JPH05137722A - 医用超音波診断装置 - Google Patents

医用超音波診断装置

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JPH05137722A
JPH05137722A JP3304694A JP30469491A JPH05137722A JP H05137722 A JPH05137722 A JP H05137722A JP 3304694 A JP3304694 A JP 3304694A JP 30469491 A JP30469491 A JP 30469491A JP H05137722 A JPH05137722 A JP H05137722A
Authority
JP
Japan
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probe
ultrasonic diagnostic
sound velocity
subject
sound
Prior art date
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Pending
Application number
JP3304694A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichiro Yamashita
誠一郎 山下
Yoshinobu Watanabe
良信 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3304694A priority Critical patent/JPH05137722A/ja
Publication of JPH05137722A publication Critical patent/JPH05137722A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人体の超音波音速を正確に測定するための医
用超音波診断装置の実現。 【構成】 シングルエレメントとリニアアレイからなる
デュプレクスプローブ1と、これらのプローブを駆動で
きる超音波診断装置2を用いて、超音波診断装置2の設
定音速を段階的に変えるようにしておき、超音波診断装
置2の画像表示部3でカーソル6のゲートをエコー像5
の表面に合わせた時にエコー信号が得られるような設定
音速を求めることにより、この設定音速を診断している
被検体の音速とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、臨床等に使用する医用
超音波診断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、診断の対象となる人体の超音波音
速を測定する方法としては、基本的には図4に示すよう
に、人体の表面に超音波の送信用プローブ16と受信用プ
ローブ17を測定しようとする被検体(人体)4の両端に配
置し、パルス発振器18により送信用プローブ16から体内
に超音波パルスを送り、この超音波パルスが体内を伝播
し、受信用プローブ17に到達した時の伝播時間(t)をオ
シロスコープ19を用いて
【0003】
【外1】
【0004】
【数1】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の測定法では、音速の測定できる人体の部分が、プロ
ーブの取付け得る位置が限定されるために制限され、人
体の任意の組織の音速を測定することができない。ま
た、通常の超音波診断装置においては反射エコー方式を
用いているため、音速測定のための特別に構成しなけれ
ば音速を測定することができない等の不便があった。ま
た通常の超音波診断装置においては、診断しようとする
被検体の音速を求めることができないため、生体内換算
距離を求めるための設定音速として1530m/sを使用し
ている(文献JIS T1507)。このため、被検体の音速
が設定音速と異なる場合、装置の表示部の距離が実際の
距離と異なることにより、被検体についての正しい寸法
精度が得られず診断上問題となることがあった。本発明
はこのような従来の問題を解決するものであり、従来の
音速測定とは原理的に異なる方法により、人体の音速を
測定することのできる医用超音波診断装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、デュプレクスプローブと、設定音速を段階
的に選択できる超音波診断装置を用いて、装置の画像表
示部上のシングルエレメントの音線の方向を示すカーソ
ル上のゲート位置を、Bモード断層図のエコー像の表面
の位置に合せた時に、シングルエレメントのエコー信号
が得られるような設定音速を選別することによって、そ
の時の設定音速が被検体の音速であることを利用して、
被検体の音速を測定するようにしたものである。
【0007】
【作用】したがって本発明によれば、超音波診断装置を
用いて診断時に診断しようとしている被検体の音速を測
定することができるので、この音速を装置の生体内距離
換算用の音速として使用することにより、表示部に表示
されるBモード断層図中の距離を正確にすることができ
診断上役立つことになる。また診断している組織の音速
を測定できるので、組織に関する特性についての知見も
得ることができる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例における医用超音波
診断装置の概略の構成を示すものであり、図2は図1に
使用するデュプレクスプローブの構成を示したものであ
る。図1において、1はデュプレクスプローブであり、
超音波診断装置2に接続されていて、超音波診断装置2
には画像表示部3がついている。4は測定しようとする
被検体であり、その表面にデュプレクスプローブ1が接
している。
【0009】次に上記実施例の動作について説明する。
上記実施例において、超音波診断装置2によりデュプレ
スクプローブ1から超音波パルスが被検体に放射され
る。図2に示すようにデュプレスクプローブ1はシング
ルエレメントプローブ7とリニアアレイプローブ8とか
