JPH05141094A - 梁のたわみ制御装置 - Google Patents

梁のたわみ制御装置

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JPH05141094A
JPH05141094A JP30881591A JP30881591A JPH05141094A JP H05141094 A JPH05141094 A JP H05141094A JP 30881591 A JP30881591 A JP 30881591A JP 30881591 A JP30881591 A JP 30881591A JP H05141094 A JPH05141094 A JP H05141094A
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JP
Japan
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fluid pressure
pressure cylinder
tension
force
load
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Pending
Application number
JP30881591A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoto Shimono
直人 下野
Tatsuo Okamoto
達雄 岡本
Katsuya Okada
克也 岡田
Kimio Kikuchi
公男 菊池
Haruhiko Okamoto
晴彦 岡本
Yasumasa Miyauchi
靖昌 宮内
Yasushi Shibata
恭伺 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 積載荷重の変動にかかわらず、床を水平レベ
ルに維持できるようにする。 【構成】 荷重による下方へのたわみに伴って発生する
引っ張り応力に対抗する抵抗力を梁2に付与するための
流体圧シリンダ4Bを備えるとともに、その流体圧シリ
ンダ4Bを伸縮することで付与抵抗力を変更するたわみ
修正手段4を設け、前記流体圧シリンダ4Bのうち、伸
縮に伴いその流体圧シリンダ4Bの取付け部Aに対して
位置変更する可動部分4bを取付け部Aに機械的に固定
並びに固定解除するための固定手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物、特に、会議場や
見本市会場等、大面積の無柱空間を備え、かつ、土地の
有効利用を図るように前記無柱空間の上部に床を配設し
てある複数階建物において上部の床のたわみ、つまり、
梁のたわみ(鉛直たわみ)を制御するための装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記のような建物では、床を支持する梁
が大スパンのものとなることから、床や梁の荷重(固定
荷重)及び床への積載荷重による床、つまり、梁の鉛直
たわみ量が無視できないものになる。 ところで、従来
では、油圧ジャッキ等を用いて緊張材を緊張させること
で荷重に対抗する緊張力を梁に付与したのち、緊張材を
定着部にくさび等で固定することによりその緊張力付与
状態を維持して、荷重による梁の鉛直たわみを防止する
技術が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
は、ジャッキ等を用いて梁に設定値の緊張力を付与し、
その後はその状態に固定保持する技術であったから、積
載荷重が変動しない場合には梁の鉛直たわみがなくて実
用的であるものの、展示物品が日毎に、或いは、週毎に
変わる見本市会場のように、積載荷重が変動する場合に
は、それに対応することができずに梁の中央部が下がっ
たり上がったりする鉛直たわみが生じていた。本発明の
目的は、積載荷重の変動にかかわらず、床を水平レベル
に維持できるようにする点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の梁のたわみ制御
