JPH05144707A - X線露光装置 - Google Patents

X線露光装置

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JPH05144707A
JPH05144707A JP3302150A JP30215091A JPH05144707A JP H05144707 A JPH05144707 A JP H05144707A JP 3302150 A JP3302150 A JP 3302150A JP 30215091 A JP30215091 A JP 30215091A JP H05144707 A JPH05144707 A JP H05144707A
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pressure
ray
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exposure apparatus
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Toshio Hirokawa
利夫 広川
Norio Uchida
憲男 内田
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/70858Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】マスクが装着されたチャンバ内圧力と大気圧と
の差圧を微小に制御でき、マスクやX線取り出し窓の変
形を極小に抑えられるX線露光装置を提供する。 【構成】X線発生源から発生させたX線1をX線取り出
し窓2からマスク4までヘリウムガス内を通して導くチ
ャンバ3と、チャンバ内へヘリウムガスを供給するため
に設けられ、少なくとも一部に流路断面の小径部分(オ
リフィス6a)の形成された供給ライン6と、チャンバ
内からヘリウムガスを排出するために設けられ、少なく
とも一部に流路断面の小径部分(絞り部7a)の形成さ
れた排出ライン7と、供給ラインにチャンバ内の圧力を
制御する流量制御バルブ10とを有し、供給ラインのオ
リフィスの径を排出ラインの絞り部の径よりも小さく設
定することで、チャンバ内の圧力を大気圧と等しいかあ
るいは大気圧よりわずかに高い圧力に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シンクロトロン(SO
R)の放射光あるいは、電子線励起によるもの、また
は、プラズマ等から発生するX線を利用して露光を行う
X線露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体は高集積化が進につれ、超
LSIのパターンの最小線幅もサブミクロンの領域に到
達しようとしている。このような超LSIの製造に用い
られる露光装置は、現在の光ステッパからシンクロトロ
ン(SOR)の放射光あるいは、電子線励起によるも
の、または、プラズマ等から発生するX線を利用して露
光を行うX線露光装置が注目されている。
【0003】このようなX線露光装置は、一般に、真空
中に配置されたX線発生源からベリリウム薄膜製の窓を
通してヘリウムガスが充満されたチャンバ内にX線が取
り出され、X線露光マスクを通して大気中に配設された
ウェハにマスクパターンを転写するように構成されてい
る。
【0004】このようなX線露光装置では、X線の減衰
が非常に大きいため、X線の低減衰雰囲気(ヘリウム雰
囲気)を高純度に保持する必要がある。また、ベリリウ
ム薄膜の窓およびX線露光マスクは非常に薄い膜である
ため、これらの変形や破損を防止するためには、チャン
バ内の圧力と大気圧との差を高精度に制御しなければな
らない。
【0005】従来のチャンバ内の圧力を制御する技術と
して、例えば、特開平1−181518号公報や特開平
1−181521号公報に示されているようなX線露光
装置用ヘリウムチャンバが提案されている。
【0006】図8に示す特開平1−181521号公報
に記載の技術では、ヘリウムガスの流量を制御する流量
制御器100と、この流量制御器100を通ったヘリウ
ムガスの流量を制御しチャンバ101内にヘリウムガス
を導入する可変流量バルブ102と、チャンバ101内
と大気圧との差圧を電気信号に変換する圧力伝送器10
3と、この圧力伝送器103からの信号によって可変流
量バルブ102を制御する圧力制御器104と、チャン
バ101内のガスを大気に開放する排気口105とを有
したものである。
【0007】また、図9に示す特開平1−181518
号公報に記載のものは、前記の技術において、ヘリウム
ガスの流量を制御する流量制御器100の代わりにチャ
ンバ101内の酸素濃度を測定する酸素モニタ106
と、チャンバ101の排気口に接続されてチャンバ内の
ガスを大気に開放する排気口107を有するタンク10
8とを有して構成されている。
【0008】これらの技術では、チャンバ内と大気との
差圧を+3mmH2O(0.2mmHg これはH2
とHgとの比重差が1:13.6であるため)程度に制
御できるものとなっている。しかし、本発明者等の種々
の実験あるいは、シミュレーションによれば、チャンバ
内と大気圧との圧力差が0.2mmHgでは、標準的な
X線マスク(メンブレン厚み1μm、25mm角程度)
のもので、その変形量(たわみ、歪み量)が15μm程
度発生してしまう。X線露光装置では、マスクとウェハ
とのギャップを30μm程度に設定して近接露光を行う
ことが考えられており、30μmのギャップに対して、
15μmのマスク変形量では精度の良い露光は不可能で
ある。
【0009】以上のような従来例では、実施例で示めし
ているような、チャンバ内圧力と大気圧との差圧が0.
