが骨内部穴S1 ,S2 が埋まったか否
かを判断する手間を省くことができる。この穴埋処理部
2 で得られる穴埋画像I2 は、雑音部N1 ,N2 は除
去されずに残留している。雑音除去処理部23 はこの雑
音部N1 ,N2 を除去する処理部である。
【0015】すなわち、雑音除去処理部23 は、穴埋処
理部22で得られた穴埋画像I2 に対し、雑音部N1
2 が除去するまで繰り返し収縮処理を施す収縮処理部
31と、収縮処理部231で得られる雑音部N1 ,N2
無い収縮画像に対しその収縮回数と同数回だけ繰り返し
膨脹処理を施し穴埋画像I2 から雑音部N1 ,N2 を除
去した雑音除去画像I3 を得る膨脹処理部232とを備え
ている。この収縮処理部231の収縮回数は、膨脹処理部
21による膨脹回数の決定と同様な方法で決定するもの
とする。
【0016】骨領域抽出処理部25 は、雑音除去処理部
3 と二値化処理部21 とからそれぞれ二値画像I1
雑音除去画像I3 を入力し、二値画像I1 と雑音除去画
像I3 とに“AND ”処理を施し、雑音部N1 ,N2が無
く、且つ骨内部穴S1 ,S2が在る骨領域画像I5 を得
る。
【0017】
【表1】 この骨領域画像I5 を得るための“AND ”処理の真偽表
を表1に示す。
【0018】骨内部穴抽出処理部24 は、骨領域抽出処
理部25と同様に二値画像I1 と雑音除去画像I3 を入
力し、雑音除去画像I3 から二値画像I1 を差引き、骨
内部穴S1 ,S2 (+1)と雑音部N1 ,N2 (−1)
を有する差分画像I41を得る差分処理部241と、その差
分画像I41から“−1”の部分、すなわち雑音部N1
2 を除去し、骨内部穴S1 ,S2 だけからなる骨内部
穴画像I42を得る雑音除去処理部242とからなる。
【0019】なお、骨領域画像I5 および骨内部穴画像
42は、原3次元画像データI0 の一のスライスデータ
S1に関するデータであるが、原3次元画像データI0
の他の全てのスライスデータに関しても同様に骨内部穴
画像と骨領域画像とを得る。
【0020】3次元画像処理部26 は、原3次元画像デ
ータI0の全てのスライスデータに関する骨内部穴画像
と骨領域画像とを入力し、3次元骨硬度画像I6 を作成
すると共に、その3次元骨硬度画像I6 を用いて関心領
域における骨領域の体積に対する骨内部穴の合計体積の
体積比を算出する。3次元画像作成部261は、各スライ
スデータに関する骨内部穴画像の骨内部穴部分を黄色に
着色し、骨領域画像の骨領域を半透明の白色で着色し、
着色したそれぞれの画像を合成し、各スライスデータの
スライス厚を考慮し、3次元骨硬度画像I6 を作成す
る。なお、この3次元骨硬度画像I6 は、図3に示した
ように、半透明の白色で着色した骨領域の範囲に対して
黄色で着色した骨内部穴部分の占める割合が高い所(斜
線部)Cは黄色が強く現れ、すなわち骨硬度が低いこと
が理解でき、その割合が低くなるに応じて、すなわち一
点鎖線で示した所Bから無地部Aへ黄色の色度が弱くな
り、骨の硬度は高くなる。また、体積比計算部262は、
オペレータが3次元骨硬度画像I6 で指定した3次元関
心領域における前記体積比を、ボクセルサイズに基づい
て算出し、オペレータへ提示する。得られた3次元骨硬
度画像I6 および体積比は、画像メモリ3へ供給され
る。
【0021】画像メモリ3は、3次元骨硬度画像I6
記憶するべく3次元画像メモリ(ボクセル画像メモ
リ)、および体積比等を画像表示装置4上に表示すべく
2次元のフレームメモリを備えている。画像表示装置4
は、画像表示のためのモニタの他に、図示していない
が、3次元骨硬度画像I6 に対して画像処理を施し2次
元上で表現し得る画像、例えば疑似3次元画像を得る3
次元画像処理部を備えている。
【0022】次に以上のように構成された画像処理装置
の作用について説明する。図4から図14までの各図は
本実施例装置による処理順序に従って配列されており、
各図は各処理の結果得られる画像について示す図であ
る。術者は実際に手術を実施する前に、X線コンピュー
タトモグラフィ装置により得た被術者の原3次元画像デ
ータから本実施例装置により得られる3次元骨硬度画像
