JPH051452A - 複合ｐｃ板 - Google Patents
複合ｐｃ板Info
- Publication number
- JPH051452A JPH051452A JP18038791A JP18038791A JPH051452A JP H051452 A JPH051452 A JP H051452A JP 18038791 A JP18038791 A JP 18038791A JP 18038791 A JP18038791 A JP 18038791A JP H051452 A JPH051452 A JP H051452A
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- Japan
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- decorative material
- hard decorative
- composite
- board
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- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 表面の硬質化粧材が剥落することがなく、意
匠性を向上した複合ＰＣ板を提供することである。 【構成】 主体となるＰＣ板の表面に断熱材Ｂを介在さ
せ、直線状の中空孔を多数個有する硬質化粧材Ａの中空
孔に、柱状の取付具を挿入し固定具を介して主体Ｃに硬
質化粧材Ａを固定した複合ＰＣ板としたので、耐久性、
耐震性、断熱性、意匠性に優れ、表面の硬質化粧材Ａが
剥落することがない複合ＰＣ板である。
匠性を向上した複合ＰＣ板を提供することである。 【構成】 主体となるＰＣ板の表面に断熱材Ｂを介在さ
せ、直線状の中空孔を多数個有する硬質化粧材Ａの中空
孔に、柱状の取付具を挿入し固定具を介して主体Ｃに硬
質化粧材Ａを固定した複合ＰＣ板としたので、耐久性、
耐震性、断熱性、意匠性に優れ、表面の硬質化粧材Ａが
剥落することがない複合ＰＣ板である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は主体となるＰＣ板（プレ
キャストコンクリートパネル）の表面に断熱材、硬質化
粧材を敷設した複合ＰＣ板に関するものである。
キャストコンクリートパネル）の表面に断熱材、硬質化
粧材を敷設した複合ＰＣ板に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に主体となるＰＣ板の表面にタイ
ル、レンガ等の化粧材が張り付けられている複合ＰＣ板
において、その化粧材はモルタルを接着剤として固定し
てあったり、化粧材の表面にドリルで穿孔し、ビス等の
固定具により脳天打ちして取り付けてあるのが普通であ
った。
ル、レンガ等の化粧材が張り付けられている複合ＰＣ板
において、その化粧材はモルタルを接着剤として固定し
てあったり、化粧材の表面にドリルで穿孔し、ビス等の
固定具により脳天打ちして取り付けてあるのが普通であ
った。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら化粧材を
モルタルにて接着した複合ＰＣ板は、耐久性、耐震性に
問題があり、ひび割れをおこしたり、剥落したりする欠
点があった。また、化粧材にドリルで穿孔し固定具を脳
天打ちしてある複合ＰＣ板では、化粧材の取り付けの際
に化粧材が脳天打ちするハンマー等により損傷を受けた
り、固定具が表面化粧面に表れるので意匠性を欠く等の
欠点があった。
モルタルにて接着した複合ＰＣ板は、耐久性、耐震性に
問題があり、ひび割れをおこしたり、剥落したりする欠
点があった。また、化粧材にドリルで穿孔し固定具を脳
天打ちしてある複合ＰＣ板では、化粧材の取り付けの際
に化粧材が脳天打ちするハンマー等により損傷を受けた
り、固定具が表面化粧面に表れるので意匠性を欠く等の
欠点があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は主体となるＰＣ
板の表面に断熱材を介在させ、硬質化粧材の中空孔に柱
状の取付具を挿入し固定具を介して主体に固定して複合
ＰＣ板を形成することにより、耐久性、耐震性、断熱
性、意匠性に優れ、表面の硬質化粧材が剥落することの
ない複合ＰＣ板を提案するものである。
板の表面に断熱材を介在させ、硬質化粧材の中空孔に柱
