JPH05146601A - 沸騰装置 - Google Patents
沸騰装置Info
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- JPH05146601A JPH05146601A JP34758491A JP34758491A JPH05146601A JP H05146601 A JPH05146601 A JP H05146601A JP 34758491 A JP34758491 A JP 34758491A JP 34758491 A JP34758491 A JP 34758491A JP H05146601 A JPH05146601 A JP H05146601A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 水道水などの缶石成分を含む水を用いて蒸気
を発生させたとき、加熱面に発生するスケールの付着を
スケール成分濃縮水の一部を排水することにより抑制す
る。排水弁の弁座にスケールが挟まっても水漏れを起こ
さず、かつ、安価な排水弁を製作する。 【構成】 スケール成分を含む水を沸騰させる沸騰装置
において、感温弁を排水経路内に設けて排水経路内等で
放熱により低温化した水だけを排水するようにし排水量
を制御した。また、オバーフロー部を沸騰槽等槽水位と
ほぼ同位置とし弁前後の圧力差をごく僅かとし、弁座に
スケールが挟まっても水漏れを起こさないようにした。
を発生させたとき、加熱面に発生するスケールの付着を
スケール成分濃縮水の一部を排水することにより抑制す
る。排水弁の弁座にスケールが挟まっても水漏れを起こ
さず、かつ、安価な排水弁を製作する。 【構成】 スケール成分を含む水を沸騰させる沸騰装置
において、感温弁を排水経路内に設けて排水経路内等で
放熱により低温化した水だけを排水するようにし排水量
を制御した。また、オバーフロー部を沸騰槽等槽水位と
ほぼ同位置とし弁前後の圧力差をごく僅かとし、弁座に
スケールが挟まっても水漏れを起こさないようにした。
Description
【産業上の利用分野】本発明は加湿機,恒温恒湿槽その
他水蒸気もしくは熱水を使用する装置に用いられる沸騰
装置に関し、特に水の沸騰により起こるスケール成分の
濃縮によるスケールの付着を防止するため沸騰槽の水を
一部排水する機能を持たせた沸騰装置に関するものであ
る。
他水蒸気もしくは熱水を使用する装置に用いられる沸騰
装置に関し、特に水の沸騰により起こるスケール成分の
濃縮によるスケールの付着を防止するため沸騰槽の水を
一部排水する機能を持たせた沸騰装置に関するものであ
る。
【従来の技術】スケール成分を含む水を沸騰させるとス
ケール成分は容易に高濃度に濃縮され、沸騰槽の加熱部
等にスケール成分がかなりの速さで析出し、加熱部に付
着したスケールの断熱力により熱効率の低下,ヒータ線
の温度上昇による断線や沸騰槽の破損あるいは周囲の過
熱等の不具合が起こる。従来、スケール成分濃縮防止の
ため沸騰槽下部に電磁弁などの排水弁を設け稼働後もし
くは稼働中断続的に排水を行っていた。しかし、沸騰槽
内に生じたスケール粒子が弁座に挟まり水漏れを起こす
などの不具合があった。
ケール成分は容易に高濃度に濃縮され、沸騰槽の加熱部
等にスケール成分がかなりの速さで析出し、加熱部に付
着したスケールの断熱力により熱効率の低下,ヒータ線
の温度上昇による断線や沸騰槽の破損あるいは周囲の過
熱等の不具合が起こる。従来、スケール成分濃縮防止の
ため沸騰槽下部に電磁弁などの排水弁を設け稼働後もし
くは稼働中断続的に排水を行っていた。しかし、沸騰槽
内に生じたスケール粒子が弁座に挟まり水漏れを起こす
などの不具合があった。
【発明が解決しょうとする課題】本発明は沸騰槽の濃縮
水の一部を排水するに際して、排水弁の弁座にスケール
粒子が挟まっても不具合とみなされる程の水漏れを起こ
さず、かつ安価な排水装置を有する沸騰装置を提供する
ところにある。
水の一部を排水するに際して、排水弁の弁座にスケール
粒子が挟まっても不具合とみなされる程の水漏れを起こ
さず、かつ安価な排水装置を有する沸騰装置を提供する
ところにある。
【課題を解決するための手段】本発明ではイ、水温を感
じて開閉する感温弁を稼働時の水位とほぼ同位置にセッ
トし、または、ロ、感温弁を沸騰槽からオバーフロー部
までの間の排水経路内に設け、かつ、排水のオバーフロ
ー部を稼働時の水位とほぼ同位置にセットしたものであ
