JPH05153016A - 受信装置 - Google Patents

受信装置

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JPH05153016A
JPH05153016A JP3342503A JP34250391A JPH05153016A JP H05153016 A JPH05153016 A JP H05153016A JP 3342503 A JP3342503 A JP 3342503A JP 34250391 A JP34250391 A JP 34250391A JP H05153016 A JPH05153016 A JP H05153016A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 アンテナ1で受信する受信信号の利得を低下
させる着脱可能な減衰器20を有し、この減衰器20で
受信信号の利得を低下させた状態で受信信号のデータ誤
り数を誤り計数回路21で計数して表示装置22でモニ
タしながら誤りの発生頻度の一番少ない方向にアンテナ
1を固定する。 【効果】 最適の方向にアンテナを設置することが容易
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線通信による送信信
号を受信する受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】無線通信による送信信号を受信する受信
装置として、例えば、通信衛星(CS;communication
satellite )からの送信信号を例えばいわゆるパラボラ
アンテナ等で受信する受信装置が存在する。
【0003】ここで、衛星通信(satellite communicati
on) とは、地球の周りを周回する人工衛星に中継機能を
もたせ、地球上の複数地点で通信を行うものを言う。人
工衛星としては、地球の自転と同期して周回するもの
(24時間周期)と、それ以外のものがある。前者のう
ち、赤道上空約35790kmを軌道とするものは、地
球からは相対的に静止して見えるため静止衛星と呼ば
れ、その軌道を静止軌道という。
【0004】上記衛星通信は、他の通信手段と異なり、
約36000kmという高所にある中継器を1回経由す
るだけで、衛星が見える地点間ならどこでも通信が可能
である。このことから、例えば、広域の通信が可能であ
ること、地上災害の影響を受けにくいこと、柔軟な回線
設定が可能なこと、建設,保守が容易であること、地球
局間距離によらず伝送品質,コストが一定であること、
片道約0.25sの遅延があること等が特徴となってい
る。
【0005】また、上記衛星通信の地上局は、衛星を介
して無線通信回線を設定するために地球上に設置する無
線局で、衛星に対して電波を送受信するためのアンテ
ナ,送信装置,受信装置及び情報を能率よく電波に乗せ
て通信するための変復調装置,多元接続装置,搬送端局
装置等から構成される。地上局の形式は、通信の目的,
情報の種別,回線数等に応じて、大形〜小形の固定局,
可搬局及び移動局等が実現されている。
【0006】当該地上局のアンテナの種類としては、通
常用いる軸対称形アンテナ,低サイドローブ化を目的と
したオフセット形アンテナ,主反射鏡を動かさずに多衛
星にアクセスするトーラスアンテナやオフセット球面ア
ンテナ,小形地球局で隣接衛星との電波干渉低減を目指
した楕円ビームアンテナ等が開発実用化されている。
【0007】ところで、近年、いわゆる放送衛星(broad
castingsatellite ;BS)の代わりに上記通信衛星
(CS)を用いて、テレビジョン放送信号の送信や、例
えば音声のみの音声信号(ディジタル音声データ)或い
はその他のデータ等を送信することが考えられている。
【0008】ここで、上記通信衛星(CS)を用いたテ
レビジョン放送或いは音声放送を行う場合において、上
記テレビジョン放送信号は例えば上記放送衛星(BS)
を用いたいわゆるBS標準方式のフォーマットとされ、
また、上記音声放送信号は例えば上記衛星放送のいわゆ
るBモードに当たる2Mbpsの上記PCM音声データ
を例えば6本束ねた(合計12Mbps)ものを畳み込
み符号化した後(24Mbpsとなる)MSK(Minimum
