JPH0514495B2 - - Google Patents
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- JPH0514495B2 JPH0514495B2 JP60089737A JP8973785A JPH0514495B2 JP H0514495 B2 JPH0514495 B2 JP H0514495B2 JP 60089737 A JP60089737 A JP 60089737A JP 8973785 A JP8973785 A JP 8973785A JP H0514495 B2 JPH0514495 B2 JP H0514495B2
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Landscapes
- Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は太径サイズとなる例えば架橋ポリエチ
レン電力ケーブル等の接続端の皮覆を除去する皮
むき器の改良に関するものである。
レン電力ケーブル等の接続端の皮覆を除去する皮
むき器の改良に関するものである。
例えば、導体を架橋ポリエチレン絶縁体等で皮
覆した架橋ポリエチレン電力ケーブルは電気特性
に優れ、600〜77000Vの広い電圧範囲の送電路及
び配電路においてよく使用されている。そして、
特にこの電線を架空電線として使用する場合、電
線同士の接続端の結合作業が高所、または活線で
作業を行う場合もあり危険であると共に、適切な
皮むき器がなかつたために作業が煩雑であつた。
そこで、皮むき器の開発にあたり、太径の電線の
皮覆の切断及び除去には大きなエネルギーを必要
とするため、皮むき器の構造が複雑になつて重量
体となることが予想される。従つて、より構造の
簡単で軽量体であり、遠隔操作等により安全かつ
容易に接続端の処理ができる電線の皮むき器が所
望されていた。
覆した架橋ポリエチレン電力ケーブルは電気特性
に優れ、600〜77000Vの広い電圧範囲の送電路及
び配電路においてよく使用されている。そして、
特にこの電線を架空電線として使用する場合、電
線同士の接続端の結合作業が高所、または活線で
作業を行う場合もあり危険であると共に、適切な
皮むき器がなかつたために作業が煩雑であつた。
そこで、皮むき器の開発にあたり、太径の電線の
皮覆の切断及び除去には大きなエネルギーを必要
とするため、皮むき器の構造が複雑になつて重量
体となることが予想される。従つて、より構造の
簡単で軽量体であり、遠隔操作等により安全かつ
容易に接続端の処理ができる電線の皮むき器が所
望されていた。
そこで、本出願人は先に特願昭58−28804号
(特開昭59−153412号、特公平2−43406)公報に
おいて、上下方向に摺動する昇降杆を有する縦筒
とという第1シリンダと、左右方向に摺動するス
ライド筒を有する横筒という第2シリンダを設
け、昇降杆上部に固定クランプと固定皮覆カツタ
ーに電線を介して衝合する可動クランプと可動皮
覆カツターを取付け、一方前記スライド筒の端部
には前記二つの皮覆カツターに隣設してスライド
筒を左方向にスライドするとピンを中心として上
下方向に揺動する爪を取付け、前記昇降杆の上昇
時に電線の皮覆を切断し、前記スライド筒の左方
向のスライド時に切断部分の皮覆を前記揺動する
爪が引掻き、皮覆を除去する電線の皮むき器を開
示した。
(特開昭59−153412号、特公平2−43406)公報に
おいて、上下方向に摺動する昇降杆を有する縦筒
とという第1シリンダと、左右方向に摺動するス
ライド筒を有する横筒という第2シリンダを設
け、昇降杆上部に固定クランプと固定皮覆カツタ
ーに電線を介して衝合する可動クランプと可動皮
覆カツターを取付け、一方前記スライド筒の端部
には前記二つの皮覆カツターに隣設してスライド
筒を左方向にスライドするとピンを中心として上
下方向に揺動する爪を取付け、前記昇降杆の上昇
時に電線の皮覆を切断し、前記スライド筒の左方
向のスライド時に切断部分の皮覆を前記揺動する
爪が引掻き、皮覆を除去する電線の皮むき器を開
示した。
しかし、この従来の電線の皮むき器を使用して
皮むきを行なつた効果、皮覆切断カツターと皮覆
