JPH05153834A - 芝刈機の収草装置 - Google Patents

芝刈機の収草装置

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Publication number
JPH05153834A
JPH05153834A JP3317947A JP31794791A JPH05153834A JP H05153834 A JPH05153834 A JP H05153834A JP 3317947 A JP3317947 A JP 3317947A JP 31794791 A JP31794791 A JP 31794791A JP H05153834 A JPH05153834 A JP H05153834A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grass
mower
mower deck
vertical wall
collector
Prior art date
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Pending
Application number
JP3317947A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Nahata
悟 名畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP3317947A priority Critical patent/JPH05153834A/ja
Publication of JPH05153834A publication Critical patent/JPH05153834A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、芝刈機に装着されるコレクタの収
草性能の向上を図らんとするものである。 【構成】モアデッキ9の排出口22側に着脱自在に取り
付けられる筒状のシュ−タ24の入口下部に、刈刃10
の立上り上端と略同じ高さで、僅かに外側に傾斜する縦
壁部40を設け、この縦壁部40の下手側に空気吹出口
39を連設させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主として乗用芝刈機
の収草装置に関するもので、詳しくは、モアデッキに接
続されるシュ−タ部の改良に関するものである。
【0002】
【従来技術】乗用芝刈機に装着されるモアデッキの左右
方向の一側は開口されていて、これに筒状のシュ−タが
接続され、機体後部に装着したコレクタに刈り取った草
や芝を回収するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうした従
来装置にあっては、図6、図7に示すように回転してい
る刈刃aによって放射状に飛ばされた芝や草がモアデッ
キb内側の屈曲部cに沿って飛ばされるため、この部分
は風圧が高い。芝や草はこの圧力の高い通路を通って外
方に導かれるがモアデッキbの開口部d付近では一気に
開放されるので、当初は刈った芝や草が勢い良く外側方
のシュ−タe側に飛び出すものの、やがて速度が低下し
てシュ−タeの底部f(図8)に付着することになる。
【0004】出願人は、こうした不具合を解消するため
に、図4、図5に示すようにモアデッキbの上面排出口
側にブロアgを設け、ブロアgが吹き出す風をシュ−タ
eに導いて底部fに溜りがちな芝や草を排出すべく構成
したものを既に出願しているが、春の草や湿った草は比
重が大きく、ブロアgの風を横から当てるだけでは排出
できない問題点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は前記問題点に
鑑みて提案するものであり、次のような技術的手段を講
じた。即ち、モアデッキ9の排出口22側に着脱自在に
取り付けられる筒状のシュ−タ24の入口下部に、刈刃
10の立上り上端と略同じ高さで、僅かに外側に傾斜す
る縦壁部40を設け、この縦壁部40の下手側に空気吹
出口39を連設させたことを特徴とする芝刈機の収草装
置とするものである。
【0006】
【実施例】以下、図1乃至図3、及び図9乃至図13に
示す図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。ま
ず、構成から説明すると、1は乗用芝刈機で機体前部に
エンジン2を備え、エンジン2の回転動力をHST式変
速装置(図示省略)とミッションケ−ス内に設けられた
適宜の減速装置(図示省略)を介して減速し、その回転
動力を後輪3、3に伝えるように構成している。
【0007】乗用芝刈機1の腹下部にはリンク機構7を
介してモアデッキ9が昇降自在に連結され、モアデッキ
9内部には刈刃10を有する刈刃駆動軸12が2組横方
向に適当間隔をあけて回転自在に軸架されている。エン
ジン2のクランクシャフトに取り付けたプ−リ(図示省
略)からベルト13を介してモアデッキ9の一側の入力
プ−リ11に回転動力が伝えられ、さらに2つの刈刃駆
動軸12、12に固着したプ−リ15、15間に巻き回
されているベルト17により刈刃10、10は平面から
見て時計方向に回転駆動される。
【0008】モアデッキ9の前部には、モアデッキ9の
後半部上面9aよりも高く隆起したトンネル状の草排出
