JPH05149408A - 間欠駆動装置 - Google Patents

間欠駆動装置

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JPH05149408A
JPH05149408A JP34002391A JP34002391A JPH05149408A JP H05149408 A JPH05149408 A JP H05149408A JP 34002391 A JP34002391 A JP 34002391A JP 34002391 A JP34002391 A JP 34002391A JP H05149408 A JPH05149408 A JP H05149408A
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JP
Japan
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ratchet wheel
claw
ratchet
wheel
intermittent
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JP34002391A
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English (en)
Inventor
Hiroyoshi Inoue
裕喜 井上
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 往復直線移動する作動部材により、爪車を一
方向に間欠的に回転駆動する。 【構成】 爪車2は、外周に沿って等ピッチP(等間
隔)に複数の爪部2aが歯車状に凹凸形成されている。
この複数の爪部2a近傍に、ベアリング支持板8が往復
直線移動に設けられている。更に、ベアリング支持板8
の上面8aには、爪車2の軸5を中心に互いに反対方向
に配設され、更に爪部2aのピッチPのほぼ半ピッチ
(0.5P)分程位相を違えて一対のミニチュアベアリ
ング11,12が配設されている。そして、一対のミニ
チュアベアリング11,12を往復直線移動して、ミニ
チュアベアリング11,12を交互に複数の爪部2aに
接離させることにより、爪車2が一方向に間欠的に回転
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、往復直線移動する支持
部材に位相違えて一対の係合部材を支持し、この一対の
係合部材を複数の爪部を有した爪車に交互に接離させる
ことにより、爪車を一方向に間欠的に回転駆動させる間
欠駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】機構要素の一部となる間欠駆動装置は、
1サイクル中のある時間、従動側の回転体が停止する構
造となっており、且つ、この間欠駆動装置は間欠的な動
作を必要とする各種の駆動装置とか、あるいは自動生産
設備などに用いられている。
【0003】上記間欠駆動装置としては爪車を用いた構
造とか、ゼネバ機構を用いた構造など各種の構成のもの
があることは周知のことである。例えば、図5に示した
爪車を用いた間欠駆動装置100 では、1つの爪部101aを
形成した原動爪車101 がモータ102 の軸102aに固定され
ている。また、外周に沿って複数の爪部103aを歯車状に
凹凸形成した従動爪車103 が軸104 に回転自在に軸支さ
れている。そして、モータ102 を回転させ、原動爪車10
1 の爪部101aが反時計方向(矢印A方向)に一回転する
ごとに、従動爪車103 の複数の爪部103aのうちの1つの
爪部103aに間欠的に係合し、爪部103aを間欠的に時計方
向(矢印B方向)に1つづつ送るようになっている。
【0004】更に、図6に示したゼネバ機構を用いた間
欠駆動装置110 では、原動車111 がモータ112 の軸112a
に固定されている。原動車111 上にはピン111aが突出し
て固着していると共に、欠け円板111bが軸112aを中心に
一体形成されている。また、欠け円板111bの外周には凸
