JPH05138856A - 多色スクリーン印刷方法およびその装置 - Google Patents
多色スクリーン印刷方法およびその装置Info
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- JPH05138856A JPH05138856A JP33613991A JP33613991A JPH05138856A JP H05138856 A JPH05138856 A JP H05138856A JP 33613991 A JP33613991 A JP 33613991A JP 33613991 A JP33613991 A JP 33613991A JP H05138856 A JPH05138856 A JP H05138856A
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- B41J3/407—Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for marking on special material
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Screen Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】Ｔシャツ等の材料に図柄を重ねて捺染・印刷す
るに際し、色順に基づき連続的に、かつ、サイクリック
に印刷処理可能とするとともに、これに関する生産ライ
ンのアセンブリ化を図る。 【構成】Ｔシャツ等を材料とする多色スクリーン印刷の
実行に際し、搬送用トラック上で設定された数の移動刷
台を周回させて、少なくとも色数回印刷工程および乾燥
工程を通過させ、連続的に多色印刷する方法と装置であ
って、色数に対してその倍数プラス１個の移動刷台に装
着された被印刷物が、色順に基づき連続して、かつ、サ
イクリックに多色印刷処理されるものである。また、色
数に対してその倍数マイナス１個に設定された移動刷台
に装着された被印刷物が、上記色順の逆に基づき連続し
て、かつ、サイクリックに多色印刷処理されるものであ
る。
るに際し、色順に基づき連続的に、かつ、サイクリック
に印刷処理可能とするとともに、これに関する生産ライ
ンのアセンブリ化を図る。 【構成】Ｔシャツ等を材料とする多色スクリーン印刷の
実行に際し、搬送用トラック上で設定された数の移動刷
台を周回させて、少なくとも色数回印刷工程および乾燥
工程を通過させ、連続的に多色印刷する方法と装置であ
って、色数に対してその倍数プラス１個の移動刷台に装
着された被印刷物が、色順に基づき連続して、かつ、サ
イクリックに多色印刷処理されるものである。また、色
数に対してその倍数マイナス１個に設定された移動刷台
に装着された被印刷物が、上記色順の逆に基づき連続し
て、かつ、サイクリックに多色印刷処理されるものであ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、多色スクリーン印刷の
方法と装置にかかり、とくに、Ｔシャツやトレーナ等の
被印刷物（以下、材料と同義に使用する。）を、搬送用
トラック上を周回する複数個の移動刷台に装着して順列
させ、印刷機および乾燥機を少なくとも色数回通過させ
て多色の図柄を重ねて捺染・印刷するに際し、連続的
に、かつ、サイクリックに印刷処理するようにした多色
スクリーン印刷方法およびその装置に関する。
方法と装置にかかり、とくに、Ｔシャツやトレーナ等の
被印刷物（以下、材料と同義に使用する。）を、搬送用
トラック上を周回する複数個の移動刷台に装着して順列
させ、印刷機および乾燥機を少なくとも色数回通過させ
て多色の図柄を重ねて捺染・印刷するに際し、連続的
に、かつ、サイクリックに印刷処理するようにした多色
スクリーン印刷方法およびその装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、Ｔシャツやトレーナ等の多色
スクリーン印刷機として、回転式（ターンテーブル型）
のものと走行式ないしは長台式のものが知られている。
スクリーン印刷機として、回転式（ターンテーブル型）
のものと走行式ないしは長台式のものが知られている。