る。排水は、オバーフロー部位置が稼働中変動する水位
以下かつ所定水温以下の時のみ行われるようにしたもの
である。これにより感温弁前後の圧力差が僅かとなり、
弁体の動作は弱い作動力で済むので、不具合となるほど
の水漏れのない、排水量の制御できる排水装置を安価に
製作する事が出来る。通常、感温弁は沸騰槽とオバーフ
ロー部との間の排水経路内の沸騰槽から少し離れた位置
に設けられ、放熱により水温が下がったとき弁が開く構
造となっている。
じて開閉する感温弁を稼働時の水位とほぼ同位置にセッ
トし、または、ロ、感温弁を沸騰槽からオバーフロー部
までの間の排水経路内に設け、かつ、排水のオバーフロ
ー部を稼働時の水位とほぼ同位置にセットしたものであ
る。排水は、オバーフロー部位置が稼働中変動する水位
以下かつ所定水温以下の時のみ行われるようにしたもの
である。これにより感温弁前後の圧力差が僅かとなり、
弁体の動作は弱い作動力で済むので、不具合となるほど
の水漏れのない、排水量の制御できる排水装置を安価に
製作する事が出来る。通常、感温弁は沸騰槽とオバーフ
ロー部との間の排水経路内の沸騰槽から少し離れた位置
に設けられ、放熱により水温が下がったとき弁が開く構
造となっている。
【発明の実施例】次に図面を参照して本発明の実施例を
説明する。第1図は本発明の沸騰装置の一実施例であ
る。1は沸騰槽,2は加熱器,3は給水装置で水位調整
槽30と給水栓15などから成り立っている。4は感温
弁,5はエアーポンプ,6は蒸気出口,7は気液分離器
である。 排水のオバーフロー部9は水位調整槽30の
稼働時下限水位より少し高い位置に設けられおり、排水
は感温弁4周囲の水温が下がり感温弁4が開きかつ気液
分離器7下部の戻り水路管11の水位が吹き出した熱水
の落下によりオバーフロー部より高い位置になった時行
われる。始め、水位はオバーフロー部位置より下にあり
停止時水が排水されることはない。加熱器2の電源が入
れられるとまもなく沸騰槽1の水が沸騰し、蒸気と熱水
が吐出口8を通って気液分離器7へ吹き出され分離して
蒸気は蒸気出口6から外気へ吐出され、熱水は落下し沸
騰槽1へ循環される。熱水が戻り水路管11に落下する
と水位は上昇し戻り水路管I1に接続した排水路管12
の水位を上昇させる。通常、稼働時の戻り水路管の水位
は熱水落下時の最高水位がオバーフロー部の位置の上位
2〜10mmの水位になるよう戻り水路管径や熱水吹き
出し量で調整する。通電当初、感温弁4付近は低温であ
るので弁は開いており、沸騰により水位が上昇するとオ
バーフロー部9を通過して水が排水される。低温の水が
排水されると戻り水路管内の感温弁部へ高温水が流れて
きて感温弁はこの高温により弁を閉じる。弁が閉じると
オバーフロー部での排水の通過も停止する。感温弁付近
の高温水は自然放熱により温度を下げ、再び弁が開き排
水が行われる。こうして稼働中排水は断続的に継続され
る。排水量は排水経路内の放熱と感温弁の開閉温度で調
節する。 本発明では排水のオバーフロー部を沸騰槽等
槽水位とほぼ等しい位置に設けたので弁前後の水圧はご
く僅かとなり、例え弁座にスケール粒子が挟まっても不
具合となる程の水漏れは起こさない。感温弁の取り付け
位置は弁前後の圧力差が僅少である排水経路内であれば
良くオバーフロー部後であってもかまわない、またオバ
ーフロー部と一体に形成させても良い。感温材料にはバ
イメタル,形状記憶合金などが用いられる。第2図は給
水にカートリッヂタンク31を使用した例である。この
カートリッヂタンクは排水タンクも兼ねている。本実施
例ではスケール成分の濃縮した落下水の一部を水位調整
槽30へ排水し、カートリッヂタンク31の着脱栓の給
水口を利用してカートリッヂタンク31内へ対流拡散さ
せ、最後にタンク内に濃縮水を残留させて外部へ排水す
るタイプのものである。第3図は本発明の別の実施例で
水位センサー13により給水が断続的に行われ水位が上
下するタイプのものである。本沸騰装置は熱水を吹き出
し落下させるタイプのものではないので稼働中の水位は
水位センサー13で調節された下限水位と上限水位の間
に位置する。排水路管12は沸騰槽1に接続している。
排水路管12内のオバーフロー部の位置は下限水位より
上部で上限水位より下部に設けられる。感温弁4が排水
経路内に設けられ周囲水温により開閉する。感温弁周囲
の水温が低下し弁が開いているとき水位が上昇すると排
水が行われる。稼働時、水は蒸発し水位を下げ、給水が
断続的に行われているので一定時間内に必ず沸騰槽水位