状の取付具を挿入し固定具を介して主体に固定して複合
ＰＣ板を形成することにより、耐久性、耐震性、断熱
性、意匠性に優れ、表面の硬質化粧材が剥落することの
ない複合ＰＣ板を提案するものである。
【０００５】
【実施例】以下に図面を用いて、本発明に係る複合ＰＣ
板の代表例について詳細に説明する。図１は上記複合Ｐ
Ｃ板を示す説明図であり、硬質化粧材Ａ、断熱材Ｂ、主
体Ｃとからなるものである。
板の代表例について詳細に説明する。図１は上記複合Ｐ
Ｃ板を示す説明図であり、硬質化粧材Ａ、断熱材Ｂ、主
体Ｃとからなるものである。
【０００６】すなわち、硬質化粧材Ａは例えば図２に示
すように長尺板状であり、長手方向に沿って複類個の中
空孔１を形成したものである。また、硬質化粧材Ａは粘
土を主成分とする原料を押し出し、乾燥、焼成したもの
であり、焼成温度により磁器、陶器、石器のいずれかの
性質を有するものである。さらに中空孔１は硬質化粧材
Ａの重量の軽減と原料の節約のために形成したものであ
り、さらには後記する取付具Ｄを挿入する固定孔として
機能するものである。
すように長尺板状であり、長手方向に沿って複類個の中
空孔１を形成したものである。また、硬質化粧材Ａは粘
土を主成分とする原料を押し出し、乾燥、焼成したもの
であり、焼成温度により磁器、陶器、石器のいずれかの
性質を有するものである。さらに中空孔１は硬質化粧材
Ａの重量の軽減と原料の節約のために形成したものであ
り、さらには後記する取付具Ｄを挿入する固定孔として
機能するものである。
【０００７】断熱材Ｂは少なくとも後記する主体Ｃの表
面に接着介在させるものであり、ポリウレタンフォー
ム、ヌレートフォーム、フェノールフォーム等の合成樹
脂発泡体、石膏ボード、グラスウール、シージングボー
ド、ケイ酸カルシウム板等の無機質発泡体等、あるいは
その複合材からなり、断熱材、クッション材、遮音材、
防音材、防火材、耐火材、防水材、防湿材として機能す
るものである。
面に接着介在させるものであり、ポリウレタンフォー
ム、ヌレートフォーム、フェノールフォーム等の合成樹
脂発泡体、石膏ボード、グラスウール、シージングボー
ド、ケイ酸カルシウム板等の無機質発泡体等、あるいは
その複合材からなり、断熱材、クッション材、遮音材、
防音材、防火材、耐火材、防水材、防湿材として機能す
るものである。
【０００８】主体Ｃは例えば図３に示すように、コンク
リート、モルタルを主成分とする原料を型枠に打込み通
常養生、オートクレーブ養生、蒸気養生したもので、内
部には補強用のスタッド材（図示せず）、Ｌ字型のアン
カーボード等からなる上部固定金具２、下部固定金具３
を複数個水平に埋め込んであり、さらに図に示すように
裏面側に原料の節約、主体Ｃの自重を軽減するための凹
部４を形成したものである。
リート、モルタルを主成分とする原料を型枠に打込み通
常養生、オートクレーブ養生、蒸気養生したもので、内
部には補強用のスタッド材（図示せず）、Ｌ字型のアン
カーボード等からなる上部固定金具２、下部固定金具３
を複数個水平に埋め込んであり、さらに図に示すように
裏面側に原料の節約、主体Ｃの自重を軽減するための凹
部４を形成したものである。
【０００９】さらに硬質化粧材Ａの主体Ｃへの取り付け
は、図４、図５に示すように、図６に示すような取付具
Ｄを中空孔１に挿入しアンカーボルト等の固定具βを介
して固定するものである。すなわち、取付具Ｄは例えば
図６に示すように、柱状の鋼材、アルミ等の押出材等か
らなり、長手方向の略中央部に孔５を形成したものであ
る。
は、図４、図５に示すように、図６に示すような取付具
Ｄを中空孔１に挿入しアンカーボルト等の固定具βを介
して固定するものである。すなわち、取付具Ｄは例えば
図６に示すように、柱状の鋼材、アルミ等の押出材等か
らなり、長手方向の略中央部に孔５を形成したものであ
る。
【００１０】なお、硬質化粧材Ａはあらかじめ取付具Ｄ
を中空孔１に差し込み、Ｌ字型のアンカーボルト等から
なる上、下部固定金具２、３を孔５に挿入した状態で断
熱材Ｂを介在し、主体Ｃの原料を型枠に打ち込んで養生
する段階で一体化し、複合ＰＣ板Ａとすることもでき
る。
を中空孔１に差し込み、Ｌ字型のアンカーボルト等から
なる上、下部固定金具２、３を孔５に挿入した状態で断
熱材Ｂを介在し、主体Ｃの原料を型枠に打ち込んで養生
する段階で一体化し、複合ＰＣ板Ａとすることもでき
る。
【００１１】また、硬質化粧材Ａ同士により形成される
横目地部と縦目地部は、図４に示すようにバックアップ