を除去する爪が別であるという構造であるため、
爪がピンを中心にして揺動する際、爪の形状誤差
によつては爪が皮覆に食い付く量が違うという問
題が発生し、所定の長さだけ皮覆をむくことがで
きないという問題があつた。特に電線サイズが異
なつたり、電線の皮覆の外径寸法に誤差があつた
場合、所定の長さだけ皮覆がむけないことが多か
つた。
皮むきを行なつた効果、皮覆切断カツターと皮覆
を除去する爪が別であるという構造であるため、
爪がピンを中心にして揺動する際、爪の形状誤差
によつては爪が皮覆に食い付く量が違うという問
題が発生し、所定の長さだけ皮覆をむくことがで
きないという問題があつた。特に電線サイズが異
なつたり、電線の皮覆の外径寸法に誤差があつた
場合、所定の長さだけ皮覆がむけないことが多か
つた。
また、この従来の電線の皮むき器は重量が重
く、長尺の操作杆の先に皮むき器を取付けて作業
することは楽ではなかつた。
く、長尺の操作杆の先に皮むき器を取付けて作業
することは楽ではなかつた。
本発明は上記問題点に鑑みなされたもので皮覆
を所定長さ分確実に除去できると共に、より軽量
なケーブル電線の皮むき器を提供することを目的
とする。
を所定長さ分確実に除去できると共に、より軽量
なケーブル電線の皮むき器を提供することを目的
とする。
上記の目的を達成するため、本発明において
は、油圧ホースを内蔵する操作杆の上部に、上下
方向に摺動するピストンを有する第1シリンダ3
と、該第1シリンダのピストン上方に直交位置し
左右方向に摺動するピストンを有する第2シリン
ダを設け、前記第1シリンダと該第2シリンダを
直列に配管し、その間に第1シリンダの摺動に遅
延して第2シリンダが作動するように圧力制御弁
を設け、さらに前記第1シリンダにより上下方向
にスライドして電線を挟持し皮覆を切断する電線
押えおよび皮覆切断カツターを固定または交換可
能に備え、かつ皮覆切断カツターを第2シリンダ
のピストンにより左右方向にスライドするように
設けた電線の皮むき器を構成したものである。
は、油圧ホースを内蔵する操作杆の上部に、上下
方向に摺動するピストンを有する第1シリンダ3
と、該第1シリンダのピストン上方に直交位置し
左右方向に摺動するピストンを有する第2シリン
ダを設け、前記第1シリンダと該第2シリンダを
直列に配管し、その間に第1シリンダの摺動に遅
延して第2シリンダが作動するように圧力制御弁
を設け、さらに前記第1シリンダにより上下方向
にスライドして電線を挟持し皮覆を切断する電線
押えおよび皮覆切断カツターを固定または交換可
能に備え、かつ皮覆切断カツターを第2シリンダ
のピストンにより左右方向にスライドするように
設けた電線の皮むき器を構成したものである。
よつて、第1シリンダのピストン作動で電線押
えおよび皮覆切断カツターが上昇して、電線を挟
持し、その皮覆を切断する。そして、遅延する圧
力規制弁の作動で第2シリンダが作動して皮覆切
断カツターが横移動するので、電線皮覆の皮むき
が行われて除去される。
えおよび皮覆切断カツターが上昇して、電線を挟
持し、その皮覆を切断する。そして、遅延する圧
力規制弁の作動で第2シリンダが作動して皮覆切
断カツターが横移動するので、電線皮覆の皮むき
が行われて除去される。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。第1図は本発明の電線の皮むき器の断面正
面図、第2図は同じく要部断面側面図、第3図は
同じく平面図である。
する。第1図は本発明の電線の皮むき器の断面正
面図、第2図は同じく要部断面側面図、第3図は
同じく平面図である。
第1図乃至第3図に示す如く、油圧ホースを内
蔵する長尺の絶縁棒からなる操作杆1の上部に
は、アーム継手2を介して第1シリンダ3が設け
られ、該第1シリンダ3は円筒状の下部シリンダ
3aの上方筒部に角形筒体の頭部をもつ上部シリ
ンダ3bを360°の範囲内で回動可能に設けると共
に、その内部にはスプリング4を巻装したピスト
ン5が上下方向に摺動可能に設けている。前記ピ
ストン5には油室6を形成するためのフランジが
形成され、その外周面の溝にOリング7が嵌着さ
れている。そして、前記油室6にはアーム継手2
側の中心位置に油路6aが連通状に設けられると
