JPH05153183A - 複数のリンクを用いたデータ転送方式 - Google Patents

複数のリンクを用いたデータ転送方式

Info

Publication number
JPH05153183A
JPH05153183A JP3312223A JP31222391A JPH05153183A JP H05153183 A JPH05153183 A JP H05153183A JP 3312223 A JP3312223 A JP 3312223A JP 31222391 A JP31222391 A JP 31222391A JP H05153183 A JPH05153183 A JP H05153183A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
transfer
data unit
links
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3312223A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kondo
毅 近藤
Toshiaki Hirata
平田  俊明
Satoshi Miyazaki
聡 宮崎
Tatsuo Kawatobi
達夫 川飛
Kazuo Yagyu
和男 柳生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP3312223A priority Critical patent/JPH05153183A/ja
Publication of JPH05153183A publication Critical patent/JPH05153183A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Communication Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の転送リンクを並列に使用するデータ転送
方式の二つのシステム間のデータ単位の転送時間を短縮
すること。 【構成】通信装置1内にデータ単位の長さとデータの転
送時間を最少とする分割数との関係を示す分割情報2を
設ける。送信側の転送処理20aは送信データ単位6a
の長さを読み取り、これをキーにして分割情報2を検索
し、該当データの分割数を求める。次に、データ単位を
フレームに分割し各リンク5に割り当てる。そして、各
リンク5上でのデータ転送手段であるリンク制御手段4
aを、各々起動する。リンク制御情報3は、データ単位
の転送終結判定に使用する。受信側の転送処理20b
は、リンク制御手段4bからの終了通知によりフレーム
の転送を知り、フレーム中のヘッダ情報からデータ単位
の組立処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二つの通信システム間
の転送性能の向上のため複数リンクを並列に使用するデ
ータ通信装置の転送方式に係り、特に、この通信システ
ム間のデータ転送時間を最少化する方式に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、篠崎郁生,他4名;ネットワ−
ク間接続のソフトウェアの研究,文部省科学研究費補助
金総合研究A,我が国における大学内ネットワークの相
互接続に関する研究,研究代表者野口正一「大学内ネッ
トワーク相互接続の諸問題シンポジウム論文集」p.5
5,1990年12月に記載されているように、複数の
リンクを使用したデータ転送方式は、転送スループット
の向上や転送信頼性の向上を目的として用いられること
がよく知られており、複数のリンク上への転送データ単
位の割り当て方式として、以下の二方式が記載されてい
る。 (1) たてならび方式(図10参照) 複数のリンクの各々に一つのデータ単位を割り当てる方
式である。 (2) よこならび方式(図11参照) 一つのデータ単位をリンクの数に分割し、これを各々の
リンクで送出する方式である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の方式は、あるデ
ータ単位の転送時、以下に述べる通信システム間におけ
るデータ転送時間の最少化を図るための考慮がなされて
いない。
【0004】通信システム間におけるあるデータ単位の
転送時間(以下、Tcと記す)を考察すると(図12参
照)、この転送時間Tcは、大別すると以下に示す二つ
の時間部分の和(Tl+Tp)からなる。
【0005】 (1) リンクの転送時間(以下Tlと記す) データ単位の長さをL(バイト)とし、リンクの転送速度
をv(バイト/s)(データ単位を同時に複数個のリンク
を使用して並列に転送する方式であるマルチリンク方式
では、データ転送に使用する各々のリンクの転送速度の
合計と等価)とすると、リンクの転送時間Tlは、次式
【0006】
【数1】 Tl=L/v …(数1) で表される。
【0007】 (2) データ処理時間(以下Tpと記す) Tpは送信側システムと受信側システムとのリンク上で
のデータ転送処理に関する時間である。具体的には、送
信データのデータ分割,リンクへの割り当てや受信バッ
ファの確保やリンクの起動処理(送信側/受信側)等の
データ転送前処理時間(以下Tbと記す)とリンクの終
了処理(送信側/受信側)やその後の送信データの解放
や受信データの組立等のデータ通信後処理(以下Taと
記す)との和である(待ち時間は考慮しない)。
【0008】従って、データ処理時間Tpは、
【0009】
【数2】 Tp=Ta+Tb …(数2) で表される。それ故、2通信システム間のトータルなデ
ータ単位の転送時間Tcは、次式で表される。
【0010】
【数3】 Tc=Tl+Tp =L/v+Ta+Tb …(数3) マルチリンク方式の場合、データ転送に使用するリンク
の本数が多い程、等価的なリンクの伝送速度vが増加す
るため、リンクの転送時間Tlは短くなる。一方データ
処理時間Tpは、使用リンクの本数が多い程、分割や組
立の処理のため増加する。よって、データ単位の長さに
応じて使用リンクの本数(データ単位の分割数)を変え
ることにより、複数のリンクによって接続された通信装
