JPH0515408A - 客毎に剃刀の消毒工程を有する、散髪の方法 - Google Patents

客毎に剃刀の消毒工程を有する、散髪の方法

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JPH0515408A
JPH0515408A JP3263370A JP26337091A JPH0515408A JP H0515408 A JPH0515408 A JP H0515408A JP 3263370 A JP3263370 A JP 3263370A JP 26337091 A JP26337091 A JP 26337091A JP H0515408 A JPH0515408 A JP H0515408A
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JP
Japan
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razor
customer
disinfection
heat
cooling
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JP3263370A
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Yusaku Takahashi
勇作 高橋
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 客毎に、消毒の事実を客が確認した剃刀を用
いて、従来とほぼ同じ時間で、散髪をする。 [構成] 加熱工程が終わると自動的に冷却工程に入
り、かつ、音、音声、表示灯などで加熱消毒の工程の進
行状況を表示する加熱消毒器を使用し、客毎に、ハサミ
作業に着手する前までに剃刀を加熱消毒器に装着して、
消毒を開始する。加熱消毒完了後、この剃刀で剃刀作業
をする。

Description

【発明の詳細な説明】 [0001] [産業上の利用分野]本発明は、「散髪の工程」に「剃
刀の加熱消毒工程」を組込んだ、「客毎に剃刀の消毒工
程を有する、散髪の方法」に関する。 [0002] [従来の技術]剃刀作業は、皮膚に無数の細かい傷をつ
けるため、もし剃刀の消毒がなされていない場合には、
前の客がエイズやB型肝炎などの病原体の保菌者であれ
ば、後の客に病原体を感染させる恐れは極めて濃厚であ
る。にもかかわらず、これまで、客毎に、客の目の前
で、その客に用いる剃刀の消毒を行う散髪の方法はなか
った。まれに、剃刀を煮沸消毒する散髪店があっても、
消毒作業は個々の客の散髪の工程の外で、数人分まとめ
て行われていた。以下の説明のために、散髪の工程と剃
刀の加熱消毒工程を定義する。 [0003] 散髪の工程、剃刀の加熱消毒工程、の定義 (1).散髪の工程 散髪の工程の内容とその名称を、次のように定義する。 (内容) (名称) 1.客が着席する。 客の着席 2.エプロンをかける。 エプロンかけ 3.客に希望する髪形を聴く。 希望の髪形の聴取 4.正確な作業をするために、髪を整える。 作業のための整髪 5.ハサミで、髪をカットする。 ハサミ作業 6.剃刀で、顔面、髪の生えぎわなどを剃る。 剃刀作業 7.髪を洗う。 洗髪作業 8.ハサミで、突出した髪を切る。 仕上げハサミ作業 9.整髪料を用いて、髪を整える。 仕上げ整髪 10.エプロンを外す。 エプロン外し 11.客の服に付いた髪をブラシで落とす。 ブラシ掛け 12.客が離席する。 客の離席 (2).剃刀の加熱消毒工程 剃刀の加熱消毒工程の内容とその名称を、次のように定
義する。 (内容) (名称) 1.客に、有料でも、剃刀の消毒を 剃刀消毒の 希望するかどうか聴取する。 希望の有無の聴取 2.剃刀を加熱消毒器に装着する。 剃刀の装着 3.加熱消毒開始の電源スイッチを入れる。 電源入力 4.剃刀を加熱消毒器が加熱する。 加熱工程 5.加熱完了後、自動的に冷却を閘始する。 加熱完了、冷却開始 6.剃刀を加熱消毒器が冷却する。 冷却工程 7.冷却完了後、冷却電源が自動的にきれる。 冷却完了 8.剃刀を加熱消毒器から取出す。 剃刀の取出し [0004] [発明が解決しようとする課題]一般の散髪店におい
て、剃刀の消毒が確実に実行されるためには、次の課題
が解決されなければならない。 (散髪店にとって)1.剃刀の消毒が、散髪に要する時
間を大きく増加させないこと。 2.剃刀の消毒に要する費用を、客が負担してくれるこ
と。 (客にとって)3.自分で消毒の事実を確認した剃刀を
使用して、剃刀作業が行われること。 [0005] [課題を解決するための手段] 1.課題1を解決するための手段 客毎に行う、剃刀の加熱消毒工程を、できるだけ散髪の
工程に平行して実施することにより、散髪の所要時間が
大きく増えることを避ける。加熱消毒器は、通常、消毒
のために、剃刀の加熱に2〜3分、冷却に1分、合計3
〜4分を要する。この時間が、散髪の全工程に要する時