通路20が設けられ、刈り取った芝あるいは草をこの排
出通路20を通して右側の排出口22から排出させる。
排出口22側の刈刃駆動軸12上にはブロア23が設け
られ、このブロア23に内装された羽根が引き起こす風
をシュ−タ24に導く。シュ−タ24はモアデッキ9の
排出口22と機体後部に装着された収草用のコレクタ2
5とを接続するもので、シュ−タ24の後部には伸縮可
能な蛇腹26が連設されている。30は蛇腹26の後方
に設けられた吸引ファンで、ブロア23、吸引ファン3
0の協働作用で芝や草をコレクタ25内に送り込む。
【0009】32はシュ−タ24の前部に組み込まれた
送風ユニットであって、次のように構成される。すなわ
ち、図10、図11に示すように、この送風ユニット3
2は比較的厚さが薄くて上面が扁平な風案内部34と、
この風案内部34の前後方向後側にあってその高さがシ
ュ−タ24の内側の高さに略等しく外形が直方体に近い
風取入口部36とを有し、風取入口部36の上端部には
風流入口38が設けられ、これに前記ブロア23の吐出
口23aが接続される。また、風案内部34の横外側部
には空気吹出口39が前後幅いっぱいに形成されてい
る。この送風ユニット32は全体が樹脂のように硬いも
ので形成されており、前記風流入口38から入って空気
吹出口39から吐き出されるように構成している。
【0010】送風ユニット32を構成する風案内部34
の内側面は平面から見ると弧を描くように緩やかに彎曲
し、その立上り部は鉛直線に対して僅かに傾斜するよう
にして、ここに縦壁部40を構成している。縦壁部40
の高さと刈刃10の立上り上端の高さとは図13に示す
ように略等しい。なお、図中符号42はHSTの走行ペ
ダル、44はステアリングハンドル、46は座席、48
はコレクタ25回動用の操作レバ−であって、座席46
に座った運転者がこれを手前に引くとコレクタ25のバ
ック49が回動して中の草を排出する。
【0011】上例において、エンジン2を始動させて機
体を前進させながら芝や雑草刈り作業を行うと、2枚の
刈刃10、10によって刈り取られた芝等はモアデッキ
9の排出通路20を通って排出口22からシュ−タ24
に送られる。このとき、シュ−タ24の入口には送風ユ
ニット32が取り付けられ、しかも送風ユニット32
は、刈刃10の立上り上端部と略同一高さで、外側に向
けて僅かに傾斜する縦壁部40が設けられているので、
モアデッキ9の出口付近で圧力が急激に低下するような
ことがない。したがって、モアデッキ9内の高圧を保っ
たまま高圧の風に乗った刈芝、草が勢いよくシュ−タ2
4側へ排出されるのである。
【0012】そして、この送風ユニット22はブロア2
3の吐出口23aと送風ユニット22の風流入口38と
が接続されているので、ブロア23の風は図12に示す
ように送風ユニット22の風流入口38から入り込んで
いったん下降し、水平状に形成された空気吹出口39か
ら一斉に上方に向けて噴出するものである。したがっ
て、比重が重く、あるいは湿った草であっても、これら
がシュ−タ24の底部に溜ることがなく、速やかにコレ
クタ25側へ移送される。
【0013】なお、この実施例ではシュ−タ24の入口
に送風ユニット32を組み付けて一体型シュ−タとした
が、後付け可能なオプション仕様とし、芝や雑草の湿り
具合等に応じて着脱自在にシュ−タ24の入口に取り付
けるように構成してもよい。次に図14、図15の構成
を説明する。図14に記載された送風ユニット60はブ
ロア23の風の力を利用して刈刃10の持ち回りを防止
せんとするものである。刈刃10、10の回転で刈り取
られた芝等は草排出通路20を通って全てシュ−タ24
に回収される訳ではなく、回転している刈刃10によっ
て一部は持ち回りされ、通路20の下側を通過して再び
刈刃10、10で切断される。モアデッキ9の排出口2
2側に至る程、草の量が増えることからこの傾向が強く
なり、持ち回り量が多くなると、馬力ロスが生じる。こ
の改良型の送風ユニット60はこうした不具合を解消す
るために提案されたものであって、ブロア23の吐出口
23aに接続される流入口62と、草排出通路20の後
側壁面下部に向けて圧力風を噴出させる縦長の吹出口6
4とを備え、ここから圧力風を吹き出すことによって一
種のエア−カ−テンを作り、持ち回りの草を少なくさせ
ている。
【0014】次に図16、図17、図18に示すコレク
タバック49について簡単に説明する。まず、簡単に構
成を説明すると、図16において、70はコレクタ25
の前板、71はコレクタ25の上蓋で支えとなる支柱7
2、72にビニ−ル等の可撓性の部材73を縫い付けて
開閉蓋を構成したもので、上からも、あるいは下からも
回動させることができる。
【0015】コレクタバック49は左右に2個配設さ
れ、夫々その前端にフック75が固着されており、前板
70から後方に突設されたプレ−ト76上のピン78に
着脱自在に係合される。各バック49は上面と前面が開
口されていてその他の面は通気性を有するメッシュ79
で構成されている。各バック49はパイプ80にメッシ
ュ79の端部を巻き、その折り返し部にホック81を係
止させて取り付けている。コレクタバック49には吊り
棒84と取っ手85が設けられ、バック49を単独で持
ち運ぶときには前記ピン78からバック49のフック7
5を外して吊り棒84を握って移動し、所定の場所で中
の草を廃棄する。
【0016】乗用芝刈機1に乗ったままコレクタバック