や体積比の骨硬度情報を参照して、最適な骨の取り付け
部分を決定する。以下の説明は、原3次元画像データが
既に得られている状態であって、その原3次元画像デー
タから3次元骨硬度画像や体積比の骨硬度情報を得るま
での本実施例装置の作用についての説明である。
【0023】まず、磁気ディスク1から供給される原3
次元画像データの中の1のスライスデータIS1は、図4
に示したような14×14マトリクス配列のデータである。
このスライスデータIS1は、二値化処理部21 で、骨部
と他の部分とを区別すべく最適の閾値(ここでは、この
閾値は5.5)で二値化された二値画像I1 となる。こ
の二値画像I1 は、内部に空洞部、すなわち骨内部穴S
1 ,S2 ,S3 を有する骨領域像Eと、雑音部N1 ,N
2 とを含むものとなる。そして、この二値画像I1 に対
して、穴埋め処理部22 の膨脹処理部221において1回
の膨脹処理を施し、図6に示した膨脹画像I21が得られ
る。なお、ここでは、1回の膨脹処理によって骨内部穴
1 ,S2 ,S3全てが埋められ除去されるため、ここ
での膨脹処理は1回で終了するが、この膨脹処理は骨内
部穴S1 ,S2 ,S3 全てが埋められ除去されるまで複
数回繰り返される。なお、この骨内部穴S1 ,S2 ,S
3全てが埋められたか否かの判断は、オペレータの判断
による。すなわち、1回膨脹処理を行う毎に、得られた
膨脹画像はモニタに表示され、オペレータは、その膨脹
画像を見ながら骨内部穴S1 ,S2 ,S3 の有無を判断
し、骨内部穴S1 ,S2 又はS3 が残っている場合は、
もう一度膨脹処理を行うべく図示しないコンソールを介
して膨脹処理部221へ指示する。この判断および指示動
作を、骨内部穴S1 ,S2 ,S3 が無くなるまで繰返し
行う。そして、骨内部穴S1 ,S2,S3 が無くなり、
且つ雑音部N1 ,N2 が在る膨脹画像に対して、該膨脹
処理とは逆の処理である収縮処理を、前記膨脹処理回数
と同じ回数だけ、収縮処理部222で繰返し行う。その結
果、図7に示したような、二値画像I1 における骨領域
像Eの外輪郭と同じ外輪郭であって、且つ骨内部穴
1 ,S2 ,S3 の埋まった骨領域E1 と、二値画像I
1 における雑音部N1 ,N2 と同等の雑音部(説明の便
宜上、N1 ,N2 とする)N1 ,N2 とを有する穴埋画
像I2 が得られる。
【0024】次に、雑音除去処理部23 において、この
穴埋画像I2 から、雑音部N1 ,N2 だけを除去した図
9に示した雑音除去画像I3 を得る。この雑音除去画像
3は、雑音除去処理部23 の収縮処理部231で、穴埋
画像I2 に対して収縮処理を雑音部N1 ,N2 が除去さ
れるまで繰返し行い収縮画像I31を得、そしてその収縮
画像I31に対して膨脹処理部232で収縮処理と同回数だ
け膨脹処理を繰返し行うことにより得られる。なお、こ
の雑音除去画像I3 は、二値画像I1 における骨領域像
Eの外輪郭と同じ外輪郭であって、且つ骨内部穴S1
2 ,S3 の埋まった骨領域E1 だけの画像である。こ
こで、この雑音部N1 ,N2 が全て除去されたか否かの
判断は、オペレータの判断による。すなわち、1回収縮
処理を行う毎に、得られた収縮画像はモニタに表示さ
れ、オペレータは、その収縮画像を見ながら雑音部
1 ,N2 の有無を判断し、雑音部N1 ,N2 が残って
いる場合は、もう一度収縮処理を行うべく図示しないコ
ンソールを介して収縮処理部231へ指示する。この判断
および指示動作を、雑音部N1 ,N2 が無くなるまで繰
返し行う。
【0025】雑音除去処理部23 で得られた図9に示し
た雑音除去画像I3 および二値化処理部21 で得られた
図5に示した二値画像I1 は、骨内部穴抽出処理部24
および骨領域抽出処理部25 へ送られ、それぞれ骨内部
穴S1 ,S2 ,S3 だけの図11に示した骨内部穴画像
42と、骨内部穴S1 ,S2 ,S3 を有する図12に示
した骨領域Eだけの骨領域画像I5 とが得られる。
【0026】図11に示した骨内部穴画像I42は、ま
ず、雑音除去画像I3 から二値画像I1 を差引き、骨内