面111b及び凹面111bが図示の如く連接形成されてい
る。また、外周に沿って複数の凹面113aと複数の放射状
溝113bとを凹凸形成した従動車113 が軸114 に回転自在
に軸支されている。そして、モータ112 を回転させ、原
動車111 上のピン111aが反時計方向(矢印A方向)に一
回転するごとに、従動車113 の複数の放射状溝113bのう
ちの1つの放射状溝113bのに間欠的に嵌合し、更に、原
動車111 が回転して欠け円板111bの凸面111bが従動車
113 の凹面113aに当接することにより、従動車113 の凹
面113a及び放射状溝113bを間欠的に時計方向(矢印B方
向)に1つづつ送るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した爪
車を用いた間欠駆動装置100 では、原動爪車101 の爪部
101aの回転により、従動爪車103 が一方向に間欠的に回
転できるものの、原動爪車101 には回転駆動源となるモ
ータ102 を使用している。しかしながら、例えば自動生
産設備などでは、エアシリンダとか,その他の往復直線
移動する駆動源がいたるところで用いられており、この
エアシリンダなどの往復直線移動する駆動源を有効に用
い、且つ、タイミング制御なども自動生産設備などと共
用することが可能な間欠駆動装置が望まれている。
【0006】更に、上記したゼネバ機構を用いた間欠駆
動装置110 でも、原動車111 には回転駆動源となるモー
タ112 を使用しているので、上記と同様に往復直線移動
する駆動源を有効に用いる方法が望まれている。更に、
ゼネバ機構を用いた間欠駆動装置110 では原動車111 及
び従動車113 の形状が複雑であるので、間欠駆動装置11
0 の製作コストが高価となるなどの問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、外周に沿って複数の爪部を等ピ
ッチで歯車状に凹凸形成し、軸を中心として回転自在に
軸支した爪車と、該複数の爪部近傍に設けられ、且つ駆
動源と連結した往復直線移動自在な支持部材と、該複数
の爪部に接離自在に設けられ、且つ該爪車の軸を中心に
互いに反対方向に配設すると共に、且つ該爪部のピッチ
のほぼ半ピッチ分程位相を違えて該支持部材に支持した
一対の係合部材とを具備してなり、該一対の係合部材を
往復直線移動して、該一対の係合部材を交互に該複数の
爪部に接離することにより、該爪車が一方向に間欠的に
回転するよう構成したことを特徴とする間欠駆動装置を
提供するものである。
【0008】
【実施例】以下に本発明に係わる間欠駆動装置の一実施
例を図1乃至図4を参照して詳細に説明する。
【0009】図1は本発明に係わる間欠駆動装置を示し
た斜視図、図2(A),(B)は図1に示した爪車の回
転方向を説明するための平面図である。また、図3は本
発明に係わる間欠駆動装置を採用した整列部品の自動分
離装置を説明するための斜視図、図4(A)〜(D)は
本発明に係わる間欠駆動装置の動作を説明し、且つ、こ
の間欠駆動装置を採用した整列部品の自動分離装置の動
作を説明するための模式図である。
【0010】図1において、本発明に係わる間欠駆動装
置1では、爪車2がエアシリンダ3の上方に回転自在に
設けられている。即ち、直方体形状のエアシリンダ3の
上面3aにはL字ブラケット4が固定されており、この
L字ブラケット4の上面4aに固着した軸5に爪車2が
ベアリング6を介して回転自在に軸支されている。
【0011】また、上記爪車2は、外周に沿って等ピッ
チP(等間隔)に複数の爪部2aが歯車状に凹凸形成さ
れており、即ち、爪部2aがほぼ三角形状に突出形成さ
れ、更に隣り合う爪部2a間には後述する係合部材(ミ
ニチュアベアリング)11,12が入り込むことができ
るほぼ半円状の凹部2bが形成されて、爪車2が複数の
爪部2aと複数の凹部2bとで外周に沿って歯車状に凹
凸形成されている。更に、ここでは爪車2を反時計方向
(矢印C方向)に回転させるため、爪部2aの形状を爪
車2の回転方向と同方向の反時計方向に傾斜させてい
る。
【0012】一方、上記エアシリンダ3は内部にエアに
よって駆動される図示しないシリンダが往復直線移動自