【０００３】回転式のものは、印刷機本体に、スクリー
ン紗が張設される版ホルダと刷台が、ターンテーブルの
中心に対して放射状に、かつ、ターンテーブルの円周上
に配置されているもので、別途、乾燥機の据付けをとも
なうものとされている。ここでは、印刷機本体が色数分
の版ホルダと同数かそれ以上の刷台を有して、間歇的に
回転あるいは回動することにより、色順どおりに印刷を
おこなうものであるが、この間に、乾燥工程を含み、当
該色順までの待機時間を要して順次作動するものであ
る。
ン紗が張設される版ホルダと刷台が、ターンテーブルの
中心に対して放射状に、かつ、ターンテーブルの円周上
に配置されているもので、別途、乾燥機の据付けをとも
なうものとされている。ここでは、印刷機本体が色数分
の版ホルダと同数かそれ以上の刷台を有して、間歇的に
回転あるいは回動することにより、色順どおりに印刷を
おこなうものであるが、この間に、乾燥工程を含み、当
該色順までの待機時間を要して順次作動するものであ
る。
【０００４】走行式のものは、印刷機本体がレール上を
移動し、固定の刷台上に張り付けた長尺状の材料に、印
刷機の版ホルダに張設したスクリーン紗の図柄を連続的
に印刷するもので、一般には機械刷りの装置として知ら
れている。ここでは、ある色の印刷工程が終了して印刷
機本体が印刷開始位置に復帰する毎に、印刷機本体から
型ホルダを外して次の図柄の刷版に取り替えるのである
が、この間に、乾燥工程の組み込みと型ホルダの図柄部
を前に印刷した図柄に正確に合致させたセッティングと
が考慮されなければならない。また、手刷り印刷にあっ
ては、様似の方式になるものが、長台式として知られて
いる。
移動し、固定の刷台上に張り付けた長尺状の材料に、印
刷機の版ホルダに張設したスクリーン紗の図柄を連続的
に印刷するもので、一般には機械刷りの装置として知ら
れている。ここでは、ある色の印刷工程が終了して印刷
機本体が印刷開始位置に復帰する毎に、印刷機本体から
型ホルダを外して次の図柄の刷版に取り替えるのである
が、この間に、乾燥工程の組み込みと型ホルダの図柄部
を前に印刷した図柄に正確に合致させたセッティングと
が考慮されなければならない。また、手刷り印刷にあっ
ては、様似の方式になるものが、長台式として知られて
いる。
【０００５】上述したように、刷台に被印刷物を固着さ
せたまま、多色を印刷する場合は、１色目を印刷した
後、これを自然または強制乾燥させて、２色目を印刷し
なければならない。また、３色目、４色目と色を重ねて
印刷する場合も同様である。
せたまま、多色を印刷する場合は、１色目を印刷した
後、これを自然または強制乾燥させて、２色目を印刷し
なければならない。また、３色目、４色目と色を重ねて
印刷する場合も同様である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】こうしたなかにあっ
て、多色の図柄を重ねて印刷する印刷処理においては、
作業上不可避であるような刷版の取替え、材料の交換お
よび乾燥工程の管理等を含むことから、機器動作の中断
あるいは乾燥待ち等の間歇的に発生する不要な時間（デ
ッドタイム）を除去することはできなかった。加えてこ
こでは、印刷機のランニング中のトラブル等により、乾
燥に過不足や刷版の目詰まりが発生することも無視でき
ない問題であった。
て、多色の図柄を重ねて印刷する印刷処理においては、
作業上不可避であるような刷版の取替え、材料の交換お
よび乾燥工程の管理等を含むことから、機器動作の中断
あるいは乾燥待ち等の間歇的に発生する不要な時間（デ
ッドタイム）を除去することはできなかった。加えてこ
こでは、印刷機のランニング中のトラブル等により、乾
燥に過不足や刷版の目詰まりが発生することも無視でき
ない問題であった。
【０００７】また、アセンブリ化という点からみれば、
こういった工程ないしは手段を要するＴシャツ等の多色
スクリーン印刷は、材質的に対象材料のハンドリングに
留意しなければならないこともあり、その印刷機構にお
いて、材料搬送工程（手段）、印刷工程（手段）および
乾燥工程（手段）が、間歇的なデッドタイムを避けられ
ないので統合できず、連続的な流れ作業として、間断な
く多色印刷製品を生産するような人手を含む生産ライン
のアセンブリ化が困難であった。
