JPH05152060A - シーズヒータ - Google Patents

シーズヒータ

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JPH05152060A
JPH05152060A JP31090991A JP31090991A JPH05152060A JP H05152060 A JPH05152060 A JP H05152060A JP 31090991 A JP31090991 A JP 31090991A JP 31090991 A JP31090991 A JP 31090991A JP H05152060 A JPH05152060 A JP H05152060A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
sheath
lead
sheathed heater
terminal
Prior art date
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Pending
Application number
JP31090991A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Morishita
文夫 森下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP31090991A priority Critical patent/JPH05152060A/ja
Publication of JPH05152060A publication Critical patent/JPH05152060A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、ターミナルリードとリード線との接
続に伴う種々の問題を解決し、生産性および信頼性の向
上を図ったシーズヒータを提供することを目的とする。 【構成】金属からなるシースの内部に、発熱線および発
熱線に接続されてシースの外部に引出されるターミナル
リードが配置され、シースの内部に発熱線およびターミ
ナルリードを囲んで絶縁物が組込まれていることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシーズヒータに関する。
【0002】
【従来の技術】工業用として広く使用されている電気加
熱ヒータであるシーズヒータは、金属製のシースの内部
に、発熱線とこの発熱線に接続して外部に引出される通
電用のターミナルリードを配置し、さらにこれら発熱線
およびターミナルリードを囲んで保持する耐熱性絶縁物
を組込んだものである。このシーズヒータには、シース
の両端からターミナルリードを引出すタイプと、シース
の一端のみからターミナルリードを引出すタイプ(カー
トリッジヒータ)がある。
【0003】前者のタイプのシーズヒータの一例として
は図3に示す構成が挙げられる。図中1は両端が開口さ
れたシース、2はシース1の内部に軸に沿って配置され
たコイル状の発熱線、3はシース1の内部の両端に夫々
配置されて外部に引出された棒状をなす一対のターミナ
ルリード、4はシース1の内部に組込まれて発熱線2お
よび一対のターミナルリード3を保持する耐熱絶縁物の
一例である耐熱絶縁粉末である。発熱線2とターミナル
リード4とは溶接などの方法によって接続固定されてい
る。シース1の両端開口は防湿シール5によって塞がれ
ている。
【0004】ターミナルリード3はシース1の外部でリ
ード線に接続される。リード線は電源回路に接続され
る。通常、リード線は電源回路とシーズヒータとの間に
おける様々な接続位置に柔軟に対応できるように図3お
よび図4に示すより線6が使用されている。このより線
6は複数の導線をより合せて形成されたもので可撓性を
有している。
【0005】ターミナルリード3とより線6とを接続す
るために次に述べる構造が挙げられる。そのひとつは、
図3に示すようにターミナルリード3に形成したねじ部
に2個のナット7を螺合し、これらのナット7でより線
6の端部を固定する構造である。また、図4に示すよう
にターミナルリード3とより線6とを接続端子8に差込
み、接続端子8をかしめて両者を接続固定する構造があ
る。さらに、ターミナルリード3とより線6とをろう付
けまたは溶接によって接続固定する構造もある。なお、
図4において9はより線6の絶縁被覆である。
【0006】一方、後者のカートリッジヒータの一例と
しては図5に示す構成が挙げられる。図中21は一端が
開口され他端が閉塞された金属からなるシース、22は
シース21の内部に軸方向に配置された丸棒形をなす絶
縁コア、23は絶縁コア22の周囲に軸方向に沿って巻
き付けられた発熱線、24はシース21の内部の一端に
平行に配置され一端開口から外部に引出された棒材から
なる一対のターミナルリード、25はシース21の内部
に充填されて絶縁コア22およびターミナルリード24
を保持する耐熱性絶縁粉末である。発熱線23を絶縁コ
ア22に巻き付けるのは、高温用シーズヒータでは、シ
ース21が高温となるために発熱線23はそれ以上に高
温となるが、前記構成を採用して耐熱性絶縁粉末25の
厚さを小さくすることにより温度差を小さくできるため
である。
【0007】絶縁コア22は軸方向に沿って一対の孔2
2aが形成され、これら孔22aに一対のターミナルリ
ード24が夫々挿入されている。発熱線23の一端は絶
縁コア22の一方の孔22aの内部にその一端開口から
挿入され、この一方の孔22aに挿入された一方のター
ミナルリード24に接触され、発熱線23の他端は絶縁
コア22の他方の孔22aの内部にその他端開口から挿
入され、この他方の孔22aに挿入された他方のターミ
ナルリード24に接触されている。なお、両者はシース