置間でのデータ転送時間Tcの短縮をはかることができ
る。このようにして、データ転送性能を向上させる。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、以下の手段を用いる。
【0012】(1) 物理的に存在するリンクの本数及び
これの伝送速度と各リンク上の転送データ長の上限値の
記憶手段、(2) データ単位を分割して転送することに
よって増加するデータ処理時間とデータ単位を分割しな
いで転送するときのデータ処理時間との差分である増分
処理時間を与える手段及びこれの記憶手段、(3) 手段
1,2に記憶された情報を用いて、データ単位の長さに
応じてデータ単位の転送時間Tcを最少化する該当デー
タ単位の分割数を求める手続き、(4) 手段3によって
生成される転送データ単位の長さに依存する該当データ
単位の分割数を記憶する手段、(5) 手段4に記憶され
た情報に基づいて、複数のリンクを並列に用いたデータ
転送の実行手段、(6) 手段5において、転送データ単
位の分割数が物理的に存在するリンク数よりも小さい場
合、手段4の分割数に基づき該当データ単位を分割し各
リンクに割り当て、そうでない場合、転送データ単位を
物理的に存在するリンク数に分割し各リンクに割り当
て、手段4または前記リンク数に分割した場合の該当デ
ータ単位の分割データ長がリンク上の転送データ長の上
限を越える場合、該当データ単位を転送データ(フレー
ム)長の上限に分割し、物理的に存在する全リンクが未
割り当て状態になるのを待った後、リンクに割り当てら
れた番号の先頭から順次割り当て、リンクの本数を越え
た分については、再度先頭からラップアラウンドに割り
当てる手段。
【0013】
【作用】図1を用いて説明する。 (1) 通信システム間のリンク5の総数をNとし、各リ
ンク5に対して順序番号を割り当てる。また、全てのリ
ンク5の伝送速度は、等しいものとし、これをV(Byte
/s)とする。また、これらや、リンク制御手段4が参
照する情報は、リンク情報3として記憶される。 (2) 増分処理時間Tzは、一回のデータ分割を行うこ
とで増加するデータ処理時間Tpの増分時間とする。具
体的には、分割処理時間と送信/受信処理時間と組立処
理時間を含むものである。データ転送のトラヒックが増
加するとCPUの処理待ちが生じるため、データ通信装
置のCPUの処理能力は低下する場合がある。この様な
ケースでは、処理時間Tzは、トラヒックの関数値とな
る。これをパラメータとして与え、分割情報2(その
1)として記憶する。その他のデータ処理時間Tpのう
ちデータ単位の分割数に依存しない部分をToとする。
データ単位の分割回数をnとすると、データ処理時間T
pは、次式で表される。
【0014】
【数4】 Tp=n×Tz+To (n=1,2,…) …(数4) (3) 転送するデータ単位の長さをLとする。これは、
送信処理20が求める。
【0015】複数のリンクを並列に用いたときのリンク
の転送時間Tlを最少とするデータ単位の分割方法は、
リンクの数Nにデータ単位を分割する方法である。
【0016】つまり、各リンクに対するデータ単位の分
割サイズ(以下Liと記す)は次式で表される。
【0017】
【数5】 Li=L/N …(数5) このときのリンクの転送時間Tlは、L/(V×N)で
ある。数4での分割回数nは、リンクの数(即ち分割個
数)N−1であるから、データ処理時間は、Tp=(N
−1)×Tz+Toとなり、このときのデータ転送時間
Tcは、次式で表される。
【0018】
【数6】 Tc=Tl+Tp =L/(V×N)+N×Tz+Tx …(数6) (To−Tzを定数Txに置換した)上記数6におい
て、データ単位の分割個数Nに対するデータ転送時間T
cの最少化が必要である。
【0019】それは、分割をして並列転送することによ
る転送時間の短縮(数6の第1項)とデータ分割したこ
とによる処理オーバヘッド時間の増加(数6の第2項)
が抵抗するからである。
【0020】この関係を一覧表にするため、分割個数を
減らした場合の転送時間の増減を調べる。
【0021】分割個数を一つ減らした場合(数6におい
て、NをN−1と置換する)は、
【0022】
【数7】 Tc=L/(V×(N−1))+(N−1)×Tz+Tx …(数7) となる。
【0023】数7と数6とのデータ通信時間Tcの差分
(数7の右辺−数6の右辺)Tsを考えると、
【0024】
【数8】 Ts=−L/(V×N×(N−1))+Tz …(数8) となる。
【0025】数8の右辺>0なる条件を満たす範囲のデ
ータ単位の長さLに対しては、分割個数Nを一つ減らし
たことにより、数8の右辺で表わせる時間だけ、データ
転送時間Tcが短縮される。この条件を満たすデータ単
位の長さをL「N−1」と記述す。
【0026】数8の右辺>0を変形して L「N−1」<Tz×V×N×(N−1) を得る。即ち、上記の右辺より小さい長さのデータ単位
は、N個に分割するよりも、分割数を一つ減らした方が
データ転送時間Tcを短縮することになる。逆に上記の
右辺より大きい長さのデータ単位は、(N−1)個に分
割するよりもN個に分割した方がデータ転送時間Tcを
短縮することになる。
【0027】同様にして、さらに分割の数を減らしたと
きの差分を次々に求め、Lについて変形する。
【0028】 ・ L「2」<Tz×V×2×3 L「1」<Tz×V×2:二分割でなく一分割にすること
でデータ通信時間Tcが短縮されるデータ単位長の範囲 以上の手続きから、データ単位の長さに対するデータ通
信時間Tcを最少とする分割数(これを以後最適分割数
n0とする)との関係を全て得る。
【0029】以上の関係式は、纏めると次式で表わせ
る。
【0030】
【数9】 n0(n0−1)×Tz×V<L≦n0(n0+1)×Tz×V …(数9) ただし、最適分割数n0の上限はリンクの数Nである。
【0031】故に、N(N−1)×Tz×V<Lなる範囲
のデータ単位の分割数をNに制限する。
【0032】(4) 上記3に示した関係を一覧表にする
ことで、転送データ単位の長さから最適な使用リンク数
(分割数)を、検索する情報を生成できる。これを、分
割情報2(その2)として記憶する。
【0033】(5) 送信側の転送処理20aは送信時デ