こういった工程ないしは手段を要するＴシャツ等の多色
スクリーン印刷は、材質的に対象材料のハンドリングに
留意しなければならないこともあり、その印刷機構にお
いて、材料搬送工程（手段）、印刷工程（手段）および
乾燥工程（手段）が、間歇的なデッドタイムを避けられ
ないので統合できず、連続的な流れ作業として、間断な
く多色印刷製品を生産するような人手を含む生産ライン
のアセンブリ化が困難であった。
【０００８】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであって、上記問題点を解消し、材料をトラック上
を周回する複数個の移動刷台に装着して順列させ、印刷
機および乾燥機を少なくとも色数回通過させて多色の図
柄を重ねて捺染・印刷するに際し、連続的に、かつ、サ
イクリックに印刷処理すべく生産ラインのアセンブリ化
を可能とする、多色スクリーン印刷方法およびその装置
を提供することを目的とするものである。
ものであって、上記問題点を解消し、材料をトラック上
を周回する複数個の移動刷台に装着して順列させ、印刷
機および乾燥機を少なくとも色数回通過させて多色の図
柄を重ねて捺染・印刷するに際し、連続的に、かつ、サ
イクリックに印刷処理すべく生産ラインのアセンブリ化
を可能とする、多色スクリーン印刷方法およびその装置
を提供することを目的とするものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、材料搬送工程、印刷工程および乾燥工程の
アセンブリ化において、搬送用トラック上で設定された
数の移動刷台を周回させて、少なくとも色数回印刷工程
および乾燥工程を通過させ、連続的に多色印刷する方法
であって、色数に対してその倍数プラス１個の移動刷台
に装着された被印刷物を、順列どおりにトラックを周回
させ、少なくとも色数回、印刷機本体および乾燥機を通
過させることによって多色印刷し、印刷完了品の抽出と
新規な被印刷物の交換を含む搬送順列の更新とともに、
色順に基づき連続して、かつ、サイクリックに多色印刷
処理することを特徴とするものである。
に本発明は、材料搬送工程、印刷工程および乾燥工程の
アセンブリ化において、搬送用トラック上で設定された
数の移動刷台を周回させて、少なくとも色数回印刷工程
および乾燥工程を通過させ、連続的に多色印刷する方法
であって、色数に対してその倍数プラス１個の移動刷台
に装着された被印刷物を、順列どおりにトラックを周回
させ、少なくとも色数回、印刷機本体および乾燥機を通
過させることによって多色印刷し、印刷完了品の抽出と
新規な被印刷物の交換を含む搬送順列の更新とともに、
色順に基づき連続して、かつ、サイクリックに多色印刷
処理することを特徴とするものである。
【００１０】また、色数に対してその倍数マイナス１個
に設定された移動刷台に装着された被印刷物を、上記色
順の逆に基づき連続して、かつ、サイクリックに多色印
刷処理することを特徴とするものである。
に設定された移動刷台に装着された被印刷物を、上記色
順の逆に基づき連続して、かつ、サイクリックに多色印
刷処理することを特徴とするものである。
【００１１】一方、材料搬送手段、印刷手段および乾燥
手段のアセンブリ化において、独立して駆動する２組の
コンベアからなる長円形あるいは長方形の搬送用トラッ
クと、このトラック上に架台とともに配置され、多色印
刷をおこなうための複数の版ホルダを有した印刷機本体
ならびに材料搬送方向に沿って印刷工程につづく下手に
配置された乾燥機と、上記トラック上を個々が切離し可
能に搬送される移動刷台を具備し、移動刷台に装着され
た被印刷物が、順列どおりにトラックを周回し、上記印
刷機本体および乾燥機を少なくとも色数回通過する機構
を有したことを特徴とするものである。
手段のアセンブリ化において、独立して駆動する２組の
コンベアからなる長円形あるいは長方形の搬送用トラッ
クと、このトラック上に架台とともに配置され、多色印
刷をおこなうための複数の版ホルダを有した印刷機本体
ならびに材料搬送方向に沿って印刷工程につづく下手に
配置された乾燥機と、上記トラック上を個々が切離し可
能に搬送される移動刷台を具備し、移動刷台に装着され
た被印刷物が、順列どおりにトラックを周回し、上記印
