JPH05136763A - 誤り訂正通信方式 - Google Patents

誤り訂正通信方式

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JPH05136763A
JPH05136763A JP29693491A JP29693491A JPH05136763A JP H05136763 A JPH05136763 A JP H05136763A JP 29693491 A JP29693491 A JP 29693491A JP 29693491 A JP29693491 A JP 29693491A JP H05136763 A JPH05136763 A JP H05136763A
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JP
Japan
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data
redundancy
error correction
decoder
detector
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Withdrawn
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JP29693491A
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English (en)
Inventor
Makoto Uchijima
誠 内島
Makoto Yoshida
吉田  誠
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝送するデータの信頼性向上のための誤り訂
正通信方式に関し、データの出現確率が等しく無く冗長
性を持ったデータにおいても誤り訂正を可能とする通信
方式を提供することを目的とする。 【構成】 送信側においては符号化データ又は情報源デ
ータ、受信側においては受信データ、符号化データ、又
は情報源データに対して冗長度検出器により冗長度を検
出し、この冗長度に基づいてデータの復号化を行うよう
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誤り訂正通信方式に関
し、特に伝送するデータの信頼性向上のための誤り訂正
通信方式に関するものである。
【0002】近年の通信手段の発達により、伝送される
データ量が膨大になるにつれてデータの質が問題になる
が、データの誤りは、情報発生源において起きる場合と
伝送制御装置や通信制御装置等のデータの伝送系におい
て起きる場合とがあり、少なくとも後者の機械系による
データ誤りを訂正制御することが求められている。
【0003】
【従来の技術】現在、最もデータの信頼性を向上させる
誤り訂正通信方式としてビタビ復号方式やシーケンシャ
ル復号方式等に代表される(準)最尤復号法が知られて
おり、以下にこの最尤復号法のアルゴリズムを説明す
る。
【0004】図12に示す一般的な通信システムの概念
図において、m個の信号(以下、データと称する)xi
(i=0, 1, ……, m-1) を符号とする符号系が伝送路
における騒音nにより受信データyとして受信されたと
すると、 y=xi +n ・・・(1) の関係に有る。
【0005】上記システムにおいて受信データyを受信
したときに送信データxi が送信された確率は、 p= (xi |y) =p(xi )×p(y|xi )/p(y) ・・・(2) で表される。
【0006】また、伝送路の雑音特性をガウス分布と仮
定すると、雑音の発生する確率は、 p=(y|xi)=A×exp(−d2 (xi ,y)×k/(2×σ2 )) ・・・(3) で表される。ここで、 A=1/(√(2×π)×σ):振幅 ・・・(4) σ2 :雑音分布の分散 ・・・(5) k:データの次元 ・・・(6) d(xi ,y):xi とyの符号距離 ・・・(7) である。
【0007】最尤復号法とは、受信データyが受信され
たときには確率p(xi |y)を符号系のすべてのiに
ついて計算し、その最大値 p(xi |y)=maxp(xi |y) ・・・(8) を与えるxi を送信データと判定するものである。
【0008】但し、p(xi |y)の最大値を比較する
ことは、その相対的な関係が損なわなければ各値の絶対
値を知る必要はない。そこで、式(2) の両辺に対数をと
