JPH05145911A - 動きベクトル検出装置 - Google Patents

動きベクトル検出装置

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JPH05145911A
JPH05145911A JP30639091A JP30639091A JPH05145911A JP H05145911 A JPH05145911 A JP H05145911A JP 30639091 A JP30639091 A JP 30639091A JP 30639091 A JP30639091 A JP 30639091A JP H05145911 A JPH05145911 A JP H05145911A
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JP
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motion vector
block data
distortion
search type
vector detection
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JP30639091A
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Katsuhito Takahashi
勝仁 高橋
Tatsuya Ishikawa
石川  達也
Atsushi Hirota
敦志 廣田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】少ない演算量で絵柄の動きに拘らず誤検出する
ことなく動きベクトルを検出する。 【構成】入力データ及び参照データを木探索型動きベク
トル検出回路3及び全探索型動きベクトル検出回路4に
与える。全探索型動きベクトル検出回路3は±2画素の
探索範囲で全探索による動きベクトルを求めており、木
探索型動きベクトル検出演算及び全探索型動きベクトル
検出演算の総演算量は比較的少ない。比較器5は木探索
及び全探索における最小歪値を比較して、いずれの方法
による動きベクトル検出が正確であるかを判断する。ス
イッチ6はこの判断結果に基づいて、木探索型動きベク
トル検出回路3の出力又は全探索型動きベクトル検出回
路4の出力を選択して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動きベクトル検出装置
に関し、特に、画像の高能率符号化圧縮等に好適の動き
ベクトル検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタルによる画像処理が検討
されている。特に、画像データを圧縮する高能率符号化
については、各種標準化案が提案されている。例えば、
CCITT(Comite Consultafif Internatinal Telegr
aphique et Telephonique )はテレビジョン信号の動画
用の高能率符号化方式として、MPEG(Moving Pictu
re Experts Group)方式を提案している。この方式で
は、現フレームと前フレームの差分のみを符号化するフ
レーム間予測符号化、特に動き補償を用いた動き補償フ
レーム間予測符号化を採用している。
【0003】動き補償としては、絵柄の動きの方向及び
大きさ(早さ)(以下、動きベクトルという)を検出し
て用いるものがある。文献1『TV画像の多次元信号処
理』(吹抜敬彦 日刊工業新聞社 1988年)において
は、動きベクトルの検出方法としてマッチングを用いた
例が記載されている。この方法では、前フレームと現フ
レームの所定の2つの画像信号相互間の差分を求め、所
定の画素ブロック毎に差分に基づくマッチング計算を行
って、差分を最小とするベクトルを求めて動きベクトル
としている。動き補償フレーム間予測符号化において
は、動きベクトルの分だけ前フレームを移動(動き補
償)させて予測信号とし、この予測信号と現フレームの
信号との差分値を符号化することにより、動きに対する
符号化情報量の発生を抑制している。
【0004】ところで、文献1ではマッチングによる動
きベクトル検出の方法として、全探索型動きベクトル検
出方式及び木探索型動きベクトル検出方式の2つの方式
が記載されている。図8及び図9は夫々これらの2つの
方式を説明するための説明図である。図8(a)は現在
のフレームの入力データを示し、図8(b)は前フレー
ムの入力データを示している。
【0005】図8(a)に示すように、符号化する現フ
レームIは破線にて示す所定の小さい画素ブロックに分
割される。各画素ブロックについて、図8(b)に示す
所定の最終探索範囲K内でブロックマッチング計算を行
う。例えば、図8(b)に示すように、注目する現フレ
ームの画素ブロックJ(斜線部)の所定の画素pについ