材Ｅとコーキング材Ｆで充填し、防水性、気密性を向上
するものである。
横目地部と縦目地部は、図４に示すようにバックアップ
材Ｅとコーキング材Ｆで充填し、防水性、気密性を向上
するものである。
【００１２】さらに、複合ＰＣ板同士の連結は例えば図
７に示すようにＨ字型の鉄骨下地αにＬ字型の上部アン
グルα1 、下部アングルα2 を溶接、ボルト等で固定
し、かつ、主体Ｃの下部固定金具３と上部アングル
α1 、上部固定金具２と下部アングルα2 をボルト等の
固定具α3 で固定することにより鉄骨下地αに取り付け
連結するものである。なお、上、下部アングルα1 、α
2 にフリーホールを形成することにより鉄骨下地αと
上、下部アングルα1 、α2 によりレベル調整を行い、
上、下部アングルα1 、α2 と主体Ｃの上、下部固定金
具２、３により横、縦目地の調整を行うことが可能であ
る。
７に示すようにＨ字型の鉄骨下地αにＬ字型の上部アン
グルα1 、下部アングルα2 を溶接、ボルト等で固定
し、かつ、主体Ｃの下部固定金具３と上部アングル
α1 、上部固定金具２と下部アングルα2 をボルト等の
固定具α3 で固定することにより鉄骨下地αに取り付け
連結するものである。なお、上、下部アングルα1 、α
2 にフリーホールを形成することにより鉄骨下地αと
上、下部アングルα1 、α2 によりレベル調整を行い、
上、下部アングルα1 、α2 と主体Ｃの上、下部固定金
具２、３により横、縦目地の調整を行うことが可能であ
る。
【００１３】また、複合ＰＣ板同士の上下の連結により
形成される横目地および縦目地（図示せず）は、裏面側
を環状ガスケットＧ、耐火目地材Ｈで、表面側をバック
アップ材Ｅ、コーキング材Ｆで充填するものである。さ
らに複合ＰＣ板同士の連結方法としては、図７に示す他
にも、パネルスエイスラブ方式、カーテンウォール方式
等の公知の連結方法を取ることができる。
形成される横目地および縦目地（図示せず）は、裏面側
を環状ガスケットＧ、耐火目地材Ｈで、表面側をバック
アップ材Ｅ、コーキング材Ｆで充填するものである。さ
らに複合ＰＣ板同士の連結方法としては、図７に示す他
にも、パネルスエイスラブ方式、カーテンウォール方式
等の公知の連結方法を取ることができる。
【００１４】以上説明したのは本発明に係る複合ＰＣ板
の一実施例であり、図８（ａ）〜（ｄ）に示すような硬
質化粧材Ａ、図９（ａ）〜（ｄ）、図１０（ａ）、
（ｂ）に示すような取付具Ｄとすることもできる。すな
わち図８（ａ）、（ｂ）は表面化粧面の形状を変形した
硬質化粧材Ａ、図８（ｃ）、（ｄ）は裏面に凹部を形成
しあらかじめ断熱材Ｂを裏打ちした硬質化粧材Ａであ
る。また図９（ａ）〜（ｄ）は形状を変形した取付具Ｄ
であり、特に図９（ｄ）は取付具Ｄの周囲を軟質のパッ
キング６で被覆した取付具Ｄ、図１０（ａ）は２本の柱
状の鋼材を略中央部で連結しＨ字状に形成した取付具
Ｄ、図１０（ｂ）は２本の柱状の鋼材を一端部で連結し
コ字状に形成したものであり、主に複合ＰＣ板の左右端
部に位置する硬質化粧材Ａを取り付けるのに用いられる
取付具Ｄである。
の一実施例であり、図８（ａ）〜（ｄ）に示すような硬
質化粧材Ａ、図９（ａ）〜（ｄ）、図１０（ａ）、
（ｂ）に示すような取付具Ｄとすることもできる。すな
わち図８（ａ）、（ｂ）は表面化粧面の形状を変形した
硬質化粧材Ａ、図８（ｃ）、（ｄ）は裏面に凹部を形成
しあらかじめ断熱材Ｂを裏打ちした硬質化粧材Ａであ
る。また図９（ａ）〜（ｄ）は形状を変形した取付具Ｄ
であり、特に図９（ｄ）は取付具Ｄの周囲を軟質のパッ
キング６で被覆した取付具Ｄ、図１０（ａ）は２本の柱
状の鋼材を略中央部で連結しＨ字状に形成した取付具
Ｄ、図１０（ｂ）は２本の柱状の鋼材を一端部で連結し
コ字状に形成したものであり、主に複合ＰＣ板の左右端
部に位置する硬質化粧材Ａを取り付けるのに用いられる
取付具Ｄである。
【００１５】
【発明の効果】上述したように本発明に係る複合ＰＣ板
によれば、複合ＰＣ板表面には固定具が一切現れず美
しい外観となる。硬質化粧材を取付具を介して固定す
るので、ハンマ打設等による硬質化粧材の破損、損傷が
なく、容易に取り付けることができ、しかも耐久性、耐
震性に優れ硬質化粧材が剥落することがない。取付具
を硬質化粧材の中空孔に挿入して硬質化粧材を取り付け
るため、硬質化粧材の幅方向のどの部分でも固定でき
る。硬質化粧材が破損した際の交換も容易である。
断熱性、耐久性、耐震性、意匠性を向上した複合ＰＣ板