ると、 loge p(xi |y) = loge p(xi )+ loge p(y|xi )− loge p(y) = loge p(xi )+ loge A−d2 (xi ,y)×k/(2×σ2 ) − loge p(y) ・・・(9) となる。
【0009】更に、全てに共通する loge A及び loge
p(y)は省略可能であるから、式(9) の右辺は、 loge p(xi )−d2 (xi ,y)×k/(2×σ2 ) ・・・(10) となり、この両項の大小を比較すればよい。
【0010】ここで、正負の符号を逆転させて逆数をと
り、 di =d2 (xi ,y)−(2×σ2 /k)× loge p(xi )・・・(11) と置くと、データyが受信されたときには符号距離
0 ,d1 ,・・・,dm-1 を計算し、その最小値(最
小パスメトリック値)がdj であれば送信データはx j
であったと判定すればよい。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の最尤
復号法においては式(11)の第二項(オフセット項)、つ
まり各データの所定論理値、例えばデータ“1”の出現
確率が等しいランダム信号と仮定し(即ち、最悪の場合
に対応しておけばよいと仮定し)、この項を省くことで
符号間距離のみの比較を行っていたが、情報源は必ずし
もランダム信号ではなく出現確率が等しく無いという冗
長性を持っている。
【0012】従って本発明は、データの出現確率が等し
く無く冗長性を持ったデータにおいても誤り訂正を可能
とする通信方式を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明では冗長
性を持ったデータの出現確率、つまり情報源データのエ
ントロピーを考慮して最尤復号化を行うことに着目した
もので、まず情報源データのエントロピーについて説明
する。
【0014】情報源データのエントロピーは以下のよう
に定義される。 H=−Σpi × logx (pi ) ・・・(12) ここで、 pi :各データの出現確率 ・・・(13) x :情報量の単位(x=2のときビットと呼ぶ) ・・・(14) である。
【0015】以下、簡単化のため送信データを(0,
1)の2値ディジタルデータ(x=2)とする。情報源
がランダムであれば、各データの出現確率は等しく、 p0 =p1 =0.5 ・・・(15) となるため、このときのエントロピーは H(p0=0.5 )=−0.5 × log2(0.5 )−0.5 × log2(0.5 ) =1.00(ビット) ・・・(16) となる。
【0016】例えば、データ(0,1)の出現確率を
(p0,p1)〔p1 =1−p0 〕とし、(p0,p1 )=
(0.7, 0.3)とすれば、 H(p0=0.7 )=−0.7 × log2(0.7 )−0.3 × log2(0.3 ) =0.88(ビット) ・・・(17) で与えられ、これとデータの出現確率がランダムである
時との情報量の差は、 I(0.5, 0.7)=H(p0=0.5 )−H(p0=0.7 ) =1.00−0.88 =0.12(ビット) ・・・(18) となり、これが冗長度となる。
【0017】つまり、情報源のデータ(0,1)の出現
確率に偏りがあればあるほど、この冗長度は大きくな
る。
【0018】従って本発明では、冗長度検出器を用いて
データの冗長度を検出し、これを符号化されたデータと
共に送信し、受信側でこの冗長度に応じて復号化を行う
か、又は受信側独自にデータの冗長度を検出して復号化
を行うことにより、最尤復号化を以下のような種々の誤
り訂正通信方式により実現するものである。
【0019】送信側(その1:図1) 図1(a) に示す本発明に係る誤り訂正通信方式の送信側
(送信機)は、情報源データを符号化する符号化器1
と、該符号化器1からの符号化データの一方の論理値の
ビットの出現確率を示す冗長度を検出する冗長度検出器
2と、該冗長度検出器2での処理遅延時間分だけ該符号
化データを遅延させるための遅延器3と、該冗長度検出
器3からの冗長度データと該遅延器3からの該符号化デ
ータとを合成して送信データとする合成器4と、該送信
データを変調して送信波として送信する変調器5と、を
備えている。
【0020】この送信側の動作においては、情報源デー
タは符号化器1で符号化されて冗長度検出器2に送ら
れ、ここで符号化データの冗長度(例えば“1”と
“0”の出現確率、ワード単位で見た場合の振幅方向の
分布等であり、以下の各データに関しても同様であ
る。)が検出される。そして、この冗長度データは遅延
器3で遅延された符号化データと共に合成器4で合成
(多重化)されて同図(b) に示すようなフォーマットの