て、その画素から所定画素範囲(以下、探索範囲(一点
鎖線で囲った部分)という)k内の所定の位置関係にあ
る前フレームの画素とのマッチング計算(差分計算)を
行う。同様に、画素pから探索範囲k内の別の位置関係
にある前フレームの画素とのマッチング計算を行う。更
に、画素pについて探索範囲k内の全画素とのマッチン
グ計算を行う。同様にして、画素ブロックJの全画素に
ついて、各探索範囲内の前フレームの全画素とのマッチ
ング計算を行う。すなわち、画素ブロックJに対する最
終探索範囲Kは図の破線にて示す範囲となる。現フレー
ムの画素と前フレームの画素との相対的な位置関係が同
一であるマッチング計算結果を画素ブロックJで累積す
る。この累積結果が最小となる位置関係から、画素ブロ
ックJの前フレームのブロックLの位置を判断し、この
位置関係すなわち画素ブロックL,J相互間の動き量と
方向を動きベクトルVとして表す。
【0006】この方法によれば、最終探索範囲K内で最
小歪を与えるブロックLの位置を確実に探索することが
できる。この動きベクトルを受信側に伝送することによ
って、動き補償予測符号化が可能である。
【0007】この全探索型動きベクトル検出方式に対
し、木探索型動きベクトル検出方式は、探索範囲内で段
階的、階層的にブロックマッチング計算を行うものであ
り、通常、3乃至4段階の探索が採用されている。
【0008】すなわち、図9に示すように、先ず、注目
する画素ブロックJに対して、図9の○印にて示す第1
の探索対象ブロックT1 を設定する。これらの3×3点
の探索対象ブロックT1 相互間でマッチング計算を行
う。このマッチング計算は、探索対象ブロックT1 内の
各画素と夫々対応する位置の画素ブロックJの各画素と
の差分計算の累積値を求めるものである。このマッチン
グ計算によって、例えば、探索対象ブロックT1 のうち
図9の最上、最左の探索ブロックとの差分の累積値が最
小になると、次に、このブロックの水平及び垂直方向に
図5の△印にて示す3×3の探索対象ブロックT2 を設
定する。こられの探索対象ブロックT2 に対してマッチ
ング計算を行って、差分の累積値の最小となるブロック
を探索する。探索したブロックが最上、最左のブロック
であるものとすると、次に、このブロックの水平及び垂
直方向に図5の□印に示す3×3の探索対象ブロックT
3 を設定する。同様にして、マッチング計算を行った結
果が例えば図の斜線にて示すブロックであると、このブ
ロックと注目する画素ブロックJとで形成されるベクト
ルVを動きベクトルとして求める。このように、木探索
型は各ステップ毎に(3×3)の探索対象ブロックにつ
いてマッチング計算を行い、最終探索範囲K内におい
て、ステップ毎に探索範囲を狭くする方法である。
【0009】すなわち、これらの2つの方式は、いずれ
も入力画像データをL×M画素の小ブロックに分割し、
各ブロックに対して比較画像データ中の対応する探索範
囲の中でパターン間の近似を計算し、探索範囲の中で最
小歪を与えるブロックを算出し、このときの動きベクト
ルを最適値として検出する方法である。
【0010】ところで、全探索型動きベクトル検出方式
においては、探索範囲を比較的狭く設定した場合でも膨
大な計算量を必要とする。例えば、探索範囲を注目する
画素ブロックの各画素の水平及び垂直方向に±6画素と
すると、歪をブロック内の差分絶対値の総和であるもの
とした場合でも、1つの画素について差和演算を13×
13回行う必要があり、画素ブロックのサイズを8×8
画素とすると、1画素ブロックでは差和演算を13×1
3×64回も行う必要がある。
【0011】これに対し、木探索型動きベクトル検出方
式では、画素ブロックのサイズを8×8、1ステップに
おける探索対象ブロック数を9とすると、1ステップの
演算回数は8×8×9であり、3段階の探索では64×
9×3回の演算を行えばよい。すなわち、全探索型動き
ベクトル検出方式に比して、動きベクトル推定のための
計算量を対数的に低減することができ、装置を比較的簡
単なものにすることができる。しかし、この方式では、
誤検出が発生しやすい。例えば、動きが複雑な領域にお
いては、各ステップ毎に最小歪を与えるブロックを順次
検出して探索範囲を狭くしていった場合でも、最終的に
探索範囲内で最小歪を与えるブロックを特定することが
できないことがある。特に、動きが小さい場合には、木
探索型では誤検出が発生することが比較的多い。誤った
動きベクトルが検出されると、最適の動き補償フレーム
間予測符号化が不能となり、符号化効率が低下してしま
うという問題があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来の動きベクトル検出装置においては、全探索型を採
用すると計算量が膨大であることから装置が複雑化して
しまい、木探索型を採用すると誤検出が発生してしまう
という問題点があった。