21を減径圧縮加工を施すことにより接合される。
【0008】一対のターミナルリード24はシース1の
外部で電源に接続されたリード線に接続される。通常、
リード線は電源回路とシーズヒータとの間における様々
な接続位置に柔軟に対応できるようにより線26が使用
されている。ターミナルリード24とより線26が筒形
の接続端子27に内部に差し込み、接続端子27をかし
めることにより両者が固定されている。ターミナルリー
ド24とより線26は絶縁被覆28で被覆されている。
また、ターミナルリード24とより線26とを溶接によ
り接続する構成も採用されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来のシーズ
ヒータには次に述べる問題がある。
【0010】第一に、シースの外部に引出されたターミ
ナルリードを電源回路に接続するために、様々な接続位
置に柔軟に対応するためにリード線であるより線を用い
ているために、シーズヒータを製造する時に、ターミナ
ルリードとより線とを接続する作業を行う必要がある。
このため、シーズヒータの製造においてはターミナルリ
ードとより線とを接続する工程が不可欠になり、製造工
程を減少させる上で障害となっている。しかも、ターミ
ナルリードとより線とを接続する作業は、ナットを用い
る、接続端子を用いてこれをかしめる、ろう付けまたは
溶接を施すという面倒な作業を行うために大変作業性が
悪い。
【0011】第二に、シーズヒータを動きの多い箇所に
設ける場合、例えば樹脂成形金型にその加熱源として設
ける場合には、金型の往復運動に伴い金型に取付けられ
たシーズヒータが金型と動揺に動くので、ターミナルリ
ードとより線との接続部が往復運動を繰り返し受けて折
れる事故が発生しやすい。そこで、ターミナルリードと
より線との接続部を動かないように固定することが考え
られるが、シーズヒータは狭い箇所に設けられることが
多く、ターミナルリードとより線との接続部を固定する
ことが困難である。
【0012】本発明は前記事情に基づいてなされたもの
で、ターミナルリードとリード線との接続に伴う種々の
問題を解決し、生産性および信頼性の向上を図ったシー
ズヒータを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明のシーズヒータは、金属からなるシースの内部
に、発熱線およびこの発熱線に接続されて前記シースの
外部に引出されるより線が配置され、前記シースの内部
に前記発熱線および前記より線を囲んで絶縁物が組込ま
れていることを特徴とする。
【0014】
【作用】ターミナルリードをより線で形成し、シースの
外部に引出されているより線の部分をリード線の長さに
延長することにより、ターミナルリードとリード線とを
より線により一体化できる。ターミナルリードとリード
線とをより線で一体化すると、従来のようにターミナル
リードにリード線を接続する作業が不要となる。ターミ
ナルリードとリード線との接続部がなくなり、またより
線は可撓性を有しているので往復運動を受けてもこれを
吸収して折れることがない。
【0015】
【実施例】本発明の実施例について説明する。
【0016】シースの両端を開放した形式のシーズヒー
タに適用した一実施例について図1を参照して説明す
る。
【0017】図1において同じくシースの両端を開放し
た形式のシーズヒータを示す図3と同じ部分は同じ符号
を付している。すなわち、1はシース、2は発熱線、4
は絶縁粉末、5は防湿シールである。
【0018】図中10はより線である。このより線10
は、シース1の両端部の内部に夫々配置されて絶縁粉末
4によって保持され防湿シール5を通してシース1の外
部に引出されている。シース1の内部に位置するより線
10の部分の長さは、従来のシーズヒータにおいてシー
スの内部に位置するターミナルリードの長さであり、シ
ース1から引出されたより線10の部分の長さは、従来
シーズヒータにおいて外部に引出されているターミナル
リードの長さに、ターミナルリードに接続されるリード
線の長さを加えた大きさである。すなわち、より線10
は従来のターミナルリードとリード線とを一体に形成し
たもので、ターミナルリードの長さとリード線の長さと
を加えた長さを有している。なお、ここで使用されるよ
り線10は、通常電線として使用されるより線を使用で
きその種類は限定されない。
【0019】シース1に内部に位置するより線10の端
末は接続端子11で発熱線2と接続されている。接続端
子11は筒形をなすもので、より線10と発熱線2の各
端部をさしこんでかしめることにより両者が接続固定さ
れている。シース1の外部に位置するより線10の端末
には圧着端子12が取り付けられている。
【0020】このように構成されたシーズヒータは、従
来のようにターミナルリードにリード線を接続する構成
に代えて、より線10がターミナルリードとリード線を
一体に形成している。このため、従来のようにシーズヒ
ータを製造する時に、ターミナルリードにリード線を接
続する面倒な作業を行う工程が不要になり、製造工程の
数を減少させることができる。また、ターミナルリード
とリード線との接続部がなくなる。そして、より線は可
撓性を有しているので往復運動を受けてもこれを吸収し
て折れることがない。従って、このシーズヒータは特に
樹脂成形用金型のように往復運動が多い箇所に設けても
高い信頼性を得ることができる。
【0021】さらに、シース1の外部に引出されたより
線10の部分は従来のリード線の機能も受け持っている
ので、シーズヒータと電源回路との接続位置の形態に柔
軟に応じることができる。
【0022】なお、この形式のシーズヒータはこの実施
例に限定されずに、種々変形して実施することができ
る。例えばより線10と発熱線2はろう付けにより接続
するようにしても良い。
【0023】次にカートリッジ型のシーズヒータに適用
