JPH05137135A - 通信会議方式 - Google Patents

通信会議方式

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JPH05137135A
JPH05137135A JP3103948A JP10394891A JPH05137135A JP H05137135 A JPH05137135 A JP H05137135A JP 3103948 A JP3103948 A JP 3103948A JP 10394891 A JP10394891 A JP 10394891A JP H05137135 A JPH05137135 A JP H05137135A
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JP
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conference
speaker
terminal device
moving image
accumulated
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JP3103948A
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English (en)
Inventor
Tomoaki Tanaka
知明 田中
Hiroshi Haseyama
宏 長谷山
Hiroshi Yasuda
浩 安田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信会議を行うときに発言者を動画像で表示
して会議中の臨場感を与え、かつ会議に要する通信容量
を少なくする。 【構成】 会議に参加する通信端末装置にあらかじめ会
議参加者の短い動画像と静止画像とを蓄積しておく。会
議中は送信されてくる発言者を識別する情報により、発
言者の画像は短い動画像を表示しまたは複数の静止画像
を繰り返し表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信会議方式におい
て、発言者を識別して受信側に通知し、会議に参加して
いる受信側各端末装置で発言者の画像を短い動画像とし
て表示する方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図1に示すように、複数の端末装
置(TE−A〜TE−E)101〜105がマルチポイ
ント制御装置(MCU)107と交換網106を介して
接続して会議を行う通信会議方式が、CCITT(国際
電信電話諮問委員会)における標準化対象として審議さ
れている。
【0003】このような通信会議方式では、利用形態は
種々ありえるが、例えば各端末装置101〜105は各
自の映像と音声をマルチポイント制御装置107に送信
し、マルチポイント制御装置107は各端末装置101
〜105からの音声の大きさを比較することにより、発
言者を検知し、その発言者の映像を選択して各端末装置
101〜105に分配する方式が考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような通
信会議方式では、端末装置が一つの映像の符号/復号化
装置(CODEC)のみを有する場合を対象としている
ため、2人以上が同時に発言した場合には不都合が生じ
る。例えば、端末装置(C)103、端末装置(D)1
04が同時に発言し、端末装置103の映像が選択され
た場合、音声についてはマルチポイント制御装置107
で多重化されて分配されるため、端末装置(A)101
の会議参加者は、2人の音声を聞くことができるが、端
末装置(C)103以外の発言者は、端末装置(B、
D、E)のいずれかであるかは特定できない欠点があ
る。
【0005】この問題を解決する手段として容易に考え
られるのは、マルチポイント制御装置107から複数映
像を送出し、各端末装置でこれに対応する複数の符号/
復号化装置をもつことである。しかし、この方法では、
高価な符号/復号化装置が複数必要である。また二つの
符号/復号化装置をもったとしても、3人以上が同時に
発言すれば同様の問題が生じるものであり、またマルチ
ポイント制御装置107から複数映像を流すには、映像
の品質を落とすか、大きな伝送路容量が必要なため実用
向きでない問題があった。
【0006】本発明は、上述の欠点を解決するもので、
通信会議において簡易な形で発言者を特定でき、しかも
通信容量を少なくして経済的に会議を行うことができる
通信会議方式を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の端末装