刷機本体および乾燥機を少なくとも色数回通過する機構
を有したことを特徴とするものである。
【００１２】また、印刷機本体が、回転式版ホルダを有
して、上記トラック上の１箇所に配置された構成とされ
るものである。
して、上記トラック上の１箇所に配置された構成とされ
るものである。
【００１３】また、色数台の固定式版ホルダを有した印
刷機本体が、上記トラック上を材料搬送ラインに沿って
直列配置された構成とされるものである。
刷機本体が、上記トラック上を材料搬送ラインに沿って
直列配置された構成とされるものである。
【００１４】
【作用】多色印刷にかかる機器および工程のアセンブリ
化により、連続した印刷処理がなされる。特に、材料搬
送は、トラック上を周回する移動刷台とともになされ、
また、この移動刷台は、順列を崩すことなしに自由移動
でき、その順列間隔は可変とされており、印刷工程（印
刷機本体）への投入にかかる待機機能および位置決め等
は、搬送機構に包含される。また、乾燥工程での材料搬
送は、移動刷台とともに独立して駆動するコンベアによ
りなされるので、印刷速度の変化および中断等に影響さ
れることがなく、これにより印刷機本体から搬出された
捺染済みの材料が、乾燥工程（乾燥機）を一定の速度で
通過可能となり、乾燥条件どおりに実行される。
化により、連続した印刷処理がなされる。特に、材料搬
送は、トラック上を周回する移動刷台とともになされ、
また、この移動刷台は、順列を崩すことなしに自由移動
でき、その順列間隔は可変とされており、印刷工程（印
刷機本体）への投入にかかる待機機能および位置決め等
は、搬送機構に包含される。また、乾燥工程での材料搬
送は、移動刷台とともに独立して駆動するコンベアによ
りなされるので、印刷速度の変化および中断等に影響さ
れることがなく、これにより印刷機本体から搬出された
捺染済みの材料が、乾燥工程（乾燥機）を一定の速度で
通過可能となり、乾燥条件どおりに実行される。
【００１５】
【実施例１】本発明の多色スクリーン印刷方法にかかる
１実施例について添付図面を参照して以下説明する。図
１は、３色刷りとした場合の印刷機構の概念図である。
ここでは、便宜的に印刷機本体を回転式とした印刷工程
を図示しているが、この工程では、色順に基づいて順次
印刷が実行されればよい。その機器構成については後述
する。図において、１が１色目の版ホルダすなわちスク
リーン刷版、２が２色目の版ホルダ（スクリーン刷版）
および３が３色目の版ホルダ（スクリーン刷版）ならび
にＡ，Ｂ，ＣおよびＤが移動刷台で、その順列はＡＢＣ
Ｄである。スクリーン刷版は、色順設定・変更のために
入替え可能であるのはもちろんである。
１実施例について添付図面を参照して以下説明する。図
１は、３色刷りとした場合の印刷機構の概念図である。
ここでは、便宜的に印刷機本体を回転式とした印刷工程
を図示しているが、この工程では、色順に基づいて順次
印刷が実行されればよい。その機器構成については後述
する。図において、１が１色目の版ホルダすなわちスク
リーン刷版、２が２色目の版ホルダ（スクリーン刷版）
および３が３色目の版ホルダ（スクリーン刷版）ならび
にＡ，Ｂ，ＣおよびＤが移動刷台で、その順列はＡＢＣ
Ｄである。スクリーン刷版は、色順設定・変更のために
入替え可能であるのはもちろんである。
【００１６】本例において、印刷は３色刷りと仮定した
ので、移動刷台は３の倍数プラス１とされ、実際の台数
として４、７、１０、１３・・・が採用可能となる。こ
こでは、台数を最小の４、それぞれの移動刷台をＡ，
Ｂ，ＣおよびＤとする。また、３色のスクリーン刷版
１，２および３による捺染は、色順どおりに順次実行さ
れるものとする。
ので、移動刷台は３の倍数プラス１とされ、実際の台数
として４、７、１０、１３・・・が採用可能となる。こ
こでは、台数を最小の４、それぞれの移動刷台をＡ，
Ｂ，ＣおよびＤとする。また、３色のスクリーン刷版
１，２および３による捺染は、色順どおりに順次実行さ
れるものとする。
【００１７】さらに、Ａ〜Ｄの移動刷台は、その順列を
崩さず、搬送用トラック上を移動し、例えば、刷台Ａ
（これに装着された材料Ａと同義とする。Ｂ，Ｃおよび
Ｄについても同様。）は、印刷機によりスクリーン刷版
１で１色目（以下、の色と略記する。，について