49内に収容された芝等を排出するときには、操作レバ
−48の下端を取っ手85に係止させた状態で作業者が
その操作レバ−48を手前に引けばバック49はピン7
8を中心に回動し、前板70とバック49の前面との間
に隙間が生じ、中の収容物を排出させる。従来、コレク
タバック49の前面は前板70に直接メッシュ79が当
たっていたために、これの回動を繰り返すうちに、メッ
シュ79が擦り経ったり、あるいはメッシュ79を巻い
ている部分に刈った芝が入り込んでパイプ80の回りの
径が不均一となり、前板70とコレクタバック49の接
触面が不揃いとなって草が作業中に吹き出す不具合があ
ったのである。
【0017】図17、図18に示したコレクタバック4
9はこのような不具合を解消するために、前面部のみゴ
ム90でコ−ティングしたものである。そのコ−ティン
グ範囲は、前板70との接触部を中心にした前部だけ
で、液状のゴム材を容器に満たし、この容器の中にコレ
クタバック49を漬けてゴム90を付着させるようにし
たものである。このような方法によれば、前板70との
接触する部位はゴム90でコ−ティングされているので
耐久性が向上し、前板70との隙間も生じ難くなって芝
等のこぼれも少なくなる。
【0018】
【発明の効果】この発明は前記の如く、モアデッキ9の
排出口22側に着脱自在に取り付けられる筒状のシュ−
タ24の入口下部に、刈刃10の立上り上端と略同じ高
さで僅かに外側に傾斜する縦壁部40を設け、この縦壁
部40の下手側に空気吹出口39を連設させたものであ
るから、モアデッキ9の排出口22から排出された芝や
草等がモアデッキ9内から出たときに急激な圧力変化を
受けて失速するといった従来装置が有していた不具合を
生じることがなく、モアデッキ9内の比較的高い圧力を
保ったまま刈った芝や草はシュ−タ24に送り込まれ、
さらに空気吹出口39からの圧風でシュ−タ24の底部
に溜ろうとする芝や草を持ち上げて後方のコレクタ25
に移送しようとするので高い収草効果が発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用芝刈機の側面図である。
【図2】乗用芝刈機の平面図である。
【図3】モアデッキ部分の平面図である。
【図4】従来のモアデッキ部分の斜視図である。
【図5】従来のシュ−タの断面図である。
【図6】従来装置の作用説明図である。
【図7】従来装置の作用説明図である。
【図8】従来装置の作用説明図である。
【図9】送風ユニットを組み込んだシュ−タの斜視図で
ある。
【図10】送風ユニットの斜視図である。
【図11】送風ユニットの斜視図である。
【図12】要部の分解斜視図である。
【図13】要部の背面断面図である。
【図14】送風ユニットの斜視図である。
【図15】要部の平面断面図である。
【図16】コレクタの斜視図である。
【図17】コレクタバックの斜視図である。
【図18】要部の断面図である。
【符号の説明】
1 乗用芝刈機 2 エンジン 9 モアデッキ 10 刈刃 20 草排出通路 22 排出口 23 ブロア 24 シュ−タ 25 コレクタ 32 送風ユニット 38 風流入口 39 空気吹出口 40 縦壁部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モアデッキ9の排出口22側に着脱自在に
    取り付けられる筒状のシュ−タ24の入口下部に、刈刃
    10の立上り上端と略同じ高さで、僅かに外側に傾斜す
    る縦壁部40を設け、この縦壁部40の下手側に空気吹
    出口39を連設させたことを特徴とする芝刈機の収草装
    置。
JP3317947A 1991-12-02 1991-12-02 芝刈機の収草装置 Pending JPH05153834A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3317947A JPH05153834A (ja) 1991-12-02 1991-12-02 芝刈機の収草装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3317947A JPH05153834A (ja) 1991-12-02 1991-12-02 芝刈機の収草装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05153834A true JPH05153834A (ja) 1993-06-22

Family

ID=18093796

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3317947A Pending JPH05153834A (ja) 1991-12-02 1991-12-02 芝刈機の収草装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05153834A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102190855B1 (ko) * 2020-08-04 2020-12-15 이철호 예초 잔디 배출장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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