在に嵌入した周知の構造のものを使用しており、このエ
アシリンダ3は下記する支持部材(ベアリング支持板)
8の往復直線移動の駆動源として機能している。このエ
アシリンダ3の右側面3bに形成した凹部3bには、
スライドガイド7を介してシリンダ(図示せず)と連結
された“ほぼL字状”の支持部材8(以下、ベアリング
支持板8と記す)が左右(矢印X,X方向)に往復
直線移動自在に嵌合されている。従って、ベアリング支
持板8は、エアシリンダ3によって爪車2の下方で左右
(矢印X,X方向)に往復直線移動自在となってい
る。尚、ベアリング支持板8は、実施例では駆動源とし
てエアシリンダ3を用いているが、これに限ることな
く、例えば駆動源として図示しないモータ,ギア,ラッ
クなどを用いて往復直線移動自在に構成することも可能
である。
【0013】また、ベアリング支持板8の上面8aに
は、爪車2の複数の爪部2a及び複数の凹部2bに接離
する一対の係合部材11,12(以下、ミニチュアベア
リング11,12とも記す)が設けられている。即ち、
ベアリング支持板8の上面8aには、一対の軸9,10
が上方に突出して固着され、これらの一対の軸9,10
は“L字状”の上面8aのほぼ対角線上に固着されてい
る。更に、これらの一対の軸9,10に同一外径の一対
のミニチュアベアリング11,12が回転自在に軸支さ
れている。ここでは、一対の係合部材11,12は一対
の軸9,10を中心に回転する一対のミニチュアベアリ
ング11,12を用いているが、これに限ることなく、
一対の係合部材11,12として一対の軸9,10相当
の固定部材をベアリング支持板8に設けても良い。
【0014】また、ベアリング支持板8に支持された一
対のミニチュアベアリング11,12は爪車2の複数の
爪部2a及び複数の凹部2bに接離自在に設けられ、且
つ爪車2の回転中心となる軸5を中心として互いに反対
方向に配設され、更に爪部2aのピッチPのほぼ半ピッ
チ(0.5P)分程位相を違えて配設されている。即
ち、ミニチュアベアリング11,12は爪車2に形成し
た爪部2aに当接可能で、且つ凹部2bに入り込むこと
ができる高さ位置に軸支され、且つ、右側のミニチュア
ベアリング11と左側のミニチュアベアリング12との
間の取り付け位置関係は、ベアリング支持板8の移動方
向に対してほぼ直角な矢印Y方向にほぼ所定の関係に設
定され、 n×(爪部2aのピッチP)+0.5×(爪部2aのピ
ッチP) の関係に設定されている。この時のnは適宜な整数に設
定しているので、ミニチュアベアリング11とミニチュ
アベアリング12とは矢印Y方向に爪部2aのピッチP
に対してほぼ半ピッチ(0.5P)分程位相を違えて設
けられている。尚、上記において、ミニチュアベアリン
グ11とミニチュアベアリング12とを仮に矢印Y方向
に爪部2aのピッチPと位相を合わせて設けると、後述
する動作時にミニチュアベアリング11,12が一体に
矢印X,X方向に往復直線移動した際、両者11,
12が交互に爪車2に形成した凹部2bに直接入り込む
こんでしまうため、爪車2が回転できない。
【0015】そして、後述するようにエアシリンダ3を
動作させて、ベアリング支持板8を左右(矢印X,X
方向)に往復直線移動させることにより、ミニチュア
ベアリング11,12も一体に左右(矢印X,X
向)に往復直線移動し、両ミニチュアベアリング11,
12がタイミングをずらして交互に爪車2に形成した爪
部2aに当接しながら凹部2bに入り込むことにより、
爪車2は軸5を中心に常に反時計方向(矢印C方向)に
間欠的に回転可能となる。
【0016】尚、図2(A)にも示したように、爪車2
を軸5を中心に常に反時計方向(矢印C方向)に間欠的
に回転させる場合には、爪車2の爪部2aの形状を爪車
2の回転方向と同方向の反時計方向に傾斜させれば良
く、一方、図2(B)に示したように、爪車2を軸5を
中心に常に時計方向(矢印D方向)に間欠的に回転させ
る場合には、爪車2の爪部2aの形状を時計方向に傾斜
させれば良く、即ち、図2(B)に示した場合には図2
(A)に示した爪車2を反転させて軸5に軸支させれば
良い。
【0017】ここで、図3に示した如く、上記構成によ