置が接続された通信会議方式において、発言者を検知し
てこれを発言者の端末装置以外の他の端末装置に通知す
る手段を備え、各端末装置は、あらかじめ発言者を示す
短時間の動画像または複数枚の静止画像を蓄積する手段
と、上記発言者の通知により、発言者を短時間の動画像
または複数枚の静止画像として繰り返し表示する表示手
段とを備えたことを特徴とする。
【0008】または各端末装置は、一つの符号/復号化
装置を備え、発言者の通知により一人の発言者のみを実
時間動画像として表示し、他の発言者にあらかじめ蓄積
された短時間の動画像を繰り返し表示し、発言しない会
議参加者は静止画像を表示する手段を備えることができ
る。
【0009】
【作用】本発明では、通信会議を行うときに、発言者の
実際の映像を伝送することが困難な場合を対象とする。
端末装置あるいはマルチポイント制御装置で発言者を検
知し、他端末装置にその発言者の識別子のみあるいは一
人の実時間動画像と識別子を通知する。その発言者識別
子を受信した端末装置では、あらかじめ蓄積しておいた
その発言者を示す短時間の動画像または複数枚の静止画
像を繰り返し表示する。
【0010】本発明と、符号/復号化装置で実際の映像
を送受する従来の場合とを比較すると、複数の実時間動
画像を伝送する必要がないため、伝送路容量は小さくて
すむ。また、短時間の動画像、あるいは複数枚の静止画
像であれば、符号化しない形で磁気ディスクや光ディス
クの中に貯えることが可能であって、高価な符号/復号
化装置も必要がない長所がある。また、音声だけの会議
と比較すると、発言者が口を動かしている短時間の動画
像を繰り返すか、口を開けている静止画像、半開きの静
止画像、閉じた静止画像等を順に表示することにより、
発言者の特定が容易になる長所をもっている。本発明で
は、表示されている口の形状が、実際とは異なるが、表
示画面を小さくすればほとんど気にならないし、発言者
を特定して臨場感を与えることと比較すれば、映画の吹
替えと同じように違和感を感じないようにその欠点は小
さい。
【0011】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0012】本発明の第一の実施例は、会議に参加する
複数の端末装置101〜105が交換網106を介して
接続された図1に示す会議電話方式において、各端末装
置101〜105あるいはマルチポイント制御装置10
7に、発言者を検知してこれを発言者の端末装置以外の
他の端末装置に通知する手段を備え、各端末装置101
〜105は、あらかじめ発言者を示す短時間の動画像ま
たは複数枚の静止画像を蓄積する手段と、上記発言者の
通知により、発言者を短時間の動画像または複数枚の静
止画像として繰り返し表示する表示手段とを備えている
ことを特徴とする。
【0013】まず本発明を構成する5つの技術手段につ
いてそれぞれ説明する。すなわち、第1は発言者を検知
する手段である。第2は蓄積画像を獲得する手段であ
る。第3は蓄積画像と実時間動画像との組み込み表示手
段である。第4は発言者識別子の構成手段である。第5
は蓄積画像と実時間動画像の切り替え手段である。以下
この5つ手段についてそれぞれ説明する。
【0014】まず、第1の発言者検知方法について説明
する。この検知方法としては、端末装置で各人の前に発
言スイッチをおき、発言時には発言スイッチを押す方法
が考えられる。また、別の発言者検知方法として、拡声
電話機に使用されている音声スイッチの技術を用いてマ
イクからの信号がある値以上になったことにより、発言
を検知する方法がある。この音声スイッチを用いる方法
は、端末装置(TE)で行っても良いし、全ての音声を
受信するマルチポイント制御装置(MCU)で行っても
良い。端末装置(TE)を複数人が使用する場合でも、
各人単位にマイクを与えるか、または最初に述べた発言
スイッチを組み合わせることにより使用可能である。ま
た、音声認識技術によって音声の波形より発言者を特定
することも可能である。
【0015】次に第2の手段である蓄積画像の獲得方法
について説明する。短時間動画像あるいは複数枚の静止
画像を獲得する方法として、例えば通信会議の前にあら
かじめ各人が送受信し合う方法がある。各端末装置(T
E)が符号/復号化装置(CODEC)を持っている場
合には、短時間動画像の送受信は容易であるし、符号/
復号化装置を持たない場合でも、複数の静止画像であれ
ば送受信は困難ではない。またビデオテープを郵送する
方法によってもよい。さらに最悪の場合でも、写真を郵
便で送り、各端末装置(TE)でスキャナーを用いて入
力する方法もある。この場合は以下の蓄積容量程度で実
現することができる。
【0016】まず、画面表示のためのフレームメモリ容
量は以下のとおりとなる。すなわち、300(水平画