送信データとなり、変調器5により変調されて送信波と
して送信される。
【0021】送信側(その2:図2) 図2(a) に示す本発明に係る誤り訂正通信方式の送信側
は、情報源データを符号化する符号化器1と、該情報源
データの一方の論理値のビットの出現確率を示す冗長度
を検出する冗長度検出器2と、該冗長度検出器2での処
理遅延時間分だけ該符号化データを遅延させるための遅
延器3と、該冗長度検出器2からの冗長度データと該遅
延器3からの該符号化データとを合成して送信データと
する合成器4と、該送信データを変調して送信波として
送信する変調器5とを備えている。
【0022】この送信側の動作においては、図1とは異
なり、冗長度検出器2が符号化データでなく情報源デー
タから冗長度を検出し、この冗長度データは遅延器3で
遅延された符号化データと共に合成器4で合成されて同
図(b) に示すような同様の送信データとして送信され
る。
【0023】受信側(その1:図3) 上記の図1及び図2に示された送信側から送信された符
号化データと冗長度データとの多重化されたデータを受
信する本発明の誤り訂正通信方式の受信側では、図3に
示すように、受信波から受信データを復調する復調器1
1と、該受信データを該符号化データと該冗長度データ
とに選別する選別器12と、該冗長度データに従って該
選別器12からの該符号化データを復号化する復号化器
13と、を備えている。
【0024】この受信側の動作においては、受信波から
復調器11により受信データが復調されて選別器12に
送られると、選別器12はその受信データから図1(b)
及び図2(b) に示された符号化データと冗長度データと
に分離して共に復号化器13に与える。そして、復号化
器13では、該冗長度データに従って該符号化データを
復号化する。
【0025】従って、この冗長度を誤り訂正復号化に供
することによりデータの伝送回線の品質を向上させるこ
とができる。
【0026】受信側(その2:図4) 上記の図3の受信側は冗長度データを送信側から受信し
ているが、図4(及びこれ以降の)に示す受信側では送
信側の如何を問わずに冗長度データを自局で作り出すも
のであり、受信波から受信データを復調する復調器11
と、該受信データの一方の論理値のビットの出現確率を
示す冗長度を検出する冗長度検出器14と、該冗長度検
出器14での処理遅延時間分だけ該受信データを遅延さ
せるための遅延器15と、該冗長度データに従って該遅
延器15からの該受信データを復号化する復号化器13
と、を備えている。
【0027】この受信側の動作においては、同図(b) に
示すように、受信波から復調器11で受信データを復調
した後、この受信データからその冗長度を冗長度検出器
14で検出する。この冗長度データは遅延器15を経由
した受信データと共に復号化器13に同一タイミングで
送られ、この冗長度データに従って該受信データを復号
化する。
【0028】従って、送信側から冗長度データを送る必
要無く受信側のみで検出した冗長度により誤り訂正復号
化を行うことができる。
【0029】受信側(その3:図5) 図5に示す受信側では、図4の受信側において、受信デ
ータを復号化してから該冗長度検出器14に与えるため
の第2の復号化器16を更に設けたものであり、この場
合、遅延器15が該第2の復号化器16及び該冗長度検
出器14での加算した処理遅延時間分だけ該受信データ
を遅延させている。
【0030】即ち、図5(b) に示すように、受信波から
復調器11で受信データを復調した後、この受信データ
を第2の復号化器16において復号化して冗長度検出器
14に与えると、冗長度検出器14では、その復号化さ
れたデータ(情報源データに相当するデータ)から冗長
度を検出し、その冗長度データを、遅延器15を経由し
た受信データと共に復号化器13(第1の復号化器)に
同一タイミングで送り、この冗長度データに従って該受
信データを復号化している。
【0031】受信側(その4:図6) 図6に示す受信側では、図5の受信側において、第2の
復号化器16と冗長度検出器14との間に符号化器17
を更に設けたもので、遅延器15は第2の復号化器1
6、符号化器17及び冗長度検出器14での加算した処
理遅延時間分だけ受信データを遅延させたものである。
【0032】即ち、図6(b) に示すように、受信波から
復調器11で受信データを復調した後、この受信データ
を第2の復号化器16において復号化して情報源データ
に相当するデータに変換した後、このデータを符号化器
17で符号化した上で冗長度検出器14に与えると、冗
長度検出器14では、その符号化されたデータから冗長