共に、偏心位置に圧力制御弁8を介して、側方外
部に連通するL字形の分岐油路6bが貫設されて
いる。
蔵する長尺の絶縁棒からなる操作杆1の上部に
は、アーム継手2を介して第1シリンダ3が設け
られ、該第1シリンダ3は円筒状の下部シリンダ
3aの上方筒部に角形筒体の頭部をもつ上部シリ
ンダ3bを360°の範囲内で回動可能に設けると共
に、その内部にはスプリング4を巻装したピスト
ン5が上下方向に摺動可能に設けている。前記ピ
ストン5には油室6を形成するためのフランジが
形成され、その外周面の溝にOリング7が嵌着さ
れている。そして、前記油室6にはアーム継手2
側の中心位置に油路6aが連通状に設けられると
共に、偏心位置に圧力制御弁8を介して、側方外
部に連通するL字形の分岐油路6bが貫設されて
いる。
前記角形筒体の上部シリンダ3bは、その内側
に開口部9を形成し、その上部側に固定電線押え
10aと、固定皮覆切断カツター11aと、該固
定皮覆カツター11aをボルトにて取付け左右方
向にスライド可能な固定カツタガイド12aとを
設けている。一方、その下部側には前記ピストン
5のピストンヘツド5aと一緒に上下方向にスラ
イド可能なホルダー13を設け、該ホルダー13
に前記固定電線押え10aに衝合する可動電線押
え10bと、前記固定皮覆切断カツター11aに
衝合する可動皮覆切断カツター11bと、該可動
皮覆カツター11bをボルトにて取付け左右方向
にもスライド可能で前記固定カツタガイド12a
と衝合する可動カツタガイド12bとを取付けて
いる。なお、14はガイドピンで可動カツタガイ
ド12bを上下方向のスライドに対し案内すると
共に、左右方向のスライドに対し連動するもので
ある。
に開口部9を形成し、その上部側に固定電線押え
10aと、固定皮覆切断カツター11aと、該固
定皮覆カツター11aをボルトにて取付け左右方
向にスライド可能な固定カツタガイド12aとを
設けている。一方、その下部側には前記ピストン
5のピストンヘツド5aと一緒に上下方向にスラ
イド可能なホルダー13を設け、該ホルダー13
に前記固定電線押え10aに衝合する可動電線押
え10bと、前記固定皮覆切断カツター11aに
衝合する可動皮覆切断カツター11bと、該可動
皮覆カツター11bをボルトにて取付け左右方向
にもスライド可能で前記固定カツタガイド12a
と衝合する可動カツタガイド12bとを取付けて
いる。なお、14はガイドピンで可動カツタガイ
ド12bを上下方向のスライドに対し案内すると
共に、左右方向のスライドに対し連動するもので
ある。
また、上部シリンダ3bの外側には第3図に示
す如く左右方向のスライドの駆動源となる円筒状
の第2シリンダ15及びその復帰を司るスプリン
グ16が突設されている。前記第2シリンダ15
はその端部の外周にねじを刻設して上部シリンダ
3bに固着されると共に、そのシリンダキヤツプ
15aを止めねじにて上部シリンダ3bに締結し
ている。そして、第2シリンダ15の内部にはピ
ストン17が左右方向に摺動可能に設けられ、そ
の先端は前記固定カツタガイド12aに嵌着され
ている。前記ピストン17の他端側には油室18
を形成するためのフランジが形成され、その外周
面の溝にOリング19が嵌着されている。そし
て、前記油室18の端部には側方外部に連通する
分岐油路18aが貫設され、継手20、配管2
1、継手22を介して、前記第1シリンダ3の油
室6の分岐油路6bに接続されている。また、前
記突設したスプリング16は、上部シリンダ3b
に螺合された逆L字状のばね押え23の端部と、
前記上部シリンダ3bを貫設し、ばねホルダー2
4を介して固定カツタガイド12aに固定された
スプリングピン25との間に遊挿されて張架され
ている。
す如く左右方向のスライドの駆動源となる円筒状
の第2シリンダ15及びその復帰を司るスプリン
グ16が突設されている。前記第2シリンダ15
はその端部の外周にねじを刻設して上部シリンダ
3bに固着されると共に、そのシリンダキヤツプ
15aを止めねじにて上部シリンダ3bに締結し
ている。そして、第2シリンダ15の内部にはピ
ストン17が左右方向に摺動可能に設けられ、そ
の先端は前記固定カツタガイド12aに嵌着され
ている。前記ピストン17の他端側には油室18