【0013】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、動きの大小及び複雑さに拘らず、少ない計
算量で確実に動きベクトルを検出することができる動き
ベクトル検出装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
動きベクトル検出装置は、複数のブロックに分割された
参照画像及びこの参照画像に動きが生じた入力画像のデ
ータが与えられて前記入力画像の所定の入力ブロックデ
ータと前記参照画像の複数の参照ブロックデータとの歪
を夫々算出する歪演算手段と、前記参照画像内の前記入
力ブロックデータに対応するブロックデータを中心とし
て設定した前記参照ブロックデータの範囲を前記歪演算
手段の演算結果に応じて変化させると共に段階的に狭く
して前記歪を最小とする前記参照ブロックデータを求め
求めた参照ブロックデータと前記入力ブロックデータと
に基づくベクトルを第1の動きベクトルとして出力する
木探索型動きベクトル検出手段と、前記参照画像内の前
記入力ブロックデータに対応するブロックデータを中心
として前記木探索型動きベクトル検出手段の動きベクト
ル検出範囲よりも狭い所定の探索範囲を設定して前記歪
演算手段に前記歪を算出させ最小歪が得られる前記参照
ブロックデータを求め求めた参照ブロックデータと前記
入力ブロックデータとに基づくベクトルを第2の動きベ
クトルとして出力する全探索型動きベクトル検出手段
と、前記木探索型動きベクトル検出において算出した最
小歪と前記全探索型動きベクトル検出において算出した
最小歪とを比較し比較結果に基づいて前記第1又は第2
の動きベクトルのいずれか一方を出力する選択手段とを
具備したものであり、本発明の請求項2に係る動きベク
トル検出装置は、複数のブロックに分割された参照画像
及びこの参照画像に動きが生じた入力画像のデータが与
えられて前記入力画像の所定の入力ブロックデータと前
記参照画像の複数の参照ブロックデータとの歪を夫々算
出する歪演算手段と、前記参照画像内の前記入力ブロッ
クデータに対応するブロックデータを中心として設定し
た前記参照ブロックデータの範囲を前記歪演算手段の演
算結果に応じて変化させると共に段階的に狭くして前記
歪を最小とする前記参照ブロックデータを求め求めた参
照ブロックデータと前記入力ブロックデータとに基づく
ベクトルを第1の動きベクトルとして出力する木探索型
動きベクトル検出手段と、前記参照画像内の前記入力ブ
ロックデータに対応するブロックデータを中心として前
記木探索型動きベクトル検出手段の動きベクトル検出範
囲よりも狭い所定の探索範囲を設定して前記歪演算手段
に前記歪を算出させ最小歪が得られる前記参照ブロック
データを求め求めた参照ブロックデータと前記入力ブロ
ックデータとに基づくベクトルを第2の動きベクトルと
して出力する全探索型動きベクトル検出手段と、前記木
探索型動きベクトル検出において算出した最小歪と前記
全探索型動きベクトル検出において算出した最小歪とを
比較し比較結果に基づいて前記第1又は第2の動きベク
トルのいずれか一方を出力する第1の制御手段と、前記
木探索型動きベクトル検出手段からの第1の動きベクト
ルを用いて動き補償した参照ブロックデータを新たな参
照ブロックデータとして前記歪演算手段に与えて前記全
探索型動きベクトル検出手段からの第2の動きベクトル
を出力する第2の制御手段と、前記参照画像及び前記入
力画像相互間の動き量を予測する動き量予測手段と、こ
の動き量予測手段の予測結果に基づいて前記第1又は第
2の制御手段の出力を選択して出力する選択手段とを具
備したものであり、本発明の請求項3に係る動きベクト
ル検出装置は、前記動き量予測手段が、前記入力ブロッ
クデータに対する第1又は第2の動きベクトルから次の
入力ブロックデータの動き量を予測することを特徴とす
るものである。
【0015】
【作用】本発明の請求項1において、木探索型動きベク
トル検出手段は、先ず、入力ブロックデータに対応する
参照画像のブロックデータを中心とする比較的広い範囲
を設定して歪演算手段に歪演算を行わせる。次に、最小
歪が得られる参照ブロックデータを求めてこの参照ブロ
ックデータを中心に範囲を狭くして歪演算を実行させ
る。所定段数の歪演算が終了すると、最終的に得られた
最小歪とこの最小歪を与える参照ブロックデータに基づ
くベクトルを第1の動きベクトルとして出力する。全探
索型動きベクトル検出手段は、木探索型動きベクトル検
出手段の最終的な探索範囲よりも狭い所定の探索範囲に
おいて歪演算を実行させ、最小歪を与える参照ブロック
データを求める。全探索型動きベクトル検出手段は、求
めた参照ブロックデータに基づくベクトルを第2の動き
ベクトルとして出力する。選択手段は、木探索型動きベ
クトル検出における最小歪と全探索型動きベクトル検出
における最小歪とを比較して第1又は第2の動きベクト
ルを選択的に出力する。これにより、比較的少ない歪演