2mmHg程度では、マスクの変形量が大きすぎて精度
の良い露光が行えないばかりか、薄膜の窓の変形が発生
する懸念があり、より微小の差圧にコントロールするこ
とが要求される。
【0010】また、酸素濃度をモニタする場合、チャン
バ内の酸素濃度をサンプルガス吸引用の吸引ポンプ付き
酸素モニタで測定することは、チャンバ内の圧力が変化
してしまうため、上記圧力コントロールの要求に対して
甚だ不利である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のX線露
光装置用ヘリウムチャンバでは、チャンバ内圧力と大気
圧の差圧が大きすぎ、マスクの変形量が大きくなり精度
の良い露光が行えないばかりか、薄膜の窓の変形が発生
する懸念があり、より微小の差圧にコントロールするこ
とが要求される。
【0012】また、チャンバ内の酸素濃度をサンプルガ
ス吸引ポンプ付き酸素モニタで測定することは、そのモ
ニタの起動停止時にチャンバ内の圧力が微妙に変化して
しまい、上記要求に対して不利となる。本発明は、上記
事情を考慮してなされたもので、チャンバ内の圧力を高
精度に制御することのできるX線露光装置を提供するこ
とを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のX線露光装置
は、X線発生源から発生させたX線をX線取り出し窓か
らマスクまでX線低減衰雰囲気のガス内を通して導くた
めのチャンバと、前記チャンバ内へ前記X線低減衰雰囲
気のガスを供給するために設けられ、少なくとも一部に
流路断面の小径部分の形成された供給ラインと、前記チ
ャンバ内から前記ガスを排出するために設けられ、少な
くとも一部に流路断面の小径部分の形成された排出ライ
ンと、前記供給ラインに供給するガス流量を制御するこ
とで前記チャンバ内の圧力を制御する流量制御手段とを
有し、前記供給ラインの小径部を前記排出ラインの小径
部分よりも小さく設定することで、前記チャンバ内の圧
力を大気圧と等しいかあるいは大気圧よりわずかに高い
圧力に制御することを特徴とするものである。
【0014】
【作用】本発明によれば、チャンバのガス供給ラインを
従来と同様の圧力コントロール法で圧力コントロールす
れば、その下流にあるチャンバの圧力は供給ラインと排
出ラインの小径部(オリフィスまたは絞り部)の大きさ
(流路面積)の比で一義的に決まる。
【0015】ここで、供給ラインの小径部の直径をa、
排出ラインの小径部の直径をbとし、供給ライン内の圧
力をP0 にコントロールすれば、チャンバ内の圧力P1
は、 P1 =P0 (a/b)4 で近似できる。
【0016】以上の式から明らかなようにチャンバの圧
力は前段の供給ラインでコントロールした差圧をさらに
微小の差圧にコントロールすることが可能となリ、チャ
ンバ内と大気圧との差圧を極めて高精度に制御できる。
【0017】また、本発明はチャンバの排出部より常時
ヘリウムガスを排出するものであるから、その排出経路
