JPH0513641A - ヒートシンク付半導体リードフレーム材 - Google Patents

ヒートシンク付半導体リードフレーム材

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Publication number
JPH0513641A
JPH0513641A JP15844791A JP15844791A JPH0513641A JP H0513641 A JPH0513641 A JP H0513641A JP 15844791 A JP15844791 A JP 15844791A JP 15844791 A JP15844791 A JP 15844791A JP H0513641 A JPH0513641 A JP H0513641A
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JP
Japan
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heat sink
strip
lead
lead frame
thickness
Prior art date
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Pending
Application number
JP15844791A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Abe
元 阿部
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Publication of JPH0513641A publication Critical patent/JPH0513641A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ヒートシンク部の4方向にリード部を確保して
多ピン用のICリードフレームとして利用できるように
する。 【構成】リードフレーム材は、板厚の大なる厚板部分か
らなるヒートシンク部2と、板厚の小なる薄板部からな
るリード部4とからなり、板幅方向だけでなく長手方向
にも板厚が異なる部分をもつ。基材となる金属条材1の
片面に、ヒートシンク部2として機能する条材厚以上の
厚みを有する金属片3を取り付ける。金属片3は条材1
のいずれの縁にも、また相隣る他の金属片3にも接触せ
ず、金属片3の周囲がリード部4で囲まれるようにす
る。金属片3を条材1に拡散接合によって一体化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体の熱エネルギを吸
収するヒートシンクを備えたヒートシンク付半導体リー
ドフレーム材に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体の高出力化、高集積化に伴い熱放
散の優れたヒートシンクをパッケージ中に埋め込むこと
が考えられている。その一例として、リードフレームを
単一板厚とするのではなく、ヒートシンクとリードフレ
ームとを一体化して板厚を異ならせたものが提案されて
いる。これは、基材となる条材断面において板厚の異な
る部分を有し、板幅方向にのみ板厚の異なる部分を長手
方向に連続して有する異形断面条から形成される。この
異形断面条の断面形状には、幅方向片側或いは両側に板
厚の小なる薄板部を、他側或いは中央に板厚の大なる厚
板部をもつものがある。
【0003】このような異形断面条の製法としては、例
えば中央に厚板部、両側に薄板部をもつ異形断面条の場
合には、成形加工時、上側のワークロールに中央に溝の
ついた溝付ロールを用いて、この溝部両側を圧延部、溝
内を未圧延部となるように圧延して、未圧延部をヒート
シンク部となる厚板部、圧延部をリード部となる薄板部
とする成形方法がある。
【0004】しかし、この方法では条材の両側に、長手
方向に連続した薄板部分を形成することは可能である
が、ヒートシンクとして機能する厚板部を条材の長手方
向に断続的に形成することはできない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の異形断面条は板幅方向にのみ板厚の異なる部分を有す
るリードフレーム材で、板厚の大なる部分をヒートシン
クとして用い、板厚の小なる部分を外部コネクタとの接
続用リード部とするものである。従って、この異形断面
条はリードとなる部位はヒートシンクの片側又は両側に
限定されるため、端子数の少ないトランジスタ用のリー
ドフレーム材には使用できる。
【0006】しかし、信号端子が多い多ピン用のICリ
ードフレームには、片側或いは両側にリードをもつ異形
断面条ではリード数が不足するため、利用できない。な
お、4方向にリード部を確保するために、幅方向両側に
リード部位を確保できる異形断面条では、切削により厚
板部を分断して長手方向両側にもリード部位を確保する
ことも考えられるが、そのようにすると歩留りが悪く、
表面に切削跡が残るため品質上リードフレーム材には適
さなくなる。
【0007】また、ヒートシンク部はICチップで発生
した熱を拡散させるため電気伝導率の高い材質がより効
果的であり、リード部は外部端子との接続に供するため
高強度の材料が適当であるが、厚板部と薄板部とは同一
材を一体成形して得ているため、そのような目的に合せ
た材料の選択ができず、しかもヒートシンク厚、リード
部厚を自由に選択できない。
【0008】本発明の目的は、前記した従来技術の欠点
を解消し、ピン数の多いICにも適用できるヒートシン
ク付半導体リードフレーム材を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のヒートシンク付
半導体リードフレーム材は、基材となる金属条材の片面
に、ヒートシンク部として機能する条材厚以上の厚みを
有する金属片を島状に取り付けて、金属片の周囲にリー
ド部を形成したものである。
【0010】ここで、島状とは金属片が条材のいずれの
縁にも、また相隣る他の金属片にも接触せず、ちょうど
金属片の周囲がリード部で囲まれているような状態を意
味する。また、取付けは、金属片を条材に拡散接合など
の接合手段によって一体化することによって行う。
【0011】
【作用】本発明は、基材となる金属条材の片面に、ヒー
トシンク部として機能する条材厚以上の厚みを有する金
属片を島状に一体的に取り付けるので、条材の幅方向に
板厚の異なる部分を有し、かつ長手方向にも断続的に板
厚の異なる部分をもち、リード部となる板厚の小なる薄
板部分がヒートシンク部となる板厚の大なる厚板部分の
周囲に存在するリードフレーム材となる。
【0012】したがって、金属片が例えば矩形状をして
いると、ヒートシンク部の周囲4方向にリード部をもた
せることができ、多ピン用ICリードフレームとして、
リード数を十分確保できる。また、基材となる条材の片
面に基材厚以上の厚みのある金属片が一体的に取り付け
られているので、この厚板部の熱容量が大となり、より
放熱性の高いヒートシンク部として利用することができ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0014】本実施例のヒートシンク付半導体リードフ
レーム材は、図1にその外観を示すように、板厚の大な