素)×400(垂直画素)×3(RGB)×8(階調)
≒2.9Mビット/1人、同時に表示する5人分の映像
を合成すると、2.9Mビット×5人分=14.5ビッ
ト/1画面必要である。ワークステーション用のフレー
ム(ビデオ)メモリとして一般的なものは約20Mビッ
ト程度の容量があるため実現可能な容量である。ハード
ディスク上の容量は2.9Mビット×5ポーズ×5人分
=72.5Mビットとなるが、これも一般的な200M
バイト程度のものを使用すれば実現可能な容量である。
また、発言者の特定のみが重要である場合には、これら
の映像は、自然感あふれるものである必要はなく、各人
を表す漫画のようなものを各端末装置(TE)で独自に
規定して、それが動く形としてもよい。
【0017】第3の手段である蓄積画像と実時間動画像
の組み込み表示方法について、具体例を用い蓄積画像の
獲得方法から述べる。この場合、すべての会議参加者が
符号/復号化装置を1台有し、画像蓄積表示用の光ディ
スク装置を有するものとして説明する。また、発言者判
定された物の一人は実時間動画像表示、他の発言者は蓄
積動画像表示、発言していないものは蓄積静止画像(話
していない場面)表示とする。
【0018】図2により端末装置の構成を説明する。一
点鎖線で囲まれた符号201がテレビ会議装置、符号2
02が会議参加者A、符号203はテレビカメラ、符号
204はカメラ出力切り替え器、符号205は画像蓄積
表示用の光ディスク、符号206はモニタである。この
テレビ会議装置201は交換網106およびマルチポイ
ント制御装置107を介して、他の会議参加者B〜Eが
用いる端末装置102〜105に接続されている。
【0019】この構成での画像蓄積作業を説明する。会
議開催以前に会議参加者A202は、カメラ出力切り替
え器204を切り替え、自画像の「話している場面」と
「話していない場面」おのおの3秒間分を光ディスク2
05に蓄積しておく。また、蓄積した自画像の映像情報
を符号化部212、回線インタフェース部(回線IF
部)214および交換網106を介してマルチポイント
制御装置107へ送信する。マルチポイント制御装置1
07は、議長である会議参加者Cに対して受信した映像
情報を送信する。議長端末装置では、交換網106、回
線インタフェース部、復号化部を介してその端末装置の
光ディスクに蓄積する。
【0020】次に映像の編集方法について図3によって
説明する。符号301は上述の手順により議長端末装置
の光ディスクに蓄積された映像情報を示すもので、各会
議参加者A〜Eの「話している場面」と「話していない
場面」とが、30秒間にわたって記憶されている状態を
示している。すなわち、301−1には会議参加者Aの
「話している場面」が3秒間記憶されている。符号/復
号化装置出力時5フレーム/秒:15フレーム分、すな
わち同一画面が6枚ずつ記憶されている。続いて301
−2には会議参加者Aの「話していない場面」が3秒
間、続いて301−3には会議参加者Bの「話している
場面」が3秒間というように、最後に会議参加者Eの
「話していない場面」まで全員分の映像が301−10
まで、全員分の映像が30秒分蓄積記憶されている。
【0021】この記憶された映像情報を図3の符号30
2の編集後の記憶状況のように編集する。この編集方法
は後述するが、符号302−1は会議参加者Aのみが蓄
積動画像(話している場面、斜線の部分)、残りの会議
参加者は蓄積静止画像(話していない場面)の縮小合成
映像情報であり、一つが3秒間記録されている。次の3
02−2は会議参加者AとBとが蓄積動画像、残りのも
のは蓄積静止画像の縮小合成映像情報である。同様にし
て会議参加者A〜Eが全員蓄積動画像であるものまで3
2種類の組み合わせを編集する。このようにして編集さ
れた映像は光ディスクに蓄積される。
【0022】編集方法について説明する。編集方法とし
ては2通りあり、議長端末装置にフレームメモリを複数
有する場合と議長端末装置に光ディスクを複数有する場
合である。
【0023】はじめに、議長端末装置で複数のフレーム
メモリを有する場合について述べる。図4(a)は議長
端末装置でのフレームメモリ部の構成を示している。フ
レームメモリ部に入力された1枚メモリの映像を入力セ
レクタ401を制御部211から制御することにより、
フレームメモリ#1(402−1)に書き込む。書き込
まれた結果を図4(b)の405−1に示す。次に参加
者Aの「話している場面」の2枚目の映像をフレームメ
モリ#2(402−2)へ書き込む。2枚目の映像は光
ディスク上は同一画面が6枚ずつ記憶されているため、
光ディスク上では7枚目の映像となる。書き込まれた結
果を図4(b)の405−2に示す。同様に3秒目の映
像405−15までを書き込む。次に会議参加者Bの
「話していない場面」の合成方法であるが、1枚目の映
