JPH0515247Y2 - - Google Patents

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JPH0515247Y2
JPH0515247Y2 JP1989018644U JP1864489U JPH0515247Y2 JP H0515247 Y2 JPH0515247 Y2 JP H0515247Y2 JP 1989018644 U JP1989018644 U JP 1989018644U JP 1864489 U JP1864489 U JP 1864489U JP H0515247 Y2 JPH0515247 Y2 JP H0515247Y2
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film
seat
cut
shaped
shape
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JP1989018644U
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JPH02109452U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は量産に適した合成樹脂フイルム製のシ
ートカバーに関するものである。 従来、シート
カバーとしては自動車シート用にシートの幅に仕
立てたカバー本体で、背板と座台の表面だけを被
覆するものが大半であり、そのためにはシートが
ずれないよう且着脱自在に装着できるよう工夫さ
れている。たとえば実公昭57−3501号公報にその
実施例が提供されている。しかしこの種のカバー
では露出部分が多く、シート全体を被覆していな
い関係上、 特に新品のシートには組立や輸送時に手垢など
の汚れが付くことを嫌つて樹脂フイルムを用いて
背板は背板で又座台は座台で夫々各単品をくるみ
その目的を果していた。しかしシートとして組立
られた後にこのカバーされたフイルムを除去する
場合、背板と座台との接合部分などは両者にはさ
まれて完全にフイルムを除去することができず、
いきおいむしり取るような格好となり接合部分に
取残された破片が現われてしまう欠点がある。
かゝる欠点を解消するため、本案は従来の単品を
被覆する発想を転換して1枚のフイルムでもつて
シート全体を被覆するように構成し、シートカバ
ーを背板と座台を分離せずに連続させて一体化す
るように計つたものである。しかも製造工程を単
純化して量産に適した安価なシートカバーを提供
するものである。この実施例を図に基づいて説明
する。
第1図おいて1は扁平状態で引出された円筒形
状をした合成樹脂製フイルムである。2,2はフ
イルムの輪縁である。3,3…はUの字形を呈し
た熔着切断線であり重なり合つた上下2枚のフイ
ルムを熔着すると同時に熔着箇所に接近してUの
字形の内側を切断してUの字形の切除部分をつく
る。なおUの字形の配置はその開口部分4,4…
を輪縁2に沿わせながら等間隔を保つて整列させ
その間隔はシートの幅と厚みを勘定した寸法とな
る。5は上側のフイルム1枚のみを長手方向に切
開した切断線を示すもので上記Uの字形熔着切断
線の平底部3aから輪縁2までの幅長の中間付近
に位置付けられ、その寸法は座台の突出長と厚み
との比率によつて変化し決定される。尚この切開
と少なくとも2個のUの字形切除部分とでシート
カバーの素材が形成される。6,6…は上記Uの
字形熔着切断線の平底部3aの中央を輪切り切断
することを示した切断線である。この輪切り切断
線6,6によつて切り離され、シートカバー素材
が単体に分離される。そのカバー素材7を第2図
で示し、便宜上カバー素材の各コーナに夫々記号
A〜Fを付して説明する。線間ABは輪状で更に
AC及びBC間は表裏の2枚が熔着されているので
ABCCで囲まれる空間は袋状を呈している。この
部分は本案カバーをシートに装着した場合、背板
にすつぽりとかぶさる部分となる。線間CD,CD
は第1図におけるUの字形の平底部にあたるとこ
ろで表裏2枚のフイルムが熔着されており、この
部分は本案カバーをシートに装着した場合は下方
に折れ曲つて座台の厚み部分を覆うことになる。
線間EE及びFFは切開された切断線5により切り
離なされて垂れ下つた状態での夫々のフイルムの
縁を示している。又両側の線間DE,DF、及び
DE,DFは夫々輪切りにした切断線6,6によつ
て切り離されて生じたフイルム縁である。この
CDFの長さのフイルムは背板を覆つたACに続い
て座台の上面から前端面を充分に覆える長さを保
有している。10はゴム紐でフイルムの周縁の
DFFDEEDに沿つてジグザグにフイルムの表裏を
縫通してこのゴム紐10がフイルム面に添着され
ている。この紐10の身長は自然長で鎖線11に
示す程度であり、このようなゴム紐が縮んだ状態