に酸素濃度計を設ければ、常時酸素濃度をモニタできる
ことになるし、酸素濃度測定のための、サンプルガス吸
引用のポンプも必要としない。
【0018】
【実施例】以下に図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0019】(第1の実施例)図1は、本発明の第1の
実施例を示すX線露光装置の要部を示す概略構成図であ
る。図1に示されるようにX線発生源(図示省略)から
放射されたX線1は真空中を導かれ、X線の取りだし窓
(ベリリウムの薄膜)2から高純度のヘリウム雰囲気
(X線低減衰雰囲気)のチャンバ3内に導かれた後、X
線マスク4に描かれたLSI等のパターンを大気中に配
置されたウェハ5に転写する。このチャンバ3にはチャ
ンバ3内にヘリウムガスを供給するための導入部6およ
びチャンバ3内からヘリウムガスを排出する排出部7が
設けられている。以下、本発明の要部に関連する上記導
入部6および排出部7について詳述する。
【0020】導入部6は、チャンバ3に接続して設けら
れた比較的容積の大きい圧力コントロール室8と、この
圧力コントロール室8とチャンバ3との接続部位に形成
される直径aであるところのオリフィス6a(ヘリウム
ガス流路断面積の小さい部分)と、圧力コントロール室
8内と大気との差圧を測定する差圧計9と、ヘリウムタ
ンク14から圧力コントロール室8内へ供給されるヘリ
ウムガスの流量を制御するための流量制御バルブ10
と、差圧計9からの出力信号に基づいて流量制御バルブ
の開度を制御する圧力コントローラ11とで構成され、
オリフィス6aと流量制御バルブ10の間(実質的に圧
力コントロール室8内)を所定圧力にコントロール可能
な構成となっている。
【0021】一方排出部7は、チャンバ3に接続され直
径がbであるところの絞り部7a(オリフィス6aより
もヘリウムガス流路断面積が大きい部分、すなわち、直
径a<直径b)と、この絞り部7aの上流側に設けられ
た遮蔽バルブ13および酸素濃度計12と、絞り部7a
の下流側に延びる導出管7cと、大気に開放された開放
口7bとで構成されている。
【0022】以上のように構成される本発明第1の実施
例によれば、圧力コントロール室8内にヘリウムタンク
14から流量制御バルブ10を介して流量Qのヘリウム
ガスを注入し、圧力コントロール室8内の圧力をP0 に
コントロールすれば、チャンバ3内の圧力P1 は、 P1 =P0 (a/b)4 で近似できる。ただし、aはオリフィス6aの直径、b
は絞り部7aの直径
【0023】したがって、例えば、P0 =1mmHg、
a=1mm、b=10mmに設定した場合、上記式から
明らかなようにP1 は大気圧に対して1万分の1mmH
g(10-4mmHg)の極小差圧を実現できる。
【0024】標準的なX線マスク(メンブレン厚み1μ
m、25mm角程度)では、チャンバ3内の圧力P1
大気圧に対して1千分の1mmHg(10-3mmHg)
程度大きい圧力に設定されたの場合、その変形量を0.