装置の特徴は、荷重による下方へのたわみに伴って発生
する引っ張り応力に対抗する抵抗力を梁に付与するため
の流体圧シリンダを備えるとともに、その流体圧シリン
ダを伸縮することで付与抵抗力を変更するたわみ修正手
段を設け、前記流体圧シリンダのうち、伸縮に伴いその
流体圧シリンダの取付け部に対して位置変更する可動部
分を取付け部に機械的に固定並びに固定解除するための
固定手段を設けてある点にある。前記たわみ修正手段
が、前記流体圧シリンダにより緊張力を導入される緊張
材を、挿入緊張力を前記の抵抗力として梁に付与する状
態に設け、前記流体圧シリンダを、伸縮により前記緊張
材に導入する緊張力を変更する状態に設けて構成されて
いることや、前記固定手段が、前記可動部分又はそれに
固定連結する部材に、軸芯が可動部分の移動方向に沿う
姿勢のネジを形成し、取付け部に抵抗力付与に伴う反力
を受け止めるための受け部を固定連結し、前記ネジに、
前記受け部に接当することで移動を阻止されるストッパ
を螺合させて構成されたものであることが好ましい。
【0005】
【作用】上記本発明によれば、油圧ジャッキ等の流体圧
シリンダにより引っ張り応力に対抗する抵抗力を梁に付
与するのであって、その流体圧シリンダの伸縮により梁
に付与する抵抗力を変更することができるので、梁に大
きな抵抗力を付与して大きな積載荷重に対応し易いのみ
ならず、変動する積載荷重に対応して流体圧シリンダを
伸縮することにより、積載荷重の変動にかかわらず梁の
鉛直たわみを防止することができる。しかも、梁に付与
する抵抗力を調節したのちにはその調節状態を固定保持
する必要があり、その固定保持手段としては、流体圧シ
リンダに対する流体圧供給装置を操作することにより、
流体圧シリンダ内に対する流体の給排を停止してその流
体圧シリンダをその動作状態にロックしたり、或いは、
流体圧シリンダ内の流体圧を維持するように流体を供給
し続けてその流体圧シリンダをその動作状態に保持した
りする手段が考えられる。しかし、そのうち前者手段に
よるときは、流体の完全な漏洩防止は事実上不可能で、
流体圧供給装置を作動させての補助が必要であるから、
流体圧シリンダ及び流体圧供給装置として、大きな抵抗
力を付与する上で非常に大きいものとなっている流体圧
に抗して流体の漏洩を防止するための高度なシール性能
のものが必要となってコストが非常に高く付く割りに
は、煩雑な操作が要求される。他方、後者手段によると
きは、流体圧供給装置が常時作動することになるから、
耐久性がどうしても悪くなる。それに対し、本発明によ
れば、別途、固定手段を設けて、可動部分を機械的に取
付け部に固定するように構成してあるから、流体圧シリ
ンダの作動に関係なくその調節状態を固定保持でき、流
体圧シリンダに対する操作が一切不要である。特に、緊
張材への緊張力の導入により抵抗力を梁に付与する場合
には、その緊張力の導入技術が普及しているため実施が
容易である。また、ネジに螺合させたストッパを受け部
に接当させることで可動部分を固定する場合には、強大
な緊張力に対抗して固定できるとともに、操作としてス
トッパを回転させるだけの一つの単純なもので済む。
【0006】
【発明の効果】従って、本発明によれば、積載荷重が変
動する場合であってもその積載荷重による梁、つまり、
床の鉛直たわみを防止して水平に維持でき、しかも、そ
れを低コストで操作性良く実施でき、特に、会議場や見
本市会場等の大面積の無柱空間の上部に配設される床に
有用な梁のたわみ制御装置を提供できるようになった。
特に請求項2のようにすれば、実施化が容易である。
【0007】
【実施例】建物は、図4に示すように2階建てのもので
あって、各階は、外周にのみ柱1を有する無柱空間に構
成されている。2階の床材3は、図6に示すように、互
いに平行に配置する複数の梁2に支持されている。前記
梁2は、上弦材2Aと下弦材2Bと斜材2Cとから成る
トラス構造の鉄骨梁である。かつ、建物は、前記2階の
床の鉛直たわみを制御するたわみ制御装置を備えてい
る。前記たわみ制御装置は、前記鉄骨梁2の下弦材2B