も同義に略記する。）が印刷された後、乾燥機を通過
し、移動刷台Ｄの後ろに移動するものとされる。そし
て、Ａ〜Ｄの移動刷台が、印刷機本体および乾燥機を通
過して、もとの位置まで一巡した場合の処理を１サイク
ルとする。
崩さず、搬送用トラック上を移動し、例えば、刷台Ａ
（これに装着された材料Ａと同義とする。Ｂ，Ｃおよび
Ｄについても同様。）は、印刷機によりスクリーン刷版
１で１色目（以下、の色と略記する。，について
も同義に略記する。）が印刷された後、乾燥機を通過
し、移動刷台Ｄの後ろに移動するものとされる。そし
て、Ａ〜Ｄの移動刷台が、印刷機本体および乾燥機を通
過して、もとの位置まで一巡した場合の処理を１サイク
ルとする。
【００１８】以下、印刷方法について説明する。１サイ
クル目は、刷台Ａにの色を印刷し、刷台Ｂおよび刷台
Ｃはパスし、刷台Ｄにの色を印刷する。これで１サイ
クル目は終了とする。
クル目は、刷台Ａにの色を印刷し、刷台Ｂおよび刷台
Ｃはパスし、刷台Ｄにの色を印刷する。これで１サイ
クル目は終了とする。
【００１９】２サイクル目は、刷台Ａにの色を印刷
し、刷台Ｂはパスする。この次の刷台からは色順に従
い、刷台Ｃにの色、ついで刷台Ｄにの色を印刷す
る。ここで２サイクル目が終了する。
し、刷台Ｂはパスする。この次の刷台からは色順に従
い、刷台Ｃにの色、ついで刷台Ｄにの色を印刷す
る。ここで２サイクル目が終了する。
【００２０】３サイクル目は、刷台Ａにの色を印刷
し、ついで刷台Ｂにの色、刷台Ｃにの色、刷台Ｄに
の色を印刷する。ここで３サイクル目が終了するとと
もに、刷台Ａと刷台Ｄにおいて３色が刷り上がり、印刷
完了となるので、乾燥機を通過後に、刷台から材料を取
り外し、新しい材料を装着する。この材料交換作業の前
段を抽出、後段を更新と言うことにする。
し、ついで刷台Ｂにの色、刷台Ｃにの色、刷台Ｄに
の色を印刷する。ここで３サイクル目が終了するとと
もに、刷台Ａと刷台Ｄにおいて３色が刷り上がり、印刷
完了となるので、乾燥機を通過後に、刷台から材料を取
り外し、新しい材料を装着する。この材料交換作業の前
段を抽出、後段を更新と言うことにする。
【００２１】４サイクル目は、刷台Ａが更新したの
色、刷台Ｂがの色、刷台Ｃがの色および刷台Ｄが更
新したの色となり、５サイクル目は、刷台Ａが、刷
台Ｂが、刷台Ｃが更新したおよび刷台Ｄがとな
る。以後、順次この作業を繰り返すことにより、印刷完
了の刷台が、順列した刷台の２台おきに現れる、すなわ
ち、３台目ごとに印刷完成品が一枚ずつ出来上がってゆ
くことになる。
色、刷台Ｂがの色、刷台Ｃがの色および刷台Ｄが更
新したの色となり、５サイクル目は、刷台Ａが、刷
台Ｂが、刷台Ｃが更新したおよび刷台Ｄがとな
る。以後、順次この作業を繰り返すことにより、印刷完
了の刷台が、順列した刷台の２台おきに現れる、すなわ
ち、３台目ごとに印刷完成品が一枚ずつ出来上がってゆ
くことになる。
【００２２】この間の処理パターンの説明図を図２に示
す。なお、図中、△は上述したパス（空送り）を意味し
ている。このようにして、２サイクル目の刷台Ｃから、
→→の色順に基づき連続して、かつ、サイクリッ
クに多色印刷処理が実行されるものである。
す。なお、図中、△は上述したパス（空送り）を意味し
ている。このようにして、２サイクル目の刷台Ｃから、
→→の色順に基づき連続して、かつ、サイクリッ
クに多色印刷処理が実行されるものである。
【００２３】
【実施例２】次に、印刷は３色刷りとするものの、移動
刷台を３の倍数マイナス１としたときの例を説明する。
このとき、実際の台数として５、８、１１、１４・・・
が採用可能となる。今、台数を最小の５、それぞれの移
動刷台をＡ，Ｂ，Ｃ，ＤおよびＥとし、３色のスクリー
ン刷版１，２および３による捺染は、色順の逆に基づき
順次実行されるものとする。
刷台を３の倍数マイナス１としたときの例を説明する。
このとき、実際の台数として５、８、１１、１４・・・
が採用可能となる。今、台数を最小の５、それぞれの移
動刷台をＡ，Ｂ，Ｃ，ＤおよびＥとし、３色のスクリー
ン刷版１，２および３による捺染は、色順の逆に基づき
順次実行されるものとする。
【００２４】この処理パターンの説明図を図３に示すと
おり、順列ＡＢＣＤＥの各刷台に対して、１サイクル目
を〔△△△〕、２サイクル目を〔△〕とし