らなり、シングルエレメントプローブ7の面はリニアア
レイプローブ8の面に対して斜めになっている。この角
度(α)は35〜40度になっている。リニアアレイプローブ
8により超音波診断装置2の画像表示部3には、被検体
4の断層図が描出される。また、シングルエレメントプ
ローブ7からの超音波パルスがシングルエレメントプロ
ーブ7の音線9に沿って入射する。音線9はリニアアレ
イプローブ8の音線10に対して斜めになる。図3に示す
ように画像表示部3にはリニアアレイプローブ8により
得られるBモード断層図とエコー像14、シングルエレメ
ントプローブ7から放射される超音波の方向を示すカー
ソル6およびそのカーソル上のエコー信号を取得する位
置を設定するゲート11が表示されている。このような構
成を用いて、Bモード断層図中のエコー像14の表面にゲ
ート11を合わせた時、装置の設定音速が被検体の音速と
等しければシングルエレメントプローブによるエコー信
号を得ることができる。しかし、診断装置の設定音速が
被検体の音速に等しくない場合は、エコー像14の表面に
ゲート11を合わせてもエコー信号が得られない。この理
由は、シングルエレメントプローブ7から放射された超
音波が、被検体の表面に対して斜めに入射する際、プロ
ーブと被検体の境界において屈折する。屈折角は被検体
の音速によって異なる。画像表示部3のカーソル6は被
検体の音速が設定音速になっているものとして設定して
いる。もし、被検体の音速が設定音速と異なる場合、被
検体中の音波は画像表示部3のカーソル6の方向と異な
る方向に進むため、ゲート11をエコー像14の表面に合わ
せた時にエコー信号が得られない。被検体の中を進む超
音波の方向は屈折の法則により数2の式で表される。
【0010】
【数2】sinθ′/sinθ =V′/V V : 装置の設定音速 V′: 被検体の音速 θ : 設定音速におけるシングルエレメントからの超
音波の放射方向 θ′: 被検体の音速におけるシングルエレメントから
の超音波の放射方向 音波の方向のずれは、図3に示すように被検体の音速が
設定音度より大きくなる場合は音線A12の方向に、設定
音速より小さくなる場合は音線B13の方向になる。今、
装置の測定音測を1500〜1600m/sの範囲で、10m/s
の間隔で選択できるようにし、それに対応して数2の式
にしたがって画像表示部3のカーソル6の方向が変わる
ようにしておく。このような装置を用いて、設定音速を
変えてエコー像14の表面にゲート11を合わせた時にエコ
ー信号を得ることができる設定音速を求めることができ
れば、この音速が求めようとする被検体の音速となる。
このように、上記実施例によれば、被検体エコー像を生
じるようなターゲットが含まれていさいすれば、その上
部にある組織の音速を超音波診断装置を用いて測定する
ことができ、それにより得られた音速を用いて、装置の
音速を設定できるので寸法の正確な断層図を得ることが
できる。なお、上記実施例のデュプレクスプローブの中
のリニアアレイをコンベックスアレイにしてもよい。ま
たシングルエレメントはパルスドプラ方式を使用するこ
ともできる。
【0011】
【発明の効果】本発明は上記実施例から明らかなように
以下に示す効果を有する。 (1)シングルエレメントプローブとリニアアレイプロー
ブからなるデュプレクスプローブと、設定音速を変える
ことのできる超音波診断装置を用いて、被検体の音速を
測定できるので音速測定のための特別な構成を必要とし
ない。 (2)超音波診断装置により、Bモード断層図の中の組織
の音速を求めることができるので、その音速を用いて装
置の音速を設定して正確な断層図が得られ、正確な診断
をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における医用超音波診断装置
の概略の構成図である。
【図2】本発明の一実施例における医用超音波診断装置
に使用するデュプレクスプローブの構成図である。
【図3】本発明の一実施例における医用超音波診断装置
の画像表示部におけるカーソル音線の関係を示す概念図
である。
【図4】従来の医用超音波診断装置の概略の構成図であ
る。
【符号の説明】
1…デュプレクスプローブ、 2…超音波診断装置、
3…画像表示部、 4…被検体、 5,14…エコー像、
6…カーソル、 7…シングルエレメントプローブ、
8…リニアアレイプローブ、 9…シングルエレメン
トプローブの音線、 10…リニアアレイプローブの音
線、 11…ゲート、 12…音線A、 13…音線B、 15
…被検体表面、 16…送信用プローブ、 17…受信用プ
ローブ、 18…パルス発振器、 19…オシロスコー
プ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リニアアレンプローブとシングルエレメ
    ントプローブとからなるデュプレクスプローブと、この
    プローブを動作できる超音波診断装置において、前記デ
    ュプレクスプローブのエレメントの面が前記リニアアレ
    イプローブのエレメントの面に対して斜めに配置され、
    かつ前記デュプレクスプローブの表面と前記シングルエ
    レメントの表面との間に、音響的に透過性のある材料を
    充填することによって、前記リニアアレイプローブの面
    と同一な面となるような前記デュプレクスプローブと、
    設定音速を選択できる機能を有する超音波診断装置とを
    用いて被検体の音速を測定するようにしたことを特徴と
    する医用超音波診断装置。
JP3304694A 1991-11-20 1991-11-20 医用超音波診断装置 Pending JPH05137722A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006138726A (ja) * 2004-11-11 2006-06-01 Olympus Corp 超音波非破壊検査装置
WO2014050739A1 (ja) * 2012-09-27 2014-04-03 富士フイルム株式会社 超音波診断装置、超音波画像生成方法およびプログラム

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