5μm程度に抑えられる。また、変形しやすいX線マス
クの場合でも上記圧力差の場合、その変形量を1〜2μ
m程度に抑えられる。
【0025】したがって、本発明の上記実施例のように
チャンバ3内の圧力P1 を大気圧に対して1万分の1m
mHg程度、僅かに大きい値に設定した場合、X線マス
クの変形量が極めて小さく抑えられ、マスクとウェハと
がたとえ、30μm程度のギャップに設定される近接露
光でも十分精度の良好な露光を達成できる。また、X線
取り出し窓の変形も極めて小さく抑えられ破損防止も達
成される。
【0026】また、X線露光装置において、酸素濃度を
測定したい場所は、ヘリウム純度が問題となるチャンバ
3内であるが、直接チャンバ3内の酸素濃度を測定せず
とも、上記実施例のようにヘリウムガスの排出部7に酸
素濃度計12を設ければ、常時酸素濃度をモニタできる
ことになるし、サンプルガス吸引用のポンプも必要とし
ない。すなわち、チャンバ3は排出部7以外に大気に開
放されている部分はないので、その出口で酸素濃度を測
定するならば、その上流に位置するチャンバ3内の酸素
濃度は排出部7の酸素濃度と同等またはそれ以下が保証
できるわけである。
【0027】チャンバ3内の酸素濃度が増加する要因と
しては、排出部7よりの拡散が最も考えられ、その対策
として、上記第1の実施例では排出部7において、絞り
部7aと開放口7bとの間に導出管7cを設け、大気中
の酸素の拡散を防止している。また、装置の立ち上げや
立ち下げ時にヘリウムガスを流さない場合は遮蔽バルブ
13によってチャンバ3内を密閉することができる。
【0028】(第2の実施例)図2は、本発明の第2の
実施例を示すX線露光装置の要部を示す概略構成図であ
る。図2において図1と技術的に重複するところは同一
符号を付して説明を省略する。
【0029】本発明のようにチャンバ3内の圧力P1 が
大気圧に対して1千分の1mmHg(10-3mmHg)
程度の極小差圧に制御できる場合は、ヘリウムと大気
(空気)との比重量の違いによる影響が発生する。第2
の実施例はこの比重量の影響を考慮した実施例である。
【0030】すなわち図2において、排出部7はチャン
バ3の底部の側面に接続され、その開放口7bの位置が
マスク4のほぼ中心位置の高さ(図中hで示す)と等し
い高さ位置に設定されるように配管経路を設定してい
る。大気圧P0、チャンバ内圧力P1 、マスク4と開放
口7bとの高さの差を△h[cm]と仮定すると、高さ
の差によって発生する差圧は、 P1 −P0 =(γair −γHe)・△h ただし、γair は空気の比重量、γHeはヘリウムの比重
量である。ここで、高さの差h=10cmの場合、 γair =1.293×10-6[Kg/cm3 ] γHe =0.179×10-6[Kg/cm3 ] とすれば、 P1 −P0 =1.12×10-5[Kg/cm3 ] =8.5×10-3[mmHg] の差圧が発生することになり、マスク4の変形量を考慮
すると開放口7bの位置がマスク4のほぼ中心位置の高
さ(h)と等しい高さ位置(h)に設定されることが望
ましい。高さの差△hの許容範囲は、上記式に基づいて
マスクの種類等に応じて適宜設定される。
【0031】なお、この実施例では、絞り部7aを別途
形成することなく排出部7に用いられる配管自体の直径
をbとし、前記の直径bの絞り部7aが設けられている
のと同等の作用を得ている。
【0032】(第3の実施例)図3は、本発明の第3の
実施例を示すX線露光装置の要部を示す概略構成図であ
る。図3において図1、図2と技術的に重複するところ
は同一符号を付して説明を省略する。
【0033】第3の実施例は、排出口7よりの大気の拡
散や浸入をより確実に防止するため、開放口7bの周囲
にヘリウム溜まり7dを設けたものである。このヘリウ
ム溜まり7dは具体的には導出管7cの周囲に配置され
た管であり、導出管7cに対してその周囲に2重管構造
でヘリウム溜まり7dが形成されている。また、ヘリウ
ム溜まり7dは導出管7cよりもさらに下方にまで延び
ており、開放口7bから排出されたヘリウムガスが空気
よりも比重が小さいために上昇してヘリウム溜まり7d
内に溜まるものとなっている。このように、開放口7b
の周囲にヘリウムガスを保持しておくことで、開放口7
bから拡散により空気(酸素)がチャンバ3内に混入す
ることを防止できる。
【0034】さらに、ヘリウムガスが空気より密度が小
さいことに鑑み、排出口7の配管経路が開放口7bより
高い部分を、少なくともその配管経路途中に有するよう
に、配管途中を上方に屈曲させる構成としている。この