る本発明に係わる間欠駆動装置1を、例えば整列部品の
自動分離装置21に適用して説明する。
【0018】一般に、電子機器などを量産ラインで組み
立てる際、使用されるネジなどの締結部品とか、小型部
品などの部品22が整列部品の自動分離装置21によ
り、一つづつ分離されてラインに供給されている。この
整列部品の自動分離装置21に本発明に係わる間欠駆動
装置1を適用して、間欠駆動装置1の動作及び整列部品
の自動分離装置21の動作を並列して同時に説明する。
【0019】図3に示した整列部品の自動分離装置21
では、使用されるネジなどの締結部品とか、小型部品な
どの部品22が例えばパーツフィーダ23から順次送り
出されている。このパーツフィーダ23の窓23aに連
接してガイド板24とガイド板25とが互いに対向して
平行に設けられ、且つ、ガイド板24とガイド板25と
の間で、ガイド板24の低い段部24aの上方には部品
22を整列状態で案内しながら移送する溝状の案内路S
が形成されており、この案内路Sは上流から移送される
部品22を自分自身の重量により下流に向かって自然落
下するよう傾斜して形成されている。尚、案内路Sに沿
って部品を移送させる方法として実施例では自然落下に
よる方法を採用しているが、この他ベルト駆動などもあ
り、とくに限定されるものではない。尚また、実施例で
は部品22としてネジを用いて図示しているが、整列状
態ではネジ頭の間隔で整列しており、ネジ頭の下方のネ
ジ部は小径となっているが、部品22の形状はとくに限
定されるものでない。
【0020】また、右側(手前側)のガイド板25の所
定の位置には上部の一部を切り欠いた切り欠き部25a
が形成されている。この切り欠き部25aから案内路S
にかけて、本発明に係わる間欠駆動装置1に設けた爪車
2の複数の爪部2aの一部、即ち、複数の爪部2aの少
なくとも1つ以上の爪部2aが突出して臨んでいる。
【0021】また、エアシリンダ3によって左右(矢印
,X方向)に往復直線移動されるベアリング支持
板8の上面8aに設けられた一対のミニチュアベアリン
グ11,12のうちで、右側のミニチュアベアリング1
1は上流側でガイド板25近傍に設置され、一方、左側
のミニチュアベアリング12は下流側でガイド板25か
ら遠ざかって設置されている。
【0022】次に、図4(A)〜(D)を用いて、本発
明に係わる間欠駆動装置1の動作と、この間欠駆動装置
1を採用した整列部品の自動分離装置21の動作とを同
時に説明する。
【0023】図4(A)に示した状態では、上流から部
品22がガイド板24,25間に案内されて整列状態で
案内路Sに送られており、且つ、案内路Sには爪車2の
外周に形成された複数の爪部2aのうち少なくとも1以
上の爪部2aが突出されている。また、この時、エアシ
リンダ3は非動作状態になっており、且つ、爪車2が停
止しているので、上流側から整列状態で移送された部品
22が案内路Sに突出された1つの爪部2aによって
一時的に下流側への移送を阻止されている。また、爪部
2aと隣接した上流側の爪部2aは整列状態の部品
22に近づいているものの、部品22から退避してい
る。尚、図中では部品22としてネジを用いており、且
つ整列状態ではネジ頭の間隔で整列しており、ネジ頭の
下方のネジ部が爪部22aで移送を阻止されるよう図示
している。更に、エアシリンダ3と連結され、且つベア
リング支持板8に軸支された一対のミニチュアベアリン
グ11,12のうち、例えばガイド板25近傍の右側の
ミニチュアベアリング11が爪車2から退避しており、
一方、ガイド板25から離れた左側のミニチュアベアリ
ング12は爪車2の一番近い凹部2bに入り込んでい
る。
【0024】次に、図4(B)に示した如く、エアシリ
ンダ3を左方(矢印X方向)に動作させると、ベアリ
ング支持板8に軸支されたミニチュアベアリング11,
12が一体となって左方(矢印X方向)に移動する。
ここでガイド板25近傍のミニチュアベアリング11は
爪車2の一番近い爪部2aの先端部近傍に当接し始
め、更に、ミニチュアベアリング11が左方に移動する
ことにより、複数の爪部2aが下流側に向かって回転し
始め、即ち、爪車2は軸5を中心に反時計方向(矢印C