間にそのまま上積みにならないためには、剃刀の加熱消
毒工程の一部を、散髪の工程に平行して実行し、剃刀作
業の開始前迄に、即ちハサミ作業が終了する迄には、加
熱工程と冷却工程が完了しているようにすればよい。客
の着席後、剃刀作業が始まる迄の概略の所要時間は、エ
プロンかけ:1分、作業のための整髪:3分、ハサミ作
業:10〜15分であるから、理容師は、客の着席直
後、またはエプロンかけの終了直後、または作業のため
の整髪の終了直後、即ちハサミ作業に着手する前までに
剃刀の加熱消毒工程を開始すれば、ハサミ作業が終了す
る迄に自動的に剃刀の加熱消毒工程(冷却工程を含む)
を完了することができる。この間、理容師は平行して散
髪の工程を実行できるため、散髪の全工程の所要時間に
は、剃刀の装着、電源入力と剃刀の取出しに要する時間
が追加されるだけで、これらを合計しても数秒の追加に
すぎない。つまり、散髪の所要時間はほとんど増加する
ことはない。これにより、課題1を解決した。 [0006] 2.課題2,3を解決するための手段 課題2は、課題3と組合わせて実現するのが実際的であ
る。理容師は客が着席後、エプロンかけまたは作業のた
めの整髪の中で、作業をしながら口頭で、客に消毒に要
する費用を負担する意思があるか否かを確認する。客に
その意思があれば、客の目の前で、剃刀を加熱消毒器に
装着し、電源入力のスイッチをいれる。これより後、加
熱消毒器は、消毒の開始とその進行が客に容易に確認で
きるように、音、音声、表示灯のうち、1つまたは2つ
または全部を用いて、加熱消毒開始、加熱中、加熱消毒
完了、冷却開始、冷却中、冷却完了などの信号をだす。
理容師は、消毒完了後、その剃刀を取出して、その客に
剃刀作業を行う。これにより、課題2と課題3を解決し
た。 [0007] [作用]1.理容師は、客が着席して後、エプロンかけ
中もしくは作業のための整髪中に、口頭で客に、有料で
も剃刀の消毒の意思が有るか否か、を確認する。消毒料
金の支払いの確認が、散髪の全体の時間を延長させるこ
とはない。 2.ハサミ作業に着手する前迄に、剃刀を加熱消毒器に
装着して電源入力を行うと、加熱消毒器は加熱工程と冷
却工程を自動的に行うため、理容師はこの間に他の散髪
の工程を進めることができる。 3.ハサミ作業に要する時間は約10〜15分と長く、
剃刀の加熱工程と冷却工程は3〜4分と短いので、ハサ
ミ作業の間に、剃刀の加熱工程と冷却工程は確実に完了
する。その結果、剃刀作業では、待つことなく消毒済み
の剃刀を取出して、使用することができる。 4.理容師の動作の追加は、2項:剃刀の装着と電源入
力、3項:剃刀の取出し、だけである。2,3項を合計
しても、必要な時間は、数秒程度にすぎず、その結果、
散髪の全体の所要時間も、わずか数秒の延長ですむ。 5.加熱消毒器が剃刀を加熱する方法は、熱風を吹付け
る、赤外線を照射する、熱湯を用いる、誘導加熱によ
る、等どれでもよい。いずれも、2〜3分の加熱で、十
分に剃刀の消毒を行うことができる。(冷却には、例え
ば常温の風を吹付ける方法では、別に1分が必要とな
る。) [0008] [実施例](1)熱風を用いる加熱消毒器による、散髪
の方法 実施例として、熱風を用いる加熱消毒器による、散髪の
方法を説明する。理容師は、図1に示すように 1.客が着席すると、 2.客にエプロンをかけながら、 3.希望の髪形を聴く。 4.作業のための整髪をおこないながら 5.「有料でも剃刀の消毒を希望するかどうか?」と質
問する 6.客が、「有料でも剃刀の消毒を希望する。」と答え
た場合は、客の目の前で、剃刀を加熱消毒器に装着し
て、 7.電源を入力する。この時、加熱消毒器はピッという
音を出して、入力を客に知らせる。 8.理容師はハサミ作業に着手する。 9.加熱消毒器は、7項の結果、加熱工程に入るが、パ
ネル上に赤色の表示灯を点灯して、「熱風による、加熱
工程を実行中である」ことを表示する。なお、5項で、
客が剃刀の消毒を希望しなかった場合には、6項、7
項、および9項から14項の作業や工程は行わず、5項
から8項へうつる。またこの場合は、14項の工程も必
要なく、8項の次は15項へうつる。 10.加熱工程は、加熱消毒器に内臓された、タイマー
に予め指定された時間がくれば完了し、熱風の送風を停
止する。(加熱完了) 熱風の送風が終わると、加熱消毒器はピッ、ピッという
音を出して、客に加熱工程が完了したことを知らせると
ともに、パネル上の赤色の表示灯を消す。 11.加熱工程が完了すると、加熱消毒器は、自動的
に、剃刀に常温の風を吹付ける、冷却工程を開始する。 12.冷却工程に入ると、パネル上には、冷却工程を実
行中であることを示す、緑色の表示灯を点灯する。 13.冷却工程は、加熱消毒器に内臓された、タイマー
に予め指定された時間がくれば完了し、常温の風の送風
を停止する。冷却完了に伴い、加熱消毒器はピッ、ピ
ッ、ピッという音を出すとともに、緑色の表示灯を消
す。 14.加熱消毒器から剃刀の取出しをおこなう。 15.剃刀作業を行う。この剃刀は、6項によって、客
