JPH05147195A - 印刷方法および印刷装置 - Google Patents

印刷方法および印刷装置

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JPH05147195A
JPH05147195A JP31208391A JP31208391A JPH05147195A JP H05147195 A JPH05147195 A JP H05147195A JP 31208391 A JP31208391 A JP 31208391A JP 31208391 A JP31208391 A JP 31208391A JP H05147195 A JPH05147195 A JP H05147195A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
printing
plate
intaglio
image area
Prior art date
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Pending
Application number
JP31208391A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Inami
敬 井波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP31208391A priority Critical patent/JPH05147195A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 凹版に熱硬化性インキを着肉したあとで、画
線部内壁に接触した部分のインキを加熱硬化させて、接
着剤が塗布された被印刷物に印刷するものである。画線
部のインキを凹部の形状に忠実に、従って画線部に存在
していたインキを版側にいっさい残すことなくガラス基
板に転写するものである。 【構成】 凹版8を平板状に保持し、版8の画線部1に
熱硬化性インキ5を着肉する工程、版画線部内壁に接触
しているインキ5を加熱硬化させる工程、画線部のイン
キ5をあらかじめ接着剤13が塗布された被印刷物6に
接触させ、凹版の画線部が形成されていない側から圧力
を加えてインキ転移を行う工程、および凹版を冷却する
工程よりなる印刷方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶カラーテレビ、カラ
ーカメラおよびカラー表示デバイス、カラー撮像デバイ
ス等に使用されるカラーフィルタの印刷方法および印刷
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラーテレビ、カラーカメラ等
に使用されるカラーフィルタは、赤、緑、青等の三色よ
りなる画素がストライプ状またはマトリックス状に配列
されており、特にコントラストを高めるために三色の画
素の間に、黒色の細いストライプまたはグリッド(直交
格子)を設けている。
【0003】従来、このようなカラーフィルタの製法と
しては、感光性ゼラチンをパターニングした後染色する
方法、顔料を分散した感光性の着色フォトレジストをパ
ターニングする方法などがあるが、これらはフォトリソ
グラフィ工程が必要なため、工程数が多く製作コストが
高くついていた。これらの方法に対し、工程数を少なく
するために凹版印刷による方法も行われている。これは
図3に示すようにフォトリソグラフィによって予め画線
部1(溝部)と非画線部2(溝部以外)とが形成された
凹版3を用い、これを版胴4に巻回して取り付け、凹版
の画線部1にインキ5を着肉した後ガラス基板6に版を
押しつけてインキを転写する方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの場
合、工程数は少なくなるがパターン精度、膜厚平坦性が
悪い欠点がある。即ち、図3に示すように凹版の画線部
1に着肉したインキ5は印刷時、版と基板との間で互い
に引っ張られて分裂を起こすため、ガラス基板6上に転
移したインキ膜7表面に凹凸ができ、また同様の理由に
より平面的なパターン(図示せず)についてもパターン
通りの印刷ができない。この原因は、印刷時に版とイン
キとの間に接着性が存在するためと考えられる。
【0005】また、従来の方法のもう一つの欠点は、版
画線部に転移せずに残ったインキが、印刷を長時間行う
と経時変化により粘度上昇を起こし、場合によってはこ
のインキがガラス基板に転移して、極端に膜厚の厚い部
分を形成したり、インキ着け盤、インキ着けローラ等に
戻り、着肉不良を起こしたりすることがある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、凹版に熱硬化性インキを着肉したあとで、画
線部内壁に接触した部分のインキを加熱硬化させて、接
着剤が塗布された被印刷物に印刷するものである。
【0007】
【作用】本発明は上記方法により、画線部のインキを凹
部の形状に忠実に、従って画線部に存在していたインキ
を版側にいっさい残すことなくガラス基板に転写するも
のである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基ずい
て説明する。図1は本発明の印刷方法の一実施例であ
る。
【0009】図1(a)において、平板状の凹版8には
画線部1と非画線部2がフォトリソグラフィ法によって
形成されている。
【0010】図1(b)ではインキつけローラ9によっ
て画線部1に熱硬化性のインキ5を着肉している状態を
示している。非画線部2の表面はインキ反発性であり、
インキは付着しない。
【0011】図1(c)では、凹版の画線部が形成され
ていない側の表面に加熱ローラ10が接触し、画線部1
に着肉したインキ5を加熱している。熱の流れは矢印1
1に示すようになっているため、インキ5は版画線部内
壁に接している部分から硬化し始める。インキはこの
時、モノマーの状態からポリマーの状態へ変化し体積収
縮が起こる。
【0012】従ってインキ5には画線部の内壁から離れ
ようとする力が働く。さらにこの時凹版8の温度上昇に
よる熱膨張により版とインキが離れようとする力は助長
される(一方インキ5の版に接触していない側の表面は
加熱硬化が進んでいない。)。
【0013】一方、図1(c1)に示す様に、ガラス基
板6には、図1(a)〜(c)の工程の途中において、
接着剤塗布ローラ12によって接着剤13を塗布してお
く。そして、次に図1(d)に示すようにガラス基板6
に凹版3を接触させ、加圧ローラ14を凹版の全面にわ
たって回転移動させて印刷を行うと、インキ5の表面は
ガラス基板6に接着する。
【0014】次に凹版をガラス基板から引き剥すとイン
キ5の画線部内壁に接触していた部分は、画線部内壁に