像をフレームメモリ#1(402−1)へ書き込む際、
出力セレクタ403を制御することにより、メモリフレ
ーム#1(402−1)の内容を読み出した後、加算器
404により加算し書き込みを行う。これにより書き込
まれた映像を図4(b)の406−1に示す。同様にし
て会議参加者Bの3秒目の映像406−15までを書き
込む。さらに同様の処理を繰り返し、会議参加者Eまで
の全員分の情報について図4(b)の407−1から4
07−15のように書き込む。以上の処理により、会議
参加者Aのみが蓄積動画像である映像を15フレーム分
蓄積する。読み出す場合は、編集の読み込み時に飛ばし
読みしたものを戻し、光ディスクが通常速度で再生可能
となるように、各フレームメモリ(#1〜#15)40
2−1〜402−15から6フレーム時間分、つまり6
回ずつ読み出して光ディスクへ書き込む。このようにし
てできあがった会議参加者Aのみが蓄積動画像、他の会
議参加者が蓄積静止画像である編集後の蓄積映像情報が
図3の302−1に示す映像である。
【0024】次に議長端末装置で光ディスクを複数有す
る場合の編集方法を図5を参照して説明する。図5は議
長端末装置の構成を示すものであり、議長としてCが図
1の端末装置103を用いている例である。
【0025】まず光ディスク505から会議参加者Aの
「話している場面」(図3の301−1)を画面縮小部
515へ送り、縮小した画面をはめ込み位置指定部51
6により、図3の符号302−1の斜線部分の位置には
め込み、フレームメモリ517へ出力する。フレームメ
モリ517に縮小はめ込まれた映像情報は、図4(b)
の符号405−1と同様である。この映像情報を編集用
光ディスク#1(521)へ書き込む。同様にして3秒
目の最後の映像まで、一連の処理、つまり光ディスク5
05から読み出し、映像の縮小はめ込み、編集用光ディ
スク521へ書き込む処理を繰り返す。
【0026】次に、会議参加者Bの「話していない場
面」の合成方法は次のように行う。光ディスク505か
らの1枚目の映像をフレームメモリ517へ書き込む
際、編集用光ディスク521の内容をフレームメモリ5
17へ読み出した後、加算器518により加算し書き込
みを行う。これにより、フレームメモリ517に書き込
まれた映像は、図4(b)の406−1と同様である。
この映像情報を編集用光ディスク#2(522)へ書き
込む。同様にして会議参加者Bの3秒目の最後の映像ま
でをはめ込み合成した後、編集用光ディスク522へ書
き込む。そして同様に、会議参加者Eまでの全員分の情
報について、同一の処理を行い、図4(b)の405−
1〜15(ただし、405−1×6フレーム分、2×6
フレーム分〜15×6フレーム分)に示すように、会議
参加者Aのみが蓄積動画像である映像を90フレーム分
編集記憶する。こうしてできあがった会議参加者Aのみ
が蓄積動画像である編集後の蓄積映像情報が図3の符号
302−1の情報である。
【0027】どちらの編集方法でも、Aのみが蓄積動画
像の映像情報、A、Bが蓄積動画像の映像情報、・・・
・A〜Eが蓄積動画像の映像情報のものまで編集を繰り
返す。このようにして蓄積された96秒(1分36秒)
の映像情報をマルチポイント制御装置107へ送信す
る。マルチポイント制御装置107は会議参加者全員に
これを分配送信する。マルチポイント制御装置107か
ら端末装置101〜105に分配された情報は、交換網
106、それぞれの端末装置の回線インタフェース部2
14および復号化部213を介して光ディスク205に
蓄積される。
【0028】次に第3の手段である会議開始後の実時間
動画像と蓄積映像の組み込み表示方法について図2およ
び図6を参照して説明する。まず、一般端末装置のフレ
ームメモリの構成を図6(a)に示す。符号601はフ
レームメモリであり、符号602は加算器である。会議
開始後、マルチポイント制御装置107で発言者判定を
行い、発言者識別信号および実時間動画像が転送されて
くる。例えば、会議参加者Aは実時間動画像、会議参加
者Cは蓄積動画像表示、残りの参加者は蓄積静止画像表
示という発言者識別子であれば、光ディスク205に記
録してある会議参加者Cが蓄積動画像である映像を読み
出し、フレームメモリ601に書き込む。次に復号部出
力を画面縮小部215により縮小し、図6(b)の60
4の斜線位置へはめ込み、601のフレームメモリに書
き込む。このようにして編集された会議相手の映像は、
1/30秒毎に出力部によりモニタ206に出力され
る。なお、蓄積映像は3秒間分の繰り返し出力となる
が、光ディスク205の特定フレーム間の繰り返し再生
で容易に実現できる。
【0029】次に第4の手段である各会議参加者の表示
映像種類を通知するための発言者識別子の構成について
図7に基づいて説明する。発言者識別子は図7の符号7