がオバーフロー部位置を越える時があり弁が開いていれ
ば排水が行われる。感温弁にスケール粒子が挟まった場
合に、水漏れ量を支障のない量に抑えるため感温弁前後
の圧力差を僅かの圧力差にしなければならないが、この
ためオバーフロー部位置は沸騰槽などの水位とほぼ同位
置に設けており、沸騰装置の規模にもよるが、加熱30
0W程度のものでは水位の上下約20mm以下が適当で
ある。給水に電磁弁などを用いている給水装置では停止
中電磁弁により給水が停止されているのでオバーフロー
部位置は給水変動範囲下限より少し下でもよいが、給水
にカートリッヂタンクを用いている場合にはオバーフロ
ー部位置は水位調整槽水位より上に設ける必要がある。
通常は前記したように一定水位あるいは下限水位の上2
〜10mm程度がより好ましい。第4図は感温弁4の一
実施例の詳細図である。41はバネにより変動させられ
る弁体である。42はステンレスバネ,43は形状記憶
合金バネである。水温が低いとき、ステンレスバネ42
の力が形状記憶合金バネ43に勝って弁体41は弁座か
ら離れ水が通過する。高温水がやってくるとこの高温を
感じて形状記憶合金バネ43が伸びて弁を弁座に押し付
けて水の通過を止める。44は調整ネジで水の通過量の
調整に用いる。ここでは加熱器は電気式で説明したが、
ガス,石油の燃焼等他の加熱手段であってもよい。
説明する。第1図は本発明の沸騰装置の一実施例であ
る。1は沸騰槽,2は加熱器,3は給水装置で水位調整
槽30と給水栓15などから成り立っている。4は感温
弁,5はエアーポンプ,6は蒸気出口,7は気液分離器
である。 排水のオバーフロー部9は水位調整槽30の
稼働時下限水位より少し高い位置に設けられおり、排水
は感温弁4周囲の水温が下がり感温弁4が開きかつ気液
分離器7下部の戻り水路管11の水位が吹き出した熱水
の落下によりオバーフロー部より高い位置になった時行
われる。始め、水位はオバーフロー部位置より下にあり
停止時水が排水されることはない。加熱器2の電源が入
れられるとまもなく沸騰槽1の水が沸騰し、蒸気と熱水
が吐出口8を通って気液分離器7へ吹き出され分離して
蒸気は蒸気出口6から外気へ吐出され、熱水は落下し沸
騰槽1へ循環される。熱水が戻り水路管11に落下する
と水位は上昇し戻り水路管I1に接続した排水路管12
の水位を上昇させる。通常、稼働時の戻り水路管の水位
は熱水落下時の最高水位がオバーフロー部の位置の上位
2〜10mmの水位になるよう戻り水路管径や熱水吹き
出し量で調整する。通電当初、感温弁4付近は低温であ
るので弁は開いており、沸騰により水位が上昇するとオ
バーフロー部9を通過して水が排水される。低温の水が
排水されると戻り水路管内の感温弁部へ高温水が流れて
きて感温弁はこの高温により弁を閉じる。弁が閉じると
オバーフロー部での排水の通過も停止する。感温弁付近
の高温水は自然放熱により温度を下げ、再び弁が開き排
水が行われる。こうして稼働中排水は断続的に継続され
る。排水量は排水経路内の放熱と感温弁の開閉温度で調
節する。 本発明では排水のオバーフロー部を沸騰槽等
槽水位とほぼ等しい位置に設けたので弁前後の水圧はご
く僅かとなり、例え弁座にスケール粒子が挟まっても不
具合となる程の水漏れは起こさない。感温弁の取り付け
位置は弁前後の圧力差が僅少である排水経路内であれば
良くオバーフロー部後であってもかまわない、またオバ
ーフロー部と一体に形成させても良い。感温材料にはバ
イメタル,形状記憶合金などが用いられる。第2図は給
水にカートリッヂタンク31を使用した例である。この
カートリッヂタンクは排水タンクも兼ねている。本実施
例ではスケール成分の濃縮した落下水の一部を水位調整
槽30へ排水し、カートリッヂタンク31の着脱栓の給
水口を利用してカートリッヂタンク31内へ対流拡散さ
せ、最後にタンク内に濃縮水を残留させて外部へ排水す
るタイプのものである。第3図は本発明の別の実施例で
水位センサー13により給水が断続的に行われ水位が上
下するタイプのものである。本沸騰装置は熱水を吹き出
し落下させるタイプのものではないので稼働中の水位は
水位センサー13で調節された下限水位と上限水位の間
に位置する。排水路管12は沸騰槽1に接続している。
排水路管12内のオバーフロー部の位置は下限水位より
上部で上限水位より下部に設けられる。感温弁4が排水
経路内に設けられ周囲水温により開閉する。感温弁周囲
の水温が低下し弁が開いているとき水位が上昇すると排