度を検出し、その冗長度データを、遅延器15を経由し
た受信データと共に復号化器13(第1の復号化器)に
同一タイミングで送り、この冗長度データに従って該受
信データを復号化している。
【0033】受信側(その5:図7) 図7に示す受信側では、誤り訂正符号が組織符号となっ
ている場合、図5の受信側において、第2の復号化器1
6の代わりに受信データから情報源データを選別する選
別器18を設けたものである。
【0034】即ち、図7(b) に示すように、受信波から
復調器11で受信データを復調した後、この受信データ
の誤り訂正符号が例えばビタビ復号のような非組織符号
のものでなくBCHのような選別可能な組織符号である
場合には、この受信データから選別器18において送信
側の情報源データを取り出した後、この情報源データか
ら冗長度検出器14で冗長度を検出し、この冗長度デー
タを遅延器15を経由した受信データと共に復号化器1
3に同一タイミングで送り、この冗長度データに従って
受信データを復号化している。
【0035】受信側(その6:図8) 図8に示す受信側では、図6の受信側において、第2の
復号化器16の代わりに受信データから誤り訂正符号が
組織符号となっている情報源データを選別する選別器1
8を設けたものである。
【0036】即ち、図8(b) に示すように、受信波から
復調器11で受信データを復調した後、この受信データ
の誤り訂正符号が組織符号である場合には、この受信デ
ータから選別器18において送信側の情報源データを取
り出した後、この情報源データを一旦符号化器17で符
号化した後、この符号化データから冗長度検出器14で
冗長度を検出し、この冗長度データを遅延器15を経由
した受信データと共に復号化器13に同一タイミングで
送り、この冗長度データに従って受信データを復号化し
ている。
【0037】受信側(その7:図9) 図9に示す受信側では、誤り訂正符号が簡易復号化可能
な符号になっている場合、図5の受信側において、第2
の復号化器16の代わりに受信データから報源データを
復号化する簡易復号化器19を設けたものである。
【0038】即ち、図9(b) に示すように、受信波から
復調器11で受信データを復調した後、この受信データ
の誤り訂正符号がQLI符号等の簡易復号化可能な符号
になっている場合には、この受信データから簡易復号化
器19において送信側の情報源データを取り出した後、
この情報源データから冗長度検出器14で冗長度を検出
し、この冗長度データを遅延器15を経由した受信デー
タと共に復号化器13に同一タイミングで送り、この冗
長度データに従って受信データを復号化している。
【0039】受信側(その8:図10) 図10に示す受信側では、図6の受信側において、第2
の復号化器16の代わりに受信データから誤り訂正符号
が簡易復号化可能な符号になっている情報源データを復
号化する簡易復号化器19を設けたものである。
【0040】即ち、図10(b) に示すように、受信波か
ら復調器11で受信データを復調した後、この受信デー
タの誤り訂正符号が組織符号である場合には、この受信
データから簡易復号化器19において送信側の情報源デ
ータを取り出した後、この情報源データを一旦符号化器
17で符号化した後、この符号化データから冗長度検出
器14で冗長度を検出し、この冗長度データを遅延器1
5を経由した受信データと共に復号化器13に同一タイ
ミングで送り、この冗長度データに従って受信データを
復号化している。
【0041】このように、送信側においては符号化デー
タ又は情報源データ、受信側においては受信データ、符
号化データ、又は情報源データに対して冗長度を検出
し、この冗長度に基づいて復号化を行うことができるの
で、伝送回線の品質の向上に寄与することができる。
【0042】
【実施例】図11は、上記の図1〜図10に示した本発
明に係る誤り訂正通信方式に用いる冗長度検出器2,1
4の一実施例を示したもので、21は入力データの内の
データ“1”をスタート信号によりカウントするカウン
タ、22はやはりスタート信号により送信機又は誤り訂
正通信方式内部で生成されたビットクロック(送−誤り
訂正通信方式間で同期している)をカウントするカウン
タ、23はカウンタ21でカウントされたデータ“1”
の数に応じてデータ“1”の出現確率を出力するRO
M、そして、24はカウンタ22が所定カウントした時
点で冗長度データとして復号化器等へ送るためのラッチ
回路としてのD−FF(フリップフロップ)である。
【0043】このような構成の冗長度検出器の動作にお
いては、スタート信号が2つのカウンタ21,22に与