て、すなわち順列ＡＢＣＤＥＡＢＣＤＥに対するパター
ン１△△１△２１△２１として立ち上げ、３サイクル目
の刷台Ａから、→→の色順、すなわち実施例１に
おける色順の逆に基づいてサイクリックに実行されれば
よい。このようにして、色順の逆に基づき連続して、か
つ、サイクリックに多色印刷処理が実行されるものであ
る。
おり、順列ＡＢＣＤＥの各刷台に対して、１サイクル目
を〔△△△〕、２サイクル目を〔△〕とし
て、すなわち順列ＡＢＣＤＥＡＢＣＤＥに対するパター
ン１△△１△２１△２１として立ち上げ、３サイクル目
の刷台Ａから、→→の色順、すなわち実施例１に
おける色順の逆に基づいてサイクリックに実行されれば
よい。このようにして、色順の逆に基づき連続して、か
つ、サイクリックに多色印刷処理が実行されるものであ
る。
【００２５】
【実施例３】本発明の多色スクリーン印刷装置にかかる
１実施例について添付図面を参照して以下説明する。図
４は、印刷機本体が、回転式版ホルダを有して、材料搬
送トラック上の１箇所に配置された装置の構成概要図で
ある。ここで、４がコンベア、５が搬送用トラック、６
が版ホルダ（スクリーン刷版）、７が印刷機本体、８が
乾燥機、９が移動刷台および10が被印刷物（材料）であ
り、６色刷り用の回転式印刷機とこれに対して１３台の
移動刷台を例示している。
１実施例について添付図面を参照して以下説明する。図
４は、印刷機本体が、回転式版ホルダを有して、材料搬
送トラック上の１箇所に配置された装置の構成概要図で
ある。ここで、４がコンベア、５が搬送用トラック、６
が版ホルダ（スクリーン刷版）、７が印刷機本体、８が
乾燥機、９が移動刷台および10が被印刷物（材料）であ
り、６色刷り用の回転式印刷機とこれに対して１３台の
移動刷台を例示している。
【００２６】なお、例示のように、印刷機が６色刷りと
して提供されている場合に、例えば、刷台を１３台に設
定したままで運用することが考えられる。ここで、２色
〜６色の色数変更に対して刷台の個数条件を検討する
と、２×６＋１、３×４＋１、４×３＋１、５×２＋３
および６×２＋１となり、５色の場合を除いて条件どお
りで問題はない。本発明では、移動刷台は切離し可能な
ので、台数の加減は容易であるともいえるが、それぞれ
の処理パターンは予め決められるものであり、手刷りあ
るいは機械刷りを問わず、運用上しばしば採用候補に挙
がる数字といえよう。
して提供されている場合に、例えば、刷台を１３台に設
定したままで運用することが考えられる。ここで、２色
〜６色の色数変更に対して刷台の個数条件を検討する
と、２×６＋１、３×４＋１、４×３＋１、５×２＋３
および６×２＋１となり、５色の場合を除いて条件どお
りで問題はない。本発明では、移動刷台は切離し可能な
ので、台数の加減は容易であるともいえるが、それぞれ
の処理パターンは予め決められるものであり、手刷りあ
るいは機械刷りを問わず、運用上しばしば採用候補に挙
がる数字といえよう。
【００２７】
【実施例４】同じく本発明装置にかかる他の実施例とし
て、色数台の固定式版ホルダを有した印刷機本体が、ト
ラック上を材料搬送ラインに沿って直列配置されたもの
であり、図５は、その装置の構成概要図である。ここで
は、各構成要素の符号を実施例３に揃えて示している
が、図中、スクリーン刷版（６）は、搬送方向の下手を
先頭として色順どおり、場合によっては色順の逆に直列
配置されればよい。すなわち、色数に対する移動刷台の
数として、色数の倍数プラス１を選択した場合が色順ど
おりの配置であり、色数の倍数マイナス１を選択した場
合が色順の逆である。
て、色数台の固定式版ホルダを有した印刷機本体が、ト
ラック上を材料搬送ラインに沿って直列配置されたもの
であり、図５は、その装置の構成概要図である。ここで
は、各構成要素の符号を実施例３に揃えて示している
が、図中、スクリーン刷版（６）は、搬送方向の下手を
先頭として色順どおり、場合によっては色順の逆に直列
配置されればよい。すなわち、色数に対する移動刷台の
数として、色数の倍数プラス１を選択した場合が色順ど
おりの配置であり、色数の倍数マイナス１を選択した場
合が色順の逆である。
【００２８】
【発明の効果】本発明は、以上の構成よりなるものであ
り、これによれば、材料を色数に応じて巡回搬送し、し