に、下方へのたわみに伴なって発生する引張応力に対抗
する抵抗力を梁2に付与して梁2の鉛直たわみを防止す
るためのたわみ修正手段4と、固定手段と、それらを操
作するための操作手段とから成る。前記たわみ修正手段
4は、下弦材2Bの長手方向両端をそれらが互いに近づ
く方向に引張り可能な状態に張設されて引張力(緊張
力)を抵抗力として梁2に付与するPC鋼線、PC鋼
棒、PC鋼より線等の緊張材4Aと、それに緊張力を導
入する油圧シリンダ4Bとから成る。なお、鉄骨梁2
は、たわみ修正手段4により下弦材2Bのみに緊張力、
つまり、圧縮力が導入されるように、上弦材2Aの長手
方向の両端を柱1に定着させ、下弦材2Bの長手方向の
両端を柱1に定着させていない。緊張材4Aは、一端を
下弦材2Bの長手方向の一端に固定され、他端を、下弦
材2Bの長手方向の他端に固定した油圧シリンダ4Bの
可動部分に固定連結されている。前記油圧シリンダ4B
は、図1、図2、図3に示すように、シリンダチューブ
4aとそれに摺動自在に嵌合させたピストンロッド4b
とを備え、シリンダチューブ4a及びピストンロッド4
bに緊張材4Aを挿通させる孔が形成されたセンターホ
ール型のジャッキである。そして、伸長により緊張材4
Aに導入する緊張力を増加するように、シリンダチュー
ブ4aが鉄骨梁2に形成の取付け部Aに固定されてお
り、ピストンロッド4bが前記の可動部分となってい
る。つまり、ピストンロッド4bには、緊張材4Aの止
め部材4cが固定連結されている。前記シリンダチュー
ブ4aと取付け部Aとの間には、ピストンロッド4bを
介してシリンダチューブ4aに掛かる反力を取付け部A
に伝える状態で検出するロードセルLが設けられてい
る。前記固定手段は、前記ピストンロッド4bを取付け
部Aに固定並びに固定解除するための手段であって、具
体的には、前記ピストンロッド4bをシリンダチューブ
4aに対して回り止めし、前記ピストンロッド4bのう
ち前記シリンダチューブ4a内に入らない部分の外周
に、軸芯が摺動方向に沿う姿勢のネジ5を形成し、前記
シリンダチューブ4aの端部を緊張材4Aの緊張力を受
け止めるための受け部6として、その受け部6に接当す
ることで緊張力による引っ張り方向への移動を阻止され
るストッパ7を前記ネジ5に螺合させ、このストッパ7
を回転操作するための駆動手段を設けて構成されてい
る。前記駆動手段は、前記ストッパ7を外歯ギアに形成
し、そのストッパ7の軸芯方向移動範囲の全域でストッ
パ7に噛み合い連動する駆動ギア8と、それを正逆両方
向に回転させる減速機構内蔵のモータ9を設けて構成さ
れている。前記シリンダチューブ4aには、ストッパ7
に向けて投光する投光器10とストッパ7からの反射光
を受光する受光器11とが前記ストッパ7の受け部6か
らの距離を検出するためのセンサ構成部材として付設さ
れている。前記操作手段は、図5にも示すように、前記
鉄骨梁2の水平からの鉛直たわみ量δを検出するたわみ
センサ12と、制御手段13とを備えている。前記制御
手段13は、前記たわみセンサ12及びロードセルLの
検出値に基づいて、検出値を零とさせる緊張力(つま
り、鉛直たわみを発生させる鉛直荷重による引張応力を
相殺する圧縮力) を下弦材2Bに導入するように前記油
圧シリンダ4Bを作動させる機能と、たわみセンサ12
の検出値及び、受光器11の受光結果から割り出された
距離に基づいて、緊張力を弱める側(収縮側)に油圧シ
リンダ4Bを作動させる場合には、ストッパ7を受け部
6から離間するようにモータ9を作動させる機能と、
油圧シリンダ4Bが作動して鉛直たわみ量δが零となっ
たとき、、受光器11の受光結果から割り出された距離
に基づいて、ストッパ7が受け部6に接当するようにモ
ータ9を作動させる機能と、を備えている。なお、前記
鉛直荷重は、鉄骨梁2及び床材3の重量による固定荷重
と、床上に載った積載荷重との和である。もって、たわ
み制御装置によれば、図5に示すように、たわみセンサ
12が鉛直荷重による鉛直たわみ量δを検出し、それに
基づく油圧シリンダ4Bの作動で鉛直荷重による引張応
力を相殺する緊張力を下弦材2Bに導入して鉄骨梁2の