ータ単位の長さLを求め、分割情報2を調べることによ
り、データ単位長に応じて最適分割数n0にデータ単位
を分割しフレームを作成する。または、転送処理20a
が直接最適分割数n0を算出しフレームを作成してもよ
い。次に、転送処理20aは、各分割データ(フレーム)
をリンク情報3により順次リンク5に割り当て、各リン
ク制御手段4を同時に起動する。受信側の転送処理20
bは、これらの分割データ(フレーム)を受け取り、デ
ータ単位を組み立てる。
【0034】(6) 上記5で求めた最適分割数n0にデ
ータ単位を等分割した場合の分割データ長(以下Lbと
する)がリンク上の転送データ長の上限(以下最大転送
長Lmとする)を越える場合は、該当データ単位を最大
転送データ長Lm毎に分割する。各分割データを順次リ
ンク5に割り当て、各リンク制御手段4を同時に起動す
る。また、リンクの本数を越える分については再度割り
当てを行い、各リンク制御手段4を同時に起動する。
【0035】以上の作用により、データ転送時間Tcを
短縮する複数リンクを並列に用いたデータ転送が実現さ
れる。
【0036】
【実施例】<実施例1>図2は、本発明を適用する通信
システムのハードウェア構成である。
【0037】以下、本発明をホスト計算機7とこれに複
数のチャネル接続装置(以下CHと呼ぶ)12を介して
接続された通信アダプタ装置8とのデータ送受信方式に
適用した例を詳細に記述する。
【0038】ホスト計算機7は、様々な業務を処理する
中央処理装置(以下CPUと呼ぶ)10と業務遂行のた
めの手続きや必要となるデータや制御情報を記憶する記
憶装置(以下MSと呼ぶ)11と外部のデータ入出力装
置(通信アダプタ装置8)とのデータ転送を制御する複
数のチャネル装置(CH)12から構成されている。こ
れらの装置は、内部バス16を通じて互いに結合してお
り、様々な情報がこれらの装置間で送受されている。特
に、CH12は、CPU10の命令により外部の入出力
装置(通信アダプタ装置8)からのデータを直接(CP
U10を介さないで)MS11へ格納(これをリード
(READ)と呼ぶ)し、また、MS11から直接外部の入
出力装置(通信アダプタ装置8)へのデータ転送(これ
をライト(WRITE)と呼ぶ)処理を行う。
【0039】通信アダプタ装置8もホスト計算機7と同
様にそれぞれCPU10とMS11とを備える。また、
これに加えてCH12とのデータ伝送を制御する装置で
ある複数個のチャネルアダプタ装置(以下CAと呼ぶ)
13と遠隔地の任意の処理装置とのデータ通信を行うた
めのネットワーク(LAN)17への接続装置であるL
ANボード14を備える。これらの装置は、CH12と
同様に、MS11に対してCPU10を介さないダイレ
クトメモリアクセス(DMA)方式の転送を行う。更
に、本通信システムでは、CH12とCA13がそれぞ
れ1対1にケーブル15を介して接続しており、各々が
一つのリンク5(図1参照)を形成している。ここで複
数のリンク5が存在する理由は、LAN上のデータ伝送
速度に比べてCH−CA間のデータ伝送速度が遅い場合
を想定しているため、複数のリンク5を並行動作するこ
とにより、LANと等価な伝送速度を達成するためであ
る。
【0040】図3は、本システムにおける通信ソフトウ
ェア階層の構成モデルである。
【0041】ホスト計算機7上の業務プログラム(A
P)101は、その各処理に応じて様々な長さを持つデ
ータ単位を扱っており、必要に応じて遠隔地のAPとデ
ータ単位を用いた通信を行う。この時、AP101は下
位のマルチチャネルリンク制御(MCHLC)102に
対して、ライトやリードの要求を発行する。この要求に
対して、複数の転送リンク5の制御を行うMCHLC1
02は、AP101の要求に応じて、データ転送処理を
行い、この応答をAP101へ返す。つまり、ライト要
求では、転送データ単位を適切な長さに分割し(この処
理を後に詳述する)、各チャネルのリンク5に割り当て
る処理をして、チャネルリンク制御(CHLC)103に対し
て送信要求を発行する。チャネルリンク制御(CHL
C)103は、この要求に基づき各CH装置12を一括
起動する。起動したCH装置12によるデータ転送の終
了後、CHLC103は終了割込み処理を行い、チャネ
ルリンクの終了通知をMCHLC102へ通知する。M
CHLC102は、終了通知よりデータ単位の送信完了
を確認した後、APへ応答を返す。また、AP101か
らのリード要求に対してMCHLC102は、受信デー
タキューを検索し、データ単位があればこれをAPへの
応答とする。データ単位がなければ、CHLC103か
らの受信通知を待ち、受信データ単位を組立てた後応答
を返す。なお、CHLC103は、CH12の制御、即
ち、あるリンク5上でのデータフレームの送信、もしく
は、データフレームの受信処理を専ら行う。また、CH
LC103からMCHLC102への受信通知は、AP1
01からのリード要求とは非同期に発生する。
【0042】通信アダプタ装置8上のチャネルアダプタ
リンク制御(CALC)203はCA13の制御、即
ち、あるリンク5上でのデータフレームの送信、もしく
は、データフレームの受信処理を専ら行う。マルチチャ
ネルアダプタリンク制御(MCALC)204は、MC
HLC102と同様に複数リンク5の制御(データフレ
ームのデータ単位への組み立て/データ単位の分割処理
等)を行う。プロトコル処理204は、リモートの処理
装置との通信プロトコルの制御を行う。
【0043】DRIVER205は、LANボード14
の制御を行う。
【0044】以下、本発明である複数のリンクを用いた
データ転送方式の詳細をホスト側の送信処理とアダプタ
側の受信処理を例にして説明を行う。
【0045】図6は、実施例1での送信処理のフローチ
ャートである。
【0046】これは、複数の要求を同時に受付けて、異
なるデータ単位を複数のリンク5を用いて並列に転送す
る処理を行うものである。
【0047】まず、初期化処理として、APからの要求
の受付キューから取りだしたとき、要求へ割り当てるた
めの変数iを1に設定する。また、図9に示すリンク制
御テーブル402の初期化も行う(902)。リンク制
御テーブル402は、リンク5がデータ転送中か否かを