部穴S1 ,S2 ,S3 が“1”で、雑音部N1 ,N2
“−1”で表された図10に示した差分画像I41を得、
その差分画像I41の“−1”の部分、すなわち雑音部N
1 ,N2 を除去することにより得られる。一方、骨領域
画像I5 は、雑音除去画像I3 と二値画像I1 とを論理
処理の中のAND 処理を行うことにより得られる。なお、
差分画像I41の差引き処理および骨領域画像I5のアン
ド(AND )処理については、上記表1に示している。
【0027】そして、骨内部穴画像I42および骨領域画
像I5 は、3次元画像処理部26 に供給され、3次元画
像処理部26 の3次元画像作成部261で骨領域画像I5
の骨領域Eに半透明の白色情報を付加された図13に示
した骨領域着色画像I61と、骨内部穴画像I42の骨内部
穴S1 ,S2 ,S3 に黄色情報を付加した図14に示し
た骨内部穴着色画像I62とを得た後、骨領域着色画像I
61と骨内部穴着色画像I62とを合成し、図15に示した
合成画像I6 を得る。なお、この合成画像I
6はスライスデータI S1に対応したものであり、原3
次元画像データI0 の他の複数のスライスデータに関し
ても同様にそれぞれ合成画像を得る。
【0028】この複数の合成画像は、画像メモリ3の3
次元画像メモリに、スライスデータのスライス厚および
各スライス位置に基づいて記憶され、3次元画像データ
が得られる。なお、3次元画像データを作成する際、必
要に応じて、適宜、補間処理を行ってもよい。
【0029】この3次元画像メモリに記憶された3次元
画像データを用いて、画像表示装置4内の3次元画像処
理部で図2に示したような疑似3次元画像を作成し、モ
ニタに表示される。
【0030】次に、このモニタに表示された疑似3次元
画像を用いて、体積比計算部262で、関心領域における
骨領域の体積に対する骨内部穴の合計体積の体積比を算
出する。その体積比は画像メモリ3を介してモニタに表
示される。なお、前記関心領域は、オペレータが、モニ
タに表示された疑似3次元画像を見ながら、その疑似3
次元画像と共に表示されたマーカにより指定する。体積
比は、その指定された関心領域に含まれる骨領域の体積
と、骨内部穴の合計体積とを3次元画像作成部261に記
憶されている3次元画像データから求める。なお、骨領
域と、骨内部穴の領域とはその3次元画像データにおけ
るボクセルデータの濃度値あるいは色情報が相違するこ
とによって容易に区別することができる。
【0031】以上のように、本実施例によれば、オペレ
ータ、すなわち術者が骨の硬度を疑似3次元画像の濃度
の程度および体積比から判断し得、取付け部分を正確に
定めることができる画像処理装置を提供することであ
る。
【0032】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れることなく、種々変形して実施可能である。例えば、
上記実施例では、3次元画像作成部261において骨内部
穴画像の骨内部穴部分は黄色で、骨領域画像の骨領域は
半透明の白色で着色しているが、もちろん他の色で着色
してもよい。また、3次元画像作成部261では、骨内部
穴画像と骨領域画像とを合成し表示しているが、いずれ
か一方、すなわち骨内部穴画像だけを表示するようにし
てもよいし、骨領域画像だけを表示するようにしてもよ
い。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る画像
処理装置によれば、X線コンピュータトモグラフィ装置
等によって得られる骨部を識別可能な画像情報から前記
骨部を表す骨部画像と、前記骨部の内部に存する空洞部
を表す空洞部画像を得、その得られた前記骨部画像から
その骨部の領域および前記空洞部画像からその空洞部の
領域を算出し、その骨部領域に対するその空洞部領域の
比率を得ることができ、その結果、術者は該骨の硬度を
その比率から数量的に把握することができ、取付け部分
を正確に定めることができる。
【0034】また、請求項2に係る画像処理装置によれ
ば、X線コンピュータトモグラフィ装置等によって得ら
れる骨部を識別可能な画像情報から前記骨部を表す骨部
画像と、前記骨部の内部に存する空洞部を表す空洞部画
像を得、その得られた前記骨部画像と前記空洞部画像と
をそれぞれ濃度値を相違させて合成して表示することが
でき、その結果、術者は該骨の硬度を該画像の濃度の程
度によって視覚的に把握することができ、術者は該骨の
硬度について該画像の濃度の度合によって視覚的に把握
することができ、術者が自分の経験によることなく、取
付け部分を正確に定めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例に係る画像処理装置の構成につ
いて示すブロック図。
【図2】図1に示した画像処理部の構成について示すブ
ロック図。
【図3】図2に示した画像処理部の各構成部の機能につ
いて説明するために、各構成部で得られる画像について
模式的に示した図。
【図4】本実施例の作用について説明するに当たり、図
1に示した磁気ディスクから供給される原3次元画像デ
ータの中の1のスライスデータの一例について示した
図。
【図5】図4に示したスライスデータから図2に示した
二値化処理部で得られる骨部と他の部分とを区別した二
値画像について示す図。
【図6】図5に示した二値画像から図2に示した穴埋め
処理部の膨脹処理部で得られる膨脹画像について示す
図。
【図7】図6に示した膨脹画像から図2に示した穴埋め
処理部の収縮処理部で得られる穴埋め画像について示す
図。
【図8】図7に示した穴埋め画像から図2に示した雑音
除去処理部の収縮処理部で得られる収縮画像について示
す図。
【図9】図8に示した収縮画像から図2に示した雑音除
去処理部の膨脹処理部で得られる雑音除去画像について
示す図。
【図10】図2に示した骨内部穴抽出処理部の差分処理
部で図9に示した雑音除去画像から図5に示した二値画
像を差引いて得られる差分画像について示す図。
【図11】図2に示した骨内部穴抽出処理部の雑音除去
処理部で図10に示した差分画像から雑音部を除去して
得られる骨内部穴画像について示す図。
【図12】図2に示した骨領域処理部で図9に示した雑
音除去画像と図5に示した二値画像とアンド処理で得ら
れる骨領域画像について示す図。
【図13】図2に示した3次元画像処理部における図1
1に示した骨領域画像の着色処理について説明する図。
【図14】図2に示した骨内部穴抽出部で得られる骨内
部穴画像の3次元画像処理部における着色処理について
説明する図。
【図15】図2に示した3次元画像処理部における、図
13に示した着色処理された骨領域画像と図14に示し
た着色処理された骨内部穴画像とを合成処理して得られ
る1スライスデータに関する合成画像について示す図。
【符号の説明】
1…磁気ディスク、2…画像処理部、3…画像メモリ、
4…画像表示装置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 骨部を識別可能な画像情報から前記骨部
    を表す骨部画像と、前記骨部の内部に存する空洞部を表
    す空洞部画像を得る手段と、 前記手段で得た前記骨部画像からその骨部の領域を算出
    し、前記空洞部画像からその空洞部の領域を算出し、そ
    の骨部領域に対するその空洞部領域の比率を得る手段を
    具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 骨部を識別可能な画像情報から前記骨部
    を表す骨部画像と、前記骨部の内部に存する空洞部を表
    す空洞部画像を得る手段と、 前記手段で得た前記骨部画像と前記空洞部画像とを合成
    して表示する手段を具備することを特徴とする画像処理
    装置。
JP31882191A 1991-12-03 1991-12-03 画像処理装置 Pending JPH05154155A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005351875A (ja) * 2004-05-12 2005-12-22 Toyota Motor Corp 鋳巣計測方法

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