構成により、開放口7bから大気が多少拡散により混入
しても、ヘリウムガスよりも比重量が大きく配管途中の
下方に溜まりチャンバ3内にまで空気が混入することが
より確実に防止できる。
【0035】また、ヘリウムと空気の密度が異なること
によって、大気との差圧をコントロールしたいX線マス
ク4と開放口7bの高さが異なると、前述したように高
さの差が1センチにつき約1千分の1mmHgの差圧が
発生するので、X線マスク部4と開放口7bは前述した
ようにほぼ一致させておくことが望ましい。
【0036】(第4の実施例)図4は、本発明の第4の
実施例を示すX線露光装置の要部を示す概略構成図であ
る。図4において図1乃至図3と技術的に重複するとこ
ろは同一符号を付して説明を省略する。
【0037】排出口7よりの大気の拡散や浸入をより確
実に防止するため、開放口7bの周囲にヘリウム溜まり
7dを設け、さらに、そのヘリウム溜まり7d部分にヘ
リウムガスを供給するライン15を設けたものである。
このライン15はヘリウムタンク14に接続されてい
る。このように構成して、開放口7bの周囲に常に多量
のヘリウムガスを保持しておくことで、開放口7bの周
囲はヘリウムガスでパージされている効果が得られ、拡
散により空気(酸素)がチャンバ3内に混入することを
より確実に防止できる。
【0038】(第5の実施例)図5は、本発明の第5の
実施例を示すX線露光装置の要部を示す概略構成図であ
る。図5において図1乃至図4と技術的に重複するとこ
ろは同一符号を付して説明を省略する。
【0039】この実施例では第1の実施例における導入
部6の圧力コントロール室8を配管16で代用した実施
例である。圧力コントロール室8は圧力の均一性を持た
せるためにある程度の容積が必要ではあるが、単なる配
管16でも適用可能である。配管16の太さは、オリフ
ィス6aの直径aよりも太い場合には、図5に示したよ
うにオリフィス6aに相当する絞り部を形成する必要が
あるが、オリフィス6aの直径aと用いる配管16の直
径が等しい場合には、配管16自体で第1の実施例に示
したオリフィス6aと同じ作用が得られるため、配管1
6にオリフィス6aを別途形成する必要はなく、全体構
成が簡略化できる。
【0040】(第6の実施例)図6は、本発明の第6の
実施例を示すX線露光装置の要部を示す概略構成図であ
る。図6において図1乃至図5と技術的に重複するとこ
ろは同一符号を付して説明を省略する。
【0041】この実施例では、導入部6に遮断弁17を
有したバイパス経路18を設けた例である。このように
構成した場合には、装置の立上げ時などにチャンバ3内
をヘリウムガス置換する場合に、遮断弁17を開放して
ヘリウムタンク14からのヘリウムガスを大量にバイパ
ス経路18を通してチャンバ3内に導入し、短時間でヘ
リウムガス置換を実現することができる。
【0042】(第7の実施例)図7は、本発明の第7の
実施例を示すX線露光装置の要部を示す概略構成図であ
る。図7において図1乃至図6と技術的に重複するとこ
ろは同一符号を付して説明を省略する。
【0043】この実施例では、差圧計9を設ける位置が
前記各々の実施例と異なっている。つまり、差圧計9
は、チャンバ3内の圧力を直接測定する構成となってい
る。この差圧計9は比較的高精度なものであり、チャン
バ3内と大気圧との所定圧力差10-3mmHgオーダの
圧力差を検出するものである。圧力コントロール室8内
の圧力差は前述したように1mmHg程度のオーダに比
較的ラフに制御されれば良いので、流量制御バルブ10
およびその圧力コントローラ11は従来と同程度の精度
のものでも、チャンバ3内は従来の何十倍もの高精度な
圧力制御が行える。
【0044】なお、上記各々の実施例においては、導入
部6及び排出部7をそれぞれ1本のラインとして説明し
たが、本発明では導入部6及び排出部7の少なくとも一
方を複数のラインに分割して構成することもできる。複
数に分割した場合も、複数に分割したガス流路の断面積
の合計が、前述した条件のように排出部7の方を導入部
6よりも大きく設定すれば良い。また、導入部6及び排
出部7のガス流路の断面形状も、円形に限定されること
なく角形、楕円等種々形状で実施することができる。
【0045】また、酸素濃度計12を排出部7に設けて
いるが、測定したいチャンバ3内を直接測定するよう
に、例えば、チャンバ3内に酸素濃度計12を配置する
ように構成しても良い。
【0046】以上種々の実施例について説明してきた
が、各々の実施例同士を重複適用することは可能である
し、また、本発明は上記実施例に開示されている内容に