水が行われる。稼働時、水は蒸発し水位を下げ、給水が
断続的に行われているので一定時間内に必ず沸騰槽水位
がオバーフロー部位置を越える時があり弁が開いていれ
ば排水が行われる。感温弁にスケール粒子が挟まった場
合に、水漏れ量を支障のない量に抑えるため感温弁前後
の圧力差を僅かの圧力差にしなければならないが、この
ためオバーフロー部位置は沸騰槽などの水位とほぼ同位
置に設けており、沸騰装置の規模にもよるが、加熱30
0W程度のものでは水位の上下約20mm以下が適当で
ある。給水に電磁弁などを用いている給水装置では停止
中電磁弁により給水が停止されているのでオバーフロー
部位置は給水変動範囲下限より少し下でもよいが、給水
にカートリッヂタンクを用いている場合にはオバーフロ
ー部位置は水位調整槽水位より上に設ける必要がある。
通常は前記したように一定水位あるいは下限水位の上2
〜10mm程度がより好ましい。第4図は感温弁4の一
実施例の詳細図である。41はバネにより変動させられ
る弁体である。42はステンレスバネ,43は形状記憶
合金バネである。水温が低いとき、ステンレスバネ42
の力が形状記憶合金バネ43に勝って弁体41は弁座か
ら離れ水が通過する。高温水がやってくるとこの高温を
感じて形状記憶合金バネ43が伸びて弁を弁座に押し付
けて水の通過を止める。44は調整ネジで水の通過量の
調整に用いる。ここでは加熱器は電気式で説明したが、
ガス,石油の燃焼等他の加熱手段であってもよい。
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の沸騰装置は
開閉する弁前後の圧力差がほぼゼロとなっており、僅か
の力で弁を押さえれば弁座にスケール粒子が挟まっても
熱水の漏れはごく僅かであり問題となる量とはならな
い。弁前後の圧力差が小さいので弁体を押さえる力は僅
かで済み、開閉弁の動作には小さなバイメタルや形状記
憶合金ワイヤーを使用することができ安価である。かか
る排水機構を設けることにより沸騰槽へのスケール付着
を防止し、スケール付着による熱効率の低下,ヒーター
線の断線,沸騰水路の閉塞,沸騰槽の異常昇温等による
沸騰装置の故障や火災の危険を防止することができる。
開閉する弁前後の圧力差がほぼゼロとなっており、僅か
の力で弁を押さえれば弁座にスケール粒子が挟まっても
熱水の漏れはごく僅かであり問題となる量とはならな
い。弁前後の圧力差が小さいので弁体を押さえる力は僅
かで済み、開閉弁の動作には小さなバイメタルや形状記
憶合金ワイヤーを使用することができ安価である。かか
る排水機構を設けることにより沸騰槽へのスケール付着
を防止し、スケール付着による熱効率の低下,ヒーター
線の断線,沸騰水路の閉塞,沸騰槽の異常昇温等による
沸騰装置の故障や火災の危険を防止することができる。
【第1図】本発明の沸騰装置の一実施例で給水水位が一
定で熱水吹き上げタイプの例の説明図である。
定で熱水吹き上げタイプの例の説明図である。
【第2図】本発明の沸騰装置の別の実施例で給水にカー
トリッヂタンクを用いた例の説明図である。
トリッヂタンクを用いた例の説明図である。
【第3図】本発明の沸騰装置の別の実施例で給水水位変
動タイプの例の説明図である。
動タイプの例の説明図である。
【第4図】感温弁4の一実施例の詳細図である。 1・・・沸騰槽, 2・・・加熱器, 3・・・給水装
置, 4・・・感温弁,5・・・エアーポンプ, 6・
・・蒸気出口, 7・・・気液分離器, 8・・・吐出
口, 9・・・オバーフロー部, 11・・・戻り水路
管, 12・・・排水路管。
置, 4・・・感温弁,5・・・エアーポンプ, 6・
・・蒸気出口, 7・・・気液分離器, 8・・・吐出
口, 9・・・オバーフロー部, 11・・・戻り水路
管, 12・・・排水路管。
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 沸騰装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加湿機,恒温恒湿槽その
他水蒸気もしくは熱水を使用する装置に用いられる沸騰
装置に関し、特に水の沸騰により起こるスケール成分の
濃縮によるスケールの付着を防止するため沸騰槽の水を
一部排水する機能を持たせた沸騰装置に関するものであ
る。
他水蒸気もしくは熱水を使用する装置に用いられる沸騰
装置に関し、特に水の沸騰により起こるスケール成分の
濃縮によるスケールの付着を防止するため沸騰槽の水を