かも、乾燥工程が印刷の速度や中断等に影響されること
なく実行される等、最適な条件の下に連続した印刷処理
ができるので、この種の印刷にかかる大幅な時間短縮と
処理能力の向上が図れる。
り、これによれば、材料を色数に応じて巡回搬送し、し
かも、乾燥工程が印刷の速度や中断等に影響されること
なく実行される等、最適な条件の下に連続した印刷処理
ができるので、この種の印刷にかかる大幅な時間短縮と
処理能力の向上が図れる。
【００２９】また、刷台の数が、色数や作業条件にあわ
せて加減することができるので、刷版が一巡する時間が
最小限で済み、刷版のインキの乾燥による目づまり等を
解消することができる一方、このサイクル時間内には、
乾燥後の搬送過程で材料の冷却も適宜になされるので乾
燥余熱による刷版の損傷も回避できる等、機器的にもラ
ンニング中の信頼性が高い。
せて加減することができるので、刷版が一巡する時間が
最小限で済み、刷版のインキの乾燥による目づまり等を
解消することができる一方、このサイクル時間内には、
乾燥後の搬送過程で材料の冷却も適宜になされるので乾
燥余熱による刷版の損傷も回避できる等、機器的にもラ
ンニング中の信頼性が高い。
【００３０】さらに、「平もの」の多色スクリーン印刷
全般にわたり適用可能であり、作業者を含む生産ライン
のアセンブリ化を図ることができるので、産業上有益な
効果を奏する。
全般にわたり適用可能であり、作業者を含む生産ライン
のアセンブリ化を図ることができるので、産業上有益な
効果を奏する。
【図１】本発明の１実施例である印刷方法およびその装
置に包含される印刷機構の概念図である。
置に包含される印刷機構の概念図である。
【図２】本発明の１実施例である３色刷りとした印刷方
法における処理パターンの説明図である。
法における処理パターンの説明図である。
【図３】同じく他の実施例である処理パターンの説明図
である。
である。
【図４】本発明の１実施例である印刷装置の構成概要図
である。
である。
【図５】同じく他の実施例である印刷装置の構成概要図
ある。
ある。
１ １色目の版ホルダ（スクリーン刷版） ２ ２色目の版ホルダ（スクリーン刷版） ３ ３色目の版ホルダ（スクリーン刷版） ４ コンベア ５ 搬送用トラック ６ 版ホルダ（スクリーン刷版） ７ 印刷機本体 ８ 乾燥機 ９ 移動刷台 10 被印刷物（材料） Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ 移動刷台 Ｅ 移動刷台
Claims (5)
- 【請求項１】 材料搬送工程、印刷工程および乾燥工程
のアセンブリ化において、搬送用トラック上で設定され
た数の移動刷台を周回させて、少なくとも色数回印刷工
程および乾燥工程を通過させ、連続的に多色印刷する方
法であって、色数に対してその倍数プラス１個の移動刷
台に装着された被印刷物を、順列どおりにトラックを周
回させ、少なくとも色数回、印刷機本体および乾燥機を
通過させることによって多色印刷し、印刷完了品の抽出
と新規な被印刷物の交換を含む搬送順列の更新ととも
に、色順に基づき連続して、かつ、サイクリックに多色
印刷処理することを特徴とする多色スクリーン印刷方
法。 - 【請求項２】 色数に対してその倍数マイナス１個に設
定された移動刷台に装着された被印刷物を、上記色順の
逆に基づき連続して、かつ、サイクリックに多色印刷処
理することを特徴とする請求項１記載の多色スクリーン
印刷方法。 - 【請求項３】 材料搬送手段、印刷手段および乾燥手段
のアセンブリ化において、独立して駆動する２組のコン
ベアからなる長円形あるいは長方形の搬送用トラック
と、このトラック上に架台とともに配置され、多色印刷
をおこなうための複数の版ホルダを有した印刷機本体な
らびに材料搬送方向に沿って印刷工程につづく下手に配
置された乾燥機と、上記トラック上を個々が切離し可能
に搬送される移動刷台を具備し、移動刷台に装着された
被印刷物が、順列どおりにトラックを周回し、上記印刷
機本体および乾燥機を少なくとも色数回通過する機構を
有したことを特徴とする多色スクリーン印刷装置。 - 【請求項４】 印刷機本体が、回転式版ホルダを有し
て、上記トラック上の１箇所に配置された請求項３記載
の多色スクリーン印刷装置。 - 【請求項５】 色数台の固定式版ホルダを有した印刷機
本体が、上記トラック上を材料搬送ラインに沿って直列
配置された請求項３記載の多色スクリーン印刷装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33613991A JP2592738B2 (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | 多色スクリーン印刷方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33613991A JP2592738B2 (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | 多色スクリーン印刷方法およびその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05138856A true JPH05138856A (ja) | 1993-06-08 |
| JP2592738B2 JP2592738B2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=18296099
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33613991A Expired - Lifetime JP2592738B2 (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | 多色スクリーン印刷方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2592738B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0740525A (ja) * | 1993-07-28 | 1995-02-10 | Nippondenso Co Ltd | 印刷装置 |
| KR100468030B1 (ko) * | 2001-12-27 | 2005-01-24 | 주식회사 아이팩 | 다색 실크스크린 인쇄장치 |
| JP2006212978A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Master Mind Co Ltd | Ｔシャツなどに印刷を行うためのロータリ式印刷装置 |
| EP2875958A1 (en) | 2013-11-20 | 2015-05-27 | Seiko Epson Corporation | Recording apparatus |
-
1991
- 1991-11-25 JP JP33613991A patent/JP2592738B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0740525A (ja) * | 1993-07-28 | 1995-02-10 | Nippondenso Co Ltd | 印刷装置 |
| KR100468030B1 (ko) * | 2001-12-27 | 2005-01-24 | 주식회사 아이팩 | 다색 실크스크린 인쇄장치 |
| JP2006212978A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Master Mind Co Ltd | Ｔシャツなどに印刷を行うためのロータリ式印刷装置 |
| EP2875958A1 (en) | 2013-11-20 | 2015-05-27 | Seiko Epson Corporation | Recording apparatus |
| US9701141B2 (en) | 2013-11-20 | 2017-07-11 | Seiko Epson Corporation | Recording apparatus |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2592738B2 (ja) | 1997-03-19 |
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