JPH0514059Y2 - - Google Patents

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JPH0514059Y2
JPH0514059Y2 JP1985183631U JP18363185U JPH0514059Y2 JP H0514059 Y2 JPH0514059 Y2 JP H0514059Y2 JP 1985183631 U JP1985183631 U JP 1985183631U JP 18363185 U JP18363185 U JP 18363185U JP H0514059 Y2 JPH0514059 Y2 JP H0514059Y2
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valve body
cap
ball valve
protrusion
spindle
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JP1985183631U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、主としてガス又は上下水などの輸送
配管中に使用され、かつ地中に埋設して使用され
る、埋設用ボールバルブに関し、さらに詳細には
安全機構を備えた埋設用ボールバルブに関するも
のである。
(従来の技術) 従来、地下に埋設して使用される埋設用ボール
バルブの開閉は、別に用意された長尺のハンドル
(以下開栓器と称する)をこのボールバルブのキ
ヤツプに装着して地上から開閉操作を行うため、
ボールバルブの完全な開状態及び閉状態は、開栓
器の方向又はスピンドル及びキヤツプの回転がス
トツプすることで確認され、その確認は専ら作業
者の感覚によるものであつた。そのためバルブの
締め過ぎや開け過ぎ又は誤操作により、バルブ本
体等が破損あるいは破壊されたり、又はスピンド
ルが変形したり折れたりすることにより、流体の
漏れが生じ、特に流体がガスの場合、ガス漏れや
ガス爆発等の大事故を引き起す危険性があつた。
上記の問題点を解決するために安全機構を有し
たものが種々考案されているが、その中の1つと
して、ボールを回動させるステムに固定されたキ
ヤツプとこのキヤツプ上部に嵌合されたレンチア
ダプターに同時にシエアピンが貫通された構造の
ものが、特開昭52−37230号公報に開示されてい
る。このシエアピンは、過剰の開閉トルクがレン
チアダプターに加えられた時に破損することによ
り、安全機構として働き、キヤツプ及びバルブ本
体に伝えられるトルクを制限する作用をするもの
である。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、前記の特開昭52−37230号公報
に開示されているボールバルブを埋設用に使用す
ると、シエアピンによる安全機構を有するため、
バルブの締め過ぎや開け過ぎによるバルブ本体の
損傷は防ぐことができるが、安全機構としてのシ
エアピンが一旦折れると、このシエアピンのみに
より係止されているレンチアダプターとキヤツプ
とが分離するため、開栓器によりレンチアダプタ
ーを回動しても、トルクがキヤツプ及びステムに
伝わらず、ボールの開閉が不可能になるものであ
つた。したがつて弁としての作用をしなくなるた
め緊急時に対応しきれないという問題点を有して
いる。
本考案は以上の点に鑑み、埋設用ボールバルブ
において、必要以上の開閉トルクが加えられた時
に容易に破壊する安全機構をキヤツプ内に備え、
かつ安全機構が破壊されるに至つた後も、ボール
弁体の回動を可能にしようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記の問題点を解決するための本考案の構成
を、実施例に対応する第1〜3図を参照して説明
すると、バルブ本体1は、弁室2と流体流路4a
及び流体流路4aの軸線に対し垂直方向に突出す
る首部3とを有し、前記弁室2内には回動自在に
ボール弁体6が装着され、弁体6にはスピンドル
9が連結され、このスピンドル9は前記バルブ本
体1の首部3に回動自在に支持され、さらにスピ
ンドル9にはアダプター11を介してキヤツプ1
0が固定されている。アダプター11には突起1
1aが突設され、この突起11aはバルブ本体首
部3に設けられたストツパー部3aと当接するよ
うになつており、かつ必要以上の開閉トルクが加
えられた時には容易に破壊するような強度に形成
されている。
以上のようにして、安全機構を備えた埋設用ボ
ールバルブを構成するものである。
(作用) 上記のように構成された本考案の埋設用ボール
バルブは、キヤツプ10内に設けられた突起11
aが、スピンドル9及びそれに連結されているボ
ール弁体6を回動させるキヤツプ10の回動に追
従して、バルブ本体1の首部3に設けられたスト
ツパー部3aと当接し、ボール弁体6の完全開状
態あるいは完全閉状態を指示する、いわゆるスト
ツパーとしての作用をする。また完全開あるいは