対して離れようとする力が働いているため容易にインキ
5と版8とは剥離し、画線部の凹部の形状がほぼ忠実に
ガラス基板上に写し取られ、膜厚は平坦で、しかも平面
的にも版どおりのインキ膜7’が再現できる(図1
(e))。
【0015】また、版側にはインキが残らないので、つ
ねに新しいインキが版に供給され、安定的に印刷が行え
る。印刷が終了すると、凹版8の温度が上がっているの
で、インキの着肉に適した温度にするために、低温に保
った冷却ローラ15に凹版を接触させる(図1(f))。
【0016】図2(a)、(b)は上記のような印刷方
法を実現する印刷装置の一例である。図は印刷装置の断
面概略図を示している。以下、本発明の印刷方法に従っ
て本印刷装置の構成と動作を説明する。
【0017】図2(a)において、平板状の凹版は保持
枠16に適度な張力をもって取り付けられている。保持
枠16は版を取り付けた状態で左右に移動可能である。
9はインキつけローラであり、凹版の画線部1にインキ
5を供給する。インキ供給が終了すれば下方に移動し、
凹版から離れる。10は加熱ローラであり、凹版にイン
キを供給した後、凹版の上面全面にわたり接触して加熱
を行う。
【0018】一方、被印刷物であるガラス基板の表面に
接着剤塗布ローラ12が移動して接着剤13をガラス基
板全面に接着剤を塗布する。第2図(b)において加熱
が終了して画線部内壁に接触したインキが硬化した後、
保持枠16は右方向にスライドし、印刷台17の上に載
せられたガラス基板6の上に移動する。次に、加圧ロー
ラ14で凹版に上面から圧力を加え、ガラス基板6にイ
ンキを転写する。印刷が終了すると、加熱されて温度が
高くなった凹版に冷却ローラ13を接触させて冷却す
る。
【0019】以上述べた印刷方法および印刷装置の実施
例において、加熱手段として加熱ローラを用いたが、平
板状の加熱板を用いることも可能である。また凹版内部
に構成した抵抗加熱ヒータを用いてもよい。一方、加圧
手段として円筒状の加圧ローラの他に、平板状の加圧
板、スキージ等を用いても同様の効果がある。さらに、
冷却手段として冷却ローラの他、平板状の冷却板を用い
てもよい。
【0020】これまでの実施例において、凹版の底部は
平坦であったが、印刷インキ膜の膜厚を変化させたい場
合には、凹版底部をそのように形成することによって、
凹版断面に忠実に膜厚変化のある印刷も可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上のように、凹版の画素部に
着肉したインキの版凹部に接触している部分のみ硬化さ
せた後、接着剤を塗布した基板に印刷を行うため、凹版
の画素部のパターンに忠実に、精度のよい印刷が可能と
なる。従ってカラーテレビ等に用いられる、微細なパタ
ーンのカラーフィルタを、安価に提供することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷方法の実施例を示す工程図
【図2】本発明の印刷装置の実施例を示す概略図
【図3】従来の印刷方法を示す印刷工程図
【符号の説明】
1 画線部 2 非画線部 3、8 凹版 4 版胴 5 インキ 6 ガラス基板 7 インキ膜 9 インキローラ 10 加熱ローラ 12 接着剤塗布ローラ 14 加圧ローラ 15 冷却ローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】凹版を平板状に保持し、前記版の画線部に
    熱硬化性インキを着肉する工程、インキを加熱して版画
    線部内壁に接触しているインキを硬化させる工程、画線
    部のインキをあらかじめ接着剤が塗布された被印刷物に
    接触させ、凹版の画線部が形成されていない側から圧力
    を加えてインキ転移を行う工程、および凹版を冷却する
    工程よりなる印刷方法。
  2. 【請求項2】凹版を平板状に保持し、該凹版に対してイ
    ンキつけローラによってインキ着肉が可能で、かつ凹版
    の画線部に着肉したインキを、凹版の画線部が形成され
    ていない側から加熱できるインキ加熱手段を有し、被印
    刷物表面に接着剤を塗布する手段と、さらに被印刷物に
    画線部のインキを接触させて加圧する版加圧機構、およ
    びインキ転写が終了してから版を冷却する版冷却手段等
    で構成された印刷装置。
JP31208391A 1991-11-27 1991-11-27 印刷方法および印刷装置 Pending JPH05147195A (ja)

Priority Applications (1)

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JP31208391A JPH05147195A (ja) 1991-11-27 1991-11-27 印刷方法および印刷装置

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JP31208391A JPH05147195A (ja) 1991-11-27 1991-11-27 印刷方法および印刷装置

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JPH05147195A true JPH05147195A (ja) 1993-06-15

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ID=18025036

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JP31208391A Pending JPH05147195A (ja) 1991-11-27 1991-11-27 印刷方法および印刷装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100807584B1 (ko) * 2001-10-04 2008-02-28 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액정 표시 장치용 인쇄 장비 및 인쇄방법
JP2013520686A (ja) * 2010-02-19 2013-06-06 ローリング オプティクス エービー 基板シート上に製品特徴を印刷する方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100807584B1 (ko) * 2001-10-04 2008-02-28 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액정 표시 장치용 인쇄 장비 및 인쇄방법
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