Shift Keying)変調して送るようになされる。
【0009】なお、上記衛星放送(BS)とは、一般的
には、赤道上空約36000kmの対地静止衛星軌道に
打ち上げられた人工衛星を用いて行う放送であって、例
えば一般家庭の受信者が、簡易な受信設備(特に小型の
アンテナを有する設備)によって放送衛星からの放送信
号を受信するものと解されている。
【0010】また、上記衛星放送におけるテレビジョン
放送信号の映像信号は、現在はNTSC方式であり、最
高周波数が4.5MHz、変調方式がFM変調、映像周
波数偏移が17MHzP-P 、エネルギ拡散信号による主
搬送波の周波数偏移は600kHzP-P 、主搬送波周波
数帯域幅は27MHzとなっている。また、当該衛星放
送におけるテレビジョン放送信号の音声信号は、PCM
によるディジタル信号で5.727272MHzの副搬
送波をPSK変調するPCM副搬送波方式である。更
に、上記Bモードは2チャンネルのみの構成であり、音
声信号帯域幅を20kHzとしてAモードよりも広くし
て広帯域の音声伝送を可能としている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記衛星通
信には、一般に、例えば以下に示すような欠点が存在す
る。
【0012】すなわち、上記衛星通信の伝搬路は、対流
圏,電離圏及び宇宙空間からなり、地上無線通信方式で
問題となるいわゆるフェージングは少ないが、10GH
z帯以上では降雨による電波の減衰が顕著となる。上記
降雨による電波の減衰は、雨滴による吸収と散乱により
生じ、これを一般に降雨減衰という。また、降雨による
電波の吸収減衰に加えて、雑音(降雨雑音)も発生す
る。なお、電波の波長が雨滴の直径に比較して十分長い
場合には、上記降雨減衰はほとんど「吸収」によっての
み生ずるが、周波数が高くなるに従い「散乱」の占める
割合が徐々に大きくなる。
【0013】また、衛星通信において、静止衛星軌道に
できるだけ多くの衛星を打ち上げるためには、衛星軌道
間隔を詰める必要がある。現在、衛星軌道間隔は6/4
GHz帯で3°〜5°、14/11(又は12)GHz
帯で2°〜4°となっており、ますます狭くなる傾向に
ある。この結果、例えば衛星が同一周波数帯を用いる場
合には、互いに干渉を与えることになる。
【0014】上述したようなことから、上記通信衛星
(CS)を用いた放送のように、一般家庭に配されるよ
うな小型のアンテナを使用するシステムの場合、上記小
型のアンテナで良好な受信を行うためには、当該小型の
アンテナの設置方向が非常に重要となる。例えば、アン
テナの方向が最適なものとなっていない場合には、上記
降雨減衰により受信状態が悪化したり、また、隣接衛星
の影響を受け易くなる。
【0015】ここで、上記アンテナの方向を最適なもの
に設定するための従来の方法としては、例えば、受信し
た信号の状態を見ながら一番受信状態の良い方向にアン
テナを向けるような方法、すなわち例えば音声放送の場
合は音声を聞きながら最も受信状態の良い方向にアンテ
ナを向けるような方法が考えられる。
【0016】しかし、通常、上記受信信号に対しては高
性能な誤り訂正が行われるため、アンテナの方向がずれ
て受信状態が悪化していたとしてもある程度の範囲なら
ば正常な受信信号として得られることになり、したがっ
て、上記方法の場合には、実際にどの程度受信状態が悪
化しているか(アンテナの方向が最適な方向からどの程
度ずれているか)判別し難い。また、上記方法の場合
は、例えば上記誤り訂正のスレッショールド(訂正可能
な限界)を外れると急激に受信品質が悪くなる。このよ
うなことから、当該方法でアンテナの方向の最良点を見
出すのは困難である。
【0017】また、例えば上記アンテナの方向を調整す
る際に、例えばAGC(自動利得制御)電圧等の電界強
度に関連した値を表示させ、それをモニタしながら当該
アンテナの方向を調整させる受信システムも従来より存
在している。
【0018】すなわち、この受信システムの要部の構成
は、図2に示すようなものである。この図2において、
アンテナ1で受信した通信衛星からの受信信号がS−U
コンバータ2に送られる。当該S−Uコンバータ2で
は、SHF帯(約12.5GHz)からUHF帯(1.