限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て、種々変形して実施できるもある。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
易な方法でチャンバ内と大気圧との差圧をより極小にま
でコントロールでき。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るX線露光装置の概
略要部構成図。
【図2】本発明の第1の実施例に係るX線露光装置の概
略要部構成図。
【図3】本発明の第1の実施例に係るX線露光装置の概
略要部構成図。
【図4】本発明の第1の実施例に係るX線露光装置の概
略要部構成図。
【図5】本発明の第1の実施例に係るX線露光装置の概
略要部構成図。
【図6】本発明の第1の実施例に係るX線露光装置の概
略要部構成図。
【図7】本発明の第1の実施例に係るX線露光装置の概
略要部構成図。
【図8】従来のX線露光装置の構成図。
【図9】従来のX線露光装置の構成図。
【符号の説明】
1 X線 2 取りだし窓 3 チャンバ 6 導入部 6a オリフィス 7 排出部 7a 絞り部 7b 開放口 7c 導出管 7d ヘリウム溜まり 8 圧力コントロール室 9 差圧計 10 流量制御バルブ 11 圧力コントローラ 12 酸素濃度計 14 ヘリウム供給ライン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】X線発生源から発生させたX線をX線取り
    出し窓からマスクまでX線低減衰雰囲気のチャンバ内を
    通して導き、前記マスクのパターンをウェハに露光する
    X線露光装置において、 前記チャンバ内へ前記X線低減衰雰囲気のガスを供給す
    る供給ラインと、前記チャンバ内から前記ガスを排出す
    る排出ラインと、前記供給ラインに供給するガス流量を
    制御することで前記チャンバ内の圧力を制御する流量制
    御手段とを設け、前記供給ラインの前記ガスが通流する
    流路断面の最小径部分を前記排出ラインの前記ガスが通
    流する流路断面の最小径部分よりも小さく設定するとと
    もに、前記チャンバ内の圧力を大気圧と等しいかあるい
    は大気圧よりわずかに高い圧力に制御することを特徴と
    するX線露光装置。
  2. 【請求項2】前記供給ラインの前記流路断面の最小径部
    分よりガス流れ方向上流側で前記供給ライン内の圧力を
    測定する圧力測定手段を設け、この圧力測定手段により
    測定される圧力が大気圧と等しいかあるいは大気圧より
    もわずかに高い圧力となるように前記流量制御手段を制
    御することを特徴とする請求項1記載のX線露光装置。
  3. 【請求項3】前記排出ラインの大気への開放口端部の高
    さが前記マスクの中央部の高さとほぼ等しくなるように
    設定したことを特徴とする請求項1記載のX線露光装
    置。
  4. 【請求項4】前記供給ラインの前記最小径部分を回避し
    て前記チャンバ内に前記ガスを導入するために前記最小
    径部分の径よりも大きな径を有するバイパスラインを設
    けたことを特徴とする請求項1記載のX線露光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003036696A1 (fr) * 2001-10-24 2003-05-01 Nikon Corporation Procede et instrument de mesure d'une concentration, procede et unite d'exposition a la lumiere, et procede de fabrication d'un dispositif

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WO2003036696A1 (fr) * 2001-10-24 2003-05-01 Nikon Corporation Procede et instrument de mesure d'une concentration, procede et unite d'exposition a la lumiere, et procede de fabrication d'un dispositif

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