JPH0513686A - 半導体定電流源回路 - Google Patents

半導体定電流源回路

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JPH0513686A
JPH0513686A JP3167199A JP16719991A JPH0513686A JP H0513686 A JPH0513686 A JP H0513686A JP 3167199 A JP3167199 A JP 3167199A JP 16719991 A JP16719991 A JP 16719991A JP H0513686 A JPH0513686 A JP H0513686A
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JP
Japan
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circuit
constant current
fet
current source
source circuit
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JP3167199A
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Inventor
Masahiro Kato
正裕 加藤
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部バイアス用の端子を必要とせずに、製造
後検査時に良好な電流値を設定しうる低電流源回路を提
供する。 【構成】 FET110と、このFET110のゲート
−ソース間にラダー回路120とを備えている。FET
110は、デプレーション型であり、そのゲートはVSS
即ち電源の負側につながれている。ラダー回路120で
は、多数の抵抗121と多数の溶断可能配線としてのヒ
ューズ122とがラダー状に接続されている。即ち抵抗
121が直列につながれ、その抵抗121の端点を短絡
するようにヒューズ122が接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製造後検査時に調節可
能な、IC用の定電流源回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】IC内部の回路ブロックへ定電流バイア
スを与えるものに、定電流源回路がある。例えば、差動
回路の定電流源要素,直流レベルシフト回路,などに広
く使われている。現在、化合物半導体ICはFET(電
界効果型トランジスタ)が基本構成素子であり、定電流
源回路をFETで構成することが一般的になっている。
このFETで構成した定電流源回路は、FETの飽和領
域での良好なドレイン電流特性を利用するもので、回路
構成が非常に簡単になるという利点がある。図5ないし
図8に示すような回路で構成され、飽和領域においてド
レイン電流(以下、ID )が一定値になることを利用し
ている。
【0003】図5に示す回路は最も簡単なもので、デプ
レーション型FET510のゲ−トとソースとを短絡し
た時(ゼロバイアス時)の飽和領域のドレイン電流(以
下、IDSS )が定電流源回路の電流値となっている。こ
の図において、VSSは電源の負側をあらわしており、I
DSS の電流が吸い込まれていることを示している。図6
に示す回路は、デプレーション型FET610のゲ−ト
とソースとの間に抵抗620をいれた自己バイアス型の
回路であり、この定電流源回路の電流値は、FETの伝
達静特性(ID −VGS特性)及び抵抗値rにより「VGS
=−r×ID 」となるID であたえられ、FETはVGS
<0なるバイアス条件となる。このバイアス条件にて、
FETの出力コンダクタンス(gd )を小さくすること
ができる場合に、図5の回路と比較してより性能の良い
定電流源回路となる。この図では、ID の電流が吸い込
まれていることを示している。図7に示す定電流源回路
は、ICに外部バイアス用の端子730を設け、この端
子に外部から所定のゲートバイアス電圧を加えるように
したものであり、図8は、図7の回路でゲートバイアス
電圧を、外部印加電圧とVSS電位間を抵抗840,85
0で分圧して与えるようにしたものである。これらは、
デプレーション型,エンハンスメント型のいずれのFE
Tも用いることができ、2電源型の定電流源回路となっ
ている。これらの図の回路では、伝達静特性及びゲート
−ソース間電圧(以下、VGS)できまるID の電流が吸
い込まれる回路である。
【0004】これらFETで構成した定電流源回路は、
少ない素子数で構成できるという特徴がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年化合物半導体IC
の開発が盛んであり、その集積度も向上しつつある。I
Cにおいて定電流源は基本的な回路要素であり、FET
を基本素子として用いる化合物半導体ICでも定電流源
手段は重要である。FETを用いて上記の様に構成され
る定電流源であるが、化合物半導体ICでは、様々な原
因によりIDSS の制御性が困難でそのバラツキも大きい
ことが問題となっている。図5、図6の回路はIDSS
バラツキの影響を受けやすいため、IC内部の他の回路
ブロックへの定電流バイアスがばらついて歩留が低下す
る。図7、図8の回路は外部印加電圧により、電流を調
整することが可能であるが、外部バイアス用の端子が必
要であり、ユーザー側での微調整が必要である。このよ
うな背景で特に化合物半導体ICにおいては、製造後検
査時に所望する最適電流値に調整可能で、余分な外部調
整端子を必要としない定電流源回路手段が要望されてい
た。
【0006】本発明は、前述した点に鑑み、ICに外部
バイアス用の端子を必要とせずに、製造後検査時に良好
な電流値を設定しうる半導体定電流源回路を提供するこ
とをその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、FETと、こ
のFETのゲート−ソース間に、複数の抵抗と複数の溶
断可能配線又は複数の接続手段取り付け部(例えば接続
配線用パッドなど)とからなるラダー回路とを備えてい
る。
【0008】
【作用】ラダー回路の複数の溶断可能配線を必要に応じ
て、切断し若しくは接続手段取り付け部を接続用配線で
接続して、ラダー回路内部が切断又は接続されることに
より、ラダー回路がつくる抵抗値が変わる。即ちFET
のゲート−ソース間の抵抗が変わることにより、FET
のバイアス点が変わりドレイン−ソース間即ち定電流源
回路の電流が変わり、良好な電流値に調整される。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図4を用いて説明
する。図1には、本発明の第1実施例の定電流源回路が
示されている。この図1の定電流源回路は、FET11
0と、このFET110のゲート−ソース間にラダー回