した一実施例について図2を参照して説明する。
【0024】図2において同じくカートリッジ型のシー
ズヒータを示す図5と同じ部分は同じ符号を付してい
る。すなわち、21はシース、22は絶縁コア、23は
発熱線、25は絶縁粉末である。
【0025】また、図中29は一対のより線である。こ
のより線29は、シース21の開口された一端の内部に
夫々軸方向に沿って平行に配置されて絶縁粉末25によ
って保持されるとともに、絶縁コア22の各孔22aに
挿通されており、さらにシース21の一端開口から外部
に引き出されている。シース21の内部に位置するより
線29の長さは、従来のシーズヒータにおいてシースの
内部に位置するターミナルリードの長さであり、シース
21から引出されたより線29の長さは、従来シーズヒ
ータにおいて外部に引出されているターミナルリードの
長さに、ターミナルリードに接続されるリード線の長さ
を加えた大きさである。すなわち、より線29は従来の
ターミナルリードとリード線とを一体に形成したもの
で、ターミナルリードの長さとリード線の長さとを加え
た長さを有している。なお、ここで使用されるより線2
9は、通常電線として使用されるより線を使用できその
種類は限定されない。
【0026】絶縁コア22の孔22aの内部に位置する
各より線29は夫々発熱線23と接続されている。な
お、両者はシース21を減径圧縮加工を施すことにより
接合される。シース1の外部に位置する各より線29の
部分は絶縁被覆30で被覆されている。この実施例のシ
ーズヒータも前述した実施例のものと同じ効果を得るこ
とができる。
【0027】この実施例の具体例について説明する。
【0028】図2に示す実施例製品と、図5に示す比較
例製品を夫々製作した。より線すなわちターミナルリー
ドを表1に示す2種類のものを用いて実施例製品と比較
例製品ごとに3本のシーズヒータを製作した。なお、シ
ースはステンレス鋼SUS304で外径5.3mm×長さ
80mm、発熱線はニクロム線で直径0.12mmのものを
用いた。
【0029】シーズヒータは金型に取り付け、1日8時
間通電した。通電途中に金型に取り付けられたシーズヒ
ータは、金型とともに12秒/サイクルの周期で50mm
上下移動した。
【0030】この実験の結果を表1に示す。
【0031】
【表1】 なお、この形式のシーズヒータはこの実施例に限定され
ずに、種々変形して実施することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、タ
ーミナルリードとリード線とをよりせ線により一体に形
成したので、ターミナルリードとリード線との接続に伴
う種々の問題を解決し、生産性および信頼性の向上を図
ったシーズヒータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシーズヒータを示す断面
図。
【図2】他の実施例のシーズヒータを示す断面図。
【図3】従来例のシーズヒータを示す断面図。
【図4】同従来例のシーズヒータにおけるターミナルリ
ードとリード線との接続構造を示す図。
【図5】他の従来例のシーズヒータを示す一部切欠正面
図。
【符号の説明】
1…シース、2…発熱線、4…絶縁粉末、10…より
線、21…シース、23…発熱線、25…絶縁粉末、2
9…より線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属からなるシースの内部に、発熱線お
    よびこの発熱線に接続されて前記シースの外部に引出さ
    れるより線が配置され、前記シースの内部に前記発熱線
    および前記より線を囲んで絶縁物が組込まれていること
    を特徴とするシーズヒータ。
JP31090991A 1991-11-26 1991-11-26 シーズヒータ Pending JPH05152060A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31090991A JPH05152060A (ja) 1991-11-26 1991-11-26 シーズヒータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31090991A JPH05152060A (ja) 1991-11-26 1991-11-26 シーズヒータ

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JPH05152060A true JPH05152060A (ja) 1993-06-18

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ID=18010850

Family Applications (1)

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JP31090991A Pending JPH05152060A (ja) 1991-11-26 1991-11-26 シーズヒータ

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JP (1) JPH05152060A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007134171A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Kawai Denki Seisakusho:Kk カートリッジヒータ
WO2022209332A1 (ja) * 2021-03-31 2022-10-06 日本発條株式会社 シースヒータ及びそれを有する基板支持装置

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