方向)に回転し始める。そして、ミニチュアベアリング
11が爪部2aを転動しながら凹部2bに入り込む。
一方、ガイド板25から離れたミニチュアベアリング1
2は爪車2の一番近い凹部2bに入り込んでいる状態か
ら左方(矢印X方向)に徐々に移動するので、凹部2
bから退避する。また、爪車2が反時計方向に回転し始
めると、部品22を阻止している爪部2aが下流に向
かって回転移動する。更に部品22を阻止している爪部
2aと隣接し、上流側の爪部2aが、阻止されてい
る部品22のうちで下流側の先頭の部品22の後側に入
り込む。
【0025】この後、図4(C)に示した如く、ガイド
板25近傍のミニチュアベアリング11が爪部2a
転動しながら凹部2bに完全に入り込む位置まで爪車2
が反時計方向(矢印C方向)に回転すると、阻止されて
いる部品22のうちで下流側の先頭の部品22のみが上
流側の爪部2aに押されて下流の方向に移送され、こ
こで1つの部品22が整列状態の部品22とは完全に分
離される。
【0026】分離された部品22は間欠的なタイミング
内で、自然落下あるいは自動取り出しもしくは手動取り
出しなどにより電子機器組み立てラインなどに供給され
る。
【0027】更に、図4(C)に示した状態から、図4
(D)に示した如く、今度は上記とは逆にエアシリンダ
3を右方(矢印X方向)に動作させると、ベアリング
支持板8に軸支されたミニチュアベアリング11,12
が一体となって右方(矢印X方向)に移動する。ここ
では、ガイド板25から離れたミニチュアベアリング1
2が右方に移動することにより、ミニチュアベアリング
12が爪車2の一番近い爪部2aを転動しながら凹部2
bに入り込んで、ここでも爪車2を軸5を中心に反時計
方向(矢印C方向)に回転させる。即ち、ミニチュアベ
アリング11,12が爪車2の回転中心となる軸5を中
心に左右に別れて、且つタイミングをずらして左右交互
に往復直線移動することにより、両者11,12が交互
に爪車2に形成した凹部2bに入り込んで、爪車2を常
に一方向の反時計方向(矢印C方向)に間欠的に回転さ
せる。この後の部品22の分離動作は上記動作を繰り返
し行うことにより、上流の部品22が一つづつ順次分離
できる。
【0028】また、上記説明から明らかなように、間欠
駆動装置1の動作はミニチュアベアリング11,12を
往復直線移動して、ミニチュアベアリング11,12を
交互に複数の爪部2aに接離することにより、爪車2を
一方向に間欠的に回転できる。 尚、間欠駆動装置1の
動作タイミング及び整列部品の自動分離装置21の動作
タイミングは、電子機器組み立てラインなどで電子機器
を組み立てるタイミングに合わせてエアシリンダ3を動
作させている。この時、エアシリンダ3を往復直線移動
するタイミング制御には例えば停止位置などの検出器を
必要としないため、往復直線移動するベアリング支持板
8のタイミング制御が容易となる。更に、ベアリング支
持板8のタイミング制御が容易なため、爪車2を間欠的
に動作させるタイミング制御を適宜に設定することも可
能となり、ラインの遅れなどにも直ちに対応できる。以
上詳述した本発明に係わる間欠駆動装置1によると、外
周に沿って複数の爪部2aを等ピッチPで歯車状に凹凸
形成した爪車2を一方向に間欠的に回転させる際、爪車
2の軸5を中心に互いに反対方向に配設すると共に、爪
部2aのピッチPのほぼ半ピッチ(0.5P)分程位相
を違えて一対の係合部材(ミニチュアベアリング)1
1,12を往復直線移動する支持部材(ベアリング支持
板)8に支持し、これらの一対の係合部材11,12を
交互に複数の爪部2aに接離する構成にしたため、間欠
駆動装置1の構造が簡単となり、且つ小型化も可能とな
り、間欠駆動装置1が安価となる利点がある。また、間
欠駆動装置1の構造が簡単なため、爪車2の間欠動作が
確実となり、且つ往復直線移動する支持部材(ベアリン
グ支持板)8のタイミング制御が容易なため、爪車2を
間欠的に動作させるタイミング制御を適宜に設定できる
と共に、間欠駆動装置1の品質及び信頼性も向上できる
利点がある。
【0029】更に、本発明に係わる間欠駆動装置1を電
子機器組み立てラインなどで例えば整列部品の自動分離
装置21などにも適用でき、このラインで使用される往