一部排水する機能を持たせた沸騰装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】スケール成分を含む水を沸騰させるとス
ケール成分は容易に高濃度に濃縮され、沸騰槽の加熱部
等にスケール成分がかなりの速さで析出し、加熱部に付
着したスケールの断熱力により熱効率の低下,ヒーター
線の温度上昇による断線や沸騰槽の破損あるいは周囲の
過熱等の不具合が起こる。従来、スケール成分濃縮防止
のため沸騰槽下部に電磁弁などの排水弁を設け稼働後も
しくは稼働中断続的に排水を行っていた。しかし、沸騰
槽内に生じたスケール粒子が弁座に挟まり水漏れを起こ
すなどの不具合があった。
ケール成分は容易に高濃度に濃縮され、沸騰槽の加熱部
等にスケール成分がかなりの速さで析出し、加熱部に付
着したスケールの断熱力により熱効率の低下,ヒーター
線の温度上昇による断線や沸騰槽の破損あるいは周囲の
過熱等の不具合が起こる。従来、スケール成分濃縮防止
のため沸騰槽下部に電磁弁などの排水弁を設け稼働後も
しくは稼働中断続的に排水を行っていた。しかし、沸騰
槽内に生じたスケール粒子が弁座に挟まり水漏れを起こ
すなどの不具合があった。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】本発明は沸騰槽の濃縮
水の一部を排水するに際して、排水弁の弁座にスケール
粒子が挟まっても不具合とみなされる程の水漏れを起こ
さず、かつ安価な排水装置を有する沸騰装置を提供する
ところにある。
水の一部を排水するに際して、排水弁の弁座にスケール
粒子が挟まっても不具合とみなされる程の水漏れを起こ
さず、かつ安価な排水装置を有する沸騰装置を提供する
ところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明ではイ、水温を感
じて開閉する感温弁を排本経路内に設け、かつ、その位
置を稼働時の水位とほぼ同位置にセットし、または、
ロ、感温弁を沸騰槽からオバーフロー部までの間の排水
経路内に設け、かつ、排水のオバーフロー部を稼働時の
水位とほぼ同位置にセットしたものである。排水は、オ
バーフロー部位置が稼働中変動する水位以下かつ所定水
温以下の時のみ行われるようにしたものである。これに
より感温弁前後の圧力差が僅かとなり、弁体の動作は弱
い作動力で済むので、不具合となるほどの水漏れのな
い、排水量の制御できる排水装置を安価に製作する事が
出来る。通常、感温弁は沸騰槽とオバーフロー部との間
の排水経路内の沸騰槽から少し離れた位置に設けられ、
放熱により水温が下がったとき弁が開く構造となってい
る。
じて開閉する感温弁を排本経路内に設け、かつ、その位
置を稼働時の水位とほぼ同位置にセットし、または、
ロ、感温弁を沸騰槽からオバーフロー部までの間の排水
経路内に設け、かつ、排水のオバーフロー部を稼働時の
水位とほぼ同位置にセットしたものである。排水は、オ
バーフロー部位置が稼働中変動する水位以下かつ所定水
温以下の時のみ行われるようにしたものである。これに
より感温弁前後の圧力差が僅かとなり、弁体の動作は弱
い作動力で済むので、不具合となるほどの水漏れのな
い、排水量の制御できる排水装置を安価に製作する事が
出来る。通常、感温弁は沸騰槽とオバーフロー部との間
の排水経路内の沸騰槽から少し離れた位置に設けられ、
放熱により水温が下がったとき弁が開く構造となってい
る。
【0005】
【発明の実施例】次に図面を参照して本発明の実施例を
説明する。図1は本発明の沸騰装置の一実施例である。
1は沸騰槽,2は加熱器,3は給水装置で水位調整槽3
0と給水栓15などから成り立っている。4は感温弁,
5はエアーポンプ,6は蒸気出口,7は気液分離器であ
る。 排水のオバーフロー部9は水位調整槽30の稼働
時下限水位より少し高い位置に設けられおり、排水は感
温弁4周囲の水温が下がり感温弁4が開きかつ気液分離
器7下部の戻り水路管11の水位が吹き出した熱水の落
下によりオバーフロー部より高い位置になった時行われ
る。
説明する。図1は本発明の沸騰装置の一実施例である。
1は沸騰槽,2は加熱器,3は給水装置で水位調整槽3
0と給水栓15などから成り立っている。4は感温弁,
5はエアーポンプ,6は蒸気出口,7は気液分離器であ
る。 排水のオバーフロー部9は水位調整槽30の稼働
時下限水位より少し高い位置に設けられおり、排水は感
温弁4周囲の水温が下がり感温弁4が開きかつ気液分離
