JPH05146441A - 超音波画像処理装置 - Google Patents
超音波画像処理装置Info
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- JPH05146441A JPH05146441A JP31627091A JP31627091A JPH05146441A JP H05146441 A JPH05146441 A JP H05146441A JP 31627091 A JP31627091 A JP 31627091A JP 31627091 A JP31627091 A JP 31627091A JP H05146441 A JPH05146441 A JP H05146441A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 輝度分布の高低が偏っているようなノイズが
混入した場合にも有効なノイズ除去を実現する。 【構成】 最小値検索回路I 〜IVを縦続接続する。各最
小値検索回路I 〜IVは比較器及びセレクタから構成さ
れ、それぞれ画素I0〜I4のうち小さい輝度値を有す
るものを選び順にZ0〜Z4として選択回路100に出
力する。選択回路100は、輝度値Z0〜Z4を有する
5個の輝度データのうち所定順位のもの、すなわち所定
の最小値検索回路から出力されるものを選び注目画素の
輝度値とする。輝度分布の高低が偏っているようなノイ
ズが混入した場合にも、有効なノイズ除去が可能にな
る。
混入した場合にも有効なノイズ除去を実現する。 【構成】 最小値検索回路I 〜IVを縦続接続する。各最
小値検索回路I 〜IVは比較器及びセレクタから構成さ
れ、それぞれ画素I0〜I4のうち小さい輝度値を有す
るものを選び順にZ0〜Z4として選択回路100に出
力する。選択回路100は、輝度値Z0〜Z4を有する
5個の輝度データのうち所定順位のもの、すなわち所定
の最小値検索回路から出力されるものを選び注目画素の
輝度値とする。輝度分布の高低が偏っているようなノイ
ズが混入した場合にも、有効なノイズ除去が可能にな
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波診断装置により
得られる画像を処理する超音波画像処理装置、特にカラ
ードプラ画像を処理する装置の改良に関する。
得られる画像を処理する超音波画像処理装置、特にカラ
ードプラ画像を処理する装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波診断装置は、探触子を生体に当接
させ、超音波を送受信することにより生体内部の状態に
関する情報を獲得する装置である。すなわち、送信器に
よって探触子を励振し、超音波を生体内に送信すると、
内部の音響伝搬特性の異なる部位により反射エコーが生
じる。反射エコーは、再び探触子により受信され、電気
信号に変換される。この電気信号は検波、増幅等の処理
を経て表示器の画面上に表示される。この表示に際して
は、白黒画像とすることも可能であるが、別途処理によ
り獲得した情報を付加してカラー画像とすることも可能
である。特に、白黒画像に被検体内部の反射体の移動速
度を表す色を付加した画像をカラードプラ画像という。
これは、移動速度が反射エコーのドプラ偏移周波数とし
て検出可能だからである。
させ、超音波を送受信することにより生体内部の状態に
関する情報を獲得する装置である。すなわち、送信器に
よって探触子を励振し、超音波を生体内に送信すると、
内部の音響伝搬特性の異なる部位により反射エコーが生
じる。反射エコーは、再び探触子により受信され、電気
信号に変換される。この電気信号は検波、増幅等の処理
を経て表示器の画面上に表示される。この表示に際して
は、白黒画像とすることも可能であるが、別途処理によ
り獲得した情報を付加してカラー画像とすることも可能
である。特に、白黒画像に被検体内部の反射体の移動速
度を表す色を付加した画像をカラードプラ画像という。
これは、移動速度が反射エコーのドプラ偏移周波数とし
て検出可能だからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】カラードプラ画像を表
示する場合、白黒画像に係るデータ収集(信号処理)と
色に係るデータ収集(信号処理)とが別途に行われるた
め、データ不足や処理中のデータ反転等によりチラチラ
のノイズが発生する。このノイズは、画面を見にくくさ
せる点で好ましくない。このノイズを除去する手法とし
ては、従来から、メディアンフィルタが知られている。
メディアンフィルタは注目画素周辺の画素の輝度分布の
メディアン値を注目画素の輝度値とするフィルタであ
る。このフィルタは、ノイズにより輝度値が高められて
いる画素と、輝度値が低められている画素と、が注目画
素周辺にほぼ同程度の割合で存在している場合に有効で
ある。しかし、同程度でない場合には、例えばノイズの
ため輝度値が高い画素が多い場合には、このノイズの影
響を排除できない。
示する場合、白黒画像に係るデータ収集(信号処理)と
色に係るデータ収集(信号処理)とが別途に行われるた
め、データ不足や処理中のデータ反転等によりチラチラ
のノイズが発生する。このノイズは、画面を見にくくさ
せる点で好ましくない。このノイズを除去する手法とし
ては、従来から、メディアンフィルタが知られている。
メディアンフィルタは注目画素周辺の画素の輝度分布の
メディアン値を注目画素の輝度値とするフィルタであ
る。このフィルタは、ノイズにより輝度値が高められて
いる画素と、輝度値が低められている画素と、が注目画
素周辺にほぼ同程度の割合で存在している場合に有効で
ある。しかし、同程度でない場合には、例えばノイズの
ため輝度値が高い画素が多い場合には、このノイズの影
響を排除できない。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、注目画素周辺の画
素へのノイズの影響の高低割合にかかわらずノイズの影
響を除去することができる超音波画像処理装置を提供す
ることを目的とする。
とを課題としてなされたものであり、注目画素周辺の画
素へのノイズの影響の高低割合にかかわらずノイズの影
響を除去することができる超音波画像処理装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、超音波診断装置により得られるカ
ラードプラ画像情報について、任意かつ単一の注目画素
及びその周辺の複数の画素を含む画素群に係る輝度デー
タ群を処理してノイズを除去する超音波画像処理装置に
おいて、前記画素群に係る輝度データ群から最小値を検
索し出力すると共に、残余の輝度データ群を最小値検索
の対象として後段に供給するよう、複数個が縦続接続さ
れた最小値検索回路と、複数の最小値検索回路からそれ
ぞれ出力される最小値のうち所定の最小値検索回路から
出力された最小値を選択して注目画素の輝度データとし
て出力する選択回路と、を備え、複数個の輝度データの
うち小さい方から所定順位の輝度データを注目画素の輝
度として選択しノイズを除去することを特徴とする。
るために、本発明は、超音波診断装置により得られるカ
ラードプラ画像情報について、任意かつ単一の注目画素
及びその周辺の複数の画素を含む画素群に係る輝度デー
タ群を処理してノイズを除去する超音波画像処理装置に
おいて、前記画素群に係る輝度データ群から最小値を検
索し出力すると共に、残余の輝度データ群を最小値検索
の対象として後段に供給するよう、複数個が縦続接続さ
れた最小値検索回路と、複数の最小値検索回路からそれ
ぞれ出力される最小値のうち所定の最小値検索回路から
出力された最小値を選択して注目画素の輝度データとし
て出力する選択回路と、を備え、複数個の輝度データの
うち小さい方から所定順位の輝度データを注目画素の輝
度として選択しノイズを除去することを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明においては、初段の最小値検索回路によ
り注目画素及びその周辺の画素の輝度データが処理さ
れ、最小値が選択回路に出力される。更に、次段の最小
値検索回路によりこの最小値を除いた残余の輝度データ
が処理され、残余の輝度データのみについて得られた第
2の最小値が選択回路に出力される。最小値検索回路は
複数個設けられており、各段の最小値検索回路から各々
別個の最小値が出力される。
り注目画素及びその周辺の画素の輝度データが処理さ
れ、最小値が選択回路に出力される。更に、次段の最小
値検索回路によりこの最小値を除いた残余の輝度データ
が処理され、残余の輝度データのみについて得られた第
2の最小値が選択回路に出力される。最小値検索回路は
複数個設けられており、各段の最小値検索回路から各々
別個の最小値が出力される。
【0007】これは、言い換えれば、輝度データについ
て小さな方から順位付けを行ったことに相当する。すな
わち、初段の最小値検索回路から出力される最小値は最
も小さく、次段の最小値検索回路から出力される最小値
は次に小さく、というように順位付けされる。選択回路
は、これらの最小値のうちいずれかを選択する。この選
択基準は、任意に設定可能である。
て小さな方から順位付けを行ったことに相当する。すな
わち、初段の最小値検索回路から出力される最小値は最
も小さく、次段の最小値検索回路から出力される最小値
は次に小さく、というように順位付けされる。選択回路
は、これらの最小値のうちいずれかを選択する。この選
択基準は、任意に設定可能である。
【0008】従って、本発明においては、注目画素周辺
のノイズの高低が偏っている場合にも、チラチラのノイ
ズが除去される。また、複数の最小値検索回路がパイプ
ライン動作となる。
のノイズの高低が偏っている場合にも、チラチラのノイ
ズが除去される。また、複数の最小値検索回路がパイプ
ライン動作となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図1を
用いて説明する。図1には、本発明の一実施例に係る超
音波画像処理装置の構成が示されている。
用いて説明する。図1には、本発明の一実施例に係る超
音波画像処理装置の構成が示されている。
【0010】この図に示されるように、本実施例は、4
個の最小値検索回路I,II,III及びIVと、選択回路100
と、から構成されている。各最小値検索回路I,II,III及
びIVは、いずれも、比較器とセレクタの対を備えてい
る。
個の最小値検索回路I,II,III及びIVと、選択回路100
と、から構成されている。各最小値検索回路I,II,III及
びIVは、いずれも、比較器とセレクタの対を備えてい
る。
【0011】まず、初段の最小値検索回路I は、比較器
とセレクタを4対備えている。このうち1対は、画素I
0とI1の輝度値を比較する比較器I−1と、比較器I
−1による比較結果に応じて画素I0とI1の輝度デー
タの出力先を切り替えるセレクタI−2と、の対であ
る。また、他の1対は、画素I2とI3の輝度値を比較
する比較器I−3と、比較器I−3による比較結果に応
じて画素I2とI3の輝度データの出力先を切り替える
セレクタI−4と、の対である。更に、第3の1対は、
セレクタI−2の出力のうちより輝度値が小さい方の画
素に係る当該輝度データとセレクタI−4の出力のうち
より輝度値が小さい方の画素に係る当該輝度データとを
取り込む比較器I−5及びセレクタI−6の対である。
比較器I−5は両者の輝度値を比較し、セレクタI−6
は比較器I−5による比較結果に応じて両者の輝度デー
タの出力先を設定する。そして、第4の1対は、セレク
タI−6からより小さい輝度値を有する輝度データを取
り込みその輝度値を画素I4の輝度値と比較する比較器
I−7と、比較器I−7による比較結果に応じて両者の
出力先を設定するセレクタI−8と、の対である。
とセレクタを4対備えている。このうち1対は、画素I
0とI1の輝度値を比較する比較器I−1と、比較器I
−1による比較結果に応じて画素I0とI1の輝度デー
タの出力先を切り替えるセレクタI−2と、の対であ
る。また、他の1対は、画素I2とI3の輝度値を比較
する比較器I−3と、比較器I−3による比較結果に応
じて画素I2とI3の輝度データの出力先を切り替える
セレクタI−4と、の対である。更に、第3の1対は、
セレクタI−2の出力のうちより輝度値が小さい方の画
素に係る当該輝度データとセレクタI−4の出力のうち
より輝度値が小さい方の画素に係る当該輝度データとを
取り込む比較器I−5及びセレクタI−6の対である。
比較器I−5は両者の輝度値を比較し、セレクタI−6
は比較器I−5による比較結果に応じて両者の輝度デー
タの出力先を設定する。そして、第4の1対は、セレク
タI−6からより小さい輝度値を有する輝度データを取
り込みその輝度値を画素I4の輝度値と比較する比較器
I−7と、比較器I−7による比較結果に応じて両者の
出力先を設定するセレクタI−8と、の対である。
【0012】この最小値検索回路I の動作は、本実施例
のステージ1を構成する。今、複数個の画素I0,I
1,…について比較した場合の小さい方の輝度値をmi
n(I0,I1,…)と表すことにすると、比較器I−
1及びセレクタI−2により min(I0,I1) の輝度値を有する輝度データが選択され、比較器I−3
及びセレクタI−4により min(I2,I3) の輝度値を有する輝度データが選択され、それぞれ比較
器I−5及びセレクタI−6に供給される。この比較器
I−5及びセレクタI−6により比較器I−7及びセレ
クタI−8に供給されるのは min(I0,I1,I2,I3) の輝度値を有する輝度データである。この輝度値が比較
器I−7及びセレクタI−8により画素I4の輝度値と
比較される結果、 min(I0,I1,I2,I3,I4) が最小値Z0に係る輝度データとして選択回路100に
供給される。すなわち、ステージ1では画素I0〜I4
に係る輝度値のうち最も小さい輝度値が選択されること
になる。
のステージ1を構成する。今、複数個の画素I0,I
1,…について比較した場合の小さい方の輝度値をmi
n(I0,I1,…)と表すことにすると、比較器I−
1及びセレクタI−2により min(I0,I1) の輝度値を有する輝度データが選択され、比較器I−3
及びセレクタI−4により min(I2,I3) の輝度値を有する輝度データが選択され、それぞれ比較
器I−5及びセレクタI−6に供給される。この比較器
I−5及びセレクタI−6により比較器I−7及びセレ
クタI−8に供給されるのは min(I0,I1,I2,I3) の輝度値を有する輝度データである。この輝度値が比較
器I−7及びセレクタI−8により画素I4の輝度値と
比較される結果、 min(I0,I1,I2,I3,I4) が最小値Z0に係る輝度データとして選択回路100に
供給される。すなわち、ステージ1では画素I0〜I4
に係る輝度値のうち最も小さい輝度値が選択されること
になる。
【0013】次に、第2段の最小値検索回路IIは、比較
器とセレクタを3対備えている。このうち1対は、セレ
クタI−2からより大きな値を有するとして出力された
輝度データと、セレクタI−6からより大きな値を有す
るとして出力された輝度データと、を取り込む比較器I
−9及びセレクタI−10である。この対は、先に述べ
た対と同様、両者に係る輝度値を比較・選択して輝度デ
ータを出力する。また、他の1対は、セレクタI−4か
らより大きな値を有するとして出力された輝度データ
と、セレクタI−8からより大きな値を有するとして出
力された輝度データと、を取り込む比較器I−11及び
セレクタI−12である。この対は、先に述べた対と同
様、両者に係る輝度値を比較・選択して輝度データを出
力する。そして、第3の1対は、セレクタI−10から
より小さな値を有するとして出力された輝度データと、
セレクタI−12からより小さな値を有するとして出力
された輝度データと、を取り込む比較器I−13及びセ
レクタI−14である。この対も、先に述べた対と同
様、両者に係る輝度値を比較・選択して輝度データを出
力する。
器とセレクタを3対備えている。このうち1対は、セレ
クタI−2からより大きな値を有するとして出力された
輝度データと、セレクタI−6からより大きな値を有す
るとして出力された輝度データと、を取り込む比較器I
−9及びセレクタI−10である。この対は、先に述べ
た対と同様、両者に係る輝度値を比較・選択して輝度デ
ータを出力する。また、他の1対は、セレクタI−4か
らより大きな値を有するとして出力された輝度データ
と、セレクタI−8からより大きな値を有するとして出
力された輝度データと、を取り込む比較器I−11及び
セレクタI−12である。この対は、先に述べた対と同
様、両者に係る輝度値を比較・選択して輝度データを出
力する。そして、第3の1対は、セレクタI−10から
より小さな値を有するとして出力された輝度データと、
セレクタI−12からより小さな値を有するとして出力
された輝度データと、を取り込む比較器I−13及びセ
レクタI−14である。この対も、先に述べた対と同
様、両者に係る輝度値を比較・選択して輝度データを出
力する。
【0014】この最小値検索回路IIの動作は、本実施例
のステージ2を構成する。ステージ2は、Z0の次に小
さい輝度値を選択して輝度値Z1を有する輝度データと
して出力するステージである。ここで、複数個の画素I
0,I1,…について比較した場合の大きい方の輝度値
をmax(I0,I1,…)と表すことにすると、比較
器I−9及びセレクタI−10により選択され比較器I
−13及びセレクタI−14に供給される輝度データ
は、 min(max(I0,I1), max(min(I0,I1),min(I2,I3))) の輝度値を有している。もし、画素I0,I1の一方が
輝度値Z0に該当し画素I0〜I3のいずれかがZ1に
該当する場合にはこの式は必ずZ1の輝度値をとり、他
の条件下でもZ1以上の輝度値をとる。この式は、Z0
の輝度値をとることはない。
のステージ2を構成する。ステージ2は、Z0の次に小
さい輝度値を選択して輝度値Z1を有する輝度データと
して出力するステージである。ここで、複数個の画素I
0,I1,…について比較した場合の大きい方の輝度値
をmax(I0,I1,…)と表すことにすると、比較
器I−9及びセレクタI−10により選択され比較器I
−13及びセレクタI−14に供給される輝度データ
は、 min(max(I0,I1), max(min(I0,I1),min(I2,I3))) の輝度値を有している。もし、画素I0,I1の一方が
輝度値Z0に該当し画素I0〜I3のいずれかがZ1に
該当する場合にはこの式は必ずZ1の輝度値をとり、他
の条件下でもZ1以上の輝度値をとる。この式は、Z0
の輝度値をとることはない。
【0015】一方、比較器I−11及びセレクタI−1
2により選択され比較器I−13及びセレクタI−14
に供給される輝度データに係る輝度値は、 min(max(I2,I3), max(min(I0,I1,I2,I3),I4)) である。この式は、セレクタI−14の他の入力に係る
式がZ1とならない場合には必ずZ1の輝度値をとる。
この式も、Z0の輝度値をとることはない。
2により選択され比較器I−13及びセレクタI−14
に供給される輝度データに係る輝度値は、 min(max(I2,I3), max(min(I0,I1,I2,I3),I4)) である。この式は、セレクタI−14の他の入力に係る
式がZ1とならない場合には必ずZ1の輝度値をとる。
この式も、Z0の輝度値をとることはない。
【0016】従って、セレクタI−14からより小さい
輝度値として出力されるのは、必ず輝度値Z1を有する
輝度データとなる。すなわち、いずれも値Z0をとるこ
とがなくいずれかが値Z1をとる2個の輝度値を比較す
るのであるから、最小値検索回路IIから選択回路100
への出力は必ずZ1となる。
輝度値として出力されるのは、必ず輝度値Z1を有する
輝度データとなる。すなわち、いずれも値Z0をとるこ
とがなくいずれかが値Z1をとる2個の輝度値を比較す
るのであるから、最小値検索回路IIから選択回路100
への出力は必ずZ1となる。
【0017】次に、第3段の最小値検索回路III は、比
較器とセレクタを2対備えている。このうち1対は、セ
レクタI−10からより大きな値を有するとして出力さ
れた輝度データと、セレクタI−14からより大きな値
を有するとして出力された輝度データと、を取り込む比
較器I−15及びセレクタI−16である。この対は、
先に述べた対と同様、両者に係る輝度値を比較・選択し
て輝度データを出力する。また、他の1対は、セレクタ
I−16からより小さな輝度値として出力された輝度デ
ータと、セレクタI−12からより大きな輝度値として
出力された輝度データと、を取り込む比較器I−17及
びセレクタI−18である。この対は、先に述べた対と
同様、両者を比較・選択して輝度データを出力する。
較器とセレクタを2対備えている。このうち1対は、セ
レクタI−10からより大きな値を有するとして出力さ
れた輝度データと、セレクタI−14からより大きな値
を有するとして出力された輝度データと、を取り込む比
較器I−15及びセレクタI−16である。この対は、
先に述べた対と同様、両者に係る輝度値を比較・選択し
て輝度データを出力する。また、他の1対は、セレクタ
I−16からより小さな輝度値として出力された輝度デ
ータと、セレクタI−12からより大きな輝度値として
出力された輝度データと、を取り込む比較器I−17及
びセレクタI−18である。この対は、先に述べた対と
同様、両者を比較・選択して輝度データを出力する。
【0018】この最小値検索回路III の動作は、本実施
例のステージ3を構成する。ステージ3は、Z1の次に
小さい輝度値Z2を選択して選択回路100に当該輝度
データを出力するステージである。ここでは、記載の簡
略化のため説明を省略するが、セレクタI−18からよ
り小さな輝度値を有する輝度データとして出力されるの
は、画素I0〜I4に係る輝度データのうち3番目に小
さい輝度値Z2を有する輝度データである。
例のステージ3を構成する。ステージ3は、Z1の次に
小さい輝度値Z2を選択して選択回路100に当該輝度
データを出力するステージである。ここでは、記載の簡
略化のため説明を省略するが、セレクタI−18からよ
り小さな輝度値を有する輝度データとして出力されるの
は、画素I0〜I4に係る輝度データのうち3番目に小
さい輝度値Z2を有する輝度データである。
【0019】そして、第4段の最小値検索回路IVは、比
較器とセレクタを1対備えている。これは、セレクタI
−16からより大きな値を有するとして出力された輝度
データと、セレクタI−18からより大きな値を有する
として出力された輝度データと、を取り込む比較器I−
19及びセレクタI−20である。この対は、先に述べ
た対と同様、両者に係る輝度値を比較・選択して輝度デ
ータを出力する。
較器とセレクタを1対備えている。これは、セレクタI
−16からより大きな値を有するとして出力された輝度
データと、セレクタI−18からより大きな値を有する
として出力された輝度データと、を取り込む比較器I−
19及びセレクタI−20である。この対は、先に述べ
た対と同様、両者に係る輝度値を比較・選択して輝度デ
ータを出力する。
【0020】この最小値検索回路IVの動作は、本実施例
のステージ4を構成する。ステージ4は、Z2の次に小
さい輝度値Z3と残りの輝度値Z4を区別して選択回路
100に当該輝度データを出力するステージである。
のステージ4を構成する。ステージ4は、Z2の次に小
さい輝度値Z3と残りの輝度値Z4を区別して選択回路
100に当該輝度データを出力するステージである。
【0021】選択回路100は、輝度値Z0〜Z4を有
する輝度データ、すなわち順位付けされた輝度データを
取り込み、所定順位の輝度データを出力するセレクタか
ら構成されている。この出力は輝度値Zを有しており、
これが注目画素の輝度値に設定される。
する輝度データ、すなわち順位付けされた輝度データを
取り込み、所定順位の輝度データを出力するセレクタか
ら構成されている。この出力は輝度値Zを有しており、
これが注目画素の輝度値に設定される。
【0022】このように、本実施例によれば、注目画素
周辺の画素の輝度値に高低分布が偏っているノイズが混
入している場合であっても、メディアンフィルタと異な
り、このノイズの影響が注目画素に現れないようにする
ことができる。また、ある画素群についてステージ3の
処理を行っているときに並行して他の画素群についてス
テージ1の処理を行うことができる。すなわち、処理が
パイプライン処理となっているため、実時間ベースで処
理を行うことができる。
周辺の画素の輝度値に高低分布が偏っているノイズが混
入している場合であっても、メディアンフィルタと異な
り、このノイズの影響が注目画素に現れないようにする
ことができる。また、ある画素群についてステージ3の
処理を行っているときに並行して他の画素群についてス
テージ1の処理を行うことができる。すなわち、処理が
パイプライン処理となっているため、実時間ベースで処
理を行うことができる。
【0023】なお、以上の説明では、画素群の個数が5
個であったが、これは、9個、16個等であってもよ
い。
個であったが、これは、9個、16個等であってもよ
い。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
注目画素周辺の画素の輝度値に輝度分布の高低が偏って
いるようなノイズの影響が生じている場合であっても、
これにかかわらず、当該ノイズの影響が画像に現れない
ようにすることができる。また、縦続接続された複数の
最小値検索回路によりパイプライン処理を行うことがで
きるため、実時間ベースで応答性の良い処理を実現でき
る。
注目画素周辺の画素の輝度値に輝度分布の高低が偏って
いるようなノイズの影響が生じている場合であっても、
これにかかわらず、当該ノイズの影響が画像に現れない
ようにすることができる。また、縦続接続された複数の
最小値検索回路によりパイプライン処理を行うことがで
きるため、実時間ベースで応答性の良い処理を実現でき
る。
【図1】本発明の一実施例に係る超音波画像処理装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
I ,II,III ,IV 最小値検索回路 I−1,I−3,I−5,…I−19 比較器 I−2,I−4,I−6,…I−20 セレクタ 100 選択回路
Claims (1)
- 【請求項1】 超音波診断装置により得られるカラード
プラ画像情報について、任意かつ単一の注目画素及びそ
の周辺の複数の画素を含む画素群に係る輝度データ群を
処理してノイズを除去する超音波画像処理装置におい
て、 前記画素群に係る輝度データ群から最小値を検索し出力
すると共に、残余の輝度データ群を最小値検索の対象と
して後段に供給するよう、複数個が縦続接続された最小
値検索回路と、 複数の最小値検索回路からそれぞれ出力される最小値の
うち所定の最小値検索回路から出力された最小値を選択
して注目画素の輝度データとして出力する選択回路と、 を備え、 複数個の輝度データのうち小さい方から所定順位の輝度
データを注目画素の輝度として選択しノイズを除去する
ことを特徴とする超音波画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31627091A JPH0716491B2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 超音波画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31627091A JPH0716491B2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 超音波画像処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05146441A true JPH05146441A (ja) | 1993-06-15 |
JPH0716491B2 JPH0716491B2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=18075234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31627091A Expired - Lifetime JPH0716491B2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 超音波画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0716491B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005204725A (ja) * | 2004-01-20 | 2005-08-04 | Toshiba Corp | 超音波診断装置及び超音波画像データ処理方法 |
-
1991
- 1991-11-29 JP JP31627091A patent/JPH0716491B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005204725A (ja) * | 2004-01-20 | 2005-08-04 | Toshiba Corp | 超音波診断装置及び超音波画像データ処理方法 |
JP4528529B2 (ja) * | 2004-01-20 | 2010-08-18 | 株式会社東芝 | 超音波診断装置及び超音波画像データ処理方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0716491B2 (ja) | 1995-03-01 |
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