となる。等の特徴、効果がある。
によれば、複合ＰＣ板表面には固定具が一切現れず美
しい外観となる。硬質化粧材を取付具を介して固定す
るので、ハンマ打設等による硬質化粧材の破損、損傷が
なく、容易に取り付けることができ、しかも耐久性、耐
震性に優れ硬質化粧材が剥落することがない。取付具
を硬質化粧材の中空孔に挿入して硬質化粧材を取り付け
るため、硬質化粧材の幅方向のどの部分でも固定でき
る。硬質化粧材が破損した際の交換も容易である。
断熱性、耐久性、耐震性、意匠性を向上した複合ＰＣ板
となる。等の特徴、効果がある。
【図１】本発明に係る複合ＰＣ板の代表例を示す説明図
である。
である。
【図２】図１で用いられた硬質化粧材を示す説明図であ
る。
る。
【図３】図１で用いられた主体を示す説明図である。
【図４】硬質化粧材の取付構造を示す説明図である。
【図５】硬質化粧材の取付構造を示す説明図である。
【図６】硬質化粧材の取付具の一例を示す説明図であ
る。
る。
【図７】複合ＰＣ板の上下の連結の一例を示す説明図で
ある。
ある。
【図８】硬質化粧材のその他の例を示す説明図である。
【図９】取付具のその他の例を示す説明図である。
【図１０】取付具のその他の例を示す説明図である。
Ａ 硬質化粧材 Ｂ 断熱材 Ｃ 主体 Ｄ 取付具 １ 中空孔 β 固定具
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 セメント、モルタル等を主体とする原料
を型枠に打ち込んで形成する主体となるＰＣ板の表面側
を断熱材で被覆すると共に、該断熱材の表面には内部に
直線状の中空孔を多数個平行に形成した硬質化粧材が配
設されており、柱状の取付具を前記硬質化粧材の中空部
に差し込み、固定具を介して主体となるＰＣ板に固定さ
れていることを特徴とする複合ＰＣ板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18038791A JP2947373B2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 複合ｐｃ板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18038791A JP2947373B2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 複合ｐｃ板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH051452A true JPH051452A (ja) | 1993-01-08 |
| JP2947373B2 JP2947373B2 (ja) | 1999-09-13 |
Family
ID=16082345
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18038791A Expired - Fee Related JP2947373B2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 複合ｐｃ板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2947373B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105064555A (zh) * | 2015-08-28 | 2015-11-18 | 黑龙江宇辉新型建筑材料有限公司 | 叠合装饰层和保温层的结构墙板及施工方法 |
-
1991
- 1991-06-24 JP JP18038791A patent/JP2947373B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105064555A (zh) * | 2015-08-28 | 2015-11-18 | 黑龙江宇辉新型建筑材料有限公司 | 叠合装饰层和保温层的结构墙板及施工方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2947373B2 (ja) | 1999-09-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
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