示す情報であり、データ単位の転送の終結判定に使用す
る。
【0048】リンク制御テーブル402の構成は以下の
フィールドからなる。 (1) リンク5の番号を示すフィールド(リンク番号
は、CH12とCA13で構成されるリンク5に対して
ジェネレーション時に装置アドレス順に順次番号を割り
当てたものである) (2) このリンク5が使用されているか未使用かを示す
状態フィールド (3) 使用リンクに対して割り当てられたデータ転送要
求を識別するための要求番号フィールド (4) 分割データ(フレーム)順序を表わすフィールド (5) あるデータ単位の転送要求で使用するリンクの数
(分割数)を示すフィールド 以上の5フィールドである。
【0049】次に、送信処理は、送信要求のキューにあ
る送信要求を1つ取りだし、これに番号iをつける(こ
れを以下riとする)。もし、キューに送信要求が無い
場合は、送信要求の待ち状態に入る(904)。
【0050】riで使用するリンクの本数niを求める
(906)。なお、riで使用するリンクの本数ni
は、データ単位の分割数は等しいので、データ単位の分
割数もniで表わす。以下で、該当データ単位の分割数
niの求め方を記述する。
【0051】図4は、本実施例の送信処理で使用するテ
ーブル構成図である。リンク制御テーブル402は、上
述した。他方、割り当てテーブル404は転送データ長
に対する分割数の検索情報であり、分割閾値長を納めた
データ長フィールドとそれに該当する分割数を納めた分
割数フィールドから構成される。
【0052】図7は、割り当てテーブルの生成アルゴリ
ズムを示すフローチャートである。割り当てテーブル4
04の生成は、システムジェネレーション時に行う。
【0053】システムジェネレーション時は、チャネル
を送信用と受信用に機能分担分けして設定するものとす
る。このときの設定パラメータから送信用のチャネル総
数Nを求める(702)。また、システムジェネレーシ
ョン用のパラメータとして、CHの自身の転送速度V(B
yte/s)を記憶しておき、これをロードする(704)。
作用で説明した増分処理時間(Tz)も同様にシステム
ジェネレーション用のパラメータとして記憶しておき、
これをロードする(706)。Tzの値に関しては、ホ
スト計算機7及び通信アダプタ装置8の各ソフトウエア
の実装段階で見積もられた値か、もしくは、各装置間の
テスト/検査段階で実測した値がジェネレーションパラ
メータ作成用の資料としてシステムユーザに提供され
る。システム管理者25(図16参照)は、システムの
構成(使用するホスト計算機や通信アダプタ種類)に応
じて、該当するN,V,Tzの各値をジェネレーション
パラメータとして指定する。
【0054】次に、数9の右側の不等式の最適分割数n
0に1からNを代入して、各分割数に対するデータ長の
閾値を計算する(708)。この値を割り当てテーブル4
04の該当エリアに格納する(710)。以上で、割り
当てテーブル生成処理の説明を終了する。
【0055】次に、割り当てテーブル404から、該当
データ単位の分割数を求める方法を説明する。まず、ラ
イト要求に付随するデータ単位の長さLを読み込む。な
お、ライト要求では、データ単位の先頭アドレスも渡さ
れる。次に、分割数nを求めるため、送信するデータ単
位の長さLと割り当てテーブル404のデータ長フィー
ルドの内容とを先頭から順に比較する。データ長フィー
ルドの内容である閾値長よりデータ単位の長さLが短い
ならば、分割数フィールドの内容を読み込むことで分割
数の検索が終了し、次のステップへ進む。閾値長よりデ
ータ単位の長さLが長いならば、次のデータ長フィール
ドの内容と比較し、閾値長よりデータ単位の長さLが短
いか、又は、N番目フィールドになるまでこれを繰り返
す。N番目フィールドに達したものについては、分割数
nをリンク5の総数Nとする。以上で、分割数n、即
ち、要求riでのデータ単位の分割数niの求め方の説
明を終わる。
【0056】次に送信処理は、リンクがビジーであるか
どうかを判断するため、未割り当てのリンクの数n0と
要求riの分割数(使用するリンクの数)niとを比較
する(908)。未割り当てのリンクの数n0は、リン
ク制御テーブル402の状態フィールドから求める。未
割り当てのリンクの数n0≧分割数niならば、リンク
制御テーブル402の先頭空きリンク番号から分割数n
i個分状態フィールドに「割り当て」を書き込む。要求
番号フィールドには、各々要求番号riを書き込み、デ
ータ順序フィールドには、1から分割数niまで順番に
書き込み、また、使用リンク数フィールドには、各々分
割数niを書き込む(910)。
【0057】データ単位を等分割し、対応する各リンク
を起動する(912)。具体的には、MCHLC102
が、データ単位を分割しヘッダを付加する転送フレーム
の作成処理を行う。図14は、本実施例でのリンク上の
転送フレームの形式である。まず、ヘッダ中の分割順序
番号は、転送データ単位内でのフレームの先頭からの順
序を示す番号である。受信側は、これにより分割データ
の順序制御や組立を行う。エンドデータは、転送データ
単位内で最後のフレームであることを示すフラグであ
る。受信側は、これによりデータ単位の区切りがわか
る。要求番号は、データ単位の識別子であり、リンク制
御テーブル402のものと同一のものである。図5は、
ライト用チャネルプログラムの図である。フレーム作成
後MCHLC102は、CHLC103に対して各フレ
ームのライト要求を発行する。これを受けたCHLC1
03は、図5に示すような、CH装置12への動作指令
であるCCW(チャネルコマンド語)52(これをチャ
ネルプログラムと呼ぶ)を一括作成し、各SIO(Star
t I/O)命令で各CH装置12を順次起動する。CH
装置12は、CCW52の格納位置を示す固定位置にあ
るCAW(チャネルアドレス語)53に基づきCCW5
2のコマンドを調べ、転送処理を行う次に送信処理は、
要求番号iを1つ増加させ(914)、次の要求の取り
だしに移る。つまり、ステップ904へジャンプする。
【0058】ステップ906の結果が未割り当てのリン
クの数n0<分割数niである場合、取りだした要求r
iを送信要求キューに戻し(915)、各リンクからの