を形成するためのフランジが形成され、その外周
面の溝にOリング19が嵌着されている。そし
て、前記油室18の端部には側方外部に連通する
分岐油路18aが貫設され、継手20、配管2
1、継手22を介して、前記第1シリンダ3の油
室6の分岐油路6bに接続されている。また、前
記突設したスプリング16は、上部シリンダ3b
に螺合された逆L字状のばね押え23の端部と、
前記上部シリンダ3bを貫設し、ばねホルダー2
4を介して固定カツタガイド12aに固定された
スプリングピン25との間に遊挿されて張架され
ている。
前記アーム継手2はジヨイント26とボデイジ
ヨイント27より形成され、該ジヨイント26を
支軸として180°範囲の揺動が可能なように構成さ
れている。このジヨイント26の内部には前記第
1シリンダ3の油室6の連通状の油室6aにつな
がる軸方向の油路26aと、該油路26aにつな
がる半径方向の油路26bと、前記操作杆1の油
圧ホースにボデイジヨイント27の斜め方向の油
路27aを介して接続される円周部の軸方向の油
路26cとが穿設されていると共に、ジヨイント
26と下部シリンダ3aとの間の下部シリンダ側
と、ジヨイント26とボデイジヨイント27との
間のボデイジヨイント側に二つづつの溝が刻設さ
れ、各々の溝にOリング28,29,30,31
が嵌着されている。
ヨイント27より形成され、該ジヨイント26を
支軸として180°範囲の揺動が可能なように構成さ
れている。このジヨイント26の内部には前記第
1シリンダ3の油室6の連通状の油室6aにつな
がる軸方向の油路26aと、該油路26aにつな
がる半径方向の油路26bと、前記操作杆1の油
圧ホースにボデイジヨイント27の斜め方向の油
路27aを介して接続される円周部の軸方向の油
路26cとが穿設されていると共に、ジヨイント
26と下部シリンダ3aとの間の下部シリンダ側
と、ジヨイント26とボデイジヨイント27との
間のボデイジヨイント側に二つづつの溝が刻設さ
れ、各々の溝にOリング28,29,30,31
が嵌着されている。
従つて、このアーム継手2のジヨイント26を
支軸とする180°の揺動と、前記上部シリンダ3b
の下部シリンダ3a回りの360°の回動とにより、
本発明の皮むき器は半球面上の広い作業範囲で電
線を掴むことができるように構成されている。
支軸とする180°の揺動と、前記上部シリンダ3b
の下部シリンダ3a回りの360°の回動とにより、
本発明の皮むき器は半球面上の広い作業範囲で電
線を掴むことができるように構成されている。
次に作用を説明する。
上記構成による皮むき器により電線の接続端の
皮むきを行なうには、長尺の操作杆1の下端部の
接続口に別途の油圧装置(図示せず)を取付け、
電線を上部シリンダ3bの開口部9に挿入し、油
圧装置を駆動する。油圧装置の駆動により、圧油
は操作杆1の圧油ホースを通り、アーム継手2の
油路27a,26c,26b,26aを介して下
部シリンダ3aの油路6aから油室6に導入さ
れ、第1シリンダ3のピストン5をピストン5に
巻装されたスプリング4の弾発力に抗して上方向
へ押圧する。そして、この押圧によりピストン5
が上方向へ摺動するに伴いピストンヘツド5aは
ホルダー13を上方向にスライドさせるので、可
動電線押え10b及び可動カツタカイド12bは
電線側にスライドし、固定電線押え10aと可動
電線押え10bにより電線が挟持されると共に、
固定カツタガイド12aに取付けた固定皮覆切断
カツター11aと可動カツタガイド12bに取付
けた可動皮覆切断カツター11bとにより電線の
皮覆が切断される。
皮むきを行なうには、長尺の操作杆1の下端部の
接続口に別途の油圧装置(図示せず)を取付け、
電線を上部シリンダ3bの開口部9に挿入し、油
圧装置を駆動する。油圧装置の駆動により、圧油
は操作杆1の圧油ホースを通り、アーム継手2の
油路27a,26c,26b,26aを介して下
部シリンダ3aの油路6aから油室6に導入さ
れ、第1シリンダ3のピストン5をピストン5に
巻装されたスプリング4の弾発力に抗して上方向
へ押圧する。そして、この押圧によりピストン5
が上方向へ摺動するに伴いピストンヘツド5aは
ホルダー13を上方向にスライドさせるので、可