01に示す1バイトのデータで表す。第8〜第4ビット
で表す蓄積映像パターンは、符号702で示したパター
ン番号、ビット割り付け、蓄積動画像話者表示とする。
なお、光ディスクの記憶内容管理のため、映像管理テー
ブル(制御部211内にある)には、本パターン番号と
再生開始・終了番地を設定することとする。また、第3
〜第1ビットでは、符号703に示すとおり、実時間動
画像話者表示となり、その他に発言している複数の会議
参加者が蓄積動画像表示、残りの会議参加者は蓄積静止
画像表示ということになる。
【0030】次に第5の手段である複数の会議参加者が
同時に発言した場合の切り替え方法について図8を参照
して説明する。図8は会議参加者A、B、Cの発言状態
をタイミングチャートとして示すものである。会議参加
者Aはt1 −t3 までが発言状態、会議参加者Bはt2
−t8 までが発言状態、会議参加者Cはt4 −t7 まで
が発言状態である。t2 −t3 の間で会議参加者AとB
の両者が発言しており、t4 −t7 の間で会議参加者B
とCの両者が発言している。このt2 −t3 の間では、
会議参加者Aの発言継続時間が長いため、会議参加者A
が実時間動画像表示、会議参加者Bが蓄積動画像表示と
なる。次にt3 −t4 の間は会議参加者Bのみが発言し
ているため、会議参加者Bが実時間動画像表示となる。
4 −t5 との間は、t2 −t3 間と同様に継続時間で
判断し、会議参加者Bが実時間動画像表示、会議参加者
Cは蓄積動画像表示となる。t5 −t6 間は会議参加者
BとCの両者が発言状態となって一定時間が継続したた
め、会議参加者Bが蓄積動画像表示、会議参加者Cが実
時間動画像表示に切り替わる。t6 −t7間は次の周期
で会議参加者Bが実時間動画像表示、会議参加者Cが蓄
積動画像表示に切り替わる。この監視期間中に発言者は
会議参加者Bのみになったため、以降の実時間動画像表
示は会議参加者Bとなる。
【0031】この例は会議参加者が3人の場合の例を示
したが5人の場合でも同様の方法で実時間動画像、蓄積
動画像、蓄積静止画像の切り替えを行う。
【0032】次に本発明を適用した実施例について説明
する。
【0033】まず、端末装置の一部を構成するテレビ会
議装置の構成例を図9により説明する。このテレビ会議
装置は、ワークステーション902に、モニタ903、
マイク904、スピーカ905、光ディスク装置90
6、フレームメモリ装置907とが接続され、また、モ
ニタ903の上部にはテレビカメラ909が設けられた
構成である。そして、モニタ903の画面には、5人の
通信相手の映像910〜914が表示され、その右下欄
の916の領域には、資料映像あるいは端末装置制御メ
ニュー等が表示される。前述した制御により、通信相手
の映像910〜914の表示内容は、一人は実時間動画
像表示となり、それ以外に発言している通信相手の映像
は蓄積動画像の繰り返し表示、発言していないものは蓄
積静止画像表示となる。
【0034】図10に第一の実施例の通信会議時の接続
構成を示して通信会議時の動作を説明する。この第一の
実施例は端末装置が符号/復号化装置を有する場合の例
である。各端末装置(参加者A〜E)101〜105を
交換網106を介してマルチポイント制御装置107に
接続する。ここで、各端末装置101〜105の構成は
それぞれ同じであるため、端末装置101を代表として
その構成を説明する。この端末装置101は、会議参加
者Aが使用し、テレビ会議装置111、符号/復号化装
置(CODEC)112、回線インタフェース部113
を備えている。テレビ会議装置は図9に示す構成であ
る。
【0035】会議開催に先立ち、各会議参加者は蓄積動
画像による2種類の自画像を、テレビ会議装置111を
使用して蓄積後、符号化部、回線インタフェース部を介
してマルチポイント制御装置107へ送信する。マルチ
ポイント制御装置107は議長端末である端末装置
(C)103へ各会議参加者の蓄積動画像および蓄積静
止動画像を転送する。議長端末装置103では、前述し
た編集方法により、編集映像を作成した後、マルチポイ
ント制御装置107を介して各端末装置へ送信する。会
議開催後の発言者判定は、マルチポイント制御装置10
7で音声レベルの判定を行うことにより実現する。音声
レベルが一定レベルを超えた状態が一定時間継続してい
る話者を発言者と判定する。また非発言者判定について
も同様に、一定レベル以下の状態が一定時間継続した場
合、非発言者と判定する。さらに同時に複数の会議参加
者が発言している場合は、発言者識別子により実時間動
画像表示、蓄積動画像表示の切り替えを行う。例えば、
図8のt2 −t7 間の発言者識別子は以下のようにな
る。t2 −t3 :‘00010001’、t3 −t4