器7下部の戻り水路管11の水位が吹き出した熱水の落
下によりオバーフロー部より高い位置になった時行われ
る。
【0006】 始め、水位はオバーフロー部位置より下に
あり停止時水が排水されることはない。加熱器2の電源
が入れられるとまもなく沸騰槽1の水が沸騰し、蒸気と
熱水が吐出口8を通って気液分離器7へ吹き出され分離
して蒸気は蒸気出口6から外気へ吐出され、熱水は落下
し沸騰槽1へ循環される。熱水が戻り水路管11に落下
すると水位は上昇し戻り水路管11に接続した排水路管
12の水位を上昇させる。通常、稼働時の戻り水路管の
水位は熱水落下時の最高水位がオバーフロー部の位置の
上位2〜10mmの水位になるよう戻り水路管径や熱水
吹き出し量で調整する。通電当初、感温弁4付近は低温
であるので弁は開いており、沸騰により水位が上昇する
とオバーフロー部9を通過して水が排水される。低温の
水が排水されると戻り水路管内の感温弁部へ高温水が流
れてきて感温弁はこの高温により弁を閉じる。弁が閉じ
るとオバーフロー部での排水の通過も停止する。感温弁
付近の高温水は自然放熱により温度を下げ、再び弁が開
き排水が行われる。こうして稼働中排水は断続的に継続
される。排水量は排水経路内の放熱と感温弁の開閉温度
で調節する。 本発明では排水のオバーフロー部を沸騰
槽等槽水位とほぼ等しい位置に設けたので弁前後の水圧
はごく僅かとなり、例え弁座にスケール粒子が挟まって
も不具合となる程の水漏れは起こさない。感温弁の取り
付け位置は弁前後の圧力差が僅少である排水経路内であ
れば良くオバーフロー部後であってもかまわない、また
オバーフロー部と一体に形成させても良い。感温材料に
はバイメタル,形状記憶合金などが用いられる。
あり停止時水が排水されることはない。加熱器2の電源
が入れられるとまもなく沸騰槽1の水が沸騰し、蒸気と
熱水が吐出口8を通って気液分離器7へ吹き出され分離
して蒸気は蒸気出口6から外気へ吐出され、熱水は落下
し沸騰槽1へ循環される。熱水が戻り水路管11に落下
すると水位は上昇し戻り水路管11に接続した排水路管
12の水位を上昇させる。通常、稼働時の戻り水路管の
水位は熱水落下時の最高水位がオバーフロー部の位置の
上位2〜10mmの水位になるよう戻り水路管径や熱水
吹き出し量で調整する。通電当初、感温弁4付近は低温
であるので弁は開いており、沸騰により水位が上昇する
とオバーフロー部9を通過して水が排水される。低温の
水が排水されると戻り水路管内の感温弁部へ高温水が流
れてきて感温弁はこの高温により弁を閉じる。弁が閉じ
るとオバーフロー部での排水の通過も停止する。感温弁
付近の高温水は自然放熱により温度を下げ、再び弁が開
き排水が行われる。こうして稼働中排水は断続的に継続
される。排水量は排水経路内の放熱と感温弁の開閉温度
で調節する。 本発明では排水のオバーフロー部を沸騰
槽等槽水位とほぼ等しい位置に設けたので弁前後の水圧
はごく僅かとなり、例え弁座にスケール粒子が挟まって
も不具合となる程の水漏れは起こさない。感温弁の取り
付け位置は弁前後の圧力差が僅少である排水経路内であ
れば良くオバーフロー部後であってもかまわない、また
オバーフロー部と一体に形成させても良い。感温材料に
はバイメタル,形状記憶合金などが用いられる。
【0007】 図2は給水にカートリッヂタンク31を使
用した例である。このカートリッヂタンクは排水タンク
も兼ねている。本実施例ではスケール成分の濃縮した落
下水の一部を水位調整槽30へ排水し、カートリッヂタ
ンク31の着脱栓の給水口を利用してカートリッヂタン
ク31内へ対流拡散させ、最後にタンク内に濃縮水を残
留させて外部へ排水するタイプのものである。熱水の吹
き上げ高さが高く落下距離が十分ある場合には、気液分
離器下部に落下水受け槽10を設け、該落下水受け槽か
ら排水をとるのが排水量を調整しやすい。図3は本発明
の別の実施例で水位センサー13により給水が断続的に
行われ水位が上下するタイプのものである。本沸騰装置
は熱水を吹き出し落下させるタイプのものではないので
稼働中の水位は水位センサー13で調節された下限水位
と上限水位の間に位置する。排水路管12は沸騰槽1に
接続している。排水路管12内のオバーフロー部の位置
は下限水位より上部で上限水位より下部に設けられる。
感温弁4が排水経路内に設けられ周囲水温により開閉す
る。感温弁周囲の水温が低下し弁が開いているとき水位
が上昇すると排水が行われる。稼働時、水は蒸発し水位
