JPH0513643U

JPH0513643U - 鋳造用湯道スリーブの固定具

Info

Publication number: JPH0513643U
Application number: JP9011891U
Authority: JP
Inventors: 喜穂大田; 成穂富岡
Original assignee: 株式会社大田鋳造所
Priority date: 1991-08-09
Filing date: 1991-08-09
Publication date: 1993-02-23

Abstract

(57)【要約】［目的］鋳造用湯道スリーブの固定における作業を簡
単、容易に行なうことができる固定具を提供することに
ある。［構成］鋳造用湯道スリーブを木型及び木型定盤に固
定する、スリットの入った裏面が粘着性のある帯状の固
定具。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、鋳造用湯道スリーブの固定具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、鋳造用湯道スリーブの固定には、図３に示すように鋳造用湯道スリーブ（４）の内径に合わせたボス（７）が木型（５）及び木型定盤（６）にあらかじめ設置して、そこへ鋳造用湯道スリーブ（４）をはめ込んで固定していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、上記のような形態では、木型（５）及び木型定盤（６）にボス（７）を設置するために、取り付け作業が必要であった。また、一度ボス（７）を木型（５）及び木型定盤（６）に設置すると、鋳造用湯道スリーブ（４）の固定場所が決まるため、他の場所へ鋳造用湯道スリーブ（４）を移動する場合、改めてボス（７）を設置するための作業が必要であった。本考案は、上記の問題点に鑑みなされたもので、鋳造用湯道スリーブの固定における作業を簡単、容易に行なうことができる固定具を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するために本考案は、鋳造用湯道スリーブ（４）を木型（５）及び木型定盤（６）に固定する、スリット（２）の入った裏面（３）が粘着性のある帯状の固定具である。

【０００５】

【作用】

本考案は、鋳造用湯道スリーブ（４）の先端に固定具（１）のスリット（２）の入っていない片側部分を貼り付けるようにして、鋳造用湯道スリーブ（４）を固定するものである。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図１に示すように、この固定具（１）は、紙などの燃えやすく、裏面（３）は粘着性のある素材で、帯状に構成し、片側部分には、スリット（２）を数か所入れる。なお、この使用例として図２に示すように、鋳造用湯道スリーブ（４）の先端に固定具（１）のスリット（２）の入ってない片側部分を取り巻くように貼り付けることで、スリット（２）の入った片側部分が広がり、振動テーブルあるいは、固定テーブル（図示せず）上に設置した、木型（５）及び木型定盤（６）の取り付け場所へ貼り付けて固定するものであり、位置を変更する場合は再度固定具ははがして貼り付けるものである。

【０００７】

【考案の効果】

以上、本考案は、次に記載する効果を奏する。固定具を使用することにより、振動させて造型する際も鋳造用湯道スリーブが木型及び木型定盤から離脱することなく確実に保持できる。また、鋳造用湯道スリーブを移動する場合も再度はがして貼り付けるだけでよく、作業効率を大幅に向上させる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一部をめくった正面図である。

【図２】本考案の使用状態を示す斜視図である。

【図３】従来例を示す断面図である。

【符号の説明】

１−−−固定具２−−−スリット３−−−裏面４−−−鋳造用湯道スリーブ５−−−木型６−−−木型定盤７−−−ボス

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】鋳造用湯道スリーブ（４）を木型（５）
及び木型定盤（６）に固定する、スリット（２）の入っ
た裏面（３）が粘着性のある帯状の固定具。