3GHz)へコンバートする処理がなされる。
【0019】上記S−Uコンバータ2を介した受信信号
は、選局回路30に送られる。当該選局回路30では、
上記S−Uコンバータ2からの信号と局部発振器(ロー
カルオシレータ)34からの局部発振信号とをミキサ3
1によって混合して希望するチャンネルの信号を取り出
し、AGCアンプ32に送る。このAGCアンプ32で
増幅された信号は、PLL(Phase Locked Loop) 回路3
3を介して端子41から出力される。上記端子41は、
受信装置の後段の信号処理ブロックに送られる。なお、
上記受信信号から希望するチャンネルを取り出すのは、
上記局部発振器34を制御するマイクロコンピュータ
(マイコン)35に端子42を介して選局データを供給
することにより実現している。上記マイクロコンピュー
タ35には上記PLL回路33からのAFC(自動周波
数制御)出力も送られるようになっている。
【0020】また、上記AGCアンプ32のAGC出力
(AGC電圧)は、アナログ/ディジタル(A/D)コ
ンバータ43でディジタルデータに変換されて、電界強
度表示装置44に送られ、当該装置44で上記電界強度
に関連した値が表示される。
【0021】しかし、上述した電界強度に関連する情報
を用いる方法において特に上記小型のアンテナを使用す
る場合には、上述したように衛星が約4°きざみに上が
っているため隣接衛星の影響を受け、例えば上記電界強
度が一番強い方向(アンテナの方向)が一番受信状態の
良い方向(受信しようとしている信号を送信している衛
星の方向)になるとは限らない。
【0022】そこで、本発明は、上述のような実情に鑑
みて提案されたものであり、最適のアンテナ方向を見出
すことが容易な受信装置を提供することを目的とするも
のである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の受信装置は、上
述の目的を達成するために提案されたものであり、アン
テナで受信する受信信号の利得を低下させる着脱可能な
減衰器と、上記受信信号のデータ誤り数を計数する誤り
計数手段と、上記計数手段で計数したデータ誤り数を表
示する表示手段とを有してなり、略方向調整がなされた
上記アンテナで受信する(或いは受信した)受信信号の
利得を上記減衰器で低下させて受信データの誤り数を多
くした状態で、最も誤り数が少なくなるように上記アン
テナの方向を調整するようにしたものである。
【0024】すなわち、本発明の受信装置は、利得を可
変できる着脱可能な減衰器を有し、アンテナを先ずフル
利得で大体の方向に調整した後、上記減衰器を取り付け
て故意に受信信号の利得をおとして受信データ誤りが起
きるようにし、この受信データの誤りをモニタしながら
誤りの発生頻度の一番少ない方向にアンテナを固定する
ことによって、最良の方向にアンテナを設置することを
容易にしたものである。
【0025】ここで、上記減衰器としては、例えば、ノ
イズを発生するノイズ発生手段と、このノイズ発生手段
からのノイズを上記受信信号に加える合成手段とからな
るものとすることができる。
【0026】その他、上記減衰器と同様の作用(受信信
号の利得を低下させる作用)は、例えばアンテナの一部
或いは全部に覆いをかけて等価的にアンテナ面積を小さ
くしたり、例えばパラボラアンテナの1次放射器の主反
射面と対向する側(面)をアルミ箔や水で濡らした布等
で覆うことで実現することができる。
【0027】なお、上記水で濡らした布で上記1次放射
器の主反射面と対向する側を覆うことにより、上述した
降雨減衰と同様な効果(作用)を得ることができる。
【0028】
【作用】本発明の受信装置によれば、減衰器で受信信号
の利得を故意に低下さけて受信データの誤り発生頻度
(誤り数)を高くすることが可能となっている。したが
って、このデータ誤り発生頻度を高めた状態で、最もデ
ータ誤り発生頻度の低いアンテナ方向を探すようにすれ
ば、容易に最適のアンテナ設置方向を見つけることが可
能となる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0030】本発明の第1の実施例の受信装置は、図1
に示すように、アンテナ(例えばパラボラアンテナ)1
で受信する受信信号の利得を低下させる着脱可能な減衰