転送終了通知の待ち状態に入る(916)。
【0059】終了通知を受けた場合、リンク制御テーブ
ル402の状態フィールドを書き替え、リンクの状態を
未割り当てにする(918)。
【0060】データ単位を構成する各フレームの転送終
了を判定するため、リンク制御テーブル402で終了通
知を受けたリンクの要求番号と同一である、他のリンク
の状態フィールドをチェックする(919)。チェック
の結果として該当する全ての状態フィールドが未割り当
てならば、該当するデータ単位の転送の終了を意味して
おり、データ単位を解放しステップ904へ移る(92
0),(922)。チェック結果として該当する全ての
状態フィールドが未割り当てでないならば、終了通知待
ちになる。
【0061】図15は、本実施例の受信処理の一例であ
る。
【0062】本例は、初めから全ての受信リンクを起動
して、受信可能状態にしておくものである。
【0063】まず、バッファ確保処理である。未使用状
態である受信リンクの本数分の受信バッファを用意する
(1702)。
【0064】受信リンクの起動処理である。未使用状態
である各受信リンクに対して、バッファを割り当て、こ
れらのリンク5を、使用状態にし、受信リンクを起動す
る(1704)。
【0065】起動後は、各リンクに対応した終了通知待
ちになる(1706)。
【0066】次は、ヘッダ情報に基づく受信処理の判定
である。終了通知によって、転送リンクの番号と受信デ
ータの格納位置とこの長さが通知される。これに基づ
き、ある一つのリンクによって転送された受信データの
ヘッダのエンドデータフラグを調べる。エンドフラグを
検出したなら次ステップに進み、検出否ならば終了通知
を待つ(1708)。
【0067】次は、データ単位の組立処理である。ヘッ
ダ中の分割順序番号を参照して組立処理を行う(171
2)。次は、順序制御である。リンク5の要求番号を調
べて必要があればデータ単位の並び変えをする(171
0)。この後、ステップ(1702)へ移る。
【0068】例として図8にチャネル数が四本でCH速
度が3MB/s。処理時間は、処理能力の遅いアダプタ
側を考慮して、増分時間Tz=125μs、その他の処
理時間も同程度としてTo=125μsに見積った場合
の従来方式と本方式のデータ転送時間を比較したグラフ
を示す。この例では、従来の両方式(たてならび方式,
よこならび方式)と比較して、いずれよりもデータ転送
時間Tcが短く、本発明のデータ転送時間Tcの短縮効
果が現れている。
【0069】<実施例2>実施例1では、予め(ジェネ
レーション時に)作成した割り当てテーブル404を検
索することで、最適分割数n0を求める処理であった。
【0070】しかし、データ単位長Lから直接最適分割
数n0を求めることもできる。
【0071】数9をn0について解くと
【0072】
【数10】 n0=INT[(1+SQR(1+4×L/(Tz×V)))/2] …(数10) SQR( ):( )の平方根を示す INT[ ]:小数点以下切捨て が得られる。
【0073】<実施例3>または、上式の、平方根を展
開した第一次近似によって、
【0074】
【数11】 n0={L/Tz×V} …(数11) { }:小数点以下四捨五入 が得られる。
【0075】図6に示す送信処理のステップ906を実
施例1の処理のかわりに、上式のいずれかにLを代入し
て計算する処理を行うことで、直接最適分割数n0が求
められる。
【0076】Tz×V(処理時間の増分時間×CH速
度)はシステムパラメータとして与えられるから、CH
の数が多く、テーブルの検索時間が大きくなる場合は、
実施例2、または、実施例3の処理方法が実施例1の処
理方法より効果的である。
【0077】<実施例4>より簡易化された実施例とし
て、分割の個数を1(分割しない)もしくはN(接続リ
ンク5数Nに等分割)の二ケースに限定する方法があ
る。
【0078】この場合の分割閾値Lnは、数6のデータ
転送時間Tcでn=1を代入したときとn=Nのときの
値が等しくなるデータ長であり、
【0079】
【数12】 Ln=N×Tz×V …(数12) と表現される。
【0080】この右辺をジェネレーションのパラメータ
として、生成し、上記Lnをロードしておく。
【0081】送信処理のステップ906で、転送データ
単位長Lと分割閾値Lnとを比較することで、データ分
割の有無を判定する処理を行う。
【0082】前述の実施例に比べて、最も処理が簡単で
ある。
【0083】<実施例5>本実施例では、該当データ単
位の長さLが、送信リンクの本数Nとリンク上の最大転
送長Lmとの積の値を超える場合(分割データ長が最大
転送長を超える場合)について詳細に説明する。CHリ
ンクの場合、最大転送長は、例えばCCWチェーンを使
用しないとき64Kバイトである。該当データ単位の長
さLが、送信リンクの本数Nとリンク上の最大転送長L
mとの積よりも大きい範囲については、分割数nを送信
リンクの本数Nの整数倍として、該当データ単位を等分
割し、これをリンクの先頭から順番に割り当て、これ
が、リンクの本数Nを超えるときは、再度先頭から巡回
的に割り当てる(ラップアラウンド)方式である。尚、
このときの分割数nは次式で表わされる。
【0084】
【数13】 n=|L/(N×Lm)|×N …(数13) | |:小数点切上げ 図13に本実施例の送信処理を示す。先ず、パラメータ
の初期化を行なう。パラメータiは、取りだした送信要
求に付ける番号であり、これは、送信リンクの数(N)
を超えない整数である。これを、1に設定する。パラメ
ータnuは、本処理過程で使用中の送信リンクの数であ
り、また、リンクへのデータ割り当てが先頭から順番に
割り当てる方法であるため、このリンク番号をも表わ
す。これを、0に設定する(1502)。
【0085】次は、APからの送信要求を取りだす処理
である。送信要求のキューを調べ、これから一つ送信要
求を取りだし、これに番号iを付ける。キュー上に要求
がない場合は、これを待つ(1504)。
【0086】次は、転送データ単位の長さの判定処理で
ある。この結果により、前述した分割方法が定まる。該
当要求で転送するデータ単位の長さ(Li)を求め、こ
れと、送信リンクの数(N)と最大転送長(Lm)との