動電線押え10b及び可動カツタカイド12bは
電線側にスライドし、固定電線押え10aと可動
電線押え10bにより電線が挟持されると共に、
固定カツタガイド12aに取付けた固定皮覆切断
カツター11aと可動カツタガイド12bに取付
けた可動皮覆切断カツター11bとにより電線の
皮覆が切断される。
この状態時において、さらに圧油の供給を続け
ると、第1シリンダ3の油室6の圧力が高まり、
偏心位置にある圧力制御弁8のバネを押圧して、
側方外部に連通する分岐油路6bへの回路が開か
れる。そして圧油は、この回路を通つて、継手2
2、配管21、継手20を介して第2シリンダ1
5に圧送される。而して、圧油は、第2シリンダ
15の分岐油路18aを通り油室18に入り、ピ
ストン17を左方向に押圧する。この押圧により
ピストン17は左方向に摺動し、ピストン17先
端が嵌合している固定カツタガイド12aを左方
向にスライドさせる。該固定カツタガイド12a
には前記したように可動カツタガイド12bが衝
合しており、両者を連通するように設けられたガ
イドピン14によつて可動カツタガイド12bも
同時に左方向にスライドする。そして、固定カイ
ドカツタ12a及び可動ガイドカツタ12bに取
付けられた固定皮覆切断カツター11aと、該固
定皮覆切断カツター11aに衝合している可動皮
覆切断カツター11bも同時に左方向にスライド
し電線の皮覆を除去する。
ると、第1シリンダ3の油室6の圧力が高まり、
偏心位置にある圧力制御弁8のバネを押圧して、
側方外部に連通する分岐油路6bへの回路が開か
れる。そして圧油は、この回路を通つて、継手2
2、配管21、継手20を介して第2シリンダ1
5に圧送される。而して、圧油は、第2シリンダ
15の分岐油路18aを通り油室18に入り、ピ
ストン17を左方向に押圧する。この押圧により
ピストン17は左方向に摺動し、ピストン17先
端が嵌合している固定カツタガイド12aを左方
向にスライドさせる。該固定カツタガイド12a
には前記したように可動カツタガイド12bが衝
合しており、両者を連通するように設けられたガ
イドピン14によつて可動カツタガイド12bも
同時に左方向にスライドする。そして、固定カイ
ドカツタ12a及び可動ガイドカツタ12bに取
付けられた固定皮覆切断カツター11aと、該固
定皮覆切断カツター11aに衝合している可動皮
覆切断カツター11bも同時に左方向にスライド
し電線の皮覆を除去する。
上記の皮むき操作が完了した時点で油の圧送を
停止すると、第1シリンダ3の油室6に働くスプ
リング4の弾発力よりも、第2シリンダに働く上
部シリンダ15を貫設して張架されているスプリ
ング16の弾発力が強大であるため、第1図及び
第3図に示す如く固定カツタガイド12a及び可
動カツタガイド12bを移動位置から原状位置に
復帰させ、第2シリンダ15のピストン17を右
方向に戻す。また、このピストン17の自動復帰
で縮小された油室18内の油は、前記の系路を逆
行して図示しない油圧装置側に排出される。そし
て、その直後に第1シリンダ3の油室6内の油も
ピストン5に巻装した油室6に働くスプリング4
の弾発力で同様に第1図及び第2図に示す如き原
状位置に復帰し、ピストン5に連動している可動
電線押え10b、可動皮覆切断カツター11b、
及び可動カツタガイド12bも原状位置に復帰す
るため、その直前まで固定電線押え10aと可動
電線押え10bに挟持されていた電線が開放され
この皮むき器を電線の接続端よりはずすことがで
きる。
停止すると、第1シリンダ3の油室6に働くスプ
リング4の弾発力よりも、第2シリンダに働く上
部シリンダ15を貫設して張架されているスプリ
ング16の弾発力が強大であるため、第1図及び
第3図に示す如く固定カツタガイド12a及び可
動カツタガイド12bを移動位置から原状位置に
復帰させ、第2シリンダ15のピストン17を右
方向に戻す。また、このピストン17の自動復帰
で縮小された油室18内の油は、前記の系路を逆
行して図示しない油圧装置側に排出される。そし
て、その直後に第1シリンダ3の油室6内の油も
ピストン5に巻装した油室6に働くスプリング4
の弾発力で同様に第1図及び第2図に示す如き原
状位置に復帰し、ピストン5に連動している可動