算量で演算精度を向上させて、例えば、動きが小さい場
合でも誤検出を低減させている。
【0016】本発明の請求項2において、動き予測手段
によって動きが所定値よりも小さいと予測された場合に
は、選択手段によって第1の制御手段が選択される。第
1の制御手段は、最小歪の大きさを比較して第1又は第
2の動きベクトルを選択して出力する。動き予測手段に
よって動きが所定値よりも大きいと予測された場合に
は、選択手段によって第2の制御手段が選択される。第
2の制御手段は、先ず、木探索型動きベクトル検出手段
による歪演算によって第1の動きベクトルを求め、この
第1の動きベクトルによって動き補償した参照ブロック
データを歪演算手段に与えて全探索型動きベクトル検出
手段による歪演算を実行させる。この全探索型動きベク
トル検出手段の出力が動きベクトルとして出力される。
全探索型動きベクトル検出手段の探索範囲は木探索型動
きベクトル検出によって限定され、高精度の歪演算が可
能となる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係る動きベクトル検出装置
の一実施例を示すブロック図である。また、図2は図1
の動きベクトル検出装置が組込まれたフレーム間予測符
号化装置を示すブロック図である。
【0018】図1において、動きベクトル検出装置14の
入力端子1には入力データとして例えば現フレームの所
定の画素ブロックのブロックデータが入力され、入力端
子2には参照データとして例えば前フレームの対応する
ブロックデータが入力される。これらのデータは木探索
型動きベクトル検出回路3及び全探索型動き検出回路4
に夫々与えられる。
【0019】木探索型動きベクトル検出回路3は、例え
ば3段階の木探索により動きベクトル検出を行って動き
ベクトルVS を求めてスイッチ6に出力する。また、木
探索型動きベクトル検出回路3はマッチング演算の最小
値(最小歪値)es を比較器5に出力する。全探索型動
きベクトル検出回路4は、比較的狭い範囲(例えば、±
2画素)の探索範囲において、マッチング計算を用いた
全探索による動きベクトルの検出を行い、求めた動きベ
クトルVF をスイッチ6に出力し、最小歪値ef を比較
器5に出力する。なお、木探索型動きベクトル検出回路
3の各ステップの探索範囲と全探索型動きベクトル検出
回路4の探索範囲とは最終探索範囲(木探索型動きベク
トル検出回路3によって最終的に探索可能な全範囲)K
を比較的重複することなく探索可能のように設定されて
いる。すなわち、木探索の全演算における最小歪値es
と全探索の最小歪値ef とを比較することにより、木探
索型動きベクトル検出回路3の出力と全探索型動きベク
トル検出回路4の出力のうちいずれの出力の信頼性が高
いかを判断することができる。
【0020】比較器5は最小歪値es ,ef を比較し
て、動きベクトル検出回路3,4のうち小さい最小歪を
与える動きベクトル検出回路を選択させるための制御信
号をスイッチ6に出力する。スイッチ6は制御信号に基
づいて動きベクトルVS ,VFのいずれか一方を選択し
て最終的な動きベクトルVO として出力するようになっ
ている。
【0021】図2において、入力端子11には入力画像デ
ータが入力される。この入力画像データは入力バッファ
12に与えられる。入力バッファ12は入力された画像デー
タを所定の画素単位(入力画素ブロック単位)で減算器
13及び動きベクトル検出装置14に出力する。減算器13は
後述する動き補償器15から動き補償された前フレームの
入力ブロックデータも与えられており、フレーム間差分
信号を求めてDCT器16に出力する。DCT器16は入力
されたブロックデータをDCT(離散コサイン変換)処
理して水平及び垂直方向の周波数成分に分離して量子化
器17に出力する。量子化器17はDCT器16の出力を量子
化してビットレートを低減し可変長符号化器18及び逆量
子化器19に出力する。
【0022】逆量子化器19は量子化器17の出力を逆量子
化して逆DCT器20に与え、逆DCT器20は逆量子化器
19の出力を逆DCT処理して加算器21に出力する。逆量
子化器19及び逆DCT器20によって、復号化処理が行わ
れて、符号化前の差分データと同様のデータが得られ
る。
【0023】加算器21は動き補償器15からの動き補償さ
れた前フレームのブロックデータと逆DCT器20からの
差分データとを加算して現フレームの入力ブロックデー
タを再生してフレームメモリ22に出力する。フレームメ
モリ22は入力されたブロックデータを1フレーム期間遅
延させて前フレームのデータとして動き補償器15及び動
きベクトル検出装置14に出力する。
【0024】動きベクトル検出装置14は、入力バッファ
12から現フレームのブロックデータが与えられ、フレー
ムメモリ22から現フレームの1フレーム前のブロックデ
ータが与えられており、これらの1フレーム前後のブロ
ックデータを夫々参照データ及び入力データとして図1