器(アッテネータ)20と、上記受信信号のデータ誤り
数を計数する誤り計数回路21と、上記計数回路21で
計数したデータ誤り数を表示する表示装置22とを有し
てなるものである。
【0031】なお、本実施例では、前述した通信衛星
(CS)からの音声放送信号を受信する受信装置を例に
挙げている。
【0032】この図1において、上記アンテナ1で受け
た通信衛星(CS)からの受信信号は、先ず、S−Uコ
ンバータ2に送られる。当該S−Uコンバータ2では、
SHF帯(約12.5GHz)からUHF帯(1.3G
Hz)へコンバートする処理がなされる。
【0033】上記S−Uコンバータ2を介した受信信号
は、選局回路3に送られる。当該選局回路3では、例え
ば30チャンネル(通信衛星のトランスポンダに対応す
るチャンネル)の中から例えば任意の1つのチャンネル
を選ぶ処理がなされる。
【0034】上記選局回路3で選ばれた1チャンネルの
信号は、音声放送信号帯域(例えばfc =402MH
z)の信号を抽出するバンドパスフィルタ4を介した
後、上記音声放送信号帯域の信号に対してMSK復調を
行うMSK復調回路5に送られる。当該MSK復調回路
5でMSK復調されて得られた24MHzのデータはビ
タビ復号回路6で復号化される。このビタビ復号回路6
で復号化されて得られた12MHzのデータ(すなわち
前述した衛星放送のBモードに当たる2MbpsのPC
M音声データを6本束ねた合計12Mbpsのデータ)
はデマルチプレクサ7でデマルチプレクスされて、6個
の被選択端子を有するセレクタ8に送られる。当該セレ
クタ8で上記6個のデータから選ばれたデータが、デス
クランブル回路9に送られる。
【0035】ここで、上記音声放送信号は、有料放送と
されるため放送事業者と契約していない者が受信できな
いようにスクランブルがかけられている。したがって、
上記デスクランブル回路9ではこのスクランブルを解く
処理がなされる。当該デスクランブル回路9でスクラン
ブルが解かれたデータは、インターリーブを解くデイン
ターリーブ回路10を介しBCH符号(Bose Chaudhuri
Hocquenghem code) による誤り訂正を行う誤り訂正回路
11を介した後、上位ビット保護のための伸長回路12
に送られる。
【0036】当該伸長回路12を介したデータは、ディ
ジタル/アナログ(D/A)コンバータ13によりアナ
ログの音声信号に変換されて、端子14から出力され
る。この端子14は、アンプやスピーカ等と接続され
る。
【0037】ところで、上記通信衛星(CS)による音
声放送の低次部で使われている上記BCH(63.5
6)誤り訂正符号は、いわゆるSEC/DED(1ビッ
ト誤り訂正/2ビット誤り検出)符号であり、誤り訂正
処理を行うためのシンドロームの計算で必ず1ビット〜
2ビットまでのエラーは正確に検出できる。このエラー
検出は、誤り訂正を行うにあたって必ず検出されなけれ
ばならないので、どのような受信機でも上記放送衛星
(BS)のフォーマットのPCM音声信号のフレーム構
造における1列のデータ数63ビット中1ビット〜2ビ
ットまでの誤りの個数が検出できることになる。
【0038】この誤りの個数の計数が、上記誤り計数回
路21で行われるようになっている。すなわち、この誤
り計数回路21では、上記誤り訂正回路11で検出され
たエラーの起きた回数を任意の一定時間サイクルでカウ
ントするものである。当該誤り計数回路21でカウント
された値(誤りの個数)は、上記表示装置22に表示さ
れる。当該表示装置22としては、例えば複数のLED
(発光ダイオード)を用い、ユーザにとって上記誤りの
個数をわかりやすく表示するために例えば当該LEDの
点灯する数を変える等する。
【0039】上述したような本実施例の受信機によって
アンテナ1の方向を最適な方向に調節する場合には、例
えば、以下のような手順を取る。
【0040】先ず、アンテナ1の方向は大体調整されて
いるとする。ここで、本実施例のアンテナ1とS−Uコ
ンバータ2との間に、上記着脱可能な減衰器20を挿入
接続する。これにより、上記アンテナ1で受信した信号
の利得は、上記減衰器20を介することによって低下す
るようになる。
【0041】このように、受信信号の利得が低下する
と、上記誤り訂正回路11で検出される誤りが多くな