積とを比較する(1506)。
【0087】この結果、Li>N×Lmならば、該当デ
ータ単位の転送に必要なリンクの本数が確保できるかを
調べるため、使用リンク数nuを調べる(1540)。
【0088】nu=0以外は、転送を行なわず、取りだ
した送信要求をキューに返却する(1524)。nu=
0以外は、転送中のデータ単位が存在するので、終了通
知を待つ(1550)。nu=0なる場合のみ、該当デ
ータ単位の転送処理を行なうものとし、転送のための各
パラメータを設定する処理ステップ(1542)へ移
る。
【0089】本ステップで設定するパラメータを説明す
る。パラメータaは、該当データ単位をN本のリンク並
列に用いて転送する回数である。ここでは、|L/(N
×Lm)|なる値を設定する。パラメータnは、該当デ
ータ単位の分割数である。ここでは、a×Nなる値を設
定する。パラメータnuは、使用リンクの数であるか
ら、これにNを設定する(1542)。
【0090】次に、分割数nにデータ単位を等分する
(1546)。
【0091】次に、この分割データを、リンクの先頭か
ら順にラップアラウンド方式で割り当てる(154
6)。
【0092】次に、N個のリンクを一括起動して、デー
タ転送を開始させる(1548)。
【0093】この後、終了通知待ちになる(155
0)。
【0094】各リンクからの終了通知を受けたら、該当
データ単位の送信終了判定を行なう。
【0095】まず、使用リンクの数nuによる判定を行
なう。リンクからの終了通知がある度にnuを一つ減ら
す(1552)。nu=0ならば、リンクの転送処理
が、全て終了したものとして、次のステップ(155
6)へ移る。nu=0以外なら、リンクの転送処理が全
て終了していないので、終了通知待ちステップ(155
0)へ移る(1554)。
【0096】次は、転送回数aによる判定処理である。
aを一つ減らす(1556)。a=0ならば(155
8)、データ単位の転送処理が、全て終了したものとし
て、始めのステップ(1502)へ移る。a=0以外な
ら(1558)、該当データの転送処理が全て終了して
いないので、残りの分割データ転送を行なうため、リン
クの起動ステップ(1548)へ移る。
【0097】本実施例での転送データの形式は、実施例
1と同型式である。
【0098】本実施例の受信処理も、実施例1と同様で
ある。
【0099】リンクの信頼性が低い、即ち、フレームの
エラー率が高い場合には、エラー回復時の再送オーバー
ヘッドを少なくするため、リンク上にフレーム転送長の
上限を設ける。このような通信システムにおいて、上記
の処理を適応する。
【0100】<実施例6>前記の実施例では、増分処理
時間Tzは、ジェネレーションパラメータとして設定さ
れ、固定値であるという例であった。システム管理者の
指定により、トラヒックに応じてダイナミックにパラメ
ータTzを設定する実施例を以下に示す。
【0101】図16は本実施例のシステム構成図であ
る。システムパラメータファイル21には、該当システ
ムにおけるトラヒックに対応した増分処理時間Tzが記
述されている。システムパラメータファイル21のトラ
ヒックに対応した増分処理時間Tzは、システム検査工
程で各構成,各トラヒックに対する実測した値をファイ
ルとして格納しておく。ジェネレーション時に、該当シ
ステムの構成での各トラヒックに対応した増分処理時間
Tzを分割情報2としてロードする。
【0102】システムイニシャライズ処理により、Tz
のデフォルト値としてトラヒックがほとんど0のときの
値がTz設定処理27により選択され、送信処理20に
通知される。この値に基づいて送信処理20が以後のデ
ータ単位の転送を行う。トラヒックに応じた細かいシス
テムチューニングを行う必要がある場合、システム管理
者25は、キーボード24からトラヒックモニタコマン
ドを通信装置1に対して与える。該当するコマンドを受
け付けたコマンド制御26は、トラヒック計測処理28
を起動する。トラヒック計測処理28は、リンク制御手
段4からの転送データ通知によるデータ長を加算して行
き、一定時間の後、ディスプレイ装置23やプリンタ装
置22に出力する。システム管理者25は、これらを観
測し、平均的トラヒック値を求める。次に、システム管
理者25は、増分処理時間Tzをトラヒックに応じた値
に変更するためのコマンドであるチューニングコマンド
を投入する。この際、引数として平均的トラヒック値を
指定する。
【0103】該当するコマンドを受け付けたコマンド制
御26は、Tz設定処理27を起動し、平均的トラヒッ
ク値を引き渡す。Tz設定処理27は、トラヒック値を
検索キーとして分割情報2から該当する範囲のTzを検
索する。次に、Tz設定処理27は、このTzを送信処
理20に通知する。Tz設定処理27から通知された値
に基づいて送信処理20が単位のデータ転送時間を最少
とする転送処理を行う。データ転送時間を最少とする転
送処理は、以前の実施例と同様に該当データ単位の分割
数を求める処理を行う。
【0104】この説明は、システム管理者が逐一コマン
ドを投入する方式であるが、トラヒック計測処理28が
トラヒック監視機能をもち、規定時間間隔ごとに自動的
にそのときのトラヒック値をTz設定処理27に通知す
る方式でも良い。
【0105】本実施例によれば、トラヒック変動に応じ
たデータ転送時間を最少とするデータ単位の分割数を求
めることにより、データ転送時間の最少化をダイナミッ
クに実行できるという効果を持つ。
【0106】
【発明の効果】本発明によれば、複数のリンクを同時に
並列に使用するデータ単位の転送を行う場合、データ転
送時間を最少化するデータ単位の分割数を求める処理を
行うことにより高速なデータ転送が実現できる。その結
果、応答時間の短縮に効果がある。
【0107】また、ユーザの通信システムの構成(伝送
リンク転送速度とその本数及びCPU処理能力)や転送デ
ータ単位の長さやトラヒック変動に応じてダイナミック
なデータ転送時間の最少化が容易に(単純な処理で)に
実現できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明方式の説明図。
【図2】実施例のハードウェアブロック図。
【図3】実施例での通信ソフトウェアのレイヤモデルの