る厚板部分からなるヒートシンク部2と、板厚の小なる
薄板部からなるリード部4とからなり、板幅方向だけで
なく長手方向にも板厚が異なる部分をもつ。
【0015】基材となる金属条材1の片面に、ヒートシ
ンク部2として機能する条材厚以上の厚みを有する金属
片3を島状に一体的に取り付ける。図示例のものでは、
金属片3は正方形で、条材1の幅方向中央にその2辺を
条材長手方向に平行にして配置されると共に、長手方向
にあって相隣る金属片3,3と一定距離を保って1列に
配置されている。また、図2に示すように金属片3は圧
接により条材1と一体化する。5は圧接相である。
【0016】ここで、条材1上に取り付ける金属片3
は、熱放散を高めるために導電率が90%IACS以上
の銅又は銅合金で形成し、条材1はその強度を高めるた
めに引張り強さが60kgf/mm2 以上の銅合金と
し、さらに接合性を良好とするために、銅または銅合金
片3の片面に拡散煤となる金属を付与して、条材1上に
拡散接合により一体化することが好ましい。
【0017】このように板幅方向だけでなく長手方向に
も板厚が異なる部分をもつリードフレーム材では、その
成形法としては、リード部4となる板厚の小なる条材1
にヒートシンク部2となるべき部位に金属片3を貼り合
わせ接合する方式が最も有効である。また、この種の接
合法として、拡散煤を用いた熱拡散接合法の他にろう付
法等がある。
【0018】また、既述したようにヒートシンク部2は
半導体チップで発生した熱を拡散させるため、熱伝導
率、すなわち電気伝導率の高い材質がより効果的であ
り、またリード部4は外部端子との接続に供するため高
強度の材料が適当であるが、ヒートシンク部2とリード
部4は別部材で構成することができるため、これらの部
材として銅材を用いた場合、その成分を適宜選択するこ
とで導電率や強度を適応制御でき、かつ接合性も良好と
することができる。
【0019】このように、本実施例ではヒートシンク部
の周囲4方向にリード部をもつので、多ピン用ICリー
ドフレームとして十分実用に供することができ、厚板部
の熱容量が大となり、より放熱性の高いヒートシンク部
として利用することができる。
【0020】次に、具体例について説明する。
【0021】板厚0.2mm、板幅15mmの無酸素銅
条の片面にSnを3μmの厚さにめっきを施し、これを
長さ15mmに切断して正方形の無酸素銅片を形成す
る。一方、板厚0.1mm、板幅40mmのCu−0.
1%Zr条を用意し、脱脂洗浄したその片面の板幅中央
部にSnめっき無酸素銅片のSnめっき面が当接するよ
うにセットする。この状態で無酸素銅片の上方より40
0℃に加熱したヒートブロックを当接しながら加圧して
Snの両者の銅表面への拡散により接合した。
【0022】さらにSnめっき無酸素銅片を前回接合し
た位置から40mm離れた部位に同様に拡散接合し、こ
の手順を順次繰り返すことで、前記Cu−0.1%Zr
条の長手方向にヒートシンク部となるべき板厚大なる厚
板部分を断続的に形成したリードフレーム材とした。次
に、このリードフレーム材を所定の金型で打抜きプレス
成形あるいはエッチング加工し、ヒートシンク部の4方
向にリードを有するリードフレームとした。
【0023】なお、ヒートシンクとなるべき金属片の配
置は実施例のように1列配置に限定されず、2列、3列
或いは千鳥状に配置してもよい。またヒートシンク部の
形状も実施例のように正方形に限定されず、例えば長方
形、台形、多角形さらには円形等でもよい。また、ヒー
トシンク部用の金属銅片を拡散接合する拡散煤としては
Snに限らず、Zn、Agでもよく、さらに拡散接合の
他にろう付け等による接合でもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果を発揮す
る。
【0025】(1)ヒートシンク部となるべき部位の周
囲にリード部となる板厚の小なる部分を有することによ
り、リードピンを全周方向に配置できるので、放熱性の
優れた多ピンのIC用リードフレームとすることができ
る。
【0026】(2)ヒートシンク部とリード部とが別体
であるので、各々その必要特性に見合う材料、例えばヒ
ートシンク部には導電率(熱伝導率)の高い銅材、リー
ド部には強度の高い銅合金材料を適宜選択できる。
【0027】(3)またヒートシンク厚、リード部厚が
自由に選択できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるヒートシンク付半導体リ
ードフレーム材の斜視図。
【図2】本実施例によるヒートシンク付リードフレーム
材の横断面図。
【符号の説明】
1 基材となる金属条材 2 ヒートシンク部 3 金属片 4 リード部 5 圧接相(拡散接合相)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】基材となる金属条材の片面に、ヒートシン
    ク部として機能する条材厚以上の厚みを有する金属片を
    島状に取り付けて、金属片の周囲にリード部を形成した
    ことを特徴とするヒートシンク付半導体リードフレーム
    材。
JP15844791A 1991-06-28 1991-06-28 ヒートシンク付半導体リードフレーム材 Pending JPH0513641A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15844791A JPH0513641A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 ヒートシンク付半導体リードフレーム材

Applications Claiming Priority (1)

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JP15844791A JPH0513641A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 ヒートシンク付半導体リードフレーム材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0513641A true JPH0513641A (ja) 1993-01-22

Family

ID=15671962

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15844791A Pending JPH0513641A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 ヒートシンク付半導体リードフレーム材

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JP (1) JPH0513641A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009195914A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Mazda Motor Corp 成型金型の製造方法および成型金型

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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