り、したがって、上記誤り計数回路21でのカウント値
も多くなる。この誤りのカウント値が上記表示装置22
に表示される。
【0042】この時、ユーザ等は当該表示装置22に表
示される上記誤りのカウント値の表示を見ながらアンテ
ナ1の方向を調整する。具体的には、誤りの個数が最も
少なくなる方向にアンテナ1の方向を合わせるようにす
る。
【0043】その後、上記減衰器20を取り外して、上
記アンテナ1をもとのフルゲインの状態に戻す。これに
より、アンテナ1の方向はベストポジションとなる。
【0044】また、本発明の第2の実施例の上記減衰器
としては、例えば、ノイズを発生するノイズ発生手段と
当該ノイズ発生手段からのノイズを上記受信信号に加え
る合成手段とからなるものとすることができる。この第
2の実施例の場合は、上記減衰器の合成手段を上記図1
の構成のS−Uコンバータ2と選局回路3との間に挿入
接続し、当該合成手段に上記ノイズ発生手段からのノイ
ズを送るようにする。
【0045】更に、第3の実施例として、上記第1の実
施例の減衰器20や上記第2の実施例のノイズ発生手段
及び合成手段のように電気的に受信信号の利得を低下さ
せるものと同様の作用(受信信号の利得を低下させる作
用)は、例えば、アンテナ1の一部又は全部に覆いをか
けて等価的にアンテナ面積を小さくしたり、例えば、上
記パラボラアンテナ1の1次放射器(1次ホーン)の主
反射面と対向する側(面)をアルミ箔や水で濡らした布
等で覆うようにする等の、着脱可能な機械的なフィルタ
を用いても実現することができる。なお、1次放射器は
S−Uコンバータと一体になっている場合もある。
【0046】ここで、上記水で濡らした布で上記1次放
射器の主反射面と対向する側を覆うことにより、上述し
た降雨減衰と同様な効果(作用)を得ることができる。
【0047】上述したように、本実施例の受信装置は、
利得を可変できる着脱可能な減衰器を有し、アンテナを
先ずフル利得で大体の方向に調整した後、上記減衰器で
故意に受信信号の利得を低下させて受信データ誤りが起
きるようにし、この受信データの誤りをモニタしながら
誤りの発生頻度の一番少ない方向にアンテナを固定する
ことによって、最良の方向にアンテナを設置することを
容易にしている。
【0048】また、本実施例の受信装置においては、隣
接衛星からの信号を間違って受信したとしても、当該隣
の衛星からの信号のスクランブルを解くことができない
ため、データ誤り数をモニタすることができず、したが
って、間違って隣接衛星の方向にアンテナ1を合わせる
ことがなくなる。
【0049】
【発明の効果】上述のように、本発明の受信装置におい
ては、アンテナで受信する受信信号の利得を低下させる
着脱可能な減衰器を有し、この減衰器で受信信号の利得
を低下させた状態で受信信号のデータ誤り数を計数して
モニタしながら誤りの発生頻度の一番少ない方向にアン
テナを固定することによって、最適の方向にアンテナを
設置することが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の受信装置の概略構成を
示すブロック回路図である。
【図2】電界強度に関連した値に基づいてアンテナの方
向を調整させる従来の受信装置の要部の構成を示すブロ
ック回路図である。
【符号の説明】
1・・・・・アンテナ 2・・・・・S−Uコンバータ 3・・・・・選局回路 4・・・・・バンドパスフィルタ 5・・・・・MSK復調回路 6・・・・・ビタビ復号回路 7・・・・・デマルチプレクサ 8・・・・・セレクタ 9・・・・・デスクランブル回路 10・・・・デインターリーブ回路 11・・・・誤り訂正回路 12・・・・伸長回路 13・・・・D/Aコンバータ 20・・・・減衰器 21・・・・誤り計数回路 22・・・・表示装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号の利得を低下させる着脱可能な
    減衰器と、 上記受信信号のデータ誤り数を計数する誤り計数手段
    と、 上記計数手段で計数したデータ誤り数を表示する表示手
    段とを有してなることを特徴とする受信装置。
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