の目の前で加熱消毒器に装着し、加熱消毒工程の進行を
表示する一連の信号により、客が消毒の事実を確認した
ものである。なお、5項で客が消毒を希望しなかった場
合は、当然のことながら、消毒してない剃刀を用いるこ
とになる。 16.洗髪作業をする。 17.仕上げハサミ作業をする。 18.仕上げ整髪をおこなう。 19.エプロン外しをする。 20.ブラシかけをする。 21.客が離席する。 という工程順で、客毎に、客の目の前で消毒した剃刀を
用いて、散髪を行う。 [0009](2)信号に音声を併用した実施例 信号に、ピッという音と、表示灯の他に、以下の例に示
す如く、音声を併用すれば、客が一層容易に消毒の確認
をすることができる。 (工程の名称) (音の信号) (音声の信号) (表示灯信号) 7.電源入力 ピッ 消毒を始めます。 赤色灯点灯 9.加熱工程 赤色灯点灯 10.加熱完了 ピッ、ピッ、 消毒がすみました。 赤色灯消灯 11.冷却開始 冷却を始めます。 緑色灯点灯 12.冷却工程 緑色灯点灯 13.冷却完了 ピッ、ピッ、ピッ 冷却がすみました。 緑色灯消灯 [0010] [発明の効果] 本発明は、以上説明したように構成されているので、以
下に示す効果を発揮する。 1.感染防止効果 消毒した剃刀を用いるので、客にとって、エイズ、B
型肝炎などの感染を防止できる。理容師にとっても、
剃刀作業中の不慮の事故で、指先などを傷つけた場合
に、エイズ、B型肝炎などの感染を防止できる。 2.集客効果 客は誰でも、難病が感染するおそれのある店よりも、感
染しない店をえらぶ。したがって、本発明を実施すれ
ば、来店する客の数が増える。 3.散髪時間の増加を抑制する効果 本発明を実施しても、客一人当りの散髪に要する時間
は、従来の散髪の方法に比べて、わずか数秒しか増加し
ない。したがって、理容師が単位時間内に処理できる客
の数は、従来の方法による処理客数と変わらない。 4.売上げ増大効果 散髪店では、客が少ないために、理容師が手ぶらでいる
状態(いわゆるアイドル状態)もかなりあるので、2項
の理由により、来店する客の数が増えれば、アイドル状
態が減少し、理容師が実際に一日に処理する客の数がふ
える。他方、散髪料金は(従来の料金+剃刀の消毒料
金)と高くなるため、 売上げ=処理する客の数×散髪料金 で計算する売上げは、増大する。 5.利益増大効果 消毒による客一人当り利益は(消毒料金−客一人当りの
消毒コスト)である。消毒料金は、例えば100円とい
ったラウンドナンバーになるが、客一人当りの消毒コス
トは、加熱消毒器の電気代(3〜4分)と償却費、理容
師の人件費(数秒)、の合計で、ごくわずかである。そ
の結果、消毒による客一人当り利益は黒字となる。2項
の集客効果もあって、 利益=処理する客の数×(従来の料金での客一人当り利
益+消毒による客一人当り利益)で計算する利益は増大
する。
【図面の簡単な説明】 [図1]「客毎に剃刀の消毒工程を有する、散髪の方
法」(実施例)の工程を示す、工程図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [請求項1] 次の項目(1)と(2)よりなる、散髪
    の方法。 (1)加熱工程が終わると自動的に冷却工程を開始し、
    かつ、音、音声、表示灯のうち、1つ、または2つ、ま
    たは全部を用いて、加熱消毒開始、加熱中、加熱消毒完
    了、冷却開始、冷却中、冷却完了のうち、1つ、または
    2つ、または3つ、または4つ、または5つ、または全
    部を表示する、剃刀の加熱消毒器、を使用する。 (2)客毎に、客が理髪台に着席後、ハサミ作業に着手
    する前までに、(1)項の加熱消毒器で剃刀の消毒を開
    始し、ハサミ作業の終了後、それまでに消毒と冷却が完
    了している、その剃刀を用いて、その客に剃刀作業を実
    施する。
JP3263370A 1991-07-08 1991-07-08 客毎に剃刀の消毒工程を有する、散髪の方法 Pending JPH0515408A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5618876A (en) * 1979-07-12 1981-02-23 Electrolux Ab Method and device for washing and sterilizing article used for indivisually nursing patient

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5618876A (en) * 1979-07-12 1981-02-23 Electrolux Ab Method and device for washing and sterilizing article used for indivisually nursing patient

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