では添着されたフイルム周縁は適当にギヤザーが
かゝり、1枚からなるフイルムDFFDEEDは周縁
が絞られて夫のポイントはdffdeeに寄り集つて冠
帽状を呈し、座台を覆うに適した立体的形状とな
る。本案にかゝるシートに装着した状態を第3図
及び第4図で示すと、背板Pは前述したABCCの
袋状部分がすつぽりとかぶり、座台Qへは冠帽状
に変形した1枚のフイルム部分で座台の上面及び
前面、側面を背板後面下辺部と共に包み込むかた
ちで被覆する。なお装着させるには次の要領で行
なう。即ち先ず本案シートカバーの袋状部分を背
板Pにかぶせ、次にゴム紐を伸張させて冠帽状部
分の開口部を拡張させつゝ座台を包み込むように
してかぶせ、そしてゴム紐が縮みフイルム縁を四
方より座台の下にもぐらせて装着が完了する。
本案シートカバーを実施する場合、形状によつ
ては通気孔8を袋状となる上部附近に適当に設け
ておくと、カバーを装着したまゝで着席した際に
生ずる急激な体積変化に対応してカバー内の空気
がすみやかに通気孔より流出してシートカバーの
膨張破裂を防ぐことができるし、又弾性の乏しい
ゴム紐10を用いる場合は少し長い目に設定して
あたかも紐を使用したごとく装着後に搏るように
してもよい。又ゴム紐の添着に当つては縫通しの
かわりに縁を折り曲げて輪路を作りその中に通す
ようにしてもよいなどの設計変更は本案の精神を
逸脱するものではない。
以上のように本案シートカバーは扁平状態で引
出した長尺の円筒形合成樹脂フイルムを使用して
一定間隔を保つてUの字形に重り合う2枚のフイ
ルムを熔着すると共に熔着箇所に接近してUの字
形の内側を切断してUの字形の切除部分を作り、
このUの字形の開口部分をフイルムの輪縁に沿わ
せて整列させ、Uの字形の平底部から輪縁までの
幅長の中間付近の位置で長手方向にフイルム1枚
を切開しこの切開と少なくとも2個のUの字形切
除部分とでシートカバーの素材が形成され、この
ような各工程を経たフイルムをUの字形の中央で
輪切り切断してシートカバーの素材単体に分離し
て取出し、切り離された素材フイルムの周縁に沿
つてゴム紐を添着するようにしたから、少ない工
程で効率よく量産が可能となつた関係上、シート
カバーが安価に製造できるばかりか背板と座台を
1枚のフイルムでシート全体を被覆できるシート
カバーに構成したのでその着脱にも簡便であり、
且シートへも何等影響を残さないなど実用上優れ
た効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかゝるシートカバーの素材を
採取する説明図、第2図はシートカバー素材単体
を示す説明図、第3図はシートに装着した状態を
示す略示的正面図、第4図はシートに装着した状
態を示す略示的側面図である。 1……円筒形合成樹脂フイルム、2……輪縁、
3……Uの字形熔着切断線、5,6……切断線、
7……カバー素材、10……ゴム紐、P……背
板、Q……座台。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扁平状態で引出した長尺の円筒形合成樹脂フイ
    ルムに対し、一定間隔を保つてUの字形に重り合
    う2枚のフイルムを熔着すると共に熔着箇所に接
    近してUの字形の内側を切断してUの字形の切除
    部分をつくり、このUの字形の開口部分を当該フ
    イルムの輪縁に沿わせ、且このUの字形の平底部
    から輪縁までの幅長の中間付近の位置で当該フイ
    ルム1枚のみを長手方向に切開し、この切開と少
    なくとも2個のUの字形切除部分とでシートカバ
    ーの素材が形成され、上記の各工程を経た当該扁
    平状円筒フイルムをこのUの字形の中央で輪切り
    切断してシートカバーの素材を単体に分離する一
    方、当該素材の切り離なされたフイルム周縁に沿
    つてゴム紐を添着したことを特徴とする合成樹脂
    フイルム製シートカバー。
JP1989018644U 1989-02-20 1989-02-20 Expired - Lifetime JPH0515247Y2 (ja)

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JPH02109452U JPH02109452U (ja) 1990-08-31
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS573501U (ja) * 1980-06-10 1982-01-09

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JPS573501U (ja) * 1980-06-10 1982-01-09

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