鉛直荷重による鉛直たわみを防止することにより、鉛直
荷重に抗して床を水平レベルに維持することができるの
であって、図7の(A)(B)(C)に示すように、た
わみ制御時には、ストッパ7を受け部6から離間させて
固定手段を固定解除状態とすることにより、その油圧シ
リンダ4Bを作動させてのたわみ制御を行える一方、た
わみ制御後には、ストッパ7を受け部6に接当させて固
定手段を固定状態とすることにより、油圧シリンダ4B
に負担を掛けることなくそのたわみ制御状態を維持する
ことができる。また、屋根材14は、互いに平行に配置
する複数の梁15に支持されている。前記梁15は、前
記2階の床材3を支持する鉄骨梁2と同様なトラス構造
の鉄骨梁であり、固定荷重による引張応力を相殺する緊
張力を下弦材15Bに導入する前記と同様な緊張材15
Aを備えている。なお、15は、ピストンロッド4bの
シリンダチューブ4aからの突出量、つまり、止め部材
4cの変位量を計測する変位計であり、16は、投光器
10と受光器11とモータ9と変位計15とを電源や制
御部等に接続するための中継器であり、投光器10、受
光器11用のプラグ差し込み部aとモータ9用のプラグ
差し込み部bと変位計15用のプラグ差し込み部cとを
備えている。
【0008】〔別実施例〕 [1] 上記実施例では、油圧シリンダ4Bで引張力が付
与される緊張材4Aによって、積載荷重と固定荷重の合
計である鉛直荷重による引張応力を相殺する緊張力を鉄
骨梁2の下弦材2Bに導入して、鉛直荷重による鉄骨梁
2の鉛直たわみを阻止したが、図8に示すように、上記
実施例で示した屋根用の鉄骨梁15と同様に、固定荷重
による引張応力を相殺する緊張力を下弦材2Bに導入す
る固定荷重用の緊張材16を別途設け、前記油圧シリン
ダ4Bで引張力が付与される緊張材4Aによっては、積
載荷重による引張応力を相殺する緊張力のみを下弦材2
Bに導入するようにしても良い。この場合、積載荷重に
よる引張応力のみを対象として引張力を緊張材4Aに付
与すれば良いので、油圧シリンダ4Bとして小能力のも
ので済む。 [2] 上記実施例では、梁2として、上弦材2Aの長手
方向の両端で柱1に定着する鉄骨トラス梁を示したが、
梁2としては、図9に示すように、下弦材2Bの両端に
おいても柱1に定着する鉄骨トラス梁や、フランジとウ
ェーブとからなる鉄骨梁、鉄筋コンクリート造りのもの
であっても良い。つまり、その形状、構造は問わない。 [3] 上記実施例では、梁2の下弦材2Bの両端同士を
互いに近づけるように緊張材4Aで引張って下弦材2B
に緊張材4Bを導入するようにしたが、下弦材2Bに緊
張力を導入するための緊張材4Aを設ける形式として
は、他に、図9に示すように、緊張材4Aの両端を上弦
材2Aの両端に止め、中間部を下弦材2Bの中間に掛け
る形式等を挙げることができる。つまり、鉄骨材の使用
量を少なくしながらも、鉛直たわみが生じにくい高剛性
の鉄骨梁とするように、鉄骨梁の下弦材に緊張材で緊張
力を導入する手段が種々知られており、それらをいちい
ち説明しないが、本発明においては、それら各種のたわ
み修正手段を、下弦材2Bに緊張力を導入するためのた
わみ修正手段4に用いることができる。 [4] 上記実施例では、2階建ての建物における2階の
床の鉛直たわみを制御するようにしたが、本発明は、3
階以上の建物であれば、3階以上の床の鉛直たわみを制
御する場合にも適用できる。 [5] 上記実施例では、操作手段として、たわみセンサ
12と制御手段13から成る自動式のものを示したが、
操作手段は、油圧シリンダ4A、モータ9を人為操作す
るものであっても良い。 [6] 上記実施例では、緊張材4Aによる緊張力を抵抗
力としたが、図10に示すように、流体圧シリンダ4B
を、引っ張り応力に対抗する圧縮力を梁2に付与するよ
うに設けて実施してもよい。この場合、取付け部Aは柱
1となる。 [7] 上記実施例では、可動部分としてのピストンロッ
ド4bにネジ5を形成したが、図11に示すように、ピ
ストンロッド4bに連結する部材4b1にネジ5を形成
して実施しても良い。この実施例では、に対して2つの