電線押え10b、可動皮覆切断カツター11b、
及び可動カツタガイド12bも原状位置に復帰す
るため、その直前まで固定電線押え10aと可動
電線押え10bに挟持されていた電線が開放され
この皮むき器を電線の接続端よりはずすことがで
きる。
なお、本発明の皮むき器の実施例では長尺な操
作杆を接続した場合を示したが、これ限定するこ
となく、短尺の操作杆でもよく、低所位置または
手元位置における電線の皮むきを上記と同様の手
段により行なうことができる。
作杆を接続した場合を示したが、これ限定するこ
となく、短尺の操作杆でもよく、低所位置または
手元位置における電線の皮むきを上記と同様の手
段により行なうことができる。
また、アーム継手のジヨイントを支軸とする
180°の揺動と、上部シリンダの下部シリンダ回り
の360°の回動により、本発明の皮むき器は半球面
上の広い作業範囲で電線を掴み皮むき作業を行う
ことができたが、この構造は皮むき器以外の電線
カツタおよび圧縮器にも適用できることは勿論で
ある。
180°の揺動と、上部シリンダの下部シリンダ回り
の360°の回動により、本発明の皮むき器は半球面
上の広い作業範囲で電線を掴み皮むき作業を行う
ことができたが、この構造は皮むき器以外の電線
カツタおよび圧縮器にも適用できることは勿論で
ある。
本発明は以上のように構成したので、上下動す
る第1シリンダの作動で電線押えとともに皮覆切
断カツターが上昇して電線を挟持してその皮覆を
切断し、これに遅延する圧力規制弁の作動で左右
方向に作動する第2シリンダが作動することによ
つて、さらに皮覆切断カツターが横移動して電線
皮覆の皮むきおよび除去が行われる。これによ
り、皮むき器の構造が簡略化され軽量小形とする
ことができた。また、本皮むき器は電線サイズが
異なるごとに従来の如き爪の交換に比べ容易に交
換できる構造であり、作業が迅速に行うことがで
きる。さらに、本皮むき器はカツター部を交換す
るだけで太い線から細い線までの広範囲にわたつ
て皮むきを行うことができる等の効果を有する。
る第1シリンダの作動で電線押えとともに皮覆切
断カツターが上昇して電線を挟持してその皮覆を
切断し、これに遅延する圧力規制弁の作動で左右
方向に作動する第2シリンダが作動することによ
つて、さらに皮覆切断カツターが横移動して電線
皮覆の皮むきおよび除去が行われる。これによ
り、皮むき器の構造が簡略化され軽量小形とする
ことができた。また、本皮むき器は電線サイズが
異なるごとに従来の如き爪の交換に比べ容易に交
換できる構造であり、作業が迅速に行うことがで
きる。さらに、本皮むき器はカツター部を交換す
るだけで太い線から細い線までの広範囲にわたつ
て皮むきを行うことができる等の効果を有する。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
はケーブル電線の皮むき器の断面正面図、第2図
は同じく要部断面側面図、第3図は同じく平面図
である。 1……操作杆、2……アーム継手、3……第1
シリンダ、3a……下部シリンダ、3b……上部
シリンダ、4……スプリング、5……ピストン、
6……油室、8……圧力制御弁、9……開口部、
10a……固定電線押え、10b……可動電線押
え、11a……固定皮覆切断カツター、11b…
…可動皮覆切断カツター、12a……固定カツタ
ガイド、12b……可動カツタガイド、13……
ホルダー、14……ガイドピン、15……第2シ
リンダ、16……スプリング、17……ピスト
ン、18……油室、26……ジヨイント、27…
…ボデイジヨイント。
はケーブル電線の皮むき器の断面正面図、第2図
は同じく要部断面側面図、第3図は同じく平面図
である。 1……操作杆、2……アーム継手、3……第1
シリンダ、3a……下部シリンダ、3b……上部
シリンダ、4……スプリング、5……ピストン、
6……油室、8……圧力制御弁、9……開口部、
10a……固定電線押え、10b……可動電線押
え、11a……固定皮覆切断カツター、11b…
…可動皮覆切断カツター、12a……固定カツタ
ガイド、12b……可動カツタガイド、13……
ホルダー、14……ガイドピン、15……第2シ
リンダ、16……スプリング、17……ピスト
ン、18……油室、26……ジヨイント、27…