の入力端子2,1に供給する。動きベクトル検出装置14
は入力されたブロックデータについて前フレームと現フ
レームとの間の動きベクトルを求め、求めた動きベクト
ルを動き補償器15に出力する。動き補償器15はフレーム
メモリ22から前フレームのブロックデータが与えられて
おり、このブロックデータを動きベクトルによって動き
補償することにより、動き補償された前フレームブロッ
クデータを作成して減算器13に出力するようになってい
る。
【0025】次に、このように構成された実施例の動作
について図3の説明図を参照して説明する。図3は○,
△,□印によって探索の対象となる画素ブロックを示し
ており、また、斜線は全探索型動きベクトル検出におけ
る全探索範囲を示している。なお、図3の○,△,□印
の大きさは画素ブロックの範囲を示していない。
【0026】図2の入力端子11を介して入力される入力
画像データは入力バッファ12によって所定の画素単位の
ブロックデータに変換されて出力される。このブロック
データは減算器13及び動きベクトル検出装置14の入力端
子1に与えられる。動きベクトル検出装置14の入力端子
2にはフレームメモリ22から前フレームのブロックデー
タが与えられている。図1に示すように、現フレームの
ブロックデータ及び前フレームのブロックデータは木探
索型動きベクトル検出回路3及び全探索型動きベクトル
検出回路4に夫々与えられる。
【0027】いま、入力ブロックのサイズを(8×8)
画素とし、全探索型動きベクトル検出回路4における動
きベクトルの探索範囲を水平及び垂直方向に±2画素と
する。図3の所定の画素ブロックAについての全探索型
動きベクトル検出における探索範囲は斜線にて示す12
×12画素の範囲となる。各画素についての演算回数は
探索範囲が±2画素であるので5×5回であり、画素ブ
ロックAの全画素では5×5×64回の演算が行われ
る。これにより、全探索型動きベクトル検出回路4は最
小歪を与えるブロックを求めて動きベクトルVS を得て
スイッチ6に出力する。また、全探索型動きベクトル検
出回路4は歪値es を比較器5に出力する。
【0028】一方、木探索型動きベクトル検出回路3
は、3段階の木探索を行う。すなわち、図3の○印にて
示すように、画素ブロックAを中心とする3×3の探索
対象ブロックT1 を設定してマッチング計算を行う。い
ま、最小歪を与える画素ブロックが図3の●印を施した
ものであるとすると、次の2ステップ目において木探索
型動きベクトル検出回路3は●印の画素ブロックの水平
及び垂直方向に△印にて示す3×3の探索対象ブロック
T2 を設定する。次に、探索対象ブロックT2 の各画素
ブロックについてマッチング計算を行い、最小歪を与え
る黒い三角印の画素ブロックを求める。更に、この画素
ブロックの水平及び垂直方向の3×3の探索対象ブロッ
ク(□印)T3 を設定してマッチング計算を行う。こう
して、最小歪を与える図3の黒い四角印を施した画素ブ
ロックを検出する。木探索型動きベクトル検出回路3は
黒い四角印の画素ブロックと画素ブロックAとによるベ
クトルを動きベクトルVF として求めてスイッチ6に出
力する。また、木探索型動きベクトル検出回路3はマッ
チング演算の最小歪値ef を比較器5に出力する。
【0029】比較器5は最小歪値es ,ef を比較し
て、小さい最小歪値を出力した動きベクトル検出回路を
選択させるための制御信号をスイッチ6に出力する。こ
の制御信号に基づいて、スイッチ6は木探索型動きベク
トル検出回路3又は全探索型動きベクトル検出回路4の
出力を選択して出力する。
【0030】例えば、最小歪値ef の方が最小歪値es
よりも小さい場合には、スイッチ6は全探索型動きベク
トル検出回路4からの動きベクトルVF を選択して出力
する。したがって、動きが小さい画像データが入力され
た場合でも、高密度の全探索演算によって正確な動き検
出が可能である。一方、動きが比較的大きくなって、最
小歪値es が最小歪値ef よりも小さくなると、比較器
5は木探索型動きベクトル検出回路3の出力を選択させ
る。木探索における探索範囲として比較的大きな範囲を
設定しており、木探索型動きベクトル検出回路3から正
確な動きベクトルVS を出力させることができる。
【0031】スイッチ6からの動きベクトルは動き補償
器15に与えられる。動き補償器15はフレームメモリ22か
ら現フレームのブロックデータを1フレーム期間遅延さ
せたブロックデータが与えられており、このブロックデ
ータを動きベクトルを用いて動き補償することにより、
前フレームのブロックデータを作成して減算器13に出力
する。減算器13は現フレームのブロックデータから前フ
レームのブロックデータを減算して差分をDCT器16に
出力する。DCT器16は差分データをDCT処理し、量
子化器17はDCT出力を量子化する。量子化器17の出力
は逆量子化器19及び逆DCT器20によって復号され、加
算器21によって動き補償された前フレームのブロックデ
ータと加算されて、現フレームのブロックデータに戻さ
れる。このブロックデータをフレームメモリ22は1フレ
ーム期間遅延させて動き補償器15及び動きベクトル検出
装置14に出力している。一方、量子化出力は可変長符号
化器18にも供給され、可変長符号化器18は量子化出力を
可変長符号化し、バッファメモリ23によって定レート化
して出力する。動きベクトル検出装置14が比較的狭い範
囲で高密度の動き検出を行っているので、動きベクトル
の誤検出が低減される。このため、良好なフレーム間予
測符号化が可能となる。
【0032】木探索型動きベクトル検出回路3における
差和演算の演算回数は、従来と同様に、9×64×3回
である。したがって、木探索型動きベクトル検出回路3
及び全探索型動きベクトル検出回路4の演算回数は25
×64+27×64=52×64回となり、最終探索範
囲Kについて全探索による動きベクトル検出を行った場
合に比して、演算回数を著しく低減することができる。
【0033】このように、本実施例においては、比較的
狭い範囲で高密度の全探索型動きベクトル検出を行うと
共に、比較的広い範囲で木探索型動きベクトル検出を行
っており、全探索型及び木探索型の2つの演算の要素を
有しているので、最低限必要な精度を確保することが可
能である。例えば、シーンチェンジする画像又は物体の
逆方向への急激な動きを有する画像等であっても、誤検
出を防止して正確な動きベクトルを検出することができ
る。また、全探索型動きベクトル検出における探索範囲
を十分小さな範囲に設定しているので、木探索型と全探
索型の両方の動きベクトル検出における演算量は比較的
少ない。
【0034】図4は本発明の他の実施例を示すブロック
図である。また、図5は図4の実施例の動きベクトル検
出装置を用いたフレーム間予測符号化装置を示すブロッ
ク図である。図4及び図5において夫々図1及び図2と
同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
【0035】図4において、動きベクトル検出装置30は
スイッチ31,32、動き補償器33及び選択器34を付加した
点が図1の動きベクトル検出装置14と異なる。入力端子
1を介して入力される参照データは木探索型動きベクト
ル検出回路3に与えられると共に、スイッチ31の端子b
を介して全探索型動きベクトル検出回路4に与えられ
る。また、全探索型動きベクトル検出回路4からの動き
ベクトルVF はスイッチ6の端子bに与えられると共
に、スイッチ32の端子bにも与えられる。木探索型動き
ベクトル検出回路3からの動きベクトルVS はスイッチ
6の端子aに与えられると共に、動き補償器33を介して
スイッチ31の端子aに与えられる。動き補償器33は入力
端子1を介して参照データも入力されており、木探索型
動きベクトル検出回路3が求めた動きベクトルによって
参照データを動き補償して出力するようになっている。
スイッチ6の出力端子cはスイッチ32の端子aに接続さ
れている。スイッチ6,32は選択器34によって制御され
る。選択器34は入力端子35を介して動きベクトルの予測
値が入力され、この予測値に基づいてスイッチ31を切換
え制御するようになっている。
【0036】図5において、入力バッファ12からの現フ
レームのブロックデータは入力データとして動きベクト
ル検出装置30の入力端子2に与えられ、フレームメモリ
22からの前フレームのブロックデータは参照データとし
て動きベクトル検出装置30の入力端子1に与えられる。
動きベクトル検出装置30からの動きベクトルは動き補償
器15に与えられると共に、動きベクトルメモリ36にも与
えられる。動きベクトルメモリ36は動きベクトルを1フ
ィールド期間蓄積することにより、前フレームのブロッ
クデータの動きを予測して動きベクトルの大きさの予測
値を動きベクトル検出器30に出力する。
【0037】次に、このように構成された実施例の動作
について図6及び図7を参照して説明する。図6はフレ
ーム間予測符号化装置の動作を説明するためのフローチ
ャートであり、図7は本実施例の探索範囲を説明するた
めの説明図である。
【0038】先ず、図6のステップS1 において、動き
ベクトルメモリ36からの動きベクトルの予測値を入力端
子35を介して選択器34に与える。いま、1フィールド分
の動きベクトルの蓄積結果によって、比較的小さい予測
値が入力されるものとする。選択器34はステップS2 に
おいて予測値が比較的小さいことを判断すると、スイッ
チ31に端子bを選択させ、スイッチ32に端子aを選択さ
せる。この場合には、動きベクトル検出装置30は図1の
動きベクトル検出装置14と同一の動作となる。すなわ
ち、木探索型動きベクトル検出回路3は3ステップの木
探索によって動きベクトルVS 及び最小歪値es を求
め、全探索型動きベクトル検出回路4は狭い範囲におけ
る全探索演算によって、動きベクトルVF 及び最小歪値
ef を求める(ステップS3 乃至S6 )。この場合の探
索範囲は図3に示すものとなる。次いで、比較器5はス
テップS7 において最小歪値es ,ef を比較し、最小
歪値ef の方が最小歪値es よりも大きい場合にはステ
ップS8 においてスイッチ6に動きベクトルVS を選択
させる。動きベクトルVS はスイッチ32を介して出力さ
れる。一方、es ≧ef である場合には、ステップS7
からステップS9 に処理を移行して、スイッチ6は動き
ベクトルVF を選択してスイッチ32を介して出力する。
他の動作も図1の実施例と同様である。
【0039】一方、入力されたブロックデータの動きの
予測値が比較的大きい場合には、選択器34はスイッチ31
に端子aを選択させると共に、スイッチ32に端子bを選
択させて、処理をステップS2 からステップS10に移行
させる。入力データとしての現フレームのブロックデー
タ及び参照データとしての前フレームのブロックデータ
は木探索型動きベクトル検出回路3に供給され、木探索
型動きベクトル検出回路3は木探索の第1ステップの演
算のみによって動きベクトルを求める。すなわち、図7
に示すように、現フレームのブロックデータに対応する
前フレームのブロックデータAを中心として最終探索範
囲K内の比較的広い範囲に水平及び垂直方向の3×3の
探索対象ブロックを設定する。これらの探索対象ブロッ
ク相互間でマッチング演算を行って、最小歪を与えるブ
ロックを検出する。いま、探索対象ブロックのうち最
左、最上のブロック(網線部)が最小歪を与えるものと
すると、このブロックとブロックAとによるベクトルを
動きベクトルVS として出力する。
【0040】スイッチ32が端子bを選択しているので、
動きベクトルVS は出力されず動き補償器33に与えられ
る。動き補償器33は入力端子1から前フレームのブロッ
クデータが与えられており、動きベクトルVS によって
前フレームのブロックデータを動き補償してスイッチ31
の端子aに出力する。動き補償された前フレームのブロ
ックデータはスイッチ31を介して全探索型動きベクトル
検出回路4に供給される。
【0041】これにより、全探索型動きベクトル検出回
路4は現フレームのブロックデータAに対応するブロッ
クとして図7の網線部に示すブロックを選択し、このブ
ロックを中心とする比較的狭い範囲(斜線部)(例えば
±2画素)の探索範囲を設定して全探索により高密度に
動きベクトルVF を求める(ステップS12)。この動き
ベクトルVF はスイッチ32によって選択的に出力され
る。木探索型動きベクトル検出の第1ステップ目によっ
て探索範囲を限定した後、高密度の全探索型動きベクト
ル検出を行っており、木探索型に比して検出精度を著し
く向上させることができる。
【0042】他の作用は図1及び図2の実施例と同様で
ある。
【0043】このように本実施例においては、動きが比
較的大きい場合には、先ず、木探索の第1ステップの演
算によって探索範囲を限定し、次いで、高密度の全探索
によって動きベクトルを求めており、検出精度を著しく
向上させることができる。また、比較的広範囲の最終探
索範囲Kを設定した場合でも、全探索の探索範囲として
は十分に狭い探索範囲を設定すればよく、演算量が著し
く増大することはない。
【0044】なお、本実施例では、予測値が大きい場合
に、木探索の動きベクトル検出としては第1ステップの
演算だけ行ったが、第何ステップまで行ってもよい。例
えば、木探索の第2ステップまで演算を行って最小歪を
与えるブロックを検出した後全探索を行ってもよい。
【0045】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、全探索型演算の探索範囲を±2画
素として説明したが、探索範囲をこれとは異なる値に設
定してもよい。また、符号化効率を向上させるためのフ
レーム間予測符号化に適用した例を示したが、他の動き
ベクトル検出にも適用することができる。
【0046】この他にも、本発明はその要旨を逸脱しな
い範囲内で種々変形実施することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、動
きの大小及び複雑さに拘らず、少ない計算量で確実に動
きベクトルを検出することができるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る動きベクトル検出装置の一実施例
を示すブロック図。
【図2】図1の動きベクトル検出装置を用いたフレーム
間予測符号化装置を示すブロック図。
【図3】実施例の動作を説明するための説明図。
【図4】本発明の他の実施例を示すブロック図。
【図5】図4の動きベクトル検出装置を用いたフレーム
間予測符号化装置を示すブロック図。
【図6】図4の実施例の動作を説明するためのフローチ
ャート。
【図7】図4の実施例の動作を説明するための説明図。