閉状態にあるボールバルブに対して、誤操作等に
より必要以上の開閉トルクが加えられた場合にこ
の突起11aが容易に破壊され、このトルクを伝
えないため、バルブ本体1に生じるき裂や破壊又
はスピンドルの変形や折れ等の損傷を防止する、
いわゆる安全機構としての作用をする。
(実施例) 本考案の実施例を図面を参照して説明する。第
1図から第3図は本考案の第1の実施例を示すも
のである。
第1図において、1はポリエチレン樹脂製バル
ブ本体で、弁室2、流体流路4aを有する端部4
及び流体流路4aの軸線に対して垂直方向に突出
した首部3を有するバルブ主体部と、流路5aを
有するボデイキヤツプ5とにより構成され、バル
ブ主体部とボデイキヤツプ5とは融着により固着
され一体化されている。なおバルブ本体1におけ
る流体流路4aを形成する方法としては、ボデイ
キヤツプ等を融着、接着、螺合及びユニオンを介
した螺合等により、弁室2の片側あるいは両側に
設ける方法や、一体成形により設ける方法があ
り、またバルブ本体1の形状は種々のものがある
が、その何れでもよく特にその形状が限定される
ものではない。
首部3は、バルブ主体部の上部に一体成形にて
設けられ、その上端面には第2図に示すように段
違いに形成されたストツパー部3a,3aが設け
られ、またスピンドル9を回動自在に保持してい
る。このストツパー部3a,3aはボール弁体6
の完全開状態と完全閉状態とを指示するよう、首
部3の円周方向にほぼ90°の間隔を置いて位置し
ている。
ボール弁体6は、弁室2内に回動自在に装着さ
れ、ポリアセタール樹脂製である。このボール弁
体6に対面する前記バルブ主体部の端部4及びボ
デイキヤツプ5には、弁室2の内径よりも縮径さ
れた外径を有する環状突出部4b及び5bが設け
られ、この環状突出部4b,5bに設けられた矩
形断面の環状溝にはシートリング7及び8が嵌合
され、ボール弁体6に接している。
スピンドル9は、ポリアセタール樹脂製であつ
て、前記したようにバルブ本体1の首部3に回動
自在に支持されており、それ自体に設けられた環
状溝に嵌合されたO−リングにより、首部3との
シール性を保持している。このスピンドル9の下
端部はボール弁体6と嵌合されその回動によりボ
ール弁体6を回動させ開位置及び閉位置に移動さ
せる。
10は、前記スピンドル9と同時に回動可能に
装着されているポリエチレン樹脂製のキヤツプで
あり、その下部は、バルブ本体1の首部3の外周
に嵌合されている。
11は、アルミニウム製のアダプターであり、
前記キヤツプ10内に嵌合固定されるとともに、
前記スピンドル9の上端部にも嵌合固定されてい
る。したがつて、キヤツプ10はアダプター11
を介してスピンドル9に係合しているため、キヤ
ツプ10を回動させると、アダプター11及びス
ピンドル9も同時に回動し、それに伴いボール弁
体6も回動することとなる。
なお、アダプター11のキヤツプ10内への装
着方法としては、単なる嵌合方法、又はインサー
ト成形あるいは接着などにより実質的に一体化さ
れる方法などがあるが何れの方法でもよい。
第2図及び第3図に明らかなように、アダプタ
ー11にはその下端面周縁部に一体成形により突
起11aが1個設けられている。この突起11a
は横断面が扇形状に形成されており、弁の完全開
時及び完全閉時にはバルブ本体首部3の前記スト
ツパー部3aに当接し、弁の開閉状態を作業者に
知らせる働きをしている。またこの突起11a
は、その破壊強度がバルブ本体1より小さく、弁
の完全開あるいは完全閉の状態において、さらに
バルブ本体首部3のストツパー部3aに誤操作等
により必要以上の開閉トルクが加えられた時に根
元で破断される程度の強度を有するように設計さ
れている。
なお突起11aは、キヤツプ内に直接、一体成
形、インサート成形あるいは接着などにより一体
的に設け、その数は少なくとも1個設ければよ
く、その数は限定されないが、好ましくは1ない
し2個設けるのがよい。また突起11aの形状は
その横断面が前記の扇形状のほか、円形状あるい
は矩形状などでもよいが、ストツパーとしての機
能を付与するためには扇形状とするのが好まし
い。さらに、この突起11aは前記のように必要
以上のトルクが加えられた時にその根元で破断さ
れるような強度となつておればその材質は特定さ
れず、プラスチツクあるいは金属の何れでもよ
い。
なお、上記実施例に示した埋設用ボールバルブ
の材質は、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹
脂等のポリオレフイン樹脂、塩化ビニール樹脂及
び弗化ビニリデン樹脂などのプラスチツク、ある
いは金属の何れでもよく、特に限定されるもので
はない。
上記のような構成からなる本実施例の作用を説
明する。
図示しない開栓器によりキヤツプ10を回動さ
せると、同時に回動するアダプター11を介して
スピンドル9及びボール弁体6も同時に回動され
る。またキヤツプ10の回動により、アダプター
11に設けられた突起11aがバルブ本体首部3