えられると、それぞれカウントを開始するが、カウンタ
22が一定時間に相当するカウント値に達したとき、そ
の出力信号によりカウンタ21は“1”の入力データの
カウントを停止する。
【0044】このときのデータ“1”の数がROM23
に与えられるが、種々のデータ数に応じた出現確率(こ
れは情報源データのエントロピーと等価である)を予め
記憶しているROM23はその数に応じた出現確率を出
力する。この出現確率は、上記の一定時間内で出現し得
るデータ“1”の最大総数Mで実際にカウンタ21から
出力されたデータ“1”の数Nを割った値N/Mで表さ
れるものである。従って、ROM23は割算器でもよ
い。
【0045】そして、この出現確率を示すデータ(並列
データ)N/MはD−FF24でカウンタ22の出力ク
ロックによりラッチされて冗長度データとして例えば図
3に示した復号化器13に与えられることとなる。
【0046】また、上記の各実施例において用いた復号
化器13については、次のような演算が実行される。
【0047】即ち、式(11)に関して説明したように、最
小パスメトリック値を与えるパス(最小パス)を送信符
号系列と見做すので、この最小パスを決定するパスメト
リック値に情報源データ(0,1)の出現確率(エント
ロピー)によるオフセットを加えれば復号化能力を向上
させることができる。
【0048】従って、例えばビタビ復号においては上記
の式(11)の第一項のd(xi ,y)はパスメトリック値
に対応しているので、第二項によって示されるオフセッ
トはパスメトリック値計算に用いる入力データに対する
出現確率、つまり情報源データの出現確率そのものとな
る。
【0049】ここで、式(11)において、入力データは一
次元であるから、k=1となり、また、雑音の分散σ2
は信号のS/N比、つまり回線品質Eb /No から導出
される。 σ2 =P×P/(2×10Eb/No/10) ・・・(19) 但し、Pは入力信号の振幅である。
【0050】従って、式(11)は、 di =d2 (xi ,y)−(2×σ2 /k)× loge p(xi ) =(パスメトリック値)2 −2×σ2 × loge p(xi ) ・・・(20) となり、第二項中のp(xi )が出現確率を示すことに
なり、以て最小パスメトリック値di が求められ、送信
符号系列が求められる。
【0051】尚、このような演算は通常のソフトウェア
により実現することができる。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明に係る誤り訂正通信
方式によれば、送信側においては符号化データ又は情報
源データ、受信側においては受信データ、符号化デー
タ、又は情報源データに対して冗長度検出器により冗長
度を検出し、この冗長度に基づいてデータの復号化を行
うように構成したので、情報源がランダムでなく冗長度
を有する多くの場合において最尤復号化法を効率良く実
行することができ、伝送回線の品質の向上に寄与するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る誤り訂正通信方式における送信側
(その1)の構成と送信データフォーマットを示したブ
ロック図である。
【図2】本発明に係る誤り訂正通信方式における送信側
(その2)の構成と送信データフォーマットを示したブ
ロック図である。
【図3】本発明に係る誤り訂正通信方式における受信側
(その1)の構成を示したブロック図である。
【図4】本発明に係る誤り訂正通信方式における受信側
(その2)の構成と各データフォーマットを示したブロ
ック図である。
【図5】本発明に係る誤り訂正通信方式における受信側
(その3)の構成と各データフォーマットを示したブロ
ック図である。
【図6】本発明に係る誤り訂正通信方式における受信側
(その4)の構成と各データフォーマットを示したブロ
ック図である。
【図7】本発明に係る誤り訂正通信方式における受信側
(その5)の構成と各データフォーマットを示したブロ
ック図である。
【図8】本発明に係る誤り訂正通信方式における受信側
(その6)の構成と各データフォーマットを示したブロ
ック図である。
【図9】本発明に係る誤り訂正通信方式における受信側
(その7)の構成と各データフォーマットを示したブロ
ック図である。
【図10】本発明に係る誤り訂正通信方式における受信
側(その8)の構成と各データフォーマットを示したブ
ロック図である。
【図11】本発明に係る誤り訂正通信方式に用いる冗長
度検出器の一実施例を示したブロック図である。
【図12】従来より知られている最尤復号化法を説明す
るための図である。