ブロック図。
【図4】送信処理の関連テーブルの説明図。
【図5】チャネルプログラムの構成の説明図。
【図6】送信処理のフローチャート。
【図7】割り当てテーブルの生成フローチャート。
【図8】発明の効果を表わす特性図。
【図9】リンク制御テーブルの内容の説明図。
【図10】従来方式を表わす説明図。
【図11】従来方式を表わす説明図。
【図12】二システム間のデータ転送時間の説明図。
【図13】実施例5の送信処理のフローチャート。
【図14】転送データ形式の説明図。
【図15】実施例の受信処理のフローチャート。
【図16】実施例6のシステムのブロック図。
【符号の説明】
1…通信装置、2…分割情報、3…リンク制御情報、4
…リンク制御手段、5…リンク、6…データ単位、20
…転送処理。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川飛 達夫 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウエア開発本部内 (72)発明者 柳生 和男 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のデータ転送リンクを介して接続され
    た二つのデータ通信制御装置間での高い転送性能を得る
    ため相互間のリンクを並列に複数個使用してデータ転送
    を行う通信システムにおいて、各リンクのデータ転送速
    度と各リンク上の転送データ長の上限と、一つのデータ
    単位を分割しないで転送するときの転送処理時間と比べ
    て一つのデータ単位を複数のデータに分割し複数リンク
    に割り当てて転送することに要する転送処理時間の増分
    時間とを記憶する手段を備え、上記手段に記憶された情
    報に基づいて前記データ単位のデータ転送時間を最少化
    するデータ単位の分割数を算出する手段と分割されたデ
    ータのリンクへの割り当て方法を導出する手段を備えた
    ことを特徴とする複数のリンクを用いたデータ転送方
    式。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記データ単位のデー
    タ転送時間を最少化する前記データ単位の分割数を算出
    する手段において、前記データ単位の分割数が物理的に
    存在するリンクの本数を越えた場合、物理的に存在する
    リンクの本数を分割数とする複数のリンクを用いたデー
    タ転送方式。
  3. 【請求項3】請求項1における前記データ単位のデータ
    転送時間を最少化する前記データ単位の分割数を算出す
    る手段により算出された分割数に基づく前記データの分
    割データ長がリンク上の転送データ長の上限を越える場
    合、および請求項2における前記データ単位の分割数に
    基づく前記データの分割データ長がリンク上の転送デー
    タ長の上限を越える場合、前記データ単位を転送データ
    長の上限に分割し、全リンクが未割り当て状態になるの
    を待った後、分割データをリンクに割り当てられた番号
    の先頭から順次割り当て、リンクの本数を越える分につ
    いては、再度先頭からラップアラウンドに割り当てる複
    数のリンクを用いたデータ転送方式。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記データ単位のデー
    タ転送時間を最少化する前記データ単位の分割数を算出
    する手段が用いる転送処理時間の増分時間をシステム管
    理者が与える複数のリンクを用いたデータ転送処理方
    式。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記転送処理時間の増
    分時間を二つの通信システム間のトラヒックの関数とし
    て記憶する手段と、前記システムのトラヒックをモニタ
    する手段とを設け、前記モニタ手段が通知するトラヒッ
    ク値に対応する前記転送処理時間の増分時間に基づき前
    記データ単位のデータ転送時間を最少化する前記データ
    単位の分割数を算出する手段を備えた複数のリンクを用
    いたデータ転送処理方式。
JP3312223A 1991-11-27 1991-11-27 複数のリンクを用いたデータ転送方式 Pending JPH05153183A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3312223A JPH05153183A (ja) 1991-11-27 1991-11-27 複数のリンクを用いたデータ転送方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3312223A JPH05153183A (ja) 1991-11-27 1991-11-27 複数のリンクを用いたデータ転送方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05153183A true JPH05153183A (ja) 1993-06-18

Family

ID=18026669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3312223A Pending JPH05153183A (ja) 1991-11-27 1991-11-27 複数のリンクを用いたデータ転送方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05153183A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008504730A (ja) * 2004-06-23 2008-02-14 アギア システムズ インコーポレーテッド 複数のアンテナを持つ通信システムにおいてパケットサイズに基づいて送信モードを選択する方法および装置
US7630413B2 (en) 2002-12-18 2009-12-08 Ntt Docomo, Inc. Data transmission method, data transmission apparatus, and data transmission system