のストツパー部3aに当接されて、ボール弁体6
は完全開状態あるいは完全閉状態になる。この状
態において、さらにバルブ本体首部3のストツパ
ー部3aに、誤操作等により必要以上の開閉トル
クが加えられると、前記突起11aがその根元か
ら破断される。
しかし、この状態においてもキヤツプ10とス
ピンドル9は、アダプター11を介して結合して
いるため、前記と同様の操作により、ボール弁体
6は回動できるため、弁の開閉操作は引き続き容
易に行うことができる。
なお、破断された後の突起11aは、バルブ本
体首部3の段差部内にとどまるため、弁の開閉操
作に支障をきたすことはない。
第4図及び第5図に本考案の第2の実施例を示
す。
この第2実施例はキヤツプの構造が第1実施例
と相違している。
すなわち、本実施例では、キヤツプ12に直接
前記突起11aに相当するストツパーピン13が
一体成形にて設けられている。このストツパーピ
ン13の破壊強度がバルブ本体首部3のストツパ
ー部3aの破壊強度よりも弱く、かつ必要以上の
開閉トルクが加えられた時に、その根元で破断さ
れるように作られていることは、第1実施例の突
起11aと全く同様である。
本実施例の作用は第1実施例と同様であるので
その説明は省略する。
(考案の効果) 本考案の埋設用ボールバルブは、以上のごと
く、キヤツプ内に直接あるいは間接的に設けた突
起が、必要以上の開閉トルクに対して容易に破壊
されることにより、バルブ本体へのこのトルクの
伝達が避けられるため、バルブ本体のき裂発生や
破壊又はスピンドルの変形や折れなどの損傷が防
止される。したがつて、流体が例えばガスの場合
には、ガス漏れやガス爆発等の大事故の発生を未
然に防ぐことができる。
また、前記突起の破壊後、すなわち安全機構作
動後においても、ボール弁体の開閉は可能となつ
ているため、緊急時に容易迅速に対応できるとい
う効果も有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の縦断面図、第2
図は同上実施例の分解斜面図、第3図は同上実施
例におけるアダプターの拡大底面図、第4図は本
考案の第2実施例におけるキヤツプの拡大縦断面
図、第5図は同上キヤツプの底面図である。 1……バルブ本体、2……弁室、3……首部、
3a……ストツパー部、4……端部、4a……流
体流路、6……ボール弁体、9……スピンドル、
10,12……キヤツプ、11……アダプター、
11a……突起、13……ストツパーピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 弁室、流体流路及び該流体流路の軸線に対し
    垂直方向に突出した首部を有するバルブ本体
    と、前記弁室内に回動自在に装着されたボール
    弁体と、該弁体に連結されかつ前記バルブ本体
    の首部に回動自在に支持されたスピンドルと、
    該スピンドルと一体的に回動可能に前記バルブ
    本体首部に装着されたキヤツプ状部材、とを具
    備してなる埋設用ボールバルブにおいて、前記
    バルブ本体首部に設けられたストツパー部と当
    接し、かつ必要以上の開閉トルクが加えられた
    時に容易に破壊する少なくとも1個の突起を前
    記キヤツプ状部材内に設けたことを特徴とする
    埋設用ボールバルブ。 2 前記突起が、キヤツプ内に一体回動可能に嵌
    着されたアダプターに設けられている実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の埋設用ボールバル
    ブ。 3 前記突起がキヤツプに直接設けられている実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の埋設用ボー
    ルバルブ。
JP1985183631U 1985-11-30 1985-11-30 Expired - Lifetime JPH0514059Y2 (ja)

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JPS6292379U JPS6292379U (ja) 1987-06-12
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4830980U (ja) * 1971-08-17 1973-04-16
JPS5237230A (en) * 1975-09-17 1977-03-23 Rockwell International Corp Ball valve built up members and building up method

Patent Citations (2)

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JPS6292379U (ja) 1987-06-12

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