JPH0514106U - エアーバツクブラジヤー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バストの小さい人、或いは乳ガンで摘出した
人達が、洋服に合わせてバストのふくらみを調節できる
ようにすること。又、押されてもへこんだままになるな
ど、変形しないようにすること。 【構成】 ブラジャーの乳房部（Ａ）の内部に、このブ
ラジャーの乳房部（Ａ）の内面と人体の胸部に沿いうる
形状であって、気密性のエアーバック（３）を設ける。
このエアーバック（３）の一側に、給気弁（５）をもっ
た薄型で小さいエアーポンプ（６）が取り付けてあり、
他側（隣接でもよい）に排気弁（７）が設けてある。バ
ストを高くふくらませるときは指でエアーポンプ（６）
を押しながらエアーバック（３）内に空気を入れ、排気
弁（７）を押せば空気は抜ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、バストのふくらみが調節できるブラジャーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、バストのふくらみの小さい人、又は左右の大きさの異っている人、又は 乳ガンで摘出手術をした人などは、洋服を着るとき、魅力あるふくらみのバスト をと望むものですが、従来のブラジャーパットとして、補助材となるスポンジを 用いたものが殆どである。スポンジは長期間使用していると変質して変形したり 、又、押されたらへこんでしまう。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

したがって本考案は、洋服に合わせてバストのふくらみを調節できるようにす ること。又、押されてもへこんだり変形しないようにすることにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

そこで本考案は、ブラジャーの乳房部内側面に、このブラジャー乳房部と人体 の胸部に沿いうる形状であって、給気弁と排気弁をもったポンプ機能を設けたバ ストの高さを調節するためのエアーバックが内設され、エアーを補助材とした。

【０００５】

【作用】

ブラジャーのエアーバック本体に設けられたエアーポンプを押すと給気弁から エアーバック本体内に空気が入り、徐々にふくらんで洋服の胸のラインに合う。 エアーバック本体内の空気を抜くときは排気弁を開口させて空気を抜く。空気を 抜くとブラジャーと人体の間に空間ができ脱ぎ易くなる。

【０００６】

【実施例】

図面について実施例を詳しく説明する。 図１は、本考案の一実施例の要部断面図である。 ブラジャーの乳房部（Ａ）は表側から表布（１）、その内側に不織布或いは薄 手のスポンジ、或いは厚手の布地などの芯地（２）を重ね、この芯地（２）の内 側にゴム或いは軟質塩化ビニール、或いはこれらのように柔軟性と気密性のある シートからなるエアーバック本体（３）を設け、このエアーバック本体（３）の 内側に肌ざわりの良い裏布（４）を重ねて形成されている。 上記エアーバック本体（３）の一側、例えば表側の上部、或いは中間部、或い は下部などいずか適所に、空気を入れるための給気弁（５）をもった薄くて小型 のエアーポンプ（６）が取付けてあり、他側、例えばエアーポンプ（６）と隣接 した所でもよく、或いは離れた所でもよいが、指で押し易い場所に排気弁（７） が設けてある。 上記エアーポンプ（６）及び排気弁（７）は、バスケットシューズなど足にフ イットさせるために用いられているものがあるので、このエアーポンプを利用す ると嵩張らず、バストのラインを損ねない。

【０００７】 上記エアーバック本体（３）はブラジャー内に封入したものとしたが、エアー バック本体（３）を着脱自由のものとしてもよい。この場合、エアーバックは独 立したものであるから、ブラジャーはエアーバック（３）が出し入れできるポケ ット（８）を設けたブラジャーを着用すればよい。（図２に示す）

【０００８】 図３に示すものは、本考案の他の実施例の要部断面図であり、前記実施例と主 異なるところはエアーバック本体（３）の人体の胸部に当たる面（３ｂ）である 。この人体の胸部に当たる面（３ｂ）がベッタリと肌に付かないように、なだら かな凸部（３ｃ）が設けられている。この凸部（３ｃ）はこの外に、エアーの小 室を設けたもの（図４）、或いはパイル布やスポンジの小片をところどころに貼 付けて設け、エアーバック本体（３）と肌との間に空間部（１０）を形成させる と、通気があるので蒸れて肌をあらすことがないものとなる。

【０００９】 本考案のエアーバックブラジャーは、着用するときは空気はまだ入れないで着 用し、洋服を着てからエアーポンプ（６）の部分を指で押し、洋服に無駄なしわ が出ないように徐々に空気を入れて行く。もし、空気を入れ過ぎたときは、排気 弁（７）を指で押し開口させ、適当なところで指を離して排気弁（７）を塞ぐ。 洋服を脱ぐときは先に空気を抜いてから脱ぐ方が洋服は脱ぎ易いが、それは適 宜選択すればよい。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は以上のように構成されているので、次のような効果がある。 （ア） エアーポンプによって空気の出し入れが自由のため、洋服に合わせて バストのふくらみを自由にコントロールでき、魅力的なスタイルにすることがで きる。 （イ） 長期間使用してもスポンジのように変質して弾力性を失い変形するこ となく、又、押されてもへこむことがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の要部断面図

【図２】本考案のエアーバック本体が出し入れできる実
施例の要部断面図

【図３】本考案の他の実施例のエアーバック本体の断面
図

【図４】本考案の他の実施例のエアーバック本体の断面
図

【符号の説明】

（Ａ） 乳房部 （１） 表布 （２） 芯地 （３） エアーバック本体 （４） 裏布 （５） 給気弁 （６） エアーポンプ （７） 排気弁 （８） ポケット （１０） 空間部 （３ｂ） エアーバック本体の肌に当たる面 （３ｃ） 凸部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ブラジャーの乳房部内側面に、このブラ
   ジャーの乳房部と人体の胸部に沿いうる形状であって、
   給気弁と排気弁をもったポンプ機能を設けたバストの高
   さを調節するためのエアーバック本体が内設されている
   ことを特徴とするエアーバックブラジャー。