‘00000010’、t4 −t5 :‘0010001
0’、t5 −t6 :‘00010011’、t6
7 :‘00100010’という設定になる。マルチ
ポイント制御装置107は、発言者識別子と実時間動画
像表示の必要な会議参加者の映像情報を分配送信する。
音声については単に会議参加者全員分の音声を多重化し
伝送する。発言者識別子のデータの送受信は、CCIT
Tにおける標準化においても映像通信とともにデータを
送信する方法が規定されており、容易に実現できる。
【0036】次に図11に通信会議方式の第二の実施例
として、端末装置が符号/復号化装置を備えず、音声の
みしか伝送できない場合の例で説明する。この実施例
は、マルチポイント制御装置を利用しないで、各端末装
置間を回線で接続するリング接続方式の例である。この
場合端末装置の一部を構成する通信会議装置の構成方法
は図10に示す実施例と同じである。
【0037】会議開催準備として、各会議参加者は自画
像を「話している場面」と「話していない場面」各々3
秒分を光ディスクに蓄積後、議長である会議参加者Cに
対して、ビデオテープの郵送等により渡す。議長端末装
置103では前述した編集方法により編集を行い、編集
後の映像302を各会議参加者へ返送する。各会議参加
者は、自分の端末装置の光ディスクに編集後の映像のダ
ビングを行い、表示準備を行っておく。
【0038】図11に基づいて、通信会議時の構成を説
明する。各端末装置101〜105を交換網106を介
した接続方法は、それぞれ同じ接続方法を利用する。こ
のため、代表例として端末装置101と端末装置102
間、端末装置102と端末装置103間の接続方法を説
明する。端末装置101は端末装置102へ回線を接続
し、端末装置102は端末装置103へ回線を接続す
る。この際、端末装置102では制御装置により、端末
装置101から着信した回線と、端末装置103へ発信
した回線を同時に通話できる状態にする。端末装置10
3と端末104と間、端末装置104と端末装置105
間、端末装置105と端末装置101間も同様に接続す
る。
【0039】さらに各端末装置101〜105の構成も
それぞれ同様の構成であるため、端末装置101を代表
としてその構成を説明する。この端末装置101は会議
参加者Aが利用し、符号113は回線インタフェース部
であり、符号111は符号/復号化装置を有しないテレ
ビ会議装置である。
【0040】まず、会議参加者は、ネゴシエーションに
より、会議参加者A〜Eの割当を決定し、制御端末装置
へ設定しておく。なお、発言者識別子の下位3ビット
(実時間動画像話者表示)は発言者識別子発送元表示と
して使用する。例えば会議参加者Aが発言した場合、端
末制御装置内の音声スイッチの利用により、会議参加者
Aの蓄積動画像を表示すべく、発言者識別子にビットを
設定し、さらに会議参加者Aから送信した発言者識別子
である旨を下位3ビットに設定し送信する。送信内容は
‘00001001’となる。また、発言者ではなくな
った場合も同様の考え方となり、‘00000001’
を送信する。つまり、回線内で送受される発言者識別子
は、複数の蓄積動画像話者表示ビットが設定されること
はない。発言者識別子を受信した端末装置は、受信した
発言者識別子により複数発言者の蓄積動画像表示や蓄積
静止画像表示を行う。なお、発言者識別子の乱発や端末
装置の表示制御の煩雑さを解消するため、発言者識別子
の送信は音声スイッチが一定時間入った状態が継続した
場合、あるいは一定時間切れた状態が継続した場合とす
る。
【0041】なお、この実施例では、発言者識別子は回
線のデータ用のパスにより送受信を行っているが、音声
に識別子を重畳して送る方法もある。
【0042】以上は、端末装置が一つの符号/復号化装
置を有している場合、および一つの符号/復号化装置も
有していない場合について述べたが、本発明による表示
方式は、端末装置が複数の符号/復号化装置を有してい
る場合も有効である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、伝送さ
れる発言者識別子により、あらかじめ蓄積した通信会議
相手の短時間の動画像あるいは静止画像の繰り返し映像
を表示し、発言者の識別を容易に行なえる機能を実現す
ることにより、一般のテレビ会議と比較して、通信回線
を介して送受信する情報量を大幅に削減でき、情報量課
金方式を利用する場合および一般回線使用の場合におい
ても、伝送容量が少なくてすみ、交換網を経済的に利用
できる。また、発言者は動画像として表示されるため、
音声通信会議で行われている発言時には必ず発言者名を
名乗る等の音声のみの通信会議特有の会議進行上の違和
感や煩わしさを解消する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 通信会議方式の接続構成図。
