JPH05150293A - トリミング機能付きカメラ - Google Patents

トリミング機能付きカメラ

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Publication number
JPH05150293A
JPH05150293A JP20364991A JP20364991A JPH05150293A JP H05150293 A JPH05150293 A JP H05150293A JP 20364991 A JP20364991 A JP 20364991A JP 20364991 A JP20364991 A JP 20364991A JP H05150293 A JPH05150293 A JP H05150293A
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JP
Japan
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camera
magnification
film
trimming
cam plate
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JP20364991A
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Tsutomu Aoshima
力 青島
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 疑似望遠写真を得た場合にカメラの振れによ
る像の流れが目立つような撮影を事前に防止することが
可能となる。 【構成】 手持ち撮影か固定されての撮影かを判別する
判別手段10,19と、該判別手段により手持ち撮影で
あることが判別されている場合は、前記設定手段による
トリミング倍率を制限する制限手段15,16とを設
け、カメラ振れの生じる手持ち撮影である場合には、設
定可能とするトリミング倍率を所定値以下に制限するよ
うにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムにトリミング
情報を書込み、プリント時のトリミング倍率(範囲)を
設定することが可能なトリミング機能付きカメラに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、撮影時にトリミング倍率を設定
し、プリント時に撮影されたフィルム画像の一部を上記
トリミング倍率により通常の画面サイズまで拡大して擬
似的なズ−ムを行い、擬似望遠写真が得られるようにし
た、いわゆるトリミング機能付きカメラが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トリミ
ング倍率を大きく設定して撮影を行い、フィルム画面の
一部を拡大して疑似望遠写真を得る場合、カメラの振れ
による画面の像の流れも当然拡大されてしまう。そし
て、この撮影時のカメラの振れは手持ち撮影か三脚取付
け等カメラを固定しての撮影かによって、つまりカメラ
の保持方法によって変わってくる。
【0004】本発明の目的は上記の点に鑑み、疑似望遠
写真を得た場合にカメラの振れによる像の流れが目立つ
ような撮影を事前に防止することのできるトリミング機
能付きカメラを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、手持ち撮影か
固定されての撮影かを判別する判別手段と、該判別手段
により手持ち撮影であることが判別されている場合は、
前記設定手段によるトリミング倍率を制限する制限手段
とを設けている。
【0006】
【作用】カメラ振れの生じる手持ち撮影である場合に
は、設定可能とするトリミング倍率を所定値以下に制限
するようにしている。
【0007】
【実施例】図1乃至図8は本発明の第1の実施例を示す
ものである。
【0008】1はレンズ鏡筒で、内部に不図示の撮影レ
ンズ及び撮影レンズを駆動して合焦動作を行わせる撮影
レンズ駆動装置等が内蔵されている。2は不図示のカメ
ラ本体に装填されたフィルムカ−トリッジ、2aは米国
特許第4864332号,米国特許第4977419号
等で公知となっている磁気記憶部を有するフィルムであ
り、この磁気記憶部に後述する磁気ヘッドにてトリミン
グ倍率の情報が書込まれることになる。
【0009】3はファインダ接眼レンズ、4はファイン
ダ対物レンズ、5は光軸方向に移動することによりファ
インダ倍率が変化するファインダ変倍レンズ、6はファ
インダ変倍レンズ5を前後に移動させるためのカム板
で、光軸と直角方向(図1の矢印C方向)に移動可能で
あり、ファインダ変倍レンズ5のピン5aがそのカム溝
6aに摺動可能に嵌合している。7はカム板6上に固着
された位置検出基板で、斜線部で表す導通部7aと非導
通部7bがある。8は位置検出基板7の位置、即ちカム
板6の位置を検知するための電気接片で、接片8aと接
片8b,8c及び8dとの導通状態により位置検出をす
る。9は、前記電気接片8により検出されたカム板6の
位置は後述の回路によりトリミング倍率に換算される
が、このトリミング倍率等を前記フィルム2aの磁気記
憶部に記録する(或は他の情報の読取りを行う)磁気ヘ
ッドである。
【0010】上記のカム板6は手動操作ができるように
なっており、矢印C方向への操作によりファインダ倍率
及びトリミング倍率の設定を変化させるものである。
【0011】10はカメラの保持方法を検出するための
検出レバ−で、その溝10a,10bにおいて不図示の
カメラ本体に設けられた突起12,13と摺動可能に取
付けられている。11は一端を検出レバ−10に、他端
を不図示のカメラ本体に、それぞれ取付けられて検出レ
バ−10を図1に示す矢印B方向に付勢するスプリング
である。
【0012】14はカメラのカバ−Bはシャッタボタ
ン、Lは撮影レンズ、Fはファインダである。
【0013】ここで、手持ち撮影の場合、図2,図3に
示すようにカバ−14の下端面に当接するものがないた
め、検出レバ−10の10c部は該カバ−14の下端面
から突出した状態にある。
【0014】15は不図示の本体に15aにて回転可能
に取付けられた連動レバ−で、その溝15b,15cが
検出レバ−10のピン10d、後述の制限レバ−16の
ピン16cにそれぞれ摺動可能に嵌合し、検出レバ−1
0と制限レバ−16とを連動させる働きを持つ。16は
カム板6の移動を制限するための前出の制限レバ−で、
その溝16a,16bが不図示の本体に設けられた突起
17,18に摺動可能に嵌合しており、検出レバ−10
が矢印Bとは逆方向に動くと制限レバ−16は矢印B方
向に動く。
【0015】上記カム板6には、前述の制限レバ−16
の位置によってその端部16dと当接可能な端面6bを
有している。
【0016】図1,図2,図3に示す様に検出レバ−1
0が矢印B方向に位置し、カバ−14の下端面からその
10c部が突出している場合には、図4に示す様に、カ
ム板6の端面6bはカム板6の矢印C方向に移動途中に
制限レバ−16の16dに当接可能となっており、カム
板6の矢印C方向の移動はこの位置で制限されることに
なる。
【0017】よって、カム板6の端面6bと制限レバ−
16の端部16dとの隙間tの設定により、手持ち撮影
時のトリミング倍率の最大設定値が決まることになる。
【0018】また、図5に示す様に、カメラを置いてセ
ルフタイマ撮影等、あるいは三脚に取付けて撮影を行う
場合は、検出レバ−10の10c部がカバ−14の下端
面位置までスプリング11の付勢力に抗して押込まれ
る。これにより、制限レバ−16は矢印B方向に移動
し、カム板6は制限レバ−16の16dとは当接しない
関係になる。
【0019】この状態では、カム板6は手動操作によっ
て自由に矢印C方向に移動可能で、トリミング倍率は最
大から最小までの任意の倍率に設定可能である。
【0020】19は不図示の本体に取付けられた警告ス
イッチで、検出レバ−10の腕部10eに接片19aが
当接可能で、図1及び図4に示す様に検出レバ−10が
矢印B方向に押付けられている時は、腕10eにより接
片19aが変形させられ、接片19aと接片19bとが
導通状態となり、また、図5に示すような状態に検出レ
バ−10がある場合、すなわちカメラの下端面に当接す
る物があり、検出レバ−10の10cがカメラのカバ−
14と同一端面となっている場合は、接片19aと接片
19bとは非導通状態となるようになっている。
【0021】また、後述するように、図6に示す様に接
片19aと接片19bとが導通状態で、かつ電気接片8
によりカム板6が所定位置以上矢印C方向にあることを
検出した場合は、警告装置により使用者に警告を発する
ようになっている。
【0022】これにより、何らかの原因により図6に示
す様にカム板6が所定位置以上矢印C方向にあり、カメ
ラが下に置かれていないにもかかわらず、制限レバ−1
6でカム板6の矢印C方向への移動を制限することがで
きないという状況が発生すると、使用者に警告を発する
ことができる。
【0023】図7は上記の様な構造を持つカメラの回路
ブロック図である。
【0024】20はマイコン等により構成された制御回
路、21は不図示のフィルム給送用モ−タを駆動してフ
ィルム2aの給送を行うフィルム給送駆動回路、22は
レンズ鏡筒1内の不図示の撮影レンズのピント合せや露
光制御用シャッタの動作を制御するAF・AE制御回路
である。23はレリ−ズスイッチで、このスイッチがO
Nされるとカメラのレリ−ズがなされる。24はフィル
ムカ−トリッジ2が装填されることによりONするカ−
トリッジ装填スイッチであり、25は背蓋が閉じられる
ことによりONする背蓋スイッチであり、これらスイッ
チ24,25は直列に接続され、両方のスイッチがON
することにより制御回路20に信号が入り、フィルム2
aの第1駒目の頭出しが開始される。
【0025】ここで、トリミング倍率は制御回路20に
より、次のようにして磁気ヘッド9を介してフィルム2
aに記録される。
【0026】カム板6の位置により接片8aと接片8
b,8c,8dとの導通状態が変化することから、接片
8aと接片8b,8c,8dとの導通状態を調べること
によりカム板6の位置はわかる。よって、制御回路20
は、カム板6の位置によりファインダ倍率は変化するの
で、ファインダ倍率がどのような値であるかを接片8a
と接片8b,8c,8dの導通状態より検出し、この時
のファインダ倍率と一致するトリミング倍率の情報を磁
気ヘッド駆動回路26を駆動し、磁気ヘッド9によりフ
ィルム2aの磁気記憶部に記録する。
【0027】27は液晶ディスプレイやLED等を用い
た公知の警告表示装置、28は警告表示装置27を駆動
するための警告装置駆動回路である。
【0028】次に、上記制御回路20の動作を図7のフ
ロ−チャ−トに従って説明する。 「ステップ101」 カ−トリッジ装填スイッチ24,
背蓋スイッチ25が共にONとなったか否かを検知し、
ONを検知することによりフィルムカ−トリッジ2がカ
メラに装填され、背蓋が閉じられたとしてステップ10
2へ進む。 「ステップ102」 フィルム給送駆動回路21を動作
させ、フィルム2aの第1駒目をアパ−チャ部分に位置
させる動作、 つまりに頭出し動作を開始する。 「ステップ103」 磁気ヘッド駆動回路26を駆動
し、磁気ヘッド9にてフィルム2aの磁気記憶部に書か
れた情報、例えばフィルムの種類,規定駒数、ISO等
を読み込む。 「ステップ104」 フィルム第1駒目がアパ−チャ部
分に位置したかどうかを判別し、第1駒目の頭出しがな
されたと判別した場合はフィルム給送駆動回路21を介
してフィルムの給送を停止し、ステップ105に進む。 「ステップ105」 接片8aと接片8b,8c,8d
との接触状態を検出し、ファインダ倍率を算出し、この
ファインダ倍率と手持ち撮影時の手振れによる像の流れ
が目立たないようなトリミング倍率の限界値(所定値)
との比較を行い、所定値よりも大きい場合はステップ1
06へ、それ以下の場合はステップ108へ進む。 「ステップ106」 スイッチ19の導通状態を判別
し、ON状態であればカメラは手持ち撮影であると判別
し、ステップ107へ進み、又OFF状態であればカメ
ラは手持ち撮影ではない、すなわち三脚に取付けられて
いるかどこかに置かれているものであると判別し、ステ
ップ108へ進む。 「ステップ107」 警告装置駆動回路28を介して警
告表示装置27により警告の表示を開始する。そして、
ステップ105へ戻る。 「ステップ108」 警告表示装置27により警告の表
示が行われていれば警告装置駆動回路28を介して警告
の表示を解除する。そして、ステップ109へ進む。 「ステップ109」 レリ−ズスイッチ23がONした
か否かを判別し、ONすることによりカメラのレリ−ズ
がなされたとしてステップ110へ進む。 「ステップ110」 接片8aと接片8b,8c,8d
との接触状態を検出し、ファインダ倍率を算出する。 「ステップ111」 AF・AE制御回路22を動作さ
せ、撮影レンズのピント合せやシャッタの開閉による露
光動作等の撮影動作を行う。 「ステップ112」 規定枚数とレリ−ズ回数等とを比
較することからフィルム2aの残り駒があるか否かを判
別し、あればステップ113へ進み、無ければ、即ち規
定駒数の撮影が終了していればステップ116へ進む。 「ステップ113」 フィルム給送駆動回路21を動作
させ、フィルム2aの巻上げを開始する。 「ステップ114」 磁気ヘッド駆動回路26を駆動し
て磁気ヘッド9によりフィルム巻上げ中のフィルム2a
の磁気記憶部へ、ステップ110において算出したトリ
ミング倍率やシャッタ秒時,絞り値等の情報の書込みを
行う。 「ステップ115」 1駒分の巻上げが終了したか否か
を公知の手段、例えば不図示のスプロケットの回転量を
検出する方法やフォトセンサによってフィルムパ−フォ
レ−ションをカウントすることにより判別し、終了して
いなければステップ113に戻る。終了したことを判別
すると、フィルム給送駆動回路21を介してフィルム2
aの給送を止めステップ195に戻る。
【0029】前記ステップ112において、規定駒数の
撮影が終了したと判別した場合には、前述したようにス
テップ116へ進む。 「ステップ116」 フィルム給送駆動回路21を動作
させ、フィルム2aの巻戻しを開始する。 「ステップ117」 磁気ヘッド駆動回路26を駆動し
て磁気ヘッド9によりフィルム巻戻し中のフィルム2a
の最後の撮影駒に対応する磁気記憶部へ、ステップ11
0において算出したトリミング倍率やシャッタ秒時,絞
り値等の各情報の書込みを行う。つまり、最後の駒への
情報の書込みは、フィルム巻戻し時に行う。 「ステップ118」 フィルム巻戻しが終了したか否か
を公知の手段により判別し、終了することにより一連の
動作を終了する。
【0030】ここで、上記ステップ118における公知
の手段とは、フィルム巻戻し時間をカウントしてある所
定時間以上になったことや、フォトセンサ等によりフィ
ルムがフィルムカ−トリッジ外にあるかどうかを検出す
る等の方法がある。
【0031】図9乃至図11は本発明の第2の実施例を
示す図である。
【0032】29は不図示の本体に取付けられた状態検
出スイッチで、検出レバ−10の10e部と接片29a
が当接可能な位置関係にあり、カメラがどこかに置かれ
ていない時、即ち手持ち撮影時には図9に示すように接
片29aと接片29bとは導通状態であり、カメラがど
こかに置かれると第1の実施例と同様、検出レバ−10
はスプリング11の付勢力に抗して矢印Bとは逆方向に
移動させられ、検出レバ−10の10e部による接片2
0aの変形は解除され、接片20aと接片20bは非導
通状態になる。
【0033】33はファインダ切換モ−タで、ピニオン
33aが出力軸に固着されている。カム板6にはラック
部6cが形成されており、このラック部6cと前記ピニ
オン33aは噛み合っており、ファインダ切換モ−タ3
3の回転によりカム板6は矢印C及びその逆方向に移動
する。ピニオン33aが矢印B方向に回転すると、カム
板6は矢印C方向に移動する。
【0034】この実施例では、カム板6は第1の実施例
と異なり、操作者は直接触れて操作することはできない
構造となっている。
【0035】30,31は電気スイッチで、通常は非導
通状態であり、導通状態になるとファインダ切換モ−タ
33をそれぞれ正転,逆転させるものである。32はト
リミング倍率設定ツマミで、矢印A方向に回転させるこ
とで先端部32aにてスイッチ30をON、矢印Aとは
逆方向に回転させることでスイッチ31をONさせるも
のであり、このトリミング倍率設定ツマミ32は通常は
不図示の公知の手段により中立位置、即ちスイッチ3
0,31のどちらもONにしない位置に保たれている。
【0036】この様な構成において、トリミング倍率設
定ツマミ32を例えばA方向に回転させ、スイッチ30
をONさせると、ファインダ切換モ−タ33は矢印B方
向に回転し、カム板6は矢印C方向に移動する。これに
伴ってファインダ変倍レンズ5はカム溝6aとピン5a
の嵌合により後方に移動し、ファインダ画角(ファイン
ダ視野)はワイド(広角)側からテレ(望遠)側に変化
していく。所望のファインダ画角になったならばトリミ
ング倍率設定ツマミ32を離すと、初期の中立位置に復
帰し、スイッチ30はOFFとなってファインダ切換モ
−タ33はストップし、ファインダ画角は決定される。
この時のカム板6の位置は位置検出基板7及び電気接片
8により検出されており、後述の制御回路20によりフ
ァインダ画角、即ち撮影者が意図するトリミング倍率が
算出され、次駒のフィルム巻上げ或は巻戻し等フィルム
の給送に連動して、磁気ヘッド9によりフィルム2aの
磁気記憶部上に上記トリミング倍率が記録されることに
なる。
【0037】また、トリミング倍率設定ツマミ32を矢
印Aとは逆方向に回転させた場合には、スイッチ31が
ONし、ファインダ切換モ−タ33が矢印Bとは逆方向
に回転してカム板6が矢印Cとは逆方向に移動し、ファ
インダ変倍レンズ5は前進し、ファインダ画角はテレ側
からワイド側へと変化していく。そして所望の画角のと
ころで設定ツマミ32を離すと、初期の中立位置に復帰
し、スイッチ31がOFFしてモ−タ33はストップ
し、ファインダ画角は決定され、後述の制御回路にてト
リミング倍率が算出され、次駒のフィルム巻上げ或は巻
戻し等フィルムの給送に連動して、磁気ヘッド9により
フィルム2aの磁気記憶部にトリミング倍率が記録され
る。
【0038】図10は上記の様な構造を持つカメラの回
路ブロック図である。
【0039】34はファインダ切換モ−タ33を駆動す
るファインダ切換モ−タ駆動回路である。その他は第1
の実施例と同様である。
【0040】図10の制御回路20は、状態検出スイッ
チ29がON状態であるとスイッチ30,31の信号が
どうであれ所定値以上のテレ側にカム板6が移動するの
を禁止するようになっている。また、所定値以上のテレ
側にある場合は自動的に所定位置までカム板6を移動さ
せる。また、カム板6がワイド端にある時はスイッチ3
0の信号は受けつけないように、またカム板6がテレ端
にある時はスイッチ31の信号は受つけないようになっ
ている。
【0041】図11は上記制御回路20の動作を示すフ
ロ−チャ−トであり、以下これにしたがって説明する。
なお、第1の実施例と同じ部分は同一ステップ番号を付
すと共に、その説明は省略する。 「ステップ104−1」 ステップ104においてフィ
ルム2aの第1駒目の頭出しが完了すると、ここで検出
スイッチ29がONかどうか、即ち手持ち撮影か、どこ
かにカメラが置かれての撮影かどうかを判別し、ONな
らば手持ち撮影であるとして、ステップ104−2へ進
み、OFFならばどこかにカメラが置かれての撮影とし
てステップ104−5へ進む。 「ステップ104−2」 現在設定されているトリミン
グ倍率はどのようなものかをスイッチ8の導通状態をみ
ることにより検出し、それが第1の実施例と同様な所定
のトリミング倍率と比較し、所定のトリミング倍率以下
の場合はステップ104−4へ進み、所定のトリミング
倍率を越えている場合はステップ104−3へ進む。 「ステップ104−3」 ファインダ切換モ−タ駆動回
路34を介してファインダ切換モ−タ33を駆動し、上
記の所定のトリミング倍率となるようにカム板6を移動
させる。 「ステップ104−4」 上記の所定のトリミング倍率
をトリミング倍率の最大値の限界値として新たに設定
し、ステップ104−6へ進む。
【0042】上記ステップ104−1において、前述し
た様に、検出スイッチ29がOFFならばどこかにカメ
ラが置かれての撮影としてステップ104−5へ進む。 「ステップ104−5」 この場合はトリミング倍率の
限界値をこのカメラの本来持っている最大のトリミング
倍率として新たに設定し、ステップ104−6へ進む。 「ステップ104−6」 トリミング倍率が変更されて
いるか否かをスイッチ30,31のON,OFF状態よ
り判別し、変更されていなければステップ104−10
へ進み、変更されている場合はステップ104−7へ進
む。 「ステップ104−7」 ステップ104−3或はステ
ップ104−5にて設定されたトリミング倍率を超える
ように変更されようとしているのかどうかを判別し、変
更されようとしているのならばその信号は受けつけずス
テップ104−10へ進む。また、前記トリミング倍率
を超えようとするものでなければステップ104−8へ
進む。 「ステップ104−8」 スイッチ30,31のONに
よって指示される方向へファインダ切換モ−タ駆動回路
34を介してファインダ切換モ−タ33を回転させ、カ
ム板6を動かしていく。 「ステップ104−9」 再びトリミング倍率が変更さ
れているか否かを判別し、変更されている場合はステッ
プ104−7へ戻り、変更されていない場合はモ−タ3
3を停止させた後ステップ104−10へ進む。 「ステップ104−10」 接片8aと接片8b,8
c,8dとの接触状態を検出し、ファインダ倍率を算出
する。 「ステップ109」 レリ−ズスイッチ16の状態を判
別し、ONならばカメラのレリ−ズがなされたとしてス
テップ111に進み、OFFであるならばステップ10
4−1へ戻る。
【0043】以下は第1の実施例と同様である。
【0044】図12,図13は本発明の第3の実施例を
示すもので、図12はカメラの正面図、図13は図2の
D−D断面図である。
【0045】この実施例では、カメラのグリップを握る
かどうかによってカメラが手持ち撮影か、どこかに置か
れての撮影かを検出する構成のものである。
【0046】35はカメラのグリップ部に取付けられ、
ゴム等の弾性材料からなるグリップカバ−であり、撮影
者がカメラを手持ちで撮影を行う際、グリップ部を握る
ことによりグリップカバ−35が矢印E方向に変形させ
られる。その際、突出部35aにて接片29aと変形さ
せ接片29aと接片29bは導通状態になる。
【0047】このような構成にすることにより、スイッ
チ29は手持ち撮影時にはON、カメラをどこかに置い
ての撮影時にはOFFになり、第2の実施例の状態検出
スイッチと同じ役割を果す。
【0048】以上の各実施例によれば、手持ち撮影時
か、三脚等に置かれてつまり固定されての撮影時かを検
出し、カメラが三脚等に置かれての撮影時であった場合
には、トリミング倍率を最大限に設定可能とするが、手
持ち撮影時であった場合には、トリミング倍率を所定値
以上になるのを禁止するようにしているので、カメラの
振れによる像の流れがプリント時に目立つような撮影を
事前に防止することが可能となる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
手持ち撮影か固定されての撮影かを判別する判別手段
と、該判別手段により手持ち撮影であることが判別され
ている場合は、前記設定手段によるトリミング倍率を制
限する制限手段とを設け、カメラ振れの生じる手持ち撮
影である場合には、設定可能とするトリミング倍率を所
定値以下に制限するようにしている。よって、疑似望遠
写真を得た場合にカメラの振れによる像の流れが目立つ
ような撮影を事前に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるカメラの主要部
分を示す斜視図である。
【図2】図1のカメラの正面図である。
【図3】図1の要部構成を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施例において手撮影時におけ
る各部材の位置関係を示す側面図である。
【図5】本発明の第1の実施例において三脚等に置いて
の撮影時における各部材の位置関係を示す側面図であ
る。
【図6】本発明の第1の実施例において警告を発する事
になる状態時における各部材の位置関係を示す側面図で
ある。
【図7】本発明の第1の実施例におけるカメラのブロッ
ク図である。
【図8】図7の制御回路の動作を示すフロ−チャ−トで
ある。
【図9】本発明の第2の実施例におけるカメラの主要部
分を示す斜視図である。
【図10】本発明の第2の実施例におけるカメラのブロ
ック図である。
【図11】図10の制御回路の動作を示すフロ−チャ−
トである。
【図12】本発明の第3の実施例におけるカメラの正面
図である。
【図13】図12のD−D断面図である。
【符合の説明】
1 レンズ鏡筒 2a 磁気記憶部付きフィルム 5 ファインダ変倍レンズ 6 カム板 7 位置検出基板 8 電気切片 9 磁気ヘッド 10 検出レバ− 15 連動レバ− 16 制限レバ− 19 警告スイッチ 20 制御回路 29 状態検出スイッチ 33 ファインダ切換モ−タ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トリミング倍率を設定する設定手段を備
    えたトリミング機能付きカメラにおいて、手持ち撮影か
    固定されての撮影かを判別する判別手段と、該判別手段
    により手持ち撮影であることが判別されている場合は、
    前記設定手段によるトリミング倍率を制限する制限手段
    とを設けたことを特徴とするトリミング機能付きカメ
    ラ。
JP20364991A 1991-07-19 1991-07-19 トリミング機能付きカメラ Pending JPH05150293A (ja)

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