を下げ、給水が断続的に行われているので一定時間内に
必ず沸騰槽水位がオバーフロー部位置を越える時があり
弁が開いていれば排水が行われる。感温弁にスケール粒
子が挟まった場合に、水漏れ量を支障のない量に抑える
ため感温弁前後の圧力差を僅かの圧力差にしなければな
らないが、このためオバーフロー部位置は沸騰槽などの
水位とほぼ同位置に設けており、沸騰装置の規模にもよ
るが、加熱300W程度のものでは水位の上下約20m
m以下が適当である。給水に電磁弁などを用いている給
水装置では停止中電磁弁により給水が停止されているの
でオバーフロー部位置は給水変動範囲下限より少し下で
もよいが、給水にカートリッヂタンクを用い外部へ排水
している場合にはオバーフロー部位置は水位調整槽水位
より上に設ける必要がある。通常は前記したように一定
水位あるいは下限水位の上2〜10mm程度がより好ま
しい。
用した例である。このカートリッヂタンクは排水タンク
も兼ねている。本実施例ではスケール成分の濃縮した落
下水の一部を水位調整槽30へ排水し、カートリッヂタ
ンク31の着脱栓の給水口を利用してカートリッヂタン
ク31内へ対流拡散させ、最後にタンク内に濃縮水を残
留させて外部へ排水するタイプのものである。熱水の吹
き上げ高さが高く落下距離が十分ある場合には、気液分
離器下部に落下水受け槽10を設け、該落下水受け槽か
ら排水をとるのが排水量を調整しやすい。図3は本発明
の別の実施例で水位センサー13により給水が断続的に
行われ水位が上下するタイプのものである。本沸騰装置
は熱水を吹き出し落下させるタイプのものではないので
稼働中の水位は水位センサー13で調節された下限水位
と上限水位の間に位置する。排水路管12は沸騰槽1に
接続している。排水路管12内のオバーフロー部の位置
は下限水位より上部で上限水位より下部に設けられる。
感温弁4が排水経路内に設けられ周囲水温により開閉す
る。感温弁周囲の水温が低下し弁が開いているとき水位
が上昇すると排水が行われる。稼働時、水は蒸発し水位
を下げ、給水が断続的に行われているので一定時間内に
必ず沸騰槽水位がオバーフロー部位置を越える時があり
弁が開いていれば排水が行われる。感温弁にスケール粒
子が挟まった場合に、水漏れ量を支障のない量に抑える
ため感温弁前後の圧力差を僅かの圧力差にしなければな
らないが、このためオバーフロー部位置は沸騰槽などの
水位とほぼ同位置に設けており、沸騰装置の規模にもよ
るが、加熱300W程度のものでは水位の上下約20m
m以下が適当である。給水に電磁弁などを用いている給
水装置では停止中電磁弁により給水が停止されているの
でオバーフロー部位置は給水変動範囲下限より少し下で
もよいが、給水にカートリッヂタンクを用い外部へ排水
している場合にはオバーフロー部位置は水位調整槽水位
より上に設ける必要がある。通常は前記したように一定
水位あるいは下限水位の上2〜10mm程度がより好ま
しい。
【0008】 図4は感温弁4の一実施例の詳細図であ
る。41はバネにより変動させられる弁体である。42
はステンレスバネ,43は形状記憶合金バネである。水
温が低いとき、ステンレスバネ42の力が形状記憶合金
バネ43に勝って弁体41は弁座から離れ水が通過す
る。高温水がやってくるとこの高温を感じて形状記憶合
金バネ43が伸びて弁を弁座に押し付けて水の通過を止
める。44は調整ネジで水の通過量の調整に用いる。感
温弁の水温受感部は水温を受感しやすいよう水流と接触
させるのを原則とするが、銅管等を介して管外で受感し
ても本案の包含するところである。ここでは加熱器は電
気式で説明したが、ガス,石油の燃焼等他の加熱手段で
あってもよい。
る。41はバネにより変動させられる弁体である。42
はステンレスバネ,43は形状記憶合金バネである。水
温が低いとき、ステンレスバネ42の力が形状記憶合金
バネ43に勝って弁体41は弁座から離れ水が通過す
る。高温水がやってくるとこの高温を感じて形状記憶合
金バネ43が伸びて弁を弁座に押し付けて水の通過を止
める。44は調整ネジで水の通過量の調整に用いる。感
温弁の水温受感部は水温を受感しやすいよう水流と接触
させるのを原則とするが、銅管等を介して管外で受感し
ても本案の包含するところである。ここでは加熱器は電
気式で説明したが、ガス,石油の燃焼等他の加熱手段で
あってもよい。
【0009】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の沸騰装置は