【図2】 端末装置の構成図。
【図3】 映像の編集方法を説明する図。
【図4】 フレームメモリの構成と記憶内容を説明する
図。
【図5】 議長端末装置の構成図。
【図6】 議長端末装置のフレームメモリの構成と記憶
内容を説明する図。
【図7】 発言者識別子を説明する図。
【図8】 同時発言の例を示すタイムチャート。
【図9】 テレビ会議装置を説明する図。
【図10】 第一の実施例での通信会議の接続構成図。
【図11】 第二の実施例での通信会議の接続構成図。
【符号の説明】
101、102、103、104、105 端末装置 106 交換網 107 マルチポイント制御装置 111、201、501 テレビ会議装置 112 符号/復号化装置 113 回線インタフェース部 203、503、909 テレビカメラ 204、504 カメラ出力切り替え器 205、505 光ディスク 206、506、903 モニタ 211、511 制御部 212、512 符号化部 213、513 復号化部 214、514 回線インタフェース部 215、515 画面縮小部 216、516 はめ込み位置指定部 217、517 フレームメモリ 301 編集前の映像情報例 302 編集後の映像情報例 401 入力セレクタ 402 フレームメモリ#1〜#15 403 出力メモリセレクタ 404、518、602 加算器 521、522 編集用光ディスク 601 フレームメモリ 701 発言者識別子 902 ワークステーション 904 マイク 905 スピーカ 906 光ディスク装置 907 フレームメモリ装置 910〜914 通信相手の映像
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月7日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】通信会議方式の接続構成図。
【図2】端末装置の構成図。
【図3】映像の編集方法を説明する図。
【図4】フレームメモリの構成図。
【図5】フレームメモリの記憶内容を説明する図。
【図6】議長端末装置の構成図。
【図7】議長端末装置のフレームメモリの構成と記憶内
容を説明する図。
【図8】発言者識別子を説明する図。
【図9】同時発言の例を示すタイムチャート。
【図10】テレビ会議装置を説明する図。
【図11】第一の実施例での通信会議の接続構成図。
【図12】第二の実施例での通信会議の接続構成図。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図5】
【図2】
【図3】
【図4】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末装置が接続された通信会議方
    式において、 発言者を検知してこれを発言者の端末装置以外の他の端
    末装置に通知する手段を備え、 各端末装置は、 あらかじめ発言者を示す短時間の動画像または複数枚の
    静止画像を蓄積する手段と、 上記発言者の通知により、発言者を短時間の動画像また
    は複数枚の静止画像として繰り返し表示する表示手段と
    を備えたことを特徴とする通信会議方式。
  2. 【請求項2】 各端末装置は、一つの符号/復号化装置
    を備え、 発言者の通知により一人の発言者のみを実時間動画像と
    して表示し、他の発言者にあらかじめ蓄積された短時間
    の動画像を繰り返し表示し、発言しない会議参加者は静
    止画像を表示する手段を備える請求項1記載の通信会議
    方式。
JP3103948A 1991-04-08 1991-04-08 通信会議方式 Pending JPH05137135A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004096384A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd ハンズフリー電話装置
JP2012015974A (ja) * 2010-07-05 2012-01-19 Panasonic Electric Works Co Ltd インターホンシステム
JP2015111935A (ja) * 2015-02-24 2015-06-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 インターホンシステム、インターホン子機及びインターホン親機
CN113873195A (zh) * 2021-08-18 2021-12-31 荣耀终端有限公司 视频会议控制方法、装置和存储介质

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