…ボデイジヨイント。
Claims (1)
- 1 油圧ホースを内蔵する操作杆1の上部に、上
下方向に摺動するピストン5を有する第1シリン
ダ3と、該第1シリンダのピストン上方に直交位
置し左右方向に摺動するピストン17を有する第
2シリンダ15を設け、前記第1シリンダと該第
2シリンダを直列に配管20,21,22し、そ
の間に第1シリンダの摺動に遅延して第2シリン
ダが作動するように圧力制御弁8を設け、さらに
前記第1シリンダにより上下方向にスライドして
電線を挟持し皮覆を切断する電線押え10a,1
0bおよび皮覆切断カツター11a,11bを固
定または交換可能に備え、かつ皮覆切断カツター
を第2シリンダのピストンにより左右方向にスラ
イドするように設けたことを特徴とする電線の皮
むき器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60089737A JPS61251407A (ja) | 1985-04-25 | 1985-04-25 | 電線の皮むき器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60089737A JPS61251407A (ja) | 1985-04-25 | 1985-04-25 | 電線の皮むき器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61251407A JPS61251407A (ja) | 1986-11-08 |
JPH0514495B2 true JPH0514495B2 (ja) | 1993-02-25 |
Family
ID=13979077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60089737A Granted JPS61251407A (ja) | 1985-04-25 | 1985-04-25 | 電線の皮むき器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61251407A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6218908A (ja) * | 1985-07-18 | 1987-01-27 | 室本鉄工株式会社 | 空気圧式コ−ドストリツパ−装置 |
JPH04330991A (ja) * | 1991-04-30 | 1992-11-18 | Katayama Chem Works Co Ltd | 重金属含有廃水の処理方法 |
JPH0753370Y2 (ja) * | 1991-12-02 | 1995-12-06 | 株式会社泉精器製作所 | 被覆電線の端末皮剥ぎ器 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5734108B2 (ja) * | 1974-01-24 | 1982-07-21 | ||
JPS59153412A (ja) * | 1983-02-22 | 1984-09-01 | 株式会社泉精器製作所 | ケ−ブル電線の皮むき器 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5734108U (ja) * | 1980-08-04 | 1982-02-23 |
-
1985
- 1985-04-25 JP JP60089737A patent/JPS61251407A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5734108B2 (ja) * | 1974-01-24 | 1982-07-21 | ||
JPS59153412A (ja) * | 1983-02-22 | 1984-09-01 | 株式会社泉精器製作所 | ケ−ブル電線の皮むき器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61251407A (ja) | 1986-11-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |