JPH05137781A - 血液浄化装置 - Google Patents

血液浄化装置

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JPH05137781A
JPH05137781A JP3354218A JP35421891A JPH05137781A JP H05137781 A JPH05137781 A JP H05137781A JP 3354218 A JP3354218 A JP 3354218A JP 35421891 A JP35421891 A JP 35421891A JP H05137781 A JPH05137781 A JP H05137781A
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JP
Japan
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blood
pump
pressure
intra
flow rate
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Pending
Application number
JP3354218A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Shimomura
泰志 下村
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ICU、CCU等の極めて狭い場所に於いて、
医師等が効果的な施行をすることができる、小型、軽量
であって操作性の優れた血液浄化装置を提供する。 【構成】血液浄化装置に於いて、操作部及び表示部を装
置の上面に、血液移送手段、老廃物排出手段等を装置の
正面に、圧力監視手段、気泡監視手段及び流路開閉手段
を装置の側面に配置し、且つ、各種圧力の設定と運転中
の圧力の確認を同一の表示器に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動脈或いは静脈より脱
血した血液を血液浄化器に導入し、水分、代謝産物、電
解質等を濾過分離し、有用物質を補給し、自己防御機構
の賦活、保持を図ることにより、生体の臓器機能を補助
或いは代行する血液浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、血液浄化法として、全血交
換、血漿交換、血液吸着、血液透析、血液濾過、腹膜透
析などが広く臨床に応用されている。これらの血液浄化
法は、従来は単独で施行される場合が多く、使用される
装置の大きさ、操作性等に制約はない。そのため、これ
までの装置では、操作部、表示部及び機構部等全てがそ
の正面に配置されており、比較的大型であって操作性も
優れたものではない。
【0003】
【本発明の解決すべき課題】しかしながら、近年、同時
に或いは短期間の内に、中枢神経系、心、肺、肝、腎、
消化器系、凝固系、免疫系等の重要な臓器或いは系が機
能不全に陥る、所謂、多臓器不全と呼ばれる病態が増加
しており、一度この多臓器不全に陥ると、その救命は非
常に困難であり、ICU、CCU等に於ける治療が施行
されることになる。
【0004】ICU、CCU等に入室する患者は、前記
の如く合併症を持つ者が多いため、それらの患者への治
療は単一の手段では行い得ず、患者のベッドサイドには
多くの治療器具が設置されることとなり、このため、I
CU、CCU等で使用される治療器具には、性能が優れ
ていることはもとより、可能な限り小型であること、取
り扱いが容易であることなどが要求される。
【0005】しかしながら、従来は、ICU、CCU等
での治療に於いては、血液ポンプ、濾液ポンプ、薬剤注
入ポンプなどを単体で使用しているか或いは血液浄化装
置として単体にまとめられてはいるものの、大型であっ
て、取扱いの不便な装置を使用しているため、ベッドサ
イドの空間の多くはこれらの機器で占められることとな
り、医師等が迅速に効果的に治療をし得ない状況となっ
ている。本発明は上記の状況を改善するための、小型軽
量であって、操作性の極めて優れた血液浄化装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【発明の構成】本発明の血液浄化装置は、緩徐体液調整
治療法を実施するための、小型、且つ、取り扱いが容易
な装置である。即ち、本発明は、血液を移送する手段、
血液処理器によって分離された老廃物を排出する手段、
微量薬品を系内へ注入する手段、系内の圧力を監視する
手段、系内の気泡の有無を監視する手段及び流路を開閉
する手段を備えた血液浄化装置に於いて、操作部及び表
示部が装置の上面に、血液を移送する手段、血液処理器
によって分離された老廃物を排出する手段及び微量薬品
を系内へ注入する手段が装置の正面に、系内の圧力を監
視する手段、系内の気泡の有無を監視する手段及び流路
を開閉する手段が装置の側面に配置されており、表示部
に於いて各種圧力の設定値及び作動値が同一の表示器に
よって表されていることを特徴とする血液浄化装置に関
する。
【0007】本発明の血液浄化装置では、操作部及び表
示部は装置の上面に、血液を移送する手段、血液処理器
によって分離された老廃物排出する手段及び微量薬品を
系内へ注入する手段は装置の正面に、系内の圧力を監視
する手段、系内の気泡の有無を監視する手段及び流路を
開閉する手段は装置の側面に設けられており、操作部、
表示部、機構部がそれぞれ特定の部位に集中して配置さ
れている。特に、本発明の血液浄化装置は、各種圧力の
設定値及び運転中の実際の圧力値を、装置の上面に配置
された同一の表示器によって表示するようになっている
ことを特徴とする。
【0008】血液の流量制御、圧力の監視項目の選択等
を行う操作部及びこれらの状態を表示する表示部を、装
置の上面に配置することにより、狭い場所での装置の操
作性及び作動状況の視認性が優れたものとなり、血液移
送手段、老廃物排出手段、微量薬品注入手段を装置の正
面に配置することにより、遠方からでも装置の可動部分
の状況が一目で確認できる。又、圧力或いは気泡の監視
手段、流路の開閉手段を装置の側面に配置することによ
り、これらディスポーザブルな回路を、狭い場所であっ
ても容易に着脱することができる。更に、圧力の設定値
と運転中の実際の圧力値を同一の表示器に表すことによ
り、装置本体をより小型化し、軽量化することができ、
ICU、CCU等での治療に於けるベッドサイドの狭い
空間に設置しても、特に医療活動の障害にはならず、迅
速、且つ、効果的な施行が可能である。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の血液浄化装置を図面に従っ
て更に詳しく説明する。図1は、本発明の血液浄化装置
の一実施例の上面図であり、操作部及び流路内圧力或い
は警報状況等の表示部が配置されている。図1の8はT
MP、返血圧、濾過圧、モジュール入口圧等の各種圧力
の設定及び運転中のそれらを確認するための圧力設定及
び表示部である。8aはそれらの圧力を実際に表示する
表示器である。図2はその正面図であり、血液移送手
段、老廃物排出手段であるローラー型ポンプ及び微量薬
品注入手段であるシリンジ型ポンプが配置されている。
図3は同じくその側面図であり、圧力或いは気泡の監視
手段、流路の開閉手段が配置されている。
【0010】以下に本発明の血液浄化装置を用いた治療
の概略を説明する。静脈或いは動脈から脱血された血液
は、血液ポンプ10により血液浄化器(図示せず)に移
送される。この血液には薬剤注入ポンプ12により抗血
液凝固剤が注入される。
【0011】血液浄化器としては、中空糸膜を濾過材と
する中空糸膜モジュールが好適である。中空糸膜モジュ
ールに用いられる中空糸膜としては、限外濾過膜が好ま
しい。限外濾過膜としては有孔であれ、無孔であれ血漿
蛋白の漏洩が少ないか、或いは皆無であって、水分を除
去できる膜であればよい。中空糸膜を構成する材料は特
に制限されないが、セルロース系、ポリスルホン系、ポ
リアミド系、ポリアクリロニトリル系、ポリ(エチレン
−ビニルアルコール)系、ポリメチルメタアクリレート
系、ポリカーボネート系の材料が挙げられる。又、有孔
の膜で限外濾過性能を有する膜であれば、既述の材料に
加えてポリオレフィン[ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ(4−メチル−ペンテン−1)等]或いはガラ
ス、セラミックス、カーボン等の無機材料も挙げられ
る。中空糸膜の外径は特に制限されるものではないが、
一般的には10〜1000ミクロン程度のものが好まし
い。
【0012】抗血液凝固剤としては、体外循環に使用で
きるものであれば何れでもよく、例えば、クエン酸(A
CD、CPD等)、ヘパリン、プロスタグランジン、メ
シル酸ガベキサート等が使用される。これらは穿針部又
はその下流側の血液ラインに設けられた分岐部等から投
与される。血液浄化器により分離された老廃物或いは病
因子を含んだ血漿等は、排出ポンプ11により系外へ排
出される。浄化された血液は再び人体へ返送される。
【0013】上記の血液の輸送は、血液ポンプ操作部
1、排出ポンプ操作部3、薬剤注入ポンプ操作部6によ
り、手動或いはコンピュータによる自動制御により操作
される。それぞれのポンプの流量は、血液ポンプ流量表
示部2、排出ポンプ流量表示部4、薬剤注入ポンプ流量
表示部7に表示され、適正流量でない場合は、それぞれ
操作部を手動或いは自動で補正することにより制御され
る。又、表示部には、積算排出量表示部5が設けられて
おり、老廃物等の積算量を確認できるようになってい
る。
【0014】装置の一側面には、採血圧、濾過圧等を測
定するための圧力センサー等の圧力監視機構(13a、
13b、13c、13d)、赤外線、レーザー光線等の
光センサー或いは超音波センサー等の気泡監視機構(1
4a、14b)及び何らかの異常が生じた場合回路を閉
鎖するためのクランプ等の流路の開閉機構15がまとめ
て取り付けられている。
【0015】
【発明の効果】本発明の血液浄化装置では、血液の流量
の制御、圧力の監視、気泡の有無の監視等、操作或いは
表示を行う部分を装置の上面に、ローラーポンプ、シリ
ンジポンプ等を装置の正面に、圧力或いは気泡の監視機
構、流路の開閉機構等を装置の一側面にそれぞれまとめ
て配置してある。そのため、装置全体の操作性に優れ、
ポンプ等の運転状況の確認がし易く、又、ICU、CC
U等の狭い治療現場に於いても、血液回路の脱着等の面
倒な操作も容易に行い得るものである。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の血液浄化装置の一実施例の上面図であ
り、操作部及び表示部が配置されている。
【図2】図1の正面図であり、血液移送手段、老廃物排
出手段であるローラー型ポンプ及び微量薬品注入手段で
あるシリンジ型ポンプが配置されている。
【図3】図1の側面図であり、圧力或いは気泡の監視手
段、流路の開閉手段が配置されている。
【符号の説明】
1 血液ポンプ操作部 2 血液ポンプ流量表示部 3 排出ポンプ操作部 4 排出ポンプ流量表示部 5 積算排出量表示部 6 薬剤注入ポンプ操作部 7 薬剤注入ポンプ流量表示器 8 流路内圧力設定及び表示部 8a設定及び作動圧力表示器 9 警報状況表示器 10血液ポップ 11排出ポンプ 12薬剤注入ポンプ 13a、13b、13C、13d 流路内の圧力監視機
構 14a、14b 流路内の気泡監視機構 15 流路の開閉機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血液を移送する手段、血液処理器によっ
    て分離された老廃物を排出する手段、微量薬品を系内へ
    注入する手段、系内の圧力を監視する手段、系内の気泡
    の有無を監視する手段及び流路を開閉する手段を備えた
    血液浄化装置に於いて、操作部及び表示部が装置の上面
    に、血液を移送する手段、血液処理器によって分離され
    た老廃物を排出する手段及び微量薬品を系内へ注入する
    手段が装置の正面に、系内の圧力を監視する手段、系内
    の気泡の有無を監視する手段及び流路を開閉する手段が
    装置の側面に配置されており、表示部に於いて各種圧力
    の設定値及び作動値が同意一の表示によって表されてい
    ることを特徴とする血液浄化装置。
JP3354218A 1991-11-22 1991-11-22 血液浄化装置 Pending JPH05137781A (ja)

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JP3354218A JPH05137781A (ja) 1991-11-22 1991-11-22 血液浄化装置

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JP3354218A Pending JPH05137781A (ja) 1991-11-22 1991-11-22 血液浄化装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003111833A (ja) * 2001-10-04 2003-04-15 Senko Medical Instr Mfg Co Ltd 吸引量表示装置
KR100827496B1 (ko) * 2007-03-23 2008-05-06 (주) 비에이치케이 슬라이드형 혈액여과장치
KR101039058B1 (ko) * 2008-01-15 2011-06-07 최종원 혈액여과장치

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JPS6350324B2 (ja) * 1984-05-18 1988-10-07 Byurutenberugitsushe Pahyuumarii Fuaburiiku Gmbh

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