【図8】全探索による動きベクトル検出を説明するため
の説明図。
【図9】木探索による動きベクトル検出を説明するため
の説明図。
【符号の説明】
3…木探索型動きベクトル検出回路、4…全探索型動き
ベクトル検出回路、5…比較器、6…スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のブロックに分割された参照画像及
    びこの参照画像に動きが生じた入力画像のデータが与え
    られて前記入力画像の所定の入力ブロックデータと前記
    参照画像の複数の参照ブロックデータとの歪を夫々算出
    する歪演算手段と、 前記参照画像内の前記入力ブロックデータに対応するブ
    ロックデータを中心として設定した前記参照ブロックデ
    ータの範囲を前記歪演算手段の演算結果に応じて変化さ
    せると共に段階的に狭くして前記歪を最小とする前記参
    照ブロックデータを求め求めた参照ブロックデータと前
    記入力ブロックデータとに基づくベクトルを第1の動き
    ベクトルとして出力する木探索型動きベクトル検出手段
    と、 前記参照画像内の前記入力ブロックデータに対応するブ
    ロックデータを中心として前記木探索型動きベクトル検
    出手段の動きベクトル検出範囲よりも狭い所定の探索範
    囲を設定して前記歪演算手段に前記歪を算出させ最小歪
    が得られる前記参照ブロックデータを求め求めた参照ブ
    ロックデータと前記入力ブロックデータとに基づくベク
    トルを第2の動きベクトルとして出力する全探索型動き
    ベクトル検出手段と、 前記木探索型動きベクトル検出において算出した最小歪
    と前記全探索型動きベクトル検出において算出した最小
    歪とを比較し比較結果に基づいて前記第1又は第2の動
    きベクトルのいずれか一方を出力する選択手段とを具備
    したことを特徴とする動きベクトル検出装置。
  2. 【請求項2】 複数のブロックに分割された参照画像及
    びこの参照画像に動きが生じた入力画像のデータが与え
    られて前記入力画像の所定の入力ブロックデータと前記
    参照画像の複数の参照ブロックデータとの歪を夫々算出
    する歪演算手段と、 前記参照画像内の前記入力ブロックデータに対応するブ
    ロックデータを中心として設定した前記参照ブロックデ
    ータの範囲を前記歪演算手段の演算結果に応じて変化さ
    せると共に段階的に狭くして前記歪を最小とする前記参
    照ブロックデータを求め求めた参照ブロックデータと前
    記入力ブロックデータとに基づくベクトルを第1の動き
    ベクトルとして出力する木探索型動きベクトル検出手段
    と、 前記参照画像内の前記入力ブロックデータに対応するブ
    ロックデータを中心として前記木探索型動きベクトル検
    出手段の動きベクトル検出範囲よりも狭い所定の探索範
    囲を設定して前記歪演算手段に前記歪を算出させ最小歪
    が得られる前記参照ブロックデータを求め求めた参照ブ
    ロックデータと前記入力ブロックデータとに基づくベク
    トルを第2の動きベクトルとして出力する全探索型動き
    ベクトル検出手段と、 前記木探索型動きベクトル検出において算出した最小歪
    と前記全探索型動きベクトル検出において算出した最小
    歪とを比較し比較結果に基づいて前記第1又は第2の動
    きベクトルのいずれか一方を出力する第1の制御手段
    と、 前記木探索型動きベクトル検出手段からの第1の動きベ
    クトルを用いて動き補償した参照ブロックデータを新た
    な参照ブロックデータとして前記歪演算手段に与えて前
    記全探索型動きベクトル検出手段からの第2の動きベク
    トルを出力する第2の制御手段と、 前記参照画像及び前記入力画像相互間の動き量を予測す
    る動き量予測手段と、 この動き量予測手段の予測結果に基づいて前記第1又は
    第2の制御手段の出力を選択して出力する選択手段とを
    具備したことを特徴とする動きベクトル検出装置。
  3. 【請求項3】 前記動き量予測手段は、前記入力ブロッ
    クデータに対する第1又は第2の動きベクトルから次の
    入力ブロックデータの動き量を予測することを特徴とす
    る請求項1,2に記載の動きベクトル検出装置。
JP30639091A 1991-11-21 1991-11-21 動きベクトル検出装置 Pending JPH05145911A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100492127B1 (ko) * 2002-02-23 2005-06-01 삼성전자주식회사 적응형 움직임 추정장치 및 추정 방법

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