【符号の説明】 1,17 符号化器 2,14 冗長度検出器 3,15 遅延器 4 合成器 5 変調器 11 復調器 12,18 選別器 13,16 復号化器 図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報源データを符号化する符号化器(1)
    と、 該符号化器(1) からの符号化データの一方の論理値のビ
    ットの出現確率を示す冗長度を検出する冗長度検出器
    (2) と、 該冗長度検出器(2) での処理遅延時間分だけ該符号化デ
    ータを遅延させるための遅延器(3) と、 該冗長度検出器(3) からの冗長度データと該遅延器(3)
    からの該符号化データとを合成して送信データとする合
    成器(4) と、 該送信データを変調して送信波として送信する変調器
    (5) と、 を送信側に備えたことを特徴とする誤り訂正通信方式。
  2. 【請求項2】 情報源データを符号化する符号化器(1)
    と、 該情報源データの一方の論理値のビットの出現確率を示
    す冗長度を検出する冗長度検出器(2) と、 該冗長度検出器(2) での処理遅延時間分だけ該符号化デ
    ータを遅延させるための遅延器(3) と、 該冗長度検出器(2) からの冗長度データと該遅延器(3)
    からの該符号化データとを合成して送信データとする合
    成器(4) と、 該送信データを変調して送信波として送信する変調器
    (5) と、 を送信側に備えたことを特徴とする誤り訂正通信方式。
  3. 【請求項3】 受信波から受信データを復調する復調器
    (11)と、 該受信データを該符号化データと該冗長度データとに選
    別する選別器(12)と、 該冗長度データに従って該選別器(12)からの該符号化デ
    ータを復号化する復号化器(13)と、 を受信側に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記
    載の誤り訂正通信方式。
  4. 【請求項4】 受信波から受信データを復調する復調器
    (11)と、 該受信データの一方の論理値のビットの出現確率を示す
    冗長度を検出する冗長度検出器(14)と、 該冗長度検出器(14)での処理遅延時間分だけ該受信デー
    タを遅延させるための遅延器(15)と、 該冗長度データに従って該遅延器(15)からの該受信デー
    タを復号化する復号化器(13)と、 を備えたことを特徴とする誤り訂正通信方式。
  5. 【請求項5】 該受信データを復号化してから該冗長度
    検出器(14)に与えるための第2の復号化器(16)を更に設
    け、該遅延器(15)が該第2の復号化器(16)及び該冗長度
    検出器(14)での加算した処理遅延時間分だけ該受信デー
    タを遅延させることを特徴とする請求項4に記載の誤り
    訂正通信方式。
  6. 【請求項6】 該第2の復号化器(16)と該冗長度検出器
    (14)との間に符号化器(17)を更に設け、該遅延器(15)が
    該第2の復号化器(16)、該符号化器(17)及び該冗長度検
    出器(14)での加算した処理遅延時間分だけ該受信データ
    を遅延させることを特徴とする請求項5に記載の誤り訂
    正通信方式。
  7. 【請求項7】 該第2の復号化器(16)の代わりに該受信
    データから誤り訂正符号が組織符号となっている情報源
    データを選別する選別器(18)を設けたことを特徴とする
    請求項5又は6に記載の誤り訂正通信方式。
  8. 【請求項8】 該第2の復号化器(16)の代わりに該受信
    データから誤り訂正符号が簡易復号化可能な情報源デー
    タを復号化する簡易復号化器(19)を設けたことを特徴と
    する請求項5又は6に記載の誤り訂正通信方式。
  9. 【請求項9】 該冗長度が該出現確率の代わりにワード
    単位で見た場合の振幅方向の分布であることを特徴とし
    た請求項1乃至9のいずれかに記載の誤り訂正通信方
    式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111475839A (zh) * 2020-04-06 2020-07-31 华中科技大学 一种用于不可信环境的冗余数据编码方法、存储介质

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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