開閉する弁前後の圧力差がほぼゼロとなっており、僅か
の力で弁を押さえれば弁座にスケール粒子が挟まっても
熱水の漏れはごく僅かであり問題となる量とはならな
い。弁前後の圧力差が小さいので弁体を押さえる力は僅
かで済み、開閉弁の動作には小さなバイメタルや形状記
憶合金ワイヤーを使用することができ安価である。かか
る排水機構を設けることにより沸騰槽へのスケール付着
を防止し、スケール付着による熱効率の低下,ヒーター
線の断線,沸騰水路の閉塞,沸騰槽の異常昇温等による
沸騰装置の故障や火災の危険を防止することができる。
開閉する弁前後の圧力差がほぼゼロとなっており、僅か
の力で弁を押さえれば弁座にスケール粒子が挟まっても
熱水の漏れはごく僅かであり問題となる量とはならな
い。弁前後の圧力差が小さいので弁体を押さえる力は僅
かで済み、開閉弁の動作には小さなバイメタルや形状記
憶合金ワイヤーを使用することができ安価である。かか
る排水機構を設けることにより沸騰槽へのスケール付着
を防止し、スケール付着による熱効率の低下,ヒーター
線の断線,沸騰水路の閉塞,沸騰槽の異常昇温等による
沸騰装置の故障や火災の危険を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の沸騰装置の一実施例で給水水位が一定
で熱水吹き上げタイプの例の説明図である。
で熱水吹き上げタイプの例の説明図である。
【図2】 本発明の沸騰装置の別の実施例で給水にカート
リッヂタンクを用いた例の説明図である。
リッヂタンクを用いた例の説明図である。
【図3】 本発明の沸騰装置の別の実施例で給水水位変動
タイプの例の説明図である。
タイプの例の説明図である。
【図4】 感温弁4の一実施例の詳細図である。
【符号の説明】 1 沸騰槽 2 加熱器 3
給水装置 4 感温弁 5 エアーポンプ 6
蒸気出口 7 気液分離器 8 吐出口 9
オバーフロー部 11 戻り水路管 12 排水路管
給水装置 4 感温弁 5 エアーポンプ 6
蒸気出口 7 気液分離器 8 吐出口 9
オバーフロー部 11 戻り水路管 12 排水路管
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F24F 6/00 H 9252−3L
Claims (1)
- 【請求項1】給水装置と加熱器を備えた沸騰槽と排水装
置を有する、スケール成分を含む水を加熱沸騰させる沸
騰装置において、 イ、水温を感じて開閉する感温弁を沸騰槽もしくは水位
調整槽の稼働時の水位と略同位置に設定した または ロ、水温を感じて開閉する感温弁を沸騰槽からオバーフ
ロー部までの間の排水経路内に設け、かつ、排水経路の
オバーフロー部の位置を沸騰槽もしくは水位調整槽の稼
働時の水位と略同位置に設定したことを特徴とする沸騰
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34758491A JPH05146601A (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 沸騰装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34758491A JPH05146601A (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 沸騰装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05146601A true JPH05146601A (ja) | 1993-06-15 |
Family
ID=18391208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34758491A Pending JPH05146601A (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 沸騰装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05146601A (ja) |
-
1991
- 1991-10-28 JP JP34758491A patent/JPH05146601A/ja active Pending
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