路120とを備えている。FET110は、デプレーシ
ョン型であり、そのゲートはVSS即ち電源の負側につな
がれている。ラダー回路120では、多数の抵抗121
と多数の溶断可能配線としてのヒューズ122とがラダ
ー状に接続されている。即ち抵抗121が直列につなが
れ、その抵抗121の端点を短絡するようにヒューズ1
22が接続されている。ここで、抵抗121について同
じ符号「121」が用いられているが、各抵抗の大きさ
は必ずしも同じではない。
【0010】この定電流源回路の調整は、レーザ溶断な
どの方法によりヒューズ122を切断しラダー回路12
0の抵抗値を変化させることでなされている。もう少し
詳しく説明すると、製造工程の後の検査において、レー
ザ溶断などでヒューズ122は図の左から順番に切断さ
れて行く。ラダー回路120の抵抗値が大きくなるとと
もに、定電流源回路の電流は小さくなる。所望の電流値
になるとヒューズ122の切断が終了し、このICはパ
ッケージングされて製品として出荷される。これは、図
2に示すような自己バイアス回路で、ソースに接続され
直列につながれている抵抗221の端点のうち所望の電
流値になるものをVSSにつなぐのと等価である。
【0011】このような製造後検査段階で定電流源回路
の調整により、FETのバラツキを吸収できるので、製
造の歩留が向上し、プロセスマージンが大きくなる。特
に、FETの特性制御の難しいGaAs,InP系の化
合物半導体FET回路に有用である。また、ユーザー側
での調整は不要になり、図7,図8に示した回路のよう
な外部バイアス用の端子を設ける必要がなく、ICパッ
ケージの端子数が少なくてすむようになる。この電流源
回路は、IC内にモノシリックに作られているので、F
ET差動増幅回路,直流レベルシフト回路,など幅広く
応用可能である。
【0012】つぎに、本発明の第2実施例について説明
する。
【0013】図3の第2実施例の定電流源回路は、ラダ
ー回路320において、抵抗121及びヒューズ122
が直列につながれた回路が並列に接続されている点に特
徴を有している。この定電流源回路の調整においても、
前述した第1実施例と同様、ヒューズを切断しラダー回
路320の抵抗値を変化させている。これは、図4に示
すような回路で、ソースに接続されている抵抗の端点の
うち所望の電流値になるものをVSSにつなぐのと等価で
ある。
【0014】本発明は、前述した実施例だけでなく様々
な変形が可能である。
【0015】ラダー回路について、図1,図3で抵抗と
ヒューズとを入れ替えても、FETのゲート,ソースに
つながる接続を逆にしても同じ動作をする。ラダー回路
の構成は、ヒューズによりラダー回路の抵抗値を変化さ
せうるものであれば良い。また、ラダー回路の抵抗値を
変える方法として、ヒューズを用いた溶断可能配線手段
について説明したが、ヒューズなどにかえて、接続手段
取付部として設けたICパッドとその間のワイアボンド
など接続用配線を用いても構成することができる。この
ときは、若干調整の仕方が異なるが原理的には同等であ
る。この点について図1を用い、ヒューズ122をIC
パッド及びワイアボンドにおきかえて説明する。図1の
ラダー回路のICパッド122は、調整前はワイアボン
ドで接続されておらずその回路は切断されたものとなっ
ていて、調整時においてICパッド122がこのワイア
ボンドで右側から順次接続されてゆく。ラダー回路の抵
抗値が減少するとともに、定電流源回路の電流は大きく
なり、所望の電流値になるとワイアボンドの接続を終了
する、という調整をする。もちろん、予め最適な電流値
となるICパッドを調べ、その部分のみをワイヤ接続し
てもよい。このように、この例では、調整時の電流値の
変化の方向が異なるだけでほぼ同じものになっている。
この接続手段取付部による構成でも、ラダー回路の抵抗
値を変化させうるものであれば良く、様々な構成が可能
である。
【0016】抵抗については、金属薄膜抵抗が用いられ
るのが一般的なのであるが、FETを飽和領域で使用す
るのであまり大きな値のものは望ましくなく、FETに
良好なバイアス点を与えうるものであれば材質は問わな
い。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、製
造後検査時にラダー回路の抵抗値を変化させることで、
所望値に定電流源回路の電流が調整されて、FETのバ
ラツキをその調整によって吸収できるので、プロセスマ
ージンが向上し、ICの製造歩留が向上する。また、ユ
ーザー側での調整は不要になり、調整用の外部バイアス
用の端子といった余分な端子を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の回路図
【図2】本発明の第1実施例の動作説明の回路図
【図3】本発明の第2実施例の回路図
【図4】本発明の第2実施例の動作説明の回路図
【図5】従来例の回路図
【図6】従来例の回路図
【図7】従来例の回路図
【図8】従来例の回路図
【符号の説明】
110…FET 120…ラダー回路 121…抵抗 122…ヒューズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/04 V 8427−4M

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FETと、このFETのゲート−ソース
    間に、複数の抵抗及び溶断可能配線からなるラダー回路
    とを備えたことを特徴とした半導体定電流源回路。
  2. 【請求項2】 FETと、このFETのゲート−ソース
    間に、複数の抵抗及び接続手段取付部からなるラダー回
    路とを備えたことを特徴とした半導体定電流源回路。
JP3167199A 1991-07-08 1991-07-08 半導体定電流源回路 Pending JPH0513686A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005175418A (ja) * 2003-11-19 2005-06-30 Canon Inc 光電変換装置
JP2007005468A (ja) * 2005-06-22 2007-01-11 Ricoh Co Ltd 半導体装置
US7535286B2 (en) 2004-02-05 2009-05-19 Nec Electronics Corporation Constant current source apparatus including two series depletion-type MOS transistors
US9390812B2 (en) 2014-07-01 2016-07-12 Samsung Electronics Co., Ltd. E-fuse test device and semiconductor device including the same

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