流体圧シリンダ4Bのピストンロッド4bにわたって止
め部材4cを取り付け、その止め部材4cの中央部に前
記部材4b1を連結し、その部材4b1に形成の孔を通
して1つの緊張材4Aを止め部材4cに固定してある。
もちろん、受け部6は取付け部Aに直接に取り付けられ
ている。
【0009】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の拡大側面図
【図2】要部の拡大正面図
【図3】要部の概略平面図
【図4】縦断面図
【図5】積載荷重で鉛直たわみが生じた状態を示す要部
の縦断面図
【図6】梁配置を示す平面図
【図7】動作説明図
【図8】別実施例を示す要部の縦断面図
【図9】別実施例を示す要部の側面図
【図10】別実施例を示す要部の縦断面図
【図11】別実施例を示す要部の切り欠き平面図
【符号の説明】
2 梁 4A 緊張材 4B 流体圧シリンダ 4b 可動部分 5 ネジ A 取付け部 6 受け部 7 ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊池 公男 東京都江東区南砂二丁目5番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 岡本 晴彦 大阪府南河内郡美原町木材通3丁目1番8 号 株式会社竹中工務店技術研究所大阪支 所内 (72)発明者 宮内 靖昌 大阪府南河内郡美原町木材通3丁目1番8 号 株式会社竹中工務店技術研究所大阪支 所内 (72)発明者 柴田 恭伺 大阪府南河内郡美原町木材通3丁目1番8 号 株式会社竹中工務店技術研究所大阪支 所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷重による下方へのたわみに伴って発生
    する引っ張り応力に対抗する抵抗力を梁(2)に付与す
    るための流体圧シリンダ(4B)を備えるとともに、そ
    の流体圧シリンダ(4B)を伸縮することで付与抵抗力
    を変更するたわみ修正手段(4)を設け、前記流体圧シ
    リンダ(4B)のうち、伸縮に伴いその流体圧シリンダ
    (4B)の取付け部(A)に対して位置変更する可動部
    分(4b)を取付け部(A)に機械的に固定並びに固定
    解除するための固定手段を設けてある梁のたわみ制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記たわみ修正手段(4)が、前記流体
    圧シリンダ(4B)により緊張力を導入される緊張材
    (4A)を、挿入緊張力を前記の抵抗力として梁(2)
    に付与する状態に設け、前記流体圧シリンダ(4B)
    を、伸縮により前記緊張材(4A)に導入する緊張力を
    変更する状態に設けて構成されている請求項1記載の梁
    のたわみ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記固定手段が、前記可動部分(4b)
    又はそれに固定連結する部材に、軸芯が可動部分(4
    b)の移動方向に沿う姿勢のネジ(5)を形成し、取付
    け部(A)に抵抗力付与に伴う反力を受け止めるための
    受け部(6)を固定連結し、前記ネジ(5)に、前記受
    け部(6)に接当することで移動を阻止されるストッパ
    (7)を螺合させて構成されたものである請求項1記載
    の梁のたわみ制御装置。
JP30881591A 1991-11-25 1991-11-25 梁のたわみ制御装置 Pending JPH05141094A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014237958A (ja) * 2013-06-07 2014-12-18 トヨタホーム株式会社 梁撓み調整システムを備えた建物
JP2020147922A (ja) * 2019-03-11 2020-09-17 清水建設株式会社 建築物

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