復直線移動自在な駆動源を間欠駆動装置1の駆動源とし
て有効に共用できる利点がある。
【0030】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係わる間欠駆動装
置によると、外周に沿って複数の爪部を等ピッチで歯車
状に凹凸形成した爪車を一方向に間欠的に回転させる
際、爪車の軸を中心に互いに反対方向に配設すると共
に、爪部のピッチのほぼ半ピッチ分程位相を違えて一対
の係合部材を往復直線移動する支持部材に支持し、これ
らの一対の係合部材を交互に複数の爪部に接離する構成
にしたため、間欠駆動装置の構造が簡単となり、且つ小
型化も可能となり、間欠駆動装置が安価となる利点があ
る。また、間欠駆動装置の構造が簡単なため、爪車の間
欠動作が確実となり、且つ往復直線移動する支持部材の
タイミング制御が容易なため、爪車を間欠的に動作させ
るタイミング制御を適宜に設定できると共に、間欠駆動
装置の品質及び信頼性も向上できる利点がある。
【0031】更に、本発明に係わる間欠駆動装置を電子
機器組み立てラインなどで例えば整列部品の自動分離装
置などにも適用でき、このラインで使用される往復直線
移動自在な駆動源を間欠駆動装置の駆動源として有効に
共用できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる間欠駆動装置を示した斜視図図
である。
【図2】(A),(B)は図1に示した爪車の回転方向
を説明するための平面図である。
【図3】本発明に係わる間欠駆動装置を採用した整列部
品の自動分離装置を説明するための斜視図である。
【図4】(A)〜(D)は本発明に係わる間欠駆動装置
の動作を説明し、且つ、この間欠駆動装置を採用した整
列部品の自動分離装置の動作を説明するための模式図で
ある。
【図5】従来の爪車を用いた間欠駆動装置を示した平面
構成図である。
【図6】従来のゼネバ機構を用いた間欠駆動装置を示し
た平面構成図である。
【符号の説明】
1…間欠駆動装置、2…爪車、2a…爪部、2b…凹
部、3…駆動源(エアシリンダ)、5…爪車の軸、8…
支持部材(ベアリング支持板)、11,12…係合部材
(ミニチュアベアリング)、P…爪部のピッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周に沿って複数の爪部を等ピッチで歯車
    状に凹凸形成し、軸を中心として回転自在に軸支した爪
    車と、 該複数の爪部近傍に設けられ、且つ駆動源と連結した往
    復直線移動自在な支持部材と、 該複数の爪部に接離自在に設けられ、且つ該爪車の軸を
    中心に互いに反対方向に配設すると共に、且つ該爪部の
    ピッチのほぼ半ピッチ分程位相を違えて該支持部材に支
    持した一対の係合部材とを具備してなり、 該一対の係合部材を往復直線移動して、該一対の係合部
    材を交互に該複数の爪部に接離することにより、該爪車
    が一方向に間欠的に回転するよう構成したことを特徴と
    する間欠駆動装置。
JP34002391A 1991-11-29 1991-11-29 間欠駆動装置 Pending JPH05149408A (ja)

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JP34002391A JPH05149408A (ja) 1991-11-29 1991-11-29 間欠駆動装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006220205A (ja) * 2005-02-10 2006-08-24 Kubota Corp 防爆型定角度回転装置
CN115311859A (zh) * 2022-08-06 2022-11-08 河南省科学院地理研究所 一种城市道路车辆拥堵情况的显示装置
CN115875418A (zh) * 2023-01-06 2023-03-31 长春光华微电子设备工程中心有限公司 一种半导体测试设备

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