JP2014164556A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ブートイメージ配信方法及びブートイメージ配信システム
WO2015194217A1 (ja) * 2014-06-20 2015-12-23 日本電気株式会社 通信装置、通信方法、プログラム及び通信システム
CN115442919A (zh) * 2021-06-04 2022-12-06 成都极米科技股份有限公司 多链路系统中数据传输方法、设备、系统及存储介质

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7630413B2 (en) 2002-12-18 2009-12-08 Ntt Docomo, Inc. Data transmission method, data transmission apparatus, and data transmission system
JP2008504730A (ja) * 2004-06-23 2008-02-14 アギア システムズ インコーポレーテッド 複数のアンテナを持つ通信システムにおいてパケットサイズに基づいて送信モードを選択する方法および装置
JP2014164556A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ブートイメージ配信方法及びブートイメージ配信システム
WO2015194217A1 (ja) * 2014-06-20 2015-12-23 日本電気株式会社 通信装置、通信方法、プログラム及び通信システム
CN115442919A (zh) * 2021-06-04 2022-12-06 成都极米科技股份有限公司 多链路系统中数据传输方法、设备、系统及存储介质
CN115442919B (zh) * 2021-06-04 2024-04-09 成都极米科技股份有限公司 多链路系统中数据传输方法、设备、系统及存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2611746B2 (ja) 入出力インタフェース装置及びその制御方法
US5434976A (en) Communications controller utilizing an external buffer memory with plural channels between a host and network interface operating independently for transferring packets between protocol layers
US5797005A (en) Shared queue structure for data integrity
US6487644B1 (en) System and method for multiplexed data back-up to a storage tape and restore operations using client identification tags
KR960006503B1 (ko) 다중-채널 직접메모리 억세스(dma)동작을 인터리브하기 위한 장치 및 그 방법
US5555427A (en) Distributed processing in a system of computers at terminals connected by a communication network
JPH0570177B2 (ja)
JPH06266649A (ja) 複数のデータチャネルを介してデータを転送する方法及びその回路アーキテクチャ
US6934724B1 (en) Methods and apparatus for reducing resource contention in parallel data backup processes
JPH05153183A (ja) 複数のリンクを用いたデータ転送方式
US7127535B1 (en) System and method for multiplexed data back-up
GB2363551A (en) Sending fibre channel response frames from an interface controller to a host only when an I/O operation is unsuccessful
WO1999029071A1 (en) Resource sharing
JP3278440B2 (ja) 検索制御装置及び検索システム
JP2001282551A (ja) ジョブ処理装置および方法
JP3230339B2 (ja) 通信制御装置
US6157968A (en) Interface with selector receiving control words comprising device identifiers for determining corresponding communications parameter set for interface port transfer of data words to peripheral devices
JPH08278953A (ja) 計算機システムにおける排他制御方式
JP3082297B2 (ja) タスク制御方式
JP3171726B2 (ja) 伝送データの管理装置
Wolfson Some moment results for certain tandem and multiple-server queues
US5875299A (en) disk access apparatus for performing a stride processing of data
EP0424758A2 (en) Managing serially reusable resources
JPH0434494A (ja) 端末装置のための文字出力制御方法および装